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2017年7月 4日 (火)

中国軍艦、日本領海をまたまた通過

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「都民ファ」の代表から小池氏が下りて、代わって特別秘書をしていた野田数(かずさ)氏が就任しました。野田数 - Wikipedia 

二元代表制うんぬんと言っていますが、ならば選挙前に小池氏は代表から下りるべきで、党の顔に野田氏を押し立てるべきでした。

というか元々「都民ファ」の代表は野田氏が代表だったのを、選挙期間1カ月間だけ小池氏に替わったというだけのことです。よーやりますよ、この人。

野田新代表はフランス国民戦線のような思想の持ち主で、安倍氏よりもはるかに右です。

2012年には都議会に「大日本帝国憲法復活」という渋いものを提出したご仁です。

野田氏当人は「都民ファ」はこの立場をとらないと言っているようですが(あたりまえだつうの)、「都民ファ」に逃げ込んだ民進党脱走組や応援団長の朝日新聞などが眼を剥くような人事なのには失笑させられます。 

小池氏と野田氏は長いつきあいですし、どこか思想的親和性があるのはたしかでしょう。

メディアは「安倍一強」批判の受け皿欲しさに、ピタリと「見えません、見えません」をしていましたが、小池女史の発言録はなかなかのものです。参考までに欄外に貼っておきます。

特に都知事絡みで興味深いのは、2016年06月30日の発言で、「都内の韓国学校設立は白紙化しなければならない」「外国人参政権反対」という部分です。

知事就任直前の発言ですので、よもや忘れてはいないでしょうから、本気でやるとなると内田自民都連が温存してきた都と朝鮮総連・民団との癒着構造にメスを入れることになって、大変にいいことです。

た、小池氏は東京都の法人税率引き下げや、オリンピックなどで国と協調せざるを得ませんから、「賢い」彼女は安倍氏とは波風たてたくないはずです。

人間関係的にも良好で、安倍氏は都知事選には小池氏を推したかったようです。

ですから朝日の熱烈なラブコールをよそに、安倍氏とは協調路線をとるのではないかと思えます。

「都民ファ」が「小池リスペクト」の気分だけで結合しているにすぎない、烏合の衆だということが早くもバレてしまいました。 

とまれ、これでは将来的に国政政党を作った場合、民進党も顔負けの統一した安全保障政策、憲法観、マクロ経済政策不在のヌエ政党になること必至でしょう。 

Photo_4朝日が悶死するツーショット

さて、日本人の多くが都知事選に眼を奪われている時に、中国軍艦が日本領海を通過しました。これで通算3回目です。 

それを報じるロイター(7月2日)とNHK(7月2日)です。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170702-00000015-reut-cn
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170703/k10011039011000.html

「[東京 2日 ロイター] - 防衛省の統合幕僚監部は2日、津軽海峡を航行中の中国軍艦1隻が、日本の領海に侵入したと発表した。中国海軍の艦艇が日本領海に入ったのは3回目。無害通航かどうかを確認できないことから、日本政府は海上警備行動を発令しなかったが、外務省が中国に対し、関心を持って注視していることを伝えた。
統合幕僚監部によると、津軽海峡を東へ航行中の中国情報収集艦が午前10時40分ごろ、小島(北海道松前町)南西の日本領海に侵入。約1時間半に渡って領海内を航行し、午後0時10分ごろ領海外へ出て太平洋に抜けた。
日本側は国連海洋条約で認められた無害通航かどうかを確認できなかったため、治安維持のために海自に命じる海上警備行動を発令しなかった。
中国軍艦による日本領海への侵入が確認されたのは、2004年の原子力潜水艦、16年の情報収集艦に続いて3回目。日本は今回、抗議までは至らないものの、外務省が関心を持って注視していることを中国側に伝えた」
 

「(略)中国海軍の艦艇が日本の領海に入ったのは、去年6月に情報収集艦1隻が鹿児島県口永良部島の沖合で確認されて以来、3回目となります。また、過去2回は南西諸島方面での領海侵犯で、津軽海峡で中国海軍の艦艇が領海に入ったのが確認されたのは今回が初めてです。(略)」

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統合幕僚監部7月2日のプレスリリースです。
http://www.mod.go.jp/js/Press/press2017/press_pdf/p20170702_01.pdf

「7月2日(日)午前10時40分頃、海上自衛隊第4航空群所属「P-1」
(厚木)が、津軽海峡を東航中の中国海軍ドンディアオ級情報収集艦1隻が小島(北海道松前町)南西の我が国の領海に入域するのを確認しました。
同日午後0時10分頃、当該情報収集艦は小島の南東の我が国の領海から出域し、その後、津軽海峡を東航し太平洋に進出したことを「P-1」及び第4
5掃海隊所属掃海艇「いずしま」(函館)が確認しました」

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さて、今回の問題は、統幕監部の発表では、領海と公表されています。 

領海であっても「無害通航権」はありますから、①直進する、②滞留はできない、③兵器を旋回させない、④航空機を飛ばさない、⑤潜水艦は潜水して通過できないなどの義務を果たせば航行可能です。
無害通航 - Wikipedia 

一方同時期の7月2日に、米海軍は南シナ海で「航行の自由作戦」を展開しました。トランプ政権になって5月に続いて2回目です。 

「米海軍の駆逐艦「ステザム」は西沙(英語名パラセル)諸島のトリトン島から12カイリ以内の海域に入った」(BBC7月3日)
http://www.bbc.com/japanese/40477371 

同時期に起きた米海軍のケースと、今回の中国海軍のケースを較べてみましょう。 

共に、主権を主張する沿岸国からは抗議を受けています。(日本の場合、「関心をもって注視」ですが) 

日本の場合はここが津軽海峡中央部に設定された国際海峡水域ではなく、あえて領海部分に侵入したことです。 

日本は領海内国際海峡という国際海洋条約で保障された権利を放棄し、海峡中央部は公海として開放しています。

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「海洋の区分」http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/mg000824.htm

これはこれで領海を狭めてしまっているので問題なのですが、今回はその海峡中央部からさらに沿岸に接近して、完全に領海内に入っています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/7-bf02.html 

あらたな中国による挑発と見ていいでしょう。おそらく中国は、瀬踏みをしています。

ちょうどサラミソーセージを少しずつ薄く切っていくように、初めは領海内国際海峡の通過、次ぎに領海の一時的通過、そして今回は領海内を堂々と「無害通航」してみせるという具合です。

艦種も今は情報艦という非武装軍艦を侵入させていますが、遠からず駆逐艦あるいはフリゲート艦といった武装軍艦を入れてきて、やがては空母を侵入させることでしょう。

今回の情報艦も、自衛隊の電波やレーダー波を傍受して軍事目的に利用するためのスパイ船ですから、日本にとってはそこにいるだけで充分に「有害」です。

逆に中国ならば、米海軍がこのようなスパイ船を領海内に入れれば、ためらうことなく「有害通航」として攻撃をしかけることでしょう。

要は日本は、中国から甘く見られているのです。

水域も首都東京に接する沿岸部とか、尖閣、宮古海峡などにエスカレートさせていくことでしょう。

これを繰り返し反復することで、日本世論に「またか」という気分を与えていこうとしています。ちょうど今の北の弾道ミサイル実験と同じやり方です。

一方、米国の場合、こんな南シナ海の当該水域には「島」などない。

従って主権もクソもない、この海域はただの公海として国際海図には乗っているから、「有害通航」してなんの問題があるんだ、「島」があることのほうがおかしいんだ、という政治的立場です。

「小池劇場」の華々しい裏で、こういうことが静かに進行していることを忘れてはならないでしょう。

                         ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

●小池氏の過去の発言
http://oboega-01.blog.jp/archives/1066735969.html「みずきの女子知韓宣言」様に感謝します。なお、私の採取したものも付け加えてあります。

・2001年05月06日
「金正男という絶好のカードを正しく活用していたら、北朝鮮は拉致日本人送還のための対話に出ざるをえなくなっていただろう。」
(日本に不法入国した北朝鮮金正男を日本当局が追放したことについて批判)

・2001年11月29日
「単純な金融事件ではなく、国家の安全保障にかかわる問題だ。」
(朝鮮総連と日本の金融機関の北朝鮮送金問題と関連して)

・2001年12月08日
「私たちは、彼ら(北朝鮮)にお金をあげて、テポドンミサイルを領収書として返された。」

・2003年11月01日
「日本の核武装を検討しなければならない。」(メディアの記者質疑への回答)

・2004年11月15日
「前にも言ったように、北朝鮮に対し、経済制裁など、様々な圧力をかけなければならない。怒るべきときに怒らなければ、北朝鮮に意思が伝わらない。」

・2006年10月08日
「北朝鮮の核実験は国際社会に対する重大な挑戦である。国際社会と協力し、核実験阻止のために総力を傾けるつもりだ。」

・2006年10月09日
「日本人が最も驚くのは、韓国人が日本の軍国主義を心配しているという話をしていることだ。軍国主義復活などありえないことだ。日本は戦後、国際平和のためにたくさんの貢献をしてきたし、地域の安全のために、いつも一歩退いて寄与してきた。」

・2007年01月25日
「北朝鮮の核野心を阻止するのが優先だ。実質的な結果もないのに6者会談を継続するのは、北朝鮮に核開発の時間を与えることである。」

・2007年01月27日
「今まで多くのニンジンが与えられたが、そのニンジンは、核兵器やミサイルを作るために使われた。国連制裁を解除すれば、北朝鮮の住民が苦痛を受ける期間が増えるだけだ。」

・2007年02月12日
「米議会が慰安婦決議案を採択すれば、日米友好関係が悪化する可能性がある。」
(ワシントン訪問時、米行政府関係者との会談で)

・2007年08月09日
「韓国が南北首脳会談を推進するのが、果たして核問題の解決に役立つのか分からない。重要なのは決断を引き出す成果ある対話が、どのようにどの程度まで行われるのかという点である。」

・2010年04月15日
「北朝鮮とイランの核取引がアジアを威嚇している。今年、北朝鮮にヨンガクサン貿易会社が設立された。この企業はイランにミサイルや核技術を輸出する業務を総括するものと見られる。対北制裁にもかかわらず、北朝鮮は対イランの核ミサイル事業を通じて莫大な外貨を稼いでいる。」

・2011年01月26日
「韓半島有​​事の際など、海外での紛争や災害が発生したとき、その地域の日本人を救出するため、自衛隊の飛行機や船の派遣を積極的に推進する考えがあるのか?」(国会において、菅直人首相に質疑)

・2011年12月
「韓国が竹島を不法占拠している。」

・2013年3月(党国防部会の発言)
「沖縄の先生(=自民党議員)方が何と戦っているかというと、沖縄のメディアなんですよ。今日はこちらに地元メディアもいると思うが、しかしながら、あれと戦って今回のご当選をされてきたということは、むしろ沖縄のメディアの言っていることが本当に県民をすべて代表しているとは、私ははっきり言って思いません。これからも堂々と地元と国会議員としての役割を果たして頂けるように後押しをさせていただきたい」

・2014年07月(ワシントンポストへの寄稿文の中で)
「韓国の指導層は今、親米と親中で別れている。秘密の中立が韓国の外交政策の基調になってきている。韓国はまるで冷戦時代のフィンランドのようになっているようだ。最近、習近平中国国家主席の訪韓があったが、裏で中国は、韓国を親中国家に変化させようとして、大胆かつ体系的な試みをしている。韓国は中国に接近し、孤立の道を甘受しようとしている。」

・2014年10月15日
「河野談話を見直す必要がある。慰安婦強制連行の誤解を解くために、国際社会に向けて大々的な情報発信をしなければならない。」

・2016年06月30日
「都内の韓国学校設立は白紙化しなければならない」

・2016年7月14日(東京都知事選挙)
「(外国人地方参政権は)反対だ。地方だからいいと思っているのは大間違いだ。何らかの意図を持った人が押し寄せてきたらどうなるのか。地方自治だからと外国人参政権をむやみに与えるのは反対だ。

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コメント

 その「瀬踏み」も、日本国内の政治状況に合わせて行わているように感じられてなりませんね。
 防衛相がペコタン、ペコタン頭を下げて廻り、首相が「反省猿」になっている間隙を縫って航行しているのだと。
 緩やかに改善しつつある米露関係を牽制する意味も当然あるようだし、香港情勢への意味もあるのかも知れません。

 
 沖縄の情勢もそうです。
ここに来て、一気に「福建ー沖縄ライン」のかねてからの物流構想が積極的に進められんとしています。
 
 ですが中共には、沖縄経済の発展に寄与しようなどという友好的な気分は微塵もありません。
 「沖縄経済界の願いをどう利用するか」、しか頭にないので、翁長氏らの願いを決して実現する事はしません。
 彼ら考えでは、実現すれば「カードの効力はそれで終わる」ので、エサは最後まで与えないのです。
 「小出し」にし、ほんの一部に利益を着けつつ、これの宣伝効果を見ながら沖縄の大勢を引きつけ惑わせるんですね。
 このようなやり方は、これまでASEAN各国や、その他小国に対するとまるで同じ方法です。

政権混乱をチャンスと見てますよね。

そのうち日本の領海内で堂々と資源調査とかやり始めるかも知れません。尖閣は中国国内では、会計が警備しているところに海上保安庁の船が不法侵入しているので、漁船を守るために追い出すという風に見せる画像をCCTVでさんざん流しているようですし。

 アメリカが北朝鮮を攻撃するかどうかを考えております。攻撃すると思うのですが、その理由は?

1 中国がアメリカの思い通りの動きをしていない

2 今の時点で北朝鮮を攻撃できないとなれば、北朝鮮攻撃を将来でも行えないことになりそうだ。

3 攻撃するには、同盟国日本、韓国へ大きな被害が及ばないという条件が整わねばならないと思われる。それが軍事技術的に可能という結論が得られるのであれば、アメリカは北朝鮮を攻撃するのだろう。  

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