速報 韓国朴大統領の罷免決定 即日失職 憲法裁判所
パククネ大統領の弾劾が成立し、パククネ氏は「前大統領」となりました。裁判官8人全員の一致だったそうです。
いわく、「民主主義と法治主義を毀損した」、「朴槿恵大統領を罷免することで、憲法遵守という側面でずっと肯定的影響がある」そうです。
ひとりくらい反骨が出るかと思いましたし、ちょっと前まではひょっとしてひっくり返るかなどとも噂されていましたが、まぁなにぶん、情緒の国のことですから。
数百万人を動員したといわれた弾劾要求デモが、親北勢力に指導されていたことは否定しがたい事実です。
この反パククネ運動の事務局は、常に親北勢力が握っていました。
60日以内に大統領選挙です。
中道派は弾劾に賛成しており、既に出馬を表明している候補者の色分けは、「極左」「もっと極左」「これ以上ない極左」の間の戦いとなります。
韓国保守派はセヌリ党の分裂、バン・ギムンの不出馬、そしてこの弾劾成立でもう後がなくなりました。
北朝鮮が核保有国宣言をして、日本の米軍基地を標的にしたと宣言した直後というこれ以上ないタイミングでした。
さすがコリア、これでこそコリアです。
あとは多少の紆余曲折はあるでしょうが、日韓合意の廃棄、THAADの受け入れ否認と続き、在韓米軍の撤退、そして民族の悲願である「高麗民主連邦共和国」へと進むことになります。
高麗民主連邦共和国 - Wikipedia
かつて北朝鮮の金日成主席は1980年に、南北統一の方策として高麗民主連邦共和国を掲げ、その3条件を提案しています。これが北朝鮮からの「統一コリア」提案です。
①朝鮮半島の緊張緩和
②米国の干渉中止
③韓国の民主化実現
右翼大統領と目されたパククネは罷免され、極左大統領が誕生する見通しがたったことによって、①③の「緊張緩和」と「民主化」は実現しました。
THAADの配備拒否と在韓米軍の撤退がなれば、②の「米国の干渉中止」が実現します。
もはや「統一コリア」を阻む壁はなくなりました。
つまり「先進国」の一角とみなされていた韓国が、北朝鮮という世界最低辺の国に統合されるという、「現代の奇跡」の光景を私たちは目の当たりにすることになりそうです。
金日成が悲願とした「高麗民主共連邦和国」は、かくて現実のものとして朝鮮半島に姿を現しつつあります。
しかもICBMまで保有する核保有国として!
これが最悪シナリオです。
仮にひとつだけ元来た道を戻る術があるとしたら、国際社会、つまりは米国の暗黙の容認を取った上での、国軍クーデターしかないでしょう。
今後、米国がなんらかの対北対応を取るなら、あとわずか60日がタイムリミットです。
極左新政権は斬首作戦に協力することはおろか、米軍の作戦を北朝鮮にリークし、阻止しようとさえするでしょうから。
現在、米韓合同軍事演習で韓国に展開している米軍の動きに注目です。
え、最悪シナリオが実現した場合の、わが国への影響ですか。
韓国に投資していた外国資本や日本資本はわれ先にと逃避し、韓国経済は完全に死を宣告されるでしょう。
新政権は、日韓合意は当然のこととして、さらに日韓基本協定見直しを言い出すでしょうから、原則的外交攻防をせねばならなくなりました。
ここ数年はいやおうなく、小うるさい蒸し返しの外交問題に悩まされ続けるでしょう。これについては、安倍-菅-麻生体制のうちはそう心配することはありません。
仮に韓国が、「統一コリア」に進むとしても、それを阻止する圧力をかける立場にわが国はありません。
巨額なコストを支払って在韓米軍を置き、米韓安保条約を結び、かつ、経済的にもIMF管理の過程で大規模に韓国に投資した経済的利害関係を持つ米国のみが発言権を有するでしょう。
私たち日本にとっては、安全保障上は好ましくないのですが、玄界灘に新たな防衛戦を構築する「だけ」のことです。
かくしてわが国は北方方面はロシアに、南西方面は中国に、そして九州、山陰地方は「統一コリア」の核の圧力にさらされることになります。
経済的には痛くもかゆくもないし、むしろサムスンのようなライバルが没落して嬉しいくらいの分野もあるかもしれませんが、安全保障上は覚悟が必要です。
それにしても、ほんとにやるのか、コリア。それは国家の自殺だぞ。
なお、南スーダンから5月末に陸自が撤収します。よかった。ご無事でお帰りください。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170310/k10010906281000.html
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時事 罷免に歓喜する市民 https://news.biglobe.ne.jp/international/0310/jjp
毎日新聞3月10日
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する国会の弾劾訴追を審理していた憲法裁判所は10日、朴氏の親友の崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件について、違法・違憲と認定し、それが在任期間の全般にわたって続いたとして、朴氏の罷免を言い渡した。朴氏は即座に失職し、60日以内に大統領選が行われる。投開票日は5月9日が有力視されている。韓国憲政史上、弾劾による大統領失職は初めて。
憲法裁の裁判官8人(定員9、1人欠員)の全員が罷免に賛成した。規定では6人以上の賛成で罷免が決定される。国民の8割近くが弾劾に賛成していた世論を反映した形だが、朴氏を支持する保守層は強く反発しており、韓国社会の混乱は続きそうだ。
李貞美(イ・ジョンミ)所長代行は決定文を読み上げ、国政介入事件について、朴氏が「大統領の地位と権限を乱用した」と認定。検察や特別検察官などの捜査に応じなかったことについて「違法行為が繰り返されないようにする憲法順守の姿勢がうかがえない」と指摘した。そのうえで「(朴氏の)違憲、違法行為は国民の信任に背き、重大な違法行為だ。(朴氏の)違法行為が憲法秩序に与える否定的な影響と波及効果は重大」として罷免が妥当だとした。
朴氏はこれまで、現職大統領は原則として訴追されない韓国憲法の規定により逮捕を免れていたが、失職したことで近く検察に逮捕、起訴される可能性がある。検察は朴氏が崔被告と共謀した収賄などの容疑があると認定している。
韓国では04年、選挙介入を行ったとして盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)が国会で弾劾訴追されたが、憲法裁は弾劾に相当するほど重大ではないとして棄却。盧氏は2カ月ぶりに大統領職に復帰した。
盧氏の弾劾棄却の際、憲法裁は「公職者の弾劾は重大な違法行為があった場合」に限定されると判断。「大統領職を維持することが許されない場合や、大統領が国民の信任を裏切り、国政を担う資格を失った場合」が該当するとの基準を示していた。
一方、2014年の客船セウォル号沈没事故については、朴氏が当日、誠実に職務にあたったかどうかは「誠実の概念が抽象的だ」などとして、弾劾審判の判断対象とならないと退けた。
朴氏は13年2月に韓国初の女性大統領に就任した。崔被告による国政介入事件は昨年10月、韓国メディアの報道で発覚。朴氏の支持率は過去最低の5%まで下落し、ソウル中心部では毎週末、朴氏退陣を求める市民による大規模集会が行われた。
韓国国会は昨年12月、崔被告の国政介入などは違憲だとして弾劾訴追案を圧倒的多数で可決。憲法裁は(1)国民主権主義や法治主義に違反したか(2)大統領の職権乱用の有無(3)メディア弾圧を行ったか(4)14年客船セウォル号沈没事故対応で国民の保護義務に違反したか(5)収賄などにより違法行為を行ったか--の五つの争点について、違憲もしくは重大な違法行為にあたるかを審理してきた。2月27日まで行われた弁論で、国会側は「朴氏が崔被告に政府高官人事など機密文書を流出させるなどし、国民主権主義に違反した」と主張。一方、朴氏側は「機密文書の流出はなく、崔被告が人事に介入した事実もない」などと全面的に否定してきた。
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韓国軍がクーデター起こすでしょうか?起こすとすれば、大統領選挙前?仮に極左政権が見えそうになってからだと、中国の圧力かけてくる可能性もありそうですし。今この段階で行動起こし、現大統領代理を首班として臨時政府でも開いてくれた方が良いのですが。どうなる事でしょう?
投稿: 一宮崎人 | 2017年3月10日 (金) 19時09分
大統領を罷免することにより得られる利益の方が大きいという理由も上げられてましたね。
弾劾反対派に死者2名、衝突でもありましたか!?
アメリカは民主的な解決を支持するとかなんとか。
戦わずして韓国を手に入れる。
統一を嫌う元韓国人、金持ちは飛行機で何処へでも、貧乏人はボートに乗って海を渡り日本へという考えたくもない事象も。
当然工作員も紛れて来ますよね。
沈めてしまえ、在日を本国へと過激な発言もチラホラと。
統一されてしまえば国交も条約も自然消滅でしょうか。
憂いは国防のみ!
全くなんて日だ!!
投稿: 多摩っこ | 2017年3月10日 (金) 21時34分
南スーダンからの自衛隊撤収発表により、我が国が朝鮮半島有事に備える認識が明確になりました。
マレーシアでの毒ガス暗殺や、日本に向けたミサイル発射など、北朝鮮の最低、最悪なタイミングでこの国にすり寄るとは。信じられませんが現実のようです。
民主主義国家が民主主義により破壊されるという、歴史上初めてのケースになるのでしょうか。それとも民主主義が最後まで根付かなかった国、というべきなのか。
「民主主義の勝利」と、涙を流して喜んでいる韓国の人々がテレビ映像で流れていました。民主主義で未来を作ることもできるけれど、民主主義は自らを破滅させることもある。民主主義ってこんなものなんだ、と思った次第です。日本には変わらぬ天皇がいてほんとうに良かった。
投稿: 九州M | 2017年3月10日 (金) 22時13分
九州M さんの見解、
≫「南スーダンからの自衛隊撤収発表により、我が国が朝鮮半島有事に備える認識が明確になりました。」
これには、正直に感服しました。
(このような見方は、今のところどのマスコミにも登場していないでしょう)
やがて近い将来、南スーダンからの撤退は自明の事だったと思いますが、このような素早い展開は現政権ならではの長所と思います。
ブログ主様の時間的無理を押しての、北のミサイル発射とパク氏弾劾の、本日の二本立てとした事も非常に「滋味深い」ですね。
北朝鮮側から見たら、祖国統一の最大の阻害要因は「在日米軍基地」の存在です。
わが沖縄に在日の北シンパの朝鮮半島出身者が押し寄せるのは、沖縄県民の「人権」のためでも「沖縄差別」のゆえでもありません。
政府は朝鮮半島関係者に遠慮すべきでなく、キチンと精査すべきはして、忌憚のないハッキリとした問題定義をすべきです。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年3月11日 (土) 00時08分
お忙しい中速報ありがとうございます。
米国人の描く絵図は、例によって現地の風土とマッチしないでしょうから、正男息子を仕立てるところまで行けたとしても、とんでもない方向に向かってねじれていきそうな予感がします。
混沌とする前に拉致被害者を救出できるよう祈ります。
南は民主主義国家ではありますが、国民は「素晴らしくて強い指導者」が圧倒的なリーダーシップをとる上下はっきりした世界の中で己が成功する事を夢見ています。
サクサク統合してから小さな中国さながらに権力闘争でドロドロになりそう。
南スーダン撤収も発表されて良かったです。
とはいえ、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170310-00000125-mai-pol
民進はすごい感性してますね、派遣決めたのは旧民主政権ですよ。自分達で送り始めておいて、危ない危ないと騒ぎ立て、撤収発表に向かっては森友隠し!
投稿: ふゆみ | 2017年3月11日 (土) 00時15分
なんだか朝鮮戦争前夜の様相を呈してきました。
何が起きてもおかしくない事態です。
もっと国会でも議題になっていいことが沢山あるのに、相変わらず森友がなんたら。
ヨーロッパが中東がアジアがおかしくなってなってきて何が起きても不思議では無い。
世界から強いリーダーがいなくなるとはそういう事なんだと思う最近です。
現実を受け止め国会議員にはちゃんと仕事をやって欲しい。
投稿: karakuchi | 2017年3月11日 (土) 00時50分