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2017年3月 6日 (月)

豊洲が風評に負けて放置されるのは、科学が風評に負けたことになる

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石原慎太郎氏が豊洲問題で記者会見をしました。
全文5頁 産経3月3日http://www.sankei.com/affairs/news/170303/afr1703030054-n1.html

メディアは例によって、<小池=正義のホワイトナイトvs石原=悪の暗黒卿>という明暗コントラストがきつい絵柄で報道しています。

朝日(3月4日)によれば、「石原氏「記憶ない」「報告ない」 経緯説明、歯切れ悪く」だそうです。http://www.asahi.com/articles/photo/AS20170303004725.html

小池氏は「人の責任と言うのは簡単」との反応だったようです。http://www.asahi.com/articles/ASK335K57K33UTIL03Y.html

一方、メディアにいわせれば、大阪の森友学園問題の「疑惑は膨れ上がる一方」だそうで、方や東京の豊洲問題は「混迷の度合いを深めるばかり」だそうです。

やれやれ、まるで夜通しテレビを見ていたいとぐずる子供のようです。

森友問題は鴻池氏の便宜斡旋が発覚したことによって、絞られてきました。

民進党の平野博文元文科相の名まで飛びだしてきましたが、どうなりますことやら。

籠池氏は元々そんなにゴリゴリの保守ではありません。

安倍氏が時代の気流に乗ると便乗したように、かつては民主党への風も利用した御仁なのです。

おそらくこの後に出てくるのは、学校認可と土地払い下げに関わる大阪の地方政治家の類でしょう。

Photohttps://www.youtube.com/watch?v=1Taq8EAkrqw

さて、豊洲も百条委員会を作ることを小池氏が決めたために、前代までの政権の「悪」を暴露し処罰せよという流れになっています。

こういう韓国もどきの易姓革命の光景は、どこかで既視感があると思ったのですが、石原氏は冒頭で田中角栄のロッキード裁判にふれています。

Photo_2
「たまたまその後に書いた田中角栄(元首相)さんの「天才」という本が評判になったんですけど、あの田中さんが脳梗塞で倒れた後、あのロッキード裁判というまったくインチキの冤罪の裁判と思うものに、憤懣やるかたなく、一言もしゃべらずに亡くなるまで十数年過ごされた心境というのは、思えば思うほど痛ましい気がしまして、私自身そのざまで死ぬまで生き続ける気はないし、そのことをはっきりさせるためにこういう機会を設けさせていただきました。」

私は彼の『天才』という本をさほど評価していませんし、石原氏がなぜ晩年の今になってかつてあれほどまでに対立した角栄氏の伝記を、しかも一人称で書く気になったのかわからないでいました。

たぶん、石原氏は角栄氏と自分の晩年の境涯を二重写しにしています。

その上で、オレは角栄のようにはならんぞ、角栄は脳梗塞で発言すら出来なかったが、オレは年は食ったがまだよく動く脳味噌と舌をもっている、かんたんにはくたばらないぞ、と言っているように聞こえます。

石原氏が持ち出した視点はいくつかあります。

まず、小池女史と自分のどちらが、政治家、あるいは都の最高責任者としての「作為」であって、どちらが「不作為の罪」をなしているのかという問い返しです。

「行政の責任ってものは、2種類あると思います。作為に対する責任と、それからもう一つは不作為に対する責任です。
すべきことをしなかったという責任はあると思いますね。(略)
当時の最高責任者として、審議会なり、専門会だったり、特別委員会だったり、議会も調査権を持っていろいろな調査をして、委員会もきわどい採決で可決されたわけですけども、それを踏まえて、とにかく豊洲の移転に裁可を願いたいということで、私は最高責任者として承諾して裁可しました。
はんこを預かっている課長さんが、私のはんこを押すことが決まったわけです。
 ともかくね、行政の責任で、当然、裁可した最高責任者にあるというのは認めます
。」

ここで石原氏が述べていることは、都知事といえば、専門委員会や議会が調査し、その結果を都知事に上げた案件に関しては、都知事は最高責任者としてそれを承諾し裁可するというのが筋だという点です。

既に豊洲は、石原氏就任以前に既定路線でしたし、それ以降のことについても知事は判を推す権限はあっても、覆す権限はなかったのです。

東京都は都知事ひとりが動かすものではない、巨大な機構の上に乗っているのだという指摘自体が、今の小池女史に対する強烈なあてこすりになっています。

石原氏は、豊洲移転問題はあくまで組織で動いてきた結果の上にあるのであって、石原慎太郎個人を断罪するのは筋違いだと言い切っています。

百条委員会の場でも、勢いに乗った小池派と共産党議員たちが同じことをいうでしょうが、石原氏もそっくり同じ答えを返すことでしょう。

「あれを決めたのは、他でもないあなた方議会と専門家会議なのですよ。そんなルールもしらないで都議会議員をしてきたのか」

豊洲移転に関しては、合意の形成は専門委員会、議会でなされた膨大な審議と時間の積み上げの上にあるのであって、都知事すらそれを否定できないという組織ルールを知れ、ということです。

百条委員会は、「自治体の事務に関して疑惑や不祥事があった際、事実関係を調査するため、地方自治 法100条に基づいて地方議会が設置する特別委員会」(朝日新聞14年9月12日)ですから、こんな民主的決定プロセスを経た事柄で、元知事を呼びつけるほうがおかしいのです。

つまり石原氏は自分には、政治家としての「作為の罪」はないと言い切っています。

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そして石原氏は返す刀で小池女史に、「不作為の罪」がありはしないかと投げかけています。

「しかしですね、やるべきことをやらずにことを看過し、しかも日々、築地で働く人たちを生殺しにしたまま放ったらかしにして、しかもランニングコスト(維持費)にべらぼうなお金がかかる。あるいは築地の方に対する補償もべらぼうなお金がかかる。こうした混迷、迷走に対する責任は今の都知事、小池さんにあると思いますね。」

まことにそのとおりで、このことは私も再三記事でおかしいと指摘してきたことです。

小池女史は自らの立てた政治戦略に基づいて、「国盗り物語」を展開しようとしています。

女史にとってあらゆることが政治であって、あらゆることに敵か味方の印をつけて歩きます。

当初、猪瀬直樹氏にレクチャーされたのか内田茂氏を「都議会のドン」に仕立てて、「東京の敵」(猪瀬氏の著作名)に据えました。

ついで内田党と千代田区長選挙で代理戦争を勃発させ、これに完勝したのは記憶に新しいところです。

ここで小池女史は、事実上東京都政を完全に掌握しうる立場についたのです。

そして皮肉にもこの時、小池女史は恐ろしい事態に遭遇しました。

女史の「国盗り」戦略に必要不可欠な、<敵>が眼前から消滅してしまったのです。

この<敵>は舛添氏のような小物では務まりません。小規模国家ほどの東京都を牛耳る巨悪である必要があったのです。

いました。内田氏などよりはるかに巨大な存在で、4期に渡って都政の主だった石原慎太郎氏です。

石原氏を巨悪に仕立てることで、小池劇場は続演ができると思ったのです。

生憎、これは小池女史の無理筋でした。勝負師であるはずの小池女史が、こともあろうに戦う相手を間違えたのです。 

さて、さきほどのパラフレーズの次の節に、石原氏が言いたかったすべが詰まっています。

「私はこの問題について発言された米田(稔)さんという京都大学の最高権威の(都市環境工学の)学者に話を聞きました。直に聞きました。
あとは彼に紹介された中西(準子)さんという、ある組織(産業技術総合研究所)の最高権威者の女性の方に「豊洲の現状というのは全く危険がない。なんで豊洲に早く移さないのか」と。
そして「豊洲が風評に負けて放置されるのは、科学が風評に負けたことになる。これはまさに国辱だ。世界に(対して)日本が恥をかくことになるという」と忠告もいただきました。
ゆえに私はですね、小池さんは今、権限をもって豊洲に移転をすべきだと思いますし、しないのであれば、私は(小池さんを)告発するべきだと。要するに不作為の責任だと思います。それも含めて申し上げたいと思ってこの機会を設けました。」

見事としかいいようがない、論理構築の反論です。 

「豊洲が風評に負けて放置されるのは、科学が風評に負けたことになる。これはまさに国辱だ」 

リスク評価の世界的権威である中西準子氏の言葉で、この豊洲問題は言い尽くされています。

結局、豊洲問題は科学的な安全性論議で終了させるべきでした。

元駐留軍のドライクリーニング工場があって土壌汚染が豊洲を凌ぐとされ老朽化が進む築地より、汚染対策が出来上がった豊洲と、いずれが都民の台所としてふさわしいか考えてみるまでもない話です。 

移転過程で生じた東京ガスの瑕疵責任問題が見逃せないというなら、どうぞ裁判所で争って下さい。

そもそも百条委員会を使って、知事の個人責任を問うという政治手法自体が間違っているのです。

かくして、ボールは仕掛けた小池女史の胸元に投げ返されました。

豊洲問題について、私はかなりの数の記事を書いていますので、よろしくかったらご覧ください。

関連記事
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-3.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/post-c4fa.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/02/post-494e.html

 

 

 

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コメント

豊洲にはあまり興味がなかったのですが、石原さんの一言で、それが反原発と同じ構図であることを思い知らされました。

豊洲に移転しないのは、まさに科学の敗北で、それは原発も同じだと思います。

過去大日本帝国は情に負け無謀な戦争をして敗北しました。こもまた科学の敗北だと思います。

同じ過ちを日本は犯しているのかと思うと、身震いしてしまいます。

石原慎太郎氏の会見を終わりまで見ましたが、記事の趣旨と同様に感じました。
それどころか、「あゝ、これは小池知事を脅しているのだなぁ」と思いましたね。

ところが、その後の新聞やテレビの論調、小池知事の作り物めいた余裕の態度を含め、本記事や私の感想とは真逆のものでした。
かなり笑えましたね。
新聞やテレビは自からの経済的理由から視聴者や読者をミスリードしてでも、「問題」を拡大再生産させないと生きていけない事情を抱えています。
しかし、小池知事は石原氏のこれからやろうとしている事、メッセージを会見からどれだけ的確に把握したのか不安になります。 
小池知事は保守政治家としては、とても未熟だと感じました。

石原元知事は自分の責任は認めています。
しかしそれは、元知事としての石原氏の法的責任を問われるような性質のものではないのです。

築地の継続はもはや不可能であって、候補地は豊洲しかなかった。
行政というものは「手続き」ですから、安全性を確認するため専門家会議の答申を経て、民主的に議会に諮り、その後やっと移転の政治的決断をした石原氏に、行政の長として重大な過失も違法性もありません。

いづれ豊洲移転は避けられるはずはなく、そうだとすれば「延期に費やした莫大な費用は全て無駄だった」という事になります。
半額で外資に売却するのも手ですが、そうすれば築地は閉鎖するしか無くなります。
この「負」に着目し、石原氏は反訴をちらつかせて脅しにかかったのが今回の会見のキモですね。

最終的に豊洲移転が避けられないという事は、小池知事応援団のおときた氏も理解していて、
≫「合理性や科学だけでは納得しない人と歩み寄って、どこで決着点を見出すかが政治なんじゃないですか。」
と言うのですね。
しかし小池氏が豊洲問題を政治闘争の道具にしてきたのは明らかだし、理屈の通らない人たちへの配慮としては延期に要する金額が莫大にすぎます。
また、中途半端な妥協や配慮がむしろ問題を大きくする事案を、私たちはかつての民主党政権で十分すぎるほど学んできたところなのですが、おときた氏はそうではなかったようですね。

小池知事に投げられたボール、少し前までは、まだ正しい方向に投げ返すことが出来ていたかもしれません。
何処かで着地点を見出さないといけない訳ですし、小池知事もそれを解ってる。私は微かにその様な思いを持ってました。

しかし、小池知事は有ろう事か、記者からの築地市場の汚染について築地市場はコンクリートで覆われていて問題無く安全と、見事なまでの二重規範を言ってのけました。

更に、石原氏の会見直後「人の責任と言うのは簡単」と、改めて石原氏の責任追及を強めていました。
しかしその直後、9回目の豊洲地下水質検査で、東京都の指示でそれまでとは異なる不適切な採取方法だった事が明らかになりました。
正しくは、雨水等外的要因で井戸水が濁り正確な数値が出ない為、一旦井戸水を全て抜いて、地下から新たに湧き出た純粋な地下水を採取する。
しかし今回、この濁った溜り水自体を検査する様に指示がありました。

一体東京都の誰からの指示だったのか?何故その様な事を行ったのか?
そしてその検査結果は11月には判明していたにも拘らず何故1月に成るまで発表が延びたのか?
この溜り水が基準値を超えた訳ではありませんから、そこは訳て考えないといけませんが、だから全く問題無いとは言えません。
そして最近、俄かに騒がれだした築地市場の汚染疑惑。この汚染についても昨年3月の時点で都は把握していました。
当然小池知事にこれらの情報が伝わってない筈はありません。
情報公開第一を掲げる小池知事は一体何をしているのでしょう?
小池知事自身の理論に当てはめると、小池知事への責任は免れません。
(何故私みたいな素人でも思う、これらの疑問をマスコミは小池知事に追及しないのでしょう?)

これで完全に知事自ら八方塞がりにしてしまいました。
今小池知事の胸元にあるボール、果たして上手く投げ返すことが出来るのか…。
まるで、辺野古移設問題における沖縄県の翁長知事と重なって見えます。

石原さんも、耄碌したもんだ。というのが感想かな。

言いたいこと、言っていること、それそのものは分かります。
でも昔の石原節なら、「豊洲移転を決めた事自体が悪いなら、そりゃ俺の責任だよ、悪かった」みたいに記者の聞きたかった言葉でインパクトを与えてから「でも豊洲がいいと言ったのは俺じゃないし、その後の実務を全部俺がやったわけじゃない」と言うかな、と。

もうちょっと過激に言うなら、俺が悪いなら悪いでいいから、科学的には問題無い基準値なんだからさっさと移転しろとか、そういうのを望んでいた。

会見後に自宅前で勝負は五分五分だったと言ったこと含めて、どうしても責任逃れの印象の方が強いな。

責任追及なんかより豊洲に移転するのかしないのかですよね。
この問題については小池知事にがっかりしてます。
こじれさせた豊洲問題は知事の命取りになるかもしれません。


三毛猫さんのおっしゃるモニタリングの井戸水、パージ作業後24時間経過の復水と2〜3時間経過の復水にどのような違いがでるのか、素人には分かりません。
その違いは調査結果である有害物質の濃度だと考えるのが順当なのか?
復水しない1ヶ所はパージした濁り水で検査って違う水じゃん…有害物質は検出されずでした、としても何だかな〜。


9回目の調査方法が正しいもので8回目までは安全性を謳うための不正な方法、東京都の偽装工作だという人もいますね。


パージ作業後の経過時間の差に問題がないなら構わないのですが、調査する手順は一貫性を持たせたうえで検査データを比較するべきだと思いました。

>多摩っこさん
井戸水の復水を検査するにあたっては、専門家の人でも意見が多数あり、パージ直後の復水と、1日置いた後での復水は

地下水が空気に触れた時点で水と一緒に溶け込んでいる物質も気化するので、地下水の採取は出来るだけ早い方が望ましいと言った意見があります。

ただ、前提条件として、水に濁り等不純物が含まれていないことが重要で、ある程度時間を置いて、復水の動きで発生し混ざり込んだ不純物が沈殿した後に、純粋な地下水を採取するのが望ましいとの意見もあります。
理由は、あくまで地下水に溶け込んでいる汚染物質を検査するので、土着由来の汚染物質が混ざらない為。
(時間を置けば置くほど望ましいと言う訳でも無く、24時間が妥当なのか明確にな答えも無いとの事です)
こちらのPDFの最後の覧、採取マニュアルで専門家が様々な意見を述べています。
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/saisyu/jimotosetsumei/files/h230713shiryou02.pdf

PDFとは別に、気化による数値の損失より、不純物混入による数値のノイズの方が遥かに大きいとの意見もありました。

はっきり言って難しいところですが、やはり検査方法に統一性が無いといけません。
9回目の検査を、何故それまでのパージから1日置いて採取する方法から、パージ同日に採取する方法へ検査方法を変えたのか?
ましてやパージした水そのものを検査したのか?
疑問に思うところです。

管理人さんは切り分けできてないね。
小池は豊洲について、切り分けしとるよね。
移転については、科学的判断の上で行政的に決めるとして、工程表を提示している。最後に予定されていたモニタリングの結果があの結果なら、誰が都知事で移転後に判明しても、同様の再チェックが必要となっただろうね。

管理人や石原は非科学的だ。2人の当事者でも責任を持って判断する立場でもない学者の見解で、どうたらとか言うこと自体、科学じゃないよ。単なる権威主義。ネイチャーに載ったら真理だと言うのと変わりない。どだい、真反対の主張するえらそうな学者だっているだろう。

管理人も石原も勘違いしている。移転は行政手続きが必要で、2人の大権威とやらが安全だと言っても、都民の多くが納得しないとダメ。急げと言っても、そうも行かない。

地下水を飲むわけじゃないからとか言って、小池を批判するが、御門違い。どの基準にするかは小池がなる前のこと。

百条委員会設置だって、小池の権限ではないよ。小池は豊洲問題を切り分けている。移転、経緯、責任、ごっちゃにして批判してるだけでなく、政治的野心とか中傷まで混ぜて、みっともない。都議選は小池が勝つよ。管理人は政治的センスもないね。

それから、盛り土に建築は普通にしますよ。支持層まで支持杭を打つので、安全です。今回もそうしてます。盛り土してその上にサービスエリアを設けると市場長も理解してたんだよね。

大地さん。明日記事で答えます。

大池さん

>都民の多くが納得しないとダメ

っていう言い方が、そもそも科学じゃないから困りもんなのですよ…。
ちょっとした誘導につい乗ってしまう人が多くいる限り。

三毛猫さん

リンクありがとうございます。
国のガイドラインにもパージ後に何時間置いてから採水しなさいというものがないそうですね。

不純物の混入は数値を押し上げる、都の担当者は急いでいたとのことでしたが従前の検査通り1日置いても時間的に変わらない。
それどころか急がせて逆の結果を招いてしまいました。

やはり同一条件の下で比較するのがベストですよね。


石原さんから逸脱してすみません。

この流れは正直驚いています。
なんのかんのと小池さんは一番いいところに落ち着かせると思っていましたので。
すぐ思い出したのは、鳩山さんの「最低でも県外」発言です。豊洲新市場も辺野古のように、移転への合意が得られるまでは長い道のりがありました。
それを小池さんは議会へ諮ることなく、独断で(取り巻きはいたものの)豊洲移転を中止した、トップが変わるだけで努力が無にされ、そこに住む者が翻弄される。それが何とも許せない。
少なくとも、石原さんが都知事のころは、安心して日常の生活を送れていました。まだ豊洲移転は失敗はしていませんしね。

権勢志向のある小池さんは、共産党に食いつかれたと言われています。沖縄の翁長知事といい、そういう地方トップを籠絡していく共産党は巧みだねとも。それでも、私は小池さんには負うべき責任を認め、一日でも早く、豊洲移転を決断してほしいと願っています。

P.S.めったにコメントはしておりませんが、よく拝見しております。
今度のことは人ごとではなく、一人でも多くの人がああ、豊洲は暮らすのに安心、いい所と気付いてくれるようあちこち回っています。調べれば調べるほどそうなんです。
やっぱりありんくりんさんのブログはリスクコミュニケーションなどめまぐるしく様々な視点からアプローチしていて、勉強になりまして。拙ブログにリンクを貼らせていただけないでしょうか。

知事の決断をチェックするのが議会ですからね。
沖縄県の仲井真知事も仰っていますが、手続きに法的瑕疵が無ければ知事に拒否をする権限は無いと。
豊洲市場も何千億のプロジェクトですから、事前に専門家による調査は十分に行ったはずですです。
今の行政が一番にすべきは、移転に際し本当に危険なのか。何故モニタリングの値が前回と違うのかの検証でしょう。本当に危険なレベルなら危険でないレベルに持っていけるのか。行けないなら出来上がった建物をどうするか。論理的思考が必要です。
今は都民も感情的になっていますが、どうせ共産党などはどんな科学的根拠を持ってきても分かろうとしませんからね。マスコミの印象操作もひどい。
余談ですが、蓮舫氏が国会の物笑いになっています。
安倍総理曰く、「ゴミを撤去すれば9億、撤去しなかったから1億。こんな簡単なことも分からないのですか。」と答弁された。ついでに森裕子氏が直接的に便宜を図っていなくても、夫人が名誉校長だと間接的に便宜を図ったことになりませんかと質問したそうです。
こいつら、揃いも揃ってアホだ。

こいつら、揃いも揃ってアホだ。

と書きました。つまり小池氏、蓮舫氏も石原氏、安倍総理を攻撃することを前提に肉付けしています。そこには真摯に真実に向き合う姿勢はありません。無理筋の理論はいずれ破たんします。

同意見の方がいて、嬉しく思います。
そもそも、専門家の意見、科学というのがしんじられないんだ。
原発安全神話の間違いでみんな、理解できてると思っていたのですが?
いろいろな解釈や説明が可能ですが、ということは、政治、会社、行政の方向にそって結論を出したりすることができます。

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