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核兵器は狂人と独裁者に持たせてはない

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名無しさんのご意見です。HNを入れてくださいね。ルールです。

「北朝鮮の核は防衛用のアメリカ恫喝用で、アメリカ侵攻用ではない、北朝鮮にアメリカを侵攻する目的も能力も全くない、冷静に視たらそれがなんの戦略でもないのが分るはずだ。例えしょうもない北朝鮮でも、能力以上の日米戦争やった日本の無謀な悪例を知ってる。」

はてなさんのご意見。

「北朝鮮脅威論を唱える人は、北がアメリカから受けている軍事的脅威のほうが、日米韓が北から受けている脅威よりはるかに大きいことを見落としがちです。」「アメリカの軍事力のほうが圧倒的に上である以上、別に北を信頼するわけではないが、北のほうから先制攻撃を仕掛ける可能性は低いと判断します。」「他の人たちは、北朝鮮との対話は成り立たないと決めつけていらっしゃるようですが、独裁者の心理なんてある意味わかり易いものではないですか」

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まず名無しさんは、兵器に「防衛用」も「侵攻用」の区別はありません。

要は使う側の用兵上の問題であって、小は小銃から大は核兵器まで、防衛用にも攻撃用にもいずれにも使えます。

「なんの戦略もない」と言いますが、おっしゃっている「戦略」の意味がよくわかりません。

北朝鮮は亡命在英公使の証言によっても、2017年の米国の政権交替期を狙って核武装化を急いだことは明らかになっています。

これは北朝鮮の立場に立てば、多弾頭ICBMを実戦化することによって、核武装による体制の保全だろうと推測できます。

これは北朝鮮の国家意思、すなわち「戦略」ではありませんか。しかも大変に危険な。

一説によれば、北朝鮮は2016年5月の党大会で正恩が述べたことを引き合いにして、印パをモデルにしているという説があります。

正恩が、「核を持てば制裁は効かない」と考えていることは確かでしょう。

彼がそう思うのは勝手ですが、国際社会はそうは考えません。

この男にだけは核を持たせられない、と考えているからです。

なるほど印パも持ちましたが、それは相互に標的が明確であって、しかも両国とも民主主義体制の国です。

印パの核武装化はもちろん望ましいことではありませんでしたが、地域の安定や国際社会の秩序そのものを破壊しないという暗黙の「紳士協定」が成立しているとみなされています。

このような場合、逆に核保有国同士は小規模な戦争すら核戦争の導火線として回避するようになりますので、皮肉にも地域は安定化してしまうのです。

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では、北朝鮮はどうでしょうか。

まったく印パとは異なります。一党独裁どころかひとり独裁制で、国民の生殺与奪の権利は正恩ただひとりが握っています。いわば属人国家なのです。

その残虐性は古代的ですらあり、叔父を高射砲で撃ち殺し、兄をVXガスで殺すことすらためらいません。

外交感覚はゼロに等しく、中露にさえ訪問したことがないという引きこもりでりです。

名無しさんは、「日本の無謀な悪例を知っている」とは、いわゆる大東亜戦争(歴史的呼称)のことでしょうか。

あの大戦の始まる経緯と戦史を知って言っていますか。

私にはあの人物が歴史書を読んでいるとは想像しにくいのですが、それは置くとしても、日本は避けられた戦争を、戦争目的が混乱した政府方針によって引き寄せてしまいました。

しかし、北朝鮮と決定的に違うのは、かつての日本には独裁者は存在しなかったし、その防衛のために戦ったのではなかったことです。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-003a.html

一方、北朝鮮の「戦略」の根底にあるのは、自らの生命の保全とその根拠である独裁権力の永久化です。

独裁者に奉仕する国家、その独裁者を支える核兵器なのです。

このような国が核兵器という一見オールマイティに見える兵器を持った場合、ただ「体制の保全」だけで満足するとは思えません。

おそらく印パとは違って、東アジア地域の小規模覇権国家を目指すことでしょう。

仮想敵国である韓国に対してはかねてからの要求どおり「民主化」すなわち従北化と、「外国軍隊なき朝鮮半島」、つまりは在韓米軍の撤退を要求し、その先に待ち構えているのは「民族悲願の統一」かもしれません。

同じく仮想敵の我が国に対しては、制裁解除から始まり、日韓条約と同等の補償と慰安婦謝罪を要求するでしょう。もちろん拉致被害者など永久に帰国できません。

大小二つの独裁国家に牛耳られる東アジア世界・・・、悪夢です。

はてなさんは「北朝鮮が受けている圧力のほうが大きい」と言いますが、何故にその「圧力」が高まったのか、原因は誰にあるのかをあいまいにしたもの言いです。

それは6カ国協議の過程での裏切りの数々、二枚舌どころか3枚、4枚舌を使って、結局核武装化したのはどの国だったのか、思い出してから言って下さい。

核兵器は狂人と独裁者に持たせてはなりません。

なぜならその動機が最終的には、独裁者個人の「自分の命大事」の恣意に左右されるからです。

核を自分のために私する国に核兵器を持たせてはなりません。

「核を持てば制裁が効かなくなる」のではなく、「核を持たせないためには制裁を続ける」しかないのです。

ただ、その手段が軍事的オプションなのか、直接交渉による核軍縮になるのかの判断の違いがあるだけです。

C4ixkfjumaapwvz移動式起立発射機に搭載されて発射されたスカッドER

もう一点。このお二人は北朝鮮が核の先制使用をしないと思っているようですが、そうでしょうか。

私はそう思えません。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-cebc.html

もし、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルをただ1基持っているだけなら、私にもそれは政治的アイコンのようなものだと思えるでしょう。

しかし残念ながら、北朝鮮はこのような最小限核抑止力だけではなく、既に「使える核兵器」を保有しています。

北極星2号(KN15)、スカッドERです。

名無しさんは、「SLBMをお馬鹿な地上発射型にして幼児みたいな示威をした、どうやっても、例え100発の核を保有しても運搬手段が無い以上無用の長物に過ぎない」と書いていますが、違います。

お馬鹿どころか、あれこそが山中に隠蔽でき、どこからも撃てる移動式起立発射機(TEL)を持った弾道ミサイルです。

この中距離弾道ミサイルは、核兵器使用の心理的ハードルを大きく下げてしまいました。

語弊がありますが、「気楽に撃てる核兵器」なのです。

大陸間弾道ミサイルは、核による第1撃を受けたあとの第2撃用であって、その時既に北朝鮮の中枢は消滅しているはずですから、政治的意味のほうが大きいのです。

一方、この北極星2号やスカッドERは、実戦の中で戦術の中に組み込んで使う野戦兵器的性格 があって、さらに言えば先制使用するためにあるといっていい核兵器なのです。

今の北朝鮮危機は、まさに正恩がこの「使える核兵器」を持ったが故に生じていることを忘れないでください。

米国が軍事オプションを取るか、直接交渉オプションを取るのか、はたまた周辺国に核再配備をするのか、私にはなんとも言えません。

もちろん日韓に被害がすくないように祈るしかありませんが、最終的には米国が判断することだからです。

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コメント

補足的になりますが・・・

はてなさん。北朝鮮の核運搬手段がと言いますが現実にその大型ミサイルと弾頭小型化を実現しつつあります。過去数日の記事を読めば分かるでしょう。バックはもちろん中国でしょうね。
また、もし核弾頭小型化ができなくとも例えば軽く1000発超えるノドンにサリンやVXを載せてばら蒔かれたらどうなりますか?これならいつでもできますよ。

と、書いてるうちにちょうどフジテレビ報道2001で今やってますね。

理想ではなく現実的に考えて「思想ではなく能力に備えよ」が軍事の基本です。
話し合いでどうにかなる相手ですか?


ふゆみさん。
先日秋田県男鹿市でミサイルアラート訓練が実際に行われました。それこそ日本海側の過疎の寒村です。
事前予告あっての有志参加でも避難に10分以上。まあ、現実的に間に合いませんね。
しかも避難と言っても津波避難訓練のようなもので、高台の避難先にシェルターがあるわけでもありません。
やられたらおしまいです。

投稿: 山形 | 2017年4月 9日 (日) 08時07分

僕は金正恩は幸福な死に方はしないと確信していますが、中国人が金三豚と馬鹿にするように、それほど思慮深い人間だとは思っていませんでした。彼が体制維持だけでなく、朝鮮半島の赤化統一をも狙っているのだとすれば、僕が考えていたよりも危険人物だということになります。
でも管理人様は「核兵器は狂人と独裁者に持たせてはならない」とおっしゃいますが、既に持っていることが問題なのであって、だからこそ周辺国は慎重に振舞わなければならないのではないでしょうか。
前回の記事にコメントを追加しましたが、僕はアメリカと北との間で、核問題に関する交渉は必要かつ可能だと考えています。その意味でオバマとは違って、トランプがアジア情勢に関心を持って乗り出してくれたことは大いに歓迎するべきだし、現在日本が民主党政権などではなく、安倍政権であることは幸運だと思います。歴史を振り返れば、金正恩よりはるかに凶悪かつ有能な独裁者であるヒトラーに対しても、英仏などが早い段階でもっと強い姿勢で外交交渉に臨んでいれば、のちの悲劇の芽を摘むことは可能でした。だから日本はトランプと可能な限り歩調をそろえて、側面から援護射撃をするべきですが、トランプもまだ交渉もしていないうちから北に先制攻撃するのはやめてほしい、先制攻撃論は、レッド・ラインを設定し、北を交渉の席に着かせるためのブラフであってほしいと願っているわけです。

投稿: はてな | 2017年4月 9日 (日) 09時41分

日本の意思はあまり関係なく、少し考えてもらいたいのです。

ろくな産業もない北朝鮮にとって、売れるものはなんでも売ります。

たとえば、麻薬だってじゃんじゃかつくって日本のヤクザに売りまくっています。

偽札しかり、偽タバコしかり、さらに拉致誘拐もしかり。これは売り物ではないですが。

要するに、北朝鮮という国は今の独裁者以前から、めちゃくちゃなのです。まさに犯罪国家です。

その犯罪国家が核ミサイルを持ったらどうすると思いますか?

もちろん「売り」ますよ。外貨獲得です。

さらに小型化してテロリストたちの「携帯」核爆弾とかにする可能性だってあります。

要するに、彼らは放置するとそのままでも「やばい」存在なわけです。

自覚があるから、ICBMを作ろうとしているわけです。手を出せない存在になろうとしているのです。

そういう状況で、米国はどうすると思いますか?放置すれば、米国そのものが危ないのです。

今攻撃すれば、ソウルは火の海になるし、日本も核攻撃されるかもしれない。

しかし、米国本土は安全です。しかし、放置したら、ICBMは作られるわ、テロリストに小型核を売るわで、米国本土の安全もヤバいのです。

これが、今の米国の立場です。

私が米国ファーストをあげる、トランプさんだったら、躊躇なく攻撃します。もちろん、ソウルや東京になるべく被害がないようにしようとはするでしょうが、それに拘って、米国本土がやばくなるなら、そうするでしょう。

今はシリアにミサイル打ち込んで、様子を見ているとは思います。警告でしょう。北朝鮮にも。

米国はやる時はやるぞ。と。要するに、北朝鮮がこの警告を無視するなら、米国は決断するでしょう。

もう、そういうレベルです。中国は独裁者に亡命しろと言ってるかもしれない。また、そういう圧力をかけさせる意味でもトマホークをぶちかましたのでしょう。

しかし、独裁者が亡命もしない、核開発も辞めないとするなら、ソウルや東京が火の海になっても、米国はやるでしょう。

トランプさんが本当に米国ファーストだと考えているなら自己への批判などまるで恐れず、そうするでしょう。

だから、我々に必要なのは、覚悟だけではないですか?

いやだいやだいやだ。戦争いやだ。と言って何が解決するんですか?我が国に主導権などないのです。

憲法がこんな状況で、自身の核武装も縛ってるなら、仕方がないのではないですか?

東京が火の海になったとしても、これは自業自得だと私は感じます。今必要なのは、いやなら、さっさと避難訓練、国外退避なりなんなりすることではないでしょうか?

そもそもトランプの立場なら「嫌なら自分でなんとかしろよ。出来るのか?」ってだけの話しでしょ。

どんな妥協しても無駄です。結果的に彼は不当な支配を強めるだけです。

麻薬売るような「国家?????」に何期待できるんですか?

マフィアに核武装させるようなものです。あ、北朝鮮ならメキシコのマフィアに本当に核兵器売りそうだけどね。

投稿: かつて…(以下略) | 2017年4月 9日 (日) 10時19分

はてなさん。

あなた無茶苦茶言ってますよ。
米国までの核投射手段が無いと言いつつ先程のコメントだとアリなんですね。
米国を交渉のテーブルに着かせて話し合うというのは、それこそ過去20年以上前からの北朝鮮の目的そのものですよね。いったい何が言いたいのやら。北のシンパさんかのほほんとした社民党的なお花畑でしかありませんね。

6ヵ国協議から脱退したのは北朝鮮ですよ。中国の後押しで。後見人たる周近平は今回も再開を訴えてますが、もはや中国にすらアンコントロールになりつつあります。

あなたの言う「レッドライン」とはなんですか?
それもあくまで米国次第ということになりますけど。

投稿: 山形 | 2017年4月 9日 (日) 11時10分

これまでの議論を要約すれば、管理人様などは戦争を肯定しているわけではなく、戦争の「可能性」がある現実を直視せよとおっしゃりたいのでしょう。実際、場合によってはアメリカが武力を行使する可能性がないと、北に対するブラフは成り立たないし、どうしても外交交渉が成功しなければ戦争するしかなくなります。それが国際問題を解決するための手段として戦争を放棄している日本とは異なります。しかも現状のまま推移すれば、おそらく戦争の可能性は高くなる一方でしょう。
しかし「かつて・・・」さんのように、北朝鮮なんてろくでもない国はやっつけろ、そのためにソウルが火の海になっても日本が核攻撃を受けてもアメリカの勝手だのような、ネット右翼的な乱暴なコメントをする人が増えているのが、僕には気に入らないのです。護憲派が国防を軽視していたとするなら、改憲派には戦争を安易に考える人が多くなっているように見受けられるのが残念です。

投稿: はてな | 2017年4月 9日 (日) 11時20分

>6カ国協議の過程での裏切りの数々、二枚舌どころか3枚、4枚舌を使って、結局核武装化したのはどの国だったのか、思い出してから言って下さい。
今回、様子見妥協で先送りした場合は、北朝鮮のミサイルシステム完成だけでなく、数年以内に世界各地のテロリスト集団が化学兵器を持つ事態、つまり化学テロ当たり前の時代が来てしまうのではと思います。
ちっさい核兵器より安くで売りやすく遮蔽管理も楽なはずです。

山形さん、ミサイルからの避難訓練の話ありがとうございます。撃たれてから高台は意味ないですね。
集団で避難するよりは、せめて領事館翻訳(これ多分ニューヨーク州のガイダンスの翻訳版ですね)にあるような、間近な地下に潜るとか知っていれば、広島で振り向いて光をマトモに見るとかガラスが刺さるなどの外傷をわずかにでも軽減出来ないかと、思うのですが…。
中身がVXだったら地下もくそもないですね。

ミサイル実験が報道の節目になっているので後ろに送られがちですが、北朝鮮はまだ核は使ってませんがVXは国外で外国人を雇って使ってみせています。マレーシアでは1人の顔にだけでしたが、撒いて逃げるテロも当然できるという事です。
ニューヨークでも東京でも大阪でも。

交渉している間に小分けのVXのバリエーションパッケージがどんどん売りさばかれるリスクについて、はてなさんはどうお考えですか?

投稿: ふゆみ | 2017年4月 9日 (日) 11時24分

山形さんこそ僕のコメントを丁寧に読まずに、「お花畑」だとか決めつけているし、コメントが切れ切れすぎて何がおっしゃりたいのかよくわかりません。北がICBMを保有すれば、アメリカにとって脅威になるからその前に交渉するべきだと言っているのに、それが北のICBMを認めたことになるのでしょうか?
一方では北は「米国を交渉のテーブルに着かせて話し合う」と言い、他方では北は「六か国協議から脱退し」て話し合いを拒否しているというのでは意味不明です。前者が本当なら、これからでもトランプと交渉して、両者が妥協できる地点を探ればよいではないですか?レッド・ラインというのは、核の数量管理・射程制限・ICBM開発や核拡散の停止などです。山形さんには、できれば八日前からの僕の投稿を読み直してほしいし、この八日間にも、多少認識が変化した部分もあります。

投稿: はてな | 2017年4月 9日 (日) 11時56分

はてなさん。
書き方悪かったかな。勝手に脱退したのは北朝鮮。「まあまあ」とフォローしつづけてきたのが中国です。20年以上に渡る分かりやすい時間稼ぎですね。

過去のコメント読んでますよ。表向きの態度は表現が変わってますけど、内心は何も変わっていませんよね。
それこそ私のコメントや記事本文をあなたは読んでの書き込みなんですか?
なんでトランプ(米国)が北朝鮮と直接協議する必要があるのでしょう。それこそ北の思い通りなんですけど。

あなたこそ私の「6ヵ国協議」について何も読んでませんね。だから理想ばかりで現実を見ない「お花畑」だと言いました。表現が気に入らなかったらごめんなさい。
では「こいつ、バッカじゃねーの!」とストレートに言えば後納得いただけるでしょうか。

また、ノドンの話について。
私たちは日本に住む日本人ですよ。
アメリカを直接攻撃する手段が無くても、こっちにはいつでも飛んで来ます。
少しは危機感を持って下さいという意味でしたが、残念ながら伝わらなかったようですね。

投稿: 山形 | 2017年4月 9日 (日) 12時41分

はてなさんは、ようするに北朝鮮と対等に向き合え、とおっしゃっているのです。核保有国として米国と話し合い、妥協点を見出すべきだと。つまり、北朝鮮の主張を代弁されているのと同じです。

南沙諸島の中国の振る舞いに学ぶべきです。オバマが口だけで警告するなか、周辺国に軍事力を誇示し、"見事に"地域を支配し軍事基地を作りました。そして我が国に対しても尖閣はおろか、沖縄まで中国のものだと主張しています。これが独裁国家の現実です。

北朝鮮に対しては、拉致被害者の救出が途絶えたままです。話し合いで解決すべく交渉した結果、北朝鮮の単なる引き伸ばし戦術だったことが白日のものとなりました。我が国の国民を救出するためには、もはや軍事に頼るほかない状態です。

戦争を好んでいるのではなく、武力でもって対峙する相手には、武力でもって解決するしか方法がないのが現実なのだと思うのです。話し合いを続けて来た結果が現在の姿なのです。

このまま北朝鮮を放置すれば「ソウルを火の海に」が現実のものになると思います。今なら、そのリスクがかなり低い状態で北朝鮮の武装解除ができるのでは、と私には思えます。

投稿: 九州M | 2017年4月 9日 (日) 12時59分

今日は日曜にも関わらず、記事のアップありがとうございます。

論旨にはまったく同感で、北の目指すところは「東アジア地域の地域の小規模覇権国家」なのですね。
これが「両国見合いの安定性」の中でエスカレートしない「印パ」との、決定的な違いなのだという事。深く得心が行きました。

北朝鮮のような「古代返り」した国家を野放しにし、利用してきた中共の責任は限りなく重いと言わざるを得ません。
その中共は独裁国家ではあるけれども、毛沢東以後の集団指導体制のなかで「独裁者」を忌避して来ました。
しかし、ここのところの習近平個人への権力集中に向けた変化も心配です。

 国際社会がはてなさんのような独特の論を永遠に持つ事は金輪際有り得ませんが、同時に容易に我々の心配の種を根底から除けそうにないだろう事も事実かと思います。
 
 有り得るかも知れない米軍の新しい作戦は、「軍事行動」と「戦争」との間に段階を設けたものですが、これも論理構成先行とも思えなくもないし、カギは「独裁者の感性にどう響いてくるか?」という事に収斂して来るのでしょう。
 日本や日本人が自からの生命と財産を守る行動を徹底する事は必須だし、同時に国際社会(わけても米国)と協調し危機を乗り越える態度を示す事がさらに重要なのだと痛感します。
 

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年4月 9日 (日) 16時31分

今さら北が核を完全放棄するはずがないことは、管理人様も認めていらっしゃる通りです。その現実は認めたうえで、アメリカに何とか妥協点を探る外交を軍事力を背景にしてほしい、できれば戦争は避けてほしい、というのが僕が一貫して主張していることです。
六か国協議が北の時間稼ぎに使われたことくらい僕でも承知していますが、済んだことは仕方がないじゃないですか。妥協点を探るのが北の代弁をすることで、北がより強大になる前に、日本が核攻撃を受けても、全面戦争で北を滅ぼす以外に選択肢はないというのは極論です。外交には妥協が必要で、一方的な勝者がいないのは常識です。北の生存は認める代わりに、これ以上の核開発はストップさせるという交渉は、試してみる価値があると思いませんか?イランとは交渉が成立したのですよ。
また僕は勿論自衛隊は認めていますが、拉致被害者を軍事力で取り返すというのは、荒唐無稽な空論です。北朝鮮全土を占領・管理するには、日本は陸軍力を三倍くらいに増やさねばならなくなるし、拉致被害者が生き残っているとしても、彼らをを取り戻す前に全員殺されてしまうでしょう。
北よりも中国の海洋進出が長期的に見て日本にはより脅威であることは仰る通りで、宮古・石垣などに遅ればせながら自衛隊の配備が進んでいるのは喜ばしいことです。

投稿: はてな | 2017年4月 9日 (日) 16時32分

山路様に質問なのですが、北のミサイル施設などへの限定的攻撃というのは成り立つものなのでしょうか?部分的であっても、アメリカに敗北したことが北朝鮮国民の間に知られれば、金王朝の権威の失墜・転覆につながりかねないので、金正恩は日米韓に相当強力な反撃をしてくるというのが常識的判断だと思うのですが、違うのでしょうか。

投稿: はてな | 2017年4月 9日 (日) 16時56分

はてなさん。ちょっとクールダウン。
ここの常連さんたちは、「全面戦争で北を滅ぼす以外に選択肢はない」などと言っていませんよ。
また、「北朝鮮全土を占領・管理するには、日本は陸軍力を三倍くらいに増やさねばならなくなる」などという議論もしていません。

極端なことを言っちゃダメです。全面戦争する必要もないし、拉致被害者を奪還するために、「北朝鮮全土を軍事占領する」必要もありません。

はてなさん、戦争にはあなたのいうように「正義」「悪」はありません。
それを言うのは政治家であって、本来私たち日本にとって、国土と国民を防衛するのが最大の国益だというだけのことです。
その選択肢のひとつに、交渉オプションがあるように、軍事オプションもあるということです。
もっともわが国には、軍事オプションは与えられていませんが。

山路さんへの質問の、(「米軍の)限定的攻撃は成り立つのか」という質問ですが、成り立ちます。
おそらく米軍が実施するのは、数千カ所の軍事拠点に対しての「限定攻撃」になります。
この場合の「限定」とは、地上兵力を侵攻させないという意味です。

正恩が反撃しないかですが、もちろんするでしょう。それは何度も書いています。
主な反撃はミサイルです。
だからこそ、THAADの配備を急いだのです。確かに日本にあるXバンドレーダーでも捉えられますが、発射地点と距離がない韓国配備のほうがいち早く補足できるからです。

ソウルに対する砲撃もあるでょう。しかし、それは撃った瞬間に対砲レーダーによって察知され破壊されますから、一定の想定範囲内に納まるという見方もあります。

戦争をリスク管理で考えると、軍事オプションで得られる結果と、それによるリスクを秤にかけ、どちらに傾くかだということです。

今回のシリア毒ガス基地攻撃は、あのプラントは北朝鮮の技術輸出だからです。
米国は、アサドの非道を叩くと同時に、北の大量破壊兵器輸出にも重大警告を発したわけです。

今頃米国NSCは、この「戦争の天秤」という難問に取り組んでいるはずです。

拉致被害者に対して、主権国家として、同胞として、朝鮮動乱に際して陸自特戦群の出動も考慮するべきだと私は考えています。
テクニカルにはどうすべきか、まったく五里霧中ですが。

投稿: 管理人 | 2017年4月 9日 (日) 17時23分

山形さんが朝の報道2001を見ていたというので私も見てみましたが、これは必見でしたね。

シリアと北朝鮮人民軍との関係性の深さ、シリアの生物化学兵器のほとんどが北朝鮮から渡ったものである事がほぼ確実である事の指摘、それらを裏付ける元正花氏(元北朝鮮工作員)の証言も衝撃的でした。

そのうえで、今回のシリアへの空爆の意味は北朝鮮への重大な警告であり、「シリアを指差しながら本質的な目的は北朝鮮なのであり、それをコントロールする中国にも及ぶ」とする解説は納得性が高いものです。

また、こうした作戦の実行に対するトランプ氏への評価は、左右を問わず(政敵であるヒラリー氏や民主党内左派ですらも)非常に高く、米国の懐の深さをも伺わせるものでした。

印象的だったのは韓国での北朝鮮問題での有事対応の実例をいくつか紹介している部分で、官民問わずその意識が高さが感じられ、この面での日本の遅れを痛感しない訳には参りません。

 世界中を見渡しても、はてなさんの主張のごとく「北朝鮮と会話をすべし」という国は、中共やイラク、ロシアのみです。
また、国ではありませんがわが国では「朝日新聞」と「毎日新聞」とかがありますね。
いずれにしても、国際社会では「辺境の議論」に過ぎないのは明らかで、特段目くじら立てて論議する価値もないようです。
 しっかり現実を見て、起こり得る事態に対処するために日本は日本として「安全」をどう確保するかに専念し、それに即した議論を喚起する事に尽きると言えましょう。

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年4月 9日 (日) 18時43分

解説本当にありがとうございます。また(特に今日は日曜日なので)長々と書き込みをさせていただいた上に、意見の異なる人たちとおおむね平穏に議論できたことはよかったと思っています。
拉致被害者の奪還作戦は、日本の何倍もの国民を北に拉致されている韓国ですら行っていません。日本単独でどうやって行うのか疑問だったのですが、朝鮮動乱に際して特殊部隊を派遣するというのならわかります。もちろん拉致被害者の居場所が特定できていない以上、作戦は困難を極めるでしょうが。
しかし日本のミサイル防衛システムでは、北朝鮮にミサイルの飽和攻撃をされた場合、対応しきれないのは常識です。数千か所もの拠点を攻撃され、国民の前で恥をかかされた金正恩が反撃に核を使用しないと言い切れるでしょうか?それともその危険は織り込み済みで攻撃を行うのでしょうか?
米軍の限定的攻撃が成功すれば、北のミサイルの脅威が一時的に大幅に軽減され、アメリカの本気度に恐れをなした金正恩が、大量破壊兵器輸出を止めるなど、アメリカの要求を飲むことが期待されます。しかし北朝鮮は不透明な面の多い国だから仕方ありませんが、ここでコメントをしている人の間でも、一方では金正恩は我が身かわいさのゆえに合理的な判断をするから戦争はエスカレートしないと言う人もいれば、他方では彼は先制核攻撃すら行いかねない狂気に駆られていると言う人もいるなど、判断に大きなブレがあります。僕には、戦争は最悪を想定して行うものだし、金正恩の負けず嫌いな性分を考えれば、日本に対する核攻撃は十分ありうるように思えます。

今日はこれ以上書き込みはしません。外交は片手に棍棒を握ったうえで行うのが常識なのに、それをアメリカに代わりにやってもらっている日本を、皆様が情けなく異常に感じていることは、よく理解できました。僕としては憲法改正には賛成だが、改憲後も日本にはできるだけ平和的な国であってほしいと希望するだけです

投稿: はてな | 2017年4月 9日 (日) 19時56分

ここ2、3日の記事で、シリア、北朝鮮、クリミア、南シナ海と一見関係無い様に見えますが、旧態依然の大国のエゴと意地のぶつかり合いですね。
旧ソ連がそうであった様に、意地とエゴがぶつかれば先に疲弊した方が潰れます。大国のリーダーたちも歴史に学んでいませんね。リーダーと言えども一人の人間ですから。
ヤクザの世界にも親分が必要な様に、世界にも親分が必要です。その役割を担ってきたアメリカが決断できないオバマ政権で弱体化し今は仁義なき戦いの世界に入ろうとしています。
そうなったとき、世界は4つに分かれますね。
アメリカ、ロシア、中国、イスラム過激派のそれぞれの勢力です。北朝鮮はチンピラの域を出ません。キューバがそうであった様に、チンピラが親分の喉元にナイフを向けるなど自殺行為です。
一つ言えることは他の勢力がアメリカにとって代わるのは絶対に無理です。
選択肢で、日本がどの陣営に与するか。答えは明らかです。
アメリカの陣営に与した同盟国を守り切れなかったら、それこそアメリカは終わりです。トランプ大統領がアメリカファーストと言っても、それには同盟国の理解と協力が必要です。そのうえでトランプ大統領がどの様な行動に出るか。注視していきたいですね。

投稿: karakuchi | 2017年4月 9日 (日) 22時04分

ロシア、中国の一部ですがチェチェン、ウイグル自治区とイスラムの国です。
ロシアでテロが発生し、いずれ中国でも発生すると思われます。アメリカでは9.11ですでに発生しています。
アメリカ、ロシア、中国がイスラム過激派を共通の敵と認識できないでしょうか。第2次世界大戦で共通の敵ドイツ、日本と戦ったように。
まずイスラム過激派を退治してから利害を調整する。
無理かなー。

投稿: karakuchi | 2017年4月 9日 (日) 22時24分

空母カールビンソンがシンガポールから北朝鮮に出撃しました。

世界の紛争やテロを地中海と大西洋が真ん中の”World map”上で線で繋ぐと日本が国際紛争から最も遠くに位置する極東(ハブ)である事をあらためて認識します。この地勢にあって平和が維持出来ない事は無い筈なのですが…

投稿: イチロー | 2017年4月 9日 (日) 23時11分

イチローさん、メインプレイヤーが米中だと、日本列島は極東の果てではなく絶好の要塞もしくは出城と化す、うわーって感じです。
北欧でもロシアでもテロが起き、貧困も危機もない地地域がなくなりつつありますね。
5年前には考えられなかった世界です。

投稿: ふゆみ | 2017年4月10日 (月) 16時31分

ふゆみさん
インド、中国、ロシアに遮られ地中海周辺の紛争から遠く、大国間のパワーバランス上で平和だった日本ですが本当に太平洋の要塞島ですね。

投稿: イチロー | 2017年4月10日 (月) 18時42分

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