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2016年7月11日 (月)

2016年参院選結果を考える

044
これを書いている時点での完全な開票結果はわかっていませんが、ご存じの通りの選挙結果です。 

沖縄選挙区について先にお読みになりたい方は、波線から下に飛んで下さい。 

自民・公明は過半数を大幅に越え、3分の2ラインに乗るか乗らないかという勝利を納めました。 

一方、全野党共闘は敗北しました。 

民進党は大きく議席を減らし、共産党のみが議席を積み上げました。 

これも予想どおりです。 

志位氏は今後もこの全野党共闘を続けていくといっていますが、民進党は、それに乗るほどお人好しではないはずです

1人区11で全野党共闘が勝ち、そのうち7議席は民進党が獲得したというので、この野党共闘が成功したという論者がいます。

馬鹿を言ってはいけない。共産党と手を握ったことで、それ以上の議席を落としているのですよ。

1人区だけではなく、全体のバランスシートで見るべきです。

選挙期間中に、「人殺しのための防衛予算」と、自衛隊を人殺し集団呼ばわりする政策委員長がいるような共産党と組めば、どうなるのか初めからわかりそうなものです。 

岡田氏は、自由社会を否定する「革命党」と手を組んではならないという、民主主義政党としての最大のタブーを破ったのですから、その覚悟は出来ていなければなりません。 

結果、選挙ではボロ負けし、民進党は最大の支持基盤である連合の支持までを急速に失いました。 

まともな地域後援会組織を持たず、労組を選挙マシーンにしていた民進党にとって、これは後遺症として後々まで、彼らを苦しめることになります。

といっても、あの政策もなければ、組織もない、自民のカウンターだけで生きている民進党は、結局また共産党とグダグダな関係に戻って、さらに縮小していくのでしょうね。 

選挙後に改憲発議ですか。ないない。 

それは安倍氏があと2年しか時間がないという前提に立って考える、ショートバージョンだからです。 

4連勝した安倍氏を、もはや自民党内で誰も降ろせません。 

ですから、任期が終わる2年先の18年ではなく、更に延長してもう1期、つまり、2021年まで視野に納めた改憲議論をするだけの、ロングバージョンを選択できる時間的余裕が生まれました。 

3分の2に達したことで有頂天になり、9条2項の改憲発議をしたあげく、英国の国民投票のように51対49で負けでもしたら、未来永劫、日本に改憲のチャンスは訪れません。 

あ、ひとつ書き落としました。青山繁晴さん、トップ当選おめでとう!

文春のオウンゴールでした。わ、はは、ざまぁみそ漬け(爆)。

さて、まぁ、こんなことは他のブログでも書けます。

                    ~~~~~~~~~ 

私は悔しくて眠れませんでした。もちろん島尻あい子さんが落選したことです。 

敗因として今の時点で思いつくことは、ただひとつです。

ひとことで言えば、伊波氏に対して対抗軸を作れなかったことです。

そもそも圧倒的に2倍近い差をつけられて始まった選挙戦で、同じ土俵に乗っていては勝てません。

勝機を見いだすためには、「相手の土俵にあえて乗る」ことが必要だったはずです。

本来の島尻さんのフィールドは子育て・保育です。

一方、伊波氏の本来の土俵は反基地運動です。

しかし伊波氏は、島尻さんの本来の土俵であるはずの子育て、保育、若者支援などについてもおいしい公約を並べました。

まさに野党候補の気安さです。

最低賃金を1500円にしましょうね、同一労働同一賃金は当然ですよ、キミにはこの金をあげようね、あ、キミにはこの手当てだ、と気楽にバラ色の公約を撒くことができたわけです。

なぜなら統治の側に立った予算を考えたこともなかったし、その能力もなかったからです。

島尻さんは内閣の一員ですから、安易な保障は口が裂けても言えません。

ですから、彼女が勝ち取ったといってよい、10億・6年という予算措置の枠からの約束しか出来なかったわけです。

現職閣僚の島尻さんに、伊波氏のように満漢全席よろしく、思いつく限りのオイシイ約束をばらまき、かつ、実現不可能な基地撤去まで公約するようなマネができるはずもありません。

必然的に島尻さんのほうが伊波氏と比較して、有権者には弱々しく、華がないように写ったことてしょう。

しかも「腐りナイチャーめ」、「公約を変節した裏切り者め」という攻撃は執拗に繰り返されていました。 

勝機があるとすれば、中国海軍の沖縄近海への侵入の常態化を、争点として真正面から取り上げることしかないはずでした。

伊波陣営は、おそらく「中国が攻めてくるなんてありえない。中国とは仲良くしましょう」という、「オール沖縄」の薄っぺらい見解しか言えないはずです。

ならばそれ対して島尻さんは、現実にひんぱんに起きている中国公船の侵入にとどまらず、とうとう海軍までもが接続水域に侵入したという現実について、県民はどうしたらよいのかを真正面から問うべきでした。

伊波氏にとっても、この部分に触れられるのは、そうとうにイヤだったはずです。

彼の「全基地撤去・オスプレイ配備撤回」という政策が成立する大前提は、東シナ海の平和な国際環境があってのことなのです。

現在のような、高波が荒れる情勢で、伊波氏の政策を実行に移したら、どのようなことになるのか、在沖米軍がいなくなればどうなるのか、そこを突くべきでした。

残念ですが、島尻さんはそこを争点とせずに、赤いエプロンに逃げてしまわれました。

これでは、全国区から出て当選した今井絵理子氏と同じで、「基地問題はこれから勉強しま~す」と一緒ではありませんか。

私は、勝機は去ったと感じました。

今井さんはそれでいいですが、現職閣僚までそれではダメです。

しかし、悔しい。ほんとうに悔しい。

中国海軍の選挙直前の侵入という逆説的意味での「好機」を、世論喚起に活かせなかったことがつくづく悔やまれます。

・・・仕方がない。終わったことです。

最後にひとこと。島尻あい子さん。あなたは素晴らしい島の女性です。あなたを応援できたことは私のささやかな誇りでした。

あなたはまだお若い。チャンスはこれからいくらでもあります。

選挙の挨拶回りと東京での整理が終わったら、しばらく休憩されて、捲土重来を期すべく島に戻っていらっしゃい。

あなたの故郷はこの島しかなく、あなたは強い沖縄のアンマーなのですから。

 

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

敗戦の弁で島尻さんが「これからは一県民として」と述べたのが私にとっては重すぎました… あまりにも惜しい… 残念です…

おはようございます。

残念な結果になりましたね。
いいたくはないのですが、王府時代から続く衆愚教育の成れの果てでもあると思います。特に、祖国復帰後の学校教育、新聞テレビの報道の仕方、その他あれこれどれをとっても最低でしたからね。夕方のローカルニュースなんて見ていて吐き気がするほどでした。毎日毎日基地反対基地がどうたらだもん。それでも自分で調べる気があればいくらでも現実の沖縄の問題点や、米軍基地に関して言えばいまどれくらい基地の返還が進んでいるのか、なぜ沖縄に基地がなければいけないのか、わかるんだけどね。目の前の餅には逆らえないのかな?

腐れないちゃー、生粋の沖縄生まれ、沖縄育ちの私も言われてましたよ(笑)両親祖父母その上も沖縄のヤンバル生まれなのに、見た目がないちゃーじらーだったのでw。まあ、やり返したけどw

まだ若い島尻さんです。次があります。これからも故郷沖縄のために頑張ってくださいと、これからメールします。ではでは^^。

私は選挙区は島尻あい子さん比例区は青山繁晴さんに投票しました。喜び半分というより、島尻大臣を失った失望感は、これからも沖縄に住むものとして憂鬱な日々を過ごすことになるでしょう。更に崩壊寸前だった「オール沖縄」が再生し翁長知事の悪政が県民を苦しめるでしょう。ただ、私なりに一つの希望を持っています。それは内閣改造で青山氏が拉致問題と沖縄を兼務する大臣になることです。

うーん、最低賃金1500円とかになったら、マックや吉野家はいくらになるんだろ?個人所得がそれ以上に伸びるのならいいんだけど。
かつての民主党のような「あれもやる」「これもやる」なんて、政権側はいえませんからね。

沖縄は今井さんだけか。特に期待は出来ませんね。
東北もどうなっとるのやら!定数減で現職対決の宮城・福島で僅差負け。岩手は未だに小沢のカバン持ちが当選する土地柄。
え、山形?もちろん舟山さん(先月生協で買い物してたよ)が圧倒的知名度と自民内紛で完勝。これは想定内。興味のある方は選挙前の河北新報あたりで。予想外だったのは10万票以上の差がつき、遠藤五輪大臣のお膝元でも大差!おいおい。党中央から何いわれるやら。

さっそく弁護士チームがお約束の「選挙無効裁判」を起こすそうですが、なんなんでしょうね。今日やってどうするんだか。
人口比は分からんでは無いのですが、今回の「合区」とか大変だし片寄るし。下手すりゃ近く秋田・山形合区もありえますが、そんなんで「国民や地域の声」が届くのか?と。
この点だけは議員を増やせという共産党に賛成できます。

民進党の岡田さんはまあ、選挙下手というか不遇というか、芯が無いんだよなあ。
今回もボロ負けだけど、6年前に民主党が勝ちすぎた反動だし。
かつては2005年の郵政選挙でメタメタだったし。党内でも意見割れてるのに共産党にも気を使って彼なりに腐心しているのでしょうけど…なんとも可哀想に見えてしまう。民主のビンボー籤男?

>島尻さんは内閣の一員ですから、安易な保障は口が裂けても言えません

軍属規定の擦り合わせ、実に嫌なスレスレの侵犯をしてくる中国、これに関わる部分は、税制よりも安易な発言を現閣僚として許されなかったのだと思います。それでも注意深く言う術はあったかもしれませんが、己の選挙運動と同時にやり遂げるのはリスキーだったのでは。

地元の方々、彼女が勝ち取ってくれた子ども教育支援と地元のパトロールをどうか地域で支えてあげて下さい。一つの市、町で上げた実績が全県全島に波及する、九州に増えつつある子ども食堂などのように、トップダウンでなく町からできることがあります。

旧民主党沖縄代表だった旦那の庇護のもと民主党から出発して早々に自民に鞍替えした島尻さん。
あとはご存知の通り「県外移設」の金看板背負って当選すると県民からの一票を生け贄にして比例で「ゾンビ」として復活、大臣にまで登りつめました。
ちなみに安倍政権の閣僚中、資産一位は島尻さんなんですって。
旦那の経営する日本語学校のおかげか、はたまた◯◯会との黒い繋がりが効をそうしたのか…

とりあえずね、政策が云々のレベルではなく「蛇蠍のごとく」と言えばヘビやサソリに失礼なくらい嫌われ軽蔑されていたのが島尻あい子さんなんですよ。
こんな人間に当選するほど「沖縄の民主主義」はヤワではないのです。
そこんとこヨロシク。

 今朝の「ありんくりん」さんの記事を読んで、私の胸うちのモヤモヤ大分解消されました。ありがとう。

 今後への大局的な見方もご立派です。同感できます。

 生粋のウチナンチュー さんのおっしゃる、「内閣改造で青山氏が拉致問題と沖縄を兼務する大臣になること」のお言葉は名案ですね。正面から問題に立ち向かう力のある、そして誠意のある人物が今必要なのです。新聞をはじめ沖縄の左翼の諸君が大騒ぎするでしょうが、かれはひるまないでしょう。

 投稿者の方々のご文章からは、沖縄にも良心的で分別のある方々が多いのだと察せられ、まことに心強く思います。

 JNSCさんは島尻さんがお嫌いなようですが、

> ちなみに安倍政権の閣僚中、資産一位は島尻さんなんですって。

 これは悪いことでしょうかね。旦那が金満家であれば、政治家にとってはハッピ-なことでしょう。

>  旦那の経営する日本語学校のおかげか、はたまた◯◯会との黒い繋がりが効をそうしたのか…

 それは知りません。

> とりあえずね、政策が云々のレベルではなく「蛇蠍のごとく」と言えばヘビやサソリに失礼なくらい嫌われ軽蔑されていたのが島尻あい子さんなんですよ。
こんな人間に当選するほど「沖縄の民主主義」はヤワではないのです。
そこんとこヨロシク。

 なにもヨロシクありません。

「ですから、任期が終わる2年先の18年ではなく、更に延長してもう1期、つまり、2021年まで視野に納めた改憲議論をするだけの、ロングバージョンを選択できる時間的余裕が生まれました。」

の部分ですが、党紀を改正して3期目ということになるのでしょうが、それは可能なのでしょうか?

困りました。胸騒ぎしたとおりに「オール?沖縄」陣
が勝ちました。彼等はもう疾走するしかないので増々
親中反米反本土ですわね。本土政府も「知事が変わっ
たからと言って、積木くずしは絶対に見過ごせん!」、
とガチンコ対峙しないと政府のメンツが立ちません。

県vs国。両陣営ともどう戦うのか、どう調整するのか?
ゴネ得で大枚のゼニ獲得なのか?兵糧攻めなのか?中共
はどう出る?一般の県民はたまったモンじゃないけど、
小さな島での掛け引きから無関係でいられない。

本土からみると、政府へパイプをもった議員を選んだ方が基地問題の解決は早くなるから島尻氏を選ぶのが合理的と思うのだけれど、実際に住んで生活を送ってる県民からすると、まずは現状にNOを突き付けたかったんだろうなあと思います。だから沖縄と本土で選挙結果がねじれるのは理解できる。

ただ、現職大臣を落として野党議員を選んだ結果、基地問題が進まなくなる可能性は高いし、その責任の一端を県民は負わなければならなくなるが、県民はそのリスクを負っても現状にNOを突き付けたかったのか。そこまで考えて県民は伊波氏を選んだのか。
その覚悟があるのなら本土側も議論にのれるが、ただ単に駄々をこねるためだけに伊波氏を推したのなら好きにやってくれって感じ。

基地問題が現状維持のままでも本土の人間はべつに困らないので、伊波氏でも構わない。

島尻さんに対して、移設反対から移設容認に転じたこととか、自民で活動していることとか、果ては沖縄関係がメインで頑張ってきたのに(不勉強とは思うが)漢字が読めないことで大臣失格と言うこととか。
まあ批判が目立ちますが、できることから少しずつでもやってきた、というのは評価できると思います。大敗したとはいえそれでも票が集まったのは、そういうことなんでしょう。

しかし、伊波さんですか。
金秀グループから伊波降ろしとか言われていた人が、良くここまでと思います。
まあ前回と投票率があまり変わらないから、固定票が動いたと言うのは良く分かること。
浮動票・無党派層を取り込んで、もっと投票率が上がった状態で「歴史的大勝」となっていれば、オール沖縄も説得力があったんですが。
(これを言うと、負け惜しみとか右翼が~とか言われるんですけどね)


そうそう、伊波さんの政策に関してですが。
翁長知事は、中国軍艦艇の進出に対して
>外交で平和的な解決を図るべきだとの認識を示した
と言う記事がありました。
沖縄に米軍基地が有ることは、それだけで外交カードになっていると言うことを、翁長知事も理解しているとは思います。
ならもう一歩踏み込んで、現時点では海兵隊の移転だとかそういうことは、たとえグアムへの移転であっても中国を刺激することだと、そこまで言ってほしいものです。
第7艦隊が南シナ海まで出張っている状態では、軍の再編なんて色々な意味が出てきてしまうのですから。

いやぁ~予想通りの島尻トップ落選!
沖縄の皆様、実におめでとうございます
オール沖縄の凄まじい力をまざまざと見せ付けられました(笑)

 クラッシャーさんと同じように、島尻さんの敗戦の弁「これからは一県民として」を聞いて、私も「えっ!」と思いました。杞憂であればよいと思ってますが。

 ところで、当落において島尻氏がかなり不利な状況にあるのは分かっていましたが、先島で伊波氏との得票差が僅かであったことは想定外でした。これは、どう考えればいいのでしょうか?
 「やもり」さんのコメントにあるような状況は、八重山日報があり中国の脅威にさらされる先島ではもう少し違うと思っていました。
 正直、ここまでかという思いと同時に暗澹たる思いになってしまいます。

島尻氏、残念でした。福島原発事故や昨年の安保法制に対するデモ騒動にも関わらず、本土ではごらんのような現実的な選挙結果となりました。本土と沖縄では流れている空気が違うようですね。

YOUTUBEで見ましたが「県民の心を売り続ける 島尻あい子で あと6年我慢できますか?」といったポスターまで貼ってあったようです。

排外主義の典型です。心がとても荒んでいます。
こんな光景を見ながら育つ沖縄の子供たちが本当に哀れです。

九州に住む者としては鹿児島県知事選の結果を少し心配しています。

>思いつく限りのオイシイ約束をばらまき
いつぞやのルーピー再来なんですかねぇ…?
実現しなかったらまた失望するんでしょうか。

那覇軍港の移設は良くて、辺野古はダメ。
後援会のゼネコンが辺野古の工事を受注。
沖縄が自ら米軍に基地を提供したことは一度も無い。
沖縄は本土から差別されてきた。
とか、様々な矛盾をさらけ出す翁長知事。
沖縄も、反日だけで大統領が務まるどこかの国と似ていますね。
ここまで来た以上、国も一歩も引かないでしょう。
もうじき国と沖縄の裁判も再開する予定だ。
今の状況は大田知事時代とよく似ている。大田知事は腰砕けになったが、翁長知事はどうなるか。

翁長知事の最大の矛盾は
米軍基地の75パーセントが沖縄に集中している。過重負担だなんとかしろ。と言いながら
国が進める沖縄の米軍基地負担軽減策をことごとく妨害することに尽きる。

島尻さんの資産とか旦那のなんたらとかで、本当に沖縄県民が島尻さんを落選させたのなら、その結果責任は沖縄県民が負えばいいだけの話。基地移転、海兵隊云々は国としての問題なので、基地移転は粛々と進めれば良いのでは?本土がどうこう沖縄がどうこうって、わざわざ考える必要無くないですか?国家防衛は国の専権事項と言うのは、万国の共通事項ですよね。今の日本にとって沖縄が戦略上重要であるなら、国は有無を言わさず基地移転を進めればいいだけです。

連投失礼します。
宮崎県には、昔、今の沖縄と似た様な状況がありました。現職大臣を落選させた事があります。江藤隆美氏は、当時建設大臣で、成田闘争の渦中の人でした。洗車云々で全国のマスコミの格好の餌食でした。その影響かどうかはしりまでんが、地元宮崎ではイマイチ人気が無くて、結果落選しましたが、結局宮崎のインフラ整備は、九州の中で一番最後なりました。それも宮崎県民の結果責任です。風、空気だけで投票すれば、結果はストレートに自分に跳ね返る。ただそれだけではないかと思います。

度々すみません。
権利の自由と義務責任は対であるっていう事は絶対的真実で良い?のかな。

権利自由と義務責任です。

宮古島市においては島尻氏の得票数が伊波氏を上回っておりました。
この事だけが、私個人的な唯一救いです。

>勝機があるとすれば、中国海軍の沖縄近海への侵入の常態化を、争点として真正面から取り上げることしかないはずでした。
~中略~、真正面から問在沖米軍がいなくなればどうなるのか、そこを突くべきでした。

そこは、その通りと思います。
ueyonabaruさんやクラッシャーさんの意見でも同様な不満をお持ちのように見受けられました。
日本全体として見た場合、今回の参院選全体や安倍政権の長期安定要因を振り返るに、マスコミでは語られませんが「中国ファクター」が外せないような気がします。
報道は不十分とはいえ、国民は肌感覚で敏感に感じ取っていると思うのです。

しかし、沖縄だけは事情がちがうようです。
選挙中島尻事務所に詰めていると色々な人がやって来、話しを聞きました。
そういう人達の多くに若者こそ存在しませんが、国防のこと、尖閣のことが話題にのぼる事は一切なかった。
「中国の危険」もしかりです。
ですので、島尻氏がそれを取上げても「勝機」には結びつかなかった、と思うのです。
そうすると、シンザト事件以降は島尻氏には「勝機」そのものがなかったと考えざるを得ません。

県民は、一切私達県民のプラスにならない伊波氏を選んでしまった。
民主主義における選挙結果とは、選挙民の能力や民度、政治に対する熟度をそのまま示します。
そろそろそういう観点からの考察も必要なのではないか、と考えるものです。


おじゃまします。
これほどの圧倒的差は、私は予想外でした。
政権与党とのパイプのない伊波氏の経済政策に関する公約が、そのまま守られるなんて事を、有権者は、それ程期待していないと思います。
経済政策を期待するなら、伊波氏へは、投票しませんからね。
沖縄県民が伊波氏を選び、期待するのは、米軍基地問題の打開と安倍政権への強いメッセージでしょう。
私の予想以上に沖縄県民にとって基地問題は大きな問題なのです。
辺野古へ新基地が作られれば解決済みとされ、以降、負の遺産として永久に子孫に受け継がれ、米軍基地問題は放置されかねないという危機感を感じたかもしれません。
ある調査によると、沖縄の自民党支持者の2、3割が伊波氏へ投票したと聞いています。
自民党支持者でさえ、現在の安倍政権のやり方では、米軍基地問題を解決できないと考えたのでしょうね。

山路さん

> 選挙中島尻事務所に詰めていると色々な人がやって来、話しを聞きました。
> そういう人達の多くに若者こそ存在しませんが、国防のこと、尖閣のことが話題にのぼる事は一切なかった。 「中国の危険」もしかりです。

 それが実態なのですね。危機意識が各方面でないのでしょうね。自民党候補者が危機意識を煽ると右翼のように思われるということもあるでしょう。それでは、選挙に勝てない、となるのでしょう。しかし、誰かがそれをやってもらわなければならないのも事実です。ホントは新聞こそその使命がある筈ですが、左翼イデオロギ-で頭はがんじがらめになっている記者にはそんなことはできない。

前回金城タツローさんに入れたと書いたものです。

私のいる八重山では島尻さんは僅差で勝ってますね。

さすがに私も島尻さんは勝つだろうと思っていたので、この結果はショックです。

ですが、やはり9条擁護派であることなど、中途半端な印象しか受けませんでした。

結果的にそれが、県民からすれば、権力になびいただけの自己保身の裏切り者のように見えたという事でしょう。事実はともかく、そういう印象を与えたとように思えます。

また、八重山では中央とのパイプがある事を強調していましたが、結果的に利権誘導型のように見えたのかもしれません。

現実問題、補助金などが直接懐に入るわけでもない沖縄大衆にしてみれば、争点にならなかったのかもしれません。

むしろ、負けるのを覚悟で、中国による侵略行為についてどんどんアピールすべきだったと思います。それを言ったら「中国から観光客が減ったらどうすんだ!」という批判を恐れたのでしょうけれど。

負ける気がなく勝つ気だったから、言うべき事を言わずに逃げて、それで結果的に負けたのですから、しょうがありません。

青山繁晴さんみたいに、筋を通して負けるなら、それで構わないぐらいの、勢い、正論がなかったと私は思います。

というか、おそらく本人の中にも中国の脅威は遠い存在だったのではないだろうか?と思えてなりません。

だから、言わなかった。だから9条擁護を変えないのだと思うのです。

もっとも島尻さんだけの問題ではなく、これは沖縄の自民の根本的な問題だと思います。

選挙に勝つ以前に、県民に、もっと問題を深く考えて頂く事を目指す候補に出て頂きたいと思います。

私は幸福の科学の信者でもなんでもありませんが、幸福実現党は、まともな主張をしていたと思います。黙殺されるには惜しい存在だと残念に思えてなりません。

> それが実態なのですね。危機意識が各方面でないのでしょうね。自民党候補者が危機意識を煽ると右翼のように思われるということもあるでしょう。

また悪いことに(?)、中国危機云々を幸福実現党なるアヤシゲな政党もどきがパレットのまえ等で訴えてたりするものですから
那覇市などで中国ガーといおうものなら、アヤシイ政党と同じことを言っていると思われイメージ悪くなると思います。

今更ながら、一宮崎人さんの怒りの連投、気持ちはよく分かります!
私も子供のころは九州縦断鉄道の主力は「にちりん」だと思ってましたし、国鉄リニア実験線までありましたしね。
ボヤボヤしてるうちに農業振興(機械産業とはお話にならない金額)とバブリーなシーガイアの失敗。熊本は大企業を次々と誘致して随分と差がついてしまいましたね。その歯痒さお察しします。

宮崎(都城や新田原)駐屯地が、6年前の口蹄疫埋設処分敷地を大量に提供したことなんて、全国ではまるで記事になりませんね。。

あの時に宮崎の養豚が火事ボーボーの中、カリブ海リゾートに行った赤松大臣の支持でよりによってデンマーク養豚視察に行っちゃったのが、当時新人で今回返り咲いた蝙蝠政治家の舟山やすえさんです。できれば覚えておいて下さい。
会うと実に朗らかな普通のオバチャンなんですけどね。ちょっと厳しいとこをそれとなく尋ねると、途端にお茶を濁します。まあ、シガラミで大変なんでしょうけど。
全国紙では「TPP反対・安倍反対が届いた!」といってますが、お隣の農業県秋田では農業素人の野球人の石井浩男が「TPPなど関係ない!」と、堂々の当選という矛盾。

まだ見てるかな?

JNSCさん。随分と島尻さんが嫌いなようですが、ダンナの資産がどうしたってのでしょうか?明確な説明をして下さい。
今の貴方はただのルサンチマンそのものですね。金持ちによほどコンプレックスがあるのでしょうか?
ソフトバンクを退社するアローラなんか憎悪の対照でしょうに。資産どころか年俸だけで2桁以上違いますから。

現在、都知事選で話題の小池百合子元大臣なんか、日本新党からの鞍替えで防衛大臣に続き環境大臣にまでなってます。ここにきてケチがついてますが「世渡り上手」だったのでしょう。
下手だった人なら野田聖子・高市早苗・石井苗子とか下手こいた女性なんかゴロゴロいますよ。

なんと、島尻氏は沖縄担当相は続投されるそうですね。少し救われた気持ちです。
台所から沖縄を支える事はできる!を中央とパイプを持つ一県民として実現されるよう祈っています。

ふゆみさん
それは、八月の内閣改造迄のことでは無いですか?残り二週間ぐらいでわ! まあ〜民間人大臣でも問題ないですが、現役大臣にも関わらず、沖縄県民からお前要らないと言われた以上、もう県民の為に働くなくていいですよ。ゆっくり休んで下さいm(__)m。申し訳ない気持ちで一杯です。

 島尻沖縄担当相は続投の件を聞いたとき、私も内閣改造迄と思って気に留めていなかったのですが(菅官房長官は「当面の間」と発言)、本当に改造後も続投であれば、かなりおもしろいことになるますよね。

 選挙に勝った知事や国会議員が、負けて民間となった大臣に頭を下げる。どんな顔して頭を下げるのか見てみたい。いや、失礼しました。

鹿児島では参議院選と県知事選のダブル選挙でした。
結果はご存知の通りですし、結果が出た以上政策やらなんやらや、自分が投票した方の当落なんやらをとやかく言うつもりもありません。
残念なことは投票を終え4日目を向かえても選挙関係のポスターが放置されたままの陣営が、多数ある事です。
正直な所を言えば参議院選では野村代議士、知事選では伊藤前知事のポスターがはずされているのみです。
前回の選挙の時は比例の民主党のポスターが放置されたまま数ヶ月も雨風にさらされぼろぼろになってましたので「これだから民主党は」と思わずにいられませんでした(苦笑)
今回のもそうならない様に各陣営責任をもって早急に片付けてもらいたいものです。
小さいことではありますけど好感度って上がるも下がるもそういう小さい事の積み重ねなのかなと思います。

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