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2017年10月 4日 (水)

snsn氏投稿 ニセモノ政治時代の終わり その1

093
snsnさんから、タイムリーな投稿を頂戴いたしましたので、掲載させていただきます。 

3回分割でお届けします。タイトルは私がつけさせていただきました。  

優れた論考に感謝いたします。

                 ~~~~~~~~~~

 

             ニセモノ政治時代の終わり その1
                                       snsn             

 はじめに 

政局のカオスも終息に向かっていますね。大嵐も終わってみれば一つ良かったことがあります。 

それは朝日新聞などマスコミや国民の目が覚めたということです。結局ちゃんと仕事をしている人は安倍さんしかいないことが今回の騒動で明確になりました。

反安倍というだけで小池氏を推してきた朝日新聞は本当の独裁の怖さを感じたでしょう。
 

モリカケだけで政局を演出してきた民進党はいかに自党の中身がなかったか思い知ったでしょう。 

そして「なんとなく安倍さんより小池さんが新鮮でいいよね〜」という一定数の国民には小池氏がニセモノであったことが浸透しつつあると思います。 

選挙結果そのものは色んな要素がありわかりませんけどね、今回の騒動が<ニセモノの政治時代の終わり>であることに期待します。

今回は各党の経済政策について記事を書こうと思いましたが、その前に政治が大変に揺れたこともあり、まず政治の基本的な概念から積み上げて最後に経済について議論できればと思っています。

こういう時だからこそ、地道に言葉の定義を理解することは、今後の政治を見通す補助線になるはずです。

■1.政党とはそもそも何か?
 

今回本当に驚いたことは、多くの民進党の政治家がこれまでの主義主張をあっさりとひっくり返し、それを問題とも思っていないことです。 

政治家は都合よくポジションを変えることは与野党問わずありましたが、ここまで酷いのは見たことがない。 

古い話ですが佐野・鍋山などの戦時中の共産党員の「転向」は自身の身を切る苦渋の選択だったんですけどね、細野氏たちの軽さには驚愕いたしました。 

個人個人の政治家としての資質の問題はあるでしょうが、これだけ雪崩を打って行われると個人の資質に還元できない日本の政治構造自体の問題も内在していると感じています。

そこでまず、基本中の基本である政党とは何かについて考えて見たいと思います。

そもそも政党とは英語でpartyつまり、ある社会の”パート=部分”を代表する団体のことです。
 

例えば二大政党制と言えばイギリスですが歴史的には貴族(ホイッグ党)、王党派(トーリー党)のように社会の構成員を代表していますし、欧州は宗教、人種、階級がはっきり分かれているためにパーティー=政党が政治的に要請されます。 

つまり、下から政党が作られるのであって、先に政党ありきではないのです。 

日本は地政学的に文化的単一性が高く階級もそこまで分かれていないため欧州的な意味での政党が構成されにくいのですが、政治において政党の重要性は言うまでもありませんね。

日本において政党の法的な根拠は政治資金規制法と政党助成法だけであり、それにより国会議員が5人以上必要など申請手順は定められていますが、政党の権限や組織、政策などについての法的規制はありません。 

ドイツでは「政党法」によってそのあたりはきっちり規定されておりますし、ヨーロッパでは憲法によって定義されている国もあります。(参考「民主主義の条件」砂原庸介)

これだけ政治において重要な政党というものがゆるい定義のままであるのが日本の現状です。
 

実際に野望のためだけにポコポコと新しい政党が乱立してますよね、、、果たしてこれは政治の本来の在り方でしょうか?

現時点では自民党が国民全体のマス層を代表し、公明党が特定宗教を、共産党が労働者を代表していると言えましょう。
 

この3党については支持基盤という点では政党としての条件をきっちり満たしています。だから大きくは政策がブレないですね。 

では民進党はどうでしょうか?元々社会党系の支持基盤の連合がありましたが、その顛末はご存じの通りです。 

むしろ今年の春くらいからは、安倍政権の方に連合は期待している向きもありましたね。

さらに希望の党はどうか言うと、小池氏の野望のためだけにある空虚な政党です。従って明確な支持基盤はなく、小池氏のイメージだけで存在しています。
 

小池氏首班指名も無くなりましたし、弱小野党では自公との連立などおこがましい。

今回の混乱は、政党とはあくまでも支持基盤が先にあって、下から成り立つものであるという本来の定義から大きく逸脱した政治構造が引き起こした事態だと思います。 

政治家もそれに慣れすぎていて疑問にも思わない。 

ヨーロッパで言えばブルジョア、労働者、キリスト教などの支持基盤があってそれをまとめるのが政党なのです。 

希望の党に受け入れられるのか、そうでないなら新党結成かなど政党の話ばかりで支持者の顔が全く見えてきません。

■3.内閣の解散
 

今回の解散について個人的には反対でした。 

その理由は朝日新聞のいうような大義がどうのこうのというくだらないことではなく、そもそも安倍さん河野さんの外交はちゃんとやっていたし、アベノミクスはまだ足りないものの一定の成果は出ているので堂々と政権を継続してくださいよ!という気持ちからです。 

海外から見ても北朝鮮情勢が緊迫する中での総選挙は不安感しかありません。 

外交において重要なのは継続性ですから、万が一にも親北政権ができたらと考えると各国も選挙が終わるまで深い連携行動を取りにくい。 

韓国の大統領選の前の雰囲気といえばイメージしやすいでしょう。 

中にいる日本人とは異なり海外から見ると、情報も少なく心配になることは想像できます。

解散とは、衆議院において内閣不信任案が可決されるか内閣信任案が否決された場合(憲法第 69条)か天皇の国事行為の一つとして,内閣の助言と承認により衆議院を解散(憲法第7条)ですが、ほとんどが7条解散です。
 

この日本の解散の多さは世界的に見ると極めて異常なことです。 

諸外国では国の代表は任期を満了することが当たり前であり、それは政治には成果を出すのに時間がかかるため猶予期間として与えられているからです。

結局解散を決めた安倍さんも、それに乗じて野望を実現しようとした小池、小沢、前原各氏も現実にはいない<お化け>を見ていたように思います。
 

それは内閣支持率に表される数字や国民の空気感です。

しかし蓋を開けて見ると結果的には解散して良かったと思っています。
 

それは冒頭に書いたように今回の解散を起因に、小池新党が立ち上がり、前原民進党が自滅、最終的には小池氏も小沢氏も自滅したからです。 

そういえば石破というガヤ芸人もあぶり出されましたね。 

枝野新党について今後の政策を見る必要はありますが、モリカケなどではなくきちんとした政策を主張するのであれば力のある党として存在感を示すでしょう。

今後安倍政権は安全保障含む外交、改憲、経済政策を自信を持って取り組んでほしい。もうお化けはいないんですよ。

 

                                        (続く)

 

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コメント

お化けのたとえ、いいですね。
いないのに居るように見えて、やっかいです(笑)

>こういう時だからこそ、地道に言葉の定義を理解することは、今後の政治を見通す補助線になるはずです。

言葉の定義を理解する。恥ずかしながら、一番苦手とする作業です。

snsnさんの投稿続き、明日も期待しています。

うなづきながら拝読しました。
任期満了までが本道というのに全く同意ですが、今の国会の有様では現実は厳しいですね。
安倍首相が堂々と進むには、自民党内にも石破以外におばけが居ないか照らす必要があったはずです。

石破氏がお化けというのではなく、空気や見せかけの、数字といったお化けを追う者、という意味です。言葉足らず追記失礼しました。

盛りカケ騒動で思ったのですが、よっぽど政治動向に興味のある人でないかぎり、みえないおばけに騙されるんですよね。
政府広報を担う役割を持っているはずのマスゴミ自体が腐っているのでどうしようもないですが。
そのあたりもどうにかしたいですね。

 snsnさんの文章っていうのは、言ってることはキチンと伝わるのに、独特の軽妙さと明るさがありますね。
これも人柄で、ちゃんと文章に出るのだなぁと思いました。

おっと、関係のない話ですいません。
民進党の彼らの「転向」は、まさにそのバカバカしい軽さに「驚愕」しましたね。

こういう人たちが今後も教育を語り、世界に向けて発信する機会を得る可能性があるいうのは、まさに脱力。げんなり致します。

まったくの一般個人であるかつての私の転向の方が、よっぽど深刻な痛みも社会的な打撃も伴いましたよ。(笑)

>やもりさん、ふゆみさん
こちらのブログをみている方は相当意識も知識も高いと
思いますが、一般的にはモリカケ程度に流されますね残念ですが

まあそうだからこそ、安倍さんには堂々と政権運営してもらいたいものです。党内にめんどくさい人がいるのは事実ですが

今回の選挙結果は本当に読みにくい。大きく議席を減らして安倍さん辞任になると外交と経済がかなりまずい。

個人的には、今回の騒動でマスコミも国民も目覚めたと思いたいですし、報道見る限り単純なアベヤメロは無くなったように思います

>山路さん
色々過分な言葉ありがとうございます、人柄はダメおっさんですので自信はありませんがww

民進党の大量「転向」は日本政治史に残るバカバカしさでしょうね。ものすごいものを見てしまいました、、、

前川氏の想定内発言もあり、おときた氏離党などもあり、小沢氏無所属出馬、交付金の奪い合いなどこれから選挙まで二転三転まだありそうです

興味深く読ませていただきました。
本当に勉強になります。続きを楽しみにしております。


民進党のこの一連のグダグダ加減ときたら情けない限りですね。
泥舟と化した民進党を見捨てておきながら、
活火山のダイナミズムが云々などと臆面もなく言い放つ松原仁。

一昨年、SEALDSのデモに参加して安保法制を真っ向から批判しておきながら、
希望の党に入るやいなや見事な手のひら返しを見せる厚顔無恥な細野豪志。

希望の党と民進党の間で小池からは邪険にされ党内左派からは恨まれながら、
「想定内」と嘯く道化師のような前原誠司。

一旦は希望の党への合流を認めながら、小池に袖にされるや
主義主張が違うと新党立憲民主党を立ち上げた枝野幸男。
どうせ見得を切るなら、
なぜ希望の党への合流話が出た時にその啖呵を切らないのか。
などなど。

このメンバーが党の主要メンバーだったんですから後は推して知るべしです。
この手合いに比べれば、早々に離党をしていた
長島昭久がよほど潔く見えますね。

>右翼も左翼も大嫌いさん

民進党のグダグダ及び希望の党の空疎さはさすがにマスコミ、国民もわかったと思います。私は民進党支持ではありませんが(もっとも個別には尊敬できる人も民進党にはいます)、支持者をここまで愚弄した党は前代未聞。

私としてはこれは政党という概念をもう一回しっかり考えるべきだなあと思った次第です。うまくお伝えできるかわかりませんが続きもよろしくお願いいたします

snsnさんの明るく鋭い文章、読後感が心地よいですね。明日の中編を楽しみにしています。
文春はまだまだアベヤメロお化け路線で行くようで、
「今回の解散劇を「“安倍ファースト解散”です。到底許せるものではありません」と喝破する小池百合子特集」が予告されています。おときた氏離党の動きは知っていたでしょうから、何かしら勝算あっての茶々入れで、なんとも嫌な感じです。

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