• 20241211-032939
  • 20241211-154712
  • 20241211-160322
  • 20241210-023508
  • 20241210-023758
  • 20241210-031101
  • 20241208-145048
  • 20241208-151315
  • 20241208-154842
  • 20241209-005811

« 非暴力直接行動をはき違えた高江の反対運動 | トップページ | 高江紛争の「正体見たり枯れ尾花」とは »

2016年10月27日 (木)

高江の人斬り以蔵・「しばき隊」添田起訴される

093

高江をめぐる状況は、大きなコーナーを曲がったような気がします。.

本土では週刊新潮がトップで、「沖縄ヘリパッド反対派・野放図な「抗議活動」と題して特集を組むに至っています。

反対運動の実態は、山城暴行事件をきっかけにして、本土でも急速に知られつつあります。

地元紙が金科玉条のように言い続けてきた、「逮捕権など圧倒的な公権力を持つ警察側と、非暴力で声を上げる市民の抗議」(沖タイ10月26日)という構図は、もはや過去ものになりつつあるのです。

沖タイが言うところの、「平和的に声を上げた市民」である「しばき隊」・添田充啓(別名・高橋直輝)が10月26日,起訴されました。

「那覇地検は26日、防衛省がヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の建設工事を進める米軍北部訓練場(沖縄県東村高江など)で、工事への抗議活動中に防衛省職員にけがを負わせたとして、傷害罪と公務執行妨害罪、米軍施設内に侵入した日米地位協定に伴う刑事特別法違反の罪で、無職の添田充啓容疑者(43)を起訴した。
 7月から着手されたヘリパッド工事への抗議活動を巡り、起訴されたのは初めて。
 起訴状によると、添田被告は9月24日、正当な理由がないのに立ち入り禁止の北部訓練場内に入り、防衛省職員の胸を突き飛ばして転倒させ、けがを負わせた、としている。」(共同2016年10月26日)

これは先月9月24日に防衛局職員を押し倒し、全治2週間の頭部挫傷を負わせ逮捕された件です。

彼は東京で2014年の在特会関係者に対する暴行事件で、実刑10カ月、執行猶予3年をくらっていますので、前の事件と合わせて実刑確定です。

検察は拘留期限ギリギリ一杯使って取り調べしていますが、おそらく本庁の公安関係検事なども同席しているはずです。

頂戴したコメントに「公安案件になった」というものがありましたが、その読みで正しいと思われます。

政府は過激化の一途を辿る高江・辺野古の反対運動の裏で蠢く、モロモロの闇の勢力の解明と摘発に本格的に乗り出したとみてよいでしょう。

ほぼ同時期に逮捕された山城氏は完全黙秘をしているそうですが、添田はベラベラ自白したとみられています。

さてその9月24日の現場動画が公開されていますので、今回も静止画像に切りとってみました。https://m.youtube.com/watch?v=8kJVWFIGW3I&feature=youtu.be

Img_4547
黒いTシャツの背中が添田、白い服が防衛局職員のようです。

Img_4549_2

基地内に侵入しようとする添田を職員が制止しようしていますが、添田は罵声を吐き散らしながら進み続けます。

添田は職員の腕を掴んで、強く旨胸を突き飛ばします。倒れた所は写っていません。

Img_4548_2

そのまま行き過ぎようとした添田に、警備の警官が倒れた職員を指を指しています。

Img_4551

添田が突き飛ばして倒れた職員は意識不明となり、道路端に仰向けに倒れています。

もうひとりの同僚が、付き添って必死に介抱しています。

Img_4553

さて、今回単純な傷害罪・公務執行妨害罪ではなく、日米地位協定絡みの刑事特別法を起訴理由にしていることです。

公務執行妨害は、おそらく傷害罪と統合されるでしょうから、基本は傷害罪と刑特法の2件です。

といっても消滅するわけではなく、量刑が重くなります。

前者は、頭部挫傷の場合、後遺症が残ることもありえますので、厳しく問えば、殺人未遂も立件可能だったと思われます。

いままで「しばき隊」は、在特会への襲撃事件で立件された場合、傷害罪の場合直ちに罪を認めて示談に持ち込み、早期に釈放されるという戦術を取ってきました。

しかし、今回は、傷害を負わせた相手が公務中の公務員ですので、示談はありえません。

また刑事特別法は、日米安全保障条約に基づく行政協定の中のひとつです。

これは在日米軍施設・基地への侵入、機密探知・収集などについての罰則を持っています。

北部訓練場は、中部の航空基地と違って、高いフェンスがない代わりに鉄条網が張られています。

山城氏はこれをペンチで切断して侵入したわけで、現行犯逮捕だったようです。

またこの際、ペンチで職員の頭部を殴ったようです。幸いヘルメットのおかげで無事でしたが、無帽だったなら大変なことになっていました。

ほんとうにこの人ときたら、いい歳をして・・・!

64にもなってペンチで人の頭を殴れば、大怪我することくらいわからないのですか。

逮捕の際、山城氏はこのペンチを証拠隠蔽のために、仲間に手渡していることもわかっています。

というわけですから、山城氏が起こしたN1裏ベースにおける暴行事件も、まったく添田と同じカテゴリーです。

そのうえ山城氏には、別な日に職員をテントに拉致して、防衛局職員から警備状況を記した文書を強奪していることもわかっています。

一方、添田は「人斬り以蔵」のようになってしまったようです。 

左翼陣営は冷たく添田を切り捨てたのです。

地元紙にはこのケースで大きく踊る「不当逮捕」の活字は影を潜め、いつもは名護署に押しかけるデモ隊も見られなかったそうです。

救援活動がされているかどうか不明ですが、この様子ですと、「知らぬ存ぜぬ。わが陣営とは無関係だ」となるやもしれません。

気の毒に(苦笑)。鉄砲玉の末路です。

いいように利用し、面倒が起きると容赦なく切り捨てる、添田がかつていたヤクザ業界の非情さと瓜二つです。

実在の岡田以蔵は、幕末のテロリストで、高知の勤皇革命家である武市半平太に使われ、最後は無情に切り捨てられて獄死します。

添田が以蔵ならば、武市は添田を「暴力装置」として利用した反ヘイト運動の有田議員、SEALDsの奥田氏、反基地運動の山城氏あたりとなりますが、さらにもっと大きな存在も背景にはいそうです。

■明日から出張を予定していましたが、治らないのでどうも無理みたいです。通常どおりの運営となります。

« 非暴力直接行動をはき違えた高江の反対運動 | トップページ | 高江紛争の「正体見たり枯れ尾花」とは »

沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

おはようございます。
昨日はあんな感じでしたから、静観していて良かったと思います。
なにより、自分がアレの流れに乗っかり冷静でいられないような気分になりますから(笑)
今日もこのコメ以降は静観します。


さて、本題ですが。
週刊新潮は、電車の中吊広告にも確りと見出しが書かれていますので、「新潮」の名の通り流れが変わってくれれば良いな、と思います。

何日か前のコメにも書きましたが、高江(というよりも東村全体)でのスタンスは、基地容認・反対は関係なく、オスプレイは飛ばすなということだと思います。
基地移設を譲歩した代償に米軍側にもオスプレイの飛行を譲歩させる、というのが「移設容認・オスプレイ反対」で当選した伊集村長の考えでしょう。

しかし、ここ一連の流れを見ると、オスプレイのことは殆ど触れられない。
基地移設しても騒音が無くなれば良い、とか墜落の危険が無ければ良い、という人が居るからこそ、伊集村長が当選したのだと思いますが、移設もオスプレイも反対の人たちからすれば都合が悪いことだからなのかもしれません。

そこで気になることですが。
高江に集う人は、基地移設が完了した後でも、オスプレイ反対の為に集まってくるでしょうか?
オスプレイの問題は高江だけではありません。
今は辺野古より高江が目立っているから人も集まるのでしょうが、地元住民との対立とかも考えると、反対運動が続くかどうか。
と言うよりも、協力して反対運動が出来るのでしょうか?

この騒動が終わった後、それでも人が集まるかによって、反対派の活動が「一過性の流行」であるか否かが分かるでしょう。

青竹ふみさん

おはようございます。あわせて初めましてです。

あくまでも私の感じるところでは、高江の運動は工事完了後には消えると思います。
沖縄の反対運動はそういうものだと理解しています。辺野古一辺倒であった反対運動に、同時に細々とやっていた高江の運動でしたが、辺野古でのインパクトが無くなり、半ば「強引」に高江を盛り上げるべく集結している様に思えます。年明けには高江も完全には居なくならないでしょうが、以前の細々とした運動に戻り、辺野古がまた元の「活気」を取り戻しているかと思います。

青竹さん

> 何日か前のコメにも書きましたが、高江(というよりも東村全体)でのスタンスは、基地容認・反対は関係なく、オスプレイは飛ばすなということだと思います。
基地移設を譲歩した代償に米軍側にもオスプレイの飛行を譲歩させる、というのが「移設容認・オスプレイ反対」で当選した伊集村長の考えでしょう。

 伊集村長は特別にオスプレイが村内上空をを飛んで欲しくないということではないと思いますよ。従来のヘリであっても基本的には飛んで欲しくないでしょう。これは、東村の人たちでも、私のように与那原町に住んでいるものでも同じです。村長は、反対運動に組しないという、容認という立場を示していることが重要だと思います。オスプレイによる訓練は、海兵隊のスケジュ-ルどおり行われることも村長は容認してることだと思います。

 先日、私が畠で作業している上空近くをオスプレイが飛んでおりましたが、大きな騒音はなかったです。むしろ、従来ヘリより騒音は小さい。水平飛行になると、通常のプロペラ機のスピ-ドを出しますし、航続距離もだいぶ長くなっております。このあいだの自衛隊の観閲式にも普天間から直接飛んでいったのでしょうか、参加しています。そうであれば、その能力は非常に高いと言えますね。

 オスプレイが危険な航空機だという観念は、多分に流言飛語から発生したものではないでしょうか。これは、福島の放射能汚染と同じなんだろうと思われます。福島もウワサが被害を実体以上に拡大しました。

 むしろ私は、オスプレイを優秀な航空機だと考えております。

 

http://hijai.ti-da.net/e9088002.html

沖縄の言論人、又吉氏が高江の機動隊員のことについて書いておられる。みなさん、参考にしてください。

ueyonabaruさん、リンク先拝読しました。
こういう現場情報も年々良質なものは更に表現が客観的かつ煽りなしの文体を意識しているのが判り、ネット発信への姿勢という意味でもとても好意が持てました。

 ふゆみさん、ついでに次の動画もご覧ください。沖縄では、チャンネル桜さんが、特に沖縄版のチャンネルを開設してくださいました。有り難いことです。沖縄で、保守・常識派の声が挙げられるようになったのです。

https://www.youtube.com/watch?v=sFEafhwL_Po 

添田氏が「人斬り以蔵」で、山城氏が「武市半平太」?史実でいけば、以蔵も武市も結局土佐藩に裏切られて命を落としてしまいますね。なんか歴史の皮肉でしょうかね。オスプレイは岩国に着いた後、しばらく自分ちの自上空を飛んでるの良く見ましたけど、全く普通のプロペラ機ですよ。
騒音もあんまし気にならないし、以前、沖縄に行った時も上空飛んでるのみたけど、その時も、騒音あんまりしなかった気がします。
ま、離発着時に近くにいたら、少しはうるさいのでしょうけど、1年365日24時間離発着してるはずもないし。
航空機が離発着の時危険なのは、誰でも知ってる常識なのではないでしょうか?
特にオスプレイが危険と言うわけでもないし。ちなみに沖縄に来られている本土からの反対応援の方々は、危険な飛行機じゃなくてみんなフェリーで来られてるのでしょうかね?

 ふゆみさん、先に紹介した動画では、我那覇真子さんが予備自衛官の訓練のことについて語っております。若い女性予備自衛官訓練生が、「東北の震災で自分が何もできずにいたことが悔しくて、予備自衛官になりたいと思った」ということが語られます。これには、感動しますね。

皆様。オスプレイの安全性についてはいままで何回も書いてきていますが、明日まとめてアップします。

高江騒動もオスプレイが元です。
マスコミが生み出したひとつのデマゴギーがここまで大きな社会紛争となったわけです。

明日から出張を予定していましたが、体調が悪くて無理なようですので、通常どおりといたします。

昨日のテレビ朝日の報道ステーションでは、高江の地元住民への取材、と言う事で特集が組まれていましたね。
要点をまとめると

1・高江の住民はずっとヘリパッド移設に反対してきた。
2・高江区長は、移設について何も知らされていない。
3・高江の住民は反対運動に参加したいけれど生活があるのでできないだけ
4・返還後のヘリパッド移設先が高江に集中していて高江の住民が騒音に困っている。
5・機動隊と反対活動家とのいざこざは見たくない。
6・車を機動隊に止められ検問されるので、車にステッカーを貼った。
7・オスプレイの騒音が嫌で静かな高江に戻してほしい。

と続き、最後に番組キャスターが、国は地元住民の意見をくみ取るべきだ、的な〆でした。

ただ、テレビ朝日も「オスプレイが危険」とは一言も言わなくなりましたw
その代わりに「オスプレイ騒音」に話題を切り替えて批判の材料にする方向なんだろうなと感じました。

テレビ朝日の取材にバイアスがかかっていることも分かっているのですが、沖縄北部というのは県外の人が観光で行くにも那覇から遠くて行き難く、生の声を聞く機会が少ないため、テレビ朝日のの報道がどこまで真実なのか、やはり知りたいところではあります。

沖縄北部は、絶景と噂のヤンバルクイナ展望台があって、一度は行ってみたいところ。
しかし、北部訓練場があるせいか、道は島の西側海岸沿いを縫うように走ってますね。
高速が許田インターまでしかないで、なかなか遠い辺戸岬。

ゆうさん

テレビニュースの実況報告、ありがとうございます。
(うちはまったくテレビを見ない家なのでw)

辺戸岬、懐かしいです。
遥か二十五年前に一度だけ行ったきりです。(しかも真冬の夜中)
名護の許田から上はほんとうに不便ですよね。
同じ沖縄本島なのかと思ったほどです。
北部訓練場が全面返還されて、その地域の道路事情が良くなるといいですね。

ゆうさん、やもりさん
やんばるの森はあまり開発して欲しく無いなぁというのが正直なところです
私は宜野湾市大謝名という所に住んでおりますが、既存のヘリコプターもオスプレイも騒音なんて殆ど変わりません
きっとオスプレイは反米活動家達の燃料みたいなものなのでしょうね

野崎さん

当然私のほうも、ヤンバルの森はそのままがいいのでは?という思いもあります。
たぶんですが、返還後は国定自然公園などに指定されるのではと、勝手に思っています^^。

ヤンバルの森の保全と地域住民の皆さんのための適度な開発、両方が上手く行くといいですね。

>>やもりさん

高速で飛ばせば許田まではそんなに苦労はないのですが、そこからだと、今帰仁やちゅら海水族館に行っちゃいますよね。
今帰仁城跡やちゅら海に行くと1日潰れますので、そこからやんばるへ行くにはさらに1日必要で、泣く泣く諦めた経緯があります(笑)
北部訓練場が返還されても、返還地域がいびつに分かれているので、道路を通す、というもの予算や手間の面でも結構大変かもしれないと思いました。

>>野崎さん
宜野湾市大謝名というと、普天間飛行場のド真ん前というか、隣接地域ですね。
そこの方の言葉は説得力があります。
沖縄の開発というと、仲井真知事時代、安倍首相との間で、「沖縄鉄道開発」の話が出ていたと思います。
扇長氏に代替わりして、まあ、扇長氏があの状態なので鉄道計画は白紙に近い頓挫状態なのかなと思います。
普天間返還後はそこに鉄道を通す計画もあったと思います。
沖縄県民の皆さんが鉄道計画をどう思っているかも、知りたいところではありますね。

ゆうさん
 沖縄の開発に詳しくはないですが、鉄道計画、他の開発計画も、翁長知事になった事による影響は全く出ていないと思いますし、今後も返還に関わる事業について返還が遅れた場合に予算の削減の可能性が示されただけのはずです。
現在の鉄道計画記事です。名護迄です。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/26246

>> umeさん

情報ありがとうございます。
なるほど、鉄道計画案自体は進んでる感じですね。
しかし、基地を挟んで東ルートと西ルートに分かれてる感じで、これはまたもめそうだなぁと感じました(笑)
北谷やコザの方へ行くのか、うるま市を通るのか。観光収入にも直結するので難しいところですね。

ゆうさん
連投です。
 沖縄の開発については、個人的には「無いよりはあった方がいいかも」程度に捉えています。
 沖縄の経済の問題は、外部からでは無く内在する問題に起因している面が大きく、結局は基地問題も含め被害者意識(本土や政府のせいにすれば思考停止する)を無くして、自らの格差や貧困を客観的に理解しなければ改善しないと思います。

 環境についても、本当の意味で沖縄の自然が貴重であることに気づいている人は少ないと思います。基本的には「開発>環境」ではないかと思いますが、これも本当の意味で自然をどう生かすか客観的に理解が必要でしょう。こちらは、より難しい問題かもしれません。
(辺野古のジュゴンは殆ど幻想です。既に沖縄本島には2頭しかおらず、それが辺野古には、極たまに来るだけで辺野古に関係なく何年か後には本島からジュゴンはいなくなります。

沖タイですが非常に良質な記事です。
沖縄から貧困がなくならない本当の理由(1)〜(6)
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/49998

運動側にとっての痛恨事は、刑事特別法を用いられる事でしょう。
彼らは刑事特別法を、砂川訴訟の伊達判決以来その後にも適用事例があるにもかかわらず延々と、同法そのものを「憲法違反」だ、としています。
彼らの法律戦においてはこれを何とか「死文化」する事こそが、「9条2項」をこよなく愛する左派的憲法解釈認知の目途・運動のよりどころとして来た面が非常に大きいんですよね。

実際に那覇地裁判決で刑事特別法でも有罪判決が出れば、これでかなり風向きが変わると思います。
これを犯したのが元暴力団員で執行猶予中の人間ですから、検察も自信満々でしょう。
治安行政・政府側は非常にツイてる。
妙な言い方ですが、添田様々です。

まあ、フツーに考えれば政府も再三言っているように「日米同盟は死活的に重要」なので、当然と言えば当然の流れですが。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/49998

樋口教授のお考え、賛成です。この方は、沖縄になにか良いものを与えてくれそうだ。大事にしたい方である。

沖縄はおかしい。と言うことが、新潮などの雑誌で紹介され始めたのは喜ばしいことです。

ただ、沖縄人自身が気がついていかないとどうにもならないことではないでしょうか?

子供の貧困もひどいものです。

ただし、沖縄の目を見張る点は、少子化で人口が減って居る日本で沖縄は東京と共に高い人口増を示しているという所です。

地方再生のヒントになるべきヒントがあるのではないかと思います。

※それが基地だったりしてね。

ueyonabaru さん

樋口教授の記事、読ませて頂きました。
それで思い出すのは、終戦後沖縄の荒廃した衛生状況を改善したワニタ・ワーターワース女史の事です。
女史は軍看護婦として沖縄の医療にたくさんの貢献した恩人ですが、特に医師の行う対症療法よりも予防医学を重んじた事でした。
そのワーターワース女史が沖縄の歴史から排除され、今や金満県の如く本土からの金を使いきれず、対症療法に精を出して政治家も「やっている感」を演出している、という有様は何でしょうね。

umeさん
素晴らしい記事を教えて下さってありがとうございます。

私はまさに貧困の構造を受け入れてしまった人間です、これは耳が痛い。

大多数の沖縄県民の基地問題に対する無関心(の振りも)も樋口さんが言われている目立ちたく無い、矢面に立ちたく無いという心理が関係していると思います。

ですがやはり最近はWeb(SNS)を通して声を上げる方が増えて来ていると感じています。

これまで左派の声ばかりが大きかった沖縄も少しづつ変わって行くのではという希望はありますね。

>>umeさん

大戦前の沖縄本島は、自然に恵まれた島だったと聞いた覚えがあります。
その自然が唯一残っているのがやんばるだそうですね。
そういえば、首里金城の大アカギが近年パワースポットみたいに紹介されましたが、昔はあれくらいの大きな木が那覇の周辺にも結構あったと聞きました。
沖縄は戦地になったことでの荒廃と、戦後の埋め立てなどの開発によって、かなり形を変えてきたと思います。
かなりの数の干潟が消えたと聞きますし、決して基地だけが沖縄を変えてきたのではないのでしょうね。

沖縄タイムズの樋口氏の記事を読ませていただきました。
この記事を読んで思ったのは、消費税増税を批判する人たちのこの言葉でした。
「税金は、増税ではなく税収でまかなうべきだ」
経済活動を積極的に推進し、消費を喚起させ、良い経済循環を生み出すことが大事で、安易に増税や借金に頼ることは国のためにならない・・・
沖縄の補助金依存も、よく似た体質を感じます。
日本中の自治体は、さまざまに試行錯誤を行い危機を脱しようと頑張っています。
地震で被災したとある東北の漁村はアニメの町おこしに町ぐるみで参加し大成功し、とある鉄道会社はせんべいを売り出したり、猫を駅長にして大ブレイクしました。
もしかすると、貧困から脱するためのヒントは案外近くにあるのかもしれません。
沖縄はただでさえ観光地としてのアドバンテージがほかの県よりもある自治体です。ヒントは無数にあるはずです。
それを妨害しているのは「働かなくてもお金がもらえる」というシステムです。
地方交付税交付金はとても必要なもので、なければ困るものですが、それはあくまで「補助」金でしかないんですよね。
しかし最近目立っているのは那覇空港の拡張と、ペッツみたいな龍の柱くらい。
最近の沖縄は、国からの多額の使途自由なお金と中国人の購買力に頼りきって、内需の拡大への知恵を絞ることをやめているように感じます。
もし、沖縄が多額の補助金に依存して経済を回す力を失っているのであれば、国から回す「国庫支出金」の割合を増やすことも考えるべきかもしれませんね。

わーっと右に振り切れる事なく、住む人たちに具合良くやる気が出る落とし所に、一旦着地できれば若い世代がつないで行ってくれる望みがきっと生まれます。
地方でこんなに人口が維持されているのはすごい好材料なんです。

チンピラに以蔵なんて持ったいないと思うのは私だけですかね。

成田闘争の東峰十字路で機動隊員を殺した連中などが高江や辺野古に応援部隊で行ってたら嫌ですね、年末までに大きな衝突が無いといいのですが。

ありゃ、勿体ないの間違え

多摩っこさん、以蔵は、最後に藩からも半平太からも切り捨てられていますよね。たぶんそこのところだと。

 umeさんご紹介のタイムス記事は、ある光を私に与えた感じがあります。

 多額の補助金が沖縄に下りることはうれしいことですが、これを何に使うかが問題になります。

 この沖縄の貧困の状況を逆に材料として使い、県民が自分の頭を使い、自分で努力し、勉強し未来を開拓してゆき、貧困問題など吹き飛ばすぐらいになりたいものです。交付金、補助金は当てにせず、県民挙げて、所得向上の気持に心を一点集中してまいりたいものです。

 補助金は多すぎるのであれば、多少国庫へお返ししてでも、県民が自立の精神を培えるようにすべきでしょうね。

 山路さんから、予防医学の大貢献者のこともお話ありましたが、この恩人のことも今後発掘し、顕彰すべきでしょう。沖縄の人は、決して恩知らずになってはいけません。奈良原知事や上杉知事など、沖縄に貢献してくださった方々のことも思い出しましょう。間違った左翼イデオロギ-から脱却することが必要ですし、大きな視野が持てる県民になりたいですね。

 心が大事です。

沖タイ記事って、トリニティの樋口さんの書いたものですね。
この方の感覚はよくわかります。特に第3回の「なぜ低所得か?」という項でしょうか。
すべて同じではありませんが、ほとんど私の意見と一緒です。
私にもたいへん似た感覚がありますから。

私はいまから3年くらい前に、「アナザーサイド・オブ・オキナワ」という連載を8回書きました。http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-f483.html

似たことは折に触れて書いています。

要は自立を目指さない限り、基地も切れないし、振興予算も切れないのです。
肝心の自立の部分を議論することなく、「基地があるから貧しい」「本土がいじめるから貧しい」「沖縄は本土から差別されている」「独立すれば全部解決」という発想に陥っている、今の沖縄の現状です。

自立の発想がない人たちが、どうして独立できるのでしょうか?
左翼も保守も基地頼みなのです。

トリニティの樋口さんは、当時から似た考えだと思ってきています。
私の連載は沖縄社会への逆説的恋文みたいなものでしたが、県民からは完全にスルーされました。

これは樋口さんが沖タイ記事でいうように、「「優しい」顧客に甘やかされて、事業者が革新力を失っている」ことを指摘したときの会場の白けぶりによく似ています。

以蔵についてですが、よーぞーさんが解説してくれて感謝しましたが、私はテロリストと運動家たちの関係を書いています。
醜悪なのは「革命家」たちのご都合主義と冷酷さです。

山路さん。解説ありがとう。
添田と山城氏が刑事特別法で裁かれることの重さは、山路さんが解説した通りです。
私が書くことをややためらっていた部分を補って頂いて感謝します。

とくに山城氏が刑事特別法で有罪となれば、沖縄の反基地闘争にとって極めて重要な節目になります。
といっても、山城氏は最高裁まで持ち込むでしょうから、どのような訴状になるのかは見てみないと分かりませんが。

あと1時間で締めます。


この記事へのコメントは終了しました。

« 非暴力直接行動をはき違えた高江の反対運動 | トップページ | 高江紛争の「正体見たり枯れ尾花」とは »