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2017年11月 6日 (月)

トランプ大統領を歓迎することが北朝鮮への圧力になるのです


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新潟ローズさんからこんなコメントをもらいました。初めはコメント欄にいれましたが、大幅に加筆して記事にしました。
 

コメントはこうです。

「アメリカ大統領補佐官を安倍首相直々で熱烈な歓待をしましたが、日本側の首相補佐官の和泉氏はトランプ大統領からここまでの歓迎を受けるでしょうか?
安倍さんは首相というより総督がふさわしいでしょうね。」

う~ん「総督」ですか。この言い方は控えめですが、対米従属論の一種ですね。  

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米国が宗主国で、日本が属国。植民地の統治を任されている本国が任命した「総督」が安倍氏というニュアンスですね。  

では、宗主国の大統領が植民地ごときに、経済使節団を引き連れてきますか?

「植民地」との貿易赤字で、「本国」の王様が乗り出しますか?それでは植民地のほうが富んでいるということになりますよ。

その昔、レーニンという人が書いた『帝国主義論』には、植民地は本国の有り余った商品の捨て場だと書いてありましたが、いま本国の過剰生産を外国に押しつけているのは中国くらいです。

AIIB、一帯一路など中国の国際経済政策は、すべて国内の過剰資本の処理として作ったものです。

もちろん、外国に押しつける背景には軍事力が必要ですから、まさに古典的帝国主義国とは中国のことです。

おっと、脱線しました。

米国は「本国」の個人消費が強力だから、「属国」からモノを買うわけで、それは米国の強さの現れなのです。  

米国の最大の魅力は、その旺盛な個人消費のパワーです。  

中国も日本もEUも、米国消費者が気持ちよく買ってくれるから、お得意さんを大事にします。

かくて「本国」のドルは基軸通貨(決済通貨)として世界に還流し、われらが「植民地」も潤すわけです。 

まさにWinWinの関係です。

トランプさんと安倍さんが仲がいいのは、個人的にケミストリーが合うというだけではなく(それも重要ですが)、日本と米国がこのWinWinの関係にあるからです。 

しかし下の写真見ると、日米同盟がかくも親密な同志的関係になったのは歴史上初めてではないでしょうか。悔しかったら、ムン・ジェインさんマネしてみなさい。

Photo_3
このような経済的相互性が、実は主要国間の戦争を防いでいるのです。
 

戦争をすれば、自国の経済も大打撃を受けてしまいますからね。

経済大国は約一国を除いてすべてが民主国家ですから、これほど大きな戦争の「抑止力」はありません。

民主国家間で戦争が起こりにくいのはそのためです。 

あの軍事大国のロシアですら、天然ガスを景気よく買ってくれるEUとは戦争したくないのです。

経済大国で世界で唯一それがよくわかっていないのは、われらが隣国の中国くらいです。

なぜなら一党独裁・ひとり独裁という、古代的統治体制ですから指導者の政治的思惑を最優先できてしまうからです。 

というわけで、米国は自由貿易の絶対的守護神であらねばなりません。 

トランプさんはここがよくわかっているのか、やや不安なフシがあります。 

いまだに「アメリカ・ファースト」とか言ってNAFTAやTPPを嫌ったり、古臭い日米経済摩擦をまたぞろ言い出したりして困ります。 

米国の貿易赤字はその旺盛な消費力の現れ、つまり景気がいいということなんですから、神経質にならなくていいんですよ、トランプさん。

米国の軍事力もまた、米国のこの世界の自由貿易体制を支える物理的パワーとして存在するのです。  

これを国際安全保障インフラと呼びます。日本も日米同盟でその柱の一本を支えています。 

日本はNATO諸国と較べても、その貢献度と双務性は群を抜いています。

トランプ゚さんも就任前には「安保ただ乗り論」を言っていましたが、考えを変えたみたいで、けっこうなことです。 

自由貿易を保障するためには、国際交易海域である南シナ海を自国の軍事基地化することなどもってのほかです。 

それを許せば、南シナ海は中国の私的な海になるからです。 

尖閣諸島も南シナ海とつながっていますから、中国はただの岩礁が欲しいのではなく、東シナ海とそれから続く太平洋への出口を自分の私的な海にしたいのです。 

ちなみにその出口は、宮古海峡です。

いかん、この調子で説明していたら終わらない(汗)。 

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 閑話休題。ところで、私も新潟ローズさんのおっしゃることは、気分としてはわからないではないのですよ。  

佐藤優氏も朝のラジオで、「補佐官ごときに首相が接待するのは間違いだ」みたいなことを言っていました。  

外交プロトコール(外交儀礼)では、首相が補佐官ごときを会席料理で接待するのはイカンということでしょうね。  

そこまで卑屈になるのかと言いたいのでしょう、佐藤さん。  

わかりきった話ですが、彼女はただの補佐官ではありません。米国中枢の政策決定に直接関与できる重要な位置にいる人物です。  

大統領に直接に表裏で進言できるのは、イバンカさんだけなのです。 

家族だから利権を配ったというならともかく、そのようなふしはないわけです。  

トランプさんはイバンカさんという人物の能力を見込んで、補佐官にしたのでしょう。 

実際のところ、ワシントンの政治的反逆者であるトランプさんにとって、信じられるのは優秀な娘しかいなかったということでしょうけどね。 

それに仮に家族を補佐官にしたことが問題であろうとどうしようと、それは米国の内政問題です。 

それに日本は関知できませんから、素直に歓待するだけです。  

つまらないことに、眼くじらをたてないようにしましょう。

いま、日本でトランプさんを大歓迎すること自体が、北朝鮮の独裁者へのなによりもの圧力になるんですから。  

それにしても、自分の露払いにイバンカさんという、まことに日本人好みの清楚かつ知的な美女を送り込んできたのは驚きました。

ほんとうにいた、動くバービー人形!(笑い)

これで日本人のトランプさんに対する印象がいっぺんに変わりました。トランプさん、やりますなぁ。 

 

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コメント

 「誰がトランプ氏に影響力を持っているか?」 という、キーマンとしての観点から外交を戦略的に考えるのは当たり前だし世界的な常識です。

トランプ氏の場合、大統領戦の頃から今日まで、その部分の変遷が急激でした。
一貫して変わらないのは米軍関係者と、イバンカ氏夫妻に対してくらいなものでしょう。

戦略に長けた外交巧者の中共ならば、もっと徹底的にやりますね。
それどころか、もっとあからさまに権力者の個人的欲望に付け入るやり方を採用します。

佐藤氏は外務省において非主流の情報収集や分析分野にいた人物であるにもかかわらず、慣例や儀礼を持ち出して戦略的安倍外交を批判する姿は自己否定的でもあるし、その書籍やラジオ等で普段言ってる事とも相違しますね。

もし和泉補佐官が安倍首相の息子か何かで、わけて首相の政策方針に多大な影響力を持つと認識される人間であれば、米国もそのような扱いをするでしょうし、大統領とメシも食えるでしょう。
もちろん中共も放っておかず、赤絨毯で迎える事でしょう。

ところで、私の見間違いでなければですが、イバンカ氏がブルーリボンバッチを着けてらした場面があったと思います。
この事が示す意味は、そのまま外交の成否を表しているのだろうと思います。


私はどちらかというとメラニア夫人のほうがいいな(笑)
メラニア夫人、元モデルとはいえ衣装の着こなし方が素敵過ぎる!
でもやっぱりイバンカさんも素敵だ!w
というのは置いといて、
政治家といえども、友達もいれば家族もいるし、家族ぐるみのお付き合いもあるだろうし。佐藤優はひねくれすぎ。
安倍夫妻のイバンカ歓迎でいちゃもんなら麻生-吉田家とイギリス王室との付き合いなんて何ていうんだろうね?

山路さん

>ところで、私の見間違いでなければですが、イバンカ氏がブルーリボンバッチを着けてらした場面があったと思います。

これですね^^。まとめられていました。

イヴァンカさんのブルーリボンバッジ着用に関する反応
https://togetter.com/li/1168082

「イヴァンカ基金」というフェイクニュースが流れています。5000万ドルをにほんが拠出するという話ですが、これ自体はG20の決定事項で、途上国の女性の実業家支援の基金で、イヴァンカさん自体は設立ぬ協力したが、運営や心筋集めに関わってはいませんので、「イヴァンカ基金」は完全なフェイクニュースです。

日本人は金髪美女に弱いですからね…
まあもちろん日本人としては、日米関係がwin-winの対等なものと信じたい気分ですけど。
リメンバーパールハーバーなどのトランプ発言に上手い返しの出来る政治家でもいたらまだいいですけどね。
朝鮮有事になっても日本の被害がなく拉致被害者を救出できる事を期待します…無理か(汗)

>ほんとうにいた、動くバービー人形!(笑い)

確かに。(笑)
ただイバンカさんの場合、
マテル社のバービーよりは幾分タカラのリカちゃん寄りなのが
日本人のハートをよりくすぐるようにも思います。

ednakanoさん。
今朝の虎ノ門ニュースでも青山繁晴さんが怒ってましたねえ。
日本のマスゴミのレベルの低さを図らずも露呈した形です。

>「補佐官ごときに首相が接待するのは間違いだ」
>外交プロトコール(外交儀礼)では、首相が補佐官ごときを会席料理で接待するのはイカンということ

記事の通り、この展開でこうけなすと「ちっさい男」さがハンパないです、ましてや元外交官で。安倍下げ勢に力を貸すにしても!
己の専門分野の質を下げるような発言が最近色んな分野で相次いで、文系エリートは一体どうしちゃったんでしょうかね。
新聞が裏どころか表の世界の公式リリースも確かめず私憤で金の流れをねつ造報道する。
検察が法を犯した側を庇って被害者に告訴を取り下げろと言う。
外務省、文科省、財務省、言わずもがな。
左翼系の東大教授陣も昔はいくらなんでももう少し論拠のある批判を展開していましたが、不安倍内閣、とか安易な感想や不安だけの悪口を真顔でテレビで講釈しています。

長身金髪美女さん、リアルで接すると物理的な迫力がすごいはずですよ。ビデオカメラ越しにもギラギラが伝わる方もいる中で、イバンカさんはいい感じの自身の見せ方をきちんとご存知なんだなー、と思いつつ報道を観ていました。
主婦も全て働く女性、という発言が素晴らしかった。もっとそういう話を日本の女性が活発にしていかないと、こういう機会がもったいないですね。

> 主婦も全て働く女性、という発言が素晴らしかった。

 この言葉は良いですよね。主婦の仕事は重要です。これが社会を安定化させるのですね。皆さんには分かりきったことでしょうが、アメリカ人のイバンカさんの口からこの言葉が聞けたことがうれしかった。

 

 私もふゆみさんと同じで、
「すべての女性は職場にいようが、家庭にいようが全員が働く女性なのです」と言ってた事が強く深く印象に残りました。
と言いますか、妻が感動して少し涙ぐんでましたね。

ああした事をちゃんとフェミの方々も言えていたならば「社会運動」として、今でも立派に認知されていたでしょうに。
しかし、男性や現実社会そのものを対立概念としてだけ捉えて、その返す刀で専業主婦をいじめ抜いた点で運動は胡乱なものになり下がりました。
 
そうした歴史を振り返るにつけ、なお一層の意味深い言葉でした。

それと、歴代大統領婦人に比して、これまでメラニア婦人の影が薄いように感じていたのがやや気がかりでしたが、昭惠婦人との銀座道中や、わけても皇后様には特別な感情を寄せて頂いたようで、その事も印象深かったです。

それにしても、とうとう来ましたね。
正式には明日の発表らしいですが、「北朝鮮の35団体・個人の資産凍結」との事。
事実上の北朝鮮大使館である「朝鮮総連」も当然含まれているのでしょうね? と、安部総理に念を押したいですね。

吉川元偉前国連大使がいうように、米軍の武力行使を背景にしながらも「圧力をかけ続ける過程の中にこそ、最初の拉致被害者開放のチャンスがある」という事だと思います。

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