第3極政党の破綻は見えていた
福島事故後処理問題はもう少し続けたいのですが(←まだやるんかい)、今日は一休みして、民主党さんの「党名」問題を軽く考えていきたいと思います。
いや違った。「党名」ではなく、「合流」でしたかね。
松野氏たち民主脱走組は、全員、確か離党届けも拒否されて、除名処分になっていたはずで、どのツラ下げて復縁、いや違った「合流」なのかと思います。
まぁ、なんでもいいや。日本人の過半数がそう思っていると思いますが、要するに「野合」です。
そんなこといまさら分かりきったことなので、私はあの人たちにマスコミのように「なにが政策なのか明らかにしろ」、なんてヤボは聞きません。
自分の党すらまとめられなかった民主党にそんなものは初めからあるはずがないし、橋下なき「維新」においておやです。
民主党HP https://www.dpj.or.jp/article/107981
なんせ「維新」の松野頼久代表からして、沈む民主党から2012年9月に後ろ足で砂をかけて出て行ったと御仁です。これからは第3極の時代だとか言ってね。
ところが、第3極路線はみんなの党は解体し、「維新」も分裂しました。第3極の結集がうまくいかなかったのはちょっと考えればあたりまえです。
理由は小選挙区制度だからです。
たとえば、ひとつの選挙区に4人候補者がいるとしましょう。
・A候補・・・磐石の看板、地盤あり・自民党
・B候補・・・労組などの応援で強い地盤あり・民主党
・C候補・・・どちらもなし・第3極
・D候補・・・共産党、あるいは公明党だけが地盤
日本全国南から北まで、こういう構造の選挙区はザラですね。
この場合、AとBはその時の風向きで逆転する可能性があります。2009年の政権交代のケースですね。
ではDの共産党、あるいは公明党の候補はといえば、比例代表獲得票を上乗せできますから、名簿上位なら当選の可能性があります。
問題は3番目の候補者です。このままでは、絶対に当選するわきゃありません。
ただし、強力な地域政党で、カリスマ的な指導者がいた場合は別で、逆転現象もありえます。これが橋下氏の率いていた頃の「維新」のケースです。
橋下氏の地域政党モデルはそれなりに興味深いもので、巨大単独与党が君臨しかねない今の小選挙区制の下では、もっとまじめに検討されるべきテーマだと思っています。
ただし、これには漫才師とアジテーターを足して、戦略性を持たせた橋下氏のようなキャラが絶対条件です。
https://www.youtube.com/watch?v=b_8BakZHkN0
この好きかキライかは別にして、得難いキャラを追い出してしまったあのビンボー神のような松野さんだと、まぁ考えるだけムダというものです。
それはともかく、A、B以外の候補が生き延びようとすると方法としては、ふたつしかありません。
①公明党のように自民党と連合して与党になる。
②共産党のように全国に薄く広くいる支持者を足して、それなりに比例代表票を積み上げる。
つまり「松野維新」は、今述べたすべての条件を欠いています。おそらく次回の参院選では壊滅するのは必定です。
一方Bの民主党はどうかといえば、ご存じのとおりです。特にこと新たに分析するようなことなどない、既にどこをどうしたらいいのかという次元ではなくなってしまった半壊状態の政党です。
潰れないのは、大金持ちなくせにケチの岡田氏がせっせと使わずにため込んだ巨額の政党助成金があるからです。
さて真の問題は、こんなハンチクな政党ではなく、共産党です。それについては次回に。
※お断り 後半はテーマが異なるので分割して明日に回しました。
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百姓のムラ社会から見たら、カウボーイのマチ社会は
なんやら面白い展開になっています。彼等はよくもまあ
タフで、ほんの駆け出し状態から長丁場へと続く選挙戦
を、ワイワイガヤガヤやれるものだと感心します。
制度は全然違うにしろ、ムラの選挙は悪い意味で地味す
ぎる。多くの消去法的思考の票を集めて、ジミン勝利は
テッパン。あと、安倍さんの悲願?の憲法改正が出来る
議席数が取れるかどうかでしょう。私は「楽勝じゃん」と
思っていましたが、野合の様子を見ていて「ヤバイかも?」
と悲観的になってきました。
本来、廃れて消滅していく夢想サヨク思想の党は、もう
敗戦処理なのだから悲壮感が漂うハズが、なにやら明るい。
「バカなの?」いや「何か手応えがあるのか?どっこい、
カビの生えた古いサヨク衆が、香しい匂いを大量に放
ち始めたのかも・・」なにか後者の思いが強くなって
きましたよ、 コワイ。
共産党ですか?私の住む地方都市でも、共産党が大学前
でキャンペーンをしていたらしいです。SEALD'sが高速
増殖されているかも知れませんよ。
投稿: アホンダラ1号 | 2016年2月27日 (土) 23時28分