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2017年10月17日 (火)

事故機の放射性物質について

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先日、不時着炎上したCH-53Eから放射能が漏れだしていると、騒いでいる人たちがいます。

「沖縄県で不時着したアメリカ海兵隊のヘリコプターに放射性物質が使われていた問題で、付近の住民は「風評被害が怖い」と不安を訴えています。
 東村高江に不時着したアメリカ海兵隊のCH53Eヘリコプターは、複数の部品に放射性物質が使われていました。琉球大学の矢ケ崎克馬名誉教授は14日、事故現場の近くで調査した結果、現場から約300メートルの地点で81ベクレルの放射線を検知したと発表していました。一方、沖縄防衛局は14日夜、空間や土壌表面の放射線量は一般的な環境と比べても差異はないとして汚染を否定しています。
 現場付近に住む西銘晃さん:「放射能汚染というのが確定してしまうと、風評被害ですべて僕の生産する飼料がだめということになってしまうからその辺が一番、怖いですね」(テレ朝10月15日)

こういうことは結論から言っておいたほうがいいと思いますので、先に述べておきます。 

まったく問題ありません。81ベクレルていどの放射線量は、食品規制値より低いくらいです。 つまり食べても大丈夫です。

日本の放射性物質の食品規制値は世界標準より異常に低く設定されていますが、以下のとおりです。
食品中の放射性物質の 新たな基準値について - 消費者庁(Adobe PDF

●食品の規制値
・日本・・・100ベクレル
・EU ・・・1250
・米国・・・1200

仮にこの牧草(?)を食べたとしてもまったく問題がでません。 

欧米では日本の10倍まで認められていて、日常的に市場流通しています。 

今後、どのような対策をしたらいいのかについて、私たち東日本の「被曝」経験から少しご説明しておきます。 

これも結論から言います。このままでも健康被害が出る可能性は考えられませんが、風評被害が気になるなら天地返しをしてください。 

その前にどれだけ降下したのか、正確に知る必要があります。 

この牧草地の所有者の方、高江区長、そして東村村長の皆さまにお願いしたいのは、放射能風評被害を防ぐには、その初期で無責任な「噂」を断たないとだめなことです。

風評被害はあいまいな計測を基にして、人のパニック心理につけ込んで騒ぐ現象です。 

この対応が遅れると、ことあれかしのメディアや反原発団体が自分に都合のいい数値を拡散し始めて、それが「定説」になります。そうなっては遅いのです。

そのためには、自分たちで正確な放射線量分布を知って、それを発表していかねばなりません。 

一カ所だけてはなく、面で計ったほうが良いでしょう。 

個人でもできますが、やはり客観性を担保するために行政や大学などに依頼して、当時の事故機の風下から計測を始めて、全周を測って下さい。 

私は2011年夏に、大学の研究者と一緒に私の村を測定して回りました。 

私たちの測定作業の場合、個人のガイガーカウンター3台と、茨城大学所有のシンチレーションサーベイメーターを使用しました。

たぶん琉球大学なら何台か持っているはずです。これらの計測器械は、空間の放射線量を計るものです。 

003

 計測すると分かるのですが、均等に放射性物質は検出されるのではなく、風向きや地形でホットスポットという高い値が出る場合があります。

これはスポットというくらいですから面ではなく点にすぎません。びっくりせずに、印のついた棒でも刺しておけばいいと思います。 

こうやって分布図が出来れば、あとはホットスポットを中心に穴を掘って天地返しをします。 

実は地表に降下した放射性物質は、風や雨ですごい勢いで消滅ししていきます。いや正確に言えば、拡散していきます。

このように書くと反原発派は必ず、「ほらみろ、なくなったわけじゃない」と言いたがりますがなにを言っているのでしょうか。

今回計測に当たった琉大名誉教授矢ヶ崎克馬氏は、「つなごう命の会」という反原発グループの運動家です。
つなごう命の会ー沖縄と被災地をむすぶ会

この会は「放射能瓦礫搬入阻止」を運動していた団体です。

矢崎氏は琉球大名誉教授の肩書で会見していますが、公的に琉球大が関わったわけではなく、あくまでも反原発団体の計測なのですから、このような肩書で記事にするのはいかがなものでしょうか。

氏は記者会見で、「土壌汚染に関してはストロンチウム90が放出された場合、土壌から半減するまでに約30年かかる」と語っているそうです。ありえない机上の空論です。

要は、人体や家畜に影響がでないまでに無害化すればいいだけじゃありませんか。

福島事故直後の春には、私たちの村は500ベクレルを越えるホットスポットが多数ありましたが、その年の夏の終わりには100ベクレルを越える地点は数カ所となっていきます。

こんなことが3月に予測できたでしょうか。私たちは、セシウムの半減期が来る30年の間、苦しみ続けるのだと覚悟していたのですから。

その秘密はなんだったと思いますか。耕したからです。

地表に降下した放射性物質は地表下十数㎝に溜まっているだけにすぎません。

この部分をロータリーやプラウで、更に下の地層に入れてしまえば、無害化されます。

土壌の団粒構造の分子には大変に微細な穴が無数にあります。その微細な穴に、放射性物質を取り込んでしまうのです。

81ベクレルていどで「放射能汚染」という表現をとること自体、いたずらに危険を煽り、土地の所有者や高江集落を傷つける行為です。

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コメント

私も先日の会見を見て違和感を覚えました。
そもそも搭載されていた放射性物質が「飛散」したのかも疑問です。というのも搭載されていた放射性物質がストロンチウム90ならば、ステンレス等の容器に入っていた筈ですし、炎上したとはいえ、草地へのソフトランディングで乗組員は全員無事ですので、全く衝撃は受けていません。
炎上でどの程度まで温度が達したか分かりませんが、ステンレスを溶かす程まで達してはいないと思います。
実際、米軍側は「取り除いた」としていますから、容器ごと取り除いたという事だと私は解釈しています。
放射線量に余り詳しくないのでわかりませんが、80ベクレルって自然に出る値ではないのでしょうか?

すみません、ベクレルは放射線そのものの強さの単位で、身体への影響の単位はシーベルトの方ではなかったでしょうか?

すみません、間違えました。訂正しました。

> 須山さん

Bq(ベクレル)は放射線の強さをあらわす単位ではありません。
放射能の単位です。
放射能とは「放射(線を出す)能(力)」です。

放射線の影響を管理するための数値は等価線量や実効線量で、単位はSv(シーベルト)です。
ただし、これらも放射線の強さそのものを表しているわけではなく、あくまで被曝の影響を管理するための数値ですから、測定した吸収線量に係数を乗算したものになります。

おはようございます。
いつも拝見させていただいております。
横からでスイマセンが
「シュチュエーションサーベイメーター」ではなく
「シンチレーションサーベイメーター」ではないでしょうか?


矢ヶ崎教授の記事を見てみましたが、/cm2ではなく、/m2に換算して出してることに違和感を感じました。
調べたところ放射線の専門家ということで、81ベクレルというインパクトのある数字を出すために、わざとやってるんでしょうね。

ありがとうございます。直しました。今日はポカミスが多くてすみません。

ざっと調べて見ました。
ストロンチウムは性質上測定するにあたり、物質そのものを先ず検出し2週間程かけて調べないと、ストロンチウムから放出される放射能は判らないそうです。
ですので、その場でストロンチウムと断定するのは常識的には考えられません。
http://www.radio-isotope.jp/Analysis/analyse_Sr90.html


ただ、今回の事故機にはローターの破断検知装置にストロンチウムが使用されているので、この名誉教授(?)はストロンチウムを言及したのだと思います。

大型に分類されるヘリコプターには米軍機に拘らず自衛隊機にも、ローターの破断検知装置に放射性物質が使用されている機もあるようです。
http://booskanoriri.com/archives/1648
(リンク先の記事は今回の事故機とは異なるヘリコプターの破断検知装置と放射性物質の記事です。余談ですがオスプレイに関する考察が興味深いです。)


今回検出された放射線量や、事故処理に対応する米軍兵士の普通の格好から推測するに、
ストロンチウム自体をそこまで深刻に受け止める程の事でも無いと思います。

>エントランスさん
ご指摘ありがとうございます
自分で書いてから気付いたのですが次にアクセスした時には管理人さんが(私の間違いも考慮された上で)訂正された後でした
人様の間違いを指摘しながら自分が間違えている等お恥ずかしい限りです
>管理人さん
というわけで失礼致しました

おそようごさいます。

かつての沖縄国際大学墜落事故からずいぶん年月が経って東日本大震災の後に、あの小出裕章先生が「あの事故で米軍が現場を閉鎖した理由は・・・」などと語っていましたけど・・・誰か被害がありましたかね?
今回の不時着にしても全く問題ありません。
ストロンチウム90を載せた装置なるものは、カーボン製ローターの亀裂等のトラブルを早期発見するための小型ユニットです。
今回については「焼けたかも」ですけど、米軍はユニット既に回収したとのことですから(軍服に普通のマスクでしたね)、「飛散した!」などと言う根拠はありません。
まあ、そんなものが危ないから風評被害なんていうのならば、まずはちゃんと計れ。
福島原発と比べてどうだとか、
巨大災害になったチェルノブイリ事故との比較まで出してから、訴えるべきです。

こんなことで騒ぎ立てるマスコミ(発端は14日夜のフジテレビから)は、あまりに安直で無知すぎます。追随したメディアも「センセーショナルなら何でもいいんだ!」というダメダメですね。ジャーナリズムってなんなんだよ?

必要時・または定期的に(ローターブレードの)レントゲン撮るだけのものです。
常時そんな放射線発生源が乗員の傍にあるのならば、危なすぎて人が乗れません。

ストロンチウム90容器が壊れて飛散したなどという狂気は「なんの説得力もありませんし」、もしも最悪破損して飛散したとして、その害悪の検証すら全くされていません。どんだけストロンチウム積んでたら納得されるのやら。。
これは由々しきことです。このような一部学者や無知なマスコミが『風評被害』を果てしなく広げているのです。

6年前の福島第一原発では大変なことになりましたが、少しは学習してほしいものです。傷つけられるのはそこに住んでる方々です。

>81ベクレルていどで「放射能汚染」という表現をとること自体、いたずらに危険を煽り、土地の所有者や高江集落を傷つける行為です。

記事前半にある地主さんの言葉、煽られパニックになった状態で聞けば「地主さんも怯えてる!こうやって落ちただけで辺り一帯駄目にしてしまうんだー酷い怖い!」と、頭に入り込むから風評被害が更につのるのです。
地主さんが恐れているのは寄ってたかって盛り上げられる風評被害自体で、判定が確定するまで「そこに汚物がある汚染地帯」の烙印を勝手に押される事です。
心無い風評被害スタンプをメディアが振りかざして「みんなーいいかい押すよほら!」と、騒ぐ姿、なんという嘘つき集団でしょう。

6年前の私達は力及ばずでしたが同じ轍は踏むまいと沢山の普通の日本人達が心に刻んでいます。

12日夜〜16日朝まで、訪沖してきました♪ 珍報怠務スの異様な紙面も眼にしましたが、私の接した那覇の人たちは関心無さそうでした。むしろ、今週末接近する台風21号の話題の方が盛んでしたね。日曜日最接近の予報ですので、選挙に影響しそうですね。

今回は、放射脳騒ぎを起こそうにも、「じゃ、あの小さな
密室に居るヘリの乗員はどうなるの?」「放射性物質の
容器が割れたら、それだけで乗員は放射能障害をおこして
死んだり病気になるの?」と、ドシロートにも「んなわきゃ
ねーわ」と判りそうなものなので、いくら煽り報道でカネ
にしようとしても、さすがに少数の放射脳だけしか騒がな
いと思いますわ。

原発もなければ震災後の農産物産地にもたいして関心がない沖縄では、放射能どうこう言っても騒ぎにはならないでしょう。
さすがに選挙は厳しいようですが。
台風接近で投票率が下がっても、情勢がかわるほど期待できるかどうか。
それにしても、誰もが指摘するように、米軍はわざわざ選挙前にやらかします。

飛行再開が決まりましたね。
おそらく明日は自民党沖縄県連の沖縄防衛局への叱責等の見っともないパフォーマンスが行われるものと思われます。
こんな時こそ毅然とした意思表示を県連にはしてもらいたいものですが。

空自の夜間訓練ヘリも行方不明との事、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171017-00000149-jij-soci
洋上で破片が発見され乗組員を探索中、厳しい海上で救助にあたられている仲間の方々共々ご無事を祈ります。

煽られても東日本の時と違いますから騒ぎ立てる人も少ないでしょうね。

コメント欄の山形さんの説明を読んだなら恐怖心を煽る人達を冷ややかな目でみるはずです。


空自救難隊のブラックホーク、錬度上げのため夜間や悪天候下、救難の訓練を重ねている最中の墜落ですかね。
搭乗員が無事にピックアップされますことを祈ります。

私の社会的関係を暴露するような陰険な書こみがありましたので、閉鎖します。

荒らしには各種ありますが、公開していない実名、あるいは社会的なポジションを暴露して打撃を与えようとするのはもっとも卑劣な荒らし行為です。
私はこのようなことを、私自身の放射能騒ぎの時に何回も受けました。
私が心底憎むのは、言論に言論を対置しないで、このようなテロまがいのことをすることを「正義」だとおもっているような輩です。

二度と来ないで下さい。吐き気がします。

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