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« 島尻候補と伊波候補の本質的違いとは | トップページ | 日曜写真館 赤い薔薇が咲きますように »

2016年7月 9日 (土)

島の鎮め石 島尻あい子

Dsc_3365

明日は大事な参院選です。地方区にはちゃんと候補者名をお書き下さい。

衆院選と違って、参院選には比例復活がありません。ちゃんと候補者名を書かないと、一票が無駄になります。

仮に自民党が大勝したとしても、島尻候補は比例案分がないために落選します。

沖縄選挙区の場合は、「島尻あい子」とお書きください。

比例区もただ「自民党」ではなく、全国区候補者名を書くと、その人が落選しても自民党に一票入れたのと同じになります。(欄外参照)

さて私がなぜ島尻あい子さんをこれほどまでに推すのか、少しお話しさせて下さい。

島尻さん、いや、今日はあい子さんと呼ばしてもらいますが、彼女が反基地運動家たちになんて言われていると思いますか。 

Photo_4
「腐りナイチャー」です。

島尻あい子で検索すると、かならず大量の反島尻サイトがあって、ほとんど皆、口を揃えて そう呼び捨てています。

直訳すれば、「腐敗した内地人」です。直訳してみて、言われた身になることです。

これほどイヤな排外主義に満ちた言葉はありません。 それをリベラルを気取る人たちが平気で使っています。

さて、こういうことを言う人たちに、島の嫁に入るということの重さがわかるでしょうか? 

島の習俗、習慣、親戚、地域の人たちとのつきあい方、そして言葉。すべて本土とは大きく違います。

はるかに濃厚で、時には息苦しくさえあります。

ヤンバルの過疎の村に入植し、いまも村に生きる私には、彼女の背負った重さが分かります。 

愛した男性が島人でなければ、本土でずっと楽にスマートに暮らせるのにと周囲から止められたでしょう。

それを振り切って飛びこむいう勇気は、よほどダンナに惚れたんでしょうね。

彼女にはそういう一途さがあります。

Photo_3
子どもたちに明るい未来を!島尻...
https://www.youtube.com/watch?v=O61qQLTNiwI

しかし結婚後も、たぶん陰では「ナイチャーの嫁だからさ」と言われた時期もあったはずです。

あい子さんは、その中で4人の子供を育てたんです。見上げた女性です。

上の写真を見ると子供を抱く姿が堂にいっています。

私はまずそれに打たれます。素晴らしい沖縄の母なのです。

私が彼女を政治家としてしっかり認識したのは、自民党県連会長までやった翁長氏が沖縄県政史上空前の裏切りをして、敵陣営に走った時のことです。 

その時の沖縄の雰囲気は、「仲井真は裏切り者」です。 

仲井真氏がその時受けた仕打ちを思い出すと、今でも胸が苦しくなります。それほどひどかったのです。

仲井真支持者の多くは恐れをなして隠れてしまいました。

鳩山氏が天上からいいかげんな糸を垂らして、それが簡単に切れた失望感と、行き場がない怒りが渦巻いていたのが、当時の沖縄の空気でした。

島人にとって光明が見えただけに、その絶望感は深いものでした。

これを利用したのが野心家の翁長氏でした。

県連会長だったもうひとりの翁長氏は辞めてしまい、自民党県連はこの衝撃によって崩壊寸前でした。 

県連会長職は平時なら地方政治家としてのアガリでしょうが、このような危機の時代には、火中の栗を拾うより危険です。

まちがいなく袋叩きになりますから。

Photo_5
この時だれひとりやりたがらなかったはずの自民党県連会長を、女性の身でありながら引き受けたのがこのあい子さんでした。

もっともしんどい時期に裏切らない。もっとも泥をかぶる時に率先してかぶる立場に身を置こうとする。

私は素晴らしい人だと感嘆しました。

今度は女性としてではなく、ひとりの政治家としてです。 

島尻あい子という女性政治家は、火中の栗を拾って、それを優しく人肌まで温めることができる人なのです。 

ナイチャーであり、女性であるという二重三重の目に見えない壁をひとつひとつ乗り越えてきた人だから、こんな時期に大きな鎮め石になれたのです。 

鎮め石とは、世の中の乱れや人々の悩みを、力によってではなく、静かに鎮めてくれる石のことです。

そして女性で初めて、いや沖縄で初めての沖縄担当大臣になりながら、地元紙は喜ぶどころかかえって執拗にバッシングをし続けました。 

地名を読み間違った、カレンダーに名前が入っていた・・・、くだらない揚げ足取りで、なんとかこの島尻あい子という女性政治家を潰し、島から追い出そうとしてきました。

こういう中、こつこつと明るさを失わず、女性の視点をしっかりもって、地域の子供と母親を一生懸命に支えようとしているあい子さんは輝いています。 

私はこういう島尻あい子さんを推します。

なぜなら、あい子さんは優しく強い素晴らしい島の女性だからです。

これで私が出来ることは、すべて終わりました。
あとは祈るばかりです。

どうぞ、あい子さんの胸に赤い薔薇が咲きますように。

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関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/06/post-03f7.html

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

鎮め石。島尻さんにぴったりの表現ですね。

政治は結果です。
結果を出せるチカラのある人でなければ、選ぶ意味が無い。
島尻さんに明日の夜、満面の笑顔が咲きますように!

管理人さんの記事内容、ミィさんのコメントに同意します。

明日は島尻さんに、満開の赤い薔薇が咲くといいですね^^。

私の元妻もナイチャーでした。だから胸が痛くなるほど管理人さんのコメントが響きます。私もできるだけ多くの友人や知人に呼びかけをしています。必ず勝って頂かないと翁長知事の暴走は止められません。票読みが難しい若い世代に島尻候補が拡散していることを信じて明日の結果を待ちたいと思います。

ブログ主様、本当にありがとうございます。
ここまで島尻を理解して頂いている事に読んでいて目頭が熱くなり、ついに落涙してしまいました。
もう失いつつもあり、変質しつつあるように見えて深い岩盤地層で確かに生き続ける「沖縄の心」を、誰よりも好きで、胸に大切に生きているのが「島尻あい子」です。

記事にもあるように、島尻あい子は言われのない多くの誹謗中傷を常に受けて来ました。
新聞しかり、ネットしかりです。
私は、「どうしてこの小さな女性が、ここまで耐え続けられるのだろう?」といつも考えていました。
このガマンについて本人は微笑して、「オバァに教わった」と言います。
「何処のオバァなの?」と問うに、「沖縄のオバァさ~」としか、それ以上は答えません。

万一、島尻あい子が落選するならば、本土と沖縄の一番太いパイプを失う事になりますが、それ以上に「沖縄の心」をまたひとつ失う事になるのだろう、と考えると非常につらい。
大事な事は、米軍基地を「全廃」するにしても「安定共存」を目指すにしても、それはSACO合意による基地負担軽減策を誠実に履行して後の施策だという事です。

ueyonabaruさんの疑問は二度にわたりコメントされ、私はこれについてあれこれ考えましたが、私もueyonabaruさんと同じ思いを抱くだけにコメする事が出来ませんでした。
実際、「赤いエプロン作戦」も私は反対でした。
ですが、この戦いは島尻あい子にとってまさに「背水の陣」なのです。
そうであるからこそ、市議に立った当時の「自分の原点に立ち返った戦いをしたい」という本人の強い希望があったのです。
できればそのように、良い方向でご理解頂ければと思います。

このコメ欄では、県外の方であるにもかかわらず、沖縄に対して深い理解と暖かい心のこもった意見を拝聴できる事に深く感謝します。
度々、妙ちくりんな民意が出現する沖縄で、失意と希望のハザマを生きる私には大変な励みとなっています。

いつも長い文章ですいません。


私は沖縄に住んだ経験はなく外からの一母親としての感想ですが、島尻氏が今回尖閣や辺野古移設を敢えて前に出して語らない姿勢に、これ以上こどもたちに運動のしわ寄せや先送りをしないという決意を感じとります。

どの県にお住いの皆さんも、明日は選挙に行きましょう(^^)…しかし困りました。東京選挙区のボード、クラクラします(>_<)

とても感動的なエントリーですが、彼女は9条擁護派ということで、明確に憲法改正を訴えている幸福実現党の金城 タツロー候補に入れました。(期日前投票)

連日の沖縄選挙区関連の記事、島尻あい子さんが沖縄にとってどれだけ重要なのかをお立場上身を削るような思いで力説していただいて、管理人さんに大変感謝します。

記事とふゆみさんのコメントと合わせて本当に涙が出ます。

ふゆみさんは沖縄に住んだ経験が無いと仰ってましたが、沖縄に住んでる者の状況そして希望をよく理解しておられて有難い存在です。

大丈夫です。
選挙区は島尻あい子。

沖縄県民はもう新聞や反対勢力の方に我慢ならなくなっています。

島尻さんはやはり内地人という部分で沖縄の方はアレルギー反応が出るのでしょうか。
彼女の子供たちも内地人とのハーフということでいじめられたかもしれませんね。
記事で好感を持ちました。


ふゆみさん、東京は立候補が多過ぎです(笑)
私は火曜日に投票を済ませましたが、選挙公報が厚くて一人一人の主張を読んでられませんでしたよ。
比例は娘が薦める人に入れました。

管理人さんの沖縄への熱い思いが伝わってきます。島尻あい子氏の当選を願っています。私は昨日、同じ陣営の候補者に投票してきました。

東京都知事選からみで石田純一氏の会見を見ました。野党統一候補をめざしているとか。島尻氏の相手陣営はこの程度の人達ですよ。

それでも、日本は民主主義の国ですから、とにかく同調者が多い方が勝ちなのですね。それぞれのステージであきらめず最後まで頑張りましょう。

過疎の村は、独特の空気がある、その空気をやぶるよそ者に風当たりが強くなる。
そんなの沖縄に限った話じゃない。
本土の過疎の村だって、移住者がよそ者扱いされる話は、転がっている。
他県の出身だから排外主義で叩かれているなんて論調は、妥当ではない。
参議院議員に選ばれていなければ、そう言えたかもしれないが。
島尻氏への逆風の本体は、本土出身である事ではなく、沖縄の空気に逆らっているからこそ吹いているのだ。
積年の恨みつらみでリベラル気取りながら、何とか沖縄県民を困らせたいという気持ちが根底にあるかもしれないが、他県出身者だからという恨み節は、聞きたくないな。
あと近所付合いが苦手な人は、閉鎖的な過疎の村に住まず、新しい住宅地が立ち並ぶ移住者ばかりの地域に住めばよい。
みんな周辺は移住者ばかり、気が楽でしょう。

私も島尻さんの人となりをいくらか知っている者の一人ですが、管理人様がおっしゃる通りだと思います。

沖縄で猖獗を極めている「オール沖縄の暴威」が一日も早く鎮静化して、まっとうな政策を展開できる島尻さんが当選することを祈るばかりです。

彼女が沖縄県内での風当たりが強いのはナイチャー差別ではなくて単純に公約を違えて有権者を裏切ったからです。
今の彼女からは想像もつきませんが、かつては辺野古移設反対派のリーダー、山城氏から応援演説を受けていた人なのにね。
県外移設という甘い言葉を信じて彼女に尊い一票を投じた人たちの方がよほど可愛そうですよ。
仲井真さんは識名トンネル問題でいずれは失脚していた人間です。
何でもかんでも自民の都合の良いように解釈しなさんな。
選挙に勝たんが為に主張をぐねぐねと変えるのはリアリストだからではなく単なるご都合主義者だからです。

島尻さん単体で捉えて「悲劇の内地嫁ヒロイン」として祭り上げるのも結構だが、彼女の旦那の家業も含めないと本当の姿は見えてきませんよ。

昔の考えと今の考えが同じ人がいるでしょうか?

皆さんそれぞれの立場や時代の変化で変わっていくのではないのでしょうか?
今何が自分にベストなのか、どうすれば関わっている事柄や人達に土地にベストなのか、で自分を変えていくのではないのでしょうか?

翁長知事などその確たるお人でしょう。
市長時代に稲嶺さんの知事選の時「私が辺野古移設を政府に承認させた」と声高々とTVで言っているのを見て、貴方の手柄ではないでしょ、と思ったものです。
彼もまた、自分と取り巻く人達にベストな選択を今しているのでしょうね。
ただし、島尻さんの違うところは沖縄がより良い島になる、という信念です。

私の周りのおばぁやおじぃは島尻派が多いようです。
内地嫁は他府県のそれより辛い。
しかし島んちゅより正確に沖縄をみている人達が多いのです。なにせ勉強します。そういえば下地議員の奥様も東京の御出身。かなりの勉強家ですね。

管理人様の記事。大変心にしみました。

昨日市役所で投票済ませました。
かなり厳しいようですが、沖縄の未来の為、島尻あい子さんの赤いばらを願います。

ふっと目にしたブログの記事、感動しました。
島尻あい子氏を遠方より応援していますが、苦戦が伝えられていて 沖縄のかかえる困難の大きさを知るばかりです。管理人様のブログを拝見し、救われる思いです。
昔、亡き父が沖縄に仕事で行って、月下美人の苗を分けてもらって 大切に育てていました。白い花が見事に咲いたときはそれは嬉しそうで・・・
あの花のような島尻あい子氏が当選し、沖縄のために働いてほしいと心より願っています。

JNSCさん

> 彼女が沖縄県内での風当たりが強いのはナイチャー差別ではなくて単純に公約を違えて有権者を裏切ったからです。

 違うでしょう。すこし、ナイチャ-差別はありますよ。

> 今の彼女からは想像もつきませんが、かつては辺野古移設反対派のリーダー、山城氏から応援演説を受けていた人なのにね。

 そんなこともありましたか? アイコちゃんは、糸数慶子のカバン持ちをやっていたこともあったようですね。それも、一つの彼女の経験だったのでしょう。しかし、彼女の今が問題です。糸数慶子も生長の家の右翼だったこともありますしね。人は、変わるのですよ。

> 県外移設という甘い言葉を信じて彼女に尊い一票を投じた人たちの方がよほど可愛そうですよ。

 県外移設を信じたものたちは、多いでしょう。総理大臣がそのように宣言したのですからね。

> 選挙に勝たんが為に主張をぐねぐねと変えるのはリアリストだからではなく単なるご都合主義者だからです。

 いえ、ホントのリアリストになるためのお勉強をしているのです。ホントのリアリストになるためには、辺野古という国防問題をさけては通れませんね。

> 島尻さん単体で捉えて「悲劇の内地嫁ヒロイン」として祭り上げるのも結構だが、彼女の旦那の家業も含めないと本当の姿は見えてきませんよ。

 旦那様が何をされているかは存じませんが、あまり重要ではありません。
  

公約違反の裏切者といえば民進党なんてその最たるものではないですか。何で伊波氏はそんなのと組むの?

のんびりとかおおらかと言えば聞こえはいいが、いまひとつ向上心にかけるきらいが多くの沖縄人にはあります。現状に不満があるなら学習して資格をとるなり、場合によっては本土により良い環境を求めて自ら出るなりすればよいものを、横並びで「あの人達もおなんじだからいいさ~」とばかりに結局現状を容認してしまう。経営する側も低い給与で雇用できる現状を変えたくない。そんな具合だから「できる本土人(本土人的な沖縄人も、こんな分け方イヤだけど)」は邪魔な存在になってしまう。皆で一致協力して全体の底上げをする態勢になれないものでしょうか。こういう隙ができるのは知事選で多くが仲井真氏に票を投じたと思われるいわゆる中間層が沖縄には少ないからだと思うのです。所得もそうですが教育レベルの格差が非常に大きい。仲井真県政では教育にも力を入れ、小中学生の学力の底上げに成果を見せ始めました。全体の底上げにはやはり教育が重要です。本土出身でありながら沖縄に根をおろして生活し活動する島尻さんのような方こそ、沖縄を根っこから改善するきっかけ、一助になるのではと期待しています。特に子育て・教育制度への手腕に期待したいのです。島尻さんには沖縄で末永く活躍していただきたいです。

出来ないことを叫んで、国と対決するのは不毛の争いだ。
仲井真元知事が言う、今から辺野古以外を探してこの先何十年も普天間を危険に晒すより、ベストではないが辺野古移設もやむを得ない。は説得力があるし分かり易い。
仲井真氏の財産を食い潰すだけの、今の知事の発言は今一つ分かりにくい。
出来ることを確実に。島尻あい子さん頑張ってください。

投票に行ってきました。
といっても、私は沖縄とは遠く離れた地に住む身ゆえ、自分が良いと感じた候補に投票してきました。

皆さん、それぞれ想いはあるでしょうが、すでに賽は投げられました。
あとは行く末を見守るのみ。
どうか、沖縄を含む日本という国が少しでも良い方向へ向かってくれることを祈りましょう。

沖縄は恵まれてます。

初めて沖縄に来たとき、小さな離島にまで広い農道があり驚きました。

東北の小さな町で生まれた私は、沖縄って恵まれてるなぁ…と実感したものです。

基地と言う大きな負担を抱える沖縄の県民は、自分達の恵まれた部分は気がついていません。

東北は貧乏なので、原発を受け入れる道を選びました…

基地も原発もイヤだけど仕方がない…のかも知れません。

今回、あい子さんが当選出来なかった事は残念ですが、政治家としてはまだまだ若い分、次に期待したいです。

これからも頑張って下さい!

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