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« 山城氏の国連スピーチと文科省の「文書発見」 | トップページ | 日曜写真館 6月の宝石 »

2017年6月17日 (土)

ニュースにならないことをニュースにする人たち

003
有本香氏の近著に『「小池劇場」が日本を滅ぼす』という本があります。おそらく体系的に小池都政を分析した、最初の本になると思います。

出てすぐに買いましたが、実におもしろい。 

私も小池都政には似たような失望があったので、そのうちご紹介したいと思いますが、その巻末に「ニュースにならないことをニュースにする人」という一章があります。 

その冒頭に興味深い一節があります。 

「本来ニュースにもならないことが大ニュースになってしまうー、これが小池劇場のこまった特徴である。
行政の仕事というのは、日々これ膨大かつ多岐にわたるが、ほとんどが地味な作業の積み重ねだ。その一つ一つが遺漏なく着実にこなされていることはふつうニュースにはならず、私たちもそれをあたりまえだと思っている。
ところが、小池百合子という人にかかるとそのあたりまえがいちいち『事件』になる。マスメディアにとっては、いっとき貴重な『ニュースメーカー』とはなるが、都民にとっては、あたりまえの行政をあたりまえにやらないトップは『トラブルメーカー』でしかない」

この「小池百合子」の部分を民進党、「都民」を国民と読み替えてパロってみましょう。

「ところが、民進党にかかるとそのあたりまえがいちいち『事件』になる。マスメディアにとっては、いっとき貴重な『ニュースメーカー』とはなるが、国民にとっては、あたりまえの行政をあたりまえにやらない政党は『トラブルメーカー』でしかない」

もちろん火元である、朝日新聞と読み替えて頂ても趣きが深まるでしょう。

ところで、朝日は「加計問題、官僚に責任押しつけ」という見出しの後に、こう書いています。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000003-asahi-pol

「加計(かけ)学園の獣医学部新設計画で、「総理のご意向」などと書かれた文書をめぐり、内閣府が文部科学省と食い違う調査結果を出した16日。この日の国会審議で浮かんだのは、責任を役人に押しつける政権側の姿だった。疑問を残したまま、国会は事実上閉会した」(6月17日) 

朝日に言わせると、「政府は疑問を残したまま官僚に責任を押しつけて逃げきりを計った」ということのようです。

はて、「官僚に責任を押しつけた」ですか?なんの責任でしょう。

そもそもこの加計問題とは、純粋に文科省内部の問題だったのではありませんか。

このメモを書いたとされたのは牧野美穂課長補佐だそうですが、課長補佐レベルの官僚のメモにそんなニュース性があるのか不思議に思いませんか。

しかもこの「牧野メモ」は、大臣はおろか副大臣、政務官も一読もしていなかったものです。

前川氏が病めてから「告発」しているように、「総理の介入によって行政を歪められた大問題」だと思っていたら、なぜ「牧野メモ」を正式文書にして上位の文科大臣に上げなかったのでしょうか。

下の諮問会議の議事録でも分かるように、北山文科省課長は「獣医師、歯科医師、船舶職員は増やさない」と述べているわけです。

このような本来の教育とは縁も縁ない分野の専門職の需給構造の許可権限まで、文科省は握って離さないわけです。

権限は握って離さない、本来は伝えるべき上位には伝達しないで握り潰し、辞めた後になってからリベンジする・・・、これこそ「われこそは国家」の官僚の姿です。

もちろん、牧野課長補佐が「総理の意向」を直接安倍氏から聞く立場になるためには、彼女はまだまだ官僚の長い階段を登っていかねばなりません。

どこで、このメモを盗られたのか知りませんが、あなたが意図的に流したのでなければ、このような使われたことについて、どのようにお考えかお聞きしたいものです。

当の牧野氏はヒアリングでこう言っているそうです。http://www.sankei.com/affairs/news/170615/afr1706150021-n3.html

総理までお話が伝わっているのだろうとは思ったと。レベルの問題もあるがスピード感を持ってやりなさいということなのか、特定のことにこうしなさいと言っているのかは分からない

これは2015年6月8日、国家戦略特区ワーキンググループ・ヒアリングの会議に、牧野氏が出席した感想だと思われます。http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/150608_gijiyoushi_02.pdf

この議事録を丹念に読むと、牧野氏はほとんど発言していないことに気がつきます。

しゃべっているのはこの部分です。

「○八代委員 文科省にお聞きしたいのですが、文科省が新しい大学を認めるときに、例えば教授の数とか教授のレベルとかということ以外に、この獣医以外では、その学部の卒業生の就職先があるかないかということを新設の基準にしているのですか。そういう例があれば教えていただきたいのです。医学部は別にして、例えば歯科医師などは別にそうしていると思いませんしという就職口まで考えて新設大学の認可基準に入っているのかどうかということです。
○北山専門教育課長 お答えします。文部科学省の告示において新設を規制している分野として、歯科医師と獣医師と船舶職員というものがございます。
○八代委員 逆に医学部はしていないのですね。
○牧野課長補佐 医学部もしています。その就職口までをも設置基準なりに入れているかというと、そういうことはございません。」

あともう一カ所短い答えがありますが、ほぼこれだけです。

大部分の文科省側の発言は、北山文科省高等教育局専門教育課長がしており、牧野氏はサポート役でしかなかったのがわかります。

素朴におかしいと思いませんか。

サポート役ていどで顔を出した役人の書いた、ヘッダーには日時も発信者名・宛て先名をもないただの「メモ」がそんなに重要なのかどうか、常識で判断していただきたいと思います。

しかも書いた当人が正直に、「スピード感を持ってやりなさいということなのか、特定のことにこうしなさいと言っているのかは分からない」と言っているように、「わからない」のです。

わかるはずがありません。議事録には「総理」の「そ」の字も出てこないからです。

あるはずがありません。それは国家戦略特区はこんな多重構造になっているからです。

Photohttps://web.pref.hyogo.lg.jp/kk45/kokkasenryakutok...

菅官房長官が、「特区の指定、規制改革項目の追加、事業者の選定などいずれのプロセスにおいても関係法令に基づく適切な処理がなされており、圧力が働いたりしていない」と記者会見で述べていましたが、そのとおりです。

どこを特区にするのかという選定自体、総理がするわけではありません。国家戦略特区諮問会議が決定します。

規制改革のメニューづくり、その事業者の選定なども各WGが行います。総理が介入できる余地はまったくありません。

Photo_2
上の図をみていただければ、それが200案件以上に登ることがお分かりになるだろうと思います。

現在進行しているこれらの案件を、坊主憎けりゃ袈裟までよろしく戦略特区廃止法案を出すと息巻いている党があったようですが、バカじゃないでしょうかね(苦笑)。

Photo_5
しかもそこの党首が、かつて政権時に行政刷新大臣をしていたというブラックジョークつきです。

2010年6月8日に、前任の枝野幸男氏から引き継いだ事案の中に、既に今治市・加計画学園獣医学部新設は入っていたはずですよ。忘れちゃったのかな、蓮舫さん。

それはさておき、これらの規制改革に総理の意志が働くとすれば、牧野補佐が言うにように「スピード感をもってやれ」ていど以上でも以下でもないトップとしての一般論です。

ハッキリいっておきましょう。仮に首相が大統領が如き強い権限を持つトップだとしても、これだけのレベルを通過させて、特定の贔屓にする事業者を押し込むことは不可能です。

課長補佐は、「特定のことをこうしなさいかわからない」などと言っていますが、牧野さん、あなた自分が出た議事録読み返して、まだそんな寝ぼけたことを言っているのですか。

同じ会議に出ていたWG座長の八代委員は、こう明解に言い切っています。

「政策判断と決定プロセスはすべて正当であり、何らかの意向でゆがめられた事実はない。
獣医学部新設が実現できずにきたのは、既得権者が新規参入を阻んできたためだ。この分野でようやく岩盤規制改革が実現したことは評価すべきである。
『加計ありき』で検討されたとの指摘は事実に反する。今回の一連の経過によって今後の岩盤規制改革が阻まれることを強く危惧する」(産経6月13日抄録)

この加計問題は、文科省内部の問題にすぎません。

獣医学部新設することを既得権益の侵害だと捉えた日本獣医師会と、それと癒着して52年間も新設を阻んできた文科省の眼に、加計獣医学部新設がどう写ったのかというただのあくまで「主観」の問題です。

前川前事務次官は森友学園騒動を見て、「お、忖度という手があったのか」と膝を打ったのでしょう。

思えば「忖度」とはうまい武器を見つけ出したものです。

なにせこの言葉は「相手の気持ちをおもんばかる」ていどのファジーな意味ですから、そう思ったら勝ちです。

テレパシーでもあるのかと思いますが、「ほらここにも疑惑が。また疑惑発見」と次々に繰り出せば、イメージ形成にはなります。

こういうのを印象操作といいますが、やり続ければ見ている視聴者も鈍感になりますからね。

いいんです、これで。ともかくニューの時間をこれ一色で占拠してしまえば、なんとなくそういう「気分」にさせられるからです。

いわば情報の綿菓子です。グシャっと潰せば飴ていどが元種でも、疑惑の雲で取り囲めば大きくなります。

そしてこの飴すらも、元を正せば証拠となる文書は、一課長補佐の「あたし、そう思ったんです」というていどなんですから、なんともかとも。

特区に関わったのは民間委員と文科省以外に内閣府があるわけですが、内閣府は自身の8文書を調査の結果、「総理の意向などと記された文書は確認されなかった」とした上でこう述べています。

「文科省作成の概要メモは必ずしも議事録そのものではなく、文科省の作成者の受け止め方を記したものだと考えられる。省庁間の対立が先鋭化し、調整が困難な局面で内閣府職員が時として使用する強い口調が反映されたのではないかと推察される」(産経6月17日)

その上で今回内閣府は、「総理の意向」とか、「スピード感をもって実現すべきだ」という「牧野メモ」のようなことを言った者は内閣府にはいないとしています。

おそらくはそんなところでしょう。あくまでも文科省が、そう「受け取った」ということにすぎません。

「行政の仕事というのは、日々これ膨大かつ多岐にわたるが、ほとんどが地味な作業の積み重ね」(有本氏前掲書)なことを完全に吹っ飛ばして、ひとりの官僚の「主観」がニュースになってしまうわけです。

普通、社会人はこんなことをやりません。それは自分の日々の営為に対する冒涜だからです。

ところが現実にやってしまったのが、「本来ニュースにならないことをニュース」にしたかった前川喜平氏と、朝日新聞と野党だったのです。

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コメント

同意です。但し、注意しないといけないのは、この世界は「真実が何か、ではなく事実としてどう認定されるか」によって動いていることであり、認定されてしまった事実が真実でないことがありうるということです。そして、左翼・反日日本人は、真実を曲げ、己の想いを事実に反映させるための「アジテーション・すり替え・レッテル貼り」に秀でています。これほど馬鹿げたことが日々フォーカスされていることに、空恐ろしさを感じます。貴殿の声をもっと広げてください。しかし、官庁を本当に動かしているのは、課長補佐クラスのはず。それがこの程度とは、文科省は、本当にクズ省庁です。

 マスコミはいわゆる「加計学園問題」の争点ですらも、意図的にずらして推移してますね。
今となっては論点がどこにあるか?明確に言える国民は希少種です。
結局は「国民不在のバカ騒ぎ」でした。
 
 政府の弱みは、文科省は外部でなくて自らの「内部」なのだというところにあり、朝日はそこを突いた上手い戦略だったとも言えます。
 ただ、朝日と組んだ文科省の信頼は地に落ちて、阿吽の呼吸で認められていたこれまでの「省益」を今後は主張出来なくなったと見るべきで、その行政裁量範囲も狭まる結果につながり、これはこれで結構な事です。
 よく、左側の組織にありがちな「自己崩壊」の図に似ています。

 いまのところ「国民の声」として受け入れ、謙虚さを演出している安倍さんですが、事の本質が「行政改革が不十分だった事にある」と、痛感しているでしょう。
 馬鹿なひと握りの公務員のおかげで今後、風通しのよい行政が行われるように政策されるなら、国民にとってのプラスになるかもですね。
もっとも優秀な財務官僚あたりは頭を抱えているのでしょうが。

管理人様

まるで今回の問題をフェイクニュース
とでも言いたげな主張に驚かされます。

本当にフェイクニュースなら
なぜここまで話が大きくなったのでしょうか。
切れ者であるはずの
菅長官が苦しい答弁をする必要もありません。


国民の疑念は深まっています。
不肖私は、主要紙と地元紙を毎朝目を通して
おりますが、読者の投稿で安倍政権を擁護
する声は皆無です。
皆、今回の安倍政権の対応に怒っています。

 とーてんぽーるさん

 ブログ主様は「フェイク・ニュース」などとは一言も書いておりません。
 本来、連日これだけ大々的なニュースとしてとりあげる価値はないのだ、と言っているのですね。
 本記事からは安倍政権を擁護する意図も見られませんね。
もっと記事を良く読んでください。決めつけは良くありませんよ。

 とーてんぽーるさんおっしゃるところの、その深まっている「国民の疑念」とは何ですか?


 

とーてんぽーるさん。これはフェークニュースではありませんよ。というか山路さんが代わって言ってもらっちゃいましたが、「ニュース」ですらありません。
フェークニュースは和訳すれば誤報ですが、これは虚報です。

どうして文科省課長補佐の書いた「そう思った」という主観がニュースになるんでしょうか。
ニュースにするなら、しっかりとした裏付け取材をして固めていかねばなりません。やっていますか。
ただ「政府は調査しろ」と繰り返しているだけじゃないですか。
挙証責任は、追及される側じゃなくて、追及する側が出すもんですよ。

新聞の投稿欄についてですが、朝日の「声」が社論のアドバルーンなことは有名です。
沖縄2紙などはもっと露骨に社論以外まったく受け付けません。

沖タイ、琉新に「やはり自分たちを守るために一定の米軍基地は必要だ」なんて投稿が載ったことは皆無ですね。私が知っているかぎり何人かいるのにです。

多くのメディアは投稿欄を、そのようなメディアによる世論形成の道具に扱っています。
ですから、投稿欄=「国民の声」というのはちょっときつい。

マスコミに乗せられて、なんだか怪しい、なんだか怪しいと言っているのもかまいませんが、ほどほどにしましょう。
もっとかんがえなきゃいけない問題は山ほどあります。

といってもこれだけのメディアスクラムを数カ月組まれると、当分は虚報騒ぎも続くのでしょうが、賢明な国民はどこかであほくさと思うと信じています。


「国民の疑念」は選考において加計が選ばれ、京産が落とされた理由がよくわからないことでしょう。
明確な理由を説明してほしいのではないでしょうか

民進党は、共謀罪の文脈では犯罪の構成要件として「内心」を含めるのか!と強く批判しています。
僕も犯罪の構成要件は厳密に定義されるべきであり、その部分は民進党の主張もわかります。例えばアメリカではコンスピラシーは、主観、客観、顕示行為が成立条件となっておりきっちり運用されています。
(逆に、きっちりしすぎてテロの未然防止ができないじゃないかという批判もあるくらいです)

犯罪の構成要件として「内心」を含めるかどうかは重要な問題だと思いますが、今回の「忖度」は文脈は違えど、内心を犯罪化する危険な発想に繋がりかねません。
民進党はまたもブーメランロジックを使っています。「忖度」が犯罪、あるいは準犯罪であるかのごとくメディアで大々的に報道されてしまっては政治家やマスコミがなんでも犯罪化できてしまいます。

僕は今回の民進党の対応をみて、あ、もし民進党が政権を取ったら「内心」を犯罪化する共謀罪の運用をする危険な政党なんだな、、、と認識しました。こんな危ない政党は政権を取るべきではありません(実質無理だと思いますが)

共謀罪では多くの弁護士が「内心」の犯罪化について懸念を示していますが、同じロジックで「忖度」の犯罪化(あるいは準犯罪化)についても批判していただきたいものです。


おはようございます。
牧野さんの発言を引用されるのなら下記の部分の方がよかったのではないかと思います。
獣医の需要が低いことについて挙証責任が文科省にあると考えているWG(=内閣府)側と、学部の新設を認めるなら需要不足を証明せよと求める文科省側との相違が明らかになっています。
国政の上でいずれが妥当なのかという議論はともかく、このWGでは、前者を前提として議論を重ねて来ていることが明らかであり、牧野さんの理解不足が目につきます。
また、下記の原委員の一行発言は、憶測ですが「挙証責任がひっくり返っている(怒)」とか「挙証責任がひっくり返っているwww」という感じではなかったでしょうか?
少し記事の主旨とはずれているコメントで失礼しました。


○北山専門教育課長  全てモデルコアカリキュラムに基づいて卒業している方というのが定員ベースで930人毎年いるということでございますので、それぞれの分野を専攻している人が何人いるかということについては、情報を今持ち合わせておりません。
○牧野課長補佐  大まかに公衆衛生であればこのぐらいと、公務員獣医師全体としてはこのぐらいとか、そういった大まかな分野としてはわかるのですけれども、個別に食品管理に何人とか、そういうものは本当に個別に聞かないとわからない状況です。
○原委員  最初に伺ったときには、新しい分野のニーズというのは共有された上で、その具体的なプログラムをつくってくださいということを求められているのかと思ったら、そういうことではなくて、文科省さんのお考えとしては新しい分野などは存在しないだろうと、ニーズはないでしょうというようにお考えになっているという。
○牧野課長補佐  そこまでは言っていませんけれども、既存の獣医師養成の分野に関しては少なくとも今足りているというように我々は農水省さんから聞いておりますので、その上で関係者も納得するような、これは新しい構想だというようなものを具体的な需要の数までも示した上でお示しいただければ、こちらとしても一緒に検討していきたいということでございます。
○原委員  挙証責任がひっくり返っている。

とーてんぽーるさんへ

 典型的なマスコミ信頼型のタイプだとお見かけしました。どうしてそこまでマスコミを信頼できるのでしょうかね。できたら、そのお気持ちを是非お聞かせください。不思議です。

 「読者の投稿で安倍政権を擁護する声は皆無です」とのことですが、わたしの住む沖縄の新聞でも自民党を支持する投稿はほとんど見ることができません。投稿欄に意見が載らないから、自民党支持者が非常に少ないということにはなりませんよね。そこはご了解できますか? 投稿欄が県民の世論だということは言えないのです。

 自民党支持者や右派の意見は、新聞社が好まない姿勢があるため保守派の皆さんなど投稿をしないのではないでしょうか? 投稿しずらいのですよ。投稿したが採用されないという証言もあります。

 左翼に傾く新聞、マスコミに対し反旗を翻す人びとが少ないということなのです。投稿が少ないので、安倍政権が支持されていないということではありません。

 とーてんぽーるさんのご意見には驚きました。  

すいません中華三振さん、

 「国民の疑念」やらという、錦の衣に被せた取るに足らない薄っぺらなマスコミの主張は、私も十分承知しているワケでして。(笑)
 そのうえで逐一具体的に、主張されるとーてんぽーるさん自身にお答え頂いた上でないと議論の俎上に乗らないので、そう申したのでした。
悪しからず。

 なお、京産大が選考から外れた事情はとっくに明らかなのでクドクド申しませんが、今回の件でこれほどマスコミに大きく取り上げられるような「問題」というようなものは、存在していません。
 我々はここをしっかり認識しておかないと、またしてもマスコミに振り回される事になりますね。
 

ニュースにならないことをニュースにする人たち。
言い得て妙です。昨今の多くのマスコミはまさにこれですね。
昨晩滅多に見ない報ステを観てましたが、まあ酷い内容です。
昨年でしたか。高市総務大臣の放送法に関する答弁でも、
狂ったように一部の野党やマスコミが異常反応を示してました。
民主党政権時に平岡総務副大臣が
同内容の答弁をしていたにも関わらずです。
金平、岸、大谷、青木氏などいつものしょっぱいメンバーが
記者会見まで開いて民主主義の危機などと大げさに語ってましたが、
私から見ればこの人たちの方がよほど
全体主義的で民主主義を壊しているように見えるんですが。

高市発言前後の一部マスコミには
国谷裕子、岸井成格、古舘伊知郎の三氏がキャスターを降板したのも
安倍政権の差し金なんていう報道もありました。
ここまでくるとほとんど病気の世界です。
終いには「梅雨なのに雨が降らないのも安倍のせい」
なんて言い出しかねませんな。

だいたい上記三人の降板が安倍総理の意向を忖度したものなら
こうも連日安倍叩きに血道を上げるような報道はしないでしょ。
インターネット環境の整っていない20年前くらいなら
とっくに政権が潰れててもおかしくないほどの異常事態です。

 自分もかつて国家公務員であったので、今回の文部省の不祥事はとても気になることでした。前川氏の「面従腹背」を座右の銘としているという発言も、その気持ちは分かるのですが、そのことを公の席で今頃発表するという気持ちは理解しがたいものがありますね。驚きました。公務員は政治家の下で働くのが本務であることは前川氏もご存知であり、それがイヤで面従腹背をしていたと言いたいのでしょうかね。公務員でも政治家に意見を言うことは可能ではあるのです。それを前川氏は知っておられたと思うのです。勇敢な官僚で政治家にも物申すという方は確かにいるのです。それはたしかに勇気がいるでしょうね。簡単ではないでしょう。

 政治家に物申すという場合、申す側に正義があるかどうかが問われると思うのです。前川氏の行動が公憤、義憤からのものであれば、国民もどこか同情するでしょうが、今回それがあったのかということでしょう。今回は、海上保安庁の一色事件とは違うものだったと思います。これは私憤からのものであり、そこに公共性はなくて、前川氏が退職後に味わった公務員という束縛から解放された後に心中起きてきた反発心でしかないのです。なんに対する反発心かというと自身が長年過ごしてきた公務員生活への反発心なんでしょうね。それは実に私的なものでした。

snsnsさん

> 犯罪の構成要件として「内心」を含めるかどうかは重要な問題だと思いますが、今回の「忖度」は文脈は違えど、内心を犯罪化する危険な発想に繋がりかねません。

 重要なご指摘だと思います。忖度は犯罪ではないし、内心のみの犯罪は罰することはできないでしょうしね。

これもニュースにする程のものではないですかね。実際にニュースにならないでしょうしね。

「速報!民進党・芝博一議員も日本獣医師政治連盟から100万円の献金、玉木・福山に続いて3人目 」
http://ksl-live.com/blog9394

民進党は獣医師会に忖度しまくって獣医学部新設を阻止しようとしたのでしょうか。

「加計問題」 高橋洋一氏に聞きました。
昨日、フジテレビの「ユアタイム」を見ていて、管理人さんの言う通りだと思いました。
動画だと分かりやすいですね!

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00361554.html

遅せえ、遅せーんだよ、やるべき仕事を早く進めろ。
ちゃんと法に基づいてんだから、テメエらも法に沿っ
て進めりゃいいんだよ。
時間とカネという国民の資本を使った事業なんだよ、
デデ虫みたいな仕事しか出来ないのなら辞めてくれ。
いいか、お役所仕事は私の内閣じゃダメなんだって。
もし、国民を裏切るような事をしたらクビだよ。

                  安倍 晋三
 
こんな手書き署名入りのメモがあったとして、何か
ヤバイ事になるんですかねぇ?民間ならトップがよく
言うようなセリフなんですが・・ 

マスコミのスポンサー企業にも同様のトップはいます
から、同じようにニュースで叩けばいいのに。 

火のないところに火をつけようと必死の朝日はじめTV新聞。

マスコミのプロパガンダぶりを見ているとなんでも大騒ぎすればホントになると思っているのか。
まさしくナチの戦略だな。

もううんざり。

この加計騒動でみえたのは、案外新聞記者という生き物は、自分が考えた物語以外には興味のない生き物なのかなと思えてきました。

資料も事実も証言もそこにあるのに「ぼくのかんがえたかっこいいものがたり」に合わなければ見ようともしないし無視する。
ファクト無視で世論誘導し、政府打倒が生きがい。何これ、記者じゃなくて活動家のアジビラレベルではないかと呆れています。

新聞記者にとっては「政権打倒」こそが全てであり、それに関係のない、もしくは自分に不利なファクトには見向きもせず、国民の信頼が高いことをいいことに、自分の都合の良い方向へ世論を誘導する。
やっていることは、中世の宗教指導者そのものです。これがマスコミか、これがメディアかと。

それと、とーてんぽーる様はご存知ないと思いますが、地方新聞社の記事内容が同じ方向に統一されるのは「仕掛け」があります。
それが「共同通信社」「時事通信社」の存在です。

現在、テレビなどでコメンテーターをしている人の多くはこの通信社出身です。
そして、地方新聞社は、この2社から「記事と写真を大量に買っている」のです。
なぜか。
地方新聞は地元に寄り添い郷土の記事を優先するのが仕事で、永田町や大企業に記者を派遣したり、海外の大きなイベントに記者を飛ばすこともできないからです。
ですので、地方新聞の1面、国際面、政治面、スポーツ面、社会面、経済面、そのほぼ全てが共同通信と時事通信の記事であり、地方新聞社が自分のネタとして扱っているのは地方面やローカルネタだけです。
高校の国体なんかでも自分で取材に行っただけでは間に合わないから、共同通信から写真や記事を買っているはずです。
新聞の4コマ漫画だって買ってます。
だから1面が横並びになる。

ぶっちゃけて言いますと、地方新聞社の人間は、誰一人として加計学園の取材などほとんどやっていないし記事も書いていないと言うことなのです。
大新聞様と、共同通信様、時事通信様の仰るがまま、それが地方新聞の悲しい現実です。
各地方紙の社説もまた、1面と矛盾することは書けませんから、結果として論調は似たり寄ったりになる。

ですので、とーてんぽーるさんが読んでいる批判記事は、多くが共同通信のものと言っても良いでしょう。
大新聞と地元新聞も批判している、ならばやはり怪しいのではないか、そう思う時こそ立ち止まるべきです。

それに読者投稿なんか悲しいですがいくらでも「作る」ことができますからね…。

共同通信の出身者である、参議院議員・青山繁晴氏も、フェアネスが消えた報道の異常さには大変怒っておられます。
https://www.youtube.com/watch?v=zfPLp1g_J80

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170617-00000052-mai-pol
これは毎日の記事ですが、こーゆうのも表題とおりのニュースでないニュースの典型です。
怪文書と言ったかどうかと取り消したかどうかは、加計ありきだったかよりも更に瑣末な話。

とーてんぽーるサンの意見でふと思いました。新聞投書欄への投稿や、街頭デモなどで「○○反対」はできても、「○○賛成」とかやりにくい、というか、わざわざやりませんよね。

特に一連の学園もの"疑惑"は、本記事でいうように、ニュースにならないニュース、つまりどうでもいいネタについては、「つまらないことは止めろ投書」や、「つまらないことは止めろデモ」もしません。なぜなら、つまらいこと、どうでもいいことだからです。

また、先の秘密保護法、安保法制そして共謀罪など、国の安全や治安を維持するための仕組み作りについてもしかりです。その法制の問題点をついたデモはやりやすいですが、必要性を説くデモは性格上やりにくいのです。

なぜでしょうか。それはそのテーマが本質的に国家レベルの仕事をやっている人の課題だからです。このようなテーマの賛成意見を新聞投書欄に投稿したり、街頭デモなど馴染みません。自分の立場の表明が難しいこともあると思います。

私が会社で管理職をやるようになり、それまでのエンジニア、一労働者の立場から、ものの見方、考え方が大きく変わりました。日々の仕事をあてがい、人を育成し、職場そして会社を発展させるためには、様々な仕組み作りが必要なのです。

国家を任された政府もまたしかりです。国民を食わせ、社会の安定をもたらすための仕事が容易なわけはありません。

そして今の民進党の姿、学園もの"疑惑"で騒ぐ目線は一市民レベルのものにすぎません。民主党が国民に見放された大きな理由がここにあると思います。国家レベルの仕事ができる集団ではなかったのです。まだ、何もわかっていないようですね。

皆様のコメントを読みましたが、やはり
納得いきません。

新聞社の投稿は一方の意見しか載せない?
それこそ一方的な意見であります。

安保法制の時などきちんと賛成、反対の
立場での投稿があった新聞社の投稿欄です。

それが今回の加計問題では、擁護の投稿は
皆無なのです。

さて、最新の内閣支持率が出ました。
支持するは急落の44パーセント、
加計問題で、政府の説明を納得出来ないが
74パーセントです。

当然の結果でしょう。
国民も馬鹿ではありません。
ニュースにする価値があるからニュースになるのです。


それだと、みんながそー言ってるんだからそーなんだ!
って話ですよね。「そー」の部分にニュースの価値があるか否かは「みんな」がどれ位多いかとも確かに言えますが、本当に数を数えるんなら新聞購読者やTVだけ観ている数は「みんな」と呼ぶには減りすぎました。
その層に一度「民進党に政権を任せたいですか」と直球でアンケートして欲しいものです。

そもそも論になりますが、とーてんぽーるさんが何を問題にしているかがわかりません。
新聞の読者が問題にしているから、ということは、その問題にしているものに同意していると言うことですよね。
では、今回の加計学園の騒動のどこの何が問題だと思っているのかをまず言わなければ議論になりません。
「読者投稿が問題視する人ばかりだから問題だと思う」だけでは、あまりにも主体性がないですし、管理人さんがいままで書いてきた記事をちゃんとお読みの上で投稿をされているのか疑問に感じます。
せっかくこのブログに書き込みをされているのですから、管理人さんの今までの加計学園関連の記事と読者の投稿を読み比べてどこに矛盾を感じているのかをまず明らかにすべきだろうと私は思います。

管理人さんの今までの記事で、メモの内容が課長補佐レベルの書いたとるにたらないこと、総理の意思など入りようがないこと、議事録では文科省がまったく必要な情報を諮問会議で答えられていないことは書かれておりますし、産経新聞によればそもそも獣医学部設置を一校に絞るよう要請したのは、安倍氏ではなく獣医師会の方だと記事が出ています。

「京都産業大の「落選」は日本獣医師会のロビー活動のせい? 「ご理解を得て『1校に限り』に修正」と会報に 現職大臣らに働きかけ」
http://www.sankei.com/politics/news/170529/plt1705290037-n1.html

山本幸三地方創生担当相は、獣医師会のロビーを受けており、「獣医師系要請大学等の存在しない地域にに限り」と修正を加えたのは自分であると答えており、記事と間に矛盾はありません。

では、とーてんぽーるさんの疑問に思うところはどこでしょうか。
自分が何が問題だと思うか、それを書かなければメディアに流されている方と思われてしまうと思います。

元航海士さん。専門家の知見、大変に参考になりました。ありがとうございます。

とーてんぽーるさん。そろそろいいですか。あなたは皆がこう言っているということしか言っていません。ご自分の意見ならお受けしますが「こういうふうに新聞の投稿欄が言ってた」「世論調査では70%が納得していない」だけでは議論になりません。

では逆に、今回政権支持率が下がりましたが、支持率はつい先だってまで6割でしたね。
ならば「6割の人がこう言っているから従え」といえるわけです。
おかしいですね。多数と自分の意見が違ってもなんの問題もありません。

民主主義の原則は自分の意見をいうことから始まります。そしてそれを議員に託すことによって間接的に意思決定に参加する仕組みです。
今回の民進党は国民から付託された議員としての義務を果たさすに、まったく関係のない加計問題を延々と取り上げて、テロ準備罪の審議を満足にさせませんでした。
そして維新の議員の質問を途中で遮って問責決議案を出したために委員会を終了させる結果を招き、参院において多数決による成立を助けました。

愚かの極みです。ひとつの対案も修正案も出さず、審議拒否と加計尽くしとなったのは、ひとえに民進党の責任です。

とーてんぽーるさん、いずれにしても他人がこう言っている、なんとなく怪しいでは、噛み合った議論にはならないと思います。
納得できないなら、どの部分がどのように「納得できない」のか明示するべきです。

ご自分の主張の論点を明解にしてから参加してください。
これが討論のマナーです。

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