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2017年11月21日 (火)

日馬富士暴行事件を考える

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朝鮮半島情勢を、論点を整理しながら書いていますが、え、飽きたって(苦笑)。

はい、私もやや飽きていますので、今日は相撲の話などしましょうか。 

私がうんざりするのは、今回もまたメディアがフェークニュースを拡散する手法を使ったことです。 

警察の発表も待たずに、下の写真のようなずっと前の貴ノ岩の眼の周りにアザがある写真をいまだに使ったりするのは、典型的な印象操作です。 

Photo
伝わる話もすべてが伝聞にすぎないのに、モンゴルにいる貴ノ岩の兄の「証言」とやらがまるで目撃情報のように伝わりました。 

この写真と貴ノ岩の兄の「証言」が、初めの診断書にあった「右中頭蓋底骨折、髄液漏れ」と共に報じられた結果、貴ノ岩=重傷、日馬富士=悪玉という先入観の刷り込みが行われてしまいます。 

印象報道とは、初めに圧倒的な画像と情報をぶつけて、視聴者をひれ伏させ、一定の方向に誘導することです。 

加計問題では、こんな写真が朝日(5月17日)の一面トップに踊りました。 

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この「ご意向」という部分だけが切り取られた写真に朝日は、「加計学園の新学部『総理のご意向』文科省に記録文書」という見出しでバーンと出したのです。http://www.asahi.com/articles/ASK5K0494K5JUTIL08N.html

続いて、他ならぬこの文書のリーク元であった前川前事務次官自身が「あれはホンモノです」とかいいながら登場して、ここぞと朝日は倒閣キャンペーンを社運を賭けて展開したのは、ご承知の通りです。 

ところが、この加計疑惑とやらはまるで蜃気楼のようなもので、近寄れば近寄るほど実体が見えないガスのようなものだったと分かってしまいました。 

さて、暴行事件に話を戻しましょう。 

この「頭蓋底骨折、髄液漏れ、全治2週間」は、診断書を出した当の診断した医師から「疑いに過ぎない。九州場所に差し支えはなかった」という証言が出て、重傷説はほぼ完全に否定されてしまいます。 

全治2週間というのは怪我をした10月26日~11月8日の2週間という意味であって、11月12日からの九州場所への出場はまったく問題なかったということになるからです。 

ですから、初めに5日間入院していたのは、検査も含めて大事をとったということです。 

ただし、暴行事件翌日の10月27日の松江巡業には、貴ノ岩は参加し、勢を寄り切ってみせるなど元気な姿を見せているからやややっこしくなります。 

Photo_3 10月27日、暴行翌日の松江巡業時の貴ノ岩

この翌日の写真は何枚か動画も含めて記録されていますが、顔面のアザや頭部の裂傷は確認できません。 

伝えられるような10針縫った、医療用ホチキスで縫合したというのは、少なくとも画像記録からはわかりません。 

もっとも力士は髪を結い上げますから、隠れることはありえるるでしょうね。 

しかし、いずれにしても髪に隠れてしまうていどの裂傷だったと考えたほうがよさそうです。

なお、もし裂傷が確認されれば、それは平手や拳で殴ったものではなく、なんらかの鈍器を使った可能性が浮上します。 

力士は格闘家ですから素手でも凶器とされますが、さらに鈍器を用いた場合、日馬富士は絶対的窮地に立たされることになります。

では、今なお貴ノ岩が休場しているのはなぜでしょうか。 

おそくらは彼を騒動の渦中に置きたくない、という貴乃花親方の親心、うがって言えば政治的配慮ではないかと推測されます。 

仮病という言い方は言い過ぎですが、怪我によるものとは関係ないとみたほうがいい思います。 

率直に一相撲ファンとして言わせていただければ、この貴乃花親方の対応はいただけません。 

日馬富士の相撲人生どころか、その社会的生命すら奪いかねないこの事件で、一方の当事者である貴ノ岩を隠してしまうが如き動きはいかがなものでしょうか。 

伝えられるところでは貴乃花親方が巡業部長でありながら、相撲協会にこの件を報告するのが遅れたのは、協会による隠匿を恐れたからだと伝えられます。

ならばいっそうのこと、自身も貴ノ岩を「隠匿」するのは止めた方がいいでしょう。 

相撲協会への報告の遅れについては、たしかに貴乃花親方の動きには奇妙な感じがつきまといます。 

というのは、貴ノ岩が元気な姿を見せた10月29日の福山巡業の直後に早くも鳥取県警に被害届けを出しているからです。 

時系列で貴乃花親方の動静を確認します。

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10月25日:秋巡業で鳥取市入り。その夜、日馬富士が貴ノ岩に暴行
10月26日:鳥取市の巡業(鳥取巡業)に参加
10月27日:松江市の巡業(松江巡業)に参加
10月28日:広島市の巡業(広島巡業)に参加
10月29日:福山市の巡業(福山巡業)に参加。貴乃花が鳥取県警に被害届を提出
11月2日:貴ノ岩が田川市役所に表敬訪問。相撲協会が事件を把握
11月5日:貴ノ岩が福山市内の病院で受診。「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」と診断され、9日まで入院
11月10日:貴ノ岩が診断名を公表せず協会に休場を届け出る
11月12日:九州場所開始。貴ノ岩は初日から休場
11月13日:日本相撲協会に診断書を提出
11月14日:日馬富士が謝罪。伊勢ケ浜親方が暴行を認める

疑問に残るのは、貴乃花親方が鳥取県警になんという被害届けをだしたのでしょうか。

巷間伝えられるようによもや階段から落ちたでは受理されないでしょうから、加害者不明で届け出たのか、あるいは日馬富士を名指しして届けたのだと思われます。

ならばこの時点で、貴乃花親方は伊勢ケ浜親方のみならず、相撲協会との戦闘モードに突入していたことになります。

ならば、事件にする気があって被害届けを出したにもかかわらず、被害届後4日も後になってから相撲協会に報告書を提出したのか理解に苦しみます。

隠匿される危険性を恐れたという説は、わからないではありませんが、どうもなにか落ち着きが悪いというか、ムズムズします。それだけでしょうか。

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この4日間に一体何が起きたのか、憶測にすぎないとお断りした上で、考えてみます。

この10月25日~10月29日の時点で、伊勢ケ浜親方は当然、日馬富士から暴行当夜の様子を聞いていたはずです。

日馬富士がどう報告したか分かりませんが、伊勢ケ浜親方は軽傷であって事件性が薄いと判断し示談を考えて、秘かに貴乃花親方に打診したのではないでしょうか。

そしてにべもなく断られます。

貴乃花親方は、これを相撲協会の差し金が裏にあると考えて、いっそう依怙地になります。

貴乃花親方からすれば、部屋のフラッグショップである愛弟子が怪我をしたのですから、うやむやにするなんてとんでもないといった気分であろうことは想像できます。

この「依怙地モード」に入った時の貴乃花は、かつて実兄や実母と絶交してしまう時の、彼の気性の激しさを思い出していただければお分かりになると思います。

あの戦闘モードに入った貴乃花は、世間を敵に回そうが、相撲協会とバトルをくりひろげようが、一切損得を省みない断固非妥協の人になってしまうのです。

改めて言うまでもないことですが、日馬富士の暴行自体は許されるべきことではありません。

しかし、このような依怙地で突っ張る貴乃花親方を見ていると、痛ましさと同時に、かつて彼の力闘に胸を熱くしたひとりの相撲ファンとして複雑な心境になります。

※扉写真を代えました。日々黙々と鍛練する砂まみれの力士への敬意と応援を込めて。

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コメント

 貴乃花が取った行動を見て、私が即座に思い出したのは記事後半にあるように、若乃花や実母の藤田紀子さんを義絶した事です。

その事にも今回も様々な要因がありましょうが、彼に対して何やら独特な人間的冷たさを感じてしまうのは私だけでもないでしょう。
部屋の力士を守るといった点以外の、策謀めいた面も気にかかります。

貴の岩の行儀はいかばかりで、部屋の教育は十分だったのか。
そして、貴乃花のように部屋としての括りばかりがあるのはどうなのか。

モンゴル人として、日本の国技である相撲道の心構えを説諭したと勝手に考えている私には日馬富士が気の毒に思えてなりません。

モンゴルでは相当な大事件のようで、そのほとんどが協会派のようです。
日本の伝統と格式を重んじる中で、大相撲を支えてくれているモンゴルの世論も貴重だと思います。
もちろん暴力は頂けませんが、日馬富士を潰すのだけは勘弁願いたいです。

勝手な想像ですが、貴乃花のカインコンプレックスが刺激されたんでしょうかね。穏便に済ます、示談に持ちこむ、これを横綱である日馬富士を庇う日本相撲協会の依怙贔屓は許さない!とでも感じたのか。日本相撲協会も内部に問題を抱えていたりすることもあるでしょうし、力士が怒りに任せて手を出すのもどうかと思いますけど貴乃花自身にも自分の経験に基づいた独善があるのかもしれませんね。当事者たちが翌日に謝罪と握手をしたという報道がされているにも関わらず事態が混迷&一人歩きしてますから。

兄弟喧嘩、同胞葛藤、カイン・コンプレックス
https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20140928-00039450/

日馬と貴ノ岩、暴行翌日に握手&謝罪 同席の白鵬明かす
https://www.google.co.jp/amp/www.sanspo.com/sports/amp/20171116/sum17111619490020-a.html

ちなみに左翼系メディアは独善的で洗脳されやすく煽動しやすい人間が好きなんでしょうね。日本相撲協会と聞くと福田雅太郎や和田久太郎、大杉栄に賀川豊彦、岡部長景文相と村山長挙元朝日新聞社社長の実父所属の教団に…震災だの憲兵だのなんか色々繋がって出てくるので封印します。

日々テレビで取り上げてますね、色んな情報が錯綜していて真相は分からないので警察の発表を待つしかござぁせん。

私は9針縫う裂傷をしたことがあります。
針数から大怪我を連想される方もいらっしゃるかもしれませんが、私の場合、傷の大きさは案外小さくて、大きめな絆創膏でなんとか隠れる程度でした。

床山さんが上手いこと傷口を隠したんだと思いますよ。


報道の仕方は相変わらずですけど、理由は何であれ今回の暴力はアウトでしょう。
上位の者が下位の者を一方的に殴りまくり怪我を負わす、人としてどうなんだって思いました。

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