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2016年5月 9日 (月)

眼を覚ました亡霊 ドイツ帝国の復活

Dsc_1941
NATOが出てきましたから、その中軸国であるドイツについて、少しお話してみたいと思います。 

でできるだけ平明に書きますので、おつきあいください。 

ドイツは既に<ドイツ帝国>となっている、それを初めて言ったのは、フランス人のエマニュエル・トッドでした。 

トッドは、ドイツが<帝国>化しており、いまや東欧、南欧を飲み込み、フランスを「金ぴかの檻に閉じ込め」(トッドの表現)、さらには中国と同盟を結ぼうとしていると指摘しています。 

『ドイツ帝国が世界を破滅させる』という本の中でのことで、やはり薄々ドイツ帝国の復活を感じていた世界の人々に衝撃を与えました。 

Photoエマニュエル・トッド クーリエ・ジャポンより引用 

この本の中で、トッドは要約すれば、こんなことを書いています。 

「ドイツは帝国化している。は東へ東へと膨張している。ロシア嫌いのポーランド、バルト三国、スウェーデンは既にドイツ圏に入り、ウクライナもそこに入りたがっている。
他方スペインやイタリア、ギリシャといった国々はドイツのいうとおりににせざるをえなくなってきている。
イギリスとハンガリーはドイツ圏から抜け出そうとしている。」

 1991年12月25日、奇しくもクリスマスの日にソ連は崩壊しました。これがすべての始まりでした。 

Photo_2

その引き金となったのは、ドイツの再統一でした。 

「再統一」というのは、1871年にドイツ帝国として統一していますから、分断を経て2回目という意味です。 

Photo_3看板「ここは、ドイツとヨーロッパが、1989年12月10日10時15分まで分断されていた所です。」Wikipedia

今思えば、ソ連崩壊というのは、パンドラの箱を開けたようなものでした。
 

人類は核戦争による世界破滅という悪夢から解き放たれた代わりに、民族紛争、宗教対立、内戦、難民、テロなどという災厄のデパートに直面することになります。 

そしてもうひとつ、冷戦が集結することにより、これらに優るとも劣らない亡霊が目覚めます。 

それが<ドイツ帝国>です。 

冷戦はヨーロッパにおいては、<NATOvsワルシャワ条約機構軍>という構図で角を突き合わしていました。 

ちなみにアジアでは、<日米同盟vsソ連・中国>となります。 

冷戦終結後も米国は、NATOを維持し続けました。 

日米同盟が継続されているのは、未だ中国という自称「共産主義国家」が残存しているからですが、ではなぜソ連の脅威が払拭されたはずのヨーロッパで、NATOが残されたのでしょう。 

その理由は、集団安全保障体制を解体してしまうと、大戦前の複雑なパワーゲームが再び始まってしまうからです。 

オレはこの国と枢軸を結ぶ、いやオレはこの国と同盟だ、という力のバランスを求めての紛争が、こんどは西側諸国内部で起こりかねなかったからです。 

そしてもうひとつ。米国は絶対に本音をいわないでしょうが、<ドイツ帝国>の復活を極度に恐れていたからです。 

東西ドイツの統合に成功したドイツは、独自の外交路線で米国と対抗しようとするに違いない、と米国は考えました。 

そしてその力の裏付けに、核兵器を持つかもしれません。 

ならば、NATOという名の集団安全保障体制の拘束衣がまだ必要だ、と米国は考えたのです。 

ちなみに日米同盟にも、似たような要素があるのは、不愉快ですが事実です。

Photo_4スプートニクより引用

そう考えると、NATOには、二つの役割があったことに気がつきます。 

ひとつはいうまでもなく、ソ連が率いる社会主義陣営から自由主義諸国を守るということです。 

これが建前だとすれば、もうひとつは、二度と金輪際、ドイツによって世界大戦を起こさせないために、ドイツから個別的自衛権を剥奪してしまうことでした。 

NATO条約第5条、別名自動介入条項は、ドイツが万が一戦争を単独で開始した場合、加盟国すべてによって自動的に制裁を発動される仕組みになっています。 
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-2d24.html

ドイツは独自の核武装も禁じられました。ニュークリア・シェアリングという核爆弾は貯蔵していても、コードを解除するキイは米国が握っています。 

このようなNATOという安全装置をしっかりとかけて、米国は「ポストソ連」に備えたわけです。 

ドイツはこの米国の思惑に、EUという新たなシステムで対応しました。 

EUについて話だすと長いのではしょりますが、要はユーロの為替相場をドイツにだけ有利にするように仕組むことで、ドイツはヨーロッパ随一の輸出国になったのです。 

その手口については下の記事をお読みください。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-42f1.html 

そして、ヨーロッパ随一の経済的成功を勝ち取った後に、ドイツはひょっとしてEUは経済以外につかえるんじゃないかということに気がつきました。

ドイツが単独で何かを言えば、かつてのナチの悪行によって角が立つことでも、EUの名で言えば「ヨーロッパ全体の意志」となってしまうのです。

れなら、米国に対して一国で自立路線を走ったド・ゴール主義(ゴーリズム)の轍を踏むことなく、国際社会で大きな力を得ることが可能じゃないか、とドイツ人は思ったようです。

そしてこれは、米英というアングロサクソン圏に、ドイツが率いるゲルマン圏を対峙するという、伝統的なドイツの野望に沿ったものでした。 

かくしてドイツは、冒頭にトッドが述べたように、東へ東へと「版図」を拡大することを開始します。 

これはドイツのいわば本能みたいなものです。 

第1次大戦の原因を作ったドイツ皇帝・ヴィルヘルム2世もそうでしたし、悪名高いヒトラーも揃って東方志向でした。 

ヒトラーなどは、東方はドイツ民族の「東方生存圏」(Lebensraum im Osten※)とまで言う始末で、ヨーロッパを征服した暁には、スラブ民族は全部奴隷にして、ドイツ人の植民地にしてしまうんだと妄想していたほどです。
東方生存圏 - Wikipedia 

トッドは、この「ゲルマンの東方拡大本能」を、EUという手段で、三度実現しようとされているのだと言っています。 

トッドはこう言います。 

「最近のドイツのパワーは、かつて共産主義だった国々の住民を資本主義の中の労働力とすることによって形成された。
つまり、とイツ経済のダイナミズムは単にドイツのものではないということだ。
ドイツ人の成功背、部分的に、かつての共産圏諸国が大変に教育熱心だったという事実に由来している。
いずれにせよ、ドイツはロシアに代わって東ヨーロッパを支配する国となったのであり、そこから力を得ることに成功した。
ロシアはかつて、人民民主主義諸国(注・社会主義諸国)を支配することによってかえって、軍事的コストを経済的な利益によって埋め合わせることが出来なかったからだ。
アメリカのおかげで、ドイツにとって、軍事的支配のコストはゼロに近い。」(『ドイツ帝国が世界を破滅させる』)

 それはトッドがこの本に掲載した、下図を見るとより鮮明になるでしょう。 

Photo_5トッド前掲書

 約5億人を越える巨大な人口を、ドイツ圏は持つに至ったというわけです。

これがメルケル率いる、<ドイツ帝国>なのです。

 

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コメント

おしゃべりメドベージェフが、かつて社会主義国だった旧東欧諸国について、「ドイツに一時的に預けてあるだけだ」というような主旨の発言をした事がありました。
独露の関係の近さを考えると、意味の深い失言でした。

記事のように、ドイツはEUを作り上げ、コントロールしながら、ロシアとの関係を温存、中共の野望に乗るかたちで米国の作った「平和の枠組み」を壊そうと企んだものでしょう。
それがドイツの「戦後レジームからの脱却」策だったとも思います。

東ドイツの優良な労働力を安価に使う成果に溺れたメルケルは、「人権」の名のもと、シリアからの難民をさらなる生産力強化策として無制限に入れ始めました。
ところが、文化も文明も宗教も異なる人々はコントロール不能です。
そこへ持ってきて、国策企業のVW問題の発生、主要銀行の倒産で隠された債務の存在も明らかになり、頼みの中国経済も破綻寸前となりました。
これらの無理がたたって、今の欧州の右傾化があります。

かつて小沢民主党は(知ってか知らでか)、この枠組みに中共を窓口にして、あやうく参加しようとするところでした。
慎重で懐疑的な胡錦涛に忠誠の証を立てるため、140数名の国会議員を含めた500名あまりの日中関係史上最大の朝貢外交を敢行しました。
取り返しがつかなくなるまえに民主党が参院選で負けてくれたからよかったものの、日米関係はずたずたになりました。

「欧州情勢は複雑奇怪なり」と言い残して総理大臣を辞めたのは平沼騏一郎でしたが、安倍総理には以前から欧州情勢も含めた米国引きおろし策が見えていたようです。
いまでも欧州を重く注視しているのは、もっとも身近な存在の本田悦朗氏を、内閣官房参与のまま欧州情報が集約されるスイス大使に任命した事でもあきらかです。

世の中がまだメルケルブームで沸き立ち、中国経済も堅調だった頃から、米国支持=パックスアメリカーナを維持すべく世界をまわり、米国に「喝」さえ入れたのは安倍総理です。
安倍氏の「戦後レジームからの脱却」を単純に「米国からの離脱」と、カン違いしている向きが保守派の間にも多く見られます。
しかし、日本の問題は中共です。
中共は絶対に日本を許しません。
経済的後退は中共の崩壊には直結しません。
「大陸から日本を追い出し、人民を救った共産党」(ウソですが)という朱子学的大義名分論が、選挙も経ない中国共産党の統治の正当性を最後にはささえているからです。

ですが米国はとうとう、中共とケミストリーがピッタリ合うヒラリーか、無知蒙昧なレッドブル=トランプのどちらかの選択になってしまいました。
いかな安倍総理でも、この苦境は相当きびしい。
とりあえずロシアとは敵対しない状況をつくりあげる事ができ、対中共を考えれば上々でしょう。


エマニュエルトッド氏の人口学、2002年刊の「帝国以降」を前に興味深く読みました。彼は確か日本に核保持を勧めてましたね。
この記事にあるドイツ帝国の本は、夢中で読んだのは日本人だけだったのが他の彼の著書との違いですが、私達がドイツを理解するのにある程度役に立ったのではと評価しています。

ドイツがリーダーシップを取る時には東進し、周辺国はえらい迷惑を毎回毎回被るのだけど、最後は皆んなでドイツをフルボッコにする。途中までドイツにくっついてるように見える欧州の国々が昔のイタリアのようにサクッと裾まくりで翻るところを今一度見られるかもしれません。
今回取り込んだ東欧の者達がソ連のエッセンスで宗教観が薄れ危うい程暴力的な衝動がある点、地続きで入って来ているイスラム教徒達、これが今回の違いで、アメリカが距離を置く遠因かなとも思います。

日本も無関係ではないけれど、遠いので、見ていられる余裕が若干あると思います。中独の連携には常に注意を払う必要がありますが。
絶対に、ドイツと組んではいけません。つまりEUと。

戦前、板垣征士郎を中心とする勢力が強引に進めたのが、当時、昭和天皇を激怒させることになった日独伊3国同盟である。

また、満鉄の利権をめぐってはアメリカから共同運営と言う話があった時に日本はこれを蹴っ飛ばしてしまった。

これらが遠因となって日本は米国との戦争に巻き込まれることになってしまったのである。組む相手を間違えるととんでも無い結果になると言う好例である。どうすれば良かったかと言う議論は後知恵になるが、失敗の前例に学ぶことは非常に重要である。

ドイツに行ってみれば分かるが、彼らは日本人を見下しており、酷い差別を経験した日本人も少なく無いはずである。ドイツはゲルマン至上主義であり、日本人に限らず他民族を見下す傾向が強い。ユダヤ人も根絶やしにされそうになった。今、ドイツに流入する難民たちも、いつ何時、虐殺の憂き目に遭うかもしれないのである。

今の時代にと笑うなかれ。長い歴史の中でたかだか70年前の出来事である。今の中国もチベットやウィグルで漢民族の強制移住による民族浄化を進めており、民族根絶やし政策を取っているのである。

集団的安全保障体制は非常に重要であるが、ただ誰かと組めば良いと言う話ではない。基本的に英国、ドイツは反日であり、この事実は絶対に考慮すべきであろう。

これは興味深い記事を投げてきましたね!

そう。日本人の多くはドイツは理詰めで事を進める合理主義で道具のファンも多いです。
が、冷戦時には対ワルシャワ条約機構の最前線で、核のボタンは米英に委託しながらも「自国内で使用すること」を前提にしたイビツな西ドイツ体制でした。
冷戦崩壊後にはそれこそEU体制の中でリーダーシップをとりつつも宿敵ロシアの顔を伺いながらも「東へ東へ」です。実にしたたかです。
日本には真似のできない戦略と地勢ですね。

昨日以前の記事で3国同盟直前までナチスが蒋介石に肩入れしていた事実や、それでやられまくって日中戦争に突入した日本。国際関係は冷徹です。(バカな陸軍や朝日新聞についてはここでは置いときます)
彼らは自国の利益なら遠い東アジアでの出来事となると『ニッポン?なにそれ。』です。儲かるのは中国ですから。

山路さんの仰る通りですね。とにかく今はロシアとの敵対は絶対に避けたい。
あとふゆみさんの意見も同様です。手軽なインターネットと違い「距離が遠すぎる」んです。日本がNATOに加盟する理由やメリットなどありません。

さて、ここで微妙な位置にあり極東の守りの要になっている日本はどうするのか?
米国でトランプにしてもヒラリー体制にしても難しい対応になりますが…、『防衛』の観点からはとにかく固めるしかありません。

フィリピンやオージーの政権の行方も広く考える必要があります。これは数年レベルではなく数十年から数百年レベルでの国家の計です。もちろんいわゆるスパイやら2重スパイ、産業スパイ、といったものです。

私は、現在の我が国が置かれている現状を深く憂慮しています。
かつて森永卓郎先生(私は割りと好きだけど、ライザップで痩せたというよりヤツレテ10年老けたね)が、もしこの平和国家が侵略されたら「平和の民として全滅するもやむなし」とか宣ってましたが、冗談じゃない!
一人でも生き残ってゲリラでもレジスタンスでも戦うのが当たり前でしょうに。あれは本当に学者か?と。

*まーた、武田邦彦が「誰にでも分かる経済学」なんてチャンネルをYouTubeに立ち上げて(分かりやすい)出鱈目な解説を始めてます。あの無節操なカネの亡者はどれだけ儲けたいんでしょうね?東日本大震災と放射線障害をネタにして既に一生涯楽隠居できるくらいは儲けておいて、批判が厳しくにった一昨年夏には急にダンマリ。しかしテレビは取り上げる。
ゲスなエセ科学者とマスコミという相性バッチリな組合わせなのだろうと。。

愛国命さん。

先日は失礼しました。
ここのところのコメントを見る限りですが、あなたと私、考えはかなり近いかもしれないとおもいます。

ドイツに行って嫌な目にあい道具も実は丈夫が取り柄の使いにくさでげんなりした者ですf^_^;)
ゾーリンゲンの有名メーカーの主要品はメイドインチャイナ、しかも最高級品はメイドインジャパン。何が確かなドイツ製品じゃ!とあの何でもありな姿勢にこっちまで無表情になりました。

ドイツにとって中国は作らせたり売ったりするには最高の客なんでしょう。彼等の敬愛するギリシャやローマよりも古い歴史を持つお得意先の中国の、爪の先っちょの白いところ位が日本。という扱いかな。まあ色んな人が居て楽しい事もあり嫌独には至りません。
小学生の頃、関西弁で言う所の(今はもう死語?)「いきり」な奴が最後に総スカンを食らってたのをドイツの脱原発や難民への振る舞いを見てると思い出します。

東南アジアにおいては、華僑ばかりでなく穏健なイスラム教徒が主要な位置を占められるようにサポートするのが良いかと思います。

大戦になってないのに政争や飢餓や貧困で国家が崩壊して人が大量死もしくは難民化するのが21世紀型の戦いなんでしょうか。そんなことを最近考えて暗くなっております。

山形さん

>森永卓郎先生が~もしこの平和国家が侵略されたら「平和の民として全滅するもやむなし」

なるほど、そういいましたか。
そういえば、辛 淑玉も「日本人は、自分が殺されても 殺さない覚悟が必要だ」と言っていました。

しかし、これは森永や辛が正しい。
だって、憲法にそう書いてあるんですからね。
憲法を正しく読めばそれ以外考えられないですよ。

「ドンと来い!」と難民受け入れを表明したメルケルさん。
「ドイツはエライのう、さすが自由主義の国だ。人々に
対して、根っからの自国民も難民も平等に扱うなんて、
ムラ社会の日本には逆立ちしても出来んぞい」と思って
いたら、すぐに撤回して、難民が地中海のモクズになり
かけたりして大変な事に・・ドイツもエエかげんだのう。

経済的弱者の有権者(当然多い)が、「他人の自由より、
俺のメシ」を言い出したら、米も独も日も民主政治国は
めっぽう弱い。偉いセンセイも、次の選挙でタダの一般
ピーポォにされてしまう。

その点、中共、北共などの独裁政治国は強い。私が彼国
の国民なら、もうとっくに気が狂っている。投票権も無い
ので、上層部は歴代王朝のつもり。人民は、王朝の家畜
でしかない。孔子さんも業の深い学問をしたモンだ。

地球の裏側で遠いと言ったって、世界史ではトコロ天式
として、アジアの覇者が勢力拡大して、ゲルマン民族の
大移動、モンゴル帝国進行、サラセン帝国侵攻、などと
欧州もアジアの覇者の影響を受けまくってる。ドイツを
ふくむEUが、「日本はカワイソウ、中共に潰される」
「でも遠い欧州は関係ないもんね」と思っていたら、大き
な間違い。中共は怖いぞ~、トコロ天の影響はドーバ
ーまで行くぞ~

ただでさえ、税金もたいして払わないのに投票権を持って
て勇気もないのに勇ましくて無責任で声がデカイ一般
ピーポォを大勢抱かえる政治的に弱い自由主義国家は、
共産独裁国家に対して弱い立場にある。米・EU・日本は
スクラム組まないでどーする?安倍さん、外務省の官僚
のケツを蹴りあげて、EUと熱く語るようにして下さい。

人権の名の下に難民受け入れ、その裏には安い労働力確保の算段、クリーンディーゼルとかいいながら実態は不正操作、ドイツの「いい子ちゃん病」は周辺に直接浸潤する上に思わぬ合併症(しかも長期的かつ重大)を引き起こすやっかいなビョーキですねぇ。中国に遠隔転移するのかしらん。

後半興味深く掘り下げて追記されていて再読いたしました。
統一以降ドイツが獲得した労働力と、アメリカが近年血のように入れ続けてきたヒスパニック労働力との大きな違いは、宗教です。アメリカ大陸はキリスト教がまだ現役で、米国はこれでフォローされている部分がかなりあります。
ドイツ人は旧西独ゲルマン若者の教会離れも進んでいますが旧東独出身者は中流以下の宗教観が希薄でキリスト教圏的なものが辛うじてあるかどうか位。そして大量のムスリム。
EUの屋代のおかげで保ってる訳で、最近ほんと調子乗りすぎて己の中身のぼろっちさを忘れてるのかもしれないですね。
世界がブロック化する必然性を感じつつ、私は今更ですがイスラムについて勉強しようかと思いました。

愛国命さん、山形さんのような方々の意見が当たり前のはずなのに、どういうわけかネットウヨ扱い。「そげなもん幻想たい!」という幻想から目を覚ますには、どぎゃんしたらよいのやら。取り敢えず私は、「民間防衛」とクリス・ヘムズワース主演「レッド・ドーン」を知人達に勧めてます。
北朝鮮によって(初期段階では中国だったが変更)アメリカが占領されるというB級感溢れる設定でしたが、中々丁寧な作りで面白かったです。感想としては「アメリカを占領すんのは面倒だなー」でしたが、占領されるのが我が国と、置き換えて考えたら、

途中送信失礼しました。
果たして、どれだけの日本人がレジスタンスを結成して命をかけられるのだろうかと考え込みました。劇中で近所のワルガキが裏切って元友達を売るシーンがあり、むしろ我が国では寝返りそうな人物ばかりで不安のあまり、陛下が檄文を飛ばして~等々妄想がつきません。

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