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2017年6月20日 (火)

 朝日に騙されない為に!その1  山路敬介(宮古)

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日本の新聞、TVなどのメディアが、まるでなかったかのように「ミンダナオIS戦争」をまったく伝えないのは、昨日書いたとおりです。

この時期「IS戦争」がアジアで勃発しているという逃れようもない事実は、テロ準備罪がこのような厳しい国際情勢の必要から生れていることを物語っています。

ミンダナオは、マンチェスターやパリとつながっています。ヨーロッパの昨日はミンダナオの今日であり、東京の明日なのです。

おそらくそう遠くない将来、我が国も国際テロに直面することになります。

そのための備えとしてテロ準備罪が提案されたのであって、不備があるのなら維新のようにどんどんと修正案を出して建設的審議をするべきでした。

しかし今回も安保法制時と寸分変わらぬ光景が展開されました。

深読みするまでもなく、メディアは「共謀罪」とそれを進める政権攻撃のために、不都合な事実は何も見せない、何も聞かせない、何も考えさせない報道を続けたわけです。

国の外からテロの嵐が迫って来ているのに、それを議論させない報道と政治とはいったいなんなのでしょうか。

メディアにとって、愚民たる我ら国民が知ってよいのは週刊誌的「総理の意向」とやらだけのようです。

メディアの社会的役割は、事実報道です。

メディアが選んだ素材を、メディアに料理してもらい、愚民教育されることではありません。

私は極めて単純なことを言っているにすぎません。

事実を伝えよ。解釈は社説欄でやれ。情報の取捨選択は国民がする。お前らが選ぶな、勝手に味付けするな、ただこれだけです。

このようなことは、かつて大戦に突入する時期にメディアがした犯罪行為と、本質においてまったく変わるところがありません。

さて、本日は山路敬介氏から寄稿いただいた論考を掲載します。

山路氏は表層のモリカケ騒動にとらわれず、この騒動の奥に隠れている問題を摘出されています。 

分量の都合上3分割いたしました。

なお、連載途中で状況次第で私の通常の記事が割り込むことがありえますので、山路ファンの皆さまにおかれましてはご勘弁のほどを。 

なお、原則無編集ですが、見やすくするために、一部長文節を分割し、難解な用語に関しては、注釈引用を付け加えました。

                                             ブログ主

                 ~~~~~~~
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                  朝日に騙されない為に!
                                         山路敬介(宮古)

■はじめに 

 今回の加計学園騒動はどうみても籠池学園問題以下でしかなく、次々と出てくる個々の事実も、「問題」と言えるような種類のトピックはまったく見当たりません。

 このような大きなバカ騒ぎの原因は、「前川氏による印象操作によるもの」と結論づけてよいでしょう。

 既に獣医学部一校のみ、それも今治市にほぼ決定し文科省も含めた既定路線であったにもかかわらず、前川氏はあえてそこを話さず、あたかも白紙の状態からの「総理の御意向あった」との、会見での印象操作を行いました。

 その後、さらに菅官房長官発言やら萩生田メールなど、マスコミによるつまみ食い的な些事のクローズアップによる後方支援もあって「印象」は肥大化し、国民の判断を狂わせる事となったのが顛末です。

 このような仕業は前川氏だけでとても出来るものではなく、タイムリーな前後の報道やえげつなく自己の過去の主張を顧みない反転主張、その「火付けの手法」からしても朝日新聞が得意の「絵」を描いた合作の「詭計」だったと言っても良いと思います。

 朝日の体質は「吉田証言問題」、「吉田調書問題」を経てもいささかも変わるところがなく、むしろ巧妙さにおいてグレードアップしているようで、その「害悪性」も戦前から一貫しています。

 ただ、その原因として「朝日」は戦前から常に「ひも付き言論」の府であって、戦前は物心両面で「国家・軍」を主人とし、戦後すぐは自己保存的必要から「米軍」へ、そして精神的に「ソ連」から「共産主義国家」と次々と寄りかかる権力・権威を変えてきた事があげられます。

そして現代においては、311以降(あるいは「吉田調書」「吉田証言問題」以降)、「朝日の主人」が見えづらくなりました。

 それは「中国共産党」ではないか?とも巷間言われますが、そうとも言えないと思います。

A・ネグリの「マルチチュード」概念と「朝日新聞」

 
 A・ネグリの共著「帝国」は難解な本で、私など最初はその半分も理解出来ませんでした。

アントニオ・ネグリ - Wikipedia

 この本が理解出来ない原因は、よく解説などで見かける「反グローバリゼーションという立場からの書物」であるという意味に狭めて読むからで、その点あらゆる解説書は誤ってはいないとしても結局のところ、ネグリの言う「マルチチュード」が一体何を意味するのか、そこがわからないから全然意味が通じなかったのでした。

 ネグリは左派(リベラルではない)知識人の理論的支柱であり、私の考えでは「社会変革」をどう起こすか? その為にせっせと世界的な「悪党」として認知済みの「帝国」概念を極大解釈しつつ、つまるところ資本主義を「悪」とします。

 そして、現今の民主主義は資本に侵され尽くしているという考えから、選挙による民主的な手法以外の「運動による変革」を強力に提唱し、もって明らかに「革命への意思」を持つべく知識人層に植え付けて回る宣教師的人物であって、マルクス主義の亜種に過ぎないと言わざるをえません。

 私の知る限り、この「マルチチュード」概念をもっとも平明・適切に意味を明らかにしたのは篠原章博士ただ一人です。

 批評com『敵は一体だれなのか、ネグリのマルチチュード~』(※)の中で氏が述べているとおり、「マルチチュードは階級概念」であり、「知的労働に従事する人びとが主体」なのであり、現代におけるその知的労働者とはつまり、「横文字商売人+一部メディア人」なのです。
http://hi-hyou.com/archives/832
マルチチュード - Wikipedia ラテン語で「民衆」の意

 朝日新聞は比較的社内に求心力が強かった木村社長が「吉田調書問題」で辞任し、記者たちを抑えることの出来ない「弱い」渡邉社長に代わりましたが、発行部数が著しく減ったとはいえ、不動産収入が潤沢に推移しているゆえに経営基盤は磐石とみられます。

 このような状況下で朝日新聞社内で起こる変化は、さらなる「経営と編集の分離」です。

 それは記者個人レベルの言論の自由の紙面への反映をもたらし、それゆえ、過去記事との整合性もかなぐり捨てて資本の論理から切り離された記者の甘えと奔放です。

 ただに記者達の既定する「悪」であるところ無闇な「権力への反発」だけの、結果的に我々が対面する事になる「荒れた紙面」にあらわれる事になります。

 そして、ネグリと朝日新聞を結びつける線は、ネグリの招聘を念願し実現させた「学者の会」がその大元です。
安全保障関連法に反対する学者の会 - Wikipedia

 「学者の会」の反原発・反安保法制に見られた非常識な運動の礼賛、反GDPなどに見られる論説の完全な一致は、「ネグリ的革命を意識した行動」といっても、決してオーバーではないと考えます。

 くわえて、「学者の会」と前川前次官の近さは良く知られているとおりです。

 まぁ、朝日は今後この線で行くのだろう、という見当はつこうというものです。

                                                 (続く)

 

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コメント

 かつて…(以下略)さんがトップコメントで、昨日の記事のコメントが少ない事について指摘されいました。
 
 しかしですね、実は恥ずかしながらこのミンダナオの件について、私は昨日の本ブログ記事で始めて知ったのです。
 私とて普通にテレビを見、普通以上に各新聞をチェックしているつもりですが、このような重大事を些かも知らなかったです。
 で、初見で私には昨日の記事は直ちに考えがまとまらず、コメント出来ないほど衝撃を受けました。
 南シナ海の次は東シナ海であるのは中共・人民解放軍の習いですし、「中共がどう出るか」は置くとしても、海洋においてこれは我が沖縄県にとっては、トップニュースであるべきです。
 
 メディアこそは要するに「戦前」のままの自主情報統制を行うのかも知れず、少なくも改めて私たちに「本当に必要な情報」を与えてくれる機関などではない事を実感させられるハメになりました。
 
 ブログ主様におかれましては、ミンダナオの続報をよろしくお願いいたします。

今朝の山路さんの記事も、昨日の管理人さんの記事も、とても興味深いです。ISの計画には、日本も入ってるんですよね。何年か前のニュース番組で、ISの司令官だったかな、インタビューで答えてるのをみて、沖縄もイスラム国になるのかなぁとびびったことを思い出しました。そして今日のネグリの、民衆を煽って革命を起こすという方法。これが、反原発や流行になった国会包囲網を正当化しているんですね。うん、ものすごく納得いたしました。アラブの春とかもたしかネグリの影響あったとか、どこかで読んだ記憶あります。

 フィリッピンの反政府ゲリラ(内戦)は昔からあるものですよね。今回「ありんくりん」さんが取り上げた理由が分からず、私には唐突なように思えました。ISISと連携しテロ活動を活発化するつもりでしょうか? 日本の安全保障とどう関わるのでしょうか? どうも分かりません。

> この時期「IS戦争」がアジアで勃発しているという逃れようもない事実は、テロ準備罪がこのような厳しい国際情勢の必要から生れていることを物語っています。

 と、「ありんくりん」さんがおっしゃいますが、マスコミがこれに言及しないことのみならず、総理もミンダナオとの関連でテロ等の危険性を語ることをしませんでした。これでは、私たち一般庶民は何にも分からないままです。

 TVでは、加計学園についての総理の説明がいま放送されていますが、つまらない話題だと思いますね。時間の無駄のような感じです。

 ミンダナオの反乱が将来日本にも関わる重大事であるならば、政府は現段階でも色々と国民に説明しておくべきです。政府は、国民の啓蒙の義務もあるのではないでしょうか。安倍政権は評判が悪くなっておりますが、私も安倍さんへの印象が悪くなってきております。総理は問題点を正面から論じることはせず、回りくどい対処をしているように思います。総理のなさること全てが私には不信感が付き纏います。

 

 

ueyonabaru さん。おおよそ同感です。今回は国会の期末が迫って重要法案が立て続けにあった上に、民進党が審議未了をねらってスケジュール闘争をしかけたため、なにからなにまで説明不足でした。

というかテロ準はまとも審議さえされなかったといっていいでしょう。ありとあらゆる委員会審議でモリカケ一色、したとしても「森のきのこを採ったら」ですからどうにもなりません。

官邸のイライラは極限に達していたようで、野党の挑発に乗ってしまったのは確かです。
昨日の首相の演説が言うように理を尽くして、テロ準について国民に説明したとは到底いえないものでした。
菅さんのいつものクールさも裏目にでて、ぞんざいな印象を与えたようです。

「ミンダナオis戦争」との関わりについては、政府としてはフィリピン政府との関わりもありますから、成立を目指している国内法との絡みで公式説明するのは難しかったと思います。
今後もそうだと思って下さい。

この政府の説明不足を補うのは、本来ジャーナリストの仕事のはずですが、私も含めてこちらも加計との対応に追われて手薄でした。


フィリピンのイスラム独立派は何十年も前から居ましたが、自治区の落とし所をつけながら一時よりも収束に向かいつつあったのです。
ミンダナオのダバオ市には戦前日本人街もありましたから、日本とは縁が深く、他国がこの問題から手を引いても日本は主に民で地道に支えてきたのです。ドゥテルテ氏が日本に好意的なのはそれを知っているからでもありますが、彼は日本の非力な面も分かっているはずです。
だから、今回資金面で武器供与の手助けをしたり、日本経由のブラックマネーを封じたりフィリピンマフィアと北ルートの交錯する組織犯罪摘発の一助が出来るようになったのは吉報です。
というか、表でODAやNGOなんかでしみじみやる規模と、裏で北からISが第三国経由で武器を買うゲートをウエルカムボード付きで開いていた日本は自由というより異常でした。

ueyonabaruさんのようにピンときづらい方は他にも沢山いらっしゃると思います。
それは情報が少ないからでもあり、少ない情報に憶測を重ねると見誤るのでここから先はフィリピンの中の話は情報待ちかなと私は思っています。
しかし、日本とは物凄く、関係がありますよ。
この火種と飛び火の行く先になろうとしているASEAN地域と米国抜きのTPPを主導したいと我が国は言っています。中共と中古武器供与合戦も繰り広げ始めたばかりです。
そして、多くの人が「平和な日本に外国人テロリストが入り込んで自爆テロや乱射する日が来る」事を恐れますが、何十年も前とはいえ、日本人はテルアビブの空港で現代初の無差別乱射事件を起こした無差別テロのパイオニアです。
毒ガスによる無差別テロでも先鞭をつけました。
どちらもやったのは日本人です。しかま両者とも類似孫団体のようなものが国内に放置されています。それは安倍政権に啓蒙されなくとも、私達一人一人が知っている情報を振り返るだけで思い出せることばかりです。

山路さんの本記事について、遅くなりすみません。興味深く拝読し、リンク先の篠原氏のコラムも併せ読みました。
朝日が旧ソ派と中共派で競い合っていた話を長谷川氏の著書で読んだ後、では今は親中一直線なのか?そうとも見えないな?と感じていた疑問にクリアに答える記事をありがとうございます。
マルチチュードとはブンヤの無責任なアナーキズムに親和性がとても高い概念ですね。
破壊なくして創造なし、と言えばかっこいいのですが、世界を見渡してこの人達が破壊した後豊かな何かを創った実績が数十年の間に一切無い、という事実は重いです。

<帝国>でネグリ=ハートは、<生政治>の<自己組織化>と言っています、これはフーコーのミクロの権力論をややポジティブサイドで表現したようにも思え、その辺りがゴリゴリ暴力革命的マルクス主義ではなく、人々の暮らしやゆるい連帯自体が革命だ〜みたいなソフトムードで受けたんでしょうけども、結局はマルクス主義直系の思想でしょう。

面白いのはアントニオ・ネグリは急進的左派ですから、スペインのPodemos、ギリシャのTsiprasを支持しています。たぶんイギリスのコービンも、、まあ左派としては当然ですよね
ところが、このヨーロッパ左派勢は日本でいうアベノミクス(反緊縮)と同じことを志向しています。このねじれは興味深いですが、少なくとも日本の左派はグローバルスタンダードの左派水準にすら達していないというガラパゴス左派なんですよね。
逆にいうと安倍さんはヨーロッパ左派並みに、日本の貧困や失業に熱心に取り組んでいるという証左でもあります。

「学者の会」のメンバーも、左派思想家がずらっといるのはまあわかりますが、経済学者では浜、金子、水野というトンデモ系がいますね。

僕はネグリの説はいいと思いませんが、日本のガラパゴス左派はせめてヨーロッパ左派の勉強をすべきだと思いますよ
そうすれば自分の理論のおかしさに気づくでしょう

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