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2016年11月 3日 (木)

なぜ既存米軍基地内移転は退けられたのか?付録 与世田兼稔元副知事提案

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実は私も山路さんと哀しいかな、同意見です。

翁長氏が何も考えていないことは、山路氏が喝破したとおりで、ほぼ間違いないところだと思います。

翁長氏は古いタイプの島政治家であって、混迷すればするほど利権がどこからか湧いて出るとほくそ笑んでいるのかもしれません。

南島特有の「伸びきった時間尺度」の中で、解決も敗北もグダグダにしながら任期一杯まで務め上げ、「民意を掲げて全力で戦った」という言葉のひとつも置き土産にして、沖縄政界のドンにでも納まる気でしょう。

ため息が出ることに、たぶんそうなります。

これほどまで本土との深い亀裂を与えておきながら、結局、ありきたりの本土政府との補助金ゲームのワンシーンで終わるのかもしれません。

そもそも「オール沖縄」の司令塔である共産党は、「敗北」自体を頑として認めないでしょう。

無謬の党には、「敗北」の二文字は似合わないからです。

永久に「勝利」の山頂にまで石を運び上げ、そしてまた谷底に落ちた石を山頂にまで運ぶ・・・、こんなシジホスの渇き(※)に似た宿命が、共産党という世にも不思議な党なのです。※誤記したので訂正しました。

である以上、「闘争の大爆発を勝ち取った」という勝利総括しかありえず、最高裁判決がいかに出ようと、「負けたのではなく。本土の司法が不当なのだ」という倒錯した論理でグダグダにしていきます。

社大党も社民党も同じ穴のムジナである以上、これに追随し、逆に「これで本土司法も含めて、本土政府の先住民差別構造が明らかになった」として、最高裁判決すらも「独立」の燃料とすることだと思います。

彼らは、現実的な解決を望まず、永遠にあいまいな関係のまま「戦って」いたいのです。

この光景は、もう既に終わったもののように、私の目に浮かびます。

そしてどうしようもない無力感に囚われます。

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さて、10年間以上も普天間移設交渉に関わってきた、守屋武昌・元防衛省事務次官(2003年・小泉内閣~2007年・第1次安倍内閣在任)が書いた『普天間交渉秘録』という本があります。

普天間移設問題を知る上での、当事者が記した第1級の史料です。

この本の中で守屋氏が書き残していることに、この辺野古移転が決定されたいきさつがあります。

移転先は、いったんキャンプシュワブ陸上案で、本土政府と沖縄県、米国は合意していました。

しかし、この合意は一瞬にして覆されます。

地元沖縄の受け入れ自治体であった名護市と、土木業者団体を中心にする経済界が、米軍に働きかけることでひっくり返したのでした。

守屋氏の立場は、当初から県内に新たな基地を拡張することは県民感情が許さないというものでした。

だから、既存の米軍基地内移転に候補地を絞ったのです。

いかにもリアリスト官僚らしい守屋氏の炯眼であったといえます。

そもそもこの普天間移転は、橋本元首相のいわば「優しさ」から始まった綱渡りのようなものでした。

もっともこの「優しさ」もしっかりと派閥利害に裏うちされており、以後、沖縄には野中氏や額賀氏などの大物政治家が張りつき、沖縄自民党を取り込んで行くようになります。

ちなみに守屋氏が仕えた防衛庁長官は額賀氏でした。

Photo守屋武昌・元防衛省事務次官

事態は守屋氏が予想したとおりに進行します。

本土政府がいかに普天間で返還される面積が辺野古建設で埋め立てられる面積より大きい(※)と力説しても、反対派はまったく聞こうとしませんでした。※うっかりミスで逆に書いていました。教えて頂いてありがとうございます。

それは、高江のヘリパッドのように返還4000対ヘリパッド3.6という絶対的比率でも同じことだったわけです。

あくまでも既存の基地の外に出たら、その瞬間に「新基地」なのです。

もはや論理ではなく感情ですが、が故に根強いのです。

それはさておき、米軍基地内移転である以上、伊江島案、勝連海上案などは退けられました。

そして、嘉手納基地統合案も嘉手納周辺の負担増加につながるとして否定され、嘉手納弾薬庫案を経て、キャンプシュワブ陸上案に一本化されました。

この途中でこの本では触れられていませんが、小川和久氏のハンセン敷地内の旧軍チム飛行場跡地を使うハンセン陸上案も浮上しました。

守屋氏と小川氏が協調した時機もあったようです。

ここで強調したいことは、本土政府は当初から海上埋め立て案に対しては消極的であって、既存の米軍基地内での移転案こそが基本構想だったということです。

これは基地の拡張を伴わず、海の埋め立てによる環境破壊も伴わない、もっとも合理的、かつ安価な方法だったはずでした。

仮にこの案が実行された場合、「オール沖縄」が主張するすべての反対理由は消滅します。

難癖はつけられても、闘争自体成立しなかったかもしれません。

少なくとも、本土と沖縄に分断の楔を打ち込まれる原因には、ならなかったはずでした。

ところが、日本側がシュワブ陸上案でゴールする間際、守屋氏のもとに寝耳に水の新たな提案が、名護市と米軍からほぼ同時に舞い込みました。

これがシュワブ前の海を埋め立てて拡張して、そこに滑走路を作るという現行案です。

守屋氏は、この埋め立て案の真の考案者は米軍ではなく、沖縄の経済団体と名護市だとしています。

守屋氏によれば、地元沖縄側が長年の基地建設で、親交が深い米軍司令官らを動かし、米軍側の意志であるかのように装って埋め立て案を出したとしています。

米軍側は高位になればなるほど意外なほど、地元との調和を重要視しています。その一端はエルドリッジ氏解任劇でもわかります。

米軍側としては、他ならぬ旧知の仲である地元土建業者や名護市から苦情を寄せられた以上、シュワブ陸上案は持つまいと判断したようです。

米軍が反対理由としたのは、シュワブ陸上案では辺野古弾薬庫上空にアプーローチ・エリアが伸びるという点でした。

実は既にこの点も含めて検討されていたにもかかわらず、米軍を前面に立てた地元側の作戦はズバリと当たり、シュワブ陸上案はいとも簡単に覆されます。

地元と米軍に反対されて、それを押し通す力量は、いまの日本政府にすらありませんから。

そして、辺野古集落に飛行経路がぶつからないようにとL字案、V字案などに姿を変えて、現行案となっていきます。

私は普天間移設は、あまりにも沖縄らしいグダグダの時間の狭間に転落した案件であったと思っています。

この結果が、軍事基地でありながら、軍事的合理性を欠落させた「新基地」建設となるわけです。

そして、沖縄県にとっては汲めども尽きぬ振興予算の源泉であり、沖縄左翼陣営にとってはネバーエンディング・ストーリーの始まりだったのです。

共産党がこの島で常に大きな力を持ち続けているのは、このいわく言い難い本土とのグダグダの関係に正当性の論理を与えているからです。

ですから、この歪んだ本土との関係が修正されない限り、共産党は有力な政治勢力として島の一角に存在し続けることになるでしょう。

今回、公明党県連がどのような「もうひとつの移転先」を提出するのか、内容はわかっていません。

私は陸上案を支持してきました。

しかし、先日も書いたとおりその選択の幅は極めて狭く、いちど沖縄側が覆しているという歴史があることをお忘れにならないでください。

そして政権与党の一員として提案する以上、鳩山氏のように「言ってみました」ではなく、責任を以て提案し、かつ最後までその行方を見届けることを望みます。

[追記]
昨日予告いたしました、元沖縄県副知事・与世田兼稔氏の「名誉ある撤退」提案を追加いたしました。

私は昨日、公明党案と元沖縄県副知事・与世田兼稔氏の「名誉ある撤退」案を紹介しました。

残念ながら翁長氏に聞く耳があると思って、書いたわけではありません。

たぶんかつて仲井真氏とペアを組んだ経験もある、与世田氏もそうであるでしょう。

与世田氏が提案したのは、高裁が示した「抜本的解決A案」です。

ここにはこうあります。

①辺野古新施設は30年後に沖縄県に無条件返還するとの合意を米国より事前に取得すること。
②返還後は、同施設を県民空港として利用できるように国の責務で整備すること。
相当額の軍用地収入が地元に還元されるような仕組みを創設すること。
④土地所有権のうち、将来、県民空港とするに必要な土地部分については沖縄県に無償で譲渡すること。
⑤埋立工事の順調な進行が確認された場合には、キャンプ・キンザー等の返還を前倒しして返還すること。
⑥辺野古新施設の運用に関しては、その利用につき、法的拘束力を有する協定も交えて制定すること。

非常に優れた案です。

与世田氏は、こう翁長氏に呼びかけています。

100年基地を作らせないという理想論ではなく、確実に基地が返還される新たなルールを創設する名誉ある役割を担うべきだ。
最高裁の判決がでていないこの時機は、沖縄県が優位な立場で和解交渉に望める最後のチャンスだと確信している
。」

私たちの予想どおりなら、翁長氏はまったく聞く耳を持たず袋小路に飛び込み、しかもそこに平然と居すわる事になるのかもしれません。

しかし、それが現実に沖縄県民にとって基地縮小につながることなのか、と与世田氏はあえて尋ねています。

※お断り 追記で与世田氏提案を補足し、結語を差し替えました。
ついでに扉写真もいじってビビッドにしてしまいました。よーやるわ(笑)。

 

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コメント

タンタロスの渇き
シュジフォスじゃなかったかな。

ありがとう、間違えましたので修正しました。

私は、この翁長さんには一刻も早く辞職していただきたいです。この人が、関わることで、どれだけ国民の税金が浪費されていることか・・・
「民意」という言葉をすぐ使う人物ですが、国民の民意は、このような人物を許しませんよ。

高裁判決では、埋め立ての必要性を判示するにあたり、「もともと米軍に提供された海域であり~、V字案にする事で民有地上空の飛行を回避でき」とし、埋め立てによる環境問題についても、「実行可能な範囲において対策を講じる事で足り~」としています。
また、日米の約束事を反故にする事は「計り知れない損失が生じる」と述べています。
少し出来すぎの感も否めませんが、法的にはすべてそのとおりでもあり、訴訟では「決着する事」が重要なので、こう判示する以外にはありませんでしたでしょう。
私は80%これに納得しています。

ただ、記事のように事実経過を辿ると、やはりそこには埋立の「必要性」の出自に疑問を感じざるを得ません。
一度埋め立てられた海は二度と元に戻る事はなく、そもそも政府の頭越しで沖縄側と米側の結託から生まれた「埋立」は、「それが正義なのか」という素朴な疑念をどうしても消しきれない面もあります。

そして現在の安倍内閣は守屋氏が裏切られた記事の時代とは逆転していて、日米間の政治的力関係は少なくもイーブンに近いところまで回復している。
今の米国の政治状況も好機だ、と言えるかも知れません。
つまり今の安倍さんなら「埋立」を、日米関係や国際的な日本への評価を傷つけずに「回避」できる力があるのだ、という事を言いたい。

しかし、これを邪魔だてするのはまたしても「沖縄」だ。
翁長氏は終始「協議の必要性」を説きながら、その前提として政府に「辺野古が唯一」を引っ込めろと言いつつ、自らの「辺野古阻止」「県外移設」は絶対的価値として決して譲ることはありません。
こんなダブルスタンダードはありえず、口とは裏腹に「協議」を拒む詭弁に他なりません。
これでは県民にとって結果は「虻蜂取らず」だ。
実りある協議を阻害し、その入口に立つ事を拒んでいるのは実はまさに「沖縄」自身で、そこには「埋立」を回避したいという実質はありません。

それでも安倍氏が、一部のマスコミで言われるような「独裁者」であるならば、かえってまだ救いようがあったのかも知れません。
民主主義や法治主義を重んじ、コンセンサスや多くの意見に耳を傾ける姿勢だからこそ、沖縄から妥協案が出ない限り「埋立」は回避出来ない状況になってしまった、とも言えるのではないか。

また、「埋立」とは関係ないですが「正論」誌に載った与世田提言は高裁判決が出た今となっては一見すると「今さら」感がありますが実はそうではなく、高裁が抜本的解決案として示したA案をベースにしている点で、判決の内容を毀損しない優れた案だと思います。
しかし、この案が仮に翁長氏の耳に届いたとしても一顧だにしないだろう事は疑問の余地なく、翁長県政はもはや救いようがなく絶望的な状況は今後も続くのでしょう。


山路さん

> 民主主義や法治主義を重んじ、コンセンサスや多くの意見に耳を傾ける姿勢だからこそ、沖縄から妥協案が出ない限り「埋立」は回避出来ない状況になってしまった、とも言えるのではないか.

 そうも言えますが、私は、翁長氏の甘い政治感覚が問題だと思います。オ-ル沖縄で、県民世論がまとまるだろうという大きな読み間違いを彼はしたのです。沖縄がまとまれば、政府も国民世論もオ-ル沖縄の意向を尊重してくれるだろうと思ったのでしょうよ。甘いです。この方の能力のなさを示しておりますね。

 オール沖縄は幻想でしかない。幻想に、県民は一時的に迷い込むことはあっても、現実の推移により、やがては幻想からさめるのです。もう、オスプレイ問題で県民がまとまることは不可能です。

 翁長さん今後どうなっていくのか。大変に心配するとともに、沖縄のこれから先の政治状況に不安を感じております。

 翁長知事から妥協案を出されたとしても、政府は受け付けるでしょうか? もう、遅いのではないでしょうか。

 

管理人さんの書かれた今回の記事は、「沖縄の不都合な真実 大久保潤・篠原章 著」にも書かれていましたね。

米軍が辺野古沖を支持した理由に関してはこの書籍には詳しく載っていませんが、今回、管理人さんが書かれた記事を読んで照らし合わせると、なるほど色々と沖縄県の抱える「利権」が見え隠れしてきた気がします。

著書によれば、キャンプシュワブ陸上案に反発したのが沖縄の建設会社会長で、この方は沖縄でもかなりの大物です。
守屋氏は最初、この会長と蜜月関係で、辺野古沖2.2キロ沖に滑走路を作る案を持っていましたが、技術的、予算的な問題で頓挫、代わりに出てきたのがシュワブ陸上案。
しかしこれに建設会社や、当時の末松副市長も埋め立て面積が減る陸上案に猛反発するわけですね。
末松副市長は建設会社の経営者。土建業界には砂利利権もある。分かりやすいですね。
守屋氏も、キャンプシュワブ陸上案に地元が反発した理由を「埋め立て面積が減ったからからだ」と述懐していたと、「沖縄の不都合な真実」に書かれています。
さらに仲泊氏は埋め立て面積が増える「浅瀬案」を提案、米国にも根回しして認めさせます。

守屋氏は環境に配慮して予算の少ない陸上案を提案し、沖縄県側が、埋め立て面積も大きく予算もかかる辺野古浅瀬埋め立て案を提案するという、今考えるとアベコベの事態になっていたんですね。

さらに名護市は、騒音を減らして欲しいとさらにV字滑走路案を提案し、このV字滑走路をまだ沖合いにずらせと提案したのも名護市です。
桟橋方式は技術的に地元業者しか受注できないもので、埋め立て面積が10メートル変われば億単位で受注額が変わるそうですね。
著書では「なぜV字滑走路が騒音軽減に繋がるのか訳が分かりません」と書いてますから、辺野古騒動は、土建屋の利権とも大きく関わっているんだなと思いました。

基地負担の軽減とか、平和とか、そういうイデオロギーよりも優先しているものがどうも沖縄にはありそうだと思いました。

本土から見ていると、マスコミの論調は「日本政府と米軍が、無理やり辺野古案を沖縄にのませ、強制的に沖縄県民の権利を奪い基地を作ろうとしている」といったものばかりです。
しかし、ふたを開けてみれば、沖縄の土建屋が利権争いをしていたり、土建屋同士で争い選挙の候補者をたてて代理戦争じみたことをやったりと、平和とかイデオロギーとかどこいったんだろう、と思うような実態も色々と見え隠れしてきました。

それを思うとき、辺野古のキャンプ村で陣取る反対派とか、高江で機動隊に暴言吐いてる闘争ゾンビの皆さんに対しては、とても空しく切ない気持ちになってきます。

ueyonabaruさん

いつもそうですが、私の考えは大体のところueyonabaruさんと同様なのですよ。

引用された「> 民主主義や法治主義を重んじ~」以下は記述としては誤解の元になりやすかったかもですが、皮相的な物言いをあえてしてみたかったんです。(そうした効果としては全く成立してませんけれど)(笑)
ただ実際のところ、記事にもあるようにテクニカルな部分では「埋立」は必要がないのは事実なのではないでしょうか。
その、不必要な埋立を「出来れば回避したい」という立場に立ってコメント致しました。
そうした思いは、一方では醒めてしまい、正直それほど強烈ではなくなってしまいましたが。

念のために申し上げますが、私が「埋立は本来的には必要がない」事実を言う事と、オール沖縄の連中がいう「埋立反対」は本質的に全く相違します。
彼らは本当のところ、本来的な「埋立」の是非など全然興味がありません。
「埋立」反対を錦の御旗にし、これを別目的に利用し「道具」としているだけなのです。
しかもその本当の目的すら、翁長氏、共産党、平和運動センター、外国人勢力その他、各々別々で思惑が全く一致しないという馬鹿さ加減。

さっするに、霞ヶ浦を庭先としたブログ主様の心境は本心では「埋立絶対反対」ですよ。
私も実のところはそうで、どうしても必要なのでない限り反対です。
しかし半ばやけっぱちな部分もあって、「どうせ沖縄は元来が埋立大好き県なんだ。今さらジュゴンがどうの、珊瑚がどうのとは片腹痛いわい!」という気持ちも大いにある。

そして、仮に純粋に埋立に反対する運動をしたいと思っても、沖縄ではそれは許されません。
そうした真摯な動機は「他の誰かの」「全く別の目的」に吸収され利用されるだけなのです。
沖縄には「左翼」はありますが、「リベラル」がないのです。

辺野古移設に関して今のところ安倍総理は、何ら自身の政治的判断はしておりません。
総理就任前から決められ、民主党政権で停滞していた事を粛々とやっておるだけの事ですよ。
当たり前の事、やるべき事をやっているだけの話で、そこには何の誤謬も衒いもありません。
>翁長知事から妥協案を出されたとしても、政府は受け付けるでしょうか?

十分に可能性はあるだろうと思います。
私は安倍総理の本質は「保守」よりも、「リベラル」により近いと思うのです。
しかも今や世界的に影響力のある強力なリーダーの一人です。
やろうと思えばやれる立場です。

しかしながら「翁長知事から妥協案を出す」可能性の方は、残念ながら「絶無」だと考えます。
それをする事すなわち、即自身の政治生命の終焉を意味するのですから。
つまり、ueyonabaru さんが「この方の能力のなさを示しており」というように、もはや祭り上げられているだけの傀儡であって、政治力は「無」に等しいのだと思います。
もはや当事者能力をも失っているのではないでしょうか。
こういう人間は交渉相手にはなりえません。
こういう愚物が上にいる以上、私たち県民の不安は絶える事はないでしょう。


コメントも含めて興味ぶかい内容です。沖縄県民がどこまで理解しているのか?と思います。結局当事者だと思い込まされているだけなんでしょうね。若い人たちの一部には気がついていると思いますけれど。

【本土政府がいかに普天間で返還される面積が辺野古建設で埋め立てられる面積より少ないと力説しても、反対派はまったく聞こうとしませんでした。】

本文のこの、少ない というのは、大きい の間違いなのでは?
事実については知りませんが、コンテキストから、そう思います。

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