シンザト事件についての素朴な疑問
やはり気にかかって仕方がありません。シンザト事件のことです。
正直、気が重いのですが、ここで整理しておかないと、シンザト事件が流れの中で消えていってしまいそうな気がします。
不可解なことだらけの事件です。
まず時系列で追います。
・4月28日、午後8時すぎ、交際相手の男性に「ウオーキングしてくる」とスマートフォンでメッセージを送った後、行方不明
・5月19日午後3時、重要参考人で、シンザト・ケネフ・フランクリン容疑者を死体遺棄で逮捕
・同日、シンザトの供述で、遺体を女性の自宅付近から車で約40分の恩納村の雑木林で発見・
・5月10日前後から容疑者自宅付近で張り込み。容疑者、自殺未遂2回
・5月20日、那覇地検に死体遺棄容器で送検
今回の事件の特徴は、島のみならず国を揺るがす大事件にかかわらず、情報が極端に少ないことです。
県警の発表は、極端に制限されています。
また、徹底的な取材態勢を敷いていなければおかしい地元紙も、「全基地撤去」に夢中で、事件そのものの取材をしているのかさえ疑問なほど情報を出しません。
では素朴な疑問を上げていきましょう。
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[●疑問その1]死因はなんだったのだろうか?
死因が特定できていないということが、この事件の最大の疑問点です。
遺体は痛ましいことに腐乱して白骨化していたそうです。
彼女の悲惨な運命を思うと、再び怒りが込み上げてきます。
遺体損壊が激しかったためか、死因が特定できていません。容疑者はナイフで刺殺したと供述しているにもかかわらず、刺殺と断定できていないのです。
「骨には刃物によるとみられる傷が数カ所確認された。」(産経5月24日)
また、通常のレイプ事件で必ず検査されるシンザトの体液や毛髪、体毛、皮膚の断片などのDNA鑑定が出たという発表もありません。
つまり、この忌まわしい事件は、容疑者の供述だけで、決定的物証がゴッソリ欠落しているのです。
ただし、誤解してほしくありませんが、こう書いたからといって、シンザトが真犯人であることは99.99%間違いありません。
供述と状況証拠のすべてが、彼を指し示しているからです。
「だが、那覇地検に送検された20日から、取り調べに黙秘するようになったという。スーツケースと凶器の刃物については黙秘の前に「捨てた」と供述したが、見つかっていない。女性のスマートフォンや自宅の鍵も見つかっておらず、県警は女性が襲われたとみられる自宅周辺などで調べを進めている。」(朝日5月23日)
このように凶器が見つからない、鍵が見つからない、被害者のスマホが見つからない、シンザトのDNAが出てこない、とないない尽くしです。
特に容疑者と被害者の携帯が見つかれば、きわめて重要な証拠となりますが、見つかったという話はききません。
容疑者がふたつとも投棄してしまったのでしょうか。
そのために、県警は当初死体遺棄容疑から殺人容疑(※)に切り換えられずにいました。
※強姦殺人で立件しました。
[●疑問その2]なぜ、シンザトはスーツケースを用意していたのか?
これもこの事件の大きな謎のひとつです。
「シンザト容疑者は、「狙う女性を2~3時間探し、見つけた女性を背後から棒で殴って襲った」「強姦(ごうかん)し、刃物で刺して殺した」とも供述。遺棄の方法については、遺体をスーツケースに入れて乗用車で運び、雑木林に置く際にケースから出した、などと具体的に説明したという。」(朝日5月23日)
「捜査関係者によると、シンザト容疑者は、女性をわいせつ目的で狙い、乱暴した上、刃物で刺すなどして殺害し、遺体はスーツケースに入れて車で運んだ、と経緯を説明している。沖縄県警はあらかじめスーツケースを準備して計画的に犯行に及んだ可能性もあるとみて調べている。」(産経5月24日)
非常に不自然です。スーツケースは死体を移動するために使うつもりだったと供述していますから、ならば初めから計画的な殺害目的だったと考えられます。
「シンザト容疑者は、「狙う女性を2~3時間探し、見つけた女性を背後から棒で殴って襲った」「強姦(ごうかん)し、刃物で刺して殺した」とも供述。」(朝日同上)
県警はシンザトが、「わいせつ目的で誰でもよかった。偶然に被害者と出会って殺した」と供述していると発表しています。
偶然であった女性を、計画的に死体遺棄のためのスーツケースまで用意して襲うものでしょうか。
ないとはいいませんが、そうとうにありえません。
不自然です。レイプと殺人は、必ずしも同じ次元のものではないからです。
レイプ犯はわいせつ目的なはずで、殺してしまえば大変な罪になることは分かりきっています。
ですから性的快楽を求めるタイプは、むしろ殺害を忌避します。
騒がれて殺した例はありますが、今回はそうではなく計画的な犯行です。
警察の捜査の強度も、レイプと強姦致死ではまったく捜査の厳しさがちがうからです。
レイプ目的といいながら、スーツケースまで周到に準備するという容疑者の犯行は矛盾しているのです。
これは容疑者が計画的に被害者を殺害することが、最大の目的だったことを示唆しています。
ただし、強姦して殺すことに快楽を覚えるタイプだとすれば、その限りではなくなります。
そのような極度の性的異常者は、米国でも稀に現れるからです。
極度の性的異常者であることを断定するためには、容疑者の精神鑑定が必要です。
もしそれが証明されない場合、容疑者の目的は殺害自体にあったことになります。
つまり被害者を殺害する目的だったから、スーツケースを用意したのです。この可能性もゼロではありません。
[疑問その3]なぜ容疑者は供述を開始してから、黙秘に切り換えたのか?
「県警の調べに容疑者は「事件後、スーツケースを捨てた」と供述したが、その後、黙秘しているという。」(同上)
これも引っかかります。順番が逆なのです。
黙秘していて、取り調べに負けて供述するのであって、供述してゲロった容疑者が、一転して黙秘になるというのはなぜでしょう。
常識的に見て、こういう場合は容疑者が取り調べ方法などに抵抗している場合しか思いつきません。
ならば、何に対して容疑者は「抵抗」しているのでしょうか?なお、念のために申し上げますが、
私は「男女関係のもつれ」などということを言っているのではありません。大変に不自然な点が多いということを指摘しているにすぎないことを付記しておきます。
■[シンザト・ケネフ・フランクリン]
名前: シンザト・ケネフ・フランクリン (Kenneth Franklin Shinzato)
国籍: 米国
居住地(住所): 沖縄県島尻郡与那原町与那原
家族: 日本人妻、2~3ヶ月の子ども(男の子と思われる)
仕事: 米軍・嘉手納基地の業務にあたる会社の契約社員
元米海兵隊員(2007年~2014年)
・2007年7月~2009年9月 沖縄キャンプ・ハンセン第12海兵連隊第3大隊管理業務
・2009年9月~2011年9月 沖縄牧港補給地区管理業務
・2011年9月~2014年9月 米国ワシントンDCマリーンバラク管理業務
言語: 英語(母国語)、日本語(初歩レベル)
■被害者のプライバシーに関わること、あるいは被害者の名誉をきずつける類のコメントは無条件削除します。
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コメント
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超お久しぶりです。愛読させていただいております。
この事件は単純な男女関係のもつれ、この二人は不倫をしていた。と考えれば全て合点がいきますね。
初めの報道が元米兵のレイブ殺人と出され、国のトップまで動いてしまい引っ込みがつかないという感じではないでしょうか。
投稿: MIC | 2016年6月28日 (火) 11時18分
沖縄二紙は捜査状況について、見事に黙殺に近い報道振りです。
ただ、テレビ(琉球放送)ではいくらかマシで、県警による連日50人体制の川浚えの様子や、資源回収業者のゴミ置き場での確認作業をよく報道していました。
その中で鍵と棒状の凶器は川底から、スーツケースは資源ごみ置き場から発見されたように報道されていたと記憶します。
県警は拘留期限が迫るなか、思いきって自供どおり「強姦殺人」で送検しました。
このことについて県警では、直接殺人や強姦を示す物証はないものの、一部自供通りの物証が確認出来たため「自供の信憑性は高い」として、送検理由にしています。
しかし、最初の逮捕理由である「死体遺棄」と「暴行傷害」ならいざ知らず、「強姦殺人」ですから検察も作文(状況証拠の積み重ね)では頭を抱えざるを得ません。
やはり起訴までの間、あるいは公判中にも殺害に使用したナイフが見つけられないと面倒です。
いずれ検察は県民感情(あるいは国民感情)を慮って「強姦殺人」で起訴せざるを得ないものと思いますが、ブログ主様が言われるように、事実上動機すらはっきりしません。
私はいわゆる、シンザトはサイコパスのようなものだという印象がありますが、遺体から加害者の体液が確認出来ない事は「強姦罪」を成立させる上で最も重要です。
一ヶ月内外でも微生物の繁殖状況によっては白骨化する事もあるらしいですが、(警察発表では「一部白骨化している」でした)現在の科学捜査技術は、30年経過後の一枚のちり紙や衣類に付着した一滴の体液から犯罪が立証されるうるほどの進歩をとげています。
「体液が全く発見されない」という状況の中で、あらかじめ遺体運搬用のスーツケースを用意した「強姦目的」とは、どんなものか。
最初から「殺害目的」ではなかったのか。
公判では動機の存在は極めて重要です。
これを間違うと、殺人者に無罪を与えかねない。
犯した罪に相当する正当な刑罰を、シンザトには絶対に科さねばなりません。
何らかの理由で(この期に及んでそんな理由は考えづらいですが)我々が一時的に知る事が出来ないならば、それも我慢出来ます。
しかし、どうも沖縄県警のやる事は「米軍犯罪」と言えば腰が引ける傾向にあります。
地位協定の運用改定部分に則れば、米軍の協力のもと初動からもっと違う捜査が出来たのではないか。
今、この現時点ですら、捜査に対し「最大限の協力を惜しまない」とする米軍内の憲兵隊と十分な協力関係が出来ているのか疑っています。
県警は、我々が地位協定の改定云々を喧しく言う前に、すでにしてある運用改善部分ですら十分に生かしきれていない実態を見せているのではないかと危惧します。
ある種の「空気を読む」のは日本の公務員の悪しき癖ですが、県警のそれは過去を振り返っても特に酷いものです。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年6月28日 (火) 11時59分
スーツケースを予め用意=初めから殺意をもって行動していた。
特定の個人を標的とした殺人事件なのか、行きずりの強姦致死事件なのか、これによって世間の空気が変わりそうです。
今後の動向を注視するしかありませんね。
あちこちで遺体が出てきてて嫌な世の中です。
投稿: 多摩っこ | 2016年6月28日 (火) 12時16分
疑問1
県警捜査本部によると被害者の携帯情報を携帯会社に協力要請しています。事件当日 ネットクラウドを調べると、被害女性は、万歩計アプリを使っており自宅から6000歩で動いてないことから、自宅から半径5キロ圏内とみて防犯カメラを捜査、被害者女性が走った後 シンザト容疑者の車が写っていたため逮捕されています。
そのことから被害女性はウォーキングしているのは、間違いないです。
また事件当日の日の入り時間は19時です。
20時の時間帯はまだ明るいと思いますが?
なので被害女性は、危険とは感じてないのでわ?またシンザト容疑者の供述で暴行現場が判明被害女性が身に付けたと思われる数件発見押収
(下着と思われる)。またそこから40メートルの溝から鍵と棍棒が発見されています。
投稿: 元本部町民 | 2016年6月28日 (火) 12時18分
そもそもレイプ目的なら、ある程度の時間が経っていたとしても、抵抗の跡がシンザトの腕などに残っていると思うのです。
腕などに爪で全力で引っかいたら、長期間痕が残ります。
殺害してからレイプする、という可能性もゼロではないのでしょうが……。
それなら警察に捕まる前から自殺未遂なんてしないでしょう。
ここは私も、いくつか疑問点を。
>死因はなんだったのだろうか?
刃物によるとみられる傷が数カ所確認されたということは
1)最初から殺害だけが目的で、殴って気絶させてから刃物で滅多刺し
2)レイプしようとしたけど抵抗されて首を絞めるなどして殺し、怒りが収まらず滅多刺し
3)顔見知りの犯行であることを誤魔化す為に、致命傷(近距離からナイフで一刺しとか)を隠す為に滅多刺し
他にも考えられますが、シンザトが錯乱していたとしても、ナイフで滅多刺しにしてから撲殺・絞殺はしないでしょう。滅多刺しにするだけの理由があったはずです。
しかし、シンザトが車内に被害者を無理矢理乗せてレイプしようとしたのなら、抵抗されないわけがありません。
また、自分が知らないだけかもしれませんが、殺害した時の血痕が現場に残っているのを見つけたとも聞いておりません。
ナイフで複数回刺したのはどこでしょう。車内でしょうか?
>なぜ、シンザトはスーツケースを用意していたのか?
スーツケースを用意したのは遺体を運ぶ為とのこと。
そしてスーツケースから出して遺棄しているなら、最初から殺人の後に遺体を遺棄するまでの保管場所としての準備・計画でしょう。これは変えようが無い。
ならば、殺害から移動→遺棄の間に車の後部座席などに遺体を寝かせておくのは危険だと判断していたのではないでしょうか?
つまり、最初から(相手が誰でも)殺害する意思があったということになります。
しかしそうなると、レイプ目的で車内に無理矢理引き込んでから殺したのであれば、遺体を隠しても血痕などが分かるはずです。
頭隠して尻隠さずではないですが、片手落ちと言わざるをえません。
そうして考えると、以下のようになるのではないでしょうか。
襲おうと思ったけど抵抗されたので殴った。その場では死んだと思ったのでスーツケースに入れて運ぼうと思った。
いざ運んで遺棄しようとしたら、被害者が息を吹き返していたので、恐ろしくなって刃物で滅多刺しにした。
勝手な推論です。
失礼しました。
投稿: 青竹ふみ | 2016年6月28日 (火) 13時37分
強姦と殺害、別に不思議なことではない。
無理矢理性行為に及べば、女性が自分のモノになるかのように考える自惚れた男はいるし、海兵隊は、教育でガイジンパワーでモテるかのように教え込まれている。
意に反して、女性が自分のモノにならなかった場合、警察に訴えられたら、自分の生活は破綻。
訴えられない為に監禁か、永遠に口封じする為に殺害かという事になる。
人を殺す事に手慣れた海兵隊なら、人を殺す事に、それ程躊躇しない。
シンザトは、それをすべて計画してやっただけだな。
投稿: ドワーフ | 2016年6月28日 (火) 13時47分
ドワーフさん。「自分のモノにならない」たびに「口封じ」などしていたら、この狭い島で逃げられませんよ。
そもそも兵士は殺人の訓練をしているのではありません。軍事的に排除する訓練をしているのです。まちがわないように。
平時に「殺人に躊躇」しないような集団ならば、集団内部で壮絶な殺し合いが頻繁に起きているでしょうが、海兵隊でそのような話は聞きません。
投稿: 管理人 | 2016年6月28日 (火) 14時31分
シンザト容疑者がサイコパスであるなら、遺体の運搬用にスーツケースを用意していても不思議はないかもしれません。また、被害者がたまたま通りかかった女性であったとしても不思議はないかもしれません。しかし、サイコパスであるなら、以前にも似たような事案が存在していても良い気がします。これまでに住んでいた地域で同様な事案が存在していたなら、サイコパス事件である可能性も否定できないのではないかと考えます。サイコパスは精神障害だと思いますので、今後、精神鑑定とかが遡上にのぼるかどうかだと思います。
投稿: | 2016年6月28日 (火) 16時30分
すみません。HN入れ忘れました。↑は私の書き込みです。
投稿: 一宮崎人 | 2016年6月28日 (火) 16時34分
何の事件と比較して情報が「極端に少ない」のでしょうか?
この前には被害者の名誉を毀損しかねない書き込みがありましたが、このようなコメント欄で推理の真似事をしても、いたずらに好奇心を煽りネット上に不確か情報を拡散しかねないのではないかと思います。
ここはじっと我慢で県警の正式な発表を待つべきでしょう。
島袋さんのご冥福をお祈り致します。
投稿: 椋鳥 | 2016年6月28日 (火) 17時26分
初めは政治利用バリバリの事件の内容から、中共の最新
「催眠術兵器」でも炸裂したのが、まだ不完全で自殺命令
までは遂行されずに捕まった、というセンを考えました。
でも今となっては、県警インサイドでは事実関係は明ら
かになっているはず(こんな事件を解明できないのはアホ
警察の証拠)なので、本土警察庁と県との綱引きなのか、
事件以外のところで調整中のご様子。もちろん真相は
出されず、大本営発表が読み上げられるかと思います。
ど、どうした文春!今回はダメなのか?もう今では君、
君のスッパ抜きの他は、日本総白痴マスコミなんだよー
報道の自由は大切だなぁ。
投稿: アホンダラ1号 | 2016年6月28日 (火) 17時28分
http://lite-ra.com/2016/05/post-2260.html
「沖縄県警はすでに、事情聴取段階で相当な証拠を固めていた。ところが、県警内部で、捜査に圧力がかかっていたようなんです。安倍官邸の意向を忖度した県警上層部が『オバマ大統領の訪日前でタイミングが悪すぎる』と、言いだしていた。それで、このままだと、捜査を潰されてしまう、と危惧した現場の捜査関係者が琉球新報にリークしたということらしい。つまり、新聞に報道をさせて、既成事実化して、一気に逮捕に持って行こう、と」(在沖縄メディア記者)
事件に関する興味深い話です。
何やら警察の捜査に圧力がかかっていたようですな。
投稿: | 2016年6月28日 (火) 23時53分
椋鳥さん
私のような左翼脳が抜けきれない人間がこの事件を見る場合どうしても、警察のような権力機構は必ずどこかが腐敗しており今回の事件の不可解な部分も、まずそうした部分が因しているのではないか、という特別な視点で見るきらいがあります。
経験的ではあるけれども先入観でもあるワケです。
対してブログ主様はシンザト事件に対する県警の役割について、かねて一定の好意的評価をしています。
県警はシンザト容疑者の自供は「信憑性がある」としてこれを採用、そのままの事実認定をして送検しています。
報道を見る限り(我々が知り得る限り)、物証もさることながらシンザト容疑者の自供には辻褄の合わない不可解さもあり、一般概念では解し得ない重要な欠落があるのは記事のとおりです。
相対論ではなく、表現として偏さずにかつ未公開情報の存在の可能性までも見据えた場合「情報が極端に少ない」とするのは、きわめて穏当で合理的で妥当性のある表現ではないですかね。
いつも感心するけれど、この部分もさすがに年季の入った記事文章巧者の考えた「さすがな選択」だったと思います。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年6月29日 (水) 01時24分
名無しさん。HNを入れて下さい。
そのソースは「リテラ」ですね。
http://lite-ra.com/2016/05/post-2260.html
すいません。私は今の日本であのサイトほど信用していないところはありません。
この筆者の野尻民夫氏も、左翼脳全開の人で、ジーナリズムは反権力だと勘違いしています。
一昔前には掃いて捨てるほどいました。
さすが、今は昔のように反権力一本でメシが食えないので、発表する場が狭くなり、作ったのかこの「リテラ」というサイトです。
売れないマイナー左翼の「アゴラ」といった性格ですが、クォリティが低すぎます。
あなたの上げた野尻記事の結論部分です。
「そもそも、米軍、いや、すべての軍隊の性格や本質上、“暴力”を根絶することなど不可能だ。解決策はただひとつ、米軍の撤退。それ以外に、根源的防止策などあるはずがない。
戦争は、最初に女性や子どもが犠牲になる。そして、沖縄は軍隊基地が溢れ、日々“暴力的”訓練を受けている兵士が歩き回る“戦地”だ。今回のような悲惨な事件が二度と起こらぬよう「基地はいらない。軍隊もいらない。戦争もいらない」と訴え続けたい。」
まぁ、ため息がでるほど左翼のステレオタイプなので、論評に値しません。「オール沖縄」の中軸の共産党と一緒です。
私も農業をやる前までは、そっくり同じことを言っていましたから、暗唱できるほどです。
この程度でジャーナリストを張っている時代は、とうに終わっています。
今のネット言論ははるかに先を行っています。
投稿: 管理人 | 2016年6月29日 (水) 03時32分
今さらですが乱暴目的を遂げてない事はニュースでもやってましたよ。
確かNHKで下記は沖縄タイムスの記事です。
容疑者は4月28日夜、うるま市塩屋の路上で歩行中の女性に対し、殺意を持って棒で頭部を殴り、乱暴を目的に草地に連れ込んで、刃物で刺すなどしたが、乱暴目的を遂げず女性を殺害したとして、殺人と強姦致死の両容疑で9日午後1時25分、再逮捕された。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=172491
投稿: 中城村民 | 2016年6月29日 (水) 06時46分
たしかに謎の多い事件ですが、発表されていない情報があるか否かすら定かではない現状では、どんな話も推論にすぎません。
今は県警の捜査に期待して、続報を待つしかないですね。
投稿: エントランス | 2016年6月29日 (水) 08時09分
HN山路敬介さん
県警が不正を行い事実と異なる証言をさせていたとすれば国際問題化しかねない一大スキャンダルであり、県警のみならず日本の警察の信頼は地に落ちるでしょう。
果たしてそこまでのリスクを冒してまで県警がそのような不正を働くのか甚だ疑問です。
HNエントランスさんも仰るように、私も繰り返しの主張になりますが今は静観し新しい報道を待つべきだとと思います。
投稿: 椋鳥 | 2016年6月29日 (水) 09時29分
MlCさん
逮捕初日の会見で顔見知りだったのかと問われ
シンザト容疑者は、否定していますし県警も接点は無かったか、裏ずけ捜査してますが見つからなかったと言ってますよ。またシンザト容疑者もそんな嘘つくメリットも無いと思いますが。
シンザト容疑者が何故否認に転じたか?ですが
逮捕初日は、素直に喋っていましたが弁護士の接見後、否認に転じています。臆測ですが、自分自身が不利になる供述は、するなと言われているのでわないでしょうか。
投稿: 元本部町民 | 2016年6月29日 (水) 11時04分
何にしても今は憶測なので、もうこの件の議論は終わりにしましょうよ。
投稿: 多摩っこ | 2016年6月29日 (水) 12時18分
皆様。この件は、もう少し県警の発表をみてからにいたしましょう。
お断りしておきますが、私は県警がいい仕事をしたと高く評価しています。
ただ、謎が多いとかんじましたので、記事にしてみました。
さまざまなご意見、ありがとうございました。
このコメント欄は閉めます。
投稿: 管理人 | 2016年6月29日 (水) 12時45分