オスプレイは危険機か?その1 パイロットの操縦ミスだったモロッコ事故
確かに「先進的なヘリ」ですが、しょせんフライング・マシーンであることには違いありません。
機械ですから、間違って使うと壊れます。
高い機械ですから、ポンポン落ちたらたいへんです。
第一、米国は議会が軍の税金の使い道まで厳しく監視しているので、しょちゅう落ちるような装備を買いでもしたら、大騒ぎになります。
軍のお偉方が毎日委員会に呼び出されて、こってり絞られて、予算を削られます。
ですから、そもそもオスプレイが配備され続け、米議会がそれを承認しているのは、問題がなかったことの現れなのです。
さてマスコミがオスプレイ危険機キャンペーンに励んでいた頃、こんな映像をたびたび見ませんでしたか。
ショッキングですね。動画というのは分かりやすい上に、特にこの事故はまさにオスプレイが得意とする垂直離陸をする時に起きたために、世界をびっくりさせました。
日本のマスコミはこの動画を繰り返して放映し、いまでもたまにオスプレイというとこの映像がでるほどです。
これが日本人の頭に、オスプレイ=危険機というイメージを作り上げたのです。
http://overdplanes.doorblog.jp/archives/37653882.html
これは1991年6月11日に、試作5号機がグァシャーンとやった時のものですが、なんと軽傷者2名で済んでいます。
え、だから危ないだろうって。こんなものを沖縄で飛ばすなって。
う~ん、気持ちは分かりますが、何年前の事故でしょうか?なんと25年前、四半世紀前の事故です。
そしてこれは試作品でした。試作品はなんのために作るのでしょうか。
はい、ハードウェアやソフトウェアの欠点を洗い出すためですね。
試作機が事故を起こすのはある意味、当然で、名機と呼ばれた機体も試作時にはよく落ちています。
零戦と後に呼ばれる12試艦戦などは、なんと空中分解してしまったことがあります。
B29試作2号機は、エンジン火災を起こして主翼桁が炎上し、シアトル工場に墜落して、多数がなくなりました。
他にも、グリペン、YF-22、F-14、アントノフAn70、P.1127・ケストレル(AV8ハリアーの原型)、ミラージュIIIV、フォージャー、Su-33など、試験飛行中に落ちた機械は珍しくはありません。
では、このオスプレイ試作5号機はどうして落ちたのでしょうか。
理由はあっけらかんとしています。工員の配線ミスです。
最終調整工程で、飛行制御システムの3系統あるロールレイト・ジャイロのうち、2系統を逆に配線してしまったためです。
そのために左右が逆に運動してしまい、このようなこととあいなったわけです。
理由はすぐに判明して、この事故の5日後には別な試作機でテストが再開されています。
一方、反オスプレイ派は原理的な設計ミスだとしています。
北上大公式ブログhttp://blog.kitakamidai.com/
「横風とかローターの回転不足か、なんらかの原因で左側のローターの揚力が減少すると、上のやじろべえと同じように左に大きく傾く。これが地上付近で発生すれば、ひとたまりもなく墜落してしまうのだ。
右側に示した実際の墜落シーンの写真と瓜二つだろう。
これって、ひどい設計ミスじゃないのか?」(北上大公式ブログより)
残念ですが、まったく違います。
「なんらかの原因で片方のローターの揚力が減少したため」としていますが、なぜローターが揚力を失ったのか分からないと、この説は成り立ちません。
オスプレイの事故で有名なものに、実用化されてからの2012年4月11日のモロッコの事故があります。
問題は、むしろ機体と大気との相対速度である「対気速度」が不足したことなのです。
このモロッコ事故はちょうど普天間に配備する前後に持ち上がったために、大騒ぎになりましたが、原因は特定されています。
国防総省はこの事故について公式の報告書を出しています。
Command Investigation into the Facts and Circumstances Surrounding the Class "A" Mishap Involving the MV-22B Crash That Occurred Near Cap DRA'A Morocco On 11 April 2012
ひとことでいえば、パイロットの操縦ミスです。
パイロットは操縦マニュアル違反で、重大な過失を3つしています。
①追い風の中に入って転換飛行に入った。
②機首下げ姿勢を直さず転換飛行に入った。
③速度不足のまま転換飛行に入った。
特に③の速度不足がこのモロッコ事故の主原因です。
オスプレイは離陸する時に、プロペラ(正確にはプロップ・ローター・回転翼)がついているナセルと呼ばれる部分を徐々に傾けていきます。
上の写真で翼の先端についているものがナセルです。
オスプレイはヘリのように垂直に上がって、ナセルをぐるりと前に回して、固定翼機のように前進飛行するわけてす。
このグルリと回す間のことを、「転換飛行」と呼びます。
この時、前進して飛行するためには、一定のスピードに達していなければなりません。
これはオスプレイに限らず、すべての航空機も同じです。
固定翼機(ようするにフツーの機体)は、滑走路を走って離陸速度にまで速度を上げて揚力を得ています。
オスプレイの場合、この大気との相対速度(対気速度)が40ノット以上でなければなりません。
航空機の速度はノットで計測します。1ノット=1.852㎞/hですから40ノットは約74㎞です。
しかしこの落としたパイロットは、わずか5ノット(約9キロ)しか出していない時に、ナセルを倒して、無理矢理に転換飛行しようとしたのです。
上図には対気速度は書かれていませんが圧倒的な速度不足で、しかも左上から右上にかけての機体の角度にご注意ください。機首を下げています。
ダメです。この時機首をさげるとたいへんに危険です。
ところが事故機のパイロットは、この転換飛行中は水平に飛ばねばならない決まりなのに、機首を5°~10°に下げてしまいました。
速度不足のうえに、機首下げをしたら揚力は発生しません。
そしてさらに不運は重なります。
このパイロットは、当時の風向きを考慮していませんでした。
そもそも背風15~27ノットでは、固定翼はもとよりヘリコプターですら離着陸はしないでしょう。
どんな航空機でも墜落の危険があったのです。
風向きによる危険領域は、オスプレイに限らずすべての航空機にあるものです。大きな飛行場には横風対策として横風滑走路がついています。
オスプレイの場合は下図のように定められていました。
http://obiekt.seesaa.net/article/288275831.htmlより引用しました。ありがとうございます。
上図で黒い斜線が、AVOIDゾーン(回避領域)です。
反オスプレイ派はよく「オスプレイは横風に弱い」といいますが、正確ではありません。
右斜め30°~60°、左斜め300°~330と、及び後方150°~210°が危険な風向きと指定されています。
この時、せめてパイロットが40ノット以上出して機首を水平にしていたならば、この危険な風向きにも対応可能だったのですが、スピード不足で機首を地面に向けていたために衝突してしまいました。
機械は正しく使えば正確に動きます。誤って使えば事故を起こします。
航空機事故の7割はヒューマン・エラーです。
このパイロットはCH53Eのパイロット(普天間で落ちたやつ)だったために、追い風の時にヘリは頭を下げて前進するくせをやってしまったのです。
ある意味、ただそれだけのことであって、事故には原因があり、それを明らかにしていかに事故を減らしていくのかということに尽きます。
ものごとにはゼロリスクはありえません。
※Q&A形式の問答はこの連載の最後にまとめとしてします。
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コメント
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おはようございます。やーどぅやもりです。
この落ちる画像、試験期間の映像なんですよね。しかも二十五年も昔のもの。マスゴミはそれを繰り返し流して恐怖心を煽るもんだから、ほんとうにタチが悪い。
記事にもありますが、オスプレイがぽんぽん落ちるポンコツならアメリカの議会が許すはずがないですし、その前にアメリカ軍に所属している兵員の保護者連合に糾弾されたり集団訴訟を起こされると思います。
投稿: やーどぅーやもり | 2016年10月29日 (土) 07時01分
反対派の方のブログを見ると、相変わらずこんな昔のビデオがリンクされていたり、
モロッコ事故後の事故率データを「屁理屈だ!」と片付けておきながら、やはり配備前06年のエンジンソフトウェア起因事故やらを持ち出してそれこそ屁理屈を述べてるのが多いですね。
もう、「オスプレイは危険だ」という結論ありきで書いてると全体が見えなくなる典型です。
またCVとMVの運用の違いすら「運用が違うというのなら他機との比較データなど無意味だ」という訳の分からない理屈を並べるとか、よくありますね。
P.1127ケストレルとか書いちゃうあたり、管理人さん意地悪(笑)
投稿: 山形 | 2016年10月29日 (土) 07時14分
過度な技術信仰は論外だけど、オスプレイの評価などを見ても日本の左翼というのは結局のところ因習固陋というか、保守より技術革新全般に対して消極的・否定的な傾向が強いような気がしますね。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年10月29日 (土) 07時58分
山形さん
軍事に詳しい山形さんに質問ですが、
オスプレイはアパッチのように攻撃型に転換可能ですか?
あるいは攻撃型に転換する需要はあるんですかね?
と言うのは、昔ハリアーというのがあったでしょう? あれのヘリ版がオスプレイなのだ、という説を左系の本で読んでいたものですから。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年10月29日 (土) 08時07分
山路さん。
無理!
オスプレイの速度にアパッチでは随伴できないので、一応キャビン床に穴開けて20ミリ機関砲を吊り下げる試験はしてますけど…。
水平飛行状態のローターを考えるとスタブウイング付けてTOWやヘルファイヤを撃つのは不可能。
あくまで「ちょっと変わった形の高速輸送ヘリ」ですから、装備満載できたとしても垂直離陸が出来なくなります。
もちろん防弾なんか論外。
せいぜいUH-1やUH-60程度にドアガン付ける程度がせいぜいです。
投稿: 山形 | 2016年10月29日 (土) 08時30分
連投失礼。
ハリアーの後継はF-35Bです。
英国が渋ってこまってますけど、米海兵隊としてはそれしか選択肢がありません。
ハリアーⅡことAV-8Bはこの前沖縄沖で墜ちたばかりだし、事故率が突出してますね。。
投稿: 山形 | 2016年10月29日 (土) 08時35分
山形さん
なるほど、良く分かりました。
最初から攻撃型への転換を意図した機種ではなく、良かれ悪しかれその発展可能性もない、という事。
沖縄にはここら辺を誤解している方も居るんですよね。
ありがとうございます。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年10月29日 (土) 09時08分
下手な屁理屈ごくろうさん。
オスプレイは輸送機だから尖閣とか関係ないガラクタなのね。
大阪にはいびしたらよろしい、なんの問題もない。
投稿: 香川 | 2016年10月29日 (土) 11時09分
山形さんの説明、わかりやすいです。
それと、香川さんって兵站の意味わかります?
実弾撃つよりも兵員と鉄砲玉を運ぶ兵站のほうがより重要ですよ。
投稿: やもり | 2016年10月29日 (土) 11時35分
理屈にすらならん人に言われてもねぇ。
しかし、随分熱心なウォッチャーですね。
見るだけで理解してないんだろうけど。
投稿: クラッシャー | 2016年10月29日 (土) 11時46分
かまっちゃダメだって(笑)
昼はうどんにするわ。
投稿: 山形 | 2016年10月29日 (土) 11時58分
一文字零点五円のバイトかな?
うちはきつねうどんにします。
投稿: やもり | 2016年10月29日 (土) 12時00分
よし、ソーキそばだ!
投稿: クラッシャー | 2016年10月29日 (土) 12時10分
あっ、駅前でアンケートをとっていた農協のおばちゃんを泣かせたことが武勇伝の山形がなんか喚いているぞ!
母ちゃん父ちゃんの涙を出汁にして喰うウドンは美味しいですか??
そんなに安全なら銭日照りの内地の自治体が手を挙げて積極的に誘致してみろっつーの!
投稿: ボギー阿波根 | 2016年10月29日 (土) 14時13分
やもり
少なくとも国内のオスプレイはホントに単なる輸送機であってペイロード優先で装甲を薄くしてるので銃弾が飛び交う戦地には直接行けんのよ。
南スーダンでは小銃弾(笑)が貫通したとの報告あり!
投稿: ボギー阿波根 | 2016年10月29日 (土) 14時27分
ボギー阿波根さん。個人攻撃は止めなさい。
香川とかいう人、きみにはア禁を言ってあるはずです。
無意味な書き込みをしないで下さい。
投稿: 管理人 | 2016年10月29日 (土) 14時28分
IPアドレスで規制しても再度書き込みするようなら、プロバイダに連絡して対応してもらいなさいな。
コメント削除すると証拠が無くなるので、削除前にちゃんと保存しておかなきゃ駄目ですけど。
あとは、他人を巻き込む事前提で、個人ではなくもっと広いアクセス禁止にするとか。(プロバイダ単位、地域単位)
プロキシ使われてて対応できないなら、コメントの表示を管理人さんの承認が必要なようにするとか。
記事とは関係なくて申し訳ない。
投稿: 青竹ふみ | 2016年10月29日 (土) 15時22分
はじめて書き込ませて頂きます。
楓毅と申します。
オスプレイは固定翼機と回転翼機の両方の特性を併せ持った新しいカテゴリーの機体だと理解しています。CH-53などの回転翼機の後継機として配備されることが多いですが輸送能力はともかく従来機と比べての航続距離と速力の優位性は部隊の展開能力を飛躍的に高めるでしょう。
「南スーダンでは小銃弾(笑)が貫通した」との指摘がありましたが普通の輸送機には防弾装甲は施してありません。コックピットに重点的に装甲を施すことはありますが。小銃弾の貫通力は一般の方が思っておられるより高いです。私には小銃弾が貫通するのは当たり前としか思えません。
民主党政権時代「オスプレイはオートローテーションができないから危険な機体」というオートローテーションという単語を理解していないマスコミが頓珍漢な指摘をしていました。そんな報道が淘汰される日が早く来ることを祈っています。
投稿: 楓毅 | 2016年10月29日 (土) 16時36分
帰宅してあけてみたら呼び捨てされてたw
せめて、せめてさんとかちゃんとか付けてくだされ。
楓毅さん、初めまして^^。
>輸送能力はともかく従来機と比べての航続距離と速力の優位性は部隊の展開能力を飛躍的に高めるでしょう。
長崎についで全国有数の離島県である沖縄生まれなので、初めてオスプレイを見たとき、この部分に惚れたのです。あと、滑走路なしでも運用できるという点。
軍事的な難しいことは置いといて、はやく民間で活用して欲しいものです。
投稿: やもり | 2016年10月29日 (土) 18時15分
楓毅さん。
正解です。オスプレイに限らず輸送機に防弾なんかありませんからライフル弾でプスプスと貫通します。
なぜ「(笑)」とか言って嘲る方がいるのかは分かりませんけど。
ボギーアハゴンさん?
国内と海外前線のオスプレイにどういう違いが?
あと、駅前じゃなく駅のコンコースで一方的に囲まれて通路を塞がれる状態な。
安全性と配置位置は関係ないから。政府側はどうにか佐賀に持って行きたいみたいだけど。
母親ならとっくの昔に亡くなってるんだけど、お前さんみたいな輩には他人の痛みなんぞ分からんのだろうなぁ。
て、あんた前にも騒いでた人だろ!
投稿: 山形 | 2016年10月29日 (土) 18時28分
新参者の私に皆さんが反応していただいて嬉しく思います。
せっかくのオスプレイの話題なので私なりの考えを書かせていただきます。(長文失礼します)
オスプレイを攻撃ヘリコプターのように使えないかという質問ですが山形さんがおっしゃるように難しいでしょう。ヘリコプターのようにNOE飛行ができる機体ではないからです。
AC-130のようにガンシップとして運用する計画はあるようですが機体の特性上制約が多く困難だと思います。対地ミサイルを装備することは出来るかもしれません。側面にリモート式の機銃や後部ハッチに大口径の機関砲を装備することはできるでしょう。
自衛隊にも配備するようですが私の立場は条件付き賛成です。自衛隊がV-22を配備しどう運用するのか不透明なので条件付きとさせていただきました。V-22はユニットコストの安い機体ではありませんし、新鋭機を調達するのですから訓練や整備のコストは従来機を調達するのとは比較にならないくらい高いものでしょう。自衛隊がどのような作戦でどのように運用するのか?またV-22の配備で何が出来るようになるのか?果たしてそれは高額なコストに見合ったことなのか?そのような議論が盛り上がると嬉しく思います。
投稿: 楓毅 | 2016年10月29日 (土) 19時07分
私は、軍用機のことは良くわかりませんが、アメリカのVIPも危険な乗り物なら乗りませんよね。
仲井真前知事が仰っていましたが、普天間基地の5年以内の閉鎖の真意は、市街地にある普天間はさすがに危険だ。かと言ってすぐに普天間の代替地も見つからない。
現状では辺野古移設も止むを得ないが、並行して普天間基地での訓練をできるだけ県外に移転してくれ。普天間を極力使用しないようにしてくれ。という意味だと。その通りに、国はオスプレイの訓練の県外移転とかやっていますね。高江、辺野古の工事が終われば、辺野古、高江とほとんど民家の上を飛ばずに訓練ができます。
環境アセスもチャンとやって、沖縄県とも話し合いながら慎重に進めている案件です。
交渉ごとに無条件はほとんどありません。
沖縄の元バスガイド国会議員が仰るような、無条件全面返還は無茶な要求です。
少しづつではあるが、沖縄の基地負担軽減は着実に進んでいます。
投稿: karakuchi | 2016年10月29日 (土) 21時49分
オスプレイは航続距離と速度と離着陸の絡みから離島や島嶼部への兵士の移動には適した機体だと思います。
なんでそんなに目の敵にするのかわかりません。防衛の観点から。でも相手の立場(日本を侵略したい立場)からした面倒な存在かもしれません。
そういう人たちがあちこちお金やらなんらつかって、いちゃもんつける人たちを煽ってるんじゃないかな?と思えば、反対運動が盛り上がるネタになっているのはわかります。
客観的な視点て大事だと思います。ここは女性が多いようですが、女性は一般的にこういうことにあまり興味ないので、落ちる落ちると繰り返しいわれたら、不安を感じて反対になると思います。
メディアの恐ろしいのはそういう点かと思います。
投稿: かつて…(以下略) | 2016年10月29日 (土) 21時49分
オスプレイが尖閣防衛また国防で、どういう役割をするかは、大事なところだと思います。
安全性の証明プラス、こうだから防衛に必要というしっかりとした説明が政府からあるなら、住民の不安も和らぎ受け入れもスムーズになるのではないでしょうか。
投稿: ターム | 2016年10月29日 (土) 22時16分
オスプレイのこと、改めて再認識することが出来ました。ありがとうございました。
ここで、主旨は違いますが、沖縄県議会の様相について皆さんに知っていただきたいと思い、チャンネル桜の動画をご紹介いたします。
これまで、自民党県連の議員はなにもしていないと思っていましたが、この動画を見て、考えを改めることになりました。
自民党の議員さん、舌鋒鋭くまた雄弁に、野党に反対弁論をしております。論理的でもありますね。自民党は今後盛り返すかもしれないと思わせるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=5RtmgjpkHFs
投稿: ueyonabaru | 2016年10月29日 (土) 22時23分
陸自導入のオスプレイを防衛省は予定している水陸機動団で使うために佐賀空港を強く希望してます。
しかし地元の反対、県や市との調整もついてません。
どうしても佐賀が無理なら二番目の案である木更津駐屯地に置いて中央即応集団として習志野の空挺団と連携、っていうのはちょっと違うような気がします。
整備するだけでも一部の団体は大騒ぎになりましたので、配備となると何処も大変かな(笑)
第一の水陸機動団で使う目的を重視するなら佐賀以外の九州の駐屯地や飛行場も検討すべきではと思います。(押し付けじゃなく)
空挺団はC-130やCH-47でも足りるでしょう。
あ〜以前見学した時、説明してくれた自衛官がコイツ(CH-47)もやっとアナログから抜け出せましたよ、予算がなくて(全機)一気に出来なくて徐々になんですと嬉しそうに話されたのを思い出しました。
予算が許されるなら新しい物がベストなんですけどね。
投稿: 多摩っこ | 2016年10月29日 (土) 22時48分
ueyonabaru 様
私が最初に仕事で沖縄に言ったころのの自民党も大したものでしたよ。確か西銘知事時代です。
その後、沖縄の転換点はもう20年ぐらい前だと思いますが、琉球大学の高良教授他2名の連名で、沖縄イニシアティブという論文を発表したとき、沖縄の左翼知識人が総動員で潰しにかかりました。それ以降保守陣営は肩身の狭い思いをしていますね。最近の沖縄県議会、やるじゃんと見直しています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96
投稿: karakuchi | 2016年10月29日 (土) 23時09分
karakuchi様
西銘知事の時代が懐かしいです。高良倉吉さんは、仲井眞知事の後任として私は期待していたのですよ。彼らは、自分で、自分の頭で考えることのできる人たちですね。
最近の自民党を「やるじゃん」と言って下さり、同じ見方があることを知り、心強い限りです。自民党ガンバレです。
高良倉吉さんは左翼に負けたというより、むしろ新聞に負けたのだろうと思います。新聞社が左翼側の発言を多く紙面に広げたのでしょう。問題は新聞社の偏向ですね。
タイムスが貧困問題について、沖縄大学の樋口准教授の見方をシッカリと報道してくれたようで、新聞社も少し問題意識が芽生えてきたのかと喜んではおります。
県議会の様子が窺われるようになったのはネットの力でした。これがなければ私は今の自民党のことを何も知らないままでしたね。高江における反対派の暴力の酷さも、ネットの動画がキッカケとなり、国民が知ることとなりました。しかし、マスコミはいまだに、高江の蛮行を報道してません。ネットの力は偉大なり言いたいです。
投稿: ueyonabaru | 2016年10月29日 (土) 23時44分
どうやらコメント欄も落ち着いたみたいですね。
さて。感情からくる「危険だから嫌」てのは、もうどうしようもない。
私の母は、ヴィック・モローがヘリの墜落に巻き込まれて亡くなられてから、ヘリの飛ぶ音が嫌いになったと今でも言ってます。
コンバットが好きだったのに、実際に「そういう事」になってしまうと、やはりファンとしては納得できない。
他人からすれば笑い話でも、そういうことも有りますからね。
だからこそ、もっと今日の記事のようなことを、政府が広報してくれなきゃ困るんですが。
HPなどに掲載することはしても、掲載したという事を教えないのはどうなんだと。
まあこれは、こういう事に限らないんですけれど。補助金とか還元金とか、ちゃんと調べて申請すれば戻ってくるようなお金の話とか、そういうことを積極的に広報しませんからね(笑)
騒音の方はともかく、飛行ルートに関しては事前に分かったりするものなのでしょうか。
軍事訓練だから、そういうのは分からないんでしょうか?
投稿: 青竹ふみ | 2016年10月29日 (土) 23時47分
かつて以下略さん、←新しいネーミングセンスに個人的にウケています(^^)
兵器や乗り物に興味はなくともここをチラ見する女子達は確率概念の正しい認識は持っている事でしょう。
それにしてもマスコミの「ほらほら落ちる死ぬ毒だーって煽れば女は子供をしっかと抱き抱えて過剰反応してくれる」っていう誘導っぷりはホントむかつきます。
投稿: ふゆみ | 2016年10月30日 (日) 00時11分
オスプレイの安全問題や豊洲の問題でも反対している方には無知や無理解で反対している方と悪意を持って反対している方がいらっしゃいます。マスコミの方々はどうなのでしょうか。問題を煽って視聴率や部数を稼いでいるうちにどっちでもよくなるんですかね。
投稿: 楓毅 | 2016年10月30日 (日) 01時06分
記事には100%同意です!
ありんくりんサイコー
って言いたいけど、ここのブログの人は手登根さんや江崎さんを始め沖縄のマトモな言論人がずーっとコツコツと左翼に攻撃されながらも続けてきた頑張りの上澄みだけを掬いあげて自分の手柄にしてるような気がするんだよね。
この前の選挙の時だって島尻さんだけ応援して手登根さんのこと全く触れないことに違和感を覚えました。
今回のオスプレイのことだって手登根さん率いるオスプレイファンクラブの活動の後追いだわな。
そこらに辺ちょっとモヤモヤしたものを感じてしまいます。
やっぱ先達があって今があるわけだし、そこら辺どうなのありんくりん?って感じです!
投稿: 運玉義留 | 2016年10月30日 (日) 01時23分
この前も都合のいい時だけ狼魔人ブログの記事とか引用しといて江崎さんがこちらのブログの記事をちょこっと引用しただけでブー垂れてましたよね。
そういのも含めてやはり我々は常識人としてパヨク連中に負けない礼節が矜持であり寛容さが肝かなと。
投稿: 運玉義留 | 2016年10月30日 (日) 01時29分
運玉義留さん。
記事で答えます。
投稿: 管理人 | 2016年10月30日 (日) 02時49分
私も、手登根さんや江崎さんや金城
さん我那覇さん 、皆さん 沖縄の二紙
や、左翼活動家の矛盾を指摘し、沖縄
保守政治家の先生方より分かりやすく
沖縄左翼の現状を身体を張ってネット
で全国へ発信しているのを見て、とても
感心して見ています。
当ブログは、沖縄の中からの視点だけ
では無く 色んな角度から見えて来る
沖縄の現状、これから進むべき方向性
まで教えられます。
運玉義留さんと考えは一緒だと感じま
したが、コメントの内容には、違和感
を覚えました。
投稿: 宜野湾市民 | 2016年10月30日 (日) 04時22分
宜野湾市民さんに賛成です。
> 当ブログは、沖縄の中からの視点だけ
では無く 色んな角度から見えて来る
沖縄の現状、これから進むべき方向性
まで教えられます。
「ありんくりん」さんの記事には、愛情が籠っておりますね。
投稿: ueyonabaru | 2016年10月30日 (日) 08時57分
米軍が使うもの。米軍が実戦で使う兵器。米軍パイロットが自らの命を懸けるに値する機体。
もしオスプレイが何らかの欠陥があるとしたら、真っ先にパイロットから否定されます。
命が懸かってますから そこは痛烈に批判します。企業側の都合よりも優先するのです。
米軍パイロットは世界一厳しいユーザーでもあるのです。
そして現在オスプレイは世界中の一級のミッションや米要人輸送でフル活用されています。
ちなみにたまに落ちるのは特殊作戦用機がほぼ。
悪天候だろうが 超低空飛行 暗闇 敵中強襲など尋常じゃない状況で飛ばしてるからです。当然 米最精鋭の部隊ですから危険度もMAX。
投稿: 素浪人 | 2016年10月30日 (日) 16時06分
所詮、オスプレイが欠陥かどうかはリスク許容レベルの違いですね。高い練度のパイロットでさえ、たまにオスプレイを操作ミスして死んでもしかたがないと、米軍が受け入れるか、そうでないか。
あるいは、米軍がオスプレイの安全な運用に必要な高度練度のパイロットを確保できないか。
投稿: MQF9 | 2017年8月19日 (土) 15時25分
MQF9さん。ダブっていたのでひとつ消しました。
「高練度パイロット確保」でなかったから落ちたというより、ヘリパイロットからティルトローター機に転換したからです。
ヘリの操縦のクセが残っていたのです。たとえば、ヘリは機首を沈め気味に離陸するのですが、オスプレイでやると危険です。
これは機種転換の初期ににありがちなことで、これをひとつひとつ潰していって安全性を高めていくわけです。
主要国の軍隊で、「死んでも仕方がない」などという粗雑な発想で航空機を飛ばしているところはないですよ。
リスクの極小化こそがリスクマネージメントです。
ただし、今米軍はオバマによる国防予算の大削減のために、「クラスAミスハップ」が増えているのは事実です。
これについてはそのうち記事にします。
投稿: 管理人 | 2017年8月19日 (土) 16時58分