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2016年8月11日 (木)

HNふゆみさんにお答えして

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ふゆみさん。山路さんをご指名でしたが、私のほうからもご説明します。

ふゆみさんのご質問です。

「山路さん、しつこく私からも解説をお願いしてよいでしょうか。
その左翼陣営の主張、ネトウヨでなくとも宗主国様かよと感じるのですが、それを言われると火がついたように怒りますよね。
彼等は一部チベット人のように拡大後の中華帝国の元で己もしくは日本自治区の階級上位を目指している自覚はあるのでしょうか。」

山路さんの解説で間違ってはいないと思いますが、私は若干チベット支援に関わっていたので、補足します。

チベットはラダック亡命政府部分と、本国部分にやや温度差が生じています。

あくまでも独立を志向する人たちと、現実主義的に中国領の中での待遇改善をめざす差です。

中国は大規模な漢族移民政策を実施し、一部地域ではチベット族との人口逆転すら起きかっています。

また教育を通じて、非チベット化がすさまじい勢いで進行しています。

ただし、その一面、一人っ子政策が漢族よりも早く解除されるなど、恩恵も与えています。

つまり、独立などという夢想を抱かず、ダライラマを崇敬せず、非チベット化に協力すれば、自治政府にも登用し、恩恵を与えようということです。

さて、このような状況を日本の左翼が知っているかといえば、私の左翼経験から言って、まるで知らないでしょう。

一言でいえば、無知です。まるで関心がないのです。

驚くほどの無知で、意識的に中国の暗黒部の情報を遮断しているかのようです。

中国の暗部を語れば、それは即反共・反中国になると短絡しているようです。

反核運動をしながら、中国の核の状況にすら無知です。

ウイグル人の居住地域近辺で行われた、地上核実験により、どれほど多くのウイグル人が亡くなり、放射能障害になったのか、知ろうともしません。

中国の核ミサイルが私たちを標的にしていても、「中国が攻めてくることはありえない」の一言で、抗議すら上げません。

反原発を叫びながら、世界一の原発推進国家が隣にいることにも、口をつぐんでいます。

言論の統制反対を叫びながら、世界一の言論統制国家に抗議の声ひとつ上げません。

沖縄の分離独立を叫びながら、チベット人・ウイグル人の分離・独立運動には冷やかです。

反戦平和を叫びながら、世界一の軍拡国家には揉み手をします。

このように左翼とは、おそろしいまでの二重規範、あるいは自己欺瞞を平気でしている者たちなのです。

私はそれを批判して左翼から足を洗いました。

ですから、ふゆみさんがおっしゃるような「日本自治区で階級上位」を目指すなどという深慮遠望なことを考えているとは到底おもえません。

彼らは無責任な近視眼にすぎません。

しかも近年、デマとプロパガンダを取り違えて叫び続けてきたために、今や何が真実で、なにが宣伝なのかの境もわからなくなってしまっています。

ですから、左翼の政策が完全に実行された場合、「ヤマト民族自治区」になる可能性すらあるわけですが、そんなことは考えてもいないのではないでしょうか。

マタイ伝 第23章27節
「禍なるかな、偽善なる学者、パリサイ人よ、 汝らは白く塗りたる墓に似たり、外は美しく見ゆれども、内は死人の骨とさまざまの穢にして満つる」

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コメント

管理人さん、記事アップありがとうございます。
九州エムさんの疑問から山路さんのコメント、ふゆみさんのさらなる疑問コメントの流れ、気になっていました。

>しかも近年、デマとプロパガンダを取り違えて叫び続けてきたために、今や何が真実で、なにが宣伝なのかの境もわからなくなってしまっています。

これではどんなに高学歴・言論人知識人であっても、今現実に起こっている事に目を向けることが出来ないかもですね。

> マタイ伝 第23章27節
「禍害なるかな、偽善なる学者、パリサイ人よ、 汝らは白く塗りたる墓に似たり、外は美しく見ゆれども、内は死人の骨とさまざまの穢にして満つる」

 聖書の言葉もイイですね。

 私がいつも思うのは、左翼の方々の情熱は一体どこから起きてくるのかということなんです。

 昔私は、瀬長亀次郎の演説に熱狂していた頃がありますが、反米主義に同感していたのだろうと思います。と同時に、共産主義の思想にも同調していたのでしょう。

 左翼の諸君の内面というのは、昔幼少であった頃の私と基本的に同じなんでしょう。とすると、反米主義、共産主義礼賛の心情が彼らを支配していることになります。

 瀬長亀次郎は、当時はソ連をアメリカに対置して、ソ連が優れているということを演説では言っておりました。

 今の左翼諸君は、中国をかつてのソ連のように理想化しているのかもしれません。だから中国の自由のない実情などには関心がいかないでしょうね。

 言えることは、左翼の諸君に限らず、日本人は外国をまず崇めることがあるということですね。ソ連派であったり、中国派であったり、アメリカ派であったりします。

 しかし、基本は日本でなければいけないのでしょうよ。日本という国をまず学ぶことが大事だと思います。

 日本という基本を忘れたら、パリサイ人のように、結局は偽善者になるのですね。そんな風に思います。 

昔々の話ですが、私がまだ某自動車製造会社の労働者で労働組合に入っていた頃、こんなことを言う組合員が居ました。


共産主義ってのは、会社の始業時間が過ぎた直後にトイレに行って、終業まで出てこなくても給料がもらえる仕組みのことだ、と。


因みにこれは、ソ連がいまだ存在していた頃、あちら側の会社であったことだそうです。
そういった状況にならない為に、組合員はしっかり活動して、労働者の権利やらなんやらを~と続くのですが……。
知ってる人も居ると思いますが、自動車総連は反共主義を軸にした活動を展開してきました。
それが今や堂々と共産党に協力し(共産党が協力したのではない)ている。
そして、共産主義とか左翼とかは、管理人さんが今回の記事で書いた通りの存在なのです。

究極的に言えば、トイレの話で分かるように、自分さえ良ければどうでもいい、自分は何もしなくても誰かがやってくれる、そういう思考なのです。
だから、矛盾だとかを考えることは有りません。

実に、情けない……。自分が組合員だったころは、「直さん」こと直嶋正行氏を応援したものです。その直さんも、引退しました。
時代の流れを感じてしまいます。民進党よ、労働者を支持基盤に持つのであれば、共産主義者と手を組んではいけないのだ……。
まあ、その労働者の中にも、共産党を支持する人間が一定数居るんだけれど(これこそ大いなる矛盾なのだが、正しく無責任な近視眼だろう)


話は変わりますが、尖閣沖で中国漁船とギリシャの貨物船が衝突し、中国漁船が沈没したそうです。
付近にはあれだけ居たはずの中国船の影は無く、中国漁船の乗組員は日本の海上保安庁が助けたとか。
あまりにも、あまりな話。これが中国の実態ですよ。味方の顔をしていたところで、役に立たなければ平気で見捨てるのです。

長文失礼しました。

失敗、修正です。
自動車総連が共産党に協力しているのではなく、自動車総連が応援している民進党が、共産党に協力している、です。
一応ですが、お間違えのないよう。

私のつたない疑問に対し、いろんな方の解説そして議論していただきありがとうございます。”真実らしきものを探求”が確かに本ブログにあることを実感しました。

九州の山里での田舎暮らしですが、毎日暑くて、昼間は田畑はおろか、家の中にもいられないので、近くの道の駅で避暑しています。エアコンが効き無料のWifiも飛んでいるので快適です。

過去記事を含め読ませていただきました。10年以上前になりますが、ウルムチにはツアーの観光で行ったことがあります。確か中国・西安から列車でしたが、月面でもさ迷っているかのような低い岩の”砂漠”を走り続ける、殺伐とした景色を思い出します。

ウルムチの人達は顔かたちから言語まで中国・漢民族とはまったく異なります。ほとんどアラブです。なぜここが中国なのか?とツアーで一緒になった人達と話をしていました。

しかし、現実を前にしても”真実”にはなかなかたどりつけません。小泉首相が北朝鮮に乗り込んで拉致被害者を取返しに行った時、北朝鮮は初めて拉致を公式に認めました。恥ずかしながら、私はこの時に初めて北朝鮮による拉致は本当の話だったことを理解したのです。

それまで、私は産経新聞に真実があると考えたことはありませんでした。

したがって当時の私は「北朝鮮が日本人を拉致したと非難するけれど、戦争中に日本は何万人の朝鮮人を強制連行したのだ」と話していました。

朝日新聞を読んでいるとこうなるのですね。

”強制連行”の実態を理解するのに、それからまた数年かかりました。

”悪いことをした日本”を前提に報道する朝日に対し、日本の利害から報道する産経、との理解です。


すみません記事とは関係ないのですが、尖閣諸島沖 中国漁船とギリシャ船籍貨物船が衝突の件。
 「中国当局の船 すべて尖閣諸島沖の接続水域を出た」のは、衝突の後でしょうか前でしょうかね?
NHKのニュースがアップされた時間は
・衝尖閣諸島沖 中国漁船とギリシャ船籍貨物船が衝突:8月11日 11時16分
・中国当局の船 すべて尖閣諸島沖の接続水域を出る:8月11日 13時18分

 私は、「衝突・海保救助」の一報を聞いたとき、乗組員の救助行動を海保に先を越されて(面子を重んじる中国にとって)自分たちの能力の無さを暴露してしまい、恥ずかしいとかばつが悪くて、そそくさと退散したのでは思っていましました。

 さて、乗組員から衝突原因などの事情聴取はするでしょうし、船体引き上げなどしたら、ひょとして面白いことにならないでしょうかね。

九州Mさんの質問からの流れに尖閣沖の沈没船救助まで
摩訶不思議な中国ワールドが本日は展開しましたねf^_^;)
管理人さんからのご指摘、市井で出会う左翼や私の知人位の左翼に対してはがっかりしつつも納得です。

それでもまだ払拭しえない疑念として、社民共産のボスクラスの、
例えば志位氏とか福島瑞穂とか、古くはおたかさん宮本氏なんかも、お花畑のヒナ鳥なのでしょうか。
団体としてピラミッドであるなら、頂点にいる日本人がそうなのかどうかというのが重要かなと思っての疑念であります。
いや、スパイであって欲しいとか思ってるわけではないのです。
そんな愚者のピラミッドが隣国のハリボテを理想化しながら存在できたというのが、人として恥というか、やはり想像がつかない。
学生運動を知らない世代だから実感し得ないのかも?

サヨク伝 第23章27節
「禍なるかな、クソ真面目たる学徒、サヨク人よ、 汝ら
は日なたのウンコに似たり、外は固く見ゆれども、内は
グチャグチャで、さまざまの穢にして満つる」

彼等は本当にマジメなので、リアル社会に発生せざるを
得ない様々な偽善や悪を、絶対に許せない、断じて認め
られない。そしてそれら偽善や悪に、自分自身が染まる
事を異常に恐怖する。一見では、善人そのものである。

彼等の心は空虚で、実社会での自信もないので、自分が
清く正しく美しい、という宗教的認識に溺れないと、自分
自身の身の置き所が無くなってしまう。これすなわち社会
的な死である。

そんな彼等がすがり付くのは、ISやオウムや共産主義や
極右など、やはりある意味揺らぐことのない超純粋性を
持った思想しかあり得ない。

チャーチル卿の言うように、フツーの人はそれでも35才
にもなれば、世俗にまみれ、リアル社会が白でもなけれ
ば黒でもなく限りなく不透明に近いグレーだと判り、ウソ
も方便だとして使うようになっている。

フツーじゃない人は、もう戻って来ない。人生を棒にふり、
そのウラミさえも社会悪のせいにして、ダークサイドに
落ちていく。

立派な「私は、清く正しく美しい」教徒の一人になった
のだ。と言っても、教祖様と幹部は信徒達からの「上が
り」があるので、教団ビジネスとしては成功している。


ふゆみさん

私が知る範囲でも実際に「日本自治区の階級上位を目指す」なんて事を言っている左派系の人間はおらず、概ねブログ主様が本記事でおっしゃっている通りだと思います。

私がウイグル会議の方々を交えたシンポで聞いた話というのは、「まずは状況が人間をそう変えた」と理解出来るものでした。
この話を聞いた瞬間に私には、満州国で中国人に対し苛烈横暴であった、日本の戦争に積極的に協力した、「独立派の朝鮮人」たちの行動の理由を理解したような気がしました。
現在の日本の左派にこれを当て嵌めるには、この「状況」が足りなく、これには左派や右派である事の区分も無意味やも知れません。

しかし、共産主義思想というものは当初からフロイトの心理学と深く結びついていた事からも明らかですが、人間の深層心理を「統治」に最大限に利用します。
一部のウイグル人の、生きるために「状況」を甘受した結果自生した「比較優位」という考え方を最大限に利用し尽した教育・宣伝工作も当然あり、これも有効な分断工作だった、と理解出来ると考えます。

和式リベラルや日本の左派は、これもブログ主様がおっしゃるように実は大変に幼く、他国の深謀遠慮や謀略には本来全然無頓着であるし、そうした発想は持ちません。
もともと自前の「理想郷」を持たず、思想的オリジナリティーも皆無です。
そうであるなら、なぜ米国の深謀遠慮にだけは我々さえ唸らせるに足る、過敏とも言えるような優れた洞察が可能なのか、といった疑問もわきます。
しかし、この事の答えはすでに出ていると思います。
ある時はソ連の、次は北朝鮮の、現在は中共の
論理と軍事力・情報に依拠しているからに他ならないからと言えると思います。

山路さんからもご解説、ありがとうございました。
習うより慣れろで、オリジナリティはなくとも型を繰り返すうちにその基となる人間の根本的性質の部分、というのは呼びおこされ真髄を得る者が出てくるはずなのですが、それは過激派となって国から去ってるのかと、納得もしました。

>米国の深謀遠慮にだけは我々さえ唸らせるに足る、過敏とも言えるような優れた洞察が可能なのか、
受け売りで言ってる訳で応用力というか他国や己の深謀遠慮を再構築できるほど人真似力がないのか。それ位馬鹿な方が予測不能で対処できなくて、へんな求心力を発揮する瞬間がある事はわかります。
そうであれば、是々非々で語り合う土俵に共に上る相手ではないですね。一見良い事を真面目に言ってても取り合うと滅茶苦茶になる訳も分かり、皆さまありがとうございました。

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