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2017年1月26日 (木)

トランプ 日本が自動車貿易で不公正をしているだって?

200_049
沖縄の翁長王朝の落日に気を奪われて、いくつか書き残したことがあります。

トランプという大統領がなにをしたいのかよくわかりませんし、トランプに対するネガティブ・キャンペーンにはもうゲップがでます。

全世界で反トランプのデモがあったというのが、ニュースになるのが不思議で、よその国の大統領にデモしても仕方がないでしょうに。

しかもまだ何もしていていないのですからね。

就任式典の英語が小学生並だからどうの、あれは漢字が読めないどこかの国の総理と同じだからどうのと、ああくだらない。

彼は「中産階級の革命」、いやもっと正確に言えば「中産階級の反革命」によって選ばれた大統領なのですから、分かりやすい英語でしゃべって当然です。

東部インテリ英語のヒラリーのようにしゃべったら、支持層から裏切り者といわれるじゃないですか。

私はトランプのこの部分にはプラスです。

こういうことでディスる人たちは、東部エスタブリッシュメントの上品な価値から無意識にトランプという異形の大統領をゲスのように見下しています。

日米メディアのトランプ・バッシングは、かつての安部第1次政権、麻生政権、あるいは中川氏に対する卑劣な攻撃を思い出させて既視感すら出ますね。

ところで、トランプが日本の車に対して1980年代の認識をもっていることも分かりましたが、こんなズレきった認識を持ってくれて、ありがとうと言わねばなりません。

「日本では我々の車の販売を難しくしているのに、大きな船で数十万台の車が入ってくる」そうですが、日本人の大部分は苦笑したことでしょう。

いつの話だ。いま日本は米国で約300万台の自動車を生産し、大きな雇用を生み出しています。

下図は自動車生産の拠点ごとの推移を見たグラフです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8B%95%E...

 

Index_graph01
紫線が日本国内生産台数ですが、2006年あたりで赤線の海外生産台数に抜かれています。

いまもこのトレンドには変化がなく、日本は日本国内販売と輸出先における海外生産とを切り分けて考えていることが分かります。

特に80年代にすさまじいジャパンバッシングに遭遇し、国家間関係にすら影響を与えました。

日米同盟がなければ、そのまま二国間関係は冷戦に突入したことでしょう。

安保が最後の紐帯になったわけで、いまの米中関係とそこが大きな違いです。

下の写真はその時のデトロイトの反日デモですが、プラカードにはこう書いてあります。

「UAW(全米自動車労組)は言う。(日本が車を)売りたいならば、アメリカで作りやがれ」

Photo
はい、お望みどおりに致しましょう。

日本がしたことは大変な出血をして日本の工場を縮小し、米国に生産拠点の移転を計ったのです。

自動車産業は総合産業ですから、上流の自動車会社が移動すると、傘下の多くの部品業界も大移動せねばなりませんでした。

40過ぎの親父さんの単身赴任という、笑えない家族離反劇が各地で繰り広げられたのもこの時期です。

これは自動車産業のみならず、日本経済全体にとって、自国の生産拠点を喪失し、大量の失業者を出しかねない産業空洞化のリスクをはらんだものでした。

日本の自動車産業にだけではなく、日本全体にとっても断崖絶壁だったと思います。

そしてそのリスクを充分承知で、日本企業は飛んだのです。傘下の部品メーカーと共に。

このような素早い日本の対応によって、80年代後半から日本からの輸出を減らし続け、米国現地生産へのシフトが進められました。

この現地生産化の努力の結果、日本からの対米自動車総輸出は、86年の340万台から、わずか10年後の96年には3分の1の約110万台へと減少しています。

逆にその分、日系自動車メーカーによる米国内生産台数は、86年の61.7万台からおよそ170万台増え、約4倍の231.2万台に増加しています。

Photo_2 (出所)輸出台数は日本自動車工業会、現地生産台数はWard's Automotive  Yearbook
    パイチャートはWard s Automotive  Yearbookの販売データを元に作成。
(注)米ビッグスリー向けの生産分も含む。


86年には米国内生産の日本車は12%でしたが、それから10年後の97年には64%に達しています。

現在ではホンダは9割超、トヨタは7割を米国で生産しており今後75%になる方向です。

そして米国工場シフトによって、米国内で大きな雇用を生み出しています。

「日本自動車工業会(自工会)が、5月17日に公表した日系自動車メーカーの2015年の米国での活動状況をまとめた『Investing in America』(米国への投資)。現地での雇用も増えている実態が分かった。
2015年の日系自動車メーカーの米国での総雇用者数は、46万2931人。この数字は、前年に対して1.1%増となり、過去最高となった。
46万2931人のうち、現地の販売店での雇用が最も多く、37万5143人。全体の8割を占める計算となる。
自動車メーカーの直接雇用は、8万7788人。その内訳は工場が6万0640人と最多。本社や営業などの管理部門は2万2062人、研究開発部門は5086人。
自工会は、「米国全土で日本の自動車メーカーが、質の高い仕事を提供し続けている」とコメントしている。」(Response 2016年5月26日) 

トランプはたいそう貿易赤字に神経質ですが、米国産日本車は米国の有力な輸出武器です。

というのは、外国で売れない売れないとこぼすわりにビッグ3は輸出に対する努力不足で、自国製品としての自動車輸出は、他の自動車先進国に比べ極めて少ない体質でした。

自動車先進国の輸出比率は、仏71.2%、独60.4%、英55%等といずれも50%以上であるのに対し、日本は減らす政策を取っているために41.5%と減少傾向にあり、米国はさらに低くわずか 9.9%にすぎません。(97年自工会)

オバマが一昨年TPP絡みで来日した時に、首相に「街路で米国車を見ないのはなぜだ」と聞いたそうですが、そりゃ売る気がないからですよ。

そもそも代理店網がないからどこで買ったらよいのか分かりませんし、買っても修理部品はすぐに届かず、燃費はひどい、イヤになって手放そうにも中古車市場も未形成、これで売れたら奇跡です。

今や米国車は、趣味のアメ車ファンのためのものとなってしまっています。

そもそも輸出に1割しか回せないで、文句を垂れるのは止めてほしいものです。

あなた方はやる気がないのです。努力をしなさい。

まずは売れる車を作って下さい。日本人が かつてのマスタングに対する憧憬のようなクルマを作りなさい。そしてそれが売れる販売システムを作って下さい。

これでは米国自動車産業は、輸出産業として米国経済に貢献してこなかったと言われても致し方がないでしょう。

なんと米国における自動車輸出全体のうち約50%は、日系メーカーが占めているのです。

一方、日本に輸入される米国車は無関税で、逆に日本からの対米自動車輸出には2・5%の関税が課せられています。

現時点での2カ国間協議では、25年かけて米国の関税を段階的に引き下げていくという合意がなされています。

今後、トランプはTPPを蹴った以上、日米FTAの2国間交渉を呼びかけてくるでしょうが、こんなていどの認識で日本との貿易交渉をするUSTRもお気の毒です。

トランプは外交・通商交渉をディール(取引)だと思っているといいます。

ならばけっこう。こちらにとってもディールですから、真正面から反論して馬鹿な言い草をさせないだけです。
 

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コメント

私も「なんじゃこの30年以上遅れた考え!」と苦笑いしながら観ておりました。
85年のプラザ合意で日欧がアメリカ助けるためにあれだけやったのに(為替急変動でパニックになるほど)、その後も日本でちゃんと売れるようなクルマ造りをしてこなかったのがビッグスリー。こっちは関税もゼロですし。マスキー法の頃から半世紀もいったい何をやっていたのでしょう?
唯一フォードだけが出資していたマツダと提携してオートザム店展開してましたけど。。売れるのはマツダ製フェスティバとレーザーのみ。

欧州フォードは状況が違いましたが、あれは設計からして英国ですからね。事情が大分違います。
フォーカスなんかなかなかいいクルマなので、右ハンドルの英国仕様をそのまま販売チャンネルに乗せればけっこういけたんじゃ・・・と、実際にやったけど売れませんでしたね。。だって高いんだもん。
Kaなんてナメた造りのクルマもありましたな(笑)

輸出に力を入れてる仏ルノーでさえ日産を傘下に納めて全国展開しても、ドイツ車みたいには売れませんからな。日本市場が特種といえば特種。輸入車が全部悪いわけではないのは明らか。
バリュー/コストと品質で日本車がアメリカを席巻し、後に韓国も続いてるんだから筋違いもいいところ。

トランプですから、とにかく貿易赤字相手国にはとにかく喧嘩売っとくスタイルみたいですね。
今後も注目です。

大統領選の暴言や傍若無人な振る舞いも
就任までのパフォーマンスだと信じて疑わなかったのですが、
見事に期待を裏切られました。(^^)
ある意味ぶれない人なのかも知れません。
しかし日本に対する言いがかりは甚だしいですな。
この人の日本に対する認識って、バブルあたりで停止してるようですね。
大体、アメリカ車が日本で売れないって文句言う前に
作ってるGMやフォードに言えよって話です。
ドイツ車なんて街中で見かけない日がないくらい走ってるのに。
かつて日本車キラーと期待されたネオンなんて車もありましたが、
いつの間にやらフェードアウトしてますしね。
(値段は安いが燃費は悪いわ、エアコンも付いてないポンコツだったとか)

あのアップルでさえ最新のiPhone7では日本市場を意識した製品を出してます。
売れないと嘆く前にどうしたら売れるかを考えるのが
まっとうな商売人の考えだと思いますがね。

まあ、もともと不動産屋の大統領と、ユダヤの金融屋に石油メジャーの親玉なので、経済といいながら、製造業の複雑な調達システムなんかマジでわかっていないという面もありますが、ある程度分かっていて、それでも譲歩(対米投資増額)が引き出せればもうけものというふっかけである可能性もあります。
ツイッターも、暴言のように見えて結構練りに練ったものであるとすれば、計算ずくで言っている可能性もあります。
この辺が、結構いやらしい所で、ビジネスマンというより、セールスマンであり、安く買いたたいて高く売りつけるという哲学に徹していると思われますね。だから、話半分で落とすのではなく理詰めで押し込む交渉しないといけない相手ですけど。

トランプ大統領の最大のアキレス腱は、ロシアとの関係のスキャンダルが浮き出てくることでしょう。だから必死でインテリジェンス関連の首のすげ替えやってますが、一歩間違うと命取りになる可能性ありと思います。

ネオン(笑)、あったあった!
あくまでクライスラーブランドを隠して派手にマーケティングしたけど全く売れずひっそり消えましたね。

あの中身とデザインで売れると思っていたのかよと!


ちなみに、バブル末期にはけっこう売れたプジョー405なんかいいクルマで日本でもウケるシンプルなデザインでしたが、10年経たずにほとんど見なくなりましたが、湿気の多い日本の夏には常用されるエアコンが致命的に壊れやすかったのが原因だそうです(某マニアからの情報)。
まあベルト類の仕上げが見るからに悪く交換期限が1万キロ程度でした。
306で多少マシになり、日本車並になるのは307CC当たりからです。

って、なんかクルマ話ばかりになっちゃってすいません。
まあ、そのバブル期や以降の日本市場の大チャンス間でさえビッグスリーは無策でした。

お久しぶりです。

トランプ大統領の演説、わかり易くて良かったと思います。英語が大の苦手で、何度チャレンジしてもモノにならなかった私が、この年にして、「何とかなるかも」と、つい思ってしまうくらいでした。

そうですね、語りかける対象がこれまでの大統領と違っているのです。だから、掲げる施策もとにかくわかり易く表現しようとしているのだと思います。

メキシコとの国境の壁とは、要は不法移民、つまり密航者の流入を防ごうとするもの。自動車産業を題材にした主張は、米国内の雇用を増やし、働くことによって生活を向上させようとするものです。ごく普通の施策です。

同じブルーカラーを対象にした 日本共産党なんかは、大企業や金持ちからもっとお金を巻き上げろ、の主張、つまり"働かなくても平等を"ですから、トランプ大統領の主張はより健全だと思います。

また、イスラムへの対応で世の中を分断していると、とか言われてますけど、イスラム過激派のテロ対策が中心です。

共産主義の思想に階級闘争があり、暴力革命、そしてプロレタリア独裁という考えが原理としてが組み込まれている以上、自由社会として、左翼・共産主義政党を警戒するのは当然のことです。

同じように、イスラム教にはジハードの思想があり、なによりもイスラム国家は原理的に他の宗教を認めていません。仏教やキリスト教などは、イスラム教を含む他の宗教との共存が可能ですが、イスラム国家は原理的に共存できないようです。ここが決定的な違いですから、当然、警戒対象となるのだと思います。

つまり、自由社会のただ一つの制約は、"自由を壊す自由はない"です。自由社会のリーダーとしての米国の大統領として、至極当然の主張に思えてきます。

品のない人ではありますが、なってみると段々と理解が進んできます。そして、いつの間にかトランプ支持者になっていきそうです。

> 日米メディアのトランプ・バッシングは、かつての安部第1次政権、麻生政権、あるいは中川氏に対する卑劣な攻撃を思い出させて既視感すら出ますね。

 ナルホドですね。

> 特に80年代にすさまじいジャパンバッシングに遭遇し、国家間関係にすら影響を与えました。

 あのころを思い出します。デトロイトの労働者がハンマーで日本車を打ち壊している写真が出ておりました。

> 86年には米国内生産の日本車の12%でしたが、それから10年後の97年には64%に達しています。

 相当な努力をしたのだと思いますね。
 
> トランプはたいそう貿易赤字に神経質ですが、米国産日本車は米国の有力な輸出武器です。

 米国内の日本メ-カ-製の自動車は日本への輸出、或いはその他の国へも輸出しているという事でしょうか?

> 自動車先進国の輸出比率は、仏71.2%、独60.4%、英55%等といずれも50%以上であるのに対し、日本は減らす政策を取っているために41.5%と減少傾向にあり、米国はさらに低くわずか 9.9%にすぎません。(97年自工会)

 かつて日本は輸出頼みの貿易経済でしたが、今や様変わりしたのですね。日本で造りそれを輸出するのが日本経済のためには良いのですが、それも諸事情でかなわない時代になってしまったということですかね。ということは、日本がグロ-バル経済では優等生であるということなのかな。

> 努力をしなさい。売れる車を作れ、それしかいいようがありません。

 そうなんだと思います。

> なんと米国における自動車輸出全体のうち約50%は、日系メーカーが占めているのです。

 すごいです。日本へも輸出されているのでしょうね。どの車種なのかな?

> トランプは外交・通商交渉をディール(取引)だと思っているといいます。

 トランプさんの見当違いなのでしょうか。まさか現状以上に、この分野でディ-ルができるとは思っていないでしょうね?

 今日の記事を読んで、現地生産をするグロ-バル企業のことについて考えておりました。グロバル-企業とその企業が投資した国(現地生産)の経済の関係です。

 まだ経済をあまり知らない頃は、日本企業が外国に進出しそこで生産を順調に行えば、それはすなわち日本の富(利益)になるという考えでおりました。会社のあげる利益がすなわち日本国家の利益になると思っていたのですね。

 しかし、経済を少し知るようになると、それは誤った考えであることに気付くわけですね。中国が何ゆえ経済大国になったかを考えてみますとそれが良く分かるのです。日本のある企業が中国現地に製造会社をつくり現地生産をする場合のことを例として考えてみます。

 日本企業の現地法人は、中国で生産工場を造ることでまず、工場にかかる固定資産税がかかる筈です。これは中国へ支払いますね。次に、この法人に利益が上がれば法人税を納めることになりますが、これは中国政府に支払うことになります。さらに、現地の中国人従業員への給与があるのです。この、税金と従業員給与を合わせるとすごい額になる筈ですが、これらはすべてが中国の富(利益)となるのですね。これが中国が発展した理由だと思われるのです。

 法人税は中国政府へ支払えば、日本政府への法人税支払いの義務はないということですので、これでは、日本には税収という点でなんのメリットもありませんね。

 これは、トランプさんが指摘するグロ-バル企業への不満なんだと思います。これは、私も同感できるのですよ。グロ-バル企業は会社として利益が上がるが、アメリカという国には利益をもたらさないのです。これは、トランプさんの言動が必ずしも間違っているとは言えない理由なんでしょう。彼は、アメリカ企業が現地生産をしてアメリカに製品が輸入される段階で関税をかけるというのですが、アメリカの国家としての利益を考えるのであれば理解できますね。

 なにしろ、こんな事態は史上初めてのことではないでしょうかね。日本も中国との関係ではまったく同じ立場ですので、今後どのような展開をするのか注視していく必要がありますね。

アメリカ人が買わないモノを何で日本人が
買うんだ?(笑)
なんてこと言ったら終わりなのですが(笑)
日米貿易摩擦の頃トヨタからGM製の
「キャバリエ」なんてクルマもありました。
トヨタの販売力を使っても売れませんでした!

でもホントのとこトランプさんそこんとこ分かってるかもかも(笑)
日本を叩いた方がウケるからね。


以前にも、自動車産業に関してはコメントしたことがありますので、今回は少しだけ。


おうトランプよ、そういうことはフォードが日本から撤退する前に言えや。
買う買わないの前に、そもそも売るつもりが無いだろうが。


……いや、ホント。今更何言ってんのって感じですわ~。

これは、親ビンの米国内向けのコトバでしょう。「俺が
大統領になったぜい。支持をくれた手前どもよ、日本に
こう言いたいんだろ! 日本は不公平だー!!! と」
「どうだ、言ってやったぜい。これからも支持しろよー」

小池さんの「豊洲だめだめだめなのよ~まだまだまだ~」
と同じです。政治支持基盤が軟弱なので、本人達も合理
的にはコレってマズイよねとは知りつつ、ギリギリまで
政局の為に引っ張るつもりなんじゃ? ポピュリストの
ツライところです。

もちろん、外圧を掛けないと内部からは変わらないと
いう日本のムラ組織の事は先刻承知なので、ガツン!と
やったとも言えます。開国を迫るペリー提督みたいに。
「泰平の眠りを覚ます虎譜 たつた四回で夜も眠れず」

でもまあ一般消費者目線から見て、日本の軽自動車優遇
とか、オクタン価90のガラパゴスレギュラーとか、酷い
二重課税で米国の2倍程もするガソリン価格とか、酷い
自動車税等や過剰車検制度で、クルマの維持費が高過ぎ
るのは事実で、高価で大型の米国車ならなおさらです。
クルマ所有者なら、親ビンがこれら官規制を壊してくれる
のなら歓迎です。

モーターサイクルでも、昔は大型免許を事実上取らさな
いようにしていたのを、ハーレーダビッドソンやBMWが
外圧となり、公認教習所でも取らせるようにした。高速
道路の二輪最高速度も80kmからクルマ並の100kmに変更
され、高速道路での二人乗りもできるようになりました。
その結果それら外国製の大型バイクは、バカ売れしてい
ます。(絶対数はクルマよりず~と少ないけど)

米国ではEVテスラがテイクオフしそうだし、往年のアメ
車ファンも多い日本にとって、親ビンとのガチンコディ
ールもいいのではないかと? 一番困るのは当局なので
あって(弱いしヤル気なし)、規制緩和されれば私は嬉し
いのですが・・私はコレを親ビンに望んでいたのですから。

さて防衛問題はいかに?

今日の記事も具体的な数値などの説明で勉強になりました。
アメリカで日本車がたくさん製造されていたとは知りませんでした。

テレビの某コメンテーターさんが言うには、
日本車叩きを俺様(トランプ大統領)がやってやるからお前ら(自動車三社)は俺様の言うことを大人しく聞とけ!
といった懐柔策の1つではないか。

韓国で反日を叫ぶと民心がまとまるようなものと似ているのかもしれません。
就任反対派が多い中、国外に敵を作り、国内を束ねる方法でしょうかね。

また、一説によると30年位前にトランプさんがドン底の時に日本企業などに買収や資金援助を持ち掛けたがどこも相手にしてくれなかった。
この時の恨みが今の日本叩きにつながってる部分もあるとか。


今後の動向に注目ですね。

最近はトランプ情報追っかけしています。
今後の経過が楽しみですね。

トランプさんの言ってる事を聞いている分には「何が欲しいのか」、ストレートには全然分かりませんね。

ueyonabaruさんの言うように「グローバル企業への警告」めいたものだろうし、それはまたアホンダラ1号 さんが言うように「米国内向けのコトバ」なのだと思います。
ですが、無茶苦茶なそれら主張でも、ベーシックな方向性を示す事にはなっているのだろうと思うのですね。

トランプさんってのは自分の能力を万全とは考えていず、その点では決して「独裁者」ではないし、今後のあり方はこれから周囲のスタッフにおいて、それに「肉付け」されて行くのだろうと思います。
その線で考えると、政権の重鎮ピーター・ナヴァロ氏やウィルバー・ロス氏なんかの年来の主張の方に重きを置くべきかと。

あるいは本記事の問題点とは直接には離れるかもしれませんが、彼らの指摘する貿易上の問題点は、日本に対しては「消費税問題」、中国に対しては「後進国優遇問題」で、メキシコに対しては「付加価値税問題」ですね。
これらはWTOでも国際的にも認められたものですが、いづれも米国に対しては事実上関税機能を果たしています。
一方、米国の場合、連邦国家として付加価値税導入はこれまで見送らざるを得ませんでした。

ここに非対称性が存在し、TPPなんぞ結んだ日にはなおの事、日本の「消費税」に手を入れられなくなりますし。
日本の輸出業者は消費税還付(リベート的なものと解す事も可能)制度などを通じ、米国の輸出業者よりも有利なのも事実。
メキシコ進出を断念しないトヨタが、代わりに一兆円の投資を決めましたが、それでもトランプはいい顔しませんでした。
メキシコは米国製品に信じられない高関税(付加価値税)を掛けてますからね。

結局のところ「関税問題」に収斂されてくるのではないのかなぁ、と思います。
まぁ、よくわかりませんけど。


アホンダラ1号さん
 クルマの規制や税金絡みで日本ガラパゴス的なのいろいろありますね。
 軽自動車の税制は日本車優遇といわれても弁解の余地がない、TTPの時にも問題の対象になるような話もありました。
 欧州も日本車排除の為の規制がエグイようですし、私の浅い知識でも米国が現状は最も規制による対外障壁がないのかなとは思いますね。

話が逸れますが先週の未来世紀ジパングという番組で

トランプさんが去年、キャリアという空調会社のメキシコへの工場移転を税金の優遇をすることで中止させました。
雇用が守られたと従業員は大喜び。

一方、移転先だった場所を取材するとキャリアのメキシコ工場は稼働していて、まだ従業員も募集中。
実際のところは移転中止ではなく、浮いたお金でアメリカ工場を存続させたが正しいようです。

一企業とこのような取引が許されるのか疑問なところですが。

日本のカップ麺のマルチャン、アメリカの工場で製造しメキシコへ輸出。
徹底的なコストダウンを図り1食40円、1食150円のタコスを抑えメキシコの国民食に。
NAFTAが廃止や見直しになると関税対象の可能性もあり、その場合は値上げ売上ダウンか、メキシコで現地生産かと頭を悩ませているようでした。


アメリカ人は建設業や農業の職を嫌い、これらは移民労働者によって支えられてはいるが労働力は慢性的に足りていない。

国内雇用の確保とはアメリカ人が働きたがる職種のことを指すのでしょうかね。

×米国が現状は最も規制による対外障壁がないのかなとは思いますね。
○米国が規制が現状は最も公平なのかなとは思いますね。

 話はそれますが、例えば、VWディーゼル車が米国で排ガス規制の不正で摘発されましたが、EUではではディーゼル車が優遇されていて同じものが適正。そのせいでパリの大気汚染濃度は北京や上海並。
 それで出来た新排ガス規制は日本が得意なHVを排除する、PHEVを実力に合わないほど優遇する規制って、バッカじゃねーのメルケルさん。(クラッシャーさんお借りしました。一度、使いたかった。)
 トランプさんの方がまともに思えます。

何かトランプ大統領が就任して、メキシコペソの対ドルレートでドル高ペソ安、ペソは大暴落してしまいましたw
つまり、生産拠点をメキシコに移したほうが、米国企業にとっては美味しいわけですね。
しかし、トランプは自分の支持者に雇用があればあとは何でも良い、という、支持者への論功行賞を優先しているようで、ああ、この人は指導者の器じゃないんだな、と再認識しました。
カナダなどからパイプラインを引く事業も、自分を支持してくれた炭鉱夫たちへの就職活動支援の意味合いも強いようですし、経済重視というよりは、親分が子分に分け前を与える感覚で、大統領令を乱発している気がします。
アメリカのためでもなければ、国民のためでもない。自分の支援者にちやほやされたいだけなのかもしれません。

また、メキシコが壁を作る費用を払わないなら、首脳会談はしないほうがいいとかツィッターで呟いてしまいました。
これ公式文書として残るんですが、この人余り良く考えないで好き勝手言っている気がします。

ただトランプ政権は、台湾をダシに中国に交渉を持ちかけようとしています。
しかも国家通商会議代表に、対中強硬派で「米中もし戦わば」という著書まで記しているピーター・ナヴァロ氏を指名していたりします。
米国優先主義、という事は、世界中の国々に一対一で交渉を持ちかけるということなのでしょうね。

それと、輸入関税って、輸入する側が支払うんでしたっけ?
このへんややこしくて整理ができていませんが、たとえば、

トヨタが、米国に輸出し米国トヨタが輸入するなら米国トヨタが支払う。
○○販売と言う米国の自動販売会社がトヨタ車を日本のトヨタから直接購入し輸入した場合は米国販売会社が支払う、でしたっけ。
そして関税が上がって支払ったぶん、値段がつりあがる。
結局、米国の消費者が関税上がった分を支払うことになりませんかこれ。

あれ、これだと結局米国が損しているような気が・・・
せっかく対ドルでペソが下がってるならメキシコで作って、安く仕入れて、安くアメリカで提供したほうがたくさん買ってくれるし、その利益で雇用も増やせるのでは、と思いましたがどうなんでしょうね。
トヨタは米国での車の価格が上がって売れなくなるので不利かと思いきや、既にトヨタは生産を米国で行っており、メキシコでの生産量は日産のほうが多いと聞きました。

・・・トランプ大統領って、ここらへんの所はどう考えているんでしょうね。

外国で安く品物を作っても、アメリカ国内で雇用がなければ、アメリカ人には安い品物を買う金さえ無い。
だから、目先だろうがなんだろうが兎に角アメリカ人に金を持たせて、購買意欲を高めなければ。

トランプ大統領の考えは、そういう事でしょう。

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