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2016年4月 4日 (月)

トランプ 不都合な大統領候補その1

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休み開けとなりました。あらためまして、おはようございます。 

まぁ、ご承知のようにビンボー症は治らないもので、休暇中もアレコレやってしまいましたけどね(苦笑)。 

「沖縄のおばぁ」様のような心を打つコメントを頂戴すると、どうしたらこのような方たちのお気持ちに答えられるのかと、自答しながらの1週間でした。 

さて、今日はトランプについてお話していきたいと思います。 

ひょっとしたら、この男が大統領になれば、「オール沖縄」の夢がいきなり解決するかもしれません。 というか、:安保反対派が夢にまで見た「米軍のいない日本」が実現するかもしれません。

なにせトランプは、明確に日米安保を否定して、「在日米軍の撤退」を主張したおそらく初めての大統領候補だからです。

ただし、下の記事でもわかるように、トランプが日米安保を否定する前提は、日本の核武装が前提ですが。

Photo_3AFP2015年12月15日より http://www.afpbb.com/articles/-/3070334

「【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走る不動産王ドナルド・トランプ氏(69)は、大統領に就任した場合、日本が駐留経費の負担を大幅に増額しなければ、在日米軍を撤退させる考えを明らかにした。
日本による核兵器の保有を容認する意向も示した。
 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が26日に掲載したインタビューで語った。トランプ氏は、これまでも「日米安全保障条約は不公平だ」などと日本側の負担増を求める方針を示していたが、米軍撤退の可能性に言及したのは初めて。
 トランプ氏はインタビューで、日米安保条約について「片務的な取り決めだ。私たちが攻撃されても、日本は防衛に来る必要がない」と説明。「米国には、巨額の資金を日本の防衛に費やす余裕はもうない」とも述べ、撤退の背景として米国の財政力衰退を挙げた。
 その上で、インタビュアーが「日本は世界中のどの国よりも駐留経費を負担している」とただしたのに対し、「実際のコストより、はるかに少ない」と強調。「負担を大幅に増やさなければ、日本や韓国から米軍を撤退させるか」と畳み掛けられると、「喜んでではないが、そうすることをいとわない」と語った。
 トランプ氏は、日本政府と再交渉して安保条約を改定したい考えも表明。日韓両国が北朝鮮などから自国を防衛できるようにするため、「核武装もあり得る」と述べ、両国の核兵器保有を否定しないという見解も示した。」(時事通信3月27日)

トランプはほぼ共和党候補の地位を獲得することが確実になったわけですが、メキシコ移民やイスラム教徒叩きの種が出尽くしたとみえて、いきなり標的をわが国に向けてきました。 

日米安保廃棄の理由が奮っていて、「米国が貧しくなったのは、日本や韓国に軍隊を出して一方的に守ってやっているからだ」ということのようです。 

なんともレトロな発言です。これが前世紀のジャパン・バッシング華やかなりし80年代頃だったら、それなりに迫力があったのでしょうが、何をいまさら、です。 

この人物の特徴は、徹底して企業の経営者、それもグローバルではなく国内の不動産屋の視点から、世界を見ようとしていることです。 

このような国内限定仕様のビジネスマンにとって、利益はゼニカネで計量できるものでなくてはなりません。 

たとえば、隣国のメキシコに対してこう言っています。

「メキシコが送り込んでくる人々は、ベストな人材ではない…問題だらけで、米国に麻薬や犯罪を持ち込んでいる。」(6月16日、ニューヨークでの出馬表明)

ここでは、不法移民によって職を奪われているプアホワイトを代弁しているようですが、ほんとうのところはNAFTA(北米自由貿易協定)を攻撃しているのです。 

「メキシコは米国を赤字にさせてやがる。とんでもねぇ野郎共だ。国境に壁を作れ」などと言っています。 

おいおい、その「壁」を自分の利益で破壊したのは、ほかならぬ米国自身でしょうが。 

では、そんな単純なものか考えていきましょう。米国の対メキシコ貿易が赤字になるのは、NAFTA(北米自由貿易協定)が出来て、米国企業が人件費が安いメキシコに大挙して脱出したからです。 

NAFTAが米国、カナダ、メキシコの3カ国で締結されて20年以上になりますが、メキシコは米国の輸入シェアの第2位に躍り上がりました。 

これがトランプが言う、「メキシコにやられた」という根拠のようです。

しかし、額面だけを追わずに輸出品目で何が伸びたのかをみれば、この数字トリックが分かります。

対米輸出で伸びたのは、電機機械、自動車部品などで、しかも米国ブランドです。

な~んだ、対米輸出を増やしているのは、米国のメキシコの出先法人なんだ。 

一方、一見米国との市場統合で繁栄に向かうかに見えたメキシコのGDPはといえば、ほとんど増加をしていないのです。雇用すら伸びていません。 

下図の濃い緑線がメキシコのGDP推移ですが、横ばいなのが分かります。

Photo_5http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2010/2010honbun/html/i1250000.html

ではメキシコの輸入のほうに目を転ずれば、想像どおり米国産農産物の輸入量が2倍となりました。 

これにはトリックがあるのです。

米国産は輸出に際して過大な輸出補助金をつけることで悪名が高い国です。メキシコの実に30倍(!)もの輸出補助金の竹馬を履かせて国際穀物市場を征しようとしています。

その上、2003年から、米国産農産物の大部分の関税が撤廃されてしまいました。 

これはNAFTAの「移行措置」(例外措置)の終了に伴って、重要でない農産物から徐々に関税を撤廃していくという取り決めが実施段階に入ったからです。 

それによって米国産の豚肉、ジャガイモ、コメなどが雪崩を売ってメキシコ国内に流入し、市場のシェアを制圧してしまいました。豚肉生産はこれにより5%減少しました。 

いまやメキシコは豚肉の純輸入国で、2000年には276万tを輸入しています。米国が圧倒的に多く87%を占めます。 

こんな米国産農産物と競争を強要されているメキシコ農民が哀れです。 

実際、この米国資本の洪水に流されるようにして、1991年から2000年までの約10年間の間に、実に農業人口は160万人も減少してしまいました。 

また土にしがみつくようにして生きるメキシコ農民の、実に27%にあたる220万人の農民は、無収入の生活に突き落とされています。 

当然のこととして、メキシコの穀物自給率は急落しました。Photo_4

 

その原因は簡単です。米国からの輸入量が激増したからです。

NAFTA締結前の1985年にはわずか8万トンだったアメリカ産輸入小麦は、2004年には372万トンと実に41倍もの増加をしています。

つまり、メキシコにおいてのピーク時の小麦生産にほぼ匹敵する量が、米国から洪水のように流入してしまったことになります。

これで、メキシコが穀物自給を達成出来たら、そちらのほうが奇跡です。

一方NAFTA移行、メキシコは豚肉の輸出もしており、この輸出先のトップはなんとわが国で95%を占めています。 

ただしこれにも例によって裏があって、対日輸出をする会社の90%はメキシコにある米国資本の会社で、積み出し港もロスアンジェルスです。 

これは米国と日本の制限枠に引っかからないための、メキシコを利用した迂回輸出です。

ちなみに日本におけるメキシコ産の豚肉のシェアは第4位です。1位米国、2位デンマーク、3位カナダとなります。 

この対日豚肉輸出上位の第1位、第3位、第4位はいずれもNAFTA域内なことに注目してください。

なんのことはない、NAFTAは米国産農産物輸出の堰を切って落とし、メキシコ産のタグを付けた米国資本の農産物輸出のみを増やしたにすぎなかったわけです。 

ですからねもそも、NAFTでメキシコが念願の繁栄を獲得していたならば、大量の不法移民が国境フェンスを乗り越えて、米国内に流入する必要もなかったのです。

この貧困農民層が、米国への不法移民となっているわけです。

Photo_6図 下引用と同じ

「米国に住む外国生まれの移民のうち、約30%がメキシコで生まれている。次に多い中国系(台湾、香港を含む)は、全体の5%に過ぎない。
 米国で増加が言われる「ヒスパニック」についても、メキシコ系の比重は大きい。米国に住む約4800万人のヒスパニックのうち、66%がメキシコに起源をもつ。その人数は、次に多いプエルトリコ系の7.2倍に相当する
。」
(安井明彦 みずほ総合研究所ニューヨーク事務所長)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20120518/232294/?rt=nocnt

このように、トランプが言う「米国が貧乏になる原因である対米輸出激増」の正体とは、その国に進出している米国企業の対米輸出にすぎず、言い換えれば、米国グローバル企業の競争力の現れにすぎないのです。

これとまったく同じ構造は、米韓FTAを結んだ韓国にもいえます。あるいは対中国にもいえることです。

日本の論調に、トランプは対中姿勢だけはまともだという人がいますが、それは単にメキシコと一緒で、米国向け中国輸出品の大部分は、米国ブランドにすぎないことを見ないで、中国の脅威を叫んでいるにすぎないのです。

このようにトランプは、目先の利害を追う商人の発想で、幼児的に「悪いのは全部外国。犠牲者は米国。だから外国をやっつければ、米国は再び強くなる」という男のようです。

長くなりましたので、次回に続けます。 

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コメント

休めませんでしたね(笑)
復帰おめでとうございます。

米軍撤退のために日本が核武装を含め独自防衛をしなければなりませんね、防衛費は現在の5倍で足りるのか、少子高齢化の今、人員の確保も難しい。
必然的に徴兵制(男女平等に)の導入、定年の延長、一億総防衛。

トランプさんはジャップのお前ら独自防衛しろよ、でも武器はアメリカから高額で買えってとこでしょうかね。

数年来のトランプファンの私ですw。彼は4回程破産しま
したが、ホームレスを見た時も妻(何人目?)に「あの
浮浪者はオレより大金持ちだよ、オレはマイナスの大金
持ちだからな、ガハハ」、と言って復活した商人です。

「離婚慰謝料について明記された結婚契約書にサインし
ないなら結婚するな!」とP.マッカートニーにアドバイス
してやったのに、「ヤツは馬鹿だから、契約書にサイン
させずに愛を信じて、結局は財産の半分を盗られたんだ」

雇われ経営者として著名なアイアコッカが、彼の個人の
事業をトランプと共同で始めた。が、不景気になり経営
資産は目減りするばかり。彼は、泣いてトランプに電話
して、「もう下りる、降ろさせてくれ!」と嘆願したらしい。
「景気は循環するものだ、もう少し待て」と諭しても、
経営の著名人も自分の金は別だったらしい。後の好景気
でトランプは儲けたが、アイアコッカは損を確定していた。

まあ、半分くらいは本当の話だと思う。ウソなら実名で
出版などできない。提訴王国だから。

親ががりだったとしても、名門イートン校を卒業してる
のでお調子乗りのパーじゃない。法にも詳しいハズ。
「ヤラれたら10倍にして返せ」が信条 w。 女性のTV
レポーターであろうとケンカ売られたら、テッテ的に
イジメ尽くす。ゴメンナサイするまで。

まあ、西部劇に出てくる大商人。指図されるのが嫌いで、
指図するのが大好き。選挙資金はオール自腹で、誰にも
文句は言わせない。大統領選に勝つ為には、演技だって
芝居だってする。ビジネスの掛け引きと同じ。

今回、彼が大統領になるとは思えないけど、もしが起こ
ったら、世界の歴史が変わるのは確か。煮ても焼いても
食えない人物であることは確かですわ。

USAの破産は日本の破産よりセカンドチャンスの可能性が高いので、トランプ氏のようなビジネススタイルに勝機を見出せると私は考えています。
アメリカという活けすの中で彼がバッシャンバッシャンとバタフライで泳ぎまくっても、本人の両腕が怪我をしたりとばっちりを食うのはアメリカ経済関係だけで済みますが、海洋でやられたらたまりません。トランプとプーチンと習近平で3大国首脳…中東アフリカだけでなく南米もどうにかなってしまいそうですね。
中絶罰コメントは撤回したじゃ済まないんじゃないかなと見守り中です。これをクリアしたら大統領になれてしまうかもしれない。

メキシコは2000年以降、ズタボロですね。不法入国がどっと増えた頃アメリカに居ました。リーマンショックの際に人々の暮らし向きがドンと落ちましたが、メキシコ駐在の知人の話を聞くとそれどころじゃない凋落にリーマン前に呑まれていたようでした。記事中のグラフに表れていますね。

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