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「加計ありき」ですよ。だから?

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私は前回7月10日の閉会中審査が、加計事件の分水嶺だったと後に言われることになると思います。 

いうまでもなく、メディアの皆様方が見事に隠蔽なさった加戸守行・前愛媛県知事の証言が出たからです。 

よほど国民に見せたくなかったとみえて、見事に「報道しない自由」を力一杯行使されたようです。 

なぜでしょうか。 

加戸氏の国会証言を素直に読めば、加計事件は愛媛県独自のルートで進んでいたことがわかってしまうからです。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/2-f102.html 

今なおメディアは「加計ありきだった」という点こそが、最大の争点だとしています。 

はい、メディアの疑惑は半分は当たっているのです。そのとおりです。「加計ありき」でした。

ただ、安倍氏との関係は無関係という関係しかなかったというだけです。

Kato2http://snjpn.net/archives/25985

加戸前愛媛県知事は、獣医師、なかでも牛豚を扱える産業獣医師(※公務員獣医師・共済系獣医師)が東日本に偏在し、西日本なかでも四国が極端に少ない現状に危機感を持っていました。 

それはトリインフルエンザや口蹄疫といった強力な伝染病が、瀬戸内海を越えようとしていたからです。 

かつてのように本州から海で隔てられていたら防疫は比較的やりやすかったのですが、本州四国連絡橋でいまや一体となってしまっています。 

便利になった反面、旧態依然たる四国は防疫上大変に危険な地域になっていたのです。 

そこで加戸前知事は今治市とタッグを組んで、産業獣医師を育成するための学校建設を考えました。 

まずは来てくれる学校が必要です。あたりまえです。候補がなければ話が始まりません。 

文科省に申請は出しました。候補はいませんでは、シャレになりません。 

そうでなくとも文科省は日本獣医師会と「獣医学部をつくらせない岩盤同盟」を作って、なんと52年間も新規参入をブロックしてきたからです。 

その結果、獣医学部の定員900人くらいのところに1300人も突っ込んで、平気で水増し入学を恒常化させていたわけです。 

こんないいかげんな獣医学部の品質管理しかしていないくせに、新規参入に対しては石破4条などという獣医師業界の利害そのものの壁を新たに作ったのですから、タチが悪いですね。

そもそも水増しをしている現状を放置しながら、それでも増設を認めないという神経がヘンです。

これは獣医師業界が自由診療のために、医師が増えると価格競争になることを恐れたからで、文科省は業界とべったりと癒着していました。

それははもかくとして、加戸氏は本州四国連絡橋を超えた向こう岸にある岡山の加計学園(岡山理科大学)が来てくれることになって喜びました。 

それも愛媛県のほうから加計に行ったのです。今治選出の愛媛県県議が加計学園の事務局長と友人だった関係を使ってなんとか来て貰えないかと頭を低くして頼んだのです。 

ここは大事なところですから、加戸氏の国会証言を引用します。

誘致の問題に関しまして、昨日の予算委員会で申し上げましたように、もともとは愛媛県の県会議員が、加計学園の事務局長と、今治での同級生で、ございました。
その関係で、平成17年の1月に、県会議員が話を持ちかけまして、今治での大学誘致、進出を。それを2年間経て、検討の結果、昭和19年1月に、獣医学部で、つくりましょう、つくりますという構想が出てまいりまして、当時、安倍政権下でございました」

念のために申し添えますが、この加戸氏証言でいう「安倍政権下」というのは第1次安倍政権のことです。

愛媛県と加計学園が繋がったのは、県議と学園事務局長との関係があったからなのです。

Photohttps://withnews.jp/article/f0170604000qq000000000...

そして学校用地のための土地も、今治市の学園都市構想予定地になりました。 

地方に行くとよくある話ですが、行政が工業団地や学園都市構想を持って用地を準備しても、肝心な法人が来ないのです。 

そういう空き地が今治市にあって、そこに建ててほしいと愛媛県は考えたのです。 

ですから、「加計ありきだったのか」と問われれば、そのとおりです。だって加計しかいなかったから仕方ありません。

え、京都産業大学があるだろうって?あそこが手を上げかかったのは去年ですよ。11年も時間がズレています。

愛媛県からすれば、そのとき京産大が名乗りを上げてくれたら万々歳だったでしょうね。

いなかったんですから、しょうがない。京産大の学長も準備不足だったと正直に会見しています。

申請を審議する諮問会議で加計に決定したのは、京産大よりはるかに前から申請してきていて、プランが練れていたからです。こういうことを「申請の熟度」と呼ぶそうです。

メディアは「加計が先あったのだから、それは安倍氏が便宜をはかったからだ」みたいな言い方をよくしますが、次元が違う話をゴッチャにしています。

この獣医学部新設計画において加計学園は初めから「あった」のです。首相が「便宜を計る」もなにも、愛媛県はまったく別ルートで奮闘していただけの話です。

安倍氏が加計理事長と「オトモダチ」だったから、加計学園を突っ込んだのではないのではなく、あくまでも誘致したのは愛媛県側です。

さて、来る学校も決まった、用地もある、しかし肝心要の文科省の認可が下りないのです。 

なぜなら、文科省は絶対に獣医学部の新設は認めないという省是のようなものがあって、「告示」という形で国民が知られないように法制化していました。

事件当初私も知らなかったのですが、「獣医学部新設を認めない大学設置基準」などという奇怪な「告示」までありました。

これについて、日本共産党「赤旗」から説明してもらいましょう。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2017-03-13/2017031301_01_1.html

「文部科学省や農林水産省は、大学獣医学部の新設を抑制する方針をとっています。獣医師への社会的な需要と獣医数のバランスを図るのがその目的。文科省告示「大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準」は、歯科医師などとならんで獣医師養成の「大学等の設置若しくは収容定員増」を認めないとしています」(赤旗2017年3月13日)

この「大学設置基準」の緩和を特区に限って可能とする、国家戦略特区構想なんか安倍が作りやがって、というわけてす。

絶対反対だった日本獣医師会は、会長短信にこのようなことを書いています。

「この間、私(※蔵内会長)や日本獣医師政治連盟の北村委員長を始めとした本会の役職員は、できれば獣医学部新設決定の撤回、これが不可能な場合でもせめて1校のみとするように働きかけをしました」

ここで注意してほしいのは、「せめて1校のみにする」という案は、他ならぬ日本獣医師会側が出したことです。

加計1校に絞る結果になったことも、安倍氏とはなんの関係もなかったわけです。

かくして、愛媛県と今治市のロング・アンド・ワインディング・ロードが、延々と12年間も続きます。

そしてやっとの思いでゴールにたどり着いたと思ったら、こんどはメディアから加計疑惑で袋叩きにあうのですから、愛媛県もたまったもんじゃありませんね。

今日はここまでとしましょう。

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コメント

 ブナガヤさんこんにちわ。HYです。
 毎日読ませていただいております。

 今回の加計問題、本サイトを読んでいたからまったく旧メディア(テレビ、新聞、週刊誌)に惑わされることなく済みました。下手なニュースサイトより参考になります。

 私は両親が愛媛県出身なのですが、獣医師が少ないというのは知りませんでした。旧メディアを見ていただけではわからなかったと思います(産経新聞では取り上げているようです)。今回の件で愛媛県今治市の獣医学部新設がおじゃんにならなければいいのですが。

 加計問題は「問題にすること自体が大問題」な冤罪事件です。

投稿: HY | 2017年8月 2日 (水) 07時07分

そもそもの話、獣医師の不足を解消をするために獣医学部を新設するというのがナンセンスなんですよ。
例えば、医師不足の地域が医師を増やすという理由で大学誘致して医学部作りますかね?
第一、獣医学部作ったところでその地域に卒業生が残ってくれるという確証はどこにもない訳でして。
鹿児島大学の場合は獣医学部に入る地元出身者が数人程度なので、県の獣医師の募集定員を満たせなかったそうです。
そこで数年前に給与をアップしたところ、人数の不足分を充足できました。
獣医学部をつくる資金があるなら、獣医師の待遇改善をしたほうが遥かに安上がりで手っ取り早く目的を達成できますよ。
加戸氏の話は、大学誘致する為に既に土地整備をやっていてもう後戻りできないから後釜にどこかの大学据える必要があり、そこに合致したのが加計学園ってだけだと思いますけどね。
獣医師不足、防疫云々はあくまでも建前なのではないかと。

それに、皆さん加計学園オープンキャンパスで配布された資料をご覧になったことがありますか?
https://pbs.twimg.com/media/DFoT10YUwAActR_.jpg
「一般入試で、ワンランク上の国立大学にチャレンジ可能!」、要するに仮面浪人を推奨しているんですよ。
これのどこが既存の大学では不可能かつ最先端の専門的な授業を受けられる国際水準の獣医学部なのでしょうか?
っていうか獣医学部が2科目受験ってマジですか??
こんなレベルの獣医学部をわざわざ巨額の税金を投入してまで作る価値があると皆さんはお考えでしょうか…?

投稿: 埴輪 | 2017年8月 2日 (水) 08時06分

おはようございます。

虎ノ門ニュースで北村弁護士が次のようなことを語っていました。
前川氏の証言は全てにおいて具体性に欠けいるが、
もし、加計学園に対して不正が行われていたなら、
事務次官であった前川氏がその経緯を知らないわけがない。
というものでした。全くその通りでしょう。

文科省内で見つかった取るに足らぬメモを引き合いに出し、
さも何かあるように想像のみで膨らませるだけ膨らませ
タチの悪いことにマスゴミがさらに輪をかけて膨らませてしまったわけです。

この前川とそっくりの振る舞いを見せる人物がもう一人います。
ひるおびなどに出演している政治アナーキスト、違った
政局アナリスト、もとい政治アナリストの伊藤惇夫その人です。
この人の発言を文字に起こしたら、まあ出鱈目だらけでしょう。
こんなインチキ評論家がまた引っ張りだこなんですね。
よほど制作側にとって都合がいいんでしょうな。
この人の顔をテレビで見るたびに確実に食欲が失せます。
(その割になかなか痩せませんが)

投稿: 右翼も左翼も大嫌い | 2017年8月 2日 (水) 08時58分

獣医学部作っても獣医が増えないというのは誤った認識だともいますけどね。
1)まず、大学があれば研究施設として機能しますので卒業生が地元で獣医として就職しなくても、防疫拠点として機能します。
2)待遇改善だけで何とかなるならとっくにやっていると思いますよ。鹿児島の件も、地元に大学があればこその話ではないでしょうか。
3)水増し定員による獣医学部の教育レベル低下は、国会の質疑の中にも出てきていますが、教室からあぶれたり、実習も見るだけじゃ優秀な獣医は育たない。最低水増し定員分ぐらいの新設は認めるべき。

投稿: ednakano | 2017年8月 2日 (水) 09時15分

>埴輪さん

大学の都市とその地域での就職率については、唐木教授のこちらを参照ください、中都市では1/3はその地域から入学し、ほぼ同数がその地域で就職するのがわかります。(あとは他地域からきて、他地域で就職)
唐木さんもこの規模に見合った経営をすれば良いと言っています。
http://president.jp/articles/-/22413?page=4

なお、唐木さんの説明では新学部の内容は他ならぬ”文科省”大学設置審議会が審査しますので、加計は欧米並みの教員数を確保する指導をしていると述べられています。

仮面浪人については確かに良いことではないですが、新設の大学がこの時代に生き残る経営は並大抵のものではなく仕方ない面もあるでしょう。都市部の一般大学でも見られますね

入試科目は推薦の場合のみ英語、数学2教科ですね、一般入試は数学、物理、化学、生物がありますので、埴輪さんのその表現は誤解を招きます。
ソース→
https://www.juuiyobikou.com/%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%90%86%E7%A7%91%E5%A4%A7%E7%8D%A3%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E9%96%8B%E5%AD%A6%E7%94%B3%E8%AB%8B%E6%83%85%E5%A0%B1/

巨額の税金についてですが、地方自治体予算なので国全体の税金ではありません。今治の判断として議会承認されていますので少なくとも他地域から文句をつけられないですね。
なお建設費の半額は私学が支払うことになるのであり、全額が今治予算ではありません。

投稿: snsn | 2017年8月 2日 (水) 09時26分

埴輪さん

> 例えば、医師不足の地域が医師を増やすという理由で大学誘致して医学部作りますかね?

あれ?東北では震災後、医師不足を解消するために「東北薬科大学」っていうのを作ってますが知りませんか?
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/457155/

ついでに言えば、成田にも「国際的な医師の育成」ってことで医学部が新設されてますね。これも国家戦略特区での岩盤規制突破ですよ。成田市から多額の補助金が出てるそうですが加計学園と何が違うんですかね?
https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/517011/


> 「一般入試で、ワンランク上の国立大学にチャレンジ可能!」、要するに仮面浪人を推奨しているんですよ。

これ、推薦入試の話ですよね。「他大学との併願可能」っていう意味を具体的に書いてあるだけじゃないですか。学生のために「受験機会を増大」させるのは悪いことですか?2教科も推薦入試の試験科目。

埴輪さんは、野党やマスコミの手法と同じで、わざと情報を自分の都合のよいように切り取って発信されてるんでしょうか?

投稿: ひこ~ | 2017年8月 2日 (水) 11時23分

>例えば、医師不足の地域が医師を増やすという理由で大学誘致して医学部作りますかね?

琉大の医学部がありますよね。
それと東日本大震災後に東北医科薬科大学に医学部が新設されてますよ。

何か大きな医師不足の問題が起きないと作らないようですね。

投稿: 中城村民 | 2017年8月 2日 (水) 11時27分

先日、鹿児島で産業動物(特に牛ですが)の臨床獣医師の研修会がありまして、それに参加した際、非常に興味深い光景を目にしましたので、お繋ぎします。
研修会も終わり、来賓がお越しでしたので、挨拶祝辞をいただくことになりました。来賓は鹿児島県の畜産関係の課長、鹿児島県獣医師会会長、そして鹿児島県農業共済組合連合会会長の3名でした。県の方は、当たり障りのない挨拶をされたのですが、次に挨拶された獣医師会会長は、やはり加計問題に触れないわけにはいかず、かなり厳しい意見(ほぼ現在獣医師会が展開している意見)を述べられていました。
そして、最後に挨拶された連合会会長の言葉に会場の一同がどよめきと驚きを覚えました。前に挨拶された獣医師会会長などは、こちらから見てもハッキリわかるほど目がまん丸になっていたほどです。
それは何か?一言でいえば、加計理事長に獣医師が足りないので獣医学部を作って獣医師を増やして欲しいと頼んだのは、私であると連合会会長が話されたのです。連合会会長は加計の一期生で、加計理事長とも懇意であるとのことでした。それで、加計理事長にお願いしたとおっしゃっていました。
鹿児島、宮崎は共済組合が家畜診療所を運営しており、その診療所には多くの産業動物臨床獣医師が在籍しています。その共済組合の県の元締めが連合会であり、連合会会長は、そのことに関して一番よく知る地位にいる人だと思います。その人が獣医師が足りないと言われているのが、今現在起きている問題の根本を示しているのではないでしょうか?
表面的に数は足りていても、実際は現状働いている獣医師がかなり無理をしているところも多々あるのではないでしょうか?本当に足りているとはどんなことなのでしょうか?獣医師だけでなく、ERの医師や産婦人科医、介護施設職員、保育士、足らないと問題になっているこれらの職種には、どこか構造的な問題があるように思います。

投稿: 一宮崎人 | 2017年8月 2日 (水) 11時36分

簡単に書きますね。

埴輪さん。
あなた、あまりにも無知すぎですよ。

先にひこ~さんが書いてくれたこと、そのままです。また、宮城の新設医学部卒業生には地域縛りというか特典着きです。ちなみにあれも2校が手を上げての1つへの認可絞り込みで揉めました。


一宮崎人さん。
それは実に興味深い話ですね!

投稿: 山形 | 2017年8月 2日 (水) 12時00分

ednakanoさん
公務員獣医師は全国的に不足してるし、北日本の方が不足が深刻でしょう。
獣医学部を作るよりも勤務条件の改善が先であって、従来のような公務員獣医師を増やしたければライフサイエンスや創薬の研究拠点を集積するみたいな国家戦略特区なんて必要あるのでしょうか?
愛媛県は獣医師の勤務条件の改善を何か行ってきたのでしょうか?

「水増し定員による獣医学部の教育レベル低下」ってそれは青山議員の質疑ですが、それの元ネタは加計学園系の倉敷芸術科学大学の元学長の唐木英明氏のエッセイですね。
http://president.jp/articles/-/22413?page=3

しかし、唐木氏も認めているように、これからの日本ではペットや家畜の数が減っていくのであって、「家畜を見る獣医師の数が不足する! 」と唐木氏が煽るのは、少し論理的におかしかったりするのです。
そもそも、ペットも家畜も減るんだから、いくら獣医師資格をもっても、 獣医師として働ける人は限られてしまうのです。
なのに唐木氏は、次のように述べています。

「筆者の教え子の中には金融、広告など獣医師免許が不要な職種で活躍している人材もいる。
そして重要なことは獣医学教育という背景がその活躍を支えていることだ。
それは税金の無駄遣いどころか獣医師の職域を広げ、その社会的地位の向上にもつながるだけでなく、税金を投入して教育を行うだけの価値があるものと筆者は考えている」

要するに「獣医なれなくても他の職種に就けばいいじゃん」と、この様ないい加減なことを言ってる訳です。
その唐木氏を大学総長にした加計学園は、やはり問題があるのではと…

nsnさん
確かに誤解を招きかねませんね、失礼いたしました。
しかし、探してみた限り北里大学など獣医学部の推薦は三科目必要で、二科目だけで良いというの加計の獣医学部以外にあるのでしょうか?
どうみても滑り止め要員の三流大学にしか見えませんがね。
また、加計学園の学部新設が文科省未認可のまま今治市が133億円助成したことにより市民の方に住民監査請求されていることは知っていましたか?
http://biz-journal.jp/2017/06/post_19426.html

2014年5月から6月にかけて、岡山理科大学・倉敷芸術科学大教職員組合が、加計学園の教職員を対象にアンケート調査を行い回収された171票のうち「どちらかというと反対」を含めた反対が130票と大半を占め、賛成はわずか4票だったそうです。

長文になりましたが、他の人のコメントにも返信できればと思います。

投稿: 埴輪 | 2017年8月 2日 (水) 12時54分

>埴輪さん

市民による監査請求は承知しています。市民の方はおそらく文科省のルールを知らないと思われるのですが、文科省は「議会の予算承認を先に得ていないと新設を受け付けない」という独自ルールを儲けているのです。従って議会の承認プロセスは文科省のルール通り適正なのです。

おそらく本音で言えば議会も本来は文科省認可の後で予算承認をしたかったでしょうし、それについて市民の方の感覚も理解できます。
承認されるかわからないのに予算を通すことになりますからね。
要するに文科省は、予算取りのプロセスを困難にすることで事実上の門前払いをしていたのです。

まあこれは安倍特区の問題点でもあるのですが、中央政府から予算がおりないので各地方自治体で確保しなければならない。
官邸は承認はするがファイナンスは独自でやってくれという制度です。
これは別な見方では官邸のお手盛りで予算をつけるようなことがないようなクリーンなシステムとも言えます(民主党特区制度では中央からお金が出たため、助成金狙い事業が見られた)

どちらがいいのか難しいところですけどね

投稿: snsn | 2017年8月 2日 (水) 13時18分

最近、加計関連でよく耳にするのが、
「そもそも獣医学部の新設が必要だったかどうか」とか、「大学を作っても学生がそこに留まる保証はない」等の言葉です。

でも、事の始まりは獣医学部を新設するにあたり安倍首相の不正な関与があったかどうかですよね。
問題は不正なやりとりがあったかどうかです。

獣医学部が必要かどうかの見解は個人の主観にわかれますし、仮に獣医学部新設反対の立場だとしても、今回の問題と直接関係はありません。

どうも御自分の都合が悪くなると、議論のゴールポストを動かしたがる人が多い様に思います。

投稿: 三毛猫 | 2017年8月 2日 (水) 13時48分

獣医学部受験のまとまった基礎情報を探してみました。
http://vetprep78.com/newpage26.html
推薦入試では私学は基礎テストをするところと面接小論文のみのところがあります。
加計学園はこの既存私学の条件と比べると、いきなりハードル高すぎずゆるゆるすぎもせず、といった現実的なレベルの入試でスタートして実績を上げようとしている真面目な意図が感じられます。
何よりもここの日本地図にある大学分布図が、四国の何もなさを表現しています。

投稿: ふゆみ | 2017年8月 2日 (水) 14時54分

>埴輪さん

自分で、獣医師が足りないことをおっしゃるのに、なぜ獣医学部の新設が問題なのか理解不能です。
地域に防疫対策拠点になる研究施設や大学があることは非常に意義があるし、党補機が深刻だというなら東北にも作ればいい。

現在愛媛県は、県内就業を条件の奨学金を使ってリクルートしている(全国で3番目に多い)がけして充足されていない。愛媛県が無策だと批判するが、ただ給料上げれば来るというものでもない。

また、愛媛・今治という地域にこだわらず、現在日本で遅れている家畜や鳥からの感染症研究などはこれから必要な分野で、加計学園は人材をほぼ海外から集めてきている。つまり、既存の獣医学部と違う、ニーズに合わせた研究のどこが悪いのか。

獣医の2023年問題も含め、もう少し広い視野で見ないと、反対のための屁理屈にしか聞こえませんよ。

投稿: | 2017年8月 2日 (水) 15時06分

お久しぶりです。


>まずは来てくれる学校が必要です。あたりまえです。候補がなければ話が始まりません。

これに関して、加戸氏のインタビュー(7月中旬)に書かれていたことが気になりました。

>地元の松山大学が手を挙げて進めたが、経営学部の設置構想もできた段階で学内の左翼グループ教官の猛反対にあい、潰されてしまった。

この頃から、政権潰しをするような左翼連中に邪魔されてきたのは驚きですが。
それ以外の学校も手を挙げる所がなかったということですから、今治という土地に学校を作らせたくない理由でもあるのかと思ってしまいます。

獣医学部が必要と訴える皆さんには悪いですが、他の学部を作っていれば、ここまで拗れずに今治市の活性化に繋がっていたんじゃなかろうか。

>この「大学設置基準」の緩和を特区に限って可能とする、国家戦略特区構想なんか安倍が作りやがって

獣医師会側は絶対反対と言っていますけれど、文科省はホントに反対だったんでしょうか。
口だけの約束かもしれませんが、文科省の牛尾課長は、国家戦略特区WGのヒアリング(平成27年2月3日)において

>私どもの基本的な今までの立場は、特区として認めた場合にあっても、学生さんは全国からいらっしゃいますし、また、全国に散っていくということなので、特区と
して検討するよりは全国的な制度の問題として検討させていただきたいのが従来から一貫した私どもの立場でございます。

と発言しています。
安倍総理が「全国展開」だと発言して話題になりましたが、文科省も全国的な制度の問題として検討すると言っている以上、獣医師会と反発する事になったと思います。
(「やっぱり駄目でした」と結論するつもりなのかもしれませんが)

また同じ議事録には、全国展開するのが遅くなるくらいならまずは特区で、文科省としては今の時点(平成27年2月)では平成28年4月開校は無理、じゃあ平成29年に新潟の特区で、見たいな決定がなされたことも書かれています。
新潟の獣医学部のほうは、しばらく前から「検討中」の状態が続いているようです。どうなっているのか?

前川氏の事務次官という仕事量からすれば、課長レベルの議事録なんて流し読みで、報告書だけ受け取っているのかもしれません。
しかしこの議事録を見れば、平成30年4月開校が大前提なのは何故なのか、なんて疑問は出てこないと思うんですよね。


あと、埴輪さんのコメントに対することなんですが。
獣医学部を卒業し、資格を取ってから、別の職業で働くってのは普通にありますよ。
北里大学獣医学部の、卒業後の進路と就業実績。
病理診断研究、動物用の薬剤を作るところ、農業共済組合。勿論、それ以外もあるでしょう。
最終的には、30%~40%くらいが、動物病院以外のところに勤めるんじゃないでしょうか。資格と進路は違うってことです。


それにしても、一宮崎人さんの話は興味深い。
でも、ずうずうしいお願いなんですが……適度に改行して、もうちょっと読みやすくしていただけると助かります……。

長文、失礼しました。

投稿: 青竹ふみ | 2017年8月 2日 (水) 15時25分

青竹ふみさん、お久しぶりです、横レスおじゃまします。
新潟県民の私の義父も獣医学部卒で資格を取って新潟へ戻り、公衆衛生→食品衛生→食品会社、と段々に獣医学現場から遠ざかる職歴を経てきたそうです。でも新潟県では数十年間、請われる資格職であり続けています。生家が開業医でない者の妥当な職歴だったのだろうと思いました。
今回特区で話題になっている、四国、新潟、京都綾部(山陰北陸寄り)は、地図で見るに、手薄な3地区だと判ります。
その中で、本州への橋はかかったとはいえ山口へは出にくく、鹿児島宮崎は海を渡らねばならない四国が第一号というのは、納得がいきます。
四国で試して良さそうなら新潟、山陰も更に準備を進められる。
一宮崎人さんの聞かれたお話を併せると、何より海の向かいの現場の第一人者が推している訳です。議事録とか公開してもらいたいものです。

投稿: ふゆみ | 2017年8月 2日 (水) 16時03分

埴輪さんのおっしゃった住民監査請求を出された黒川敦彦氏ですが、twitterやFBの内容を見る限りかなり香ばしい人物との印象を受けました。

内容も支離滅裂なものが多く、それを指摘するコメントは無視するスタンスの人の話を信じろといわれても無理があります。
盆明けには決定的な情報を公開すると宣言されているのでそれはそれで楽しみに待ってみますが。

投稿: しゅりんちゅ | 2017年8月 2日 (水) 17時46分

また質問ばかりですいません
加計学園が疑惑だと騒いでる人たちの中に
国家戦略特区の構造そのものが問題だ。確実に首相の意向が反映されている制度だ
特区方式で民主主義をスルーして法律制定する制度。なんのための国会なのか
と反論する人もいます
わたしは国家戦略特区は岩盤規制の構造の歪みを変えるひとつの手段としていいことだと思うのですが
管理人様を含めみなさんはどう思われますか?

投稿: つよし | 2017年8月 3日 (木) 04時10分

つよしさん。私は国家戦略特区構想は是々非々でみています。

だって一口に特区といっても、案件だけで200を越えるんですぜ。
玉石混淆です。今治のような長い期間かけて練りあげられたものもあり、地方自治体の悲願にまでになっているものもあるでしょうし、どうみても思いつきのようなものもあると思います。

方法としては、いわゆる実証モデル方式ですね。実証例を作って、うまくいけば全国化するという考え方です。
これはこれで社会混乱を予防するには、いいと思います。
いきなり高速道路無料化などという思いつきを「社会実験」した某政権よりまともな発想です。
再生可能エネルギーのFITだって、特別区で10年くらいやってから、全国化へ進むべきでした。

ただし問題もあります。民間議員が諮問会議で強い決定権を持つのですが、ほんとうに地域の実情や産業の実態を知っているのか危うい場合もありえるからです。
今回の加計も、本来は獣医師を複数入れるべきでした。できれば獣医師会系の岩盤派と、改革派の意見が異なるものがよかったでしょう。

しかしそれをやると決まるものも決まらないとかんがえたのか、やや拙速の感はぬぐえません。
12年かけてやれとは言いませんが、もっと時間をかけてやらないから、「加計ありき」だろうというくだらない批判を受けることになります。

また国家戦略特区について、三橋貴明氏などは例によってワンパターンに、「グローバリズムだから反対」と言っています。
あの人はすべてをそれでぶった斬る癖があります。

繰り返しますが、是々非々です。ひとつひとつ案件を見て検討し、判断すべきです。
その意味で有効なツールていどに考えたほうがいいと思います。

投稿: 管理人 | 2017年8月 3日 (木) 04時42分

管理人様。詳しい解説ありがとうございます
わたしも特区について調べてみましたが管理人様がおっしゃってるように思いつきのようなものもありますね
まだまだ改善の余地があるとゆうことですね

投稿: つよし | 2017年8月 3日 (木) 05時10分

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