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2016年5月14日 (土)

私がドイツを信じないわけ

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どうもこの「ドイツ帝国」シリーズは弾みません。要は、私が好きではないんでしょうな、このドイツという国自体を。 

私がこの国に深い不信を持つようになったのは、あの忌まわしい福島事故でした。 

私にとって人生観が変わるほどの体験だったのですが、私は今もってあの時に何を発言したのか、どのように行動したのかが、その人や国を判断する大きな基準になっているところがあります。 

この時、ドイツのテレビ局のTDZ(第2ドイツテレビ)は、わざわざ福島現地にまで押しかてて、一本のセンセーショナルな報道番組を作ります。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-0a22.html

そしてTDZはこの取材を基にして、本格的ドキュメンタリーの「フクシマの嘘」を作り、国際エミー賞にノミネートされました。

つまり、TDZ報道が、ヨーロッパの「フクシマ」観を作り上げ、後にメルケルの脱原発政策を生み出すきっかけだったといえるわけです。

Photo
こちらからTDZのフルテキストが読めます。(TDZ「フロンタール21」2011年8月9日放映)
http://memo-no-memo.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/zdffrontal21-8e.html

ところが、これはテキストを見ればわかるように、少なくとも当時「被曝現地」で戦っていた私の眼からみれば、全編デタラメのオンパレードで、プロパガンダ特有の印象報道を、これでもかとばかりに視聴者に叩きつけます。

「80km離れた水田で5万3千ベクレル/kgの土壌汚染」
「自宅庭の空間線量90マイクロシーベルト/h」
「人間の想像力を超える惨事」
「人類史上最悪の惨事」

やれやれ、1000ベクレル(Bq)を超えているのは、このシイタケとタケノコだけですって。 

100Bqを超えているのさえ、ブルーベリーなどごく一部で、しかもそれらはすべて政府によって出荷停止になっていました。 

ほとんどの野菜は、20~100Bqの範囲で、検出限界以下(ND)の20Bq以下も少なからずありました。  

取材において、TDZはあらかじめドイツから持ってきた、「チェルノブイリを上回る人類史上最大の惨事」という予見に合うものだけを恣意的に選んで取材しました。 

たとえば、同じ地域で作られた農産物のうち、あえてもっとも放射性物質が蓄積しやすい地衣類のシイタケのみを選んで報道しています。 

そしてそれらの農産物が出荷停止になっている事実をよく知りながら、ナレーションからあえてはずしました。 

この福島農産物の放射能値は、当時もっとも騒がれていた問題で、TDZから取材を受けた現地の放射能測定グループは、丁寧に説明したと証言しています。 

もし「被曝地福島」を客観報道したいのならば、シイタケとブルーベリー以外の農産物は検出限界以下だったことを平等に報じなければなりません。 

報道とは、事実の積み重ねによる「思想」表現媒体です。 

「思想」を言いたいがために事実を歪曲してしまっては本末転倒で、事実を無視してやるならただのファンタジーです。 

ちなみに、これはドイツ人に限ったことではありませんが、当時、関東に住んでいたヨーロッパ人は文字通りひとり残らず、大慌てで帰国しています。 

私がある放射能問題のシンポジウムでお会いした女性は、ドイツ人の夫が、自分を置いて後ろも見ずに逃げたと苦笑していました。 

ところで、このようなドイツ人の「日本の不幸は鴨の味」趣味は、「鴨」が皿から消えそうな時にもはしなくも現れます。 

ドイツ人はことのほか、日本の「従軍慰安婦」問題を愛好していました。おそらく韓国人といい勝負であったでしょう。 

まるで、これこそが日本の恥ずべき戦争犯罪で、自分たちはこんなものからとっくに手を切って、清く正しく美しく生きているんだ、というのがドイツ人の自慢でした。

日本人の歴史認識の不誠実さが、あたかも自分の高潔さの証明であるかのようにです。

ドイツ人自慢のヴァイツゼッカー演説の偽善は、とうにバレているというのにね。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-d286.html

ちなみに日本に1回来る間に、中国には7回行っています(苦笑)。去年3月に訪日したメルケル女史は、こんなことを日本でくっちゃべっていきました。

「メルケル首相は講演で、ヴァイツゼッカー独大統領(当時)の1985年のスピーチ「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」を引用。ドイツは戦後、かつての敵国とどのようにして和解することができたのか、との質問に対して「近隣諸国の温情なしには、不可能だった。ただ、ドイツ側も過去ときちんと向き合った」と述べた」(ロイター3月9日)

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あのねメルケルさん、自分の国がどうやってようと知ったことじゃないが、他人様の家に来て自慢たらしく、説教垂れるんじゃないよ、余計なお世話だ、つうの。

ドイツは戦後、西と東に別れた分裂国家となりました。そのために正式の講和条約はドイツ統一まで待つという理由で、国家間の賠償は行なわれませんでした。 

また、ドイツは、自由主義陣営にとっても、共産主義陣営にとっても重要な前線国家だったために、賠償を課すことをしなかったともいわれています。 

このような歴史条件があったために、ドイツの戦後賠償のすべてがナチスに迫害された人達への個人補償の形を取らざるを得ませんでした。 

ドイツ連邦補償法は補償対象をこう定義しています。 

「ナチス迫害により、生命、身体、健康、自由、所有物、財産、職業経済上の不利益を被った者への補償」 

つまり、ドイツはナチス関連しか責任を認めていないのです。

ドイツは同法に基づいて、710.5億マルク(現在換算約3兆5951億円)が支払われました。 

ベルリンを分割した連合国主要4カ国は賠償を放棄し、あとの諸国については各種の二カ国間協定で処理していったようです。 

一方日本はドイツのように分割されることなく、1951年にサンフランシスコを締結し、55カ国中44カ国と講和しました。 

その結果を踏まえて、それらの国々とは二国間協定で賠償を行いました。 

総額で借款含めて、6523億円(現在換算20兆971.42億円)支払っています。これは当時の国家予算の3割に達しています。 

ちなみに韓国は、当時は日本であったために、別枠で1965年の日韓基本条約として処理されています。 

お気の毒にも、当のドイツ人が知らないだけで、ドイツ軍は日本とほぼ同時期に占領各地で、現地の女性やユダヤ人女性による慰安所を設けていました。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-91ca.html

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Wikipedia 慰安所としたシナゴーグ(ユダヤ教会)に入るドイツ兵たち

秦郁彦氏は、むしろ日本がドイツから慰安婦制度を教わったのではないか(「慰安婦 戦場における性」)と述べています。

そのドイツのフランクフルター・アルゲマイネ紙のカーステン・ゲルミスは、朝日新聞が誤報と認めて謝罪した事件の直後にこんな記事を発信しています。

ちなみにフランクフルター・アルゲマイネは、知識人向けの高級紙とされているそうです。

Photo_3 出典不明

なかなかシブイ内容で、こういう朝日新聞謝罪に対しての報道もあるのだと、たまげた記憶があります。

「安倍政権の閣僚たちは朝日新聞のこの誤報問題を、政府に批判的なリベラルな新聞に効果的な一撃を加えるに利用しただけではなく、慰安所で若い女性に性的暴力を加えた事実そのものを否定するために利用している。
ドイツの閣僚が、後に嘘だと分かるひとつの証言のためにホロコーストそのものがなかったと主張するようなことなど考えられるだろうか!
まさにそれと同じことを日本の右翼、歴史修正主義者たちはしているのである。彼らは日本軍の関与を証明する記録はないと主張し、多数の韓国・朝鮮の女性たちの証言を「信頼できない」として無視している。拉致された女性の中には15~6歳の少女たちも多数含まれていた
。」(訳 川口マーン恵美氏)

さすがいつもは弱腰の外務省から抗議を受けるとゲルミスは、「5年前にありえなかった新しいことといえば、日本の外務省からの攻撃にさらされるようになったことだ」とまで書いています。

こんどは「歴史修正主義の独裁者安倍」が、政府機関を使って自分の言論を封じ込めようとしているのだ、と言いたいようです。

自分は言いたい放題、ウラも取らずしゃべり散らして、政府が反論すれば、すぐに言論抑圧だと泣きだすような鳥越氏、岸井氏、金平氏たちみたいですね。

Photo_4フランクフルター・アルゲマイネ紙カーステン・ゲルミス記者http://www.2nn.jp/seijinewsplus/1430176376

もはや脱力します。ホロコーストと慰安婦問題を並べること自体、イっちゃっています。

ゲルミスさん、お聞きしたいのですが、貴国はいまでも売春制度は残されていたはずです。

しかも確か、40万人もいますね。わが国の韓国人慰安婦は20万人だそうですから2倍です。

ドイツの場合、その多くは東欧からの「移民」に名を借りた出稼ぎ女性たちです。

また、ドイツの中に構造化されている、危険な仕事・汚れ仕事・ドイツ人がやりたがらない単純労働、そして売春は、今や東欧の人間たちがやることですね。違いますか。

こういうことを、私の国では「差別」、あるいは二重規範と呼んでいます。

もしゲルミスさんが、日本の戦時娼婦を「性奴隷」と否定するなら、自分の頭の上のハエを追ってからにしなさい。

ただ、ドイツ人が常日頃言うように、唯一、日独の戦時慰安婦が異なるのは、日本のそれがドイツとは異なり軍の「強制連行」によって、あたかもアフリカの奴隷狩りのように拉致されたといわれている、その一点のはずです。

ドイツの現在の、あるいは過去の戦時娼婦は自由意志だったが、日本は憲兵が駆り立ててトラックに乗せてレイプしたものだと、そういうことですね。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/09/post-d3cf.html

100%嘘です。

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アングレーム漫画祭の韓国政府出展作品より。韓国人少女が兵隊に拉致されてレイプされ、慰安婦にさせられている。日本兵は涎を垂らした野犬として描かれている。

この「韓国人女性強制連行」説を世界に喧伝していた、もっとも大きな媒体が朝日新聞でした。

そして、朝日自身、これを否定せざるをえなかったのが、まさに朝日新聞誤報事件の本質なのですよ。

そもそもナチスドイツは、ユダヤ系ドイツ人、ジプシー、あるいは、優生学的に抹殺すべしとした精神障害者、ホモセクシャルなどの皆殺しを計画しました。

その結果、600万人が虐殺されました。これは戦闘行為とはなんの関係もありません。

前線のはるか後方で、計画的に、精密に行われた抹殺事業です。

だから、ドイツが犯したことは戦争犯罪ですらありません。平時で数人殺したならば、殺人嗜好者がなした異常犯罪です。

根本的に違うのは、その虐殺した数がヨーロッパの一国の人口に相当するような数で、しかもそれを国家事業として計画して、淡々とそれを遂行したという度はずれた狂気です。
※関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-aaee.html

私たち血を嫌う農耕民族には想像もつかない、まさに狂気です。真の狂気です。

いや、狂ってもいない普通のドイツ国民がそれに加担していたということに、背筋が凍ります。

ゲルミスさん、大丈夫ですか。あなたは、日本が「同じだ」と言いたいのですか。それとも「わが国のほうが倫理的に上だ」とでも。失笑以前です。

自己正当化の情熱のあまりに発熱したのでなければ、ゲルミスさんたちドイツ人は、自分たちの民族が犯した大罪を、日本人も同罪とすることで転化しているだけの話です。

この人は、その「多数の拉致された少女たちの証言」とやらを、しっかりと眼をとおしたのでしょうか。

よもや韓国政府がいうような、逆らった慰安婦がソルロンタンにして煮られたとか、終戦時に20万人全員が処刑されたとかいう、壮大なファンタジーを信じているんじゃないでしょうね。

到底、右翼とはいえない近代史家の秦さんにインタビューしましたか。たぶん話を聞いたのは韓国マスコミか、ミズホさんか日弁連のご一党からだけでしょうね。

まるっきりの彼らの脳内電波のデッドコピーですもんね。

そもそも「15、6歳の慰安婦」なんて言い出すこと自体、この朝日謝罪事件の本質の、勤労挺身隊と慰安婦の混同すら理解できていないことが分かります。

「女子挺身隊」を慰安婦と混同したのは、読売も産経も同じですが、2紙は早期に訂正を出しています。

しかし、朝日のみが、(社内的には知り得ていたにもかかわらず、執拗に「従軍慰安婦」キャンペーンを貼り続け、世界に発信し続けました。

「朝日新聞『慰安婦報道』に対する独立検証委員会」によれば、朝日、毎日、読売とNHKの慰安婦報道を調べた結果の報道分量は以下です。

・1985年から89 年までの5年間のメディア全体に占める朝日新聞慰安婦記事の独占率  ・・・74%
・90年・・・77%

つまりこ、の植村記事が出たのが91年ですから、それまでに既に朝日は社の総力を上げて「従軍慰安婦」キャンペーンを張っており、日本人は朝日によって慰安婦問題を初めて知ったといってよいのです。

その結果が、この植村記者の大誤報を生み出します。

すなわち

①朝日は植村記事の前から、吉田清治偽証を信じて日本軍が韓国人女性を暴力的に強制連行したと報じていた
②植村記者は慰安婦証言を取るために渡韓し、「女子挺身隊の名で戦場に連行され、慰安婦にさせられた」という記事にした
③植村記者は当時から女子挺身隊と慰安婦は別だと知っていた。韓国の「混同」をそのまま踏襲した
④植村氏はだまされたとは書いたが、暴力的に拉致されたのではないと知っていた
⑤「性奴隷」にした揚げ句、朝鮮半島から20万人、中国から20万人、合わせて40万人の女性のうち75%の28万人を殺害した
⑥朝日新聞はこれを歴史認識問題の最重要テーマと位置づけて、韓国と共に世界中に喧伝してまわった

慰安婦については、おそらく数十本書いてきているので、これがまとまっているかな。
※関連記事
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-d4d9.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-0aec.html

このようにドイツという国は、馬鹿なくせに気取り屋で、精神不安定、しかも致命的なことには偽善者です。

わが国の大戦参加は大きな間違いでした。

なぜなら、負ければいつのまにか涼しい顔をして、戦争裁判の検事席にちゃっかりとすわり、かつての同盟国をありもしない罪まで着せて弾劾する。

そんな国と手を組んだのですから。

4時30分 ゲルミスの写真以下の部分を大幅加筆しました。

 

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コメント

確かに言いたい放題言っておいて、
批判されると「言論弾圧だ」と喚くのはどうにかして貰いたい。
青木理や古賀茂明など事あるごとに政府からの圧力を匂わせるが、
果たしてどれほどの圧力があるというのだろう。
彼の国のように問答無用で粛正されたり、拘束されるわけでもなかろうに。
だいたいジャーナリストってどんな逆風にさらされても、
負けずに立ち向かうのが本分だと思うんですがね。

あの拉致被害者家族である蓮池透氏が最近上梓された本のタイトル。
「拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々」
こんな本が堂々と書店に並ぶ国にそれほどの圧力があるとは思えないんだけど。
私、本は読んでないんですが、内容はタイトルほど過激ではないのだそうで、
ご本人も某番組で「タイトルは出版社が・・・」なんぞと語っておられましたが。
それにしても最近の蓮池透さん、なんか変ですな。

ドイツ人は自己正当化をする人種です。マスコミはともかく一般のドイツ人は東洋の島国の日本にはほとんど関心を払っていません。ドイツ人が何を言おうが気にすることは無いと思います。

福島を受けてドイツ自体は原発中止を決めましたが、実態は自国で電力需要を賄えず原子力発電で作られた電気をフランスや他の国から輸入しています。体裁が整えば、それで満足なのでしょう。ドイツを見習えと言う原発反対派もドイツの実情を勉強して欲しいものです。

いまだに売春を公認し国が関与した管理売春を行っているドイツに慰安婦がどうのこうのと他国のことをとやかく言う資格はありません。

ちなみに海外に出かけて買春する外国人の中で最も評判の悪いのがドイツ人、最も評判の良いのが日本人です。ドイツ人の得意技である性に対する異常な欲望が嫌われるようです。海外に家族抜きで出かけて買春する人種と言えば、ビジネスマンか政府関係者でしょう。これがエリートドイツ人の実態です。

日本でドイツ製品と言えばベンツやBMWに代表される車ですが、その他目立った商品を数えられる日本人がどれだけいるでしょうか。有名なゾリンゲンの刃物も、高い割に切れ味が悪く、直ぐに切れなくなります。どうやらバーゲン用の安物は中国で作っており、高級品は日本製だそうです。世界最高の切れ味を持つ刃物は日本製です。

難民問題やユーロ危機で何かと話題を振りまいているドイツですが、明らかに破綻することが見えているにも関わらず、他国の迷惑も顧みず自己正当化のために突っ走るドイツです。いずれは浮き上がり、孤立することになるのではないでしょうか。

私独自の考えかも知れないですけれど、ドイツという国は容易に国家社会主義に逆戻りしかねない国ではないでしょうか。

ろくな反論してこないだろう事を見越して、根拠のないヨタ記事で日本を貶めるのは、日本の後ろにいるアメリカへの批判でもあります。
もっと大きな理由は、国民がそれを望むからです。
そもそも彼ら一般国民の心底には、「ゲルマン民族は世界一優秀な民族」との認識が強烈にある。

ドイツ国民は国家存続のため、公の場でナチを擁護する事を制度として禁止されてしまい、その効果は知識人やマスコミがナチに関する言説をする場合は、必ず批判的になされなければならないまでになりました。
事実上、一方の歴史観を封じられました。
で、そういうものは顕在化しなくなっただけで、すべて地下にもぐって、むしろ肥大化していると思えます。
そこでは、「ヒトラーは、途中までは申し分のない指導者だった」とか「ヒトラーに大きな誤謬はなく、ユダヤ人に対する処置は、当時の全ヨーロッパの意志だった」とか言っている。
しかも相当の学歴のある労働運動の中堅指導者がそれを言う。
おそらく「アメリカ式」に押さえつけられた鬱憤は、ドイツでは右翼も左翼もないもののようです。

日本では最近、「日本会議」なるものの研究がさかんなようですが、あんなものは右翼でもなんでもない。
「保守派」にしたって左翼リベラル化しすぎたアンチテーゼ以上のものではなく、一種のブレーキ役でしかない。
安倍氏再登版に際して、過度にスポットライトを浴びているにすぎません。
どちらもドイツの地下茎に存在する「ロマン主義的」マグマに比べれば「パワー」未満です。

そのうえ、メルケル以降のドイツには社会主義や共産主義に対する警戒感も薄いように見えます。


愛国命さんに付け加えるとアジアに遠征して小児性愛を満足させるドイツ人もかなりいます。

日本は歴史論争や環境放射能ディスカウントをしかけてくる国々の言うことに更に注意を払うべきで、それは気にしてビビってると思われるより、即否定してデマを細かく潰し累積させない事が必要ですね。日本文化的にはくどくて潔くなく清々しくもないのですが、外用にどうしても必要な行為です。
今回安倍政権は戦後初めてそれに取り組んでいる点で私の評価は高いです。

途中送信してしまいましたf^_^;)
山路さんのドイツ観は、私が渡独する前に抱いていたものに近いです。
変わったのは、現地で私が接した(それほど多くないけれど)ドイツ人が中流クラス〜以下、で、ネオナチ系ではない人々だったからかとコメントを読んで自覚しました。ただそれが街のマジョリティだと思います。
そういう人々からゲルマン対アングロサクソンのライバル心は見かけなかったのですが、ナショナリズムに火がつく時には容易に再燃するのかもしれません。

ドイツ在住のマローン川口さんの記事にもドイツのマスコミはつい最近まで中国万歳記事が満載だったそうです。経済的に中国依存度が高かったですからねえ。
私はその記事を読んで「え?人権問題は?日本や自国の過去については散々批判してるのに。中国の人権問題を取り上げないんだ」とそのご都合主義に驚愕しました。
今回の難民問題も受け入れの少ない日本を批判し、自国に法を曲げてじゃんじゃん受け入れ、いっぱいいっぱいになるとあれほど批判していたトルコにお金を払って難民を返送してもらうという厚かましさ。大事な「人権」はどこにいったんですかね?

おばさん社員さん

「川口マーン惠美」さんですね。
「シュトゥットガルト通信」は私も愛読しています。

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