小池女史の3つの「ないない尽くし」
私はこの小池新党の性格をひとことで言えば、それは<破壊>だと思っています。
有本氏は、『「小池劇場」が日本を滅ぼす』の中で、小池氏の政治が、同じように「劇場型政治」と言われながらも、小泉氏や橋下氏とは根本的に違うとしています
その理由を3つの「ないない尽くし」があるからだとして
「小泉純一郎氏、橋下徹氏の『劇場』には、賛否は別にして,はっきりとした『演目=実現したい政策』があった。小泉のそれは『郵政民営化』に代表される構造改革であり、橋下には『大阪都構想』と銘打った大阪の再編という大命題があった。
しかし小池劇場にはこれといった演目が『ない』 。
強いて挙げれば、小池本人が言った『黒い頭のネズミ捜し』であろうか。つまり、前任者や政敵の『吊るし上げ』劇だが、数カ月もメディアと共に大騒ぎしたわりには、罪人は一人も見つかっていない。」
「敵」を仕立て上げて、それを叩くことで己の政治目的を達しようとするのは、古来よくある政治手法ですが、ここで問題となるのは小池女史に「政治目的」と呼べるようなものがあるのか、ということです。
私はないと思っています。小池女史にとって政敵を叩くこと自体が「目的」だからです。
彼女が取った石原氏の百条委員会でのつるし上げなど、まさに文革の人民裁判を彷彿とさせるものでした。
その結果、何か石原氏の都政ガバナンスに問題点がみつかったでしょうか。
なにひとつ見つかりません。それは一見ワンマン型に見える石原氏が、東京都のシステムを尊重して、議会と官僚に諮りながら慎重に移転作業を進めたからです。
小池女史は政敵を「叩く」ことについて貪欲です。しかしそれは小泉、橋下両氏と大きく異なっていました。
「つぎの『ない』は、正規の手続きがないことだ。
小泉、橋下は『既得権益をぶっ壊す』ことを訴えて喝采をあびてはいたが、日本の民主主義のシステムをぶっ壊すことはけっしてなかった。
当然ながら、2人は行政の長として手続きをきちんと踏んでものごとを決め、執行した。小泉の『破壊劇』の後ろには財務省のエリート官僚がついていたし、橋下は法律家だ。そのあたりは抜かりはない。
ところが、小池は違った。」
小池女史は口を開けば「ブラックボックスの透明性」と言いますが、それが自分に向けてなされたことはありません。
思い出してみましょう。わずか2カ月先に迫っていた豊洲市場への移転をちゃぶ台返ししたわけですが、それはどのような手続きを踏んで、どのように執行されたのでしょうか。
議会には諮りましたか?いや、なにひとつ諮らずに、わずかの側近、それも外部から「小池チーム」として連れてきた側近とだけ相談し、独断で延期すると叫んだのではありませんでしたか。
この豊洲移転は20年間に渡って続けられたもので、その政策決定過程は「ブラックボックス」などではありません。
都庁には膨大な議事録が積み重なっており、都議会事務局には審議記録が山のようにあったはずです。
しかもそれは秘匿情報ではなく、完全に一般市民も閲覧できるものでした。
「ブラックボックス」など初めからなかったのです。
少し検索すれば、豊洲になぜ選定されたのか、その汚染土壌をどのように処分して、どのような汚染防止策をとったのか、東京ガスとどのような取り決めをしたのか、すべて詳細に分かります。
この積み上げを一瞬にして破壊してみせたのが、小池女史でした。しかもひとりの独断で、なんの手続きも踏まず、議会にも諮らずに。
このようなガバナンスのスタイルを、私は「独裁」と呼びます。
三つ目の「ない」を有本氏は、「ファクト(事実)に基づくロジック(論理)がない」ことを挙げています。
豊洲移転は小池氏一人の独断で決定したために、途中から迷走を開始します。
そもそもメディアが騒いだような豊洲の安全性には、なんの問題もなかったからです。
私は当時豊洲移転問題を三つに切り分けました。
①豊洲の安全性評価
②東京都のガバナンスのあり方の問題点
③豊洲移転と都政利権
これらがなんの問題もなかったことが分かるに連れて、小池氏はメチャクチャなことを口走り始めます。
「2月末、現在の築地市場の安全性か問われた際に、『コンクリートとアスファルトでカバーされており、法令上も問題がない(から安全)』 と答え、それなら同じく被覆されている豊洲も安全ではないか、と問い返されると、『地上と地下を分けるという考え方は、消費者が合理的に考えてクエスチョンマークだ』と支離滅裂な答えを返し、数日後、『豊洲は安全だが、安心がない。築地は安心もある』との珍回答をした。」
安全性は始めから問題はなく、そもそもメディアと共産党がヒ素が出たなどと騒いだ地下水は、排水路に回されて、魚や野菜にかけるものではありませんでした。
五輪施設の工事にも入札手続きに瑕疵はなく、政治家が介在や談合の不正はなにひとつ見つかっていません。
自分が仕掛けた「革命」が不発に終わったとみるや、窮したあげく小池女史が言ったのが「豊洲と築地の両方をAIで決めた」ですから、もはや爆笑ものです。
このような小池氏は、そっくり都政を焼き畑にしたあげくに、今度は国政で「小池劇場第二幕」をしようとしています。
今週の週刊誌など「安倍惨敗退陣・小池首相誕生」とブチあげています。テレビは小池一色です。
メディアは小池新党がどのような政策を持っているのか、ひとことも触れません。それはメディアの愚かさもありますが、そもそも小池新党に政策などと呼べるものがないからです。
さてこのような小池女史が、どのような国政をするのか私には想像がつきます。
破壊して焼き畑にし、手におえなくなると、迷走したあげく、いっそう独裁を強めることでしょう。
今から想像できるだけにゾッとします。
私はかねてから保守2政党を理想だと考えてきましたが、それはあくまでも政策があって、活発な政策論争があってのことです。
残念ながら、小池女史に肝心要の「政策」がない以上、保守2政党とはなりようがないのです。
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私はそれでも小池百合子氏に期待しています。彼女の政治目的は会社経営に例えれば「体質変革」の実現です。個々の政策の実現が直接の目的ではないのです。
利益誘導の業界依存体質(しがらみ政治)を変え、さらには自国の安全保障を他国(米国)に依存するという”しがらみ“からの脱皮、つまり真の近代独立国家をつくることにあるのです。したがって、彼女の政策をあえて言えば、究極的には憲法改正になります。
都知事としての彼女の仕事は、ここに至る過程のステップにすぎません。組織の体質変革の実践練習とでもいいましょうか、まあ細かい話はどうでもいいのです。
一連の彼女の動きで、民主党・民進党内のガンであった、左翼が「立憲民主党」という形であぶり出されました。この政治勢力は朝日新聞の目指す理念と完全に重なっている勢力でもあるのです。日本の政治的なガン(9条思想と左翼イデオロギー)の”見える化“に成功したのです。
立憲民主党はこの選挙で共産党や社民党と共闘することになります。つまり名実ともに左翼連合が出来上がり、実にわかりやすい選択肢ができたのです。自民党、希望の党、「左翼連合」の三択選挙になるのです。
また、彼女の理念は安倍首相の政治理念とも一致しています。彼女は安倍首相の後継としてもふさわしいと考えます。
投稿: 九州M | 2017年10月 3日 (火) 09時27分
細かく見ていくと、同じ事を聞かれても対応するメディアによって答えを微妙に違えているし、それによってその社の意に沿うような、印象がガラリと変わるような工作を瞬時に施した対応をしてますね。
しかもこの人、すぐに知ったか振りをするし、自分の政治経験を話す場合でも実際と異なる話を堂々とするんですよね。
ところで、この選挙戦の真っ最中なのに、石破が小池を称して「類まれな発信力」と褒めそやし、早くも希望=自民党との連携論をブチました。
実に嫌な感じです。
政治家が、「何を発信するか?」よりも、「どう発信するか?」を第一命題にするようになったのは、下らないメディア対応の自衛措置の必要からもありますが、これだけ中身も実績も皆無な人間にポーズだけで日本中が振り回される図は、実に暗澹たる気分にさせられます。
三百代言ならまだいいが、ここまで行けば最早ギャングですよ。
戦前にはどこの地方都市にも居た、「国家」を言い募りつつ、政治家を脅し上げて食い物にした「右翼の小ボス」のような印象を持ちますね。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年10月 3日 (火) 09時58分
九州Mさん。
私はあなたとかなり近い視点に立ってると思うんですけど・・・
しかしこの25年、そのしがらみの中をうまい具合に振る舞って泳いで来たのが小池さんですよ。裏切りの歴史です。
また、今回は「安倍政権打倒」を打ち出して立ち上がったものですし。。
また、これまでうやむやにしてたけれど「出馬はしない」と明言されました。
選挙結果は未知ですが、これでどうやって首班指名されるのでしょう?また、どうすれば安倍の後継者になれるのでしょうか?
投稿: 山形 | 2017年10月 3日 (火) 10時05分
九州Mさん
小池氏が改憲派なのは理解しますが、どこをどう改憲するのか、これまで寡聞にして聞いた事がありませんね。
長い長い憲法論議のすえ、積み重ねてようやく辿り着いた安倍氏の9条加憲案をブチ壊してでも、9条そのものの廃棄でもやってくれるなら、それに越した事はありませんが、言っちゃ悪いが小池には「議論」そのもにすら耐えられないでしょう。
いや、実は笑っちゃうくらいかなり無知ですよ。
経過を知らず、知識もなし。
本当のところは、意欲すら怪しいもんでしょう。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年10月 3日 (火) 10時20分
只の国会議員なんてもう嫌だとか言いながら、只の国会議員を目指す者から3万円ずつ取り上げて写真を撮り、自分は出ないと明言しながら政権交代は今回目指すそうです。自分以外の候補者や有権者へのリスペクトがゼロです。
体質改善を担う経営者が内部はともかく顧客をバカにしたら会社は倒産します。つまり適任でないのです。
だから小池劇場は日本を滅ぼす、と、有本香氏は明記されたのだと、彼女の本を読んで私は悟りました。
九州Mさんと同じ意見の中高年の方が、世の中には多いのは承知しています。でも、よーく見てみてくださいな。
朴槿恵と籠池を足して2で割ったような孤独な嘘つきで、社会的にまだ実は、彼女は何も貢献していない実績ゼロの渡世人なのです。
投稿: ふゆみ | 2017年10月 3日 (火) 10時37分
青山繁晴氏が、小池百合子を評する時に放した逸話に、「英語でコミュニケーションできる女性政治家を紹介して」とアメリカの政府関係者に言われ、彼女を紹介したが、あとで「あれはダメだ、知らないことを知ってるようにごまかした。」と言われたことを上げていた。
まあ、いい参謀でもついていれば別だけど、参謀の意見もほとんど聞かない雰囲気だから、狭い見識で空虚な話をするだけで、実務的には何もできない。日本をリセットというのは豊洲をリセットしたのと同じく、壊した後のビジョンがなく、元の構想をやり直すだけだろう。
投稿: ednakano | 2017年10月 3日 (火) 11時31分
小池百合子さんがなしえたこと。
クールビズぐらいしか思いつかないんですけど。
豊洲移転の件はどっちつかずのままで費用だけが嵩むばかりだし、
五輪の会場見直しは結局のところグダグダなまま最後は押し切られた格好。
確かに弁は立つし度胸もあることは認めますが、
芯と呼べるものが見当たらない。
そしてこれは小池さんに限った話ではなく、
前原さんや枝野さんにも言えることですが、この人たち異口同音に
「安倍一強体制を打破する」とおっしゃるのですが、
あなたたち、安倍政権を倒した後この国をどうするの?ということです。
「それはまあ倒した後に考えます」では困るんですよ。
北朝鮮問題や中国の圧力が喫緊の課題である最中、
そんな悠長なことでは困るんです。
現政権を倒して私はこの国をこうしたいというビジョンもなしに
選挙に打って出ないでいただきたいとお願いしたいですね。
投稿: 右翼も左翼も大嫌い | 2017年10月 3日 (火) 11時38分
私は小池新党ブームは今回の衆院選限りで終わり、次回の選挙以降は雲散霧消してしまうと思っていますが、今回のブームで現政権が「リセット」されてしまわないかという点のみ心配です。
投稿: 一山口県人 | 2017年10月 3日 (火) 12時52分
>都知事としての彼女の仕事は、ここに至る過程のステップにすぎません。組織の体質変革の実践練習とでもいいましょうか、まあ細かい話はどうでもいいのです。
東京都民を愚弄しすぎです。目眩がしてきました。
こちらのブログ過去記事コメント、他サイト書籍メディア等、冷静に見れば管理人さんの意見に納得ができても、どのように見ればそのように盲目的に小池氏に焦がれるのかが逆に知りたいです。
投稿: ナビー@沖縄市 | 2017年10月 3日 (火) 13時13分
ここにお集まり皆さんと同じように、安倍首相はとても真面目で誠実な方だと思います。大変な仕事をよくやってきたと思います。しかし、理詰めで大衆は動きません。人は最終的には感情で動くのです。自衛隊という現実を受け入れる(憲法改正)ことすら、多くの国民が踏み切れないままです。原発再稼働について、今なお反対の人が多数であることもその証左です。大衆に合理的な判断は期待できないのです。安倍首相の限界が来ているのです。
モリカケ騒動にしかり。ご承知のように何ら問題が無い事が明白なのに「何かズルしてそうだ」の雰囲気だけで、あそこまで批判が高まったのです。人は感情で動くのです。一人一票の民主主義とは大衆の感情をどのようにコントロールするかにかかっているのです。
ある意味、“独裁”という形容さえ必要なのかもしれませが、その大衆を動かす天才が小池百合子氏なのです。彼女の歴史的な役割が目前に迫っているように私には見えます。今は国難の時です。かなりの確率で日本に戦争が迫っています。個々の足跡でなく、大局を見てリーダーを選ぶべき時だと思います。今は強力なリーダーが必要な時です。
投稿: 九州M | 2017年10月 3日 (火) 13時26分
小池さんはダメだというのが私の結論ですが、評価するとしたら民進党をぶっ壊した事ぐらいでしょうか。
あと、テレビがいかにいい加減かのイメージを一部の国民に知らせた。悟らせたという事かもしれません。
それでも、ダメかな?
テレビが小池さんを応援するのは構いません。その結果、ぶさよたちが絶滅してくれるなら、少しだけまともな世の中になるかと。
ぷさよの信奉しているのは、イデオロギーですが、小池さんは人間なので、色あせます。
ぷさよと小池さんなら、小池さんの方が少しましです。少しだけ。
正直、ほとんどの国民は、政策なんてどうでもいいのです。その場の雰囲気とノリで投票先を決めます。
テレビが小池といえば、小池、排除された立憲民主党が「かわいそうだ」と思えば、そっち。
そんなレベルの国民なのです。だから問題はテレビ改革です。まともなテレビにしないとまともな選挙などありえないのです。
投稿: かつて… | 2017年10月 3日 (火) 13時27分
九州Mさんは、小池氏と安倍氏の政治理念が同じだと書かれていますが、小池百合子の政治理念を知っているのならどこで私達も確かめられるのか、是非教えていただきたいです。
都民を愚弄している件については、オレオレ詐偽に引っかかった老人を責める声だと甘んじて受けましょう。
悔しいですよホント。マグロの血ぶっかけてやるという生田かつよし氏の感情に私は寄添います。
投稿: ふゆみ | 2017年10月 3日 (火) 15時28分
九州Mさん、
いやはや、それじゃヒトラー待望論になっちゃってるよ。(笑)
それに日本人も一旦は情動で動くところはあるけれども、かの国とも違い、決して「愚民」ではないです。
小池が首相になる目は、もう今の時点で潰えました。
小池は今がピークなのであって、ここで過半数を取らない限り将来はない。
この騒動も「一夜の夢」で終わります。
安倍三選阻止どころか、小池劇場は自民党の足腰を強くするだけのもの。
石破のような人間でさえ、クスグリ出せないでしょう。
ところで、本気で誰よりも安倍政権を倒したいのは枝野でも小池でもなく前原氏であって、ゆえに「希望」の瓦解は「希望」の内部より民主主義の形をとってやって来ると言えましょう。
前原は我慢強く雌伏してますが、そうした第二幕を期した闘争を念頭に置いてる事は明らかで、独裁志向の小池ではそれを抑えられません。
それと、「かなりの確率で日本に戦争が迫ってい(る)」のは事実だし、「大局を見てリーダーを選ぶ」事は同意ですが、その結果の対象が如何にして小池百合子に結び付くのか、私には皆目見当も付きませんね。
小池は「強力なリーダー」などと言えるような代物ではなく、民主主義の裏街道を突っ走る政界の「はぐれ者」に過ぎません。
後世、良くても「時代の徒花」としか評価されませんね。
むしろ、ここに保守派が乗っかっている事で、小池と一緒にマイナスの評価・印象を歴史的に残すのではないかと、そればかりを危惧します。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年10月 3日 (火) 16時10分
皆さん手厳しご指摘。
資金もなく候補者選びもバタバタ、小池氏は出馬を100%否定、批判続出。
都議会選挙とは違って希望の党はなんだか腰砕けしそうです。
小池知事を当初から応援してきたおときた都議は都民ファーストの会から離党を検討…議会が終わればはっきりするのでしょうがモヤモヤ。
都民ファースト内部もギクシャク、元かがやけTokyoのメンバーが不憫。
投稿: 多摩っこ | 2017年10月 3日 (火) 16時11分
自分の理想では、議員は天下国家の夢を語ってくれて、それに賛同する国民が投票し、語られた夢が実現される事が一番ですね。ただ、今の政治家を見てると、議員になることが第一義で、天下国家は二の次って言うのがよく見えます。また、たとえ夢を語っても、それを実現できるほどのブレーンを持った議員さんは皆無ですし。
自民党はじめ、各政党には政調会なる組織は存在しますが、それも官僚様におんぶにだっこの状態で、出来上がった法律は霞が関文学の極みですし。議員個々人が、法律をかけるほどのスキルやブレーンを有することのほうが、今の日本の政治をよくするのではないかと思います。と夢物語ですが、現状では、これからの日本をどうするか明確に示してくれている政党個人に投票するしかないのじゃないかな?
投稿: 一宮崎人 | 2017年10月 3日 (火) 16時24分
九州Mさんの仰りたいこともよくわかるんですけどね・・・。
それでは小池独裁政治になってしまうのではないかというねえ。。
こちらに集まる方々はこんなことよく分かってらっしゃるでしょうから。。。誰か逃げ道作って上げて!
投稿: 山形 | 2017年10月 3日 (火) 16時30分
多摩っこさん、おときた議員と上田令子議員ですね。内部から何ともし難かったのだなと思いました。議会があったとはいえ、もっと早く警笛を鳴らして欲しかったです。
まだ離党と決まった訳ではないようですが、公明を怒らせて過半数割れした都民ファから去るこの2人を一期生議員達はどんな風に見てるんでしょう。言論封殺されて漏れてこないのか、特に意見はなく黙々と元秘書に付き従うのか。
こっちにも隠れ民進と元秘書だけ残してフレッシュは去ってしまえば更に減って都の独裁を止められるのですが。
投稿: ふゆみ | 2017年10月 3日 (火) 17時01分
もう少し説明を加えます。
私は国政も都政(地方自治体)も、会社組織と同じように「経営体」として考えるべきだと思っています。会社はザックリ言って、以下のような人材がいます。
A:社長(経営者) ・・・組織のリーダーです。ビジョンを描き全体の意思決定と方向付けをして引っ張って行く人です。対外的にはその組織の“顔”となります。カリスマ性があればベストです。危機的な場面では、ワンマン(独裁)的な行動が求められます。
B:ゼネラリスト・・・組織のルールを作り、組織を合理的に運営する全体のスタッフとなる人です。組織全体の広い(浅い)知見が求められます。方針の沿って施策を立案し、相互の調整役にもなります。
C:スペシャリスト・・・個々の課題に対応した深い(狭い)知見を有する専門家です。政策を具体化する人とも言えます。
この中で、小池百合子氏は典型的なAタイプの才能を持つ人なのです。BやCタイプの有能な人材の人脈を持っていれば十分で、自分がそのようになる必要はありません。小池百合子氏の悪口の多くはBやCの能力を問うものです。言うまでもなく、全ての能力を持つ人なんかいません。
多くの地方自治体の長は、ほとんどBタイプの元官僚がやっています。ソツのない運営はできても、変革はできません。
危機的な場面だからこそ、小池百合子氏の“顔”に期待しているのです。
投稿: 九州M | 2017年10月 3日 (火) 17時57分
その顔はどんな顔をしているのでしょう。のっぺら坊ではないですか、と私は聞いているのです。
投稿: ふゆみ | 2017年10月 3日 (火) 18時15分
九州Mさんへ
私も小池氏はある種のカリスマとリーダーシップをもった人物だと評価しています。
しかしながら氏の気になる点は「他人を信用していない」というスタンスが見て取れる立ち振る舞いとそれによる見識の狭さと情報の精度の低さです。
成功を収めたリーダーには必ずその両腕となるB,Cに相当する優秀な人物が存在するのですが小池氏にはそれが見えないのです。
いくら希代のカリスマ性やディールの技術があっても優秀な人材を側に置く勇気が無い人物では限界はあっという間に訪れます。
今回の結党でも結局は「オレがオレが」のスタンスでゴリ押しするハメになってしまいました。
これが現在の小池氏に対する私の評価です。
投稿: しゅりんちゅ | 2017年10月 3日 (火) 18時33分
私の読解力が無いのかますます理解から遠ざかりました。何とかは盲目にしか読めませんし、懸命に解説すればこちらの方々の考えを変える自信がおありのようですが逆効果になっているという。。
しゅりんちゅさんのご意見はすんなり理解出来ました。そういうかゆいところに手が届いた発言力に憧れます。
投稿: ナビー@沖縄市 | 2017年10月 3日 (火) 18時43分
https://this.kiji.is/287886463732188257/amp?c=39550187727945729
昨日の自分の疑問の答えが記事になっていました。
やはり連合は今回組織としては機能しないみたいです。
当然と言えば当然。
思想信条の自由は基本的人権の一丁目一番地。誰が誰を支持しようが、それはその人の自由であるべきだし、色々な意見があることが正常な世界。と自分は思います。
投稿: 一宮崎人 | 2017年10月 3日 (火) 20時06分
ふゆみさん
その2人です、不満の一つは代表の交代などブラックボックスでの人事決定だと思います。
まぁ知事からしたら彼らなどとるに足りない存在なのかも知れませんが、執行方法を疑問視する声は新人議員の中からも漏れてる。
都民ファーストから出ていく新人が現れる可能性もあります。
投稿: 多摩っこ | 2017年10月 3日 (火) 20時24分
首班指名(選挙)で、希望の党が「安倍晋三」する可能性は?
投稿: 文若 | 2017年10月 3日 (火) 21時16分
多摩っこさん、離党宣言出ましたね。
>都民ファーストから出ていく新人が現れる可能性もあります。
これが出たら、いくらか救いの風が都にふきます。
投稿: ふゆみ | 2017年10月 3日 (火) 21時37分
希望の党、中味は保守じゃなくて「ネオリベ一番搾り」みたいなのになるんじゃないか、などとどこかで揶揄されてましたけど、そこそこ可能性は高そうに思います。
東京都顧問の上山信一あたりがこっそり関わっていないでしょうかね?
投稿: 元大阪府民からの伝言 | 2017年10月 3日 (火) 22時39分
社長がワンマンだと当たった時は良いかもしれませんが、外れたら大変です。信用してもらえなかった部下たちは出ていくでしょうし、最悪倒産だと思いますよ。
会社は社長が回すのではなく優秀なスタッフが頑張って、その意見を吸い上げ実行していく経営陣がいて成り立つものではないでしょうか?
話が逸れてしまいましたが、根源は民主党政権ごろに官僚の仕事をけしからんとしたところから始まっているのかなあと思います。
小池氏もそのぐらいの頃に出てきたのではなかったかと
だとすれば、彼女は優秀なブレインを切り捨てていくご時世の中、当時力のあった爺さん政治家にすり寄って今に至るかと
世間体の良いことを上手く話す能力は認めますが、女性性を演じているだけの中味はジジイに思えてならないのですが
投稿: スナフキン | 2017年10月 3日 (火) 23時11分
九州Mさんの仰るカリスマ性に関しては認めますが、彼女はB、Cタイプのブレーンの意見に耳を傾けるタイプには思えません。
豊洲問題や東京五輪問題に関しては、ある意味対岸の火事的に見ていましたが、あれを国政でやられたらと思うと、たまったもんではありません。
山路さんの
「安倍三選阻止どころか、小池劇場は自民党の足腰を強くするだけのもの。
石破のような人間でさえ、クスグリ出せないでしょう。」
の読みが当たってくれることを祈りたいと思います。
投稿: 一山口県人 | 2017年10月 3日 (火) 23時42分
九州Mさん
ご指摘のような意味で、国政運営や政党を「会社経営」になぞらえる事は出来ませんね。
個々の国会議員は党首や政党と雇用関係にあるわけではありませんし、有田丸であろうが枝野であろうが、主権者である我々一人一人の権利の発現として、かつ直接の代理人として国会の場に立っているのです。
国会議員にとって「政党」とは、国民から支持された自らの主張と活動を促進するための便宜的な「入れ物」であって、会社における社員でもないので同種類の求心力を持ちませんね。
なので議員は通常の場合、小池のような党首の専横を選挙のためにこそ一時的に許容したとしても、やがて党首選を迫り、党首の座を追おうとする勢力が出るのが健全で当然だし、それが果たせなければ最良のタイミングを見てその殻を脱ぎ捨てる選択をするのも当然の事です。
経営にはワンマン的(独裁的)な判断が求められる事が往々にしてありますが、私はそれは国家や地方においても同様な場合があると考えています。
しかしそれは地方においては裁量権の範囲を逸脱しない中で行われるべきだし、国家においても内閣の同意を経たうえで法的な枠組みを作って行われるのであって、九州Mさんが期待される「小池独裁」とは全然別の話と思われます。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2017年10月 3日 (火) 23時59分
ふゆみさん
報ステで離党コメントを聞きました。
知事立候補の時から応援してきた2人が離れた〜。
豊橋市議の話では都議選の時、小池知事は2回も北区入りしているのに音喜多くんのところには行かず、公明党の候補者の応援だけして移動したそうです。
彼は疎まれていたのかも知れませんが、彼をボランティアで応援していた人達に小池知事がどのように映ったか(笑)
その公明党の方が先に離れましたけど、都民ファースト議席2減。
後々希望の党でも同じようなことが起きると思います。
九州Mさんがおっしゃる、感情で投票するは納得します。
日本人は新しいもの好きですし、政策などの前に政党や党首、候補者の好き嫌いで判断することも多々ありますものね。
投稿: 多摩っこ | 2017年10月 4日 (水) 00時00分