• 20250115-143858
  • 20250113-081014
  • 20250114-011659
  • 20250113-133232
  • 20250113-134354
  • 20250113-134844
  • 20250113-135719
  • 20250114-062849
  • 20250112-044948
  • 20250112-050804

« 朝日新聞 正しいフェークニュースの作り方その2 | トップページ | ニュースにならないことをニュースにする人たち »

2017年6月16日 (金)

山城氏の国連スピーチと文科省の「文書発見」

132
山城博治氏が国連の人権委員で、「平和的抗議行動を行っている」と自己紹介したあとに「日本政府は市民を弾圧し、暴力的に排除するために大規模な警察力を沖縄に派遣した」と訴えたそうです。
http://www.sankei.com/politics/news/170616/plt1706160005-n1.html 
山城スピーチ全文http://www.sankei.com/politics/news/170616/plt1706160008-n1.html

沖縄のことなど何も知らない外国人相手をよいことに、よくもまぁこうぬけぬけと言えるものだと思いました。 

Photohttp://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/206100

白を黒と言うに等しい言い草です。国はあまりに度をすごして過激化の道を走る高江の反対闘争を法の枠内で押さえ込んだだけです。 

極めて抑制された警備だったためにヘルメットも楯も持たず、丸腰でした。そのために負傷者は自傷を別にすればほとんどでなかったはずです。 

機動隊が本気で「暴力的排除」をする気なら、まったく別の形になったことでしょう。 

そもそも「市民を弾圧」するために警察部隊を派遣したのではなく、過激な暴力が警察部隊を呼び込んだのです。 

山城氏がしばき隊や辛淑玉氏などのプロ在日運動家たちを呼び込んで、全国化・暴力化路線に入らなかったら、県警部隊だけで済んだわけで、本土の応援部隊の出る幕はなかったはずです。 

本土機動隊を呼び込んだのは、他ならぬ山城氏自身だということをお忘れなく。

山城氏はこうも述べています。

「私は抗議活動の最中、微罪で逮捕され、その後、2回さかのぼって逮捕されました。勾留は5カ月間にも及びました。面談は弁護士以外との接見を一切禁じられ、家族とも会うことを許されませんでした」(同上)

「微罪」ですって?山城氏は都合よくお忘れかもしれませんが、下の写真は2016年8月5日の高江N1裏テントで撮影されたものです。

防衛局職員を後ろからはがい締めにして土下座させ「尋問」しようとしているピンクのタオルの男が山城氏です。
関連記事
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/10/20165-b8be.html

Img_4480

下の写真で防衛局職員の頭部を、ヘルメット越しにといえどペンチで殴打したのも山城氏です。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/post-36a1.html

3

山城氏は今や「良心の囚人」「沖縄のガンジー」気取りですが、ガンジーは無抵抗の人間をはがい締めにして土下座させたり、頭部を金属で殴ったりなどはしません。

接見禁止になったのは、山城氏が犯した暴行罪が、上の現場写真で分かるように、山城氏の指揮の下に集団で引き起こしたからです。

このようなケースの場合、刑事訴訟法は逃亡、または証拠隠滅、第三者との口裏合わせなどの疑いがあるとして被疑者に対して、弁護士以外の面会、書類(手紙)の受け渡しを禁止することができます。

さらに長期拘留になったのは、初回の公判が決まらなかったからです。

山城氏ははっきり言わないと分からないようですから、言ってあげましょう。

山城さん、あなたが逮捕されたのはその思想故ではなく、己が犯した集団の暴力行為によってです。

わが国には思想犯自体が存在しません。あなたはただの刑事被告人にすぎないのです。勘違いしないように。 

さて素朴にお聞きしたいのですが、ほんとうに山城さん自身、あの高江紛争は「平和的」だったと思っていたのでしょうか? 

本気で思っていたなら山城さん、あれだけの暴力が「平和的」なら、次はもう本物の武器を握るしかなくなりますよ。あなたは本気でそうしたいのですか。 

そして本物のテロ等準備罪に引っかかるような、真のテロリスト集団を率いたいのでしょうか。

今の山城氏たちの反基地運動は、暴力主義的運動と従来の大衆運動とのグレーゾーンにいます。ただし、高江で一気に前者にのめり込んで行ってしまいました。

私はまだ引き返し可能地点だと思っています。悪いことは言いませんから、引き返し下さい。 

この山城国連スピーチ問題は、我那覇氏のスピーチが分かってからまた取り上げることとします。

※追記 我那覇氏のスピーチもでています。
http://www.sankei.com/politics/news/170615/plt1706150037-n1.html

Photo_2https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0615/058780471...

さて、テーマを変えます。文科省が文書の存在を認めたそうです。

嬉しげに報じる毎日です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170615-00000117-mai-soci

「学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設計画を巡り、「総理のご意向」などと記された文書について、文部科学省は15日に「確認できなかった」としていた説明を一変させ、文書の存在を認めた。
前回も調査したパソコンの共有フォルダーから文書が見つかったうえ、「記憶にない」と答えていた職員が今回は文書の存在を認めるなど、不自然さが次々に露呈。会見した松野博一文科相や調査担当者は苦しい説明に終始した。」(6月15日)

文科省はいままで、「前川文書」にタイトルがなかったために千もの文書をひとつひとつ開けていままでは「国家戦略特区」というフォルダーだけしらべて、「獣医学教育」は調べなかったのだそうです。

こういう言い逃れを言うから、文科省の信頼は地に落ちるのです。

たぶん官僚が自らの漏洩責任を恐れて、臭いものに蓋が出来るとでも思ったのでしょう。

書いた者も特定されたようです。

「これらの文書の一部を作成したと認めた同課の課長補佐は、前回のヒアリングに「記憶にない」と答えていたものの、「もう一度記憶を呼び覚ましたところ」(義本審議官)、回答が変わった。類似の文書を作成した記憶はあったものの、文書の様式が異なるものもあり、「短時間の調査で曖昧な記憶で答えるわけにはいかなかった」と説明したという」(毎日 同)

おいおい、課長補佐さんとやら、「もういちど記憶を呼び覚ましたら」ですって(苦笑)。

おそらくこの課長補佐は、特別区諮問会議に文科省を代表して出席した牧野美穂 ・高等教育局専門教育課長補佐だと思われます。http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc_wg/hearing_s/150608_gijiyoushi_02.pdf

国全体を騒がせている事件で注目されている自分が書いた文書くらい、すぐに思いだせないのかよ、と思います。

ただし、彼女に代わって弁解するなら、義本博司総括審議官は「文書は一定の作り直しがされている」と言っていますから、「前川文書」とは違うので牧野氏は「記憶にない」と言ってしまったのかもしれません。

もしそうなら、「前川文書」は前川本人か玉木氏が切り貼りして作った、偽造文書の可能性もでてきました。

政府が出所不明の怪文書としたことをいいことに、文科省官僚はこのまま逃げきれると思ったのでしょう。

大方、9月の定期人事異動の直前に、なぜこんなものを書いたのかと詰め腹を切らされたくなかったのでしょう。

だからこんなメモは「獣医教育」フォルダーにあることなど多くの者が知っていて、口裏を合わせて「知りません」ととぼけたのです。

芯から腐り切っていますな、この官庁は。

いつまでも「見つからない」なら、政府は「あるものをない」と言っていると疑惑追及され続けますから、国民の疑惑の眼は政府に向きますからね。

残念ですが、文科省官僚の思惑ははずれて、政府は一転して徹底調査を命じてしまいました。

政府は自らの落ち度がまったくない、という圧倒的自信をもっているからこそ再調査を命じたのです。

しかし、ここまで文書があるかないかを引っ張ったおかげで、国会は哀れ閉会となってしまったわけで、まことに文科省官僚の皆さんには痛いことです。

たぶんここまで再調査を引っ張ったのは、国会の閉会を睨んでの事だと思います。

早期に再調査してしまって今回のような「発見」となった場合、鬼の首をとったように民進党がはしゃいで、懸案のテロ等準備罪の国会審議がまたまた遅延します。

民進党からありとあらゆる委員会でモリ・カケをダラダラと質問され、果ては審議拒否までを連発されてきましたからね。

民進党はモリ・カケで時間を浪費させて審議未了に持ち込む算段でしたが、最後の最後になって、維新の議員の質問を中断させて問責決議案を出したために審議終了とみなされるというおまけつきでたね。

自分で招いておきながら、「審議が足りない。強行採決だ」はないもんです。

政府としては、ならぬ辛抱、するが辛抱の限界まで引っ張って、ポンっと閉会間際を狙ったのでしょう。

いずれにしてもこの「文書発見」は、前事務次官自身による漏洩とあいまって、文科省という官庁のモラルの腐敗を物語っています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-501d.html

後はこの課長補佐から、特区諮問会議の議事において、なにを「総理のご意向」と解釈したのか、なぜそういう表現をとったのか、どのような意図があったのか、その理由を明確にさせるべきでしょう。

■追記 牧野課長補佐ヒアリングでの回答。
「総理までお話が伝わっているのだろうとは思ったと。レベルの問題もあるがスピード感を持ってやりなさいということなのか、特定のことにこうしなさいと言っているのかは分からない」
http://www.sankei.com/affairs/news/170615/afr1706150021-n3.html

 

« 朝日新聞 正しいフェークニュースの作り方その2 | トップページ | ニュースにならないことをニュースにする人たち »

コメント

 どっちにしろ安倍政権としては「テロ等準備罪」の成立で一山越えましたね。
「ほっと一安心」というところではないでしょうか。
不手際はあったけれど、野党と取引もせず支持率に拘泥しないで必要な事をやる姿勢は、むしろ清々しく、評価されていいのだと思います。
 今後の集中審議では文科省のウミを十分出してもらいたいし、他省庁とまったく違う、かなり異質な部分も明らかになる事を期待しますね。

 私は、山城博治もとうとうここまで落ちたか?という感慨にふけってます。
 自から「人間のクズ」にならんがため、わざわざジュネーブまで行って、淀みなく嘘八百を言える。
これはもう、狂人の部類ですよ。
 
 これから先、その同じ口で「沖縄」を語る事は一切やめてもらいたいものです。
これ以上、沖縄を汚すことはやめてもらいたい。

話は違いますが、フィリピンのミンダナオ島で20万人が住む大都市がIS系組織"マウテ"に軍事制圧されて住民は人間の盾にされ、大統領が全ての外遊をキャンセル、隣のインドネシアなんかも警戒レベル最高になってるというのに、メディアはその事実を一向に報道せずに加計がー、共謀罪がー、とか。まるで報道規制でもかかってるかのよう。

沖縄二紙の山城被告の取り扱いが案外おとなしい。

我那覇氏の先制パンチが効いてるのかもしれませんね。

「被告人」が「国外で」声明発表の機会を与えらえる。なんて優しい国だろう。

我那覇氏のスピーチYouTubeで荒い画像の録画を見ました。文字起こしを正す会が発信してくれるとよいですね。
本会議上のスピーチもさることながら、2日前に開いたシンポジウムで米軍死ねの映像を流したり、取材なしに報告者が一方の又聞きを報告している事を言えた事は大きな実績です。
残念ながら暴力行為がもっと過激な国際舞台では防衛局員や機動隊への暴行は薄く映ると思います。がしかし、
不法浸入、家族を脅す、死ねと叫ぶ、嘘をプロパガンダ発信する。
これが「弾圧される平和運動家」の活動ではないのは出席した20名には充分に伝わった事と思います。
他国であれば警官の頭に殴りかかった時点で射殺もあるものを、素手で拘束してもらい拷問も受けず保釈後身綺麗にあそこでスピーチ出来てる姿自体が、日本の犯罪者へのぬるすぎる優しさと平和の象徴です。

Q州 さん。おっしゃるようにミンダナオのIS拠点化は急激に進んでいます。
いままでアジアにISは拠点をもちませんでしたが、それが成功した場合、アジア全域にテロの脅威が現実化します。

これについては、そのうち記事にしようかと思っています。
こういう周辺状況にとんと無関心を決めこみ、「キョボー罪できのこ採りに行った人が捕まることに」なんてヨタ言ってい野党第1党がいるのは、異様な眺めです。

Q州さん管理人さん、アジアIS侵攻について、恐ろしい位情報が少ないですね。
私はネットでもロクに拾えてないです。

アジアのIS侵攻ですが、
イスラム人口が世界一の国は意外なことにインドネシア、ついでパキスタン、そのつぎにインドです。ですから、ISのアジア侵攻は時間の問題といった感じでした。
表というか、ネットもふくめ大手マスゴミはだめですね。報道しない自由で私たち一般人の目を塞いでいます。

文科省と他の省庁と違うのは、文科省には地方自治体の教委との兼ね合いからか、都道府県に地方事務所等の出先がない、ということ。
だから地方に異動になった他省庁の連中は良くも悪くも中央の意向に沿わざるを得ないし、他では懲罰的人事もあるところを、ずっと東京に居られる、居座れるから好き勝手にできる。
件の課長補佐も名前を特定されたら、まともな神経ならもう文科省にはいられまいね。ま、先手打って辞表叩きつけた上、ミンシンから来年の参院選にでも立候補するまでシナリオに入ってるでしょう。それまでは某詩織とやら同様にメディアに出まくって徹底的に反安倍反官邸をキーキー喚くところまでは想像できます。

まあ、インドネシア、パキスタンはともに一億人を優に超して日本よりも多いわけですし

加計問題はそもそも制緩和の4条件を満たさないのにGoかけたのかって疑問が何も解決してないように思いますけど…??

どう満たしていないかを文科省が証明しなかったのです。牛歩遅刻と同じだと思いますよ。

>官僚が自らの漏洩責任を恐れて、臭いものに蓋
まったく、おかしな考察ですね(笑)
文書の存在をマスコミを通じて暴露しているのが文科省職員。
文科省官僚の思惑としては、どうみても真実を明らかにしたかっただけだよ。
文書の存在は、政府にとって都合が悪い事だから政府はなかったことにしたかった。
政府が本気で真実を国民に伝える気だったら、最初で本格的な調査をして、マスコミを通じて文書の存在を暴露される事もなかったのにね(笑)。
大多数の国民は、政府の言い訳を信用していませんよ。
文書の存在をひた隠しにして、国会を長時間空転させた責任を安倍政権にはとって貰いたいですね。

お言葉を返すようですが
説明云々ではなく、条件を満たさないのに何故通ったのですか?
疑問はまだまだありますが。

大臣、副大臣、政務官までが見たことない文章で、尚且つ課長補佐クラスの事務方が作成した説明文章に、いかほどの意味があるのかがまず理解できません。その説明文章を事務方の元最高責任者である前事務次官がマスコミにリークしたということも驚きです。
文章は事務方が省内での説明に使用したもだと思われますが、その情報は事務次官までは行っても、その上部管理者である大臣、副大臣には行っていない。つまり事務方が政治家を蔑ろにしていた証拠とはなるが、決して法的に何か瑕疵があったという証拠にはなりえないと思います。国会を空転させたのは、どうひいき目にみても政府与党ではなく、野党側なような気がします。

石破4条件についてですが、
関係あるかどうかわかりませんが、石破さんと行動を共にしている人たち(ぶっちゃけ石破派?)の中には、結構農林族のドンクラスだった方の二世とかが多いような気がします。お父さんの時代に秘書とかしていて、結構農水に顔が利くみたいですよ。ということは、逆に農水からも頼み事しやすい関係であるわけで、獣医系大学を新しく開設して欲しくない方々の思いとしては、ハードルを高くしたい訳で、そうなると当然条件も厳しくなる。その条件を突破しようとして、既存の勢力と軋轢が生じているのが加計問題な訳で、あの石破4条件そのものが、岩盤規制そのもので、特区構想は、その岩盤を壊すことなんじゃないでしょうか?

タリィ氏へ

どの様な理由で貴方の仰る4条件が満たされていないのか、具体的にご説明願えますか?

タリィさんへ

その「4条件が満たされていない」と証明するのが文科省の役割で、その期限が2016年の3月まで(4条件が決まった年度内)で、この期間内に何も提示できなかった以上「4条件は満たされた」となるのが霞が関のルールと高橋洋一さんが言われてますね。
既得権側の要求を汲んで規制を突破するために大学が1つに絞られ、
そのために長年活動された加計と今治市が選ばれた、ここで突然手をあげた京産大を選ぶ方が「なにかに忖度した」と思われかねない選択だと思うのですが?

仮に4条件を満たしていないとしてもそれを証明しなかった文科省の力不足が全て悪いという事になります。
前川氏は自分の力の無さを「歪められた」と負け惜しみを言っている訳です。

今出ている内部文章もこれ以降のものばかりなので「加計ありき」の内容になっているのも当たり前です。
この時点では戦後処理をしているようなものでいつまでも負けた事に納得していない文科省が内閣府からの「ダラダラやってんじゃねぇよ」とプレッシャーを受けそれに対する愚痴が「官邸の最高レベル」なのでしょう。

両氏のスピーチを聞きましたが、山城氏は時間切れで最後1行強制終了されました。
牛歩戦術が過ぎた無効3名のようなコント劇ですね。

[我那覇真子さん:コメント欄に原文と和訳を記載]
https://youtu.be/YOHxDCPC8sQ?t=149

[山城博治氏:スピーチ原稿の全文公開あり]
https://youtu.be/7LSX_WfDR_E?t=95

しゅりんちゅさんの書かれた通りだと思います。

官僚は便利なツールを手に入れましたね。

政治家を攻撃するためには、記名も日付もない「文書」を流せば良いだけです。

記名がないので、誰も責任を取る必要はありません。

悪しき前例です。

フィリピンのことについてですがドゥテルテは休養して表に出られないほど対応に追われていますからね。国軍は割と苦戦しているみたいでどれほどかと言うと極左武装組織やISとは別のイスラム過激派と手を組むのを模索しているほどです。
詳しい話はジャパン イン デプスに書いてあります。
http://japan-indepth.jp/?p=34618

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 朝日新聞 正しいフェークニュースの作り方その2 | トップページ | ニュースにならないことをニュースにする人たち »