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うるま沖の奇跡その1 パイロットの崇高な義務とは

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プーチンが気になりますが、オスプレイ事故について続けます。 

さて、こういう米軍がらみの事故があると、必ず政治利用する人が大量に出ます。 

この人たちは、民間機が同じことをやってもなんの「抗議の声」もあげないのに、米軍だ、自衛隊だというと急に色めきます。 

「抗議」するより先に、「無事でしたか」「入院されている方々のお加減はいかがでしょうか」と聞く心の余裕もなく、まずは青筋を立てて「抗議」ですから、なんとも。 

江川紹子氏などは、事故原因がわかる前にこの調子です。 

「人的被害がなかったのは「神に感謝すべき」と言われても、なんであなた方の神に感謝しなきゃなりませんの?ということでわ。自分たちの価値を押し付ける会見は逆効果。異文化への配慮がまったく見られないところに、これからトランプ的傲慢が華々しく展開されるのでは、という懸念を抱く。」

就任前のトランプとこの事故になんの関係があるんでしょうか。彼女の脳内でくっついているだけです。 これでジャーナリストというのですから呆れます。

きっと江川さんの頭には、米軍=悪=トランプみたいな公式でもあるんでしょうね。 

こういう姿勢では絶対に事故を突き放して見られません。

価値観でバサバサ斬るのは後にしてください。今、必要なのは「何が起きたのか?」という事に誠実に向き合うことです。 

調査委員会の報告書が出ていませんから、公開情報を下敷きにして考えていきましょう。 

まず、ニコルソン中将のステートメントで原因は特定されています。 

”the rotor blades struck the refueling line, damaging the aircraft”
「ロータブレードが燃料補給ラインに衝突し、航空機に損傷を与えた。」
 

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上の写真は空軍型ですか、このような状態の時に、給油を行なっていたMC-130の給油ホースが切れて、プロップ・ローターに巻き込まれたようです。 

なぜそうなったのかはわかりません。給油機側が原因だということもありえます。 

給油ポッドに問題があったり、パイロットのミスです。 

あるいはオスプレイ側の操縦ミスもありえますし、さらには気象状況が突然変化した可能性もあります。 

え、なぜ夜中にやっているんだって? 

民間機と違って、軍用機には昼夜ありません。夜に出動せねばならない緊急事態があり得るし、その場合長時間滞空せねばならない場合、空中給油をします。 

この空中給油というのは、高速道路で前のタンクローリーからホースを伸ばして後ろの自動車に給油するようなもんで、大変に難しいとはいえますが、軍用機の必修科目です。 

いくつか疑問が残ります。

エンジン停止していたかいなかったかですが、していたはずです。パイロットはホースを巻き込んだ瞬間に左エンジンを緊急停止させたはずです。 

もちろんオスプレイはすべての双発機がそうであるように、片肺といって片一方のエンジンだけで飛行もできますし、着陸もできます。
※参考資料
http://booskanoriri.com/archives/2565
http://kinema-airlines.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/ceo-11d5.html

そして損傷を受けた側のエンジンは、通常の手続きとしてフェザリング(Feathering)という措置をします。 

フェザリングについて押さえておきましょう。 

「(レシプロ機・ターボプロップ機など)プロペラを推進力として使用する多発機において、エンジンが故障した場合、プロペラは非常に大きな抗力を発生してしまうため、フェザリングが重要となる。
機の性能にもよるが、おおむね10~15%程度
滑空比が向上する。」(航空軍用用語辞典・写真も同じ) 

Feathering
上の写真で一番左側のエンジンが止まっていますが、これがフェザリング状態です。 

プロペラが損傷を受けると、ものすごい空気抵抗(抗力)を発生させて飛行の障害になります。 

ですから、静かにしていてね、ということでプロペラの翼の角度(翼角)を空気の流れと平行にして抵抗を打ち消します。これがフェザリングです。 

ところが、今回このオスプレイのプロペラは単に止まったのではなく、長いホースを巻き取った形となってしまったためにひどく歪んでしまっていたと推測できます。 

そしてそれが原因でフェザリングかできずに、機体全体に及ぶような強い振動を発生させたようです。 

当然のこととして操縦は、大変に困難を極めたと思われます。 

Ospraypit001http://tsubotch.cocolog-nifty.com/skymonologue2/20...オスプレイ操縦席 左が機長席

たぶん操縦桿を力で押さえ込むかんじだったのではないでしょうか。
 

この状態で普天間基地、ないしは嘉手納基地に帰還できるか、機長は即座に回答を出さねばなりませんでした。 

選択肢は三つです。 

①基地に帰還する。
②海に不時着水する。
③できるだけ、陸に近い所まで飛行させて不時着(水)させる。
 

さて、あなたならどうしますか? 

パイロットの第一志望は、とうぜん①の基地への帰還だったでしょうね。

②も不可能ではありませんが、夜間の海面への不時着水は、機体の損傷箇所から瞬時に浸水が始まるために脱出時間が短く、クルーの死亡率が高いのです。

では基地に帰還するかどうかですが、その考えも機長の頭をよぎったはずです。

最大の問題は、事故が発生したうるま市沖から飛行場までびっしりと住宅が立ち並んでいることです。

下のGoogle Earthの航空写真を見て下さい。傷ついて強振動を発する機体をだましだまし飛行場にまで引っ張っていけるかどうか。

Photo

ニコルソン中将はこう言っています。

"The pilot made a decision to not fly over Okinawan homes and families. He made a conscious decision to try to reach Camp Schwab…and land in the shallow water to protect his crew and the people of Okinawa."
「パイロットは、沖縄の家庭や家族の上を飛行しないことを決意した。彼はキャンプシュワブ沖合にたどり着こうと強く決意した。・・・そして乗員や沖縄の人々を守るために浅瀬に着陸しようとした。」

このパイロットの名前はわかっていませんが、いい上司をお持ちだ。

部下が、なんのために、どうして危険をかえりみず浅瀬に着水させるという非常に難しいことをしようとしたのか、しっかりと理解しています。

この機長は住宅地に墜ちるということを避けたのです。

パイロットとしての強い義務感と自己犠牲の意志において。

Photo_2

これと似た事例は、1999年11月22日に埼玉県入間で発生しています。
T-33A入間川墜落事故 - Wikipedia

航空自衛隊入間基地所属のT-33ジェット練習機が入間川河川敷に墜落しました。

パイロット2名はベイルアウト(緊急脱出)を試みましたが、パラシュートが開く前に地上に激突して殉職しました。

旧式射出座席のために頸が折れたという説もありますが、いずれにしても、最初のベイルアウト通告時に脱出していれば助かったケースだと思われます。

2名の殉職したパイロットの飛行時間は、いずれも数千時間を超え、年齢は47歳と48歳。
二佐と三佐でした。

ベテラン中のベテランです。

機長は2回ベイルアウトを通告しています。

初回から13秒後に2回目を通告しています。

その間、このパイロットたちは眼下に何を見たのでしょうか。

密集した住宅地です。

初回の通告でベイルアウトすれば確実に助かりました。

しかし、彼らはパイロットの崇高な義務である、住宅の上で落とさないというルールに従ったのです。

そしてこの13秒で入間川の河川敷まで傷ついた機体を運び、そこで息絶えました。

しかも絶対に無理だと知っていて、超低空のベイルアウトをして最後まで迫る死に抗ったのでした。

見事です。パイロットとしてだけでなく、人間として見事です。

しかし朝日などのマスコミは狂喜し、「未熟だから墜ちた」と叩きまくり、「平和団体」はデモをかけ、野党は防衛大臣を謝罪に追い込みました。

真相がわかったのは、1年後に調査報告書が出てからのことです。

私は今回のオスプレイのパイロットにも、入間で殉職した自衛官と同じ精神を感じます。

長くなりましたので、次回に続けます。 

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

私も管理人様同様、当該パイロットはこれ以上無い程、最良の判断の元で不時着を成し遂げたと思います。

一つだけ疑問に思うのですが、エンジンは給油ノズルと接触後直ちに当該エンジンを停止させているものと私も思いますが、オスプレイはたしかヘリモードだと片側のエンジンが停止しても両側ローター間がシャフトで繋がっていて片側のエンジンで両方とも回転する事が出来る構造になっていたと思います。今回の事故で「振動が抑えられなかった」という報道もありますが、もし飛行機モードでもエンジン後自動的に両側ローターを回転させる様に切り替わっていたとしたら、説明が付くのですが。いかがでしょうか?

投稿: 一沖縄県民 | 2016年12月16日 (金) 06時50分

一沖縄県民さん。

そうだと思います。左右がシャフトで直結ですから。エンジン片肺対策として有効だけど、ローター破損ではガッタガタでしょう。

投稿: 山形 | 2016年12月16日 (金) 06時55分

昨日の記事も相変わらず秀逸な数々のコメントも興味深く読ませていただきましたが、機械的なことに対しては私は発言できません。

昨日の午後、運転中にラジオ(FM沖縄)で興味深いやりとりを聞きました。

聴取者「マスコミの偏向ぶりに怒りを感じる。ニコルソンをわざと怒らせて、その発言に対し非難するような手法、云々…」

番組アナ「わざと怒らせてというのが、どこのソースなのかとは気になるが、沖縄にこういう考えの人も大勢いる。報道の姿勢も…、云々…」

大分はしょってますが、こんな感じのやりとりが放送されたこと自体が大変なオドロキでした。この局自体が反時計回りの巣窟だと思ってましたので。(当番組のアナさんには政治思想的なものを感じたことはありませんが)

同局は朝っぱらから「琉球新報、沖縄タイムスの見出しをピックアップ」なんてやってますからねぇ。相変わらずシンキチ言ってますし。沖縄二紙やテレビに比べれば大分穏やかですが。

沖縄も変わりつつあるかもしれません。(本記事と外れたコメントですみません自分のHNが妙な皮肉に感じる今日この頃)

投稿: クラッシャー | 2016年12月16日 (金) 07時18分

沖縄に住んでいる友人がわざわざ現場付近の海岸まで行ったそうで、その感想です。
「訓練だから落ちるときもあるさーねー。人のいない海まで持っていって落ちて、あんなに大破して、それでも乗員は全員助かったんだから、運もあるけど、日ごろからの訓練の成果だよね。人死ななくてよかったよねー」とのこと。
政治問題化しようとする輩は別として、一般の沖縄の方はわりと冷静だと思います。

ただ、わりと冷静な人ほど選挙に行かないという矛盾が悲しい。

投稿: やもり | 2016年12月16日 (金) 07時46分

クラッシャーさん。

逆にというか昨夜遅くのNHKラジオ第1では近隣住民の「怒りの声」だと、「バカにするのもいい加減にせいや!」等の部分をブツ切りにして編集したインタビューを流して、そのままのコース進んでたら集落に墜ちてた云々とやってましたよ。

新聞朝刊を並べて論評するのはどこのテレビ局でも毎朝やってますけど、百田尚樹さんのネット放送での批判には毎日新聞が怒り心頭だそうで。。
別に私は百田さんは作家としては面白いけど政治的発言は余計じゃないの?くらいな感じなんですけど、大手新聞社は批判されることには耐えられないというか条件反射的に逆批判(反論ではない)するのがデフォルトなのでしょうかねぇ、などと思いました。

投稿: 山形 | 2016年12月16日 (金) 08時10分

削除されました。

投稿: ネトウヨ | 2016年12月16日 (金) 08時29分

国は自国民の命を守る為に軍を持っていて、同盟国が駐留して居る場合は駐留地の一般人の命を尊重するのが常識です。
そしめ、それは隊員の命をかけて行われていて私達が感謝と尊敬の気持ちを持つ事と相反しない。
これが相反すると叫ぶ者が考える軍とは、自国民の命を守らず同盟国の軍も官も民も尊重しない、という事です。
そんな国が近所にありますね。

投稿: ふゆみ | 2016年12月16日 (金) 08時57分

いや、沖縄県民が海兵隊に求めているのは「奇跡」じゃなくて二度とこんな事故が起こさないための再発防止策でありアメリカ本国並みの訓練に対する規制です。

前回のコメント欄にも書き込みましたがパイロットの判断次第では大惨事になっていた可能性があるというのは本当にとんでもない話ですよ。

投稿: ぱる | 2016年12月16日 (金) 09時26分

ぱるさん。
原因究明と再発防止には同意しますが、軍隊に求められている過酷状況での操縦スキルは常に磨き続けるべきで、それが私達を守る力にもなります。今回の洋上訓練自体を否定すると誰もどこでも訓練不可能ではないですか?

投稿: ふゆみ | 2016年12月16日 (金) 10時48分

結局、左側からの意見は、

「基地があることが危険の元凶であり、訓練などするから住民が危険にさらされている」

というのが基本的な「危険」の概念だが、

「基地がない、もしあったとしても、訓練もしない軍隊がそこいる」

というのが国として、地域としてどれだけ他国からの危険に晒されることになるかという概念はない。

投稿: 都下人 | 2016年12月16日 (金) 10時53分

ぱるさん

 ふゆみさんがおっしゃるようにスキルは磨きつずけるべきでしょうよ。

> いや、沖縄県民が海兵隊に求めているのは「奇跡」じゃなくて二度とこんな事故が起こさないための再発防止策でありアメリカ本国並みの訓練に対する規制です。

 アメリカ本国ではある軍隊の訓練への規制が沖縄ではないということでしょうか? ここ、ご説明願えますか。

> 前回のコメント欄にも書き込みましたがパイロットの判断次第では大惨事になっていた可能性があるというのは本当にとんでもない話ですよ。

 パイロットの判断が間違えれば大惨事になる可能性もあったというのは、そんなにおかしな言いぐさでしょうかね? 普通のことです。誰もそう言いますよ。

 

投稿: ueyonabaru | 2016年12月16日 (金) 11時20分

海に落ちることを選択したパイロットは、偉いと思います。
でもそれは奇跡じゃなく、神に感謝すべきものでもなく、訓練という日々の積み重ねが齎してくれた「そうあるべき正しい結果」でしょう。
だからこそ、パイロットは「君が真面目に訓練してきたから皆が助かったんだ」と褒められるべきです。
運や奇跡に頼ったわけではない、それを知ってもらいたいですね。


ところで、一部のネット記事の中には、オスプレイのプロペラがホースを切断し(ホースがプロペラに当たった?)てしまい、それでプロペラが歪んだという話もでています。
当たったから切れたのか、切れてから巻き込んだのか、これからの調査で分かるのかな。

投稿: 青竹ふみ | 2016年12月16日 (金) 11時31分

 現在ここで行われている議論が、新聞などのマスコミでも頻繁に行われるようになると、民主主義的な正常な議論がなされているということになりましょうが、残念ながら、日本のマスコミには自由な議論を封殺するような雰囲気がありますね。

 百田氏が大いに吠えてもらいたいな。毎日新聞と大喧嘩をしてもらいたい。

投稿: ueyonabaru | 2016年12月16日 (金) 11時44分

住宅地に着陸を試みて失敗すればパイロットも死んじゃうから。

投稿: 稲田 | 2016年12月16日 (金) 12時42分

件のパイロットはよくやったと思います。

米側に死傷者がなくて何よりです。

沖縄本島の人は不時着を墜落と煽る翁長さんを知事に選んだ事、拉致問題について語る委員会で、延々沖縄の海兵隊について文句を言う伊波洋一さんを国会に送った事など、心の底から反省すべきだと思います。


投稿: かつて…(以下略) | 2016年12月16日 (金) 12時45分

昨夜のラジオ番組「ザ・ボイス」で青山繁晴氏が言ってましたが、「写真で期待が壊れているので、墜落だというのは間違えだ。着水時はあそこまで壊れていず、その後岩場で波にもまれたために期待が破損して見える。」ということのようです。

軍事訓練は厳しい環境でやらないと意味がないわけで、本番でいきなり練習していないことができるという妄想にかられた人じゃなければ理解できるレベルの話なんでしょうけどね。

投稿: ednakano | 2016年12月16日 (金) 13時55分

夜間におけるアクロバット的な訓練、今後もこの種の事故は起こりうると思います。事故の原因を分析し、事故を防ぐための対策は当然必要なことです。

しかし、その前提として大事なことは
(1)基地があり、そしてこの種の過酷な訓練がなぜ必要なのか
(2)身体をはって私達のために過酷な訓練をしている人達への思い
(3)事故が行った際に被害を最小限にすること

ではないでしょうか。この三つの理解がないところが、沖縄基地問題の核心だと思います。

今回、米軍中将と副知事で交わされたとする会話で「米軍に抗議に行ったら、逆に説教された」となったのだと思います。おっしゃるように、副知事がまずすべきだったのは”負傷した兵士の気づかい”でしたね。それからですよ、事故への抗議は。

ここぞ、とばかりに、それこそ顔を真っ赤にして米軍に怒鳴り込んだのでしょう。同じ日本人かと思うと恥ずかしいの一言です。そしてなにより、こんなリーダ―をいただく沖縄の人達が哀れでなりません。

先の東北の震災の教訓だったのが、”安全神話”でした。あの未曽有の天変地異による被害にも、なぜ備えていなかったのか、人災だ、と責任が問われました。

そして様々な事態を想定した対策が膨大な費用をかけて行われ、また、非常時の訓練が行われるようになりました。

ところがです。こと国防に関しては「日常生活に支障が出るのは本末転倒」として、非常時の訓練はおろか、その非常時の想定すらかたくなに拒否するとともに、自らを”平和勢力”としています。

残念ながら”カエルの天国”の最終章に最も近いのが、この地、沖縄のように思えてなりません。

投稿: 九州M | 2016年12月16日 (金) 13時59分

いつも興味深く拝見させていただいております。

今回は、オスプレイの給油訓練事故に関してですね。
空中で給油する、という行為自体、凄く高い技量を必要とするものであるのはそのスピードからも想像できるものだと思います。
オスプレイの空中給油に関して調べていましたら、youtubeに、給油に失敗する動画もあがってました。

「V-22 オスプレイの空中給油失敗シーン」
https://www.youtube.com/watch?v=wH7GHL_rPeU

これを見ていると、さすがにこれは危ないと思うような給油訓練ですね。
左右のギロチンの間に給油ホースが伸びてくるようなもので、これは相当高い技量が求められるなと思いました。
おそらく、今回はこういう状態で、風や雨など天候による原因も加わったのでしょうね。

空中給油は、米軍では昔他の爆撃機やヘリでも事故を起こしていますので、ことさら「オスプレイだから」という事故ではないのでしょう。
色々と調べてますと、空中給油中にバランスを崩して自分で自分のホースをぶったぎるヘリの動画もありました。
こんなことあるんですね。

https://www.youtube.com/watch?v=n-59V6mC-Do

さまざまな事故の要因は考えられますので、米軍はしっかりと調整し、事故が起こらないような対策を講じてもらいたいと思います。
しかし、空中給油に関してはもっと良い方法があればいいかなと思ったりもします。

予断ですが、自衛隊も空中給油を行っていますが、非常にレベルが高く米軍の評価も高いと、関西のニュース番組で青山繁晴氏が述べています。
それも調べてみると、

航空自衛隊 KC-767 - F-15戦闘機への空中給油 [HD]
https://www.youtube.com/watch?v=hAqGqUSJKxw

あの位置にピンポイントで給油口を合わせる、しかも戦闘機でw
技量の凄さを思い知った気がしました。

投稿: ゆう | 2016年12月16日 (金) 14時22分

米軍の空中給油訓練は、岩国でも行われその一部が鹿児島に訓練移転、来年から訓練がはじまるようです。

また今回の事故でオスプレイ配備予定の自治体首長が安全性を懸念する声もあります。

今後のオスプレイ配備に支障がでないよう、空中給油訓練での事故防止・事故がおきてしまった後の危機管理などしっかりした対応対策が必要だと思われます。

ところで北方領土はどうなるんでしょうかね?
なんだか雲行きはあやしいような、プーチンは一筋縄ではいかないし、アメリカがトランプ大統領となって強気になっているようにも思います。

投稿: 改憲派 | 2016年12月16日 (金) 14時30分

ふゆみさん

訓練をすること自体は別にいいのです。
私は訓練中に事故があった場合に地域住民に被害が及びかねない場所で訓練をするなと言いたいのです。
「辺野古が安全」と言う人もいるかも知れませんが、普天間から37キロ離れた辺野古の発着場に移した所で小さな沖縄本島の上空を飛ぶことには変わりません。

それに、今回の事故が起こる少し前に宜野座の民間地で行われたオスプレイの吊り下げ訓練に防衛局長が抗議したのに米軍側は「民間地ではない」と抗議をつっぱねたことをご存じですか?
「沖縄」ではなくて日本国の主権が軽んじられているのです。

投稿: ぱる | 2016年12月16日 (金) 14時42分

パイロットは居住地への墜落を回避したので、十分責任を果たしたと思う。大事なのはリスク管理かと思う。住民への被害を防ぐ努力と対話し少しでも溝を埋める必要がある。今の沖縄には深い溝があると思う。

投稿: さばっち | 2016年12月16日 (金) 15時59分

岸に近づいて着水した地点が陸から1キロメートル離れていれば訓練地は更に沖合であり、名護市から距離を十分とっての空中給油訓練なのではないかと思うのですが、近すぎるかしら…素人考えですかね。

訓練中に兵が死ぬという重大な損失を避ける為に1キロ沖まで近づいて着水し、隊員達は無事に生還できました。住宅地の上を飛ぶかもしれなかったと危惧する書き方もできますが、住宅地の上を危険な場合は飛ばない事を今回実証したとも書けます。
宜野座の吊り下げ訓練のことは詳細を知らないので、これと対にして考える必要があるなら調べてみます。

投稿: ふゆみ | 2016年12月16日 (金) 16時12分

はじめまして、今回の件で色々な所を漂ってこのHPにたどり着きました。
興味深く拝見させてもらっています。

今回オスプレイの元主任分析官でおなじみの方が「キャンプ・シュワブにはビーチがあり、ビーチ全体が緊急時に着陸可能であった。パイロットはどこにいても、墜落するしかなかった」
とコメントされていますが、航空写真で見る限りシュワブは浜ギリギリまで施設があり素人目にはトラブルを抱えた機体の緊急着陸にはリスクが大きいように感じたのですが実際の所、この元分析官の主張はどの程度信憑性があるのでしょうか?

投稿: しゅりんちゅ | 2016年12月16日 (金) 17時45分

ぱるさん

「辺野古が安全」は、移設したからと言って「完全な安全」など有り得るはずもなく、「より安全」だ、という事です。
そして飛行の必要性があるなら「より安全」を選択する以外になく、物事はオールorナッシングではあり得ません。

また、オスプレイ吊り下げ訓練について防衛局と米軍には「民間地上空か否か」について認識の違いがあるようで、私はおそらく「民間地」上でもあったろうと考えています。
この事の意味は特に「米軍が強権的でどうしようもない」と理解すべきでなく、そもそも日米地位協定の根本的な内容と、提出された飛行ルートの(若干曖昧な内容も含めた)齟齬にあると考えられます。
安全保障条約上、米軍はその目的を達成するため必要な訓練を遂行すべきであるし、米軍は有事には私たち国民の主権を制限する事も出来る存在でもあり、自衛隊にはそれは出来ません。
しかしその事は「日本国の主権を軽ろんじて」いると言うよりも、むしろ日本国民の生命と財産を守るため日本国内の法令の足らざる側面を補っているのだ、という圧倒的な事実は否めません。
これは、たとえ日本が防衛費を年間25兆円使っても、憲法始め関係法令を改正しないでは「在日米軍の存在」に代わる防衛力を持ち得ない事実に通底します。

また、吊り下げ訓練について防衛局長は米軍に「抗議」はしておりません。(この点、報道は不正確だし、防衛省もかような報道を望んでいた気色があります)
せいぜい、強く?「申し入れ」をした、というのが事実です。
その意味は「周辺の住民の方々に与える不安や影響を最小限にとどめて欲しい」といった程度のもので、米軍側も「周辺の住民の方々に不安を与えている」ということは認め、「現地の部隊に対して注意喚起する」としています。
ざっとこの程度です。

私はそもそも共産党の赤嶺議員いうように、「米側は、民間地上空を飛ばないという約束に同意していない」と考えております。
それが言い過ぎならば、せいぜいが「努力目標」です。
2007年の議論で、「ヘリコプターの運用というのは、その性質上予測できないもので、通常通り運用できないという状況は出てくる」、「住宅地上空の飛行があり得る」(ローレス米国防副次官 当時)としています。
メア在沖縄米総領事(当時)も「有事に備えた訓練」などを例に、「住宅地上空の飛行があり得る」としてい、「『有事に備えた訓練』とは、米軍が毎日やっている訓練のこと。平時から市街地上空を飛ぶ運用があり得るということだ」としています。
当時の国会でも、久間章生防衛相(当時)は「(米軍の)運用上、緊急時やその他の時、集落の上を飛ぶことだってある」と表明。
安倍晋三首相(第一次)も住宅地上空の飛行がありうることを認めました。
なぜか?
その「必要性」から逃れられないからですよ。
その意味でふゆみさんのいう、「過酷状況での操縦スキルは常に磨き続けるべき」や、「今回の洋上訓練自体を否定すると誰もどこでも訓練不可能ではないか」という認識は正しい。

問題は沖縄県だけでなく、オスプレイの訓練は早く「分散実施」されなければならない、という事です。
その事の「遅れ」、もっと言えば政府による「国民の理解」を得る努力が足りないのが主要な原因であって、それを米軍に責任転化しているようにも見えてしまいます。

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2016年12月16日 (金) 17時49分

しゅりんちゅさん

>「キャンプ・シュワブにはビーチがあり、ビーチ全体が緊急時に着陸可能であった。パイロットはどこにいても、墜落するしかなかった」

 グーグルで見ましたが、シュワブにはビ-チがあります。そこへは当然降りられるでしょうね。それに、シュワブには広場がたくさんありますよ。普通であれば問題なく直陸できた筈です。トラブル中のオスプレイならビ-チしかなかったでしょうが、今回は浅い海面に緊急着陸しましたね。ビーチより海面の区域が面積が広かったからでしょうかね。ビーチはトラブル中のオスプレイが着陸を試みるには格好の区域ではないでしょうか。

 分析官のどこが疑問ですか? わたしは、「どこにいても墜落するしかなかった」の意味は分かりませんが。

投稿: ueyonabaru | 2016年12月16日 (金) 18時35分

ゆうさん。

米空軍や空自がやってるのは「フライングブーム式」
もちろん速度や位置合わせは必要ですが、ある程度の所に着けると母機側のオペレーターがブームを操作して挿し込んでくれます。給油速度が速く安全性も高いけど母機が大型でお高い。

空自はKC-130も1機だけ持ってますけど、ヘリ向け給油へのテスト的導入かと。

海自は空中給油を考えていないようなので、中古で購入したC-130Rに元々装着されていた給油装置は取り外されています。

投稿: 山形 | 2016年12月16日 (金) 18時47分

ぱるさん

> 普天間から37キロ離れた辺野古の発着場に移した所で小さな沖縄本島の上空を飛ぶことには変わりません。

 小さな沖縄の上空を米軍機が飛行するのはいけないというのなら、安保条約を破棄するしかないでしょう。

 安保条約を破棄して自衛隊が沖縄防衛をするとしても、今度は自衛隊機が狭い沖縄の上空を飛行することになりますよ。

 軍用機が民間区域を飛行するのは世界中どこでも行われていることです。

 訓練は民間地域で行わないよう、訓練場が設定されているわけで、つり上げ訓練が米軍訓練場外で行われたかどうかについてはまだ決着はついてはいないのだと思いますが・・・・・。

> 「沖縄」ではなくて日本国の主権が軽んじられているのです。

 日本の主権を主張するのなら、安保条約は廃棄すべきでしょうが、今の状況は私は容認しますよ。安保条約堅持の立場です。あなたの立場はどうでしょうか?

投稿: ueyonabaru | 2016年12月16日 (金) 19時05分

山路 敬介さん

ご回答ありがとうございます。
あれくらいの砂浜の面積でも緊急着陸は出来ない事はないのですね、参考になりました。

「どこにいても墜落するしかなかった」の発言はギブ崎の浅瀬を選択したパイロットの判断に対して「無意味でばかげている」と完全否定した後のものです。
おそらく近くにもっと安全に着陸できる場所があったのにそこを選択しなかったのは墜落(機体コントロール不可状態)を証明している
といった意図での発言だと思われます。
少し説明が足りなかったようで申し訳ありません。

投稿: しゅりんちゅ | 2016年12月16日 (金) 20時12分

ueyonabaruさん

>分析官のどこが疑問ですか? わたしは、「どこにいても墜落するしかなかった」の意味は分かりませんが。

この分析官は、オスプレイが目指すシュワブにもビーチにもたどり着けずに、浅瀬に着水して大破するしかなかったのだから、制御不能の墜落である、と言っているのだと思います。
とりあえずシュワブ近くまでは行けても、機体の限界で制御不能になり、不時着ではなく墜落したのだという見解。
私もネットニュースで見ました。

ところでオスプレイ配備予定の佐賀県周辺では、空中給油訓練はしないと防衛省が言っていますね。
配備場所で空中給油訓練しないなら、どこでするんでしょうか。
いざという時、きちんと運用できるのでしょうか。

投稿: 改憲派 | 2016年12月16日 (金) 20時26分

シュワブのビーチだと、基地内とはいえ辺野古の係争地に近くて「オスプレイ辺野古に墜落!」と書かれるのを避けたというのは、ないですか。

投稿: ふゆみ | 2016年12月16日 (金) 20時28分

プロペラにホースが接触後、エンジンを停止しても停止後に自動的に両方プロペラが連結される仕組みなら変形したプロペラの振動は抑えられなかったのでしょうが、その場合そもそもフェザリング機能が付いていないのか、両側エンジン停止時のみフェザリング可能なのか。
それともシャフトの連結は任意で切り替えを行いその後にフェザリングを行うのか(私的にはこれであって欲しい)…
垂直飛行の場合はエンジン停止後直ちにシャフトの連結が行われなければ墜落してしまう様な気もしますし…
色々考えている内に切り替えとかじゃなく最初から連結されているのかも?と。
そう考えたらプロペラが損傷したらフェザリングとか関係無しに制御不能に陥るのかとも思えてきました。

投稿: 一沖縄県民 | 2016年12月16日 (金) 20時57分

一沖縄県民さん。

直結です。
可変ピッチでもちろんフェザーはできますが、片側のローターが破損しては垂直着陸は不可能です。かなりの降下率での滑空ランディングになります。
欠点ではありますが、これをもって危険な機体だとも言えません。前任のシーナイトやチヌークのようなタンデムヘリなら同じことになります。というかそれこそ墜落します。

投稿: 山形 | 2016年12月16日 (金) 21時08分

実は私、今月5日から8日まで訪沖しまして、那覇市内から名護、山原など、地元の友人たちが連れて行ってくれまして道中、それが目的ではなく、岡目八目ではありますが、オスプレイやへりの飛行する姿を多々拝見しましたが、そういった印象を踏まえて以下申し上げます。
今回の事故について、米軍にとって、沖縄本島は新たに侵攻した場所ではなく、いわばホームなわけです。ですから、今回のような突然の危機についても、それを想定した行動マニュアルが存在していると考えた方が自然かと思います。
当然、市街地を避け、なおかつ、搭乗員、搭乗機の安全を最大限確保する選択肢はどれか、事前のシュミレーションはある程度あったのではないか?
そして、それに従ってパイロットは行動し、最小限のリスクにとどめました、米軍の現場の者としては、政治云々は別として、このように報告申し上げますが、しかるに、その正しく遂行されたリスク管理に本来コンセンサスがあるはずのあなた方地元自治体のトップは、これを「政治問題にするのか?」というのが、ニコルソン中将の発言だったかと思います。

投稿: アミノ酸 | 2016年12月16日 (金) 21時24分

山形様
なるほどです。
垂直飛行でのみ見たら連結機構は有能なシステムと思うのですが、飛行機モードで直結となると、フェザリング(飛行機モード時)機能そのものの意味がなくなると思います。エンジン故障よりもプロペラ損傷の確率は低いのでしょうけど、今回の様な事故も想定して、飛行機モード時は片側のプロペラのみ停止出来るシステムには出来ないものでしょうか?
得られる情報で確証を持てるもので、四軍調整官が会見で述べた「振動を抑えられなかった」意味は両プロペラは回転していたものと理解できますが、仮に損傷した側のプロペラを停止出来て、フェザリングが出来たとしたら(損傷程度にもよりますが)大きな事故にまで至らなかったようにも思えますね。(それでも普天間へ帰還するには危険ですが)

投稿: 一沖縄県民 | 2016年12月16日 (金) 21時36分

オスプレイには翼が付いているわけで、プロペラが両方止まっても飛行機モードであれば、グライダーのように滑空(勿論降下率は高いですが)できます。

あと、オスプレイのプロペラは、滑空モードでのパワーオフランディングに耐えるために、曲がったり破損したりしてもバラバラにはならないと言う話を聞いた事が有ります。
今回は、これが悪い方向に働いたんじゃないでしょうか。
いっそプロペラが取れてくれれば(飛散したペラが危険ではありますが)
滑空できたのではと思ってしまいますね。


プロペラが前に向いている状態で大破していることから、「着陸モードじゃない、やはり墜落だ」みたいな意見を言う人も居ます。
ペラ破損状態で可変モードにしたら即落ちるという事に気が付かないようです。
というか、いまだにヘリモードでしか着陸できないと考えている人が居るようです。

他方、ヘリのようにプロペラ破損が即墜落とはならないが、滑空モードしかできない状態での着陸は、かなり長い滑走路が無いと着陸できないと言う人も居ます。


そんな感じで、まあネット上では正誤含めて色々な情報が出回っていますね。
これを何とかするには、正しい情報を一日でも早く出すことですが……機密が有るとはいえ、米軍はちゃんと情報を出してくれれば……。

投稿: 青竹ふみ | 2016年12月16日 (金) 23時01分

山形さん

ちょっと調べてみたんですが、空中給油には、フライングブーム式とプローブ&ドローグ式があるんですね。
オスプレイのは、プローブ&ドローグ式なんですかね?
えらい入れにくそうというか、動画を見る限りですが、一生懸命ホース突っ込もうとしててもどかしく思ったものです。

じゃあ、空軍式のフライングブーム式ならホバリングモードで空中給油出来るの?と言えば、これも難しいんでしょうね。空中給油機もホバリングしてないと駄目な訳ですしね。
給油用にオスプレイ飛ばすとかしないと厳しいでしょうね。

今回の事故で色々と素人の私も給油について学ぶことができましたが、事故そのものは、気象状況もありますが、パイロットの技量によるところが大きい気がしました。
これをもって「オスプレイは欠陥機だ」と言ってる人は、最初から原因追及なんてどうでもいい人たちなんだろうなぁと思うところです。

投稿: ゆう | 2016年12月16日 (金) 23時26分

https://www.facebook.com/IIIMEF/videos/1912492912318019/
こちらの動画、33分過ぎの質問(黒いパーカの男性)に対して「市街地に墜落することがないように、日本政府と沖縄県に承認された空域(20-30キロ沖合)で訓練している」との回答に聞こえますが、通訳に「承認された」の単語はなく「できるだけ沖合で訓練しています」程度になっており、少しもったいないと感じました。

投稿: ジノワン500 | 2016年12月16日 (金) 23時33分

ジノワン500 さん

 face book見ました。英語のことはわかりませんでしたが、記者たちの司令官への追及がきつ過ぎる様に感じました。事故の被害者は米軍人です。原因追及は大切な作業とは思うのですが・・・・・。

 謝罪を要求している風にも聞こえますね。

 

投稿: ueyonabaru | 2016年12月17日 (土) 00時48分

ゆうさん。

そうです。
ホースの先に傘のようなドローグを曳航してそこに受油機が狙ってプローブを差し込むのが、プローブ&ドローグ式。
ヘリの場合はローター干渉を避けるためにプローブが長く伸びます。オスプレイよりもシーキングやブラックホークの方がロータ直径が大きくてむしろ危なっかしいです。KC-130側もかなりの低速飛行になりますし。。
戦闘機の場合、コクピットのすぐ脇の目視しやすい位置に格納プローブがあります。

フライングブームの場合、戦闘機や爆撃機の受油口は背面や翼の上面です。
もちろんヘリでは使えません。ブームは大型になるので給油機は必然的に大型機。

投稿: 山形 | 2016年12月17日 (土) 01時20分

追記。

オスプレイ随伴給油機としてキャビンにタンク積んでドローグ付ける研究は行われていますが、配備されるかは未定。

投稿: 山形 | 2016年12月17日 (土) 02時02分

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