一票で二度おいしいから、比例区は比例区候補者名を
今日はお休みなんですが、こういう時じゃないと書けないテーマをひとつ。
参院選挙は、メチャクチャに分かりにくい選挙方式をとっています。
というのは、投票用紙が2枚あるんですよ、これが。
●選挙区・・・候補者名
●比例区・・・候補者名or政党名
選挙区は選挙区ででている支持政党の候補者名を書けばいいのですが、問題は、比例区です。政党名でも候補者名のどちらでもいいんです。
分かりにくいのは、「政党名でも候補者名でもどちらでもいい」と決まりです。
2枚目にAという政党名を書くと、もちろんそれはそれでA政党の得票になるのですが、もしあなたに比例区にこの人をこそ出したい、と思う候補者がいれば、ぜひその推したい候補者を書いて下さい。
私がこの2枚目は候補者名をと思うのは、仮にその人が落選しても、その人の所属する政党の票になるというセーフティネットが張られているからです。
ね、ちょっとスゴイでしょう。
仮にBさんという人を当選させたいと思って入れて、受かれば万歳。落選しても、その人の所属する政党の得票にカウントされますから無駄になりません。
候補者名を書くことで、その候補者と政党を二重に応援できることになります。
この特典を使わない手はありません。
大変に分かりにくい制度で、衆院選のように比例順位もありませんから、名前を書かないとお目当ての候補者が全国区にいた場合、票にはなりません。
分かりにくい制度つくんじゃねぇよ、と思いますが、仕方がない。
ただし、考えようによっては、その人が落ちても政党で救われますから、一粒で二度おいしいってわけです。
●自民党
・選挙区https://special.jimin.jp/candidate/
・全国区https://special.jimin.jp/candidate/proportion.html
●公明党https://www.komei.or.jp/news/detail/20141202_15645
●民進党https://www.minshin.or.jp/candidates/house/%E5%8F%82%E8%AD%B0%E9%99%A2/in-the-list
●共産党http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-08-18/2009081804_03_0.html
ただし、ここで大事なことは、はっきりと候補者名を書くことです。
たとえば加藤清正という候補者に応援したいと思ってその名を書いたとします。
あらかじめ政党の候補者リストで使われている字で書くのが無難です。
「かとう清正」で登録されていたら、それを優先してください。
「加藤清正」ならばたぶんOKですが、「かとうきよまさ」「加藤きよまさ」「カトーキヨマサ」だと、ほんとうにその候補者かどうか選管が審議することになります。
絶対ダメなのは「加藤清正ガンバレ」「カトーちゃん好き」のように、余計なことを書くと一発で無効票となってしまいます。
字も極端に小さく書いたり、流麗すぎる草書で書くと、これも選管が悩んでしまいます。楷書できっちり書いて下さい。
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管理人さん、おはようございます。
こちらのブログ常連さんは常識的な内容に「?」と思われている方もいらっしゃるとは思いますが、以前にリクエストお願いしていた参院選投票し仕方のおさらい、お休みの日にも関わらず記事にしていただいて感謝申し上げます。
こちらのブログは今では沖縄の方も多く見てることもあり、今度の選挙から18歳の若者から投票できます。そこで今一度、無効票を出さないよう、解っているようで曖昧な投票のやり方を紹介していただくようお願いしておりました。
今回は選挙権を辞退したいなどの声もリアルで複数入ってきてます。そのような方にも支持政党を選ぶという意思表示を示して貰えたらいいと思います。
投稿: ナビー@沖縄市 | 2016年6月26日 (日) 10時56分
追伸ご容赦、
県内各地で「比例区は○○党!」と書かれたポスター看板が多数違法掲示されています。
あちらさんに県民性読まれていますね。
安易にそういえば…って書いてしまったり、新聞に踊らされる県民が多そうで心配しています。
投稿: ナビー@沖縄市 | 2016年6月26日 (日) 11時08分
日進党やコミンテルンと絞りカスな社民と同じ絞りカスの生活はないわ~。。。
自民党は入れたいけど、日本のこころにも有能な人もいるだけに悩みますぜ。手登根安則さんが当選されることを祈りつつ。。。
投稿: たまごろー | 2016年6月26日 (日) 12時27分
今日は朝から「鳩山元首相、AIIB顧問就任」の記事をみて脱力しております。
参院選は投票に行って、しっかり「民意」を示したいと思っています。
投稿: 山口 | 2016年6月26日 (日) 13時20分
共産・藤野保史政策委員長「防衛費は人を殺す予算」取り消し NHKでの発言、番組後に「不適切」認める
http://www.sankei.com/politics/news/160626/plt1606260035-n1.html
望むと望まれぬと国防の最先端に位置してしまっている沖縄県民はよく考えるべきですね。丸腰で本当に安全が保たれるのでしょうか。
投稿: クラッシャー | 2016年6月26日 (日) 19時03分