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2016年9月18日 (日)

福岡高裁判決続報

041

曜に速報した福岡高裁那覇支部の判決について、続報しておきます。

                 ~~~~~~~

沖縄県の仲井真弘多前知事がコメント 「敬意を表すべき判決」「翁長知事は政治的なけじめを」
産経9月16日

沖縄県の仲井真弘多前知事の話 

「普天間問題は歴史的な経緯があり、いろいろな考え方もあるが、高裁は全体を精査した上で踏み込んだ見解も示しており、敬意を表すべき判決だ。

埋め立て申請は9カ月にわたり慎重かつ厳格な審査を行って承認したもので違法であるはずがない。(翁長雄志知事は)選挙で当選したからといって、法律に基づいた承認を取り消す行為は無謀かつ違法であり、極めて遺憾だ。

初めて司法判断が示された以上、翁長氏は違法状態を是正するため、ただちに承認取り消しの取り消しを行うべきで法治国家の行政の長として当然の義務だ。

翁長氏は承認取り消しは適法と繰り返し県民をミスリードしてきたことについて、政治的なけじめをつける必要もある。普天間飛行場の危険性除去は喫緊の課題で、早期の移設、返還に向け国と県は協力すべきだ」

国全面勝訴 県和解条項逃れに躍起
同上

沖縄県の翁長雄志知事は「確定判決には従う」と明言しており、最高裁で敗訴すれば埋め立て承認取り消しを撤回する。ただ、辺野古移設工事の設計変更などでは知事権限を行使して抵抗する構えで、代執行訴訟の取り下げと手続きの仕切り直しで、国と合意した和解条項から逃れることに躍起だ。

 「あれはしくじりだ」

 県幹部がそう指摘するのは国との和解条項に盛り込まれた第9項。同項は「是正の指示の取り消し訴訟」の確定判決に「従い」、判決の趣旨に沿った「手続きを実施」し、「その後も(判決の)趣旨に従って互いに協力して誠実に対応することを相互に確約」と明記している。

 翁長氏は“しくじり”を帳消しにするため、新たな方便を使い始めた。今回の訴訟は不作為の違法確認訴訟であり、9項にある指示取り消し訴訟とは異なるとして、翁長氏はこの訴訟には9項の効力が「及ばない」としているのだ。

 ただ、和解条項の基になった和解勧告文の段階では「違法確認訴訟」と明記しており、それを指示取り消し訴訟に変更させたのは県だ。しかも県がとるべき措置として想定されていた指示取り消し訴訟提起を見送ったため、国がやむを得ず違法確認訴訟を提起した経緯がある。判決も「(県は)取り消し訴訟を提起すべきだった」と県の対応に不快感をにじませた。

 9項は別の手段による無用な抵抗を戒めており、翁長氏は苦しい立場に追い込まれたといえそうだ。

国側全面勝訴で浮かび上がった沖縄県側の論理破綻 
同上

翁長雄志知事は最大の窮地に国が勝訴した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐる訴訟は16日、提訴から2カ月弱で判決が下されたが、主張は出尽くし、県側の論理破綻が際立った。福岡高裁が県側の主張を一切受け入れなかったのはそのためだ。辺野古移設と不可分の基地負担軽減策でも翁長雄志知事の言動は矛盾をきたしており、就任以来最大の窮地に追い込まれた。

 審理では翁長氏の代理人弁護士が裁判長の訴訟指揮に頻繁に不満を示し、翁長氏は常に傍観していた。弁護士に白紙委任された主張は支離滅裂だった。

 「防衛や外交上の政策実現を目的として指示を行うことは権限を逸脱する」

 県は国土交通相が埋め立て承認取り消しの撤回を翁長氏に指示したことについて、国交相の所管外で認められないと訴えた。自治体の立場で辺野古移設の必要性を否定し承認を取り消しておきながら、内閣の統一方針に基づく正当な指示を否定する論理はまさに破綻している。

 判決はこの争点で、国交相には「是正の指示の発動が許される」とする一方、県には国全体の安全について「判断する権限も組織体制も責任を負いうる立場も有しない」と断言した。

 「自治体裁量権なる特殊な用語を用い(翁長氏の)裁量権が拡大するかの…」

国がこう反論したように翁長氏はなりふり構わず、辺野古移設という国家公益を袖にして地域公益を前面に押し出した。しかし、その主張を認めれば、膨大な費用と労力のかかる移設事業で不可欠な法的安定性が揺らぐことは明らかだった。

 訴訟期間中、国は辺野古移設以外の基地負担軽減策を加速させたが、翁長氏の対応の支離滅裂さが浮き彫りとなっている。国は北部訓練場(東村など)の過半の返還に向け、訓練場内での移設が条件のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の工事を本格化させた。翁長氏は工事の進め方や警備のあり方を批判する一方、ヘリパッド移設自体には反対せず、革新勢力と溝を深めている。

 牧港補給地区(浦添市)の返還についても、同地区の倉庫群などを嘉手納弾薬庫地区(沖縄市など)に移設する計画で8月、国は沖縄市の桑江朝千夫市長から正式な受け入れ表明を引き出した。それに先立ち翁長氏は桑江氏から計画に対する認識をただされ、計画推進の立場を明言した。

 これらをめぐる翁長氏の姿勢は一貫しておらず、辺野古移設だけに反対を続ける矛盾は広がる一方だ。

■おまけ1 蓮舫・この判決を聞いて 「沖縄の民意に反してる。これまでの経過が大切」

■おまけ2 金平茂紀 「これは裁判の判決というよりも恫喝というものだ。これは新聞に書かれていたものです。このまま進めば、北朝鮮のようになりかねない」

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コメント

>蓮舫・この判決を聞いて 「沖縄の民意に反してる。これまでの経過が大切」

おまえらがここまで状況を悪化させた張本人じゃねーか、バッカじゃねーの!?

昨日のコメにも書きましたけれど。

>党代表選の論戦で辺野古への移設計画に賛成する立場を示している

のが蓮舫さんです。

>目標、目的以前にその途中経過は到底、賛成できない

と言っているので、要するに移設賛成でも安倍政権・政府の基地移転の進め方が気に入らない、と。
バリバリの保守などと自称する方が、対案を示さずに今のやり方では駄目だと言う。
「基地を辺野古へ移転させるを前提として」今以上に優れたやり方って何が有るでしょうか?

だから、どっちつかずの良い顔しいだと言うんですよ……。

>金平茂紀 「これは裁判の判決というよりも恫喝というものだ。これは新聞に書かれていたものです。このまま進めば、北朝鮮のようになりかねない」

おまえら誰も「粛清」されずに言いたい放題してるじゃん。そもそもおまえらが異論を許さないじゃん、バッカじゃねーの!?

クラッシャーさん、火噴きまくってますね。私も正直これには、頭に来てます。ちょい昔なら、右翼が「天誅」加えにいってたかもしれんですね。

いって委員会みてますが、かん氏始め旧民主党政権時代の閣僚経験者とか出て東電が情報隠した~って言ってるが尖閣衝突事件始め、情報隠してたのもあんたらもじゃん!
しかも原口氏が「労組に推薦されないから原発ゼロ言えなかった」ってやっぱり行革無理じゃん!
それでも政権返り咲きたいってバッカじゃねーの!?
記事と関係ない、脱線コメして、ほなこつ申し訳ないです。

クラッシャーさんのコメントのおかげで少し気分が晴れました。

 衆院選が近々(プーチン訪日結果次第か?)ありそうな雰囲気になってきているので、沖縄選挙区も何とかして、翁長知事の”民意”の口をふさぎたいものです。

翁長知事がなぜ辺野古移設だけに固執したのかをよく考えてみました。考えられるには
1、普天間基地を失うことでの経済損失が大きすぎる。下手すれば中部地区の地盤沈下につながる。
2、革新票で当選した手前、自分の口からは絶対賛成とは言えないが、裁判結果なら引くことは出来る。
3、北部振興費は、沖縄振興予算で手当てされているし、辺野古移設工事を受注したゼネコンには保証金は入る。

つまり最初から条件闘争だと言っているように、引き延ばすだけ引き延ばして国から有利な条件を引き出すつもりだったはずですが、安倍総理、菅官房長官は歴代の内閣と違い毅然としていた。
逆に言うと、もう基地をカードにした交渉は限界にきていると思います。
翁長知事と同じ手法を取ったのが20年前の大田知事です。当時はネットがまだ普及していなかった。
今は、ネットで高江や辺野古の狼藉三昧が瞬時に国民の知ることになりました。
ネットの普及が、国民が沖縄振興予算に興味を持ち、沖縄のマスコミのあり方に疑問を持ち始めました。
今回の騒動の成果と言えば成果ですかね。


知事の「埋め立て許可の取り消し」決断至る以前、オール沖縄内部では「取り消し派」と、より先鋭的な「撤回派」によるちょっとした激論が展開された事がありました。
結局のところ、「必ず仲井真知事の許可には瑕疵が見つかる(見つける)」という事で、第三者委員会を設置し、「取り消し派」戦術が知事の規定路線となった経緯があります。

代執行訴訟からの県の陳述や法廷証言などをつぶさに見てきましたが、代執行訴訟の後半から係争処理委員会にかけてくらいから、県の主張が「撤回派」に類似する、より先鋭化(左傾化)したものに変化していったと思うのです。

その事を如実に表わしているのが、「国と地方の平等性」という事を曲解した「国防案件と言えども県による裁量権は同等」、とか自治体=地方政府、自治体裁量権などの聞きなれない耳障りの良くない言葉が頻出する如くに「地」が出てしまい、これが不条理や矛盾として判決文に載るほど「痛く突かれる」事になってしまいました。
これらは故松下圭一法大名誉教授(菅直人や仙石由人がその信望者)の薫陶を受けた行政法学者(患者)たちが好んで使用する言語・論法です。

これらの事から、おそらく県側弁護団は知事と違い、二つの目的を持って戦っていたのだと思います。
「辺野古絶対阻止」がひとつで、もうひとつは、裁判を通じて「行政法の解釈」を捻じ曲がった左派の持論に固定化させたい狙いがあった。
知事の目的は前者だけでしょうが、前者の目的を達成させるために後者の論に頼らざるを得ない状況に自身の弁護団によって追い込まれ、結局は惨敗を喫せざるを得なくなったのではないか。

それなら、この裁判闘争で(翁長知事の立場に立った場合、)翁長知事はどうすべきだったのか、を考えるとわかると思うのです。
言うまでもなく係争委の判断直後に「是正の指示の撤回訴訟」を県側から提議し、米軍基地が沖縄県に偏在しすぎる点を徹底的に訴えるべきでした。
多見谷裁判長はこれまでの判例をみても心証面を重視する傾向があり、20年の期限くらいは付けられたものとも思えます。

ま、雑な考えではございますが。

沖縄から米軍を追い出す。宜しいと思いますよ。中国とも韓国とも対話さえ続ければ分かり合える日が必ず来ます。対話こそいさかいを避ける唯一の手段です。ブログの主さん、もう少し冷静になって欲しいです。沖縄の苦しさを少しは理解して下さい。

角度を変えて思うこと。沖縄革新勢力は今回の判決など無視だろうが、元保守現実派の翁長知事は一体どうするのだろう?後世 反逆政治家として記憶されるのか?決してヒーローにはなれない。もう行き着くとこまで行くしかないのか?家族は

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