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2016年4月30日 (土)

日本は米国とともにアジアに安全保障の大屋根をかけています

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タームさんの昨日のコメントについて、考えてみましょう。

「フィリピンは駐留していた米空海軍が全撤退したから、中国がきた、という話では?
逆に米空海軍がいた時期は、中国は手を出せなかったということですよね。
その話と在沖海兵隊のグァム移転を同列とするのは、例として不適切では?ということです。
それとも管理人さんは、海兵隊9000人の移転が行われた場合、中国が手を出してくるとお考えでしょうか?」

タームさんの立論の致命的な見落としが、なんだかわかりますか? 

この方は日本がアジア地域の「安全保障インフラ」において果たしている役割や立場を、まったく理解していないことです。 

ですから、フィリピンの場合がこうだったから、日本はこうなるだろう、というふうに無意識に並列させてしまっています。 

ここから、こういう思考に入ります。

・フィリピンのケース・・・クラーク空軍基地・スービック海軍基地の撤収・陸軍は元々いない⇒中国の侵略開始
・沖縄のケース・・・海兵隊だけの撤収・海軍と空軍はそのまま駐屯
⇒中国はほんとうに来るの?

日本は米国によるアジアの安全保障インフラをフィリピンに対して「提供する立場」であって、それを「与えられている立場」のフィリピンと、同列に扱うこと自体がそもそも間違いです。

タームさんは、中国の脅威があること自体は認めています。しかし、そこから1対1の狭い見方に陥ります。 

<日本vs中国>、あるいは、<日米vs中国>という構図ですね。 

さらに「オール沖縄」の人たちはこれをさらにこれを切り縮めて、<本土政府vs沖縄>にまで縮小してしまいます。 

ちなみに「先住民族論」は、この本土を悪玉に仕立て上げるためのレトリック(修辞)にすぎません。

ここまで狭くすると、もう視野狭窄と言われても仕方がありません。 

アジア方向に視野を広げてみませんか。 

さきほど<アジアの安全保障インフラ>と書きました。そうです、アジア地域には安全保障のためのインフラストラクチャー、つまり下部構造や基盤が存在しています。 

アジア地域には、一見ヨーロッパのNATOのような集団安保体制はないと思われていますが、そういうわけではありません。 

ヨーロッパは共通の宗教、ほぼ同格の経済規模、そしてそれを基盤にした共通通貨(ユーロ)が支える共通経済圏(EU)を作っています。 

実際はもう少し複雑ですが、大ざっぱにいえば、EUのいわば安全保障部門がNATOです。 

では、アジア地域はどうでしょうか。一見なにもていようにに見えますが、実は違います。

米国は各国と個別に安保条約を結んでいます。このようなやり方を、自転車の車輪にたとえて<ハブ&スポーク>と呼びます。

<ハブ>が機軸となる覇権国家となる米国で、<スポーク>が各安全保障条約、そしてその先のドットがアジア各国です。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/04/post-bb7e.html

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右下が<ハブ&スポーク>のモデルです。

ちなみに、左のドットが分散しているのが、個別的自衛権モデルです。

日本の左翼の皆さんが、これがいちばん「平和憲法」に則って平和だと言っているものですが、世界の認識では真逆でもっとも危険な思想です。

ドイツでは個別的自衛権は否定されています。なぜでしょうか。一国で勝手に戦争を起こしてしまえるからです。

他国からみれば「オレの国は平和憲法がある。専守防衛だ」なんて言っても、しょせん日本国内で通用するだけの話です。

日本がかつてのように戦争を勝手に一国だけで起こさないということについて、保証人というか、<担保>がないのです。

いや、「護憲・平和運動があるさ」と言う人もいるでしょうか、そういうドメスティック(国内的)なものは担保たりえません。

戦争が国際関係の軋轢から生じる以上、<担保>は国際的に信用されている国でなければなりません。

世界を見渡す限り、それは米国しかいないでしょう。

ちなみに、「いや国連があるさ」という人がひと頃は大量にいましたが、パンギムン氏が事務総長になってよくわかったことは、国連はただのお話し合いの、ないよりましていどの飾り物の組織にすぎないということです。

なにせ、世界平和の守護者であるべき常任理事国(P5)の中露が、率先して紛争を起こしまくっていても、それを誰も止められないのですから、話になりません。

さて、アジア地域においては、米国を機軸とした安全保障インフラが出来ています。

これは、米国がハブ(車軸)となって、地域全体に対して安全保障の基盤を提供し、各国はそれぞれこのハブとなる国との同盟によって自分の国の安全を支えているという仕組みです。

このようなハブになる責任を引き受けている国のことを、「覇権国家」(ヘゲモニック・ステート)と呼びます。 

語感が「帝国主義」か、「横暴な強国」のように聞こえますし、実際に反米主義の人たちはそういうニュアンスで使っています。

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実際に共産党志位委員長は、2012年5月12日の講演で、「日米安保をなくしたらどのような展望が開けるのか」と題して、こう述べています。
※http://www.jcp.or.jp/web_policy/2012/05/post-453.html

「まず強調したいのは、発効から60年を経て、この異常な対米従属の体制が、どの分野でも行き詰まりをいよいよ深刻なものとし、「こんなアメリカいいなりの国でいいのか」という声が、保守の人びとも含めて、広範な国民から噴き出しているということです。」

これが典型的な「対米従属論」です。日本は米国に従属して、米国のいいなりになっているんだ、というわけです。

共産党は安保を廃棄して、自衛隊も「解消」してしまって丸腰の平和国家になり、中国と対話で平和を維持しろ、と言っています。

そしてその結果、「日本は米軍基地の重圧から解放される」と説きます。

ここで志位委員長が力説しているのは、沖縄の米軍基地反対運動です。

「今年の5月3日の憲法記念日に行われた集会で、伊波洋一元宜野湾市長が、「日米安保を乗り越える時期に来ている」、「日米安保を見直すスタートの年にしよう」と訴えたことを、私は、たいへん印象深く聞きました。
 普天間基地、嘉手納基地という危険きわまりない米軍基地の重圧に苦しめられてきた自治体の首長をつとめてこられたお二人が、いまこそ安保の是非を考えなければいけないと提起していることは重いものがあると思います。
すみやかな基地撤去を求めながら、日米安保をなくせばすべての基地をなくすことができるという展望を、大いに示していこうではありませんか。」(同上)

つまり、「オール沖縄」の本音は、単に「辺野古の海を汚すな」という素朴なものではなく、そのものズバリ、辺野古に名を借りた安保廃棄・自衛隊解体が目的だということです。

一方、極右の人も一緒で、「米国のいいなりだから安保を廃棄しろ」、というところまでは共産党と一緒で、そこから一気に「自主防衛を強めろ」と叫んで核武装だと吹っ飛んでいきます。

困った人たちです。極左と極右の意見が奇妙な一致をする場合、それは100%危険きわまる道です。

それはさておき、米国が世界の「覇権国家」であるのは、機軸通貨ドルを維持するためです。

機軸通貨国=覇権国なのです。かつては、イギリスがその位置にいました。

米国は機軸通貨を持つことによって栄えています。米国の繁栄の源泉はドルなのです。これについては別稿でお話します。

話を戻します。

ではアジア地域の<ハブ&スポーク型安全保障モデル>において、日本はどのような役割を果たしているのでしょうか。

それは、この安全保障インフラの軍事的根拠地となっていることです。
※関連記事 http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/post-e371.html

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(横須賀基地で修理を受けるジョージワシントン。このような8万トンの巨大空母が接岸し、修理できるような軍港は世界で4ツしかなく、そのうち2ツが日本にある)

横須賀に米国は、世界最大の艦隊であり、ほぼ地球半分を守備範囲する第7艦隊の母港を構えています。

そして沖縄には、アジア有事に直ちに対応できる機動力を持った、海兵隊を配置しているのはご承知のとおりです。

日本はこのアジアの安全保障インフラの基層にあたる最重要国家です。

日本は、米軍のプラットフォームを提供することで、フィリピンなどの東南アジア諸国、朝鮮半島、さらにはオージーなどのオセアニアに至るまでの大きな安全保障の大屋根をかけている国で、一方、フィリピンは屋根をかけてもらっている国なのです。

このような国を、「パワープロジェクション・プラットフォーム」(戦力投射根拠地)と呼びます。

世界でも日本しかそれに当たる国はありません。

仮にアジアの安全保障インフラを大きなドームにたとえれば、そのドームの大黒柱が横須賀に立っていて、沖縄はその重要な支柱のひとつです。

アジア各国はその大屋根の下で、脅威から身を守っているのです。

ですから、日米安保をなくせと叫ぶ人たちは、アジアの安全保障なんて他人ごとだからどうでもいいと言っていることに等しいと、私は思っています。

共産党は日本の社会主義革命を目指す極左ですからそれでかまわないでしょうが、安直に反基地を唱える人は、ほんとうにそれでいいのでしょうか。

あ、そうそう、「極左」と呼ぶと共産党は怒るようですが、常々左翼業界の中では、「自分より左はいない」、「自分以外はニセ左翼だ」と公言しているのですからやっぱり極左と呼ぶしかないでしょうね。

それはさておき、米軍は、空軍、海軍、海兵隊(陸軍)の統合作戦を前提にして作られています。

平時には別々に行動していても、いったん有事となると統合して立体的作戦を展開します。

ですから、このひとつだけを撤去してしまうと、有事の際に機能不全になりかねません。

たとえば、グアムにまで海兵隊を全部引き上げた場合、有事にアジアに展開するまでに時間単位ではなく、日単位かかってしまい、本隊が米本土から来援するまでにはさらに1週間程度を要してしまいます。

タームさんは「沖縄にも陸軍がいる」といっていましたが、あれはグリーンベレーの分遣隊にすぎず、大隊規模(500~600人)しかいません。抑止力の勘定には入れないようにしてください。

さて、ここまで書くと、フィリピンと日本のビヘイビア(比重)に大きな格差があるのがお分かりいただけると思います。

日本は米国にとって、安全保障上の心臓部(最重要部)ですが、フィリピンは米軍にとって:せいぜい守らねばならない出先のひとつでしかありません。 

タームさんは海兵隊のフィリピン配備にも言及されていましたが、オージーも含めて新たな拠点を作って、その中でローテーションするということだけの話で、あくまでもそれは沖縄がベースにあっての話です。

ところで、フィリピン撤収当時の状況ですが、当時、フィリピンには米陸軍はいませんでしたが、強力な空軍基地と海軍基地がありました。

この二つの基地によって、南シナ海の「航海の自由」が守られてきました。 

しかし、ベトナム戦争後の傷が癒えない米国にとって、たかられるばかりで「守られている」という被保護者意識がなく勝手放題な反米的要求をつきつけたために、米国がキレたのです。 

立ち退き要求を突きつけられ、しかも火山の噴火によって施設に打撃を食った米国にとって、そこまでしてフィリピンにいなければならない意味がなかったのです。

今になってフィリピンは大反省しています。

「だって、日本があるじゃないか」、それが当時の米国の気分です。

このように、日本は米国にとってバイタルパート(最重要防御部分)です。

米軍が日本を去る時とは、即ち米国が世界の警官の職務を完全に放棄する時なのです。

そんなバイタルパートの重要な一部の海兵隊を、米国が簡単に撤収するわけはないし、また去らしてはならないのではないかと私は思います。

かつてグアム一部撤収案が日米合意されたとき、中国は最重要拠点からの米国の一部撤収がどのていどのものなのか「瀬踏み」しようとしました。

そして2010年に、宮古海峡に大艦隊を送り込み、グアムの手前まで「進撃」してみせるパーフォーマンスをしてみたわけです。

それに対する、米国の答えが、10年の一部撤退の延期です。現在もなお、海兵隊が沖縄にいる意味は強まりこそすれ、弱まる気配はありません。

私も徐々に自衛隊に代替すべきだとはおもいますが、海兵隊の駐屯する意味がアジア全域の有事即応である以上、専守防衛の枠からでられない自衛隊が肩代わりするには限界があるのです。

ああ、辺野古移転までたどり着けなかった(泣く)。

■改題して、加筆しました(午前10時45分)

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

 航行の自由も米軍があってのもの、そうでしょうね。中国が世界警察をやるようになっても航行の自由は保証されるということなのでしょうが、中国の政治的な都合でどうなるか分かったものではありませんね。どうしても、アメリカには世界の警察官であって欲しいものです。

 中国はいまだ発達段階の子供のようなもの、力がついてきたので自分が中心になんでもできると思い込んでしまっては困ります。

 大日本帝国がアメリカと戦争をしていなかったとしたら、日本がアジアの警察官をやっていたと思うのですが、それでも中国が警察官をやっているよりはマシだと思いますね。これから、日本も世界の警察官的役割を一部でも担う必要がでてくると思っております。

うーん、何とも困りましたね。
フィリピンと沖縄を同列に扱ったのは、管理人さんなのですが。

「HNタームさんにお答えして なぜ在沖海兵隊のグアム一部撤収は延期されたのか?」
<在沖米軍が1万人近く沖縄からいなくなれば、中国という国は、「おやアメちゃん、もうオレを止める気なくしたな。これはいいや。千載一遇のチャンスだ!」と考えるでしょう。
〜1991年に、スービック海軍基地とクラーク空軍基地が返還され、米軍はフィリピンから撤退しました。
するとわずか4年後の1995年、フィリピンが領有権を主張していたミスチーフ礁に中国は建造物を構築し始めます。
そして今や、ミサイルを配備し、軍用滑走路を建設し、軍港まで作るありさまです。
中国には、強烈な縄張り意識のようなものがあり、中国は目の上のたんこぶである米軍がいなくなるやいなや、軍隊を進出させて自国領土を拡張しようとするのです。>

もう何度か出ていますし、防衛省の資料も出しましたが、在沖海兵隊9000人移転は、私の主張ではなく、米軍再編計画で日米合意したことです。
2006年には8000人グァム移転だった計画が、アジア太平洋情勢の変化を受け2012年には9000人がグァム・ハワイに分散配置となりました。
初期計画から2012年に見直しはなされ、日米で予算が組まれ、グァムでの施設整備は進み、2022年から初期運用可能の見通しになっています。

米軍再編計画は、沖縄だけでなく、日本各地や韓国ヨーロッパなど、世界規模で行われています。

なぜオール沖縄とか共産党の話になるのか、よくわかりません…

もちろん米軍再編計画をあってはならない、海兵隊を去らせてはならないと思うのは、個人の自由ですが…

↑申し訳ありません。名前を入れ忘れました。上のコメントはタームです。

ueyonabaruさん、そうですね。米国はフィリピンを完全撤収せずに、一部だけでも残しておくべきでした。
そうすれば、今の南シナ海の体たらくはありませんでした。

といっても、70年代はまだ例の4人組が跋扈して鎖国状態で、中国がいまのような金満帝国主義国家に変貌すると予測できた人はだれもいませんでしたからね。

戦争がなければ日本が地域安全保障を担うか・・・、ありえない話ではありませんが,シンガポールに英国が軍港を構え、フランスもインドシナ半島を領有していたことをお忘れなく。

いずれにせよ、白人帝国主義とどこかでなにかあったでしょうね。
そういう宿命なのです、有色人種唯一の独立国の運命って。

タームさん。だんだん焦れてきたけど、私と何を議論したいの?
何度繰り返して、おなじこと 言ったら理解するのですか。
君が言っているのは要するにこれだけ。

「2006年には8000人グァム移転だった計画が、アジア太平洋情勢の変化を受け2012年には9000人がグァム・ハワイに分散配置となりました。
初期計画から2012年に見直しはなされ、日米で予算が組まれ、グァムでの施設整備は進み、2022年から初期運用可能の見通しになっています。」

米軍は出ていく予定なんだってことですよ。
おめでとう。よかったね。

だから、何?役人のペーパーでしょう。きみに聞きたいんだけど、きみがご執心のペーパーに書いてあるとおり12年に海兵隊が9千撤収した?
してないだろう。そここそが問題なんだよ。

君が何度私が言っても繰り返してくる06年一部撤収合意だって、10年にはあっちから延期を申し出たよね。
その後も米国政府が財政の壁にぶち当たって撤収費用を負担できなくなったり、再編計画自体の修正が始まったりしましたよね。

あるいは、分散配置っていうが、フィリピンも、オージーもあくまでも、ローテーションです。
ローテーションって回転とか交替という意味で、米軍は戦闘-休暇-訓練というローテション体制を昔からとっていました。

そして、海兵隊はそれを4軍のなかでも、もっともひんぱんに定期的にしている軍です。
いまでもローテーションでアフガン行ったり、フィリピン行ったり、ハワイへ戻ったり、沖縄に来たりして、グルグル各地を回っているんだよ。

だから、グアムに施設作っても、それが受け入れ施設であるということとイコールではないのです。
同じこと何回いわせんの。作法悪すぎ。

あげくにこうだ。「海兵隊を去らせてはならないと思うのは、個人の自由ですが」
おいおい、「個人の自由」だったら、私が「個人の好み」で言っていると思っているのですか。

ならば聞き捨てならない。
ふざけるのもいいかげんにしなさい!
私は一貫して在沖米軍の縮小を唱えてきました。
過去ログ読めば、海兵隊の縮小も唱えているのがわかるはずです。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/03/post-4cd3.html
私は、在沖海兵隊の段階的縮小者です。
だからリアルに考えています。
きみのように官僚の紙切れに頼っていられないからね。

だいたい私の今日の記事なんて、一行もよんでいないでしょう。
ただ揚げ足とって私がフィリピンを同格にしたなんて、言い出してテーマそらす。

あのね、フィリピンの時に中国がどう出たかというケーススタディは、沖縄から海兵隊をグアムに全部さげたらどうなるかといういい参考になるのですよ。
だから、書いたのです。

君は「こう決まっている」としか書いて来ない。世界がどう動いているのか、またその中でどのように日米安保があるのかなんて微塵もかんがえていない。

見つけ出した防衛局のペーパー一枚だけで、国際関係論が論じられたら、さぞかし楽でいいだろうね。
君、ひょっとして公務員か、教師?

タームさん。こういう「こう書いてある」というところから一歩も出ないで、「個人の自由」ならば、もうこんな討論止めましょう。

すみません、話が錯綜?して分からなくなってきているのですが、在沖海兵隊撤退予定2012年版の9000人も事務方という理解で良いですか?

米軍再編を許すか否かというより、これだけ大きな軍備の配置や派遣頻度が変わる度に実際、当事国の領土問題が発生しているのをフィリピン以降クリミアなどでも観ているのですから、己の地区が再編される際に必要な覚悟や準備がありますよね。それが今回沖縄です。
国際社会や国連の非難なんて後付けでしか来ないので盗られ損やられ損なんです。

タームさんは単なる煽りでしょ
トリイステーションがどのように島嶼防衛をするのか?と私が聞いてもスルーしてます。
このような人たちに見受けられるのが、相手の揚げ足をとったり
一つの物事をこじつけて話を進めるだけで
実際には現実的にはどう対処するかと自らは何も述べません
結論が決まっている人にいくら論じても駄目だと思います。

↑トリイステーションのグリーンベレーがどのように島嶼防衛を行うのか?
と私はタームさんに聞いてもスルーします。

タームさんは現実を見ない理想主義者さんですか?よくいますけど。

4年前とか10年前とかの文書出して「こうなってるはずだ」では全く意味がありません。
じゃあ、減ったはずのその海兵隊は中東の前線以外にいったい何処へ行ったのかと。

そんな考えなら普天間はとっくにに辺野古に移転して返還されているはずなんですが、実際はどうですか?あなたは基地の側にいるんでしょう?
考えが甘すぎます。現実逃避は何の役にも立ちません。ただの害悪です。
「こういう約束になっている」「書類上そんなはずは無い」という狭量な見方はやめなければ何も見えて来ませんよ。

フィリピンとの比較。
確かに管理人さんが「典型例」として出したわけですが、あなたは「オレが言ったことじゃないもん!勝手に言ってるだけだから」というだけでまともに意見も反論もしていない。もちろん賛成もしていない。
そういうのを「無責任極まりない」といいます。


ローテーション配備構想が完遂されたとして、それで沖縄の海兵隊基地が減るわけでは無いですよ。極めて簡単なことですが分かりませんか?
ローテーションが回って来たときに現地の基地が全部受け入れるキャパシティが必要です。維持費もかかります。

米国は今までの役割を変えようとしているようです。
いずれは日本が自ら国防をしなければいけなくなると思っています。
もちろんクリアしなければいけない問題は山積みですが。
いつまでも米軍頼りではいけない、自衛隊増強が必要だろうというのは、最初の方で書いています。

基地は私にとって、日常であると同時に重い問題です。
辺野古はベスト案ではない上に、問題がこじれすぎている。
沖縄の政治家も悪いでしょう。政府もどう扱えばいいわからないのでしょう。
なぜ辺野古なのか、わからない人達までもがとにかく辺野古辺野古一辺倒のなか、
私は管理人さんが、陸上案をだしているのを見て、嬉しかったです。たとえ今の現実では難しくても。

ほらね。完全スルーですよ
このタームさんは一見まともに話すフリをしているがアラシそのものです。
よくネット上に最近表れる人達ですが

高江ヘリパッドの件で来月にはこの人達の嫌がらせの矛先が翁長知事に私は行くと私は見てます。

よい記事でした。

私には、ブログ主様の書くものに敬意を表しつつも、対愾心みたいなものを常にもっています。
これは自分の理解を深める、という目的のために必要な態度のひとつだと考えているからです。

しかしタームさんとの議論の場合、議論を実りあるものとするための前提である「相互承認」というものが成立しないようです。
例えば、「米陸軍は沖縄には存在しない」とブログ主様が言った。
これにタームさんは「グリーンベレーなどがいる」というのですが、本質からずれて、「いるかいないか」の問題に狭小化して行くんですね。
森本敏氏がいうように、沖縄の基地に抑止力の該当するような陸軍はいないのです。
そもそもタームさんの目的は知識を得ようとか、理解を深めようとする動機でないことは明らかです。

人数の問題もそうです。グアム移転後に沖縄に残存する海兵隊の少なさに言及して、「辺野古を作ってまでの意味はあるか」と問うのですが、その基地所属人数そのままが、基地の規模や施設数を決めるわけではないのです。現代においては「拠点」を増やす(あるいは減らさない)事や整備する事が人数よりはるかに大きな意味を持つのです。
しかも、もともと海兵隊は常に流動的で一箇所に落ち着いているわけではありません。
「何人減った、何人増えた」か? だけが目安となろうハズがないのです。

2012年の資料にもこだわりすぎています。
あれから4年も経過しており、その4年に何がありましたか? 軍事、あるいは防衛行動が4年前の指針にとどまっていて良いはずがありません。

タームさんは、自己の主張に都合のいい事実についての知識は豊富に所持して議論の武器に使うのですが、そうでない情報には耳目をふさぎ、見なければならない国際情勢などにあえて感覚を広げないで、逆にどんどん矮小化していってしまうのです。
タームさんにとって都合の悪い事実、抑止はどういうものか、海兵隊はそれにとっていかに重要であるか、どのように貢献してきたか、それらを実はタームさんは知っているのではないでしょうか。
都合の良い事実の方ですが確かに良く勉強しておられるところからすると、本当に謙虚な疑問をもっておられる場合、そうでない事実にも少なくも一応の知識はもっているはず。
そうであれば、こういう不毛な議論になりようハズはありません。
「未熟な私に云々」などと、入り口は寒くなるくらい工作してきましたが、目的はお里が知れたものです。

ブログ主様に要望ですが、(これはこれで面白いのですが)こうした不毛な議論には組みしないで、(あと一回くらいで終了させ、)かねて予告されていた「国連の先住民勧告について」の方に移りませんか。
鈴木宗男氏の回に関連してこの事をコメにもしたかったのですが、期待して待っていますので。
(タダで読んでいるのに要望は恐縮ですが)
それにタームさんにとっても、これ以上は恥ずかしい思いをせずに済むんではないでしょうか。

辺野古陸上案は無理な話しでは無い
事は、これまでの管理人さんのブロ
グからも分かります。ただ、政府から
では無く 県側からで無ければならない。
翁長知事は、十分承知しているでしょう
案作成の中心にいた方ですから。

いつもながら下らないコメントします。

米陸軍ですが実戦部隊は沖縄だけじゃなく日本に配備されてません、在日米陸軍は有事の際に本国からの実戦部隊の受け入れ施設の管理や通信施設の運用が仕事ですね。
グリーンベレーはその警備係でしょう。

海軍は横須賀に寄港する洋上部隊が実戦部隊で在日米海軍も陸軍と似たような仕事プラスα、在日米軍で実戦部隊とするなら空軍と海兵隊なんですよね。

沖縄海兵隊1.2万人から9千人が消えるんだから辺野古も不要だろうとはならない、受け入れ施設は必要です。

人や物の輸送を考えると管理人さんの推される長い滑走路が造れ関連施設の集まる陸上案がベストなのかな。
埋め立て無いし!
どうなりますか、翁長知事。

いよいよオイルフェンスの撤去が始まりましたね。

多摩っこさん

>いよいよオイルフェンスの撤去が始まりましたね。

ここまでする必要があったかなかったか、国地方係争処理委員会の審議が途中ですが、政府はよほど慎重な対応をしていますね。
この件、ブログ主様の意見を聞きたいね。

宜野湾市民さん

陸上案への転換は不可能ではないが、限りなく難しいですね。
ただ、今が最終にして最後のチャンスでしょうね。
嫌がらせの土砂搬入問題もなくなるし、埋蔵文化財の問題もクリア出来るんでしょうから。
反対派の動向を逆手にとって、米側の理解が得やすい気がほんのりとします。
それにはオバマ政権のうちがよろしいかと。

当時、小泉首相が頑強に頑張ったけど、ラムズフェルドが反対して訪日延期やらかしたんでしたっけね。
地元じゃ、山側に大きな土地を所有する政治家と守屋次官の癒着なんかが噂されて、結局埋め立て案になったんですよね。
山側利権VS埋め立て利権の勝負で、結局利権の大きい「埋め立て」が勝った、という側面もありました。
いずれにせよ、県側が「それであればすべて丸く収める」という姿勢をまず示さないと難しいですね。

タームさん。あなたのお気持ちはわかりました。
とりあえず、ブレークにしましょう。

山路さん

国は協議を進めるうえで工事を中止したと広く一般に示す必要もあるでしょうし、フェンス撤去が分かりやすいアピールなのかなと思っています。

協議の進捗状況がわかりませんが、いずれ記事になるものと期待してます。

管理人さん

お気を悪くさせてしまい、申し訳ありませんでした。
お心遣いに感謝します。

すみません、お許しいただければ、最後にひとつ。

日本は在日米軍に守られていて
フィリピンのように在日米軍が全面撤退でもしない限り、中国が手を出してくることはないけど

台湾などのアジアの安全保障のために、在日米軍(特に海兵隊)が重要ということですね。

そして沖縄含めた日本は、米国の前線基地の役割を担っており、在日米軍はアジアの抑止力となっている、ということなんですね。

アジアで有事でもあれば、日本も無関係じゃいられませんしね。

よくわかりました。ありがとうございます。

辺野古は…
やはりなかなか難しいのでしょうか
もちろん普天間移設するのは喜ばしいのですが
複雑です


有事は米軍の手薄なところで起こる可能性が高まるとしたら、日本も駐留による平和の恩恵を受けていると私は解釈しています。軍隊がいるから攻撃目標にされると非難する一部の声がいかにズレているのかも、今回の一連の記事で理解されたのではないでしょうか。

>「海兵隊を去らせてはならないと思うのは、個人の自由ですが」
おいおい、「個人の自由」だったら、私が「個人の好み」で言っていると思っているのですか。

ならば聞き捨てならない。
ふざけるのもいいかげんにしなさい!
------------


実効力と責任の裏打ちのない意見(つまり仕事として問題に携わっていない意見)は、管理人さんのようにしっかりした意見であっても、個人の好みの範疇は出ないと思います。

どれだけ昔から、どれだけリアルに考えていたとしても、管理人さんの意見もタームさんの意見も、今そこにある問題をどうにかできるわけではない以上、「個人の好み」というレベルでは同じ。
そこで優劣をつけようとするのは不毛と思います。

やすさん、I don`t think so.の範囲内で貴方の噛み付いている様子と管理人さんの聞き捨てならないは括られると思います。そこを目くじらたてすぎると不毛になるので第三者は大目にみて、白熱自体に集中できると嬉しいなと私は思います。
それしきで挫けては世界で議論できないし。

米軍があるから、日本は守られている。
自衛となると、腰が引ける。
それが、今の日本ですね。
当事者意識がないところで、議論白熱を楽しむだけ。ただ楽しんでいるだけ。

管理人さんは、そういう人たちと違う気がしたのです。
場違い勘違いで、すみません。

中城村民さん。
ビンゴ!だったようですね。

タームさんが不憫です。
管理人さんは大学を出ておられない?
山の付く人たちも。

この話題に限らず、
自ら理屈を語っていたのに、都合が悪くなると「現実を見ろ」といい始めますね。

まずは、
原理、原則論、理論、理屈を徹底的に(理想論だ、机上の空論だといわれようと)真っ直ぐに突き進めていく。

そうすると不都合が出てくる。管理人さんのいう「現実を見ろ」ですね。

そこで初めて、原理、原則論を曲げて「現実」にあわせていく。
曲げてもいいのか。
曲げていいならどこまで曲げていいかを議論する。

これが、科学です。

まずは、原理、原則論、理論、理屈を突き詰めてハッキリさせましょうよ。
これがハッキリしていないから、毎回、「現実」にあわせていく理由付けが変化してしまうのです。

「これが、科学です。」

は、「これが社会科学の順序です」
の方がいいでしょうか。

山の付く人たち
も「山の付く人や一部親衛隊の人たち」と訂正しておきます。

失礼しました

「歩兵部隊グアム移転」さん、前に来た「在沖海兵隊のグアム移動は本部だけです」の人ですね。
HNをかえるのはルール違反です。一貫性がなくなります。

明日記事で答えます。

反論を受けると、完全に判断力と理性を失くされますね

「在沖海兵隊のグアム移動は本部だけです」

の記事に

コメント書いた「歩兵部隊グアム移転」です。

HNは変わってません。

歩兵部隊グアム移転さん。君が「判断力と理性を失って」いなければ、そういう挑発的な子供じみた書き方は止めなさい。
私を「大学でているのか」とか、自分の志の低い言葉で相手を罵って、恥ずかしくないのですか。

自分をしっかり持ちなさい。

すみません。
ただ、あなたは、本文とコメントで、人格が違いすぎます。
あなたのコメは挑発ではないのですか。

この点も誤解されるといけないので、釈明しておきます。
大学を出ていれば「良」と言っているわけではなく
大学でまともに勉強された人は、最低限の訓練はされているということです。
最低限の訓練は大学でなくてもできますし、他方、大学を出ていても訓練されていない人もいます。


原理、原則論は、まっすぐな1本の竹竿で、社会科学は、それを水につけたり火にあぶったりして、ゆっくり少しづつ曲げていく作業と同じです。

他方、あなたや、櫻井よしこさんのように、見事な曲線を描く竹竿ですが、目を凝らしてみれば、「現実」とか「自分の結論」に合わせて、最初から曲がっている小さなパーツを集めてきて、接着剤でつなぎ合わせているだけです。

明日にしよう。
君はエキサイトしすぎている。

まず自分の論点がなにか「海兵隊の移転が決まっている」ことなのか、それとも「原理原則の貫徹」なのか、はっきりさせることだ。

後者なら、簡単に結着がつかないだろう。だって主観だからね。
前者なら、比較的簡単にわかる。客観だからだ。

もし君が「移転は決まっている」というなら、「証拠とデータ」を揃えることだ。

もう今日はいいよ。オレだって昼の仕事でくたびれてんだ。
明日、記事にする。異論があるなら、クールにいらっしゃい。

落ち着かなければならないのは、あなたであることは、先のコメントで・・・

まぁ、それはいいです。
やはり、社会科学を理解されておられないようですね。

わたしが提案したのは、「原理原則の貫徹」ではありません。
「原理原則の確認」です。

あなたのいつもの手法である、最初から曲がったパーツを集めるんじゃなくて、
真っ直ぐな一本竿を用意して、皆に見せられますかと聞いたのです。
そこから、曲げ具合を議論しましょうという提案です。

真っ直ぐな一本竿を曲げるな 貫徹とは言っておりません。

あなたとタームさんの議論で存在する
客観は、
2006年の日米合意は、すでに効力を失った。もはやこの世に存在しない。
現在、議論のたたき台にされるのは、2012年の合意である。
ということです。

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