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月曜雑感 どうにもならない現実と個人の希望について

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今日は週の始まりですが、まとまった記事ではなく、雑感としてお読みください。

タームさんとの議論はいったん区切りをつけた上で、移転問題についてやはりもう少し書いておこうと思います。 

HNやすさんという方から。「責任や権限がない立場で言う以上、それは個人の自由だ」といった意見がありましたが、まぁそりゃそういう言い方をしたら、そうだと思います。 

私は、先週、ターム氏と議論してきました。

私なりに誠実に対応したつもりですが、最後にデッドロックになったなと感じたのは、タームさんが最後まで防衛局の机上の計画から出てこようとしなかったことです。 

06年合意が「ある」、「米軍再編は計画されている」、そのとおりですが、では12年までに9千名の海兵隊が引き上げましたか?寡聞にして聞きません。 

「20年代前半まで」と防衛局は書いていますが、結局、それも防衛局の期待値にすぎません。 

20年代前半には、普天間の移設には一定のめどが立っているはずですので、なにかそれとの関わりがあるのかもしれません。 

日米当局者の議事録でも出てくればわかるでしょうが、国際交渉において、そのような情報開示は数十年後ならともかく、現状では不可能です。

なぜこう延び延びになるのでしょうか。それは現在の東アジア情勢が安定期ではなく、流動期だからです。

その原因は、大きくは米国の覇権国家からの凋落と、それに代わって中国が軍事大国として台頭する時期にあたっているからです。

そして望むと望まざるとに関わらず、沖縄は地理的に中国の正面に位置しています。

私たちはこういう時期に生きており、この諸条件に規定されて議論するしかないのです。

「なんだ責任も権限もない連中の議論か」といわれますが、蟷螂の斧だとしても淡々とやり続けるしかないのです。

ごまめの歯ぎしりによってまれに歴史が動くことがあることを、私たちブロガーは慰安婦問題朝日誤報事件で知りました。

そもそも、もし植村事件が発生する90年代初期に、SNSに今程度の力があれば、慰安婦聞問題など起こりようもなかったはずです。

オスプレイについても、これがもし10年前なら、マスメディアの偏ったデマゴギーが事実として国民に定着していたはずです。

今回の熊本地震でも、オスプレイ危険デマを朝日が性懲りもなく蒸し返えそうとしましたが、国民の多くからは相手にされませんでした。

岸井成格氏は、「メディアの本分は権力の監視にある」なんて言っていますが、ならば、私たちブロガーは「SNSの本分はメディア権力の監視にある」と言えなくないこともありません

ただし、それはあくまで結果としてメディア批判になってしまうのであって、本来はSNSの集合知による真実の探索だろうと思いますが。

それはさておき、私にとって沖縄問題など、まさに「こうあってほしくない」ことばかりです。 

辺野古の海は、かつて私のもっとも愛した海でした。

牛にやる草を刈った後に、汗だくになって共同売店で買ったオリオンを飲みながら、テンプラを齧ったのもこのヒヌクの浜辺でした。

誰が、この海を埋め立てたいものか。冗談ではない、と常に思っています。

夜、東海岸を走ると、崖の上にオレンジ色の照明にたたずむヒヌク弾薬庫が見え、底知れぬ恐怖を感じたものです。

私は米軍基地などひとつ残らずさっさと出ていって欲しいし、その代替は完全に自衛隊にやって欲しいと思います。

キャンプ・シュワブが陸上自衛隊宜野座駐屯地になれば、私は心の底から乾杯します。

と同時に、他にどうありようがあるのか、どうしてこんな答えしかないのか、他に解決方法はないのか、という気持ちに苛まれていました。 

しかし、ではそれかどうしてそれができないのか、私の「個人の自由」意思とは別にして、突き放しておかないと、原因となるストラクチャー(構造)が見えてきません。

私が神保謙氏や三浦瑠麗氏などの国際関係論学者に注目するのは、そのためです。

米軍は今、沖縄から出て行けない理由があるし、自衛隊には海兵隊に代替する能力がありません。 

そもそも担っている任務が違います。海兵隊はアジア全域の紛争に「面」的に対処するために沖縄にいます。 

自衛隊はいまだに憲法の縛りによって、そのようなことはまったく不可能です。 

土曜日の記事でアジアの安全保障インフラを大屋根にたとえましたが、大屋根を維持するのが米国の役目なら、日本は少なくとも現在は、その大黒柱という黒子に徹するしかないのです。 

このように状況は悔しいですが、タームさんが言うのとは違った意味で、「個人の自由」にはなりません。

しかし人間という生き物は、この重い歴史的現実と、「個人の自由」な希望との狭間で生き続けてきたのではないのでしょうか。

次回、もう少し具体的に書きます。

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

>私は米軍基地などひとつ残らずさっさと出ていって欲しいし、その代替は完全に自衛隊にやって欲しいと思います。
キャンプ・シュワブが陸上自衛隊宜野座駐屯地になれば、私は心の底から乾杯します。

(あくまで、そこに至るまでのあらゆる困難の存在は別として、)こにブログ主様の理想があるわけですが、私としては釈然としないもの、違和感を感じるところです。
これは米側の国内世論や諸々の事情をもって自主防衛の方向に備えなくてはならない、という観点からのものではないようです。
また、「自分の国は自分で守る」という、保守派的倫理的観念からのものとも別種ないんじゃないでしょうか。
キャンプ・シュワブが陸上自衛隊宜野座駐屯地になれば、沖縄の何が変わるんでしょうか。軍事基地は軍事基地ですよね?
「米軍基地などひとつ残らずさっさと出て」という言葉からは、米軍への憎悪感情もある程度感じられてしまいます。

ブログ主様は「沖縄の異民族に支配された歴史」という事をよく申されますが、今の米軍は異民族に支配された歴史の延長戦上にある、とお考えではないですか?
ある意味、HNタームさんはブログ主様のそういう部分にシンパシーを感じていたのではないのでしょうか。
私は「異民族に支配された歴史」観にも組しませんし、仮にそうだとしても、そうした感情を将来の沖縄のありかたの根底に組み込む事は方策を誤るもとになる、と考えています。
度重なる米軍による事件についてもそうです。
事は、わけて考えないといけないと思うものです。

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年5月 2日 (月) 06時41分

山路さん。実は本音を書きすぎたかなと反省しているんですよ(苦笑)。
私は米軍一般は別にして、沖縄の米軍は軍事占領したままで居すわっているわけです。
その理由はお互いに了解している通りです。

だから、彼らは平気で沖縄戦で戦死した米兵を顕彰した名前をつけてしまいます。
シュワブ、ハンセン、キンザー、みんなそうです。
どこか彼らは:「占領軍」の気分がぬけきっていないのです。
だから、正直言って、「占領軍」としての米軍には出て行って欲しいですね。

そりゃ、かつてと違ってずいぶんとスマートになりましたがね。
地元紙が焚きつける反米感情は、少女強姦事件などはべつにして、その多くはたわいもないものが主です。
ですから、憎悪感情というより、是々非々でみるようにはしています。

私は反米感情はないといえばウソだし、ではあるのかといえばそうでもありません。
その時次第で反米6割、親米4割になったり、東日本大震災時の時は、親米9割9分でしたからね。

ドイツなんかでもそうでしょうが、軍事占領した異民族がそのまま居すわった形で「守護者」となるには、ずいぶんと感情的抵抗感があったとおもいます。

私は沖縄戦は多少勉強してきましたし、住んでいた時はできるだけ踏査もするように心がけました。
まだ多くの遺骨が埋もれています。
今でも、本島はそれ自体が巨大な墳墓なのです。
白梅の塔などの慰霊碑には、できるだけ訪れて、手を合わせるようにしています。
そんな私が、いまだその上にいる「占領軍」を表裏なく好もしくおもうことはありえないでしょう。

ただし、それと合理的判断としての在日米軍の果たしている役割は別の次元にあります。
安全保障論、あるいは国際関係論の世界と、そのようないわば情念の世界とは一線を画すべきであって、ゴッチャにするべきではないのは、仰せの通りです。

私が混同していないのは、貴兄もご存じの通りです。たまに沖縄だけは脱輪しますが(笑)。
これは仕方がないですよ。許されよ。

投稿: 管理人 | 2016年5月 2日 (月) 07時32分

沖縄については様々な誤解があるようですが、その最たるものが沖縄人は古来の少数民族であると言うものです。

現在、熊本では地震が続発していますが、もともと九州は全体が火山島であり、狭い領域に火山や断層が集中しています。
過去、九州地方では多くの火山が大噴火し、九州地方の人々は四方八方に逃れました。

一部は中国や四国、一部は韓国、一部は沖縄を含む南西諸島方面です。沖縄にも多くの九州人が逃れたのです。
これは遺伝子民俗学的に見ても確認されていることであり、沖縄人は日本人の血が流れるれっきとした日本人です。

余談ですが、韓国の南の方の女性の遺伝子(ミトコンドリア遺伝子)も日本人と共通しています。
韓国南部の女性が日本人から見て懐かしい雰囲気を漂わせ親日的であるのはそのためです。
残念ながら男性は北からやって来た蛮族により滅ぼされてしまいましたが。

一方、沖縄人は中国からの渡来人であるとか、土着の少数民族であると言うのは沖縄を日本から分断しようとする悪意を持ったデマです。
もともと広大な中国大陸から狭苦しい日本や沖縄などの島国に渡る必然性はありません。海に囲まれた日本民族は海洋民族であり、古来より東南アジアや周辺の島々に渡航していました。
沖縄に中国文化の跡が見られるのは、長崎などと同じく、中国と交易があったからです。

投稿: 愛国命 | 2016年5月 2日 (月) 08時30分

ブログ主様

おっしゃるように、確かに在沖米軍にとって沖縄は未だに特別な感情が残っているようには感じますね。
少し前ですが、米軍に限らず米国でのある方面では「OKINAWA」と言えば、「性の解放区」のようなイメージであったり。
米軍には引きずるものが全くない、と言えばそれは嘘でしょうし、逆に米兵のペット志願みたいな女性も未だにわんさかいるのも現実です。

>まだ多くの遺骨が埋もれています。
今でも、本島はそれ自体が巨大な墳墓なのです。

少なくも、「矜持」というものは必要でしょうね。
それが無いと今度は、逆の失敗もあり得ますから。

良く理解出来ます。


投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年5月 2日 (月) 09時14分

愛国命さん。

気持ち的には分からなくもないのですが、
『だから、なんなんだよ!?』
としか。

優性学の最初の一歩のようなことをおっしゃってますが、遺伝や歴史と現在の地勢を余りにも軽んじていませんか?

そんなこと言っていたらアメリカ合衆国や英国王室も存在しえないわけですが。いったい何が言いたいのか分かりかねます。

投稿: 山形 | 2016年5月 2日 (月) 09時24分

山形さん
沖縄人をアイヌ等と同じ少数民族として位置付け、それを根拠に沖縄独立論や沖縄中国帰属論を展開するのはおかしいと言いたいだけです。簡単なことを言っているだけですが、分かりませんか?沖縄人は日本人だけど、それでも日本から独立したいと言うなら、それはそれで構いませんが。でもそれでどれだけの人が納得するか。

投稿: 愛国命 | 2016年5月 2日 (月) 09時41分

 防衛局のグアム移設計画は、「ありんくりん」さんがおっしゃるとおり、あの時点での計画でしかありません。私が防衛局(当時施設局)の職員であったときに、それをチラット見たことがあります。海兵隊はグアムへ移転するのだろうかと思ったのですよ。そのように感じさせるものはありましたね。一方、この計画に信頼性を私は置いていなかったのですね。公務員はまとめるのが上手です。どうせ、本庁(当時は省ではない)がある情報を元に作成した書類だろうというぐらいに思ってましたよ。世界情勢が変わったのでしょう。

 沖縄は単なる墳墓の地ではありません。沖縄は「英霊たちの戦い倒れし地」とお考えください。そうでもしないと、沖縄人にはいつまでも被害者意識が残ってしまいがちです。歴史の暗い面ばかりを見て、自虐的史観に陥ってはなりません。大東亜解放の聖戦であったということも日本人なら言うべきでしょう。

 遺骨収集は私もやったことがあります。小学校の頃は、防空壕探検をやっておりました。多くは、日本軍兵士の戦った陣地豪です。現在の那覇新都心の北側斜面(安謝)の陣地豪(表は墓)では、20メートルほど入った奥に、まだ新しい重機関銃が放置されておりました。日本軍が米軍の攻撃に耐えかねて、大事な武器を放置し撤退せざるを得なかった様子が想像できました。

 この戦闘豪で感じるのは、「日本軍強かれ」という思いなのですね。負けてしまい悔しい、しかし一生懸命戦ったというのが軍人さんの思いだったのだと思います。

投稿: ueyonabaru | 2016年5月 2日 (月) 09時59分

愛国命さんは

 お気持ち私にはよくわかります。沖縄人は古い日本人だと私は言っております。古いので、すこし遅れた面もありますが、どうぞよろしくお願いします。

 沖縄の拝所巡りもしましたが、日本の信仰(神道)の古い原初の形式が残っているのではないでしょうか。言葉も、感性も共通するところが大部分です。すこし、違うのは、南方の遺伝子を多く持っている点なのではないでしょうかね。

 民族の血が一緒だから日本人だとも言えますが、理想の日本人とは、単に血統によるばかりではないでしょう。日本的価値観を持つ必要があると思いますね。皇室の精神、日本の伝統的価値観、武士道の精神、大和心などへの共感がなければなりません。金美齢さんは中国の地を引きますが、彼女は立派な日本人です。

 日本人の伝統的な精神を失ったものは日本人ではないとも言えますね。法律的には日本人でも、心は中国人であったりアメリカ人であったりします。多くの日本人がホントの日本人になるように努力してまいりましょう。

投稿: ueyonabaru | 2016年5月 2日 (月) 10時49分

愛国命さん。

それなら私の疑問と同じですね。納得です。

後半は私の発言に対して何を噛み付いているのかまるでわかりません。小数民族独立などは全く考えていませんから。無駄な挑発は後免こうむります。
まあ、落ち着いて。今後もよろしくです。

投稿: 山形 | 2016年5月 2日 (月) 11時43分

管理人さんこんにちは。

議論の前提条件を、「個人の自由」ではなく現実の有り様を受け止めて設定しようということですかね。
納得しました。同意です。

管理人さんの、ターム氏からの「個人の好み」の指摘に対する反応が、ここでの議論の内容や結論を「個人の思い」から超越させて特別なモノのように扱っているようだと、私は読み違えていました。
(ある種の運動のように、自分たちの議論こそ特別、崇高として扱いインナーにこもって先鋭化していくような…)
それに対して、議論の内容や結論の質が高くても、大くくりには個人の想いの範疇は出ないだろう、それで現実が動くわけでもなし。と私は思ったわけでした。

私の読み違え、理解不足でした。申し訳ありません。

投稿: やす | 2016年5月 2日 (月) 12時45分

やすさん、ここに限ってそういう論旨は展開不可能(あらゆる方向から非難集中)なので身構えずにポジティブに反論や意見交換できたらと願っています。

投稿: ふゆみ | 2016年5月 2日 (月) 13時01分

ueyonabaru さん
全く同意です。
母が具志出身で、宇栄原に住んでいた頃
日本軍の壕が至る所にあり、友達と探検
してました。壕の中には、まだ多くの遺
骨がありましたが、あの頃は復帰前で遺
骨収集が無かった時代 収集されずに、区
画整理されましたね。今でも残念でなりません。あの頃、琉球政府はどうして活
動しなかったのか不思議です。

投稿: 宜野湾市民 | 2016年5月 2日 (月) 13時08分

あと、これは枝葉なのですが多くの日本人が思ってそうなので私は違うと思うと書いておきますm(__)m
>ドイツなんかでもそうでしょうが、軍事占領した異民族がそのまま居すわった形で「守護者」となるには、ずいぶんと感情的抵抗感があったとおもいます。

彼等は異民族統治への抵抗感よりも敗者として支配される敗北感がメインでした。白人同士で国別に組別れて世界規模で戦争した感覚です。フランス人にもアメリカ人にも言語が違い他国だとは思ってもキリスト教圏で異民族だとは思わなかったでしょう。アーリア人もどこにもいますしね。
ドイツはやるといつも負けを繰り返すので負けず嫌い半端ない国民性になってしまいました。

投稿: ふゆみ | 2016年5月 2日 (月) 13時24分

いつも読ませて頂いております。

日本が米軍を頼らなくとも国防出来るようになることが理想ではあります。
しかし、仮にそうなったとしても、ただ一国を自衛できるに過ぎません。
ハブ&スポーク形態の防衛体制において、日本は米国と一本のスポークで結ばれているのみならず、アジアの「小ハブ」という立場にいるのだと理解しております。
沖縄から米軍が完全にいなくなるためには、日本が米軍に代わって、日本のみならずアジア全域に傘を広げる立場になる必要があるのかなと思いました(もしくは中国が、というオプションは願い下げです)。
米国が世界の警察を降りようとしている昨今、アジア限定とはいえ日本がその役割を担うのは、現実的にはもちろん、理想的にも過分であると考えます。

あぁそうか。だからそこで、日本がアジアの警察でなくとも済むように、ASEAN 諸国で NATO のような防衛体制を築くべきだということになるのですね。腑に落ちました。
それがうまく機能し始めるまでは、米軍には沖縄にいてもらわなければ困るのでしょうね。

投稿: CES | 2016年5月 2日 (月) 14時54分

CESさん、全く同意見です。NATO式のネットワークにも決断力に欠けるなど理想とはいえない部分があるとは思いますし欧州の力関係とアジア各国の力関係はまた違うので工夫が必要です。
そこらへんの話こそしたいのに、中々進まないですねf^_^;)

投稿: ふゆみ | 2016年5月 2日 (月) 16時25分

疑問なのですが、
アメリカが完全撤退後、常任理事国でな
いASEAN諸国で 中国に対抗する事は
可能なのでしょうか。

投稿: 宜野湾市民 | 2016年5月 2日 (月) 17時26分

>> <東南アジア+日米vs中国>という新たな構図を作れるか否か

米国が覇権国家を降りた後の力の空白に乗り出してくるのは中国だけなのでしょうか?
米国が降りたあとのウクライナやシリアではすでに、ロシアが(粗暴な)警察官役を買って出ていますが、極東アジアでは?

日本は軍事的に南西方面にシフトしていますが、二正面作戦はつらい。サハリンから資源を買って仲良くするくらいしかいい手は思い浮かびません。

投稿: やす | 2016年5月 2日 (月) 21時22分

やすさん、懸念わかります。ロシアは国内割れてないのでフットワーク軽いですもんね。
とはいえロシアの極東の先にはアラスカがあり、そんなに気軽にノシっとは出られないと思っています。そしてロシアも三方同時にいくほどの国力は無いのが救いかと。勿論油断は大敵です。

投稿: ふゆみ | 2016年5月 2日 (月) 21時33分

ふゆみさん

はい、ロシアがNATO正面に出張っているうちはアジアは大丈夫かなと思います。
ロシアがどうでるかは、欧州とアジアの米軍再編がどのように進むのかによるのかもしれません。
アジアからだけ米軍がひいてしまっては、相対的に欧州よりアジアへ出てきやすくなってしまう。
沖縄の米軍再編とも無関係ではないとおもいます。

日本はロシアに対しては、中国と事を構えた際に味方にはならずとも敵にもならないような外交をしていくのでしょう。
アメリカがロシアを批判した時も、日本は単純に追随せずかなり抑制的な批判でした。かなり気を遣っていた。
そして、ロシアとの外交ツール(緩衝材)として北方領土交渉(と資源外交)があるのだとおもいます(だから中国がああなっているあいだは、北方領土は帰ってこない)。

投稿: やす | 2016年5月 2日 (月) 23時41分

やすさん、簡単に。
筑波大のロシア研究者の中村逸郎氏によれば、ソチにASEANの国防大臣が集合したそうです。
ソチはプーチンの「聖地」です。
ソチで初の五輪をひらき、直後にクリミアを簒奪し、そして中東の主導権まで取りました。
支持率は90%越えです。

ASEANの国防大臣は、このプーチン大帝の謁見でなにを得るつもりだったのか興味深いことです。

ロシアは、米国のセットバック(後退)に乗じて中東の主導権を確保しました。
そして、アジアにおいても、同じ構図をやろうとしているように見えます。
習とは予想通り蜜月は既に去年に終わったとされています。

さて、ロシアという強力なプレイヤーが登場するかもしれないアジア。どうなりますか。

投稿: 管理人 | 2016年5月 3日 (火) 16時53分

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