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2017年5月 7日 (日)

日曜雑感 国の呼称についてちょっと考える

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国の呼称について中華三振さんがコメントしておられます。

韓国を「南朝鮮」と呼ぶことについてですが、少しこのことについて考えてみます。

基本的に私は国の呼称についての表記は以下です。

①価値中立の呼称
②当該国の自称
③国際的に通用している通称
④民族差別的蔑称は使わない。

大韓民国については、「韓国」以外ないと私は考えます。

北朝鮮については昔はプレスコードで「朝鮮民主主義人民共和国」とダラダラと呼んでいましたが、いまや彼らの暴力性が露わになるに連れて「北朝鮮」一本です。

つまり時代によって、国際通称も変化するのです。

北朝鮮の場合、1970年代までは「金日成父さんの作った理想国家」のような錯覚が流布していましたが、いまそんなイリージョンは影も形もありません。

「南朝鮮」は北朝鮮が韓国を呼ぶ場合の呼称です。「朝鮮民主主義なんじゃら共和国の南半分だという政治的意味があります。

韓国もまた「北韓」(プッカン)と呼んでいますが、これも同じことのネガポジです。

台湾は「中華民国」ですが、中国はガンとして「台湾省」です。これもコリアと一緒です。

おっと、いま「コリア」と書きましたが、私はこれを南北をトータルに呼ぶ場合に使っています。

問題は中国です。

書くと長くなるのですが、「支那」の呼称は、今はプレスコードに引っかかります。

おかしな話でChina、つまりシナは世界呼称です。英語でチャイナ、仏語でシノワ、日本語読みすればシナです。

まったく同じ語源ですが、なぜか中国は日本からシナと呼ばれるのが大嫌いなようです。

これは中国にとって、英仏米からよばれるのはいたしかたがないとして、中華帝国にも入れなかったアジアの目下国如きが生意気な、ということのようです。

はいはい。日本では外務省が音頭をとって、NHK、新聞すべて統一されて「中国」ないしは「中華人民共和国」です。

もうひとつ嫌いな呼ばれ方は「中共」です。

これは中華人民共和国、あるいは中国共産党の略ですからどうして文句をいわれるのかわかりませんが、ともかくお嫌いなようです。

中華人民共和国の国号は、実は価値中立呼称ではありません。

「中華」は世界の中心を意味し、他民族や他国家との法的平等を否定した古代的呼称です。

ご承知のように、最初の統一王朝である秦(チン)を語源としており、差別語どころか自称であって、価値中立的呼称です。
支那 - Wikipedia

というわけで、本来私は欧米と同じように「支那」と呼ぶべきだと思っていますが、日本における統一呼称に従って不本意ながら「中国」と書いています。

さもなくば「チャイナ」と呼ぶことにしています。

ただし、「支那」と呼ぶ人には圧倒的に右サイドの人士が多いので、ちょっとなぁという気分が私の中にあるのも確かです。

まぁ、国の呼称はそれ自体価値判断を帯びるので、できるだけ価値中立で書くことにしているというわけです。

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コメント

「中国」というと、どうしても日本国内の「中国地方!」ととっさに連想するので、国名としての中国は使っていません。(混乱の元)
シナとかシーナとかチャイナとか、そっちのほうがなんだか異国風情があって好きです。
よく倭は日本に対する蔑称とかいわれますが、ヤマトタケルノミコトが古事記では「倭建命」表記なので、むしろかっこいい漢字だと思ってしまう私は、ミーハーな性格ですねw

やもりさん。

韓国が一生懸命に呼称変更しようと20年ほど前から頑張ってますけど「東海」なんて言うと、我々には「静岡から四国?」かと自然に考えますが、山陰から北海道までを表してしまいますね。
全く面倒くさい話ですが、典型的な外交的侵略の典型です。「日本海」は譲らんゾ!

山形さん。

>「東海」なんて言うと、我々には「静岡から四国?」かと自然に考えますが<<<

そうそうw東海ていうと思いつくのは、静岡から四国の東海地方、東海道五十三次の東海と、あと東海道新幹線ですわ。もし仮に日本列島がなければ只の太平洋になるだけだし。お隣の国はホント面倒くさいですわ。

私の子供のころは会話の中では普通に「シナ」って呼称してたんですけどね。

東シナ海はOKでシナはNGって基準が本当に意味不明です。

支那蕎麦は全くOKなのに、支那人は30年前から石原慎太郎のような政治家があえて使う言葉はクローズアップして取り上げられ、ニュース用語ではNGですね。。

 個人的な邪推ですが、中国共産党政府が「中共」という呼称を嫌う理由は、これは国民党と対になる言葉で「中国共産党が支配している地域は戦闘によって確保した場所ではあるが、正統性については確定していない」というニュアンスで使う人がいるんじゃないかと思っているのじゃないかなぁ。

私は中共と呼びます。中国というといろいろ紛らわしいので。

中華民国も同じ理由で「台湾」と呼びます。

 読み返してみたら少し不足していると思ったので、補足。
 現在の台湾が中国として国連の常任理事国で、現在の中国が中共として八路軍の占領区域である、というような以前の黒歴史が思い出されるので、中国共産党政府としては「中共」という呼称を容認できないのでは。アルバニア決議案とか逆重要事項指定決議案とか踊ったものです。みんな忘れたふりをしてますけど。

 私がいつも「中共」と言うのは、ひねくれ者の差別主義者だからではありません。

 「国家」よりも「中国共産党」の方が、対外的な意思決定や統治機構の上でも、すべてについて常に優位・上位にあるので、中国についての何事も、本質的に語るには「中共」を語る方がより目的にかなうし、それでほとんど用が足ります。
 中国共産党にとって「中華人民共和国」とは、体裁の良い「着ぐるみ」みたいなもので、国際社会に通じたり、国民を操縦するための利便的なものに過ぎないので、私はほとんどの場合「中共」を語ります。
 
 また、表現したい事柄に中国民衆を含む場合は「中国」と表現しますが、それはそれほど多くはありませんね。

 

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