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米軍ヘリ、また予防着陸

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こちらは緊急で入れた記事です。宜野湾くれない丸さんの寄稿2回目は、もう一本のほうです。ぜひお読みください。

さて、米軍のAH-1Zヴァイパーが予防着陸をしました。今度は読谷です。
AH-1Z ヴァイパー - Wikipedia

「県警などによると、乗員2人と住民に負傷者はいない。ヘリは普天間飛行場(同県宜野湾市)所属の海兵隊のAH1攻撃ヘリ。現場近くにはリゾートホテルがある」(時事1月8日)

予防着陸でも、頻発すれば問題の次元が違ってきます。

Photo時事https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180108-00000034-jij-soci

防衛大臣が厳しく安全要求するようですが、「もっとしっかりと整備しろ」といった精神論ではダメです。

小野寺五典防衛相は8日夜、沖縄県読谷村での米軍ヘリコプターの不時着に関し、米太平洋軍のハリス司令官と速やかに会い、安全対策の徹底を要請する意向を明らかにした。小野寺氏は東京都内で記者団に対し、「調整がつけば9日にもハワイに向かいたい。飛行、運用の安全について直接伝えたい」と語った」(読売1月8日)

偶然ですが、小野寺氏が米太平洋軍司令官と面談できるスケジュールだったのは不幸中の幸いでした。

日米で整備を完結するといった具体策を盛り込んだ整備体制の抜本見直しを提案したほうがいいでしょう。

このような抜本対策は、前方展開基地である沖縄現地軍と交渉するより、そのトップである太平洋軍司令官ハリス氏と話すほうが早いと思われるからです。

技術的には十分可能です。

頻発する米軍機事故は今や政治の領域となってきていますので、政府が自覚的に取り組んで解決しないとダメです。

一方、読谷の村長はこのようなことを言っていました。

「読谷村の石嶺伝実村長は現場を視察した後、記者団に「極めて異常な状況が沖縄で起こっている」と指摘。「ここは日本国かという感じだ。米軍の占領地ではない」と訴え、原因究明までの全航空機の運用停止を求めた」(時事1月8日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180108-00000034-jij-soci

米軍は事故が起きた場合、その程度に応じて同型機種の運用を停止したりする場合がありますが、航空機全部の飛行停止措置はありえません。

今回の事故は物損なし、人命に異常なしといった予防着陸レベルですから、通常なら同型機種ですら飛行停止されるかさえ微妙なレベルです。

ましてやヘリのダイバート(緊急着陸)で、推進型式が違うレシプロ輸送機やジェット機の運用まで止めることはありえません。

ただし石嶺氏の言いたいことは、これだけの頻度で発生すれば,気分ではわかります。

ですから、今回政府が従来どおりの精神論にとどまっていると、「それみたことか。沖縄はいまでも占領地なんだ」という石嶺氏のような主張が返って来ることは必至です。

いまこそ、日本政府は米軍の整備体制にもの申すべき時です。こんな状態では同盟関係の信頼は担保できないではありませんか。

ちなみに、メディアは、あいかわらず「不時着」という表現をしていますね。

事故時こそ報道する側は冷静に状況を見極めねばならないのに、これでは煽り表現に等しいと思います。

とまれ米軍はこういうことで、しかも今のような緊迫した時期に、日米同盟の信頼性を傷つけないでほしいものです。

ひとつ言えることは、大きな選挙があると必ず法則のように起きる米軍の失態によって、名護市長選が現職有利に傾いたことです。

※追記 ヘリは修理されて自力で飛行して帰還しました。https://news.nifty.com/topics/yomiuri/180109216574/

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コメント

米軍の度重なる整備不良というのは、沖縄の基地反対運動の話に繋げるというより、米のやる気というか極東地域の安全保障の継続に関わる根本的な問題のように思います。
管理人さんのおっしゃるように、反対派の思惑?をよそに、沖縄から撤退する日も近いのかもしれません。

投稿: 都下人 | 2018年1月 9日 (火) 08時00分

アメリカの大減税が実現しますから、財政赤字も膨らむでしょう。非常に大幅なものですから好景気による増収では埋めきれないんじゃないかと。

そうなるとアメリカの軍事予算も厳しくなるので、整備不良や新機種導入の遅延なんかは起きるでしょうね。

本当に米軍が沖縄を去る日が来ると、自衛隊だけで守ることになりますから、日本も防衛予算GDP2%時代を見据えていかないかと。

投稿: ednakano | 2018年1月 9日 (火) 09時39分

大韓航空による在日米軍機の整備について検索してみました。
嘉手納のF-15、三沢のF-16、海兵隊のCH-53を整備しているようですが、海兵隊のUH-1YとAH-1Zの整備は見当たらないので違うようです。
従って、昨日のコメントで一連のトラブルの原因の1つとして大韓航空の整備を挙げましたが一部を訂正します。
英語で検索すればヒットするのかもしれませんけど、英語は分からないのでごめんなさい(笑)

お時間がありご興味ある方、トライしてみて下さいまし。

大韓航空がオスプレイの整備事業入札にも参加していて、日本企業がなんとか受注できたのは良かったです。

投稿: 多摩っこ | 2018年1月 9日 (火) 12時21分

多摩っこさん。私の記事も追記をして修正しました。ありがとう。

投稿: 管理人 | 2018年1月 9日 (火) 15時10分

管理人さん
揚げ足取りがいますからね。

いずれにせよ、米軍の責任ですから日本からの要請に応じ全機種総点検してもらいたいです。


日本の空を飛び回る米軍機、整備は国際入札じゃなくて日本にと再び思いました。

投稿: 多摩っこ | 2018年1月 9日 (火) 23時09分

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