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2016年8月25日 (木)

日本の反核運動に「適当な支援を与える」とした中国人民解放軍内部文書

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昨日の中国の学者の見解は、既に中国軍部と政権中枢の共通認識となっているようです。 

昨年10月に、国連総会において中国の軍縮大使が日本の核武装論を強く非難したことは、なぜか日本ではあまり報道されませんでした。 

正直な話、日本人にとっては集団的自衛権という国際常識ですら国論を二分したのに、改憲手続きを踏んですら困難な独自核武装など夢のまた夢だからです。 

ただし、中国はそう思っていないようです。 

ジャーナリスト相馬勝氏は中国人民解放軍の内部文書である「国防参考」に、同様の記載があることを確認しています。

その内部文書には、「日本の核武装に警戒せよ」と題して、楊教授以上に警戒を募らせています。

「日本では原子力発電の稼働によって、核兵器を作る原料のプルトニウムやウランを豊富に保有している。
同時に、核兵器を持たない国のなかでは唯一、ウランの濃縮や使用済み燃料の再処理によるプルトニウムの製造技術といった、核兵器に転用可能な核原料を製造する一連の技術も保有する。」(相馬勝氏「SAPIO」2016年9月 以下同じ)

そして「国防参考」は、こう結論づけます。

「それゆえ、日本は2000発の核爆弾を製造できる。しかも短期間で。」

ならば中国はどう対応するのでしょうか。内部文書はこう述べています。

「ひとつは国連の場などにおいて、日本の核武装に強く反対せねばならない。」

これが、昨年10月の国連総会での中国代表の、日本批判なことは明白です。

次に日本国内の反核運動に着目します。

「日本国内では反核の立場と発言力は一定社会的基盤を築いている。民間の反核組織に適当な支援を与えねばならない。」

これは中国がもっとも嫌っているはずの内政干渉ですが、他国に対してはかまわないようです。

これを読む限り、中国は既に日本の反原発運動・反核運動・反基地運動などに「適当な支援」を与えていると見るべきでしょう。

中国が、沖縄などの反基地運動や、本土の反原発・反核運動に「適当な支援」を与えているであろうという観測はかねがねありましたが、それを認める中国側文書が確認されたのはこれが最初です。

そして最後にこうしめくくっています。

「(日本の核武装に対して)軍内の各部署では訓練を強化し、有効な反撃を加えるられるように日頃から備えておかねばならない。」

これは間接的ながら、中国が軍事的にもさらに強い圧迫を日本に加えるという意思表明だと受け止められています。

勘違いだとしても、これがわが国の「核武装準備」を見る中国の眼だということを、私たち日本人は知っておくべきでしょう。

日本が結果として取ってしまった「寸止め核武装」という状態が、私たちの想像の範囲を越えて、わが国を「準核武装国」に押し上げてしまったということは、皮肉です。 

と、ここまでが起承転結の枕でしたが、体調がさえないために本日はここまでで失礼します。

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コメント

かつて中国に進出している日本企業について、ある政府関係者が、日本企業はどうしてこうも馬鹿正直に中国のルールに従おうとするのだろう、と嘆いていました。当時は欧米も押せ押せで中国進出を加速させていましたが、欧米企業は中国流の何でもありのやり方で日本企業を出し抜いていました。

お人好しの日本人には何でもありの国際常識はなかなか理解できないようです。

日本から中露米に対しては大量の情報が流出していますが、日本人はのんきにもこれを重大視していません。

サイバー攻撃によるものはもちろん、各省庁や企業幹部からの情報流出も止まりません。日本政府の情報は中露米にダダ漏れになり国益を大きく毀損しているのですが、これは売国的な勢力が官民に存在すると言うことです。

この逆が、中露米のために日本国内で反日行為を働く売国奴です。彼らの中には、中露米のために働くことが国益に適うと心から信じている人間も居るから厄介です。一方で、国益を損なうことを意図して売国行為に走る人間も沢山います。日本精神をしっかり身につけた常識人は目の前にどれだけお金を積まれても動じませんが、簡単に転ぶ人間も存在することは事実です。

共産党や民進党の資金源や電通、新聞社の裏金もそのルートを辿れば、どこかの国に行き着くのでしょうが、残念ながらお人好しの日本人にはそこまで辿る根性はなさそうです。

こうした中米露の工作は、国益を大きく損ねるだけで無く、日本人の間に無用の摩擦を生み出しているのです。

ところで先のコメントでもんじゅから兵器級プルトニウムが取り出された件を述べましたが、これは偶発的なものだったと理解しています。

もちろん、もんじゅは兵器級プルトニウムを取り出すための炉では無く、核燃料サイクルを促進するためのものです。しかしその過程で兵器級プルトニウムが出来てしまうのです。運転を続ければこのプルトニウムも無害化されるので問題は無いのですが、もんじゅはトラブルのために途中で運転を停止しました。結局、兵器級プルトニウムに化けた燃料を取り出さざるを得なかったのではと想像しています。国際的な取り決めで増殖炉では燃料の途中取り出しを禁じていますが、出来ちゃったもん仕方ないだろうと言うことでは無いかと思います。一番困っているのがもんじゅの運転主体です。

これを無害化するにはもんじゅの運転を再開するしか無いのですが、原発反対派がこれを妨害しているため、兵器級プルトニウムを持ち続けるしか無いと言う皮肉な結果になっているのでは無いでしょうか。

プルトニウムの話は確証のある話ではありませんが、一つの可能性としてあり得る話では無いかと思っています。

「ありんくりん」さん、元気にな-れ。体調回復、祈ります。

台風10号引き返して北上しそうですので、お休みされて鶏たちを守るべく養生くださいね。

愛国命さん、
駐在している最前線ではその何でもありを目の当たりにして目覚めている者がたくさんいるのですが、結局本社が自由にやらせないんですよね。
お金に目がくらむ輩に関しては、欲と正義をごちゃまぜにして反日行為をする訳ですが、欲のみの者の方が御しやすく、ここで最近話題になる「受け売りでただただ信じてる連中」の方が変な求心力が国内にあるのが、問題かと思います。それは教育でなんとかするしかないですね。

管理人さん、大丈夫ですか?
いつの間にか夜風が涼しくなってきました。季節の変わり目ですから、ご自愛ください。

皆様。ご心配をおかけしております。
ありがとうございます。
なんのたいしたことはないと思います。

暑気あたりと、このところ労働がきつくてバテ気味なところに、豪雨をかぶったのがまずかったようです。
ああ、オレも若くないないなぁ。

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