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« なぜ既存米軍基地内移転は退けられたのか?付録 与世田兼稔元副知事提案 | トップページ | オスプレイは危険機か?その5 オスプレイで集落移転はありえない »

2016年11月 4日 (金)

オスプレイは危険機か?その4 オスプレイは「普通に安全な機体」です

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シンプルな真理ですが、正しい正当性のある要求は受け入れられるでしょう。 

逆に、間違った知識を基にする要求は、受け入れられずに無視されて、やがて消えていく運命にあります。 

要求されても、それが事実でない以上、政府は受け入れようがないからです。 

ですから、間違った知識と、そこから生まれる歪んだ正義感は、簡単にドグマに転化しやすいのです。 

私は沖縄基地反対派が、4年前のマスコミの流行に乗って、「オスプレイ反対」を基地反対のすべての根拠に据えてしまったことは、大きな失敗だと思っています。 

「すべての根拠」がオスプレイだって、そりゃオーバーじゃないか、と思われるでしょうが、では思い出してご覧なさい。 

普天間基地の撤去要求は、住宅地の真ん中にあったということと、「オスプレイが飛んで来る」という恐怖心が中心になっていました。 

もちろん、反対運動はあの忌まわしい少女レイプ事件が背景にありましたが、それは怒りの火薬庫に点火したきっかけにすぎませんでした。 

高江ヘリパッド反対運動などは、もっと直接に「オスプレイパッドを作るな」をスローガンにしています。 
Photo_7
https://henokorelay.wordpress.com/2016/04/13/416takae/

こんな「オスプレイ危険機」論だけを頼りにして運動を煽ると、オスプレイのハードウェアとしての安全性が証明されるにつれて、「あれ、なんで反対してたんだったっけ」となっていくことになります。
 

一方オスプレイ配備に賛成している人たちにも、「安全保障上必要なんだ」と大きな網を被せたような言い方をする人がいますが、いかがなものでしょうか。 

こういう言い方をすれば、「なぜ、沖縄だけが大きな負担を被っているのだ」という、定番的反対派の「民意」とまったく噛み合いません。 

こういう議論をしている限り、基地問題と機体の安全性の混同はほぐれていかないでしょう。 

ですから私は、切り分けて考えてみようと提案しています。

基地問題とオスプレイの機体の安全性は別次元なのです。 

ほんとうにオスプレイは「危険機」かどうかについては、機械工学的なハード面のことですから、心理的尺度と違って明確に定量的分析が可能です。 

いままで何回か書いてきましたが、私はオスプレイが「絶対危険だ」というのが誤りなように、逆に「絶対に安全だ」という立場にも立ちません。 

安全性を追及する中で、事故は減っていくのです。 下図は、沖縄に配備されているMV-22オスプレイの事故率で、飛行10万時間あたりの重大事故率を示しています。 

Photo防衛省

 重大事故はクラスAというカテゴリーですが、上図作成時からハワイ事故でやや上昇して、今はちょうど3~4の中間ていどです。 

よく保守派の人は、「オスプレイは米軍全体でもっとも安全な機体のひとつだ」くらいにいいますが、それは言い過ぎです。

まぁ、それほど突出して低いわけでもなく、かといって「未亡人製造機」でもなく、要するに「普通に安全な機体」だと考えて下さい。
 

ただし、世界に200機以上飛んでいるオスプレイを「危険機」だという反対運動があるのは、私が知る限り世界でもここ沖縄だけです。 

かつてメディアは、「オスプレイは未亡人製造機と呼ばれている」と盛んに言っていましたが、それはすべて開発過程のことです。 

沖縄では知られていないようですが、海外では英国にもオスプレイが配備されていますが、ビッグベンの横を飛行したりしている写真もあります。 

Photo_2V22 Osprey Flies Over Big Ben 

ちなみにマンハッタンの上空を飛んでいる映像もありますし、オスプレイのようなティルトローター機を使ったミニ飛行場も計画されています。 

Photo_3http://book.geocities.jp/bnwby020/osprey120927.htm

欧米では、オスプレイのようなティルトローター機の開発は次々に公表されていて、反対運動どころか、市民の日常生活に溶け込もうとしています。 

今後、騒音がうるさく、しかも鈍速なヘリに変わって垂直離発着機はティルトローター機が主流になると思われます。 

Photo_4http://book.geocities.jp/bnwby020/osprey120927.htm...

ではどうしてこのような、オスプレイ=「危険機」というデマが生まれたのでしょうか。 

それはオスプレイが、ティルトローター機の先駆けだった事にあります。 

ティルトローター機とは、主翼先端のナセルというエンジン格納部分を、垂直離発着するときは、グルリとティルト(傾ける)ことができる航空機のことです。

ティルトって言葉は、ティルトハンドルとかカメラのティルト液晶モニターなんかでよく聞くでしょう。

Photo_8防衛省http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/osprey/kaisetsu/

離発着時はまるでヘリのように、そしていったん空中に飛び上がれば固定翼機のようにビューンと飛んでいくことができます。

航続距離もへりより長いので、「速い、長い、静か」という三拍子が揃ったことになるわけです。

技術的に新機軸だったので、1980年代に開発が始まり、配備されたのは21世紀に入ってからでした。 

すべての航空機は、開発・試作段階から配備初期に事故が起こりやすいと言われています。 

また、機体が老朽化すると再び事故率が上がっていきます。 

この現象を、「故障率のバスタブ曲線」(故障率曲線)と呼びます。

これは小はスマホから、大は航空機やロケットまで共通の現象です。
 

Photo_5 http://eetimes.jp/ee/articles/1207/26/news014.html 

バスタブ曲線を押さえておきましょう。

「故障率曲線とは、機械や装置の時間経過tに伴う故障率 の変化を表示した曲線のこと。
その形からバスタブ曲線と呼ばれて、時間の経過により初期故障期、偶発故障期、摩耗故障期の3つに分けられる。」

故障率曲線 - Wikipedia

オスプレイ反対派が持ち出す数字や映像の大部分は、この「初期故障期」のものです。

反対派はオスプレイ憎しに凝り固まってしまったために、 事故分析のイロハであるバスタブ曲線も勉強していないようです。

試作段階での事故や、初期故障だけ切り取ってプロパガンダすれば、いつまでたってもオスプレイは「未亡人製造機」なわけです。

一方、普天間基地で沖国大に落ちたCH53などは、自衛隊の用廃機から部品をもらっているような老朽機で、典型的な「磨耗損傷期」にあたっています。 

また、事故率を多くみせかける手法としては、事故の度合いを考慮せずにひとくくりにしてしまう方法です。 

よく、「量産決定後の2006年-2011年の5年間で58件の事故が起こっている」という言い方をする人がいますが、こういう言い方を聞いたら眉に唾をつけて下さい。 

この58件という数字は、実は空軍仕様のCV-22と海兵隊仕様のMV-22の事故件数を勝手に合計し、しかもクラスA(重大事故)4件、クラスB(中規模事故)12件までもを合算した数字なのです。 

配備後に起きたクラスA(重大事故)は、海兵隊型MV22に限って見ると3件です。 

もっと水増ししたいのなら、クラスC(小規模事故)まで入れれば20件以上増えて見えます。 

なお、クラスCとは、「整備士が整備中に作業台から滑って転落」のような、オスプレイの性能とは直接関係のないうっかり事故までが多数含まれています。 

では、海兵隊型オスプレイの重大事故である、モロッコとフロリダ、ハワイはどうかといえば、先日の記事で述べたように人為的操作ミスでした。
MV-22オスプレイの沖縄配備について - 防衛省・自衛隊

モロッコ事故などは、「これぞオスプレイが危険な証拠」と騒がれましたが、背風15~27ノットで離陸しようとしており、これでは固定翼はもとよりヘリコプターですら離着陸はしないでしょう。

現時点で冷静に判断すれば、オスプレイの機械的欠陥は発見されていません。

いや、米軍や日本政府は何か隠しているという陰謀論に立つのは勝手ですが、もしそんなことがバレでもしたら国防長官の首が飛ぶ程度では済まない大スキャンダルです。

機体の欠陥が見いだせなくなると、「オートローテーションができないので危険機だ」とか、「低周波でノグチゲラが死んだ」とか、「飛行経路が危険だ」とかありとあらゆる重箱の隅をつつくことになります。

これについては回を改めて詳述します。

それにしても、高江が最後の「オスプレイ祭り」だと信じたいものです。

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
いくつか疑問に思っていたことがあったので質問させて頂きます。

まず、人が住む集落から400mのところ、囲むようにオスプレイも利用するヘリパッドが作られようとしていますが、世界的にも居住区の近くにこのような訓練施設が作られたという前列はあるのでしょうか?
調べてはみたのですが探し方がまずいのか情報にたどり着けないので、もし管理人さんがご存知であればお手数ですが教えて頂きたく思います。

二つ目の質問は、海外ではオスプレイが動物の生態や史跡に与える影響の懸念から飛行区域が制限されていると聞いたことがありますが、沖縄でもそれに該当するようなことが起こり得るのでしょうか。
これもご存知であれば教えて頂きたく思います。

長々と失礼致しました。

小百合さん

よくある偏った人の確信犯的質問ですね?

あなた それが巧手と思ってます?

一周遅れですよ。

あなたの質問の答えは既に論破付きであちこちに出てますから

小百合さん。ご質問の件についてはあす書く予定ですので、そちらをご覧下さい。

ひとことだけいえば、これは「機体の構造的欠陥」ではありませんね。
飛行経路やヘリパッド問題は、機体の問題と別次元の「運用」問題なのです。

前者ならオスプレイそのものがダメですが、そうではなく「運用」なら修正可能なわけです。
この二つを意識的に混同して、「全部ダメ」と言っているのが、山城さんたちです。

議論はなんでもそうですが、切り分けて冷静にひとつひとつ検証する必要があります。
そうしないと何を変えろと要求しているのか、分からなくなるからです。

私はできるかぎりそうやって具体性を持たせていきたいと考えています。

苦笑いさん。このような質問が来た事自体を私は評価しています。
あなたは知っているかもしれませんし、質問自体も反対派の定番ではありますが、だからといって嘲笑されないように。

昨日の文中「大きい」と「小さい」を逆にかいたことをコメントで教示されました。修正いたしました。ありがとうございます。

 小百合さん

 本件については、「ありんくりん」さんが明日ご説明下さるそうで私としても期待したいと思っております。

 ところで、400mという数字はどこから得たのでしょうか? 私も住宅地との距離は気になっていたので、調べたことがあります。というか、沖縄の又吉さんという小説家の方の記事を読んでみたのですが、たしかkメ-トル単位で離れていたのではないでしょうか(その記事は今探せません)。

 騒音というのは、時間帯によって感じる不快度はものすごく違ってきます。夜間は不快度がものすごく増しますね。高江あたりでも夜間の訓練が行われれば、やはり迷惑なんだろうとは思いますね。

 世界の中でというと、私などには分かりませんね。それから、音の自然の動物の生態へ与える悪影響のことですが、影響がないとは言えないでしょうが、その動物の騒音への慣れなどもあり、簡単に評価するのは難しいのだろうとは思っております。左翼のプロパガンダ的な評価を鵜呑みにするのもできないことです。極端に騒音被害を言う左翼の言辞はかえって不信感を招くのだろうと思いますね。

 騒音被害というと、普天間第二小学校のことを思い出しますが、あそこでは校舎の上空を低くヘリが飛んでいたりしているようですね。それでも現在問題にはなっておりませんね(過去には騒がれた)。慣れがあるのでしょうか。

 いろいろと騒音問題はあると思います。私が東京に住むようになったころですが、鉄道沿線沿いの友人の木造アパ-トでの騒音などは実に酷いものでした。沖縄より酷いと思ったものです。これも、慣れでしょうが、我が友人はそのアパ-トに平気で住んでおりました。

 高江の住人達もオスプレイの音に慣れるだろうから問題はないとは言いませんが、被害が大きいようであれば、政府へ被害軽減の措置を要求すべきだと思いますね。

管理人さん、私の拙いコメントへご返信頂き有り難うございます。
沖縄県内でもオスプレイについての情報は様々に錯綜しておりまして、色々な主張を調べていく内にこちらのサイトを見つけました。
明日の記事を楽しみにしております。

「苦笑い」さんは私のような質問をしてくる人に嫌な思い出があるのでしょう。
私の質問に至らない所があり何か気に障ったのであればごめんなさい。

「ueyonabaru」さん、ヘリパッドと高江の集落との距離400mですが、以前県内のテレビの特集で知った数字です。
一番ヘリパッドに近い場所に住んでいる人の家からの距離が400mだったと思います。
断定調で400mと書きましたが誤りがあるかも知れません。
騒音については人によっては慣れてくる場合もあるかも知れませんが人それぞれでしょうね。
改善されるのであればそれに越したことはないと思います。

安全性については管理人さんの仰るとおりのことなので、特に言うことはありませんが。
開発コスト&機体コストの関係で採算が合わず、ほぼ白紙状態であろうマンハッタン構想(というよりも、ベル社のティルトローター機旅客機運用)の説明図は要らないのでは。

民間用の機体ならアグスタのAW609の方ですしね。小笠原の適用事例とかセミナーで話したらしいので、ネットで探せば資料も出てくると思います。
まあ、こっちの機体はまだ開発中なんですが。


楽観的な見方かもしれませんが、この民間用のAW609が本格的に運用されるようになれば、オスプレイ危険論も無くなってくれると思います。
勿論、新機軸な機体なのでパイロットの訓練も必要なのですが、普通のヘリよりも様々な点で優れているティルトローター機は、報道用としては素晴らしい機体なんですよね……。

>>小百合さん

高江の400メートルの話って、TBSの報道特番だったような気がしますね。
8月と10月の土曜日の報道特集で、高江を取り上げていて、高江に移住してきた人にインタビューして「静かなところだと思っていたのに」みたいな声を取り上げてました。
北部訓練所の近くに移住?とちょっと首をかしげましたが、若い移住者のようでしたね。

―――

今回の高江の件で思うのは、ヘリパッドは、新たに米軍が土地を接収して更地にするわけではなく、返還されない土地に新たに建設するんですよね。

沖縄タイムズの地図を見ると、高江の周辺にヘリパッドができるようですね。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/27516

琉球新報に移設候補地の選定理由が掲載されたようなので調べてみました。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-322255.html

高江の西側にあるN4・1 N4・2地区はすでに引き渡されて運用が始まってるんですね。
ここは米軍の要望があることと、既に着陸帯の区域です。
すでに着陸帯が設けられてるところなので環境への影響を少なくするため、着陸帯を2カ所をすでにある着陸帯の中に整備してます。
ここは運用がすでにされてた所の増設のようですね。

反対派がお祭り状態なのが、高江の東側のG地区とH地区でしょうか。
今後作られていくのがこの地域のヘリパッドで、高江から少し離れたG地区のヘリパッドが米軍はいちばん要望した場所だと聞いてます。
ここは訓練及び兵士の救助を支援する目的で必ず必要だということですが、琉球新報も記事の中で、環境影響を最小限に止める構造で米軍と調整していると書いてますね。

H地区は北東にあって米軍の要請があったところ。
他の移設候補地と比べて環境影響が小さいのが候補の理由だそうです。

いろいろと調べたんですが、ヘリパッドの運用に関して政府はちゃんと環境調査を行い、環境変化の少ない場所を選定しているように感じます。

さらに一番近いのってすでに運用がが始まってるN地区ですよね。東側のG地区やH地区は意外と遠くて騒音は軽微なのではと感じます。
しかし、なぜか反対派は騒音問題をネタにN地区で抗議せず遠いG地区の建設を阻止したりしてるわけです。

ぶっちゃけ、騒音や環境問題が主題で抗議てるんじゃないですよねこれ。
騒音が問題ならN地区をどうにかしろと言う声があってもいいですがなさそうですし、オスプレイが危険という割に、何が危険でどこを直せばいいと思っているのかも言わない(言えない?)

高江のヘリパット建設反対運動は結局、市民運動ではなく、政治的な米軍基地撤去運動でしかないんだろうなぁと思う今日この頃です。
平和のためではなく、闘争のためにそこにいる・・・

余談ですが「近い」といえば、本土の厚木基地も大概エグいですよね。
しかしあまり話題に上ることもない。面白いですね。

いつも学ばせていただいています。2回目のコメントですが、数年ぶりになります。400mのソースですが、2016年7月28日付のアエラにそれらしき記事があります。ご参考までです。

<以下引用です>
現地ではすでにオスプレイの運用が始まっていて、6月には午後10時以降の離着陸訓練が集中して行われる、これまでにない状況も生まれた。
 ヘリパッドから約400メートルの至近距離に住み、「騒音で子どもたちが眠れなくなってしまった」という安次嶺雪音(あしみねゆきね)さん(45)は、中1から5歳までの子ども5人を連れ、隣村での避難生活を強いられている。
「2カ所ですらこの状態。6カ所も造られたら、高江にはもう暮らせない。政府のやり方はあまりにもひどい」


http://www.excite.co.jp/News/society_g/20160728/asahi_2016072700103.html?_p=3

ティルトローター機が量産に入り、大量生産でコストも
下がれば、当然旧来ヘリコプターに比べてその高性能ぶり
から、民間会社もティルトローター機を買うでしょう。

サヨク脳マスコミの新聞社などは、どうするんでしょう?
自社機じゃなくてもチャーターさえしない?ライバル社に
いつも遅れをとって、ますます経営が傾くなぁ。

「オスプレイは危ないが、他機は良いのじゃ」なんて言い
出すんだろうな。

千葉県民 さん

もし、このアエラの記事をもって、そのまま一般化し、「オスプレイの騒音被害は普通の人が引越しするほどひどいもの」、と理解するとしましょう。
そうするとその反対の証言も、例えばサンディエゴ市では「もし貴方が騒音について心配するのならMV-22はとても歓迎されるべきです」、「オスプレイは、代替する海兵隊のヘリコプター(タンデムローター式のCH-46)よりも6倍静かです」と言う地元紙の記事もそのまま受け入れるべきだ、という事になりはしませんかね?

また、おそらく安次嶺さんとしては、「隣村での避難生活を強いられ」るほどの騒音に感じたのでしょう。
集落では安次嶺さん一人だけが住人ではなく、かつ個々の方々の「感じ方」としてはそれぞれ別個のものになるのでしょう。
そこで、オスプレイの騒音というものを出来るだけ「客観化」する必要が出てきます。

その方法として「航空機騒音に係る環境基準」に照らしてどうか、厚木はじめこれまでの「騒音訴訟」において受忍限度はどの程度まで認められたか、という基準(物差し)が宛てられるべき事になります。
私は、そのあたりはさすがに日本政府も「アエラ」の三木氏ほど馬鹿ではないので、事前調査は怠りないものと承知しております。

もちろん、別に低周波の問題も指摘できましょうが、これまで低周波が問題にならなかったのは「不快と感じる度合い」が低かったからに他なりません。
低周波がどのような影響があるか、という問題はこれからの部分もありますが。

山路さん

千葉県民さんは単に400mのソースはコレでしょうかと提示されただけかと思います。


青竹ふみさん

オスプレイより安いし期待しちゃいますよね。
東京都なら父島に配備して各島にヘリパッド設置できるはず。
ただ1年前に2号機が試験飛行で墜落(火を吹いて空中分解?)し、テストパイロットが2人亡くなってます。
試作機ですし今後も事故の可能性はあります、事故が増えれば民間機であっても共産党系は反対するかもしれませんね。
オスプレイを買う金で小笠原に救急病院が造れるだろうと言う議員もいますから。

オスプレイの反対運動も沖縄に限らず横田や木更津、佐賀などに分散して活発化するのではと思ってます。

多摩っこさん仰せの通り。皆様が400mのソース探しに苦労されているご様子でしたので、書き込みをさせていただきました。私自身は高江の状況を憂いているものの一人です。
思うに反対派の主張は①自然破壊②危険③騒音の3点セットとみていますが、①はブログ指摘の面積が1000:1と言うのもそうですが、やんばるの森が沖縄返還当初の40年前はほぼはげ山だったと言う記事を読み、②は危険だったらオバマ大統領を乗せたりしないだろうと思い、まあ違うのだろうと思っております。③は構造的に普通のヘリコプターより静かなのは間違いなかろうと思っていますが、一点だけ気になっていたのが、「400m」でした。グーグルマップを見たりもしたのですが、N4から400mに集落がある様子はなし、一つ建物らしきものはあるが、倉庫なのか住居(一軒家)なのか判別付かず・・という状況であったので、私自身もこの点の解明は待ち望んでいます。

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