« 金正恩が送りつけたふたつのメッセージとは | トップページ | 日曜写真館 春が来たよ »

PKOを緊急に再定義しろ

Dsc_6144
野党は稲田防衛相の首が欲しいそうです。http://www.sankei.com/politics/news/170216/plt1702160004-n1.html

「民進、共産、自由、社民の4野党は15日の国対委員長会談で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報問題への対応が不十分だとして、稲田朋美防衛相の辞任を求める方針で一致した。」(産経2月16日)

率直に言って、稲田氏の防衛大臣としての能力はそうとうにナニです。

答弁もさることながら、この人は安全保障そのものが分かっているのかなという危惧すら感じます。

石破さんについて特訓するか、北朝鮮が緊張しているこの時期でなければ解任してほしいくらいですが、今の野党の政局欲しさの流れでは困ります。

問題の本質はなんなのでしょうか。日誌から「戦闘」と書かれた部分を廃棄処分したことでしょうか。

そんなことよくないに決まっています。後の検証ができなくなるし、政権の恣意で廃棄していい類のものではありません。

なぜ廃棄したのかといえば、カンボジア内戦の後に派遣された初めのPKOに合わせて「PKO5原則」を作ってしまって、いまや誰の目にもPKOは大きく性格を変化させているからです。

まずこのPKO5原則を押さえておきます。
PKO政策Q&A | 外務省 - Ministry of Foreign Affairs of Japan

①紛争当事者間で停戦合意が成立していること
②当該地域の属する国を含む紛争当事者がPKOおよび日本の参加に同意していること
③中立的立場を厳守すること
④上記の基本方針のいずれかが満たされない場合には部隊を撤収できること
⑤武器の使用は要員の生命等の防護のために必要な最小限のものに限られること

はいこのとおりです。いかに非現実的かお分かりになりましたか。

Photo_2

今の大規模武力衝突が起きているスーダンで、「停戦合意」がなされていますか?

野党ならずとも、南スーダンの「停戦合意」はとうに崩壊している見るべきです。

ですから、当該地域で住民の保護を真剣に遂行しようとすると、紛争の当事者になってしまいます。

いまや国連PKOは、かつてのような停戦監視といった中立性を喪失して、国際人権を保護しようとすれば必ず紛争の一方の当事者になるというジレンマに苦しんでいます。

今のPKOとは「平和強制」のことであり、すなわちかつて言われたPKF(peacekeeping force)平和維持部隊(軍)に変化しています。

ですから、当然「武器の使用は最小限に」うんぬんなどは机上の空語です。そういう縛りをかけたら自衛隊員に死傷者が続出します。

この状況を野党は当然のこととして、政府すら分かっているとは思えません。

皮肉にも唯一このPKOの変化をかなり前から指摘してきたのは、日本共産党だけです。

ただし共産党の既にPKO5原則は通用しないという批判自体は正しいのですが、彼らはいつもどおり分析は正しいが、誤った結論を出します。

この場合、「協力法違反の政府自民党打倒するぞぉ!9条を守れぇ!」となってしまうのが残念です。

PKOが変質したきっかけは、1994年のルワンダの80万から100万人が殺害された虐殺でした。
ルワンダ虐殺 - Wikipedia

Photohttp://hkennedy.hatenablog.com/entry/2016/03/08/15...

上の写真はそのときに撮られたものです。アップするのをためらいましたが、やはりする事にします。

このような虐殺・民族浄化を指をくわえて傍観してよいのでしょうか。

このルアンダにおいて、国連は徹底的に無力でした。

中立性の保持が縛りとなって、PKOの目の前で停戦が破られ住民が虐殺され続けました。

当時の国連は「紛争の当事者」になることを恐れて撤退します。

そして残された100万の住民は見殺しにされたのです。

この苦い反省から10年間以上の時間をかけて、今までの双方の武力衝突を分けて停戦を維持するという考え方から、積極的に住民を「保護する責任」という考え方が生れました。

かつてはカンボジアPKOが典型ですが、政治交渉の末に停戦したところで、中立的機関の国連が第三者としてニュートラルな武力を入れ、その状態を長続きさせ、和平に繋げる、という考え方でした。

この古典的PKOの際に生れたのが、日本のPKO5原則であり、その法的根拠がPKO協力法でした。
国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律 - Wikipedia

野党がよく「法律違反だ」と騒いでいるのは、この協力法違反だといいたいわけです。

この古典的PKOが成立する背景には、米ソ冷戦構造がありました。

いまのように米ソの重しが取れてそこかしこで噴出する民族対立や宗教紛争、果てはISのような国家を名乗る凶悪なテロリストの登場など予想すらしていなかったのでした。

ですから、PKOも受け入れ国があり、戦闘状態が終了した後の停戦監視といった範疇で考えられていたわけです。

ここが今と決定的に時代背景が異なる点です。

では、今なにもかも違ってしまい民族・宗教紛争が頻発する世界においてはPKOは不要になったのでしょうか?

いいえ、やはり今でも必要です。

ただし、PKOの重点はかつてのような停戦監視から大きく「住民保護」へとスライドしました。

もう少し考えてみましょう。だとしてもこの「住民保護」は本来、国際社会の仕事なのでしょうか?ここで私は「住民」という表現をしました。「国民」ではありません。

なぜなら、往々にして現代のPKOは建て前上は受け入れ国があっても、実態は国と呼べる仕組みがなきに等しいからです。

「住民の保護」は、主権国家の任務のイロハのイで、それができていないというのは既に5原則の②の当該受け入れ国が崩壊国家になってしまっているということです。

「参加に同意」も何も、事実上政府は機能していないのです。

そんな無政府的地域において、国家に代わって、「住民の保護」をしようとすれば、住民を守るための戦闘を覚悟せねばなりません。

好むと好まざるとに関わらず、PKOは「戦闘の当事者」となります。

では、こんなPKO部隊も傷つき、危険なものなど止めて、古典的タイプのPKOに戻ったらいいのでしょうか。

Photo_5http://www.huffingtonpost.jp/kanta-hara/child-sold... コンゴ内戦の少女兵士

そうしたらどうなるのかという実例が、コンゴ民主共和国にあります。
コンゴ民主共和国 - Wikipedia

国連は居ましたが、眼の前でこの20年の間に内戦において540万人が死んでいます。

現在の南スーダンはその隣国でもうひとつの中央アフリカ共和国は、このコンゴの悲劇の拡大現象です。

Photo_3http://www.sekiyu.net/page/the%20point/the%20point...

私は国際社会は、この新タイプのPKOを遂行し続けねばならないと思っています。

ただし、日本のような9条の縛りかあり、かつ停戦監視や兵站・工兵ていどの仕事しか担うことのできない自衛隊には出番はありません。

かけつけ警護などという国際警察活動のイロハのイを今頃新法を作って出来るようになったと大騒ぎする国にやるべきことは、スーダンにはないのです。

これは自衛隊のみならず、他の先進国も同様で、スーダンから一斉に撤収しています。

それが正解です。撤収してよいのです。

しかし、先進国部隊が撤収した後も、南スーダンPKOオペレーションは継続されます。

では誰が替わって遂行するのでしょうか。

いい悪いは別にして、PKO部隊の主力は伝統的に開発途上国でした。

開発途上国は財政的に貧弱なために、一定規模の軍隊を維持するために余剰の部隊を国連に貸し出して、そのことによって外貨稼ぎをして軍隊を維持してきました。

Photo_4
自衛隊はスーダンから撤収し、他の先進国と同様の非軍事的支援活動に戻るべきです。これは当然PKOオペレーション総体からの離脱を意味しません。

私はこのまま古典的PKOと言いくるめたままでやり続けるのは危険だ、いったん仕切り直せと言っているだけです。

そしていまや古色蒼然となったPKO5原則と協力法を改正し、あらたな原則を再定義すべき時期です。

稲田氏の首をとるぞ、首相は辞任すると言ったぞ」という、涙がでるほど野党のセコイ政局観で、PKOを語るのは止めるべきです。

繰り返しますが、今必要なことはPKOそのものをどう再定義するかです。しかも緊急に。

|

« 金正恩が送りつけたふたつのメッセージとは | トップページ | 日曜写真館 春が来たよ »

コメント

ついでに南スーダンPKO派遣を決めたのはどの政権でしたっけね!

ルワンダ虐殺と同時期にはコソボ・ボスニア紛争でも国連PKOは無力でした。

スポーツ紙の1面に



だっ!
と、国会が紛糾するのを揶揄したパチョレック・亀山・オマリーでタイガース連勝記事が出たりしてからすでに四半世紀です。。

投稿: 山形 | 2017年2月18日 (土) 07時02分

いつも勉強させていただき、感謝しております。

私は社会的な知識に乏しいので、コメントすることを躊躇しがちなのですが、今回はひとつ疑問に思ったことがありまして、コメントいたします。

http://www.pko.go.jp/pko_j/faq/faq_s_sudan.html

こちらの内閣府のQ&Aに

Q
なぜ南スーダンに自衛隊を派遣するのでしょうか? 日本にとって、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

A
南スーダンは、長年にわたる内戦を経てスーダンから分離・独立したばかりの国です。こうした国がテロの温床となることなく平和と安定を実現するよう、日本を含む国際社会が協力して取り組まなくてはなりません。
南スーダンは、石油をはじめダイヤモンドや鉄など、豊富な鉱物資源を有する国であり、日本にとっても経済外交上重要な国であると言えます。また、各国に自衛隊の高い規律と能力を示す機会にもなり、ひいては日本に対する信頼が高まるという側面もあります。
東日本大震災の際には南スーダンを含む世界各国からお見舞いのメッセージと支援の申し出が寄せられましたが、それも、長年にわたる日本の国際協力と国際貢献の実績があってこそのものと言えるでしょう。

という内容があるのですが、もし管理人さんの主張どおり自衛隊を撤退させたとしたら、「テロの温床となることを防ぐ」「国際社会からの信頼の形成」などの目的に、どのような影響が出ることが予想されますか?
あるいは、これらは建前の説明で、本音は別のところにあるのでしょうか?

投稿: エントランス | 2017年2月18日 (土) 09時43分

南スーダンから自衛隊を撤収させるべきかどうか、ここは考えどころかと思いますね。

私は、日本が南スーダンの平和と安定に積極的に関与する事は国際社会の責任ある一員として必要な行動だと思うし、和平後の南スーダンには豊富な資源もあるので、一種の「国づくり」に関与する事は長い目で国益にも適うと考えます。
なので、(たしか半年単位で延長しているのだと思いますが)自衛隊の皆さんには申し訳ないが、もう少し延長させてもらえればと思うものです。

安倍さんの頭の中には、民主党政権時代のインド洋給油活動撤退という大失敗もあるのでしょう。
あれほど国際社会で評価の高かった給油活動も、切り上げ方が悪くむしろ最初から何もやらない方がマシなくらいの評価をした政党や国もありました。
撤退は余程うまいタイミングを見計らってでないと無理だと思いますね。

安倍総理はなぜ稲田氏を防衛大臣にしたのか? 私は「集団的自衛権の一部容認」を受けて、当然のこと「自衛隊法の改正」やPKO法の見直しに速やかに着手するものだろう、そのための「法律家」稲田氏の起用なのだろう、と考えてました。
しかしそうではなく、女性である事や法律家の論法をして「現状の矛盾を糊塗する狙い」もあったのではないか、と今では考えざるを得ません。
しかし、どっちにしても稲田氏は失敗だったと思いますね。

それでも私は、この面では特に安倍総理に同情的にならざるを得ません。
たしかに安倍総理は「集団的自衛権の一部容認」を成し遂げましたが、その反動は凄まじいもので、容認後の「本丸」にたどり着く事が出来ないでいるのです。
このうえ、無理を押して「5原則」を即座に見直す事は「政権の命脈」に関わります。
やって見てもいいが、ほとんどの国民は着いて来ないですよ。
「憲法改正」の見通しと同じ事です。

万が一「安倍退陣」などとなれば、まだ今の時点では「翁長オール沖縄」に勝てていないし、石破さんには「普天間の危険性の除去」は無理です。
沖縄問題以外でも安倍さんの進退によっては、これまで築いてきたもの、全てが「パー」になる事がハッキリしてる。
これまでの方向性すら維持出来なくなるでしょう。

ですからここは、真っ直ぐの物を曲げてでも、南スーダンの状況と任務状況を多少言い繕ってでも刳り貫けて行く事も「政治」なのだし、それが是非とも必要な場面なのではないでしょうか。

安倍総理は一国の総理として耳を疑うような、一聴して滑稽とも思える答弁をしましたね。
南スーダンに派遣した自衛隊員に死者が出た場合、「職を辞するつもりがある」と言ったのです。
保守の中でも、理解した人は多くなかったと思う。
この意味は深いです。
「今、何をやっているか」すべて腹の中で認識せられてある、血の滲むような「政治家」の発言でした。

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年2月18日 (土) 10時31分

エントランスさん。南スーダンPKO自体は撤退しません。先進国軍は撤収していく傾向にありますが、発展途上国によってPKOは支え続けられます。
なにか差別的でイヤですが、それが現実です。

山路さん。見立ては .私も同意します。ここで撤収すると安保法制の現実化が崩れていくことになります。首相の「辞表を核」というのはその決意です。
野党もそれを狙っています。

私も実は稲田氏を任用したときにはさらにPKO法の改正に進むのかと期待していましたがただの女性登用だけだったみたいですね。

今の稲田さんの力量ではとてもじゃないがPKO法改正など出来ないと思いますよ。やるなら、石破氏ていどの専門力が要ります。

私が心配するのは自衛隊員の死亡です。この瞬間、政局化して全部ひっくり返ります。政権本体も鬼気にさらされるでしょう。
そうなる前に下げたほうがいい思いました。

投稿: 管理人 | 2017年2月18日 (土) 10時48分

>これは自衛隊のみならず、他の先進国も同様で、スーダンから一斉に撤収しています。
>それが正解です。撤収してよいのです。
>では誰が替わって遂行するのでしょうか。
>いい悪いは別にして、PKO部隊の主力は伝統的に開発途上国でした。

この通りだと思います。今派遣されている他国リストをウィキの南スーダンPKOで検索すると見ることができます。今スマホで2画面開いてURLを貼れなくてすみません。

投稿: ふゆみ | 2017年2月18日 (土) 11時07分

あえて非難を覚悟で書きます。紛争地域に行くのですから、犠牲者は出ます。犠牲者の無い軍隊も珍しい。
自衛隊の人達も覚悟を決めて行っていると思います。ならば思う存分働いて貰う方が派遣するほうも派遣されるほうも活動しやすいのでは。
そして、犠牲者が出て国会でグダグダ言うなら国会を解散して国民の信を問えば良いと思うのです。国民は安倍総理の覚悟を理解してくれると思いますよ。辞めるのはそれからでも遅くない。

投稿: karakuchi | 2017年2月18日 (土) 21時18分

> 自衛隊の人達も覚悟を決めて行っていると思います。ならば思う存分働いて貰う方が派遣するほうも派遣されるほうも活動しやすいのでは。

 発展途上国の軍隊が現地で危険な役割をしているから日本の自衛隊は何もしなくていイイとは言えませんよね。

 だからと言って、先進国が撤退する中で日本だけが突出して、発展国の軍隊と共に戦うというのも不可能なんでしょう。実際上それはできません。

 難しい問題ですが、何らかの結論は出さねばならない。

 実際上国家として機能していない地域での住民保護の問題は、難民保護と同じような施策で対応はできないのでしょうか。何らかの対処策を日本から提言できないでしょうか? 住民被害をそのままにしておくわけにはいかないでしょう。

投稿: ueyonabaru | 2017年2月18日 (土) 22時26分

ueyonabaru 様

仰る通りです。中立の立場での平和維持活動。
管理人様も難しい問題提起をしたと思います。
自衛隊を派遣する以上、日本政府にも目的はあると思います。山路さんや管理人様のコメントに答えがあるのかも知れませんが、現地で何が出来て何ができないののでしょう。うーん分からん。

投稿: karakuchi | 2017年2月18日 (土) 22時49分

同意できる内容が加筆されていて嬉しいです。
>自衛隊はスーダンから撤収し、他の先進国と同様の非軍事的支援活動に戻るべきです。これは当然PKOオペレーション総体からの離脱を意味しません。
これを、自衛隊員の死者が出る前に引き終えるのが今は最善ではと思います。死んでから引くとねじれたメッセージを発信した事になる可能性もあると思います。

私も見たわけでないので想像するしかないのですが、アフリカの状況は自衛隊派遣の手に負える域を越えた次元で部族単位の抗争が繰り返されていて、そこに手を挙げてPKOを出せるのは命のリスクをとっても即国益のある(記事にある途上国軍備維持です)国だろうと思います。
PKOオペレーションから抜けずに国際的な役割を果たす事は可能です。
残念ですが、安定した南スーダンで日本が平和な資源ビジネスを展開する日は相当遠い。
5原則見直しをどのようにするのかは、また、難しいですね。。。とはいえ理屈を曲げて宙ぶらりんにするには危な過ぎる派遣先と考えます。

投稿: ふゆみ | 2017年2月19日 (日) 00時43分

シンプルに合理的に考えると、管理人さんの言うように
自衛隊撤収となります。原則が古くて非現実的なのに、
現場でなんとかせい!というのは無責任すぎます。原則
がデタラメなのに、責任なんて誰も取れません。戦略が
アホなのに戦術でなんとかする、というのは日本の御家
芸ではありますが、直近の例で、現場に過酷なチャレンジ
を強いた東芝のようになります。

混迷の原因のひとつである大臣はクビです。私は、女親
ビンのようなキャラで、SMの女王のごとくバサバサと法案
を通すのかと期待していました。今からでも彼女の「地」
を出してもらえたら・・と思いますが、出来ないのならヤメ
て欲しい。その時は、中指をおっ立てて堂々と野党側に
「ボケ!平和ボケ!」と啖呵を切って欲しい。

ここで、安倍さんには、リーダーシップを取って欲しい。
PKO法案で、日本がどう貢献するのか?リスクは?費用
は?ガン真剣に手抜き官僚共にハードワークさせるべき
です。年寄り官僚は窓際にして、中堅官僚を中心にチーム
を組ませてやるべきです。当然、自衛隊の現場員も参加
です。

投稿: アホンダラ1号 | 2017年2月19日 (日) 01時16分

悔しいですが結局は、法に縛られている自衛隊をなぜ南スーダンに派遣したんだ、という話になってしまうと思います。

とりあえず自衛隊を行かせておいて、現地は危険だから法改正をという段取りなのか。
現地の自衛隊に何が出来るのか。

批判は稲田氏にばかりですが、わが政府はどんな国益を考えていたんでしょうか。

投稿: 改憲派 | 2017年2月19日 (日) 01時59分

現状が法にそぐわなくなったから軍を戻して法改正、で良いと思います。
私はそのつもりでチャレンジのように送ったのかと勝手に思っていました。現場は行けと言われたら死ぬ気で行かれるのを解っていて、酷だなあと。
行かせるときに引く際の手筈もいくつか用意してあると願っていますが、身動きをできなくするのは「犠牲者」が出た時にヒステリックに騒ぐ左右の両極だと思います。
両極に引き裂かせない手立てを国内で話し合うつもりで、いつもここを拝読しています。

投稿: ふゆみ | 2017年2月19日 (日) 12時33分

改憲派 さんが疑問にされる、
≫「わが政府はどんな国益を考えていたんでしょうか?」
という、このあたりに問題の深層があるのだと思うのですね。

自分で言っててナンですが、単に一般論としての「国際貢献」であるなら、総理がこれだけこだわる理由として弱いような気もするのです。

また、「先進国は撤退したので」という理論は
一見わかりやすくもあり、半分納得もするのですが、中国は下がってないのですね。
「南スーダンに豊富な資源があったとしても、それが近い将来の日本の国益になるものでもない」という考え方もそのとおりなのでしょう。
しかし、南スーダンは所詮米国の傀儡政権で始まったようなもので、これを先進国が撤退する中でアフリカを制しつつある中共が手中にする(中共だけが建国に重要な貢献をする)事になれば、全アフリカにとって全く意味が変わって来るのではないか。
ここを政府はおそれているのではないか。

このような中(あるいは日米の括りの中)で、日本は撤退しようにも撤退出来ない状況になっているのではないでしょうかね。あくまで推測ですが。
するとこれは既にして、一種の「戦争」なのかも知れません。

まぁ、ちょっと今の時点では判断材料がなさすぎて私にはわかりませんね。
ですが、政府は「自衛隊員の命の危険」をもとに判断を下す事はしていないようにも見え、非常に小声で言いますが、この点を支持します。

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年2月19日 (日) 16時17分

私は中共がアフリカをハンドリングするのはどんなに金と武器を与えても不可能で建国の一助をも果たせないと判断しているので山路さんと違う暫定意見になるのかと思いました。
政府がどう判断しているのかも全く不明ですし、
素人には測りかねる世界ですので両建てで唸りながら見ていくしかないのでしょうね。

米軍は、今アフリカで日本が無理をして今後アジアで友軍展開する足枷を国内で増やす事が自国の利益にならない事は解っているのではと思います。

投稿: ふゆみ | 2017年2月19日 (日) 17時05分

ふゆみさん

≫「素人には測りかねる世界ですので両建てで唸りながら見ていくしかないのでしょうね。」

同感ですね。


もう一点付け加えるなら、安倍さんには国際社会での日本の地位と評価をその実力相当に引き上げたい、と切実に願うこれまでの総理と違った意気込みを明らかに感じます。
少し迂遠なようですが、南京問題も慰安婦問題も中韓との問題ではなくして「国際社会」、とりわけ国連が問題の基本なのではないでしょうか。
その点でも、国連の要請としての「南スーダン」を完遂したくなる総理の気持ちも痛いほどわかります。

しかし、トランプ氏の中共に対する姿勢というのも、どうにも不透明です。
日米会談は順調に行きましたが、表面が順調すぎて、むしろそれが不安定要素でもあるような。
ここは一旦落ち着いて、戦略的に南スーダンから撤退して様子を見る手もあるのでしょうが、どうも見ている限りでは(民主党政権時代からそうですが)、南スーダン側の政権と接着度合いが高すぎる気がします。
これは外務省のミスでしょう。

ここはブログ主様も言われるように、大事に行ってもらう方がいいかも知れませんね。


投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年2月19日 (日) 18時28分

日本は金は出すが兵は出さないと言うのが、国際社会で定着していますからね。湾岸戦争時もクウェート政府の謝辞に日本は無かったですからね。
多国籍軍は多かれ少なかれ犠牲者が出ていますし、今後の紛争でも日本だけが傍観するのは無理だと思います。
今や日本人は世界各国に進出していますし、有事の際の日本国民の救出を他国にゆだねることはできないと思います。国際社会に貢献しない国を国際社会が認めるはずもありません。時代はもうそんな時代ですね。
安倍総理は良く仰います。こんな時代だからこそ日本に何ができるか真剣に検討したいと。まだまだ国内世論は熟していませんが。

投稿: karakuchi | 2017年2月19日 (日) 20時35分

今の自衛隊が現地でどんな「国際貢献」ができるのか、とりあえず形だけでもと自衛隊派遣しといたら貢献という世界的評価をもらえるという安易な発想なら、やれやれとしか言えません。
どうにかこうにか想像で理屈をくっつけて、自衛隊派遣が重大な国益となるはずと思い込むのは多少無理があるようです。
現地の情勢が安定しているという保障もなく、自衛隊は法に縛られたままで、最初から無理のある派遣だったし、さっさと撤退させないとドロ沼かと。安倍政権が傾いたら、それこそ国益に反します。

まあ安倍総理にとっては稲田氏がここまで能力がないのは想定外だったのもあるのでしょう。
それにしても、総理も総理で自衛隊の犠牲者がでたら辞める、とか森友学園の問題で私や妻に関与があるなら辞める、とか
最近簡単に辞める辞める言い過ぎではと思います。


投稿: 改憲派 | 2017年2月20日 (月) 02時33分

そもそもポンコツ答弁しかできない稲田を任命したのは安倍晋三その人であって、任命責任も含めて「安倍なにやってんの?」と批判できなきゃ駄目だと思いますよ。
安部首相は下着泥棒やって現行犯で捕まった人間を大臣にするような人間ですからね。
自衛隊員やその家族が本当に不憫でなりません。

投稿: 浅黄 | 2017年2月20日 (月) 13時45分

浅黄さん。私は稲田氏うんぬんなど議論していないし、下着泥棒がどうのも関係ありません。
逆に低次元の政局にするなと言っているのですが、わからなかったとみえますね。

今日は開店休業ですね(涙)。

投稿: 管理人 | 2017年2月20日 (月) 14時24分

大臣の首とることしか考えていない民進党の質問は、もはや国家予算の無駄使いでしかない。

投稿: ednakano | 2017年2月20日 (月) 17時14分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 金正恩が送りつけたふたつのメッセージとは | トップページ | 日曜写真館 春が来たよ »