• 20250122-034332
  • 20250122-034624
  • 20250121-022941
  • 20250121-025750
  • 20250119-145554
  • 20250119-142345
  • 20250119-142345_20250119150101
  • 20250119-150249
  • 20250119-152051
  • 20250117-013132

« 安慶田副知事、辞任か? | トップページ | 日曜写真館 風車のある風景 »

2017年1月21日 (土)

安慶田副知事疑惑 第三者委員会で調査しろ

048
翁長氏県政が大揺れしています。 

翁長氏の「盟友」にして腹心の安慶田光男副知事が、県教員試験の斡旋疑惑と教育庁人事介入疑惑が持ち上がっています。 

当人は知らぬ存ぜぬと言っているようですが、疑惑は単に教員採用試験の斡旋疑惑に止まらず、県教育庁人事への介入疑惑にまで拡大しています。 

篠原章氏は、宮古島市長選で共産党候補がなったことに対する社民党・社大党による警告、ないしは報復説を紹介し、やはり「オール沖縄」内部で分裂が開始されたのではないかとする説を述べられています。(欄外参照)

琉球新報(1月20日)です。 全文は欄外を参照ください。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-430233.html

「複数の関係者によると、14年末ごろ、安慶田副知事から県教育庁の職員に対し複数の名前を挙げ、庁幹部に据えるよう依頼があったという。
これを受け、15年1月ごろに内部で緊急会議を開き「庁内幹部の人事は教育委員会の権限であり、副知事の権限ではない」として、依頼を断ることを決め、安慶田副知事に伝えた。
また15年末から16年初めにかけても登用依頼があり、同様に依頼を断ったとみられる。関係者の1人は「ここまで圧力をかけるのかと思った」と証言した。」

Photohttp://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/80620 

教員採用試験の斡旋疑惑だけでも充分に致命的ですが、人事権を持たない独立行政機関の人事に、14年末、15年待つから16年初めに複数回権限外の人事介入をしたのなら、職権濫用を問われても致し方がありません。 

しかも今回は無責任な週刊誌の記事などではなく、県職員による内部告発事案です。 

告発によれば介入があった年も明らかにされており、その時点で教育庁内部で幹部会議を開いて拒否したことまで詳細に述べられているわけで、極めて信憑性が高い証言だと思われます。

沖タイはこの職員からの聞き取り資料を持っているはずですから、早期に紙面で開示すべきです。 

しかも、教員採用斡旋疑惑と違って、ひとりの職員が応対したのではなく、教育庁として対応して幹部会議までされているわけですから、この事実を知り得た県職員の数は相当数に登るはずです。 

通常の行政機関の幹部会議は議事録が残されるはずですので、文書として残っている可能性も高いと思われます。

Photo_2http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/80472 

一方翁長氏の態度はとんだお笑いです。

危機管理においてもっともやってはいけない初動ミスを犯しました。

翁長氏の発言です。http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/80645 

「沖縄県の安慶田光男副知事が県教員採用試験や県教育庁の幹部人事を巡り、県教育委員会の方針に介入した疑いがある問題で、翁長雄志知事は20日の記者会見で「安慶田副知事に確認したところ、県教委への働きかけを行った事実はないと聞いている」と述べた。安慶田副知事の進退には「副知事を含め、職員を信頼することがベースにある」と述べ、辞任に否定的な考えを示した。
平敷昭人教育長も、県教委が18、19日に独自調査をしたとして「副知事から働きかけの事実はないという返事を得ている」と強調。「この確認でこれ以上のことは考えていない」と述べ、調査を打ち切る考えを示した。
 知事は安慶田副知事に関する一連の報道を受け「県民にも心配をかけているのはたいへん残念。県民に疑念や誤解をいだかれることがないよう適正に対応したい」と述べた。」
(沖タイ1月21日)

翁長氏には失礼ながら、この人はしょせんただの田舎政治家にすぎないと思いました。

翁長氏は調査をしたのは腹心に、「おい、お前ほんとにやったんか」と聞いただけだと言うのですから、失笑します。

危機が起きた時にまっさきにするべきは、調査をする旨の確約を万人の前で宣言することです。

すなわち、押し寄せるメディアの前で述べるべきは、「やっていない」などという戯言ではなく、いつまでと期間を切って、どのような形で疑惑を調査するのかの手順を示し、その調査結果が上がり次第報告すると約束することなのです。

とりあえずは、約束だけでいいのです。

自分は信頼しているとか、やっていないと思うなどというのは、ただの自己保身か主観にすぎません。

こんな余計なことは、一切言う必要がありません。というか、言ってはいけません。

言えば、予断をもって調査するのだなと思われます。

この危機対応の初動において、絶対にやってはいけないのが、この客観根拠なき全否定と、それを以てして「もう答える必要はない」という居直りです。

翁長氏はこのやってはならないことを同時に犯しています。

この人は中央政界で、舛添氏や蓮舫氏がどこで躓いたのか見ていなかったようです。

Photo_3
彼らはやったことそのものではなく、己の疑惑に対して解明する誠意を放棄し、ただやみくもに潔白を叫んだために、かえって国民の反感を買ってしまい、それが彼らの政治生命を短くしたのです。

これは飲食店や製造メーカーの不祥事でも一緒です。

調査してお答えすると言うのは上策、ただ謝るのは中策、居直って全否定するのは下策です。

翁長氏のように、居直った上に調査打ち切りを宣言するのは、下の下です。

まぁこの人は、権力の監視装置の役割もある地元メディアは大応援団ですから、いままでさんざん自分の息のかかった者を県の外郭団体要職に据えても何もいわれませんでした。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/06/post-7532.html

Img53e43f92b3d64

地域大型プロジェクトを腹心の企業に回そうと、自分は平気で「新基地建設」をしようと、メディアは黙って見過ごしてきました。

このようなメディアと県政の度を過ごした癒着が、翁長県政の特徴のひとつでした。

こんな県政の私物化が許されると錯覚するような環境で知事稼業をしてきたのですから、副知事がちょっと教育庁人事にクチバシを突っ込んだくらいで騒ぐな程度の認識だったのではないでしょうか。 

翁長氏はこう思っているはずです。 

「居直ればメディアはこれ以上追及しやしないさ、それよりオレをチクったのは誰だ。たぶん社民か社大だろうが、叩きつぶしてやる」程度の認識だったのかもしれません。 

ただし沖タイは翁長を見限ったようで、追求をやめる気はないようです。 

今日のコラム大弦小弦はこう書きます。 

「▼対する副知事は疑惑を全面否定し、「僕の揚げ足を取って、蹴落とそうという人の謀略だろう」と反論する。疑惑が事実なら辞職することを明言しており、そうなれば翁長県政の屋台骨が揺らぐ
▼証言通り、足もとを滑らし、一線を越えてしまったのか。あるいは、本人が主張するように「揚げ足」を取られたのか。いずれにしろ真実は一つである。ここは、県教委と副知事の双方に丁寧に説明してもらうしかないしかない」
 

まことにそのとおりで、初めて沖タイと意見が一致しました(笑)。期待しないで追加調査報道をお待ちしています。 

いずれよせよ、これによって翁長知事には自浄能力がないことが、白日にさらされました。

疑惑調査チームが必要です。

その調査チームの条件は以下です。
第1に、
知事のお手盛り人事ができないこと。
第2に、調査手腕を持つ、ひとりではなく複数の専門職。
第3に、この事案に関して一定の強制権を与えること。

県議会は、翁長氏がいみじくも言うように、「県民に疑念や誤解をいだかれることがないよう適正に対応したい」なら、早急に第三者機関を設置するように求めるべきです。

翁長氏の調査打ち切りと、居直りを許してはなりません。

                                    /////////////////

■篠原章氏ツイッターより引用させていただきました。いつもながらの鋭い分析です。ありがとうございました。
https://twitter.com/akiran0723

「まずは経緯を時系列で並べてみよう。

(1)1月9日、翁長知事、宮古島市長選挙の応援のため宮古島入。宮古島出身の安慶田副知事が音頭をとり、「オール沖縄」の選考委員会が選んだ社民社大系・下地晃候補ではなく、共産系宮平一夫候補を応援。社民社大の支援者から「裏切り」との声があがる。」

「(2)翁長=安慶田の裏切りに、社民社大系が憤慨したのか、1月12日、平和市民連絡会(社民社大系)の北上田毅氏(本土出身)が、高江の警備費を不法に支出したとして、県警に約860万円を請求・賠償するよう翁長知事に求める住民訴訟を那覇地裁に起こす。」

「(3)この訴訟に動じる気配のない翁長=安慶田体制を窮地に追いこむため、社民・社大系のリーダーが、シンパの県庁職員から入手した今回の教員採用試験口利き・人事介入問題を沖縄タイムスにリーク(?)。全国メディアが注目するに至る。」

「昨年来、時には共産、時には社民社大、時には自民といった風にぶれつづける翁長=安慶田体制を「オール沖縄」の構成団体はもてあまし気味で、社民社大系山城博治氏逮捕の影響もあり、とくに取り残された感のある社民社大系支援者の翁長=安慶田体制に対する不信感は高まっていたことは事実。」

「「選挙」に最大の関心がある翁長知事の立場に立てば、票を減らし続けている社民・社大より、票を増やし続けている共産のほうがはるかに魅力的だから(昨年の県議選では、共産の票が社民社大を大幅に上回った)、知事は社民社大をある程度見限った疑いもある。」

「つまり翁長知事の側には綻びが目立ち始めた「オール沖縄」に依存しなくとも、共産党だけで十分「選挙に有利」という判断が生まれつつあるのではないか。経緯を総合すると、今回の安慶田問題は、社民社大系の知事に対する不信感を土台とした「オール沖縄」の分裂を意味するという見方が成り立つ」

「もっと穿った見方も複数ある。安慶田副知事が自民党の二階幹事長に取り込まれつつあり、政府により有利な形でことが進む可能性も出て来た。共産党の圧力か翁長知事の判断かは不明だが、ここで安慶田副知事と二階幹事長との関係に楔を打ち込む必要が生じたのではないか、という見方がその一つ。」

「もう一つは自民党による陰謀説。翁長知事を統制しよう二階幹事長が安慶田副知事との関係を深めたが、裏切られることのほうが多く、知事をコントロールできなかった。政治的スキャンダルで安慶田副知事を無力化し、翁長=安慶田体制を弱体化しようという自民党による陰謀だという見方」 

■琉球新報(1月20日)
「公立学校教員候補者選考試験(教員採用試験)で特定の受験者を合格させるよう働き掛けた疑いが持たれている安慶田光男副知事が、県教育庁の幹部人事でも複数の人物の名前を挙げて登用を依頼していた疑いがあることが19日、複数の県教育庁関係者の話で分かった。
関係者によると、依頼があったのは安慶田氏が副知事に就任した直後の2014年12月から翌年1月ごろと、15年末から16年初めにかけての2回とみられる。
依頼について、内部で協議し「副知事にそのような権限はない」として応じなかったという。
県教育長を除く課長級以上の幹部人事は県教育委員会が決定するため、登用依頼は副知事の権限を超える行為に当たる。安慶田副知事は同日、記者団に対し「やっていない」と、強く否定した。(略)
複数の関係者によると、14年末ごろ、安慶田副知事から県教育庁の職員に対し複数の名前を挙げ、庁幹部に据えるよう依頼があったという。
これを受け、15年1月ごろに内部で緊急会議を開き「庁内幹部の人事は教育委員会の権限であり、副知事の権限ではない」として、依頼を断ることを決め、安慶田副知事に伝えた。
また15年末から16年初めにかけても登用依頼があり、同様に依頼を断ったとみられる。関係者の1人は「ここまで圧力をかけるのかと思った」と証言した

 教育委員会は公正中立を保つため、首長からは独立した行政委員会として設置されている。
県教育庁総務課によると、教育庁の課長以上の人事は、県教育委員会規則に基づき、総務課で取りまとめた案を教育委員会会議で協議し決定する。
 教育長の人事は、14年の改正地方教育行政法で教育委員長と教育長が統合され、首長が任命する。」

« 安慶田副知事、辞任か? | トップページ | 日曜写真館 風車のある風景 »

沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

普通の日本人にはどうでも良い話。

また始まった「山本」の一行ディスり。
カンケーないなら、来るなよ。読むなよ。いれるなよ。

また1行バカがきたのか。

普通の日本人以外にはどうでもいい話の間違いだろ。キミみたいなね。

どうでも良い?他県人ですが、以前地元の隣県大分県で教員採用試験の不正(大分大学教育学部等も絡む大規模な物)が有りました。
実家から大分そこそこ近く、本当はゆゆしさ問題だと思いますが「田舎の公務員採用の実態などこんな物、バレて報道された方が凄い」と思い、一方中央のマスコミの大騒ぎ見るにつけ関西在住の立場から「地方と都会の温度差」を意識してしまいました。

大分と沖縄の田舎度?はよく解りませんが、当時の大分の地元の冷めた意見知る立場としては、沖縄の方の関心度どんな物かなぁ?って思ってしまいます。

言っていることと反応が真逆で支離滅裂。分かりやすい、荒らしですね。

 沖タイは、もともと何かしらの脅しとか宮古市長選の報復のつもりだったのか、それとも翁長知事までを狙っていたのか分かりませんが、翁長知事は”開き直り”か”捨て鉢”か、安慶田と一蓮托生の道を選んだのしょうね。


Siさん
>沖縄の方の関心度どんな物かなぁ?って思ってしまいます。
私も気になりますが、よく分かりません。
 本日は沖タイはヘリ不時着を差しおいて1面大見出しで全面抗戦の気配。
 それに対して、地元TVが基地関連で常套手段とする”県庁周辺での市民インタビュー”報道は見ていません。

umeさん
>安慶田と一蓮托生の道を選んだのしょうね。
明らかに焦って沖タイを沈黙させる前に最悪の一手を打ってしまったあたり、知事が完全に副知事に依存してるという事と政治家としてのセンスが0なんだという事を証明してしまった気がします。

個人的には今回の口利き疑惑よりも重大な問題が明るみになってしまったなと感じています。

上記のコメントに名前入れ忘れました。
すいませんです。

大分県の不祥事では教育委員会側も相当数の処分者を出し、不正な合格者の取り消し、不利な扱いを受けた人には損害賠償も行っています。
今回の沖縄の場合、大分以上の左翼色の強い地域で教科書採択のごり押し、裏給与と何かと問題のある地域です。
今回の告発。俺たちは口利きをされただけと言っていますが、本当に何もないのでしょうか。

以前も書きましたが、佐賀の陸自基地の攻撃ヘリ、輸送ヘリ等はほぼ毎日実家上空を飛んでおり今回みたいな不時着もたまーに有りますが三面記事にちょっと、自国軍と他国軍の違い有っても、墜落ならまだしも県幹部の疑惑を押しのけてトップ記事とは???

大分の不祥事は近隣で身近でも他県なので何だか他人事って感じでしたが、私自身も本来もっと関心持つべき事に無関心過ぎた?と考え直しました。
沖縄でも同様な無関心の結果ume様ご指摘の報道内容になっているなら、一連の騒ぎは沖縄の方だけが無関心で左翼活動家を呼び込んでいるんじゃ無さそうですね。

尚、大分は未だに社民党しぶとく、吉田社民党主は県庁労組出身です。

今回のAH-1の件は皆さんもメディアも不時着という言葉を使っていますが、私は予防着陸と捉えています。前回のオスプレイは不時着ですね

タイトルと関係ない事で申し訳ありませんが、書き込まずにはいられない!稀勢の里が遂に、初優勝です。おめでとうございます!

スレ違いすいませんが、

稀勢の里初優勝、誠におめでとうございます。

篠原章さんって、さすがですね。敬服します。
観察眼もそうだけど豊富な情報源もお持ちのようで、有り得るすべての可能性と、実際に各選挙事務所で言われている事の全てを網羅しちゃってるようで。おそるべし(拍手)。

もし翁長氏が最初から下地晃氏を支援していたら、最下位はブッちぎりで奥平一夫氏で決定でした。
我々、現市長支持派が最も警戒したのはまさにその点で、選挙戦当初の主敵はさながら下地晃氏でした。
当初の下地晃氏には「勢い」があり、医師という職業柄のクリーンなイメージ(大間違いですが)があった。
これらは現市長には無いもので、私たちにとって非常に危機的状況だったのです。
そして、その絶望的な位置から救ってくれたのは、奇しくも翁長氏の「奥平支援」判断だったのです。

この事について事務所では、「知事の良識の判断」という事にしています。
私は下地晃氏の地元だし、別にわざわざ探す必要もなく、この方の女性スキャンダルは一通りでなく相当に問題がある。
とても市長職をまっとう出来るレベルじゃありません。
現職としては戦い方も問われるので、自ら対立候補のスキャンダル暴きを積極的にやると墓穴を掘りかねません。
だから知事の判断は、実に「知事としての良識を働かせたものだった」と、事寄せてます。

実際のところ、革新内部で起こっている事は篠原氏の言われる説に非常に近いと考えられ、綱引きと利権の動向は今後ますます目が離せません。
そこには常に「市民」は無いし、「自衛隊誘致問題」の是非すら皆無なのですが。


内部抗争はどこの組織でもあるのでしょうが、つくづく思うのは、学生運動が熾烈な内部抗争で先鋭化して最終的には浅間山荘事件を引き起こして自滅していったように、結局左翼系の運動は、どこかで同じ道をたどってしまうのかと言うことです。いつか来た道を延々回り続けているだけの人たちと言うこtろでしょうか。

一宮崎人様
私もそれを感じていました。
政治とは、ある意味妥協の産物であります。
しかるに沖縄左翼の主張は、無条件基地撤去とか、最高裁の判決なんて関係ないとか。自己主張の塊のような人たちです。チョット主張が違えばつぶし合うのは目に見えています。旧ソ連、中国、カンボジア、北朝鮮と共産主義者の国民に対する弾圧は毎度のことです。
そんな国を礼賛する沖縄左翼。沖縄自体異常な言論空間ですね。

現職が当選しましたね、自衛隊誘致で決まり!

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 安慶田副知事、辞任か? | トップページ | 日曜写真館 風車のある風景 »