• 20250115-143858
  • 20250113-081014
  • 20250114-011659
  • 20250113-133232
  • 20250113-134354
  • 20250113-134844
  • 20250113-135719
  • 20250114-062849
  • 20250112-044948
  • 20250112-050804

« がんばれ熊本!被災経験者からのアドバイス | トップページ | 政府は水や食料と共に、「情報」を被災現地に送らねばならない [付録]激甚災害指定についての河野大臣の解説 »

2016年4月20日 (水)

熊本地震 こんな時に言い出すな、オスプレイデマ

Dsc_1476
熊本地震の現時点の時期を、ひとことで言えば「有事」です。「平時」でもなければ、復興期でもありません。 

未だ倒壊した家屋の下敷きになった人の捜索が行われている、「救援期」です。 

こんな時にも、「平時」の政治的主張を拡声器でガナる者が出ます。 

野党には出番がないために、政治主張をすることで、「オレもいるから。今、政府を追及しているから」というわけです。 

お約束の共産党は、定番のオスプレイ反対を、この時とばかりにボルテージをあげています。 

朝日新聞(4月18日)は、「米軍オスプレイ、初の災害対応 実績づくりに疑問の声も」と題して、このように報じています。

「だが、自衛隊にも約60人乗りの大型輸送ヘリCH47が約70機ある。約30人乗りの米軍オスプレイがさらに必要なのか。疑問の声が上がる。
『オスプレイに対する国民の恐怖感をなくすために慣れてもらおうということで、こういう機会を利用しているとすれば、けしからんことだ』。
共産党の小池晃書記局長は18日、朝日新聞の取材に語った。同日の参院決算委員会で同党議員に質問された中谷元・防衛相は『安全性を保証している。自衛隊のヘリ能力だけでは十分に現地に物資が届けられていない』とオスプレイの必要性を強調した。」

翌日19日にもこんどは民進党の原口一博常任幹事会議長(←まるで共産党みたいな肩書)のこんな発言を報じています。

「阿蘇山の)南阿蘇は小規模だが、噴火が続いている。オスプレイはハワイの事故で、砂を吸い込んで落ちている。
防衛省の資料を見ると、我が国の航空機がヘリコプターを含めたくさん活躍している。わざわざオスプレイをもってきて、避難している皆さんも非常に不安に思われている。砂を吸い込んで落ちるものが、噴煙に対して大丈夫なのだろうか。米軍の協力はありがたいが、ぜひやめてほしい。(19日、党災害対策本部懐疑議で)」

共産党・小池副委員長や民進党・原口氏の発言に事寄せていますが、ご存じのとおりメディアでオスプレイ危険報道を執拗に繰り返していたのは、この朝日と毎日、そしてTBSと沖縄2紙なことは有名です。

ちなみに毎日も同じような記事を出しています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160418-00000082-mai-soci

 

Photo読売新聞4月18日 救援物資を南阿蘇村に輸送した米海兵隊のオスプレイ(18日午後6時16分、熊本県南阿蘇村で)=近藤誠撮影

上の写真は読売新聞ですが、淡々と事実だけを伝えています。
 

災害時報道に「平時」の政治主張を絡めて色を付けるという行為は、いうまでもなくジャーナリズムの自殺です。 

朝日はあいからわらず「角度をつける」(朝日新聞第三者検証委員会の提言)悪習が止められないようです。 

彼らにとって去年の謝罪事件はなんだったのでしょう。

要はこのひとことが言いたかったようです。

「防衛省関係者は「米軍オスプレイの支援は必ずしも必要ではないが、政治的な効果が期待できるからだ」と説明する。(略)
自衛隊と米軍は18日、陸自西部方面総監部(熊本市)に、物資輸送の割り振りをする「日米共同調整所」を設置した。昨年改定した日米防衛協力のための指針(ガイドライン)では、日米が災害で協力することも盛り込まれた。今回のオスプレイの活動は「日米同盟が深まっている」(別の防衛省関係者)ことを示す場でもある。(朝日4月18日)

つまり、安保法案の実体化を進めている政府は、必要もない危険なオスプレイをわざわざ米軍に使用させて、政治ショーをしたいのだ、ということのようです。 

Photo_2出典:twitter.com

ホント困った人たちだ。災害を政治ショー化しているのは、あなた方のほうでしょうに(ため息)。 

ではまず事実関係から洗っていきます。
現在、被災地に投入されているヘリは以下です。

・自衛隊     ・・・65機
・消防庁     ・・・18機
・警察庁     ・・・11機
・海保       ・・・9機
・厚生労働省  ・・・7機(ドクターヘリ)
・米軍       ・・・8機(オスプレイ)

※http://flyteam.jp/news/article/62369

自衛隊は通常の防衛任務から、可能な限り現地に引き抜いているのが分かります。 

長丁場ですから、おそらく今後も増援していき、機体や航空部隊も交替することでしょうが、わずか数日の初動でよくこれだけ集めたな、というのが私の実感です。

自衛隊が持てる限りの力を振り絞って、災害に対応しているのがわかります。 

では、なぜ「オスプレイなのか」ですが、それしか米軍は大型ヘリを持っていないんだからしょうがないでしょう。

理由はこれだけです(笑)。

厳密にいえば、オスプレイはヘリではありませんが、在日米軍はかつて保有していたCH-46シーナイトと、完全に交替が終了しています。

共産党の小池さんは「CH-47が70機もあるだろう」なんて言っていますが、どうしてこういうマヌケなことを言うのでしょうか。

いいですか、ある限りのヘリを全部投入したら、全国の自衛隊はマヒ状態になってしまいます。

よく誤解されていますが、東日本大震災時ですら、自衛隊のすべてのリソース(資源)を投入してしまったわけではありません。

そのようなことをすれば、自衛隊は半身不随となって、本来任務である防衛ががら空きになってしまうからです。

そんなに大型ツインローター機がお好きなら、かつて普天間基地で海兵隊が使っていたCH-46シーナイトがありましたが、今はスクラップにされてしまってこの世にいません。

かつての東日本大震災時の「トモダチ作戦」には、このCH-46が投入されています。

そんなにオスプレイがお嫌いなら、大至急スクラップ場で再生しますか(苦笑)。

小池さん、「オスプレイである理由」は、米軍が支援に入る以上オスプレイしかないからです。勘繰らなくても、それだけなんですよ。

米軍は普天間基地に2個飛行隊24機を保有していますが、そこから実に3分の1も引き抜いたことになります。

自衛隊は現時点ではCH-47を5機程度しか投入できていませんから、オスプレイ8機の援軍はうれしいはずです。

おそらく米軍にとっても、ギリギリの数です。感謝こそすれ、恨む筋合いじゃないのではないですか。

オスプレイは飛行機のように速く、遠くまで飛べて、ヘリのように離発着できるのが特徴です。

ですから、このような緊急災害時にはまさにあつらえたような機体です。

今回も普天間基地のオスプレイは、フィリピンで訓練していましたが、瞬く間に日本に還ってきてくれました。

これが大型へりなら、航続距離が短いので何カ所か給油したりして、パタパタとのんびり到着したことになったでしょう。

初動段階でオスプレイを投入できること自体、オスプレイの能力の高さが分かります。

また、米軍の支援拠点は岩国基地です。ここに米軍は日本全国のみならず、外国からの支援物資を集中し、そこからオスプレイで運ぶことになります。

おおよそ熊本まで200㎞ですから、オスプレイの速度(最大速度565㎞/h)ならば30分もかからずに支援物資をダイレクトに被災現場まで届けられます。

これが、トラックなど陸上輸送だと、道路が寸断されているために到着しても、そこからまたヘリに乗せ換えねばなりません。

その乗せ換えに乏しい救援要員を、大量に投入せねばなりません。

現在、UH-60Jのような比較的小さいヘリと、オスプレイや自衛隊のCH-47は任務の棲み分けをしています。

ある程度広い面積の確保できる学校や駐車場、あるいは空き地には、オスプレイが飛び、狭い着陸場所にはUH-60Jを用いています。

最後に安全性ですが、これについては過去記事をお読みください。今までたっぷりと危険神話を論破してきました。
※過去記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-043c.html

オスプレイ危険神話をいまでも言っている航空専門家がいれば、そいつはもぐりです。

簡単に説明しておきます。

1376321535

 出典 防衛省 下も同じ

上のグラフは米軍機全体で見た飛行10万時間あたりの事故率です。最少から二番目です。

グラフ中程にCH-46とありますが、これが小池さんが希望するオスプレイに代わってスクラップになった大型ヘリです。 1376321536_2

上図は米軍全機種の中でのオスプレイの事故率ですが、平均より下です。

散々流布された片方に沈んで壊れるオスプレイの画像は、試験機のものです。しかも配線を逆につないだという凡ミスです。

原口さんが一知半解に言い出したハワイ事故の原因ですが、あれはパイロットの操縦ミスで、エンジンがストップした原因となった砂も、既に改善が終了しています。
※http://www.sankei.com/world/news/151124/wor1511240023-n1.html

それにしても、こういう鉄火場に、阿蘇の噴火の砂とオスプレイを結びつける想像力のたくましさに感嘆します。

この人これでも民主党政権で閣僚だった人ですから、オスプレイのことをいいたいのなら、同じ閣僚だった森本敏元防衛相に聞いてからにしなさいよ。

また、何度か墜落事故を起こしているのは、空軍型のCV-22で、海兵隊のMV-22ではありません。

空軍は、このCV-22を特殊部隊を運用するために使用しているために、アクロバティックな飛行を要求されて事故を起こしたのです。

ただの輸送機である海兵隊型は、こんな無茶をしません。

続いて沖縄地元紙がよく騒ぐ静粛性です。 

V22sound4_2

  (図 Final Environmental Impact Statement for the West Coast Basing of the MV-22※リンク切れ

飛行中は全ての高度でオスプレイはCH-46より5~9dB(デシベル)静かなことがわかります。

これは ヘリコプターがローターから出る特有のバラバラという空気を叩くような音(スラップ音)がないからです。

一説で、6倍静かだと言われています。沖縄左翼は「オスプレイで騒音被害拡大」とやりたくて手ぐすね引いていましたが、気の毒にも空振りで、とうとう「低周波でノグチゲラが死んだ」という電波系説を言い出しました。

気の毒に、もはやオスプレイ・デマも種切れのようです。

次に、オートローターができないからどうたらいうことですが、これはローターが停止した場合に、ふわりと降りる能力ですが、なんのことはない大型ヘリも同じくできません。

無理にやれば自分の重さで壊れます。

次にダウンウオッシュという、ローターから地上に吹き下ろす強い風のことですが、これも大型ヘリも一緒で、これも特にオスプレイだけの特有の現象ではありません。

オスプレイは、世界唯一日本だけで左翼陣営の政治シンボル化したために、ことさらネパール地震で小屋を吹き飛ばしたことが喧伝されてしまいましたが、CH-47でも同じことが起きます。

そういう小屋があるような場所に、降りらねばいいだけの話です。

というわけで、オスプレイを使用することについては、なんの問題もありません。

とまれ、このような救援期に日本で投入できるリソースは可能な限り投入するのが常識であって、くだらない政治の「角度をつける」ことは止めるべきです。

  

« がんばれ熊本!被災経験者からのアドバイス | トップページ | 政府は水や食料と共に、「情報」を被災現地に送らねばならない [付録]激甚災害指定についての河野大臣の解説 »

コメント

現地住民のツイートは、ウチの前のグラウンドにオスプレイ来たー!すげぇ、ありがとう!でした。

マスコミは国内初のオスプレイ災害派遣だとNHKまでニュースで取り上げてましたが、米軍海兵隊なら当たり前の選択。
CH-46シーナイト(かつて日本でも使っていたV-107バートル)の置き換えが済んでますから。
朝日新聞の「陸上自衛隊にはCH-47チヌークが70機もあるのにオスプレイ不用云々で、全くの憶測でオスプレイのデモンストレーション」などと書くのは言語道断。国内ではそりゃ初めてですが、ハイチやネパール地震救援で既に実績があります。
震災初期にまさか陸自のチヌークが全機ホット状態で待機してるとでも?米海兵隊はチヌーク持ってませんよ。
なら、より大形のCH-53Eを派遣しますかね?それこそダウンウォッシュが酷くてしかも、沖縄国際大学に墜落して左翼マスコミが大騒ぎした老朽機ですが。オスプレイもネパールで掘っ立て小屋を吹き飛ばしましたが、チヌークだって同じことをスマトラ地震でやってます。
これだけ早く展開できたのはMV-22ならではです。

この記事の時点だと、災害派遣出動直後でよくまあこれだけ集めたものだと思います。
機種が偏っているのは、命令が出た時点ではあくまで「捜索と救難」を最優先したことが表だけで読み取れます。
少ないOH-1を9機も用意したり、夜間捜索能力のある攻撃ヘリのAH-1Sまで投入してるのですから。
陸自のチヌークはこれから漸次増派され輸送に重宝されるでしょう。まさか、福一の上を飛んで汚染されたヘリコプターなどとはいわないよね。
今時の左翼さんはあまりにも勉強不足で、政治利用できるならそのくらいのことを言いかねないし。
ノグチゲラがぁとか不眠症の原因がぁ~とかいいだしてましたからね(苦笑)

これからは山間部など隅々までどうやって支援物資を届けるかになります。
5年前の東日本大震災での教訓が生かされる時です。


福島で放水させたのは菅政権。
オスプレイ「導入を検討」させたのは、野田政権時代の森本敏防衛大臣です。
なんでもかんでもアベ政権批判に繋げる方々は、是非ともこれを頭に入れておいて下さいな。


現野党がもし政権に就いたら…非常時にまた米軍の支援を渋り、現場に委ねれば良い細かい事に口を出し、救援をアピールに使おうと失策を重ね保身で身動き取れなくなるだろう。というのがよーく分かりました。
雨予報の明日までに、少しでも多くの物資を届け1人でも多くの救出を、避難先での安全確保をと、全力であたられている全ての方々を応援し無事を祈ります。
今朝のテレビは避難所でインタビューを繰り返し「温かい物が食べたい」「毛布がない〇〇がない」と聞き出し有名人が個人で何を送った本人が行ったと伝えた口で、ナマモノは送れない、個人の物資は受け付けられない、ドラえもん基金に募金できます。…そして〆めに国連派遣員が日本の報道の自由がない件で色々言ったのを張り切りアピール。あんた達自由自在縦横無尽じゃないですか。支離滅裂もおまけにつけます。

 今朝の記事はとても参考になりました。私の関係するブログなどでも紹介しておきました。しかし、「ありんくりん」さん!!農業をしながらどこでいつ勉強しておられるのでしょうか。感心、感心。

既に実戦配備済みのアフガンやイラクで大統領らが座乗したのがMV22だったはず。マリーンワンです。なのに今も変わらず叩く日本サヨク。高速 高機動 航続距離 積載量で大型機種の安定性 だからオスプレイ。岩国からノンストップで反復飛行を行える垂直離着陸輸送機。あらためてアメリカ人の開発力は凄いと思う。

オスプレイの性能が分かるいい機会になりました、MV22は横田・岩国間を2時間弱で移動してます。
横田に配備予定のCV22も空軍というだけで性能は同じ。

陸自のCH47チヌークが上空を通過すると我が家の建具が振動しテレビの音が消されます(笑)あれよりは静かでしょうなぁ。


反対派はオスプレイとチヌークの積載量を比較したりして能力が低いと批判してますが、そんなに違わないですよね。
機体はチヌークの方が遥かに大きいから、逆にオスプレイの方が運べる感じです。


小池さん、落選した時は謙虚でしたが(猫かぶってた?)返り咲きをしたら高飛車で何かトチ狂ってます。
保有数=稼働数という知識だとしたら議員として不勉強も甚だしい。
日本は他国と比べたら稼働率が高いのも知らなねぇな。

共産党は国亡しか考えてないか?

管理人様 いつもためになる記事をありがとうございます。

オスプレイの事故率の件につきましては、データが古いようです。今年の1月の琉球新報の記事によれば、クラスAの事故率はかなり上がってしまっているようです。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-198946.html
オスプレイは過酷な状況下で使用されることも多いそうですから、止むを得ないのでしょうか。

もっとも、私はオスプレイが危険だとも欠陥機だとも思っていませんし、今回のオスプレイの投入についても賛成の立場です。私も阪神大震災を神戸で経験しました。震災当日の夕方、電気も水道も止まってしまった状況で、この先神戸はどうなってしまうのだろうとひどく不安になっていた時、パトカーに先導されたおびただしい数の自衛隊の車列が駆けつけてくれたのを見た時の安堵感は、今でも鮮明に覚えています。今回の被災者の方々も、警察・消防・自衛隊・海保のみならず、米軍までもが自分たちを支援してくれていると知れば、きっと勇気づけられることと思います。持てる能力はできる限り投入すべきです。

出来るだけ早く被災された方々の衣食住が安定することを願ってやみません。

非常に解り易くて勉強になります。
今回のメディアによるオスプレイ批判は全くの的ハズレなのは分かっていました。
が、そもそも既にCH-46とオスプレイとの完全に置き換えが終わってたんですね。これは知りませんでした。
でしたら尚更オスプレイには頑張って貰いたいですね。在日米軍機にCH-47も無い様ですし。

調べてみると陸空両自衛隊が保有するチヌークの配備先は、教育機関を除くと沖縄、熊本、千葉、埼玉(空)、群馬の、たった5ヶ所しかないのですね。
おそらくこの中でも千葉と埼玉だけで半数以上があると思われますから、思いのほか少なく、偏ってるのかな?っと思いました。

自衛隊の皆様にはキツイ作業が続きますが頑張ってもらいたいです。
そして被災地のある熊本の方々には大変厳しい状況が続いていますが、少しでも力になれる様、募金など微力ながら後押ししていきたいです。

被災地を駆け巡るのはUH1やUH60の方が向いてると思います。着陸地点の制約も少ない。
チヌークが少ないのも、九州は自衛隊の基地が多いから小回りのきくヘリを細かく運用するほうが楽だからかな?と想像。

オスプレイを被災地支援に役立たてるなら、本土の遠く離れた拠点からの輸送が適任かと。
拠点間輸送と被災地での輸送を住み分けるのがよい。
八代湾のひゅうがから被災地に物資を運んだようですが、その用途で使うのはオスプレイの性能からするともったいないなと思います。
そういう意味では、政府または米軍側にはオスプレイのいい「絵」を撮らせようという意図はあったのではと思います。

私は米軍のオスプレイ配備には賛成なので、それはそれで構わないですが。

データや事実から勘案し、通常の思考能力と回路、常識をもって考える人は、「東日本大震災と大津波の時、まさにあの時オスプレイがあれば、あと何人助かったろう?」と考える。
オスプレイや在日米軍の活躍に、それと真逆に反応してしまう人達は明治初年、「電線の下をくぐると発狂する」と信じて疑わず、箕笠をさして道を行き来した人達に似ている。
反原発派の人々もそうだ。

このところのトランプフィーバーから、ブログ主様は近い将来多分避けられないだろう在日米軍の撤退、日米同盟の根本的変化を予想され、そのために日本の安全保障をどう確実にするか問題提議した。
この問題についての有効な対処を阻害するものの第一等は、実は憲法でもなく自衛隊でもない。
事実やデータを蔑ろにし、イデオロギーや感情でモノを考える非文明な人達だろう。

私達の人権、(表現の自由も、言論の自由も、集会結社の自由も何もかも)生命、財産権すべて保証担保しているのは国連でもなければ米国でもなく、「日本」という国家に他ならない。
ところが、彼らは真逆に考える。
言論の自由、表現の自由、あまつさえ自分たちの生命さえを脅かすのは「日本」という国家だ、と信じて疑わない。
こういう人間が一定数存在し、まして言論人たるマスコミの大部分がこの部類だ。
ここにこそ、日本の安全保障の苦悩がある。


v22は去年東北で自衛隊ヘリ護衛艦をハブにして・想定被災地、護衛艦、陸上医療施設への三角輸送の実績もあり、自衛隊ヘリでは途中給油が必要な距離でも連続して飛行し、速やかな任務がこの可能であったとか。
今では事故の少なくなったCH47も、飛べない(整備困難・前後回転翼の同期)とか、導入当日は有りましたよ。しかもパワーが足りなくってーーー
新規納入型はばっちりのようですがね。あと、東北でやったときは、LCACで直接揚陸できない内陸部への、物資輸送もおこなって降りましたが、やっぱり航続距離に余裕があると仕事が速いです。
今回は岩国から直のようでしたが、足が長いので、直近の施設が無くても使えるのはありがたい事です。
CHとかで同じ事を行った場合はすくなくとも九州内に物資の集積を行いそこからの搬入となり、機体整備や補給施設も地元の隊と重複してしまい補給施設も考えなけりゃなりませんからね。
輸送の迅速性にかなうのは、現在最高水準と思われます1

リテラという怪しいサイトがオスプレイは18日に200個ダンボールを運んだっきりだとデマを発していますが読売によると連日輸送支援してくれているようです。↓

 100人近い艦の乗組員らが列を作り、水や食料が入った段ボール箱をバケツリレー方式で次々にオスプレイ機内に積み込んだ。艦の広報によると、500ミリ・リットル入りの水1万5000本、缶入りのご飯1万1000食、レトルト食品2700食という大量の物資をわずか15分ほどで搬入し終えた。

 給油時間を含め、ひゅうがでの滞在時間は40分弱。飛び立った機体は約20分後、南阿蘇村のグラウンドに着陸していた。待ち構えていた陸上自衛隊員約50人による搬出作業も約10分で終了した。グラウンドを離れた機体は約30分で岩国基地に到着。自衛隊と米軍の連携は緊密で、一連の活動は3時間以内に終わった。

私は今回のオスプレイ投入には疑問を感じます。

1点目は熊本空港(高遊原分屯地)は2度目(本震)で閉鎖になりましたが、建物の損壊のためで滑走路はずっと生きておりました。 滑走路は3000mありジャンボも離着陸出来る長さです。

2点目はオスプレイは南阿蘇村に向かう前に熊本空港に着陸してますがその動画を見ると、空港にはCH-47を含め数機の自衛隊のヘリが見受けられましたが、オスプレイが到着した4時頃まで南阿蘇村へは飛ばなかったのでしょうか?

3点目は、今回の熊本地震の映像や画像もいくら確認しても自衛隊ヘリによる活躍は、自衛隊ヘリによる初動の被災地上空からの映像と孤立した旅館からの救出劇しか見当たりません。 Twitterなどでも避難所にヘリが運んでくれたなどのつぶやきも皆無です(私は探せませんでした)。

4点目はオスプレイが給油に向かったひゅうがは明らかに接岸していませんでした。前日には熊本港に着いてるはずですが、わざわざ離岸した? 

未だ未だ、突っ込み所があるのですが、今回の熊本地震は2度の大地震により被災者は避難所の屋内でなく駐車場等での車中泊が多く、ヘリでの発着場の確保が難しかったのではないかと。じゃ何をしていたのかと議事録や各隊の活動報告を見ると、九州各地の基地から熊本空港へ物資輸送をしていたような感じです。 自衛隊は輸送機が貧弱ですがそれでもフル活用していた用でC-1やC-130、なけなしのKC-767も輸送に使ったようです。

要するに私が言いたいのは熊本空港の滑走路が生きていた以上、横田基地から米軍の大型ジェット輸送機で物資&トラックを輸送して貰う方が理にかなってるし、いくらオスプレイが足が速いたってジェット機の輸送力にはかなわない。それに岩国にはCH-53EやMCH-101等の大型ヘリも常駐してますしわざわざ沖縄から飛んでいかなくても。。。

熊本空港の滑走路が使えないならともかく3000m滑走路が生きているのに何で? と思ったのが第一印象。
2番目は自衛隊機だって物資輸送で頑張っているはずなのに映像や報道は食事を作ったりお風呂の話ばかり。 
避難所への輸送の映像は皆無だって言うのに、唯一の映像はオスプレイに持って行かれちゃ、現場は複雑な心境だろうなーと感じた次第です。

KMシンドロームさん。

簡単に。
①ヘリで物資を届ける現地は空港ではないので、熊本空港の滑走路が生きていてもそこからの送り出しは大型輸送機ではできません。
②オスプレイの急派ルートはフィリピン~普天間~岩国(ここで物資積み込み)~南阿蘇です。
熊本空港に自衛隊のチヌークがいたというのなら、正に活動中だったということになりますね。
③一昨日活動中の空自のチヌークが福岡空港で不時着したばかりです。
④ひゅうがは八代海に入ってましたが、はじめから熊本港には入港していません。というか軟弱地盤で苦労した熊本港の岸壁破損で接岸できずとの情報は早くから出ていました。
後に借り上げフェリーが着いたのは八代港です。

KMシンドロームさん。根本的に勘違いしています。
米軍や日本政府はあえてオスプレイを選んだんじゃありません。
米軍が「オスプレイ」しか中型ヘリに相当するものを持っていなかっただけです。
かつてあったのが:普天間のCH46でしたが、すでにスクラップになっています。

たしかにオスプレイの1日前に自衛隊のCH47が入って活動していますが、全部でたしか8機程度です。
地震当初は熊本空港は使えませんでしたので、岩国から運ぶしかありませんでした。
ここから一挙に現場の校庭などに支援物資をダイレクトに輸送できるのは、オスプレイしかありません。
おっしゃるように熊本空港は滑走路は無事でしたので、固定翼機は確かに滑走路にだけは荷を下ろせたでしょうが、そこからまた結局ヘリに荷を積みかえねばなりません。

CH-53EやMCH-101といいますが、あんなデカイ大型ヘリは、南阿蘇の支援の場合使用できません。

おっしゃるように、自衛隊の弱点は輸送力です。
しかも中型ヘリは、3自衛隊全部かき集めても普天間の海兵隊といい勝負です。
ですから、自衛隊にとっても、メンツなんて言って要る余裕はなく、オスプレイは本当に助けになってはずです。

テレビがオスプレイ以外を写さなかった理由は、放送局に聞いて下さい。
彼らは地震救援をそっちのけで、オスプレイを叩きたいだけで、オスプレイだけに焦点を当てました。
私もあなたと一緒で、実に不愉快な気分で見ていました。

米国がいみじくもこう言っています。
「海兵隊はただ単に同盟の役割を果たしただけだ」

私は記事中にあるこの情報で納得していました。
>自衛隊が持てる限りの力を振り絞って、災害に対応しているのがわかります。
>では、なぜ「オスプレイなのか」ですが、それしか米軍は大型ヘリを持っていないんだからしょうがないでしょう。

オスプレイが中型にカテゴライズされたり大型扱いされたりするのはヘリの素人目には不思議ではありますが、本体サイズに対しての輸送能力が高いから両方の中大共に活用できるからかと想像しています。オスプレイ以外での支援限定なんて条件を日本が米軍につけたりするのは輸送すんなと言うのと同じです。
家が潰れて人が埋まっていて避難先に物を届けられない時に、先進国なら外からのヘルプで嬉しいのは輸送だと思います。

KMシンドロームさん。

海兵隊ではなく海自のですが、艦載のCH-53やMC101も派遣されていますよ。
使いようが限定されるというだけですが。

沖縄からCH-53飛ばしても時間と距離の問題がありますし、即応できるのがMV-22だけだったというだけのことです。
また、初期目的を果たした後は早々に撤収しています。
おかげでMV-22の機動性を見せつけられたわけですが、マスコミが大騒ぎしてくれたおかげで有効性が証明されてしまいました。
前にも書きましたが、自衛隊のかき集めたヘリは初動時点でしたので「サーチ&レスキュー」に特化した編成なのがリスト1枚で明らかです。
その後の活動に疑問があるのなら、それこそテレビ局にお問い合わせを。
実際に、その頃には陸路で日本中から陸自が入ってますから、避難所暮らしの大変さとともに「炊き出し」や「入浴支援」がクローズアップされるのも当然でしょう。支援物資が滞っていて陸路で行けるのならわざわざヘリを出す必要は限定されます。

ひゅうがは洋上補給・運搬のためのヘリ空母ですので、なぜ熊本港に接岸する必要があるのですか?それこそあなたには突っ込みどころ満載です。
5年前の三陸での教訓を考えていないのはあなたではないですか?

おまけですが、東日本大震災で瓦礫で港に近付けない輸送艦に積んでいたCH-53が強力なダウンウォッシュで海面をクリアしたという微妙な実績もあります。
また、今や日米はじめ世界で大活躍のブラックホークも当初は墜落しまくって「性能欲張りすぎた失敗作」と言われ、「ダウンウォッシュが酷すぎて救難には使えない」などと言われていました。80年代初期の航空雑誌ではボロクソでしたよ。評価は時代で驚くほど変わるものです。

今さらですが。

地デジへ移行してからテレビを見ていませんでした。ですが熊本の地震はもちろん知っています。

今はケーブルテレビを見ています。
ナショジオch、ディスカバリーch、ヒストリーch、等々、私は女ですが参考になります。

「メーデー」←この番組からたまたま始まりました。お国事情ってどの時代もあります。企業同士の争いもですがね。

ボーイング、エアバス、ダグラス、ロッキード等々、お金儲けと考えればそれまでですが、それだけではないと思えてなりません。

世界中の人達、宗教から性別、お国事情が違います。

残念ながら争いが起こります。

自然災害など太刀打ち出来ません。

進化し過ぎるのも考えものかな、なんて思ったりもしますが、探究心は尽きず科学技術は進歩し続けます。

オスプレイは輸送機として素晴らしいです。
諸外国も色々と作っています。

欠点を見つけたら改善していく、特に航空機事故は一度起きたら大きいからです。

日本航空123便の事故をアメリカが放っておいている訳がないのと同じで、危ない物は飛ばさない、でも何か起きれば対処する、しなければ飛ばせない。

身の回りにある物と同じ事です。
家電品も然り。

認め合わなければぶつからざるを得ない。
知ろうとしなければ理解も出来ない。
痛みを知らなければ人に優しく出来ない。

こんな事を繰り返していては仕方がない。

私の住む隣の市でオスプレイの点検(?)をしていますが、飛行経路を工夫して最大限に安全に配慮していますよ。木更津市です。
風向きによっては音がします。当然です。
でも年がら年中ではなく、たった2回しか聞いていません。

そりゃ墜ちたら嫌ですけど、今の時世で安心感を得られているのは間違えありません。

戦争は嫌、でも国防は大事。
こんな事を考える時代になってしまったんだなぁ。

新聞やテレビをまともに見ていなかったからか先入観無しです。

流されるばかりにならぬよう。

なぜなのか?って疑問を持ったら聞いてみる、調べてみる、推論する、、、小学生でもわかる事です。

KMシンドロームさん。
滑走路に離着陸するって大変なんですよ?

失礼しました。
m(__)m


コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« がんばれ熊本!被災経験者からのアドバイス | トップページ | 政府は水や食料と共に、「情報」を被災現地に送らねばならない [付録]激甚災害指定についての河野大臣の解説 »