• 20250119-145554
  • 20250119-142345
  • 20250119-142345_20250119150101
  • 20250119-150249
  • 20250119-152051
  • 20250117-013132
  • 20250117-015927
  • As20241225001545_comm
  • 20250115-143858
  • 20250113-081014

« またもや鼻血 朝日新聞がまき散らす脳内放射能ディストピア | トップページ | 沖縄の基地問題はまだまだ揉みようがあると思う »

2016年3月23日 (水)

米兵事件について考える

097
沖縄で米兵犯罪が起きたということで、抗議集会が起きています。 

まずは、沖縄タイムス(2016年3月16日)の記事から見ましょう。概要をお知りの方は、引用以下からお読みください。

「那覇署は13日、那覇市内のビジネスホテルで熟睡して抵抗できない状態にある観光客の40代女性を暴行したとして、米軍キャンプ・シュワブ所属の海軍1等水兵(24)を準強姦(ごうかん)容疑で逮捕し、那覇地検へ14日送致した。同署によると「やっていない」などと容疑を否認。2人に面識はなかった。名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部での新基地建設計画に対する抗議行動が続く中、米軍への反発が一層強まっている。
 調べによると同容疑者は13日午前1時15分から同4時5分ごろまでの間に、同じ宿泊先のホテル廊下で寝ていた女性を自室に連れ込み、性的暴行を加えた疑い。
 県警によると「ずっとバーに居たので(事件の時間帯は)ホテルに居なかった」などと供述し容疑を否認。呼気から微量のアルコールが検知されたという。
 ホテルの部屋の鍵はオートロック方式。那覇署によると女性は鍵を持たずに部屋を出て戻れなくなっていた。
 複数の関係者によると同容疑者は12日午後9時ごろ、米兵とみられる5~6人でチェックイン。 市内のバーなどで飲酒してホテルへ戻った際、部屋に入れずに廊下で寝込んでいた女性を見つけて抱きかかえ、自室へ連れ込んだとみられている。
 那覇署などによると女性は複数の知人男性と県外から観光で訪れ、同容疑者は同じ階の客室に1人で宿泊していた。
 自室で寝ていた男性が別の部屋からの叫び声に気付き発覚。110番通報で駆け付けた警察官が、事件直後にいったん外出し、ホテルに戻った同容疑者を同署へ任意同行し、緊急逮捕した。」

琉球新報(3月15日)は、米国人容疑者が容疑を否認していることを伝えています。

「那覇署は13日、面識のない観光客の女性が寝ているのに乗じて性的暴行を加えたとして、準強姦容疑でキャンプ・シュワブ所属の米海軍1等水兵(24)を逮捕した。14日、同容疑で那覇地検に送検した。捜査関係者によると容疑者は「ずっとバーにいた。そこ(部屋)にはいなかった」などと話し、容疑を否認している。県警によると米軍人、軍属や家族による女性暴行事件の摘発は日本復帰後、2015年末までで129件、147人。」

準強姦罪というおどろおどろした罪名なので、私もびっくりしましたが、なにかわかったようなわからないような事件です。 

まずは準強姦罪というのがなにか、知っておきましょう。 

「女性の心神喪失や抵抗ができないことに乗じて、または暴行・脅迫によらずこれらの状態にして姦淫する罪。刑法第178条第2項が禁じ、3年以上の有期懲役に処せられる。
[補説]睡眠や、酒・薬物による
昏睡状態にある女性、知的障害や性的知識の乏しい女性をだまして性交する場合などに適用される。」(大辞林)

つまり簡単に定義すれば、「酒や睡眠薬によって意識不明になり、責任能力がない女性に対する性的暴行」ということのようです。 

状況は午前1時から4時頃までに起きたようで、暴行を受けたという女性は、カードキイを忘れて外出したために、泥酔して廊下で寝ていたようです。 

うーんな状況です。これをどうとるかです。 

整理するために、状況を箇条書きにしてみます。

①女性は、本土から複数の男性と来沖した40代中年女性。
②泥酔して廊下で寝ていた。
③女性側は米国人容疑者が自室に連れ込んで、性的暴行を加えたと訴えている。
④女性の連れの男性が朝方に警察に通報した。
⑤米国人容疑者は自分はバーにいたとして、容疑を否定している。

まず①ですが、女性は充分に分別をもった年齢で、ここがかつての1995年9月に起きた12歳の少女に対する小児性愛者による暴行事件ともっとも異なる点です。

さらに言えば、島の学童ではなく、本土からの来訪者です。

次に②ですが、問題は準強姦罪が成立する条件の、「意識不明」という部分です。

沖タイの記事には、女性が「泥酔していた」とは書いていませんが、深夜にカードキイを忘れたのなら、フロントに行けばいいだけの話で、廊下で寝るというのは泥酔していた以外かんがえられません。

③から⑤までは、容疑者と女性側の証言内容が大きく違っています。

米国人男性は嫌疑を完全否認しているようです。このような場合、法的には「推定無罪」として考えねばなりません。

「推定無罪とは、「何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される」という、近代法の基本原則である。」Wikipedia

つまり、被疑者は警察から犯罪を犯したとの嫌疑を受けているものの、被疑者とされても犯人だとして取り扱わないという近代法の原則です。

これは、現実の社会において、被疑者とされたら最後、絶対に犯罪を犯したに違いないとする先入観がまかり通っているために、マスコミによる決めつけ記事によって職を失ったり、転居を余儀なくされたりするよう人権侵害が度々行われたからです。

有名な誤認逮捕事件には、松本サリン事件などがあります。

沖縄の地元2紙は、この推定無罪原則を知らないようで、連日大きく糾弾記事を載せています。

Photo沖タイ3月16日より引用 https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=158804

地元紙はこれを反基地闘争の火種として点火したいようです。こんなかんじです。

「米兵の性暴力を許さない、 辺野古ゲート前で市民ら抗議」
※沖タイ3月21日http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=159580

あるいは、「姉は米兵に暴行された そして60年後の沖縄で、弟が問う」としてこのような記事が踊っています。

「沖縄は日本ですか」。本島中部に住む60代男性は問う。約60年前、まだ10代だった姉が米兵に暴行された。その後ずっと、米軍基地があるゆえに女性の尊厳が踏みにじられ続け、今月那覇市でまた同じことが起きた。怒りを胸に、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で21日開かれる抗議集会に足を運ぶ。」(沖タイ3月21日)

少しは地元紙も頭を冷やしたらいかがでしょうか。60年前の米軍統治時代の米兵犯罪と、現在を比較すること自体がズレています。

沖タイはいつもの「沖縄差別論」に持ち込みたいのでしょうが、こんな引き寄せ方をすると、かえって事件の本質が見えなくなります。

容疑者と訴えた側で証言が大きく食い違い、被疑者は「推定無罪」の状況なのです。司法から判決を下されてもいないし、立件されてもいません。

あくまでも現状は女性側が訴えたというだけで、準強姦罪が成立するかどうかは、裁判を待たねばならないのです。

にもかかわらず、一足飛びに「犯人」扱いするのは、典型的なマスコミによる決めつけ報道そのものではありませんか。

地元2紙は、予見をもって< 米国人=米兵=凶悪=犯人>という思考回路で、報道しています。

これでは、「米兵には人権などなくていい、なぜなら悪者に決まっているからだ」といわんばかりです。

そもそもこの事件は、被疑者が米海軍に勤務していたというだけで、基地絡みの事件なのでしょうか。

観光地で深夜に泥酔して廊下で寝る、:という危険な行為をどう考えるかかです。

沖タイは「ここは日本ですか」という女性の声を紹介していますが、このような事件は東京での六本木でも大阪の十三でも起こり得ます。

深夜に泥酔してホテルの廊下というパブリックな空間で寝ているという無分別な行為をしていれば、別に日本でなくてもマドリッドでも、ブリュセルでも犯罪を誘致しかねません。

また、被疑者がたまたま米兵であっただけの話で、基地とは関係のない事件に見えます。

一部では、米兵の基地の外への外出自体を完全に禁止すべきだという主張もあるようですが、米兵が観光してはいけないような言い方には首を傾げてしまいます。

それこそ、すべての米兵は性犯罪者であるかのごとき感情論です。

また、1995年の事件は、米国が1次裁判権を持ったために、日本の司法権が及ばないことが大きな問題となりました。

いわゆる日米地位協定第17条5項Cの問題です。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-43d0.html

今回の事件で、米兵が米軍基地に逃げ込み、米国が先に身柄を押さえてしまったり、出国させていたのなら日米地位協定がらみの話になりますが、そうではありません。

基地は縮小すべきですし、日米地位協定は改定すべきだということを前提にして言いますが、今回の事件は基地とも日米地位協定とも無関係な事件なのではないでしょうか。

私には、1995年の女児を誘拐し、性的暴行を加えたあの忌まわしい事件とは本質的に異なるように思えます。

まだ、事件の詳細は分かっていないので、今後新たな事実が出たらお伝えします。あくまでも暫定的とお断りした上での、私の感想です。

« またもや鼻血 朝日新聞がまき散らす脳内放射能ディストピア | トップページ | 沖縄の基地問題はまだまだ揉みようがあると思う »

沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

 我がまち十三の名前がこんな形で登場するとは(苦笑)

 僕は47年の人生の内の大半を十三駅近辺で過ごして来ましたが、昔は女性が泥酔して転がっている姿を見ることは無かったですね。 男性ならたびたび居ましたけど。
 でも、最近は1年に1人居るかどうかですが、女性の泥酔して転がっている姿を見かけるようになりました。 でも、それはたいてい若そうな方です。

 今回の沖縄の案件の場合、『複数の男性と沖縄へ訪問』していながら、女性が単独でホテルの廊下で泥酔して寝込んでいたという設定が不自然に思えてなりません。 仮に事実で有ったとしても、40代にもなる女性が1人廊下で泥酔して寝込んでいたこと自体、僕の常識では有り得ないことですね。

管理人さんの仰る通り、今回の事件と1995年の少女暴行事件とは本質が異なります。
ここまでの大騒ぎになっている事が不思議でなりません。

事件の報道でも、第一報では「酒に酔ってホテルの廊下で寝ていた40代女性」だったのに、今は「女性観光客」の一言になっているのも恣意的なものを感じます。

今朝の報道では、米兵が容疑を認めたと騒いでいますが、注意深くウォッチする必要を感じます。

不自然過ぎる。
こんなトラップ(まだ断定はしないけど)までやらかす沖縄応援左翼と現地メディアは本当に腐ってますね。いつか跳ね返ってくることでしょう。
まず辺野古ゲート前や海上での不法占拠は片っ端から摘発して潰すべきです。

おはようございます。

県議会では、すぐに、抗議決議が採択されました。

公務員(学校の先生、地公等)が犯罪を起こしても、抗議決議した、とのことは聞いたことがありません。

ここ沖縄では、米軍と関連する事件、事故は抗議決議が定番になっています。

何か、、、おかしい   と思いませんか?

ビジホだったら廊下にカメラとか警備会社の記録(部屋に連れ込む画像やその後の容疑者の部屋の出入りなど)がないんでしょうかね。バーに居たなら証言者がいるでしょうし。正当な捜査で立件されるか否か注視です。
泥酔して寝ている成人は何かされて当然とはもちろん思いません。しかし日本は今現在世界中で最も電車や路上睡眠者への安全が確保されています。皆が尊敬する北欧よりもはるかにです。沖縄だって十三だって大久保ででも、そうです。
パリでもブラッセルでもベルリンでも、身ぐるみ剥がれて下手したら殺されますよ。マドリッドなんて普通に広場で写真撮っていても後ろから首しめて財布盗りにきます。
たとえ立件されて有罪となってもこの件を反基地に広げるのは無理があると考えます。

ごぶさたしております。m(__)m
警察庁や沖縄県警が公開している資料を探ってみましたが…。活動家や沖縄マスコミはお隣の国如く恨み1000年ってな感じにもってきてますね。(公表フォーマットは警察庁と同じにしてくれ~、米兵絡みだけは細かく分類して検挙数表示してるけどそれ以外は大雑把過ぎるし、態と比較しづらくしている感じ。>沖縄県警)
米兵による凶悪犯行(殺人・強盗・放火・強姦)は無くなることはありませんがそれなりに検挙されてますよね。
因みに、平成27年確定で沖縄件強姦事件 認知15件検挙14件でしたが、米兵軍人は0件でした。H26年確定では認知10件検挙12件、米兵軍人検挙1件でした。

しかし、ホント不自然ですよね。
では。

米国の成人向けヘンタイサイトを覗いたら、あちらでも
熟女趣味の方が大勢みえるみたいです。人類の基本DNA
は、米国人も日本人も変わりありません。ただ全体的には、
かなり少数派と思われます。私も、その趣味はありませんし。

泥酔までしていない分別のつく、熟女趣味の可能性の少
ない男が、ホテルという監視カメラ等ですぐ足のつくよう
な場所で、ヤリたいと思うのでしょうか?

トラップなら、若い女を使うはず。熟女では一般男性の
第一印象は「おー、よくもまあ、どうせなら」というのが
正直なところで、心情に訴える目的は果たせません。

すいません、以下は私の想像です。実は親切な米兵さん
が、廊下で泥酔していた中年女性を、廊下じゃ不用心だ
と、とにかくも部屋へ運び入れて介抱したら、女性の方
は「米兵は皆強姦魔だ」というサヨク洗脳を受けていた為、
妄想を現実化としてしまった。自らの思い込みで。

密室状態での二人なので、事実は多分ワカラナイと思う。
でも、たいした話じゃなかった、事件性は無い、と思う。

上の名なしさんは文体的にアホンダラ1号さんかな?
私は違う部屋から声がしたから通報したと言う男性の供述に違和感を感じます。

仮に聞こえた声が秘め事の声だとしたらホテルならば通報する種類の声ではない。
悲鳴であれば通報も不自然ではありませんが他の宿泊客も聞いて居るでしょうし、米兵も逃げる事はあっても戻ってくるのは不自然すぎます。
カードキーのホテルであればオートロックですから女性も部屋から逃げようと思えば逃げだせますから一人残して出て行って米兵がもどってくる意味がありません。
となるとできの悪いミステリーって感じですが
米兵が帰って来るのを見越して女性が部屋の外で泥酔したふり。
親切な米兵が自分の部屋を提供
その後、米兵は女性を部屋に残してバーへ
明け方頃、同行男性が予定通り警察に通報
ホテルに戻った米兵、警察に逮捕
と言った感じのストーリーが納得できそうなんですが。

ハニトラと考えるトンチンカンもいるようだが、米兵は、既に容疑を認めている。
米兵の事件を報道して、沖縄県が抗議して沖縄県民の目がある事を知らしめなければならない。
何故なら、報道も抗議もされなければ、誰も知らない間に、日米の密約により日本は、裁判権を放棄、不起訴となる。
米兵の不起訴率が高いのはそういう事だ。
神奈川の米兵によるオーストラリア人女性強姦事件で密約がまだ生きている事を証明している。
被害者が外国人ではなく気の弱い日本人女性なら、泣き寝入りして、事件の詳細が明るみになる事もなかっただろう。

管理人より。

名無しの投稿が増えています。複数あるために、識別が困難です。
投稿される場合はHNを付けてください。
その場合「とおりすがり」「名無し」のようなものはお止めください。

昨日までの報道の仕方、内容の粗雑さも問題だが、沖縄県警の捜査手法にも大きな懸念を禁じえない。

捜査当局はまず、被害の届出を受けその証言だけで被疑者の身柄を確保した。
この時点で、これだけの材料で報道関係者に発表している不思議。
だから一昨日の沖縄二紙のような偏頗にもみえ、通常ではありえない報道内容になってしまったのだ。
本日の報道内容を見ると、決め手となったビデオで部屋の出入りを確認したのは逮捕後の事のようだ。
通常は当事者側の証言のみでは逮捕要件を満たしておらず、日本人に対してでは行なわれない。
在沖縄の米兵のみに適用される特殊な条件としか言いようがなく、あきらかな人権侵害だろう。

県警のあせりも良くわかる。
まず身柄を確保せねば、その後の捜査に支障を来たすおそれも大である。
しかし、そのために米国人の人権を侵してよい、という事にはならない。

上の名無しさんの言われる「密約」が何を指すのか不明だが、地位協定の事を指すとしよう。
そうすれば「地位協定を改正すればよいではないか」という話しも聞こえてくるが、そう単純な問題でもない。
不平等とか言う前に、米軍の運用や米国の国益にかかわる問題なので、おいそれとは行かない。
ただ現在の米国(米軍)は、地位協定の運用面では非常に大きな譲歩をしており、かえってその譲歩が沖縄県の特殊な増長を生んでいると言えると思う。


治外法権という不平等条約は、確かに不平等だけれど、欧米白人と違う(野蛮人の!?)感覚で裁かれるのは納得いかない、という意図もあったと聞きます。
本件によって、アメリカ側の「嫌沖」感情が高まるのが心配です。

面目ないです。22時13分のコメントは、種子さんが
言われるように、私めでございます。

最近、私のPCがよくフリーズするようになったので、
Cookieなどガサッとクリーニングしたら、自動で入
るべきHN欄が空白のままとなり、それに気付かずに
投稿してしまったようです。以後、気を付けます。

君達は、この事件も、トラップだ、中国の工作だといってましたね
http://blog.goo.ne.jp/alcoholismgoo/e/5a1d2b63061063b54544b60b5ddd194f

参考まで
http://blog.goo.ne.jp/alcoholismgoo/e/b7ee4a9746fcb59df6916c107ddf8a43


「密約」は、『在日米軍裁判権放棄密約事件』じゃないかな

>現在の米国(米軍)は、地位協定の運用面では非常に大きな譲歩
などとは、ウソですよ~~。

上記の「君達」のなかに、
管理人さんは、含めないでおきましょうね
失礼しました

認めたあとなら叩いても構わんが、認める前から叩いていたのは問題。

まぁ、今回は認めたというし、今から叩けばいい。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« またもや鼻血 朝日新聞がまき散らす脳内放射能ディストピア | トップページ | 沖縄の基地問題はまだまだ揉みようがあると思う »