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2017年9月19日 (火)

総理解散を決意 ちょうどいい節目です

Img_0389
総理が解散を決意したそうです。多少驚きましたが、まぁ、妥当ではないでしょうか。 

「大義がない」とか野党やメディアは言っているようです。

朝日新聞社説(9月18日)です。

「小学校の名誉校長に首相の妻昭恵氏が就いていた森友学園の問題。首相の友人が理事長を務める加計学園の問題……。
 臨時国会で野党は、これらの疑惑を引き続きただす構えだ。冒頭解散に踏み切れば首相としては当面、野党の追及を逃れることができるが、国民が求める真相究明はさらに遠のく。そうなれば「森友・加計隠し解散」と言われても仕方がない。」

朝日によれば、大義なき「森友・加計隠し解散」だそうです。

倒閣一歩手前まで追い込んだと思って早めのシャンパンを抜いていた朝日の歯ぎしりがモロに伝わってくるような社説ですね。

では、なんなんでしょう、その「大義」とは?

ちなみに大義とは、辞書で引くと、「人間が行うべき大切な道義のこと」、または「重要な意義のこと」だそうです。

それをメディア・野党は「政権がやりたいこと」ていどで解釈しています。

逆ではないですか。

政権にとって「大義」とは、今まで政権がこだわってきた政策の「重要な意義」のはずです。

したがって「大義を問う」とは、政権にとって「これからなにをするか」といった政策目標ではなく、その施策の結果、すなわち「これまでなにをしてきたのか」について、その成否を問うことでなければなりません。

「これからなにをするか」が大義なら、かつての民主党の始まりのように総花的なあれもタダにします、皆んなにお金を配ります、といったような無責任なことを、いくらでも言えるからです。

そのようなものは「大義」とは言えません。

一方、現政権にとって「重要な意義」とは、政権奪取後の口先三寸ではなく実績しかないはずです。

私はそれが「節目」にあたって国民の信を問うという意味ならば、「大義」は大いにあると思います。

ちょうど国民の声を聞くいい節目じゃないですか。 

まずは、メディア-野党連合が、首相を退陣寸前までに追い詰めたと喝采を叫んだモリカケ事件についての国民の判断を仰ぐ節目にあたります。

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私は一貫して、モリカケは問題ですらない、人工的に作られた蜃気楼のようなものだと書いて来ました。 

首相の斡旋疑惑、あるいは便宜供与なら延々と春からやってきたんですから何か動かぬ証拠でもあるのかと思いきや、ただの蜃気楼でしたという幕切れに国民の多くは気がついてしまいました。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/snsn.html

加計などは、6万円の冷蔵庫がワインセラーだからどーのとか、建設費が高いの安いのがどーたらと、とっくに首相から離れて宇宙空間にさまよい出てしまいました。 

森友に至っては、虚言癖のある詐欺容疑者夫婦の言うことを真に受けて首相夫人に100万円を献金したからどーのと、もうどうでもいいようなことで国会を空費させてきました。 

そして今や、もはや撃ちたくても弾がなしです。

Photo

さて、このモリカケ騒動の背後にどのような状況が進んでいたのでしょうか。それを思い出して下さい。 

北朝鮮が弾道ミサイルを撃ち続け、核実験を強行していた、まさにその時にこんなくだらないことで国会を空転させていたのは、一体どこの誰だったのでしょうか。

Photo_2http://www.asahi.com/articles/ASK5K552DK5KUTIL01X....

「国会は朝鮮半島有事を論議しろ」という国民の声に対して、民進党は「モリカケ隠しだ」と言ってのけましたね。お忘れですか。 

ならば、いまさら民進党や共産党に、「解散の大義名分がない」とか「北朝鮮の脅威が強まっているとき政治空白をつくるべきではない」などといった聞いたようなことを言われたくはありません。

首相が北朝鮮問題を国際社会に訴えに行ったG20の時も、閉会中審査に出ないのは「加計隠しだ」などと言っていたのは誰でしたかね。

そしてこんどの臨時国会も、あいもかわらずモリカケを追及をするとか。出涸らしのお茶を絞って馬のションベンのようになってしまった「追及」をまだしたいようです。

おいおい、民進党さん、ならばここでひとつモリカケ問題と、朝鮮半島有事のどちらが国民にとって焦眉の課題なのか、国民に問うてみたらいかがでしょうか。

次の節目が経済です。アベノミクスの成功によって、経済は個人消費を除いて劇的に回復しました。

反安倍の立場をとるマル経学者の松尾匡『この経済政策が民主主義を救う』からアベノミクスの成果をみていきましょう。(snsnさんの提供による)
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-34d9.html

アベノミクスの成果の政権発足時と現在の比較
日経平均株価 1万230円(2012/12/25) → 2万118円(2017/7/14)

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経常利益    48.5兆(2012年度) → 68.2兆(2015年度) 
有効求人倍率 0.8倍(2012/12)→ 1.49倍(2017/5) 

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失業率 4.5%(2012/1) → 3.0%(2017) 

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大卒就職率         65%(2012/4) → 70%(2015/4)
15歳〜64歳正社員比率 40%(2013/2) → 42%(2015/7)
名目雇用者報酬総額   245兆円(2012/10-12) → 255兆円(2015/4-6)
企業倒産件数        950件/(2013/1) → 742件/(2015/10)

Photo_2設備投資額    66兆円(2012/4-6) → 70兆円(2015/4-6)
対ドル為替レート 79円(2012年平均) → 119円(2017年平均) 

いまよく言われる青年層の「保守化」は、このような大学就職率・有効求人倍率の劇的改善によるものです。

Photohttp://www.sankei.com/smp/premium/news/170205/prm1...


ところがアベノミクスには最大の問題が眠っています。それは安倍氏の後継政治家がいないことてす。

もし仮に次期総裁に石破氏がなった場合、かつての増税・緊縮路線に復帰するでしょう。

民進党の経済政策はそのうち詳述したいですが、増税して景気回復だというようなトンデモです。

そもそもアベノミクスは欧米において、標準的なリベラルの経済政策でした。

メディアと野党は、アベ憎しの余りに、アベノミクスと真逆な増税・緊縮路線を選んでしまったというお粗末です。経済政策には政治の色がないのに愚かなことを。

かくして野党の経済政策は、米国における共和党最右翼のティーパーティと瓜二つというていたらくです。

日本の経済政策の悲劇(というか喜劇)は、保守がリベラル経済政策で景気と雇用を重視し、自称リベラルが増税と財政再建を叫ぶ財政右翼だというネジレにあります。

つまり安倍政権がここで終了し、野党に政権交替した場合、増税・緊縮路線に復帰する結果となり、日本の景気回復は永遠にないことになります。

その意味で、ちょうど様々な経済指標が出揃ったいま、アベノミクスをこのまま継続するのか、止めて増税・緊縮に戻るのかを国民に問うべきです。

三番目に、改憲です。長くなりそうですからひとことでいえば、自衛隊の存在を憲法に加えることに反対なら、要は自衛隊を認めたくないわけですから、どうぞ自衛隊解体・安保廃棄が党是である共産党にお入れ下さい。

四番目に、朝鮮半島有事です。これも長くなりそうなので、ひとことで言えば、現下の国難級危機において、まさに今、安倍氏にとって代わるべき指導者がいるか否かの選択です。

米のトランプ、露のプーチン、中の習といった超大国とガップリ四つでネゴシエーションできる政治家が、もし日本に彼以外いるなら、ぜひ教えて下さい。その人こそポスト安倍の最適任者ですから。

安倍氏を辞めさせて、民進党が言うように安保法制や特定秘密法などを、この有事前夜の状況で廃止したいのならば、どうぞ野党に投票して下さい。

というわけで、朝鮮半島危機なのに選挙なのかと言う台詞は、少なくともモリカケに興じていたようなメディア・野党にだけは言われたくはありません。

最後に野党が言っている「政治的空白」ですが、モリカケ追及に精をだすような国会ならばあってもなくても一緒です。

第一、弾道ミサイルは10分以内に着弾するのですから、国会が「空白」であろうとなかろうと、政府の危機管理体制がしっかりしていればいいだけのことです。

国会ができるのは、防衛出動に対しての20日以内の事後承認だけです。http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2006/2006/html/i2311000.html

様々なことを考える、いい節目の選挙になりそうです。

 

 

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コメント

お早うございます。

新代表に前原氏が選ばれ、恥ずかしながら一縷の期待を抱いてました。
しかし今回の解散を受けてモリカケ逃れの自己保身解散と発言したそうです。
もしこれが本気の発言ならば、もう馬鹿としか言いようがありません。
此の期に及んで民進党にはモリカケ問題しか存在意義を見出せないのかと
ほとほと呆れ返ってしまいます。

昨日、某ワイドショーで今回の解散を「かけ流し解散」と命名してました。
「座布団一枚!」と言われることを期待してのことかもしれませんが、
これも馬鹿としか言いようがありません。
ワイドショーにとって視聴率を稼げるという意味では、
政治問題も北朝鮮の脅威も松居一代もハゲーも同列なんでしょうね。

 「ありんくりん」さんのおっしゃる通りです。  安倍さんの他に誰もおりません。

 消費税増税の凍結と防衛費の増額を掲げて解散・総選挙に臨んでもらいたいです。

消費税に関しては、解散の「か」の字が出た時点から、おそらくZ辺りからのリークでしょうが、首相が増税分の使用目的を教育、子育て辺りに限定する話が出てきて、減税の話は一切出てこないですね。安倍さんが本当にそう言っているのか?Zあたりの観測気球なのか?私たちには分かりませんが、庶民感覚からすると、安全保障分野に関しては、今のところ際立った手があるわけではないし、今の政権の行動にあまり不満があるとも思えません。それより来年に迫った消費増税の方が自分たち自身に影響するし、景気回復の芽をまたぞろ叩き潰しそうで不安です。行政の長たる首相が、簡単に増税の延期や凍結、減税など決して口に出来ないと思いますが、選挙の公約で凍結廃止とか言ってくれたら、おそらく今の状況なら、前回以上の議席を与党は獲得出来るのではないでしょうか?しかし、増税ありきで選挙になれば、おそらく大量の棄権票が生まれそうな気がします。ま、選挙ですので、結果消極的選択となり、自民などの与党は過半数は維持できるでしょうが、その後もし仮に、減税を打ち出した野党が結成されたら、その過半数も次の選挙までのものではないかと。モリカケは確かに下らない案件ではありますが、森友国有地売却に関しては、Zも脛に傷持つ部分も在りそうなので、その辺り上手く利用して何とか増税を阻止したいところですが、そこらへんは難しいのでしょうね。あと、増税を目的化するより、きっぱり国債発行の原資にして、バンバン財政出動するよ位言ってもらったほうが、まだよい気がするのですが。

最終的には総理の判断ですが、事前に通告しいてるのであれば、それなりに準備させてくれるの優しい人だと思うのですがね。

政治的空白?国会は行政ではないので何いってるのか?と思うのですが。

まともな議論ができる新たな国会に期待します。

新しく作ったばっかりの「仕事人内閣」って何か仕事をしましたかね?
非常に中途半端な印象を持ちましたし、党利党略だと開き直るのならとんでもない恥知らずです。
モリカケの疑惑が「蜃気楼」とまで言うなのら、臨時国会で野党の求めた資料を全て開示して疑惑を一掃して尚且つ返り討ちにできたのに残念ですよ。
もしかして左翼メディアが言うように国会でモリカケ問題を追究されるのが怖すぎて解散をぶつけてきたのかしらん。
不思議ですね。

テスラさん。短めに答えます。内閣がなにか仕事をしたのかですが、小野寺さんは実に手堅く防衛大臣の難しい職責を果たしていますし、河野外相もお父上とは違って、中国に対して原則的な態度でのぞんでいます。

解散になると再組閣ですが、致し方をありませんが、重要閣僚は留任ということになるでしょう。

私が記事で「節目」と書いたのは、いつまでもたまねぎの皮むきのようなモリカケ騒動にうんざりしているから、いい節目だと言ったのです。

政権が追及がコワイ?ご冗談を。
資料って、ひょっとして会計検査院の報告書ですか。
そんなもんしか、残っていませんからね。
たしかに財務省には大いに問題がありますが、それが「首相の関与」となにか関係あるのでしょうか。

こんな時期に、超多忙な首相を国会に呼び出してモリカケを「追及」するという神経が私には理解しかねます。

正直なところ安倍総理にも不満はたくさんありますが、それに対抗すべき政治方針を掲げてくる勢力もない現実が一番歯がゆいと感じます。
「私たちならば停滞しているリフレ政策を最後まで履行させてみせます」
と宣言してくれる政治家がいてくれたら迷い無く一票投じるところなのですが。

民進党も政策対抗するのであれば消費増税一時凍結を称えていた枝野氏を党首にすることが唯一の手段であったはずのなのにそれすら自らドブに捨てる政治センスの無さを露呈していまいました。
揚げ句の果てに前原氏は内閣改造時に既に「増税」を発表していた首相に対して政策をダブらせてきたとまるで当たり屋のような事を言う始末。
これで票が集まるとでも思っているのでしょうか?

しゅりんちゅうさん。珍しく連投します。まったく同感です。
首相が言った「消費増税を福祉に回す」案は大変に問題がある案です。これでは消費増税が固定化されてしまいます。
ちなみに前原氏も同じようなことを言っています。ならば争点たりえませんし、愚案です。
近々記事にします。

財政投入など、まったく不足しています。補正予算もなしです。これでは最後のデフレ脱出ブースターが効きません。
もどかしいかぎりです。
反アベの皆さん、モリカケなんか放っておいて、ここを批判してください。

増税に関しては高橋洋一氏の解説では、三党合意が法制化されているために、今の時点で撤廃を言うのは難しいそうです。
ただし首相の意志が消費増税に反対なことは、公然の秘密です。

しかし首相候補になりそうな政治家の中に、安倍氏くらいしかリフレ派が党内にいないので、選択の余地がないのです。
麻生氏も世耕氏も共に、経済閣僚ですがアベノミクス出口論者です。頭をかかえたくなります。
いかにアベノミクスが保守にとって異端の経済政策かわかりますね。

もちろん野党のメシの種でしかないモリカケからの逃避
ではなく、核を脅しにして成り上がるという悪しき前例
を作らせないよう米国が北朝鮮を攻撃する時に、同盟国
である日本も動けるように法整備をしておくというのが、
今回の解散の一番の動機だと思います。まあ動機という
より、親ビンからの要請ですけど・・

米「多分殺る事になる、核の脅しの成功など言語道断」
 「同盟国の日本も来いよ、もち我が軍は日本を守る」
日「えっ、ダメっすよ。ケンポー9条があるんですよ!」
米「おまい、戦後ずっと、それで逃げっぱなしじゃん」
 「我が軍が日本防衛の作戦中、攻撃されたらどうよ?」
日「ですから・・あんたらが作ったケンポーでしょ?」
米「なぬ?じゃ日本を守る我が軍を見殺しにすると?」
日「世界最強の米軍様ですから・・だいじょうV!」
米「このスカタン!我が国の世論を考えろ、ボケ!」
 「日本は卑怯者だと嫌日感情で同盟破棄、日本製品は
  ボイコットされるのはガチだ」
日「解りました、同盟国として恥じない行動を取ります!」
 「サヨク脳勢力を根絶すべく、解散選挙をします」
 「大勝してみせますぜ、国民も底抜けのバカじゃない」

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