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2017年8月19日 (土)

依田氏事件は往来の自由侵害の問題だ

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今回の依田事件については、反依田側の意見はことごとく暴行があったかなかったかという一点に絞られていました。溜め息がでます。 

私の記事をまったく読んでいないのは明白で、一行も読まないで投稿するなよ、と思いますが、しかたがない人たち。  

私はこの記事を、なにがあの事件を起こす原因となったのか、その本質を見るために書いてきました。  

依田事件は、依田氏が好き好んで起こしたものではありません。

では、反依田派の皆さんに素朴な質問ですが、なぜあんなヤンバルの原生林地帯の辺鄙な場所に「被害者」女性を含めて数名の人たちがいたのでしょうか?

山菜摘みでもしていましたか。はたまた、バードウォッチングでも?

いいえ、わかっていますよね。あなた方がいちばんひた隠しにしている「秘密」です。

「秘密」にカッコをつけたのは、ほとんどの人が知っているのに、あなた方はまるでそれを”ないものの”ようにして論じているからです。

はいそうです。この「被害者」女性たちは、公道を私的検問していたのです。Cstquksumaaoe8j

の写真がその「検問」風景で、反対派のツイッターで堂々と掲示されていました。

建前としては工事の作業関係者をつまみ出すということらしいですが、なんと警察車両まで「検問」しているようです(!)

こんなことをやられて平気な県警も県警ですが、赤信号、皆で渡れば怖くないのデンでしょうか、集団だと大胆な違法行為をしています。

このような反対派の警戒線に依田氏は引っかかったのです。

あの道を依田氏が通ることは、往来通行権という国民の基本的権利に属することです。 

これは私が恣意的に言っているのではなく、ウィキにはこう述べられています。
往来を妨害する罪 - Wikipedia

「往来を妨害する罪とは、公共の交通に対する妨害行為によって成立する犯罪。刑法124条から129条(第二編 罪 第十一章 「往来を妨害する罪」)に規定されている」 

したがって、公道において恣意的に往来を恒常的に妨害し続け、なおかつ「お前は帰れ」と命じた側に非があるのは明白です。 

なぜならなんの権限も持たない私人が、公道において一般人の往来を制限し、かつ統制しようとしたからです。

これは刑法が定める、「往来を妨害する罪」に該当します。

このような不法行為とそれに抗議した側の紛争が、あの事件です。 

このことに一切触れないで、依田氏が地元で支持されているいない、トラブルメーカーだったからどうの、果ては統一協会がどうしたといった人格攻撃は、だからどうしたのだの類の無意味、かつ不毛な議論です。 

属人的なことは、各人の主観の領域ですから捨象すべきです。 

反依田氏側は、公道における私的検問、あるいは高江集落の道路封鎖が、いかなる法的論理において正当な行為になりえるのかを明確にしてからにしてください。 

Photo_2シュワブゲート付近の私的検問 車内に手を入れているのは山城議長。彼らは顔写真をご覧のよに、了解もなく撮影するのが常である。

暴力の度合いについても、裁判所が審判するべきことであって、審判が開かれていない現状で、場外からとやかく議論しても仕方がないことです。

原告側の証言・写真と依田氏の証言が乖離している以上、今の時点で部外者同士が議論しても水掛け論です。 

ですから、私が依田氏を応援しているのは、個人の自由を抑圧する集団的暴力と、警察の無作為に対して、個の資格で戦っているからです。

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

昨日のコメントではナビーさん申し訳ありません、あれは前半がナビーさんに、後半は皆さんにむけてでした。連投にならぬよう書いたものが全部ナビーさんに向けたものと勘違いさせてしまいすみませんでした。
そしてブログ主さんのおっしゃる通り、だれがどういう宗教であっても事件とは関係ありません。

検問さえなければこんなことにはならなかったというのは、依田氏が高江の混乱をしらず全くの予測不可能であり、さらに暴行が絶対不可避な状態であったかで判断されると思われます。

検問については昨日も裁判では依田氏の情状酌量の材料になるだろうと書きました、検問は往来妨害罪となりますでしょうか、これは障害物陸路・水路・橋を損壊または障害物で閉塞とありますが、傷害物ではないし依田氏は車でそのまま通行してるし、どうも判例など見たら当てはまるか微妙な気がします。
依田氏は八重山日報などで正当防衛を主張していますが、検問され暴行以外他に方法がなかった、または暴行現場の写真をとられたら暴行以外に方法はなかったという証明が必要でしょう。

一方依田氏は観光客をのせているので業務妨害にはあたるのでは、業務の適切性や観光客の証言など揃えば、民事裁判は可能ですし依田氏もそのつもりでしょう。
ぜひ観光客に証人をお願いすべきだと思います。出廷しなくても証言する方法もあると思います。

しかし事件前からすでに新聞やネットで高江の混乱状態はでていましたが、さらに過激派の理不尽を訴えるなら、傷害や器物破損などの事件から発信するのはあまりいいやり方ではなかったと思われます。またこの事件を使って依田氏を政治利用しようとするむきには注意が必要です。

基地反対派により道路が長時間封鎖され、これが放置され住民の生活に支障が出ていました。その結果この事件が起きたのです。

まずは交通妨害行為の取り締まり責任および治安を守る責任者たる沖縄県警の不作為。さらには道路管理者たる地方自治体(県道であれば沖縄県)の瑕疵責任を問うべきですね。

この事件の本質はここにあるわけですから、ここに焦点を当てて訴えていけばいいと思います。沖縄県警本部長と翁長知事を法廷に引っ張り出すべきでしょう。

 このような状態を放置した警察への批判が少なすぎたと思いますね。

運動側が周到に違法とならないギリギリを見切って行動している事は明らかで、しかし住民が生活権を脅かされている事実もまた明らかだったのです。

これほどまで法の抜け穴をくぐりつつ、確信的な行動に出られるのは、運動側と警察(あるいは検察)との間に「一線の取り決めがあったのではないか」と勘ぐりたくもなります。

私はやはり、警察はあのような状態を放置せず、まず実力で排除すべきだったと考えます。

往来妨害罪が成立する3要件が整うかどうか、警察が住民の被害状況を綿密に捕捉しておれば、逮捕して後の司法判断に委ねても勝目は十分あったと考えます。

現に工事車両の前に工事の妨害目的で駐車した者は、停車した瞬間に「往来妨害罪」で二人逮捕されています。
この両ケースの線引きを突き崩す事は、警察が綿密に事実を重ねる事で実現出来たハズではなかったか。

法の不備も大問題です。
憲法の規定では「検閲の禁止」、「移動の自由」を謳いますが、いずれも国家以外の第三者がこれを侵す事を想定していません。


以上の事以外に、依田さんの問題はもっと大きな問を我々に突きつけているのではないかと思います。

「自力救済」はもとより法の認めるところではないにしろ、例えば警察権すら及ばない無法状態が我々の前に現出した場合はどうするのか?

テロリストの領域が仮に出来た場合、そこに住む我々はスイスの国民が受けるような教育をすら受けていません。

 「抵抗」は一部の市民団体だけの概念にしておくのではなく、テロ紛いの市民団体に対する、「本当の住民」による「抵抗」もまた必要な時節になったのではないかと思えます。

高江では今は数台の路上駐車が見られる程度ですが、辺野古ではシュワブゲート前の国道沿いの歩道と軍用地におおよそ4〜50メートル程をテントやブルーシートで違法に占拠して数年が経ちます。稲嶺が市長になり翁長が知事になってからより大胆になりました。二紙の記者も常駐しています。そして県警はマスコミ向けに排除のパフォーマンスはすれど本格的には行っていません。

この過程を1県民として見ていて県警のトップである県知事がアレである限り諦めるしかありませんでした。家族を持つ個人としてはアレらを敵に回しては狭い県内で生きていくすべはありません。

メディアを見なければ毎日の生活圏内ではごく普通のあたり前の生活ができています。

昨日通った時もカナンファームCafeはいつものように何ごとも無かったかのように営業していました。

いつも思うのですが新聞テレビ、最近ではラジオまでウンザリを通り越して70年以上前ばかり見させられて未来を見たり希望を持つことを許さないくらい年中毎日毎日、記念日あたりではさらに特集や映画の上映、役所のロビーでの展示など多彩な催しで戦争悲惨さと戦争に向う安倍政権の恐ろしさの宣伝ばかりでお先真っ暗で生きる希望すら無くなりそうなのです。

改憲派さん
分かってました。仰ってることが端的でしたので、困惑してみせたのは少し試してみたかったのもあります。客観視できる冷静さを取り戻されてなによりです。

ナビーさん
理解していただいたようで何よりです、勘違いなどは誰にでもあります、落ち着かれたようで良かったです。

さて話は変わりますが、負け続きのオール沖縄と堅実に勝利してきた保守自民ですが、重要な名護市長選そして本丸の県知事選を来年にひかえています。
名護市長選は決まっていた保守候補が辞退し、別の候補をたてることになりました。
また県知事選をひかえ日本第1党が沖縄進出をすると宣言。
さらに我那覇真子氏はオスプレイに抗議する自民県連を強く批判、沖縄保守は少々ざわついています。
保守が分裂している場合ではなく、しかし自民県連がオスプレイ抗議など批判されても仕方がない。
この調子ではどうなることかと憂慮しています。

 改憲派さんって不思議な人ですね。

 改憲派さんはナビー@沖縄市さんに対して「勘違いさせてしまいすみませんでした」、「ナビーさん申し訳ありません」と謝罪していますよね?
  にもかかわらず、「勘違いなどは誰にでもあります」って慰謝の仕方は違うのではないですか?
「客観視できる冷静さを取り戻した」のは改憲派で、「落ち着かれた」のはナビー@沖縄市さんではないでしょう。

 まあ、それはともかく名護市長選はおっしゃるとおり自民党は相当厳いでしょうね。
何といっても「人」がいないのですから。
 
 しかしここでようやく一勝上げても、翁長氏自身の知事選の大きなプラスに働かないのじゃないかな。
首長選の帰趨は対抗馬次第なので、自民党が知事選に誰を立てるかにかかって来ます。

保守分裂というけれど、我那覇氏はもとより自民党支持者とは言えないし、日本第一党は最初から数には入らんですよ。
 
 それより革新側は翁長氏を担ぎ続けられるのか、翁長氏は二期目に出馬するのか? 社・社・民の心配は実はそこにあります。

 「一刻も早く二期目に名乗りをあげてもらいたい」その一心が先の大会にも滲み出ていましたね。
 つまり、翁長氏以外に勝てそうな候補が全く存在しない、という事実が革新側を苦しめているのが現状です。

名護選いかんにかかわらず、カードは自民党が握ったままでしょうね。

山路さん
勘違いは二つあって、ナビーさんは事件の時系列を勘違いされていました。
また私のコメントが全てナビーさんに向けたものだと勘違いされてるようでした。(がナビーさんは、わかった上で試したとのことでした)
私は最初、後者については勘違いさせたのかと謝罪しましたがそうではなかった。
そして前者について時系列の勘違いは誰にでもあります、と申し上げました。
またナビーさんが私に対し少々感情的になられていたようなので、落ち着かれて良かったと書きました。

さて、保守分裂ですが、我那覇真子氏が自民支持ではないことを知らない保守もいたようで我那覇氏批判もありました。
また我那覇氏の発言をうけて自民県連を批判する保守もいました。
自民県連に対し沖縄保守の不信感が広がるのは選挙にどう影響するかということです。
沖縄の選挙は、米軍関連の事件事故で大きく左右されるもの。保守の一部が自民離れすることは喜ばしいことではありません。

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