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2018年1月13日 (土)

奥茂治氏に韓国司法の判決が下る

020

奥茂治氏に韓国司法の判決が下りました。 

奥氏は韓国において、吉田清治の長男の依頼を受けて、吉田が作った虚偽の「謝罪碑」の盤面を張り替えたことにより勾留され続けていました。 

関連記事は山路氏の論考を中心にして、何本か掲載しております。 

事実経過や、その是非についてはかなり突っ込んだ議論をしておりますのでお読みください。 

「山路敬介氏寄稿 奥茂治氏 その人間と行動 その1・2・3」
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-7e73.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-d969.html
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-7331.html
山路敬介氏寄稿 「奥茂治氏の人間と行動」  皆様の意見もふくめ「感想戦」で
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-5340.html
奥茂治氏はテロリストではない
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/07/post-faaa.html 

Photo

さて、韓国大田地裁天安(チョンナン)支部は、奥茂治氏に対して公用物損壊の罪を認めて、懲役6ヶ月執行猶予2年の判決を下しました。

奥氏は判決文を控訴する予定です。また刑事訴訟とは別に、奥氏側からの民事訴訟を起こすと述べられました。

Dtpuvg0uqaa5utb判決後の奥茂治氏

この判決を報じる産経(1月11日)です。http://www.sankei.com/world/news/180111/wor1801110031-n1.html

「『法治国家で司法手続きに従うのは当然のこと。刑に不服はない。重要なのは吉田清治氏の嘘が判決文に盛り込まれているかだ』
 奥茂治被告は11日の判決後、こう強調した。奥被告が謝罪碑の無断での書き換えに及び、出国禁止の長期化も覚悟して裁判に臨んだのは、慰安婦問題をめぐって日韓関係をこじらせた根本的な“嘘”を取り除きたいという思いからだった」

ではこの奥氏をが吉田の長男に依頼されて張り替えた韓国国立墓地内の「謝罪碑」とはいかなるものだったのでしょうか。

Photo_10

吉田が書いた碑文の文面です。

「あなたは日本の侵略戦争のために徴用され強制されて
 強制労働の屈辱と苦難の中で 家族を想い 望郷の念も空しく
 尊い命を奪われました
 私は徴用と強制連行を実行発揮した日本人の一人として
 人道に反したその行為と精神を潔く反省して
 謹んで あなたに謝罪いたします
 老齢の私は死後も あなたの霊の前に拝跪して
 あなたの許しを請い続けます 合掌
   1983年12月15日
      元労務報國會徴用隊長 吉田清治」

吉田が広島県の「労務会の徴用隊長」だった事実はありませんし、そもそも朝鮮女性を狩り集める「徴用隊」があったという事実はありません。

肩書そのものが虚偽な上に、言っている内容はまったく史実とはかけ離れた創作でした。

これは晩年、吉田自身も「小説だった」と認めています。

ですからこの謝罪碑に書かれた、「徴用と強制連行を実行発揮した」ということはまったくの嘘偽りです。

吉田は全国各地で講演しただけではなく、韓国にわたり文字通り額を地面につけて土下座して行脚することを続けました。

この男はこれにより生活していた職業的詐話師でしたが、この嘘を朝日が30年間宣伝し続け世界に拡散しました。

かくしてこのひとりの職業的詐話師の嘘は、いまや動かすことができない史実と化しています。

その結果、日韓関係は修復不可能な打撃を受けました。

日韓合意はその収拾のために歩み寄って作られた条約でしたが、これもムン政権は廃棄したいようです。

この原因を作った吉田の長男は、このように意思表示されています。

「父が発信し続けた虚偽によって日韓両国民が不必要な対立をすることも、それが史実として世界に喧伝され続けることも、これ以上、私は耐えられません」(大高未貴 『父の謝罪碑を撤去します』) 

そして長男はこのように決意しました。

「吉田家は私の代で終わりますが、日本の皆様、そしてその子孫は後に遺されます。いったい私は吉田家最後の人間としてどうやって罪を償えばいいのでしょうか。今日に至るまでそのことをずっと考え続け、せめてもの罪滅ぼしに決断したことがあります」
「慰安婦像は彫像の権利問題もあり、一民間人が撤去することは事実上、不可能です。
 だが、父親が私費を投じて建てた謝罪碑であれば、遺族の権限で撤去することが可能なはずだと、長男は考えた」(前掲)

そして下の写真が、吉田の長男の依頼によって奥氏が現地に赴き張り替えた新盤面です。

Photo_11

新たな碑文は、事実のみが簡潔に記されています。

「慰霊碑 吉田雄兎 日本国 福岡」

雄兎とは、吉田清治の本名です。

奥氏の尽力により、ここに肩書、碑文すべてが虚偽に満ちた「謝罪碑」はあるべき姿に戻ったのでした。

あくまでも、この謝罪碑は吉田家の所有になるもので、その盤面の張り替えについて長男には自由裁量権があるはずです。

韓国が持っているのはあくまで講演の管理権であって、ひとつひとつの石碑についての文面について干渉することは出来ないはずです。

にもかかわらず、韓国は奥氏200日にも及ぶ出国禁止を受けました。

これについて奥氏はこう述べています。

「苦にはならなかった。慰安婦問題をめぐる嘘を正すという目的があったので」。奥被告は、出国禁止措置により約200日に及んだ韓国生活をこう振り返った。「たとえ、実刑でも碑文の嘘が認定されれば、刑に服すつもりだった。その覚悟がなければ最初からやらない」とも語った」(産経前掲)

奥氏は一貫して、このように述べてきました。

「『国の施設が嘘の碑文を使い続ければ、国際的な恥になりますよ』ということ。韓国では、慰安婦問題が吉田氏の嘘の証言から始まっていることがほとんど知られていない」と説明した」(産経前掲)

なお韓国検察も、昨年12月の求刑において、「慰安婦問題を歪曲しようとし、韓日外交に摩擦を生じさせる行為」(産経前掲)として、吉田の証言について言及しているにもかかわらず、裁判所はその判断を避けたようです。

奥氏はこの判決によって帰国することが出来ましたが、氏のたったひとりの「歴史戦」はまだ終わっていません。

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コメント

 今日の記事は最高です。この件は新聞報道でも見ておりますが、本記事は奥氏の行動の意味がよく表現されております。新聞もありんくりんさん並みの記事は書けるようになってもらいたい。控訴するのですね。できるだけの戦いは続けて欲しいです。

日本も反撃として韓国側の悪逆非道を訴えていきましょう!

韓国の極悪カルト集団「統一教会」によって日本人女性が合同結婚式で洗脳されて、韓国の農村部にまるで「強制連行」同然で連れていかれて奴隷のように働かせているそうです。
そして未だに霊感商法で荒稼ぎして多くの日本人を苦しめています。
もっと許せないのはそんな極悪カルトの悪行を知りつつ、講演料や原稿料と名を替えた日本人の涙と血が染み付いた汚い金を涎を垂らして受け取る一部の保守言論人です。
ブログ主さんにはそこらへんの「保守タブー」にも切り込んで欲しいと切に願います!

この報道をする者は、奥氏の発言である
>『国の施設が嘘の碑文を使い続ければ、国際的な恥になりますよ』
とともに、その土台となる事実
>韓国では、慰安婦問題が吉田氏の嘘の証言から始まっていることがほとんど知られていない
これに加え嘘を広めた者達の取り下げない態度に言及しなければ、フェアではないと思います。
アンフェアな報道をする者と虚報を広めた者が同一なら尚更です。

奥茂治氏って昔、防衛庁データ流出事件で富士通を恐喝した人ですよね。
色々言い訳しているようですが公判で恐喝未遂の起訴事実も認めていますし、地元では「そっち系」の人と認識されてます。
慰安婦問題にかこつけて変な金集めを思いついたのではないかと思われます。

上の方も触れていますが、統一教会の機関紙である世界日報が奥茂治氏を取り上げてきました。
韓国の新興宗教の機関紙が奥茂治氏の事件を取り上げる「意味」をよーく考えてみて下さい。

久米の人さん。貴重な情報ありがとうございます。でもってwikiには以下のように書いてありました。

「2002年11月4日、防衛庁データ流出問題にて、自衛隊のコンピューターネットに使用されるシステムが流出した問題で富士通を恐喝したとして神奈川県警に逮捕された。しかし、その後の取り調べで奥は「私を含めて自衛隊OBが連携し、重要情報の海外流出を防いだ事が真相である」と証言し、結果嫌疑不十分で不起訴となった。

その後、富士通の虚偽告訴にて不利益と警察、検察に間違った情報を出したとして、同社を相手に、謝罪広告と計4200万円の損害賠償を求める訴訟を6日、東京地裁に起こした」

この結果は書いてありませんが、これを読むと、あなたの提示した情報とはかなり印象が変わります。

このあたりはどうお考えなのか、できればご教授頂きたいです。

だから奥茂治氏は「色々言い訳している」と書きましたよ。
奥茂治氏と一緒に逮捕された他の三人は件の事件で2003年に横浜地裁で実刑判決を喰らっているんですけどね。
一人は懲役2年8ヶ月、他二人は懲役2年です。
何故でしょうね(笑)

それは、逮捕されたけれど不起訴になった人物に勝手に罪人のレッテルを貼る行為だと思います。

 奥茂治氏の行動は立派だと思います。統一教会で奥氏を取りあげようが取り上げまいが関係なく立派な行動であります。奥氏の過去にどのようなことがあったとしても今回の義挙は立派な行為であることは間違いないのです。素直に称賛したいです。

 韓国の司法判断で慰安婦問題の真実に触れるような言及があればいいのですが、韓国の司法が真実を探求するとも思えず、あまり控訴審に期待することは無理だとは思いますが、奥氏の行動がキッカケになり何らかの好影響が韓国社会に与えられることは少し期待しておきたいものです。ともかく行動する奥氏は立派である。

 人の過去を批判するのはイイがいつまでもそれを持ち出して、実際にその人が良いことをしても過去との絡みでネガティブに見るとか言うとかはよして欲しいと思う。

 三橋貴明氏が警察のご厄介になるようなことをしたが、それでも私は三橋氏の言論界における発言が封じられるようなことがあってはならないと思うのだ。情熱的な人は、どこか過激な常識を外れたこともするのでしょうかね。慎重に見つめていきたい。

 奥茂治氏の行動は立派だと思います。統一教会で奥氏を取りあげようが取り上げまいが関係なく立派な行動であります。奥氏の過去にどのようなことがあったとしても今回の義挙は立派な行為であることは間違いないのです。素直に称賛したいです。

 韓国の司法判断で慰安婦問題の真実に触れるような言及があればいいのですが、韓国の司法が真実を探求するとも思えず、あまり控訴審に期待することは無理だとは思いますが、奥氏の行動がキッカケになり何らかの好影響が韓国社会に与えられることは少し期待しておきたいものです。ともかく行動する奥氏は立派である。

 人の過去を批判するのはイイがいつまでもそれを持ち出して、実際にその人が良いことをしても過去との絡みでネガティブに見るとか言うとかはよして欲しいと思う。

 三橋貴明氏が警察のご厄介になるようなことをしたが、それでも私は三橋氏の言論界における発言が封じられるようなことがあってはならないと思うのだ。情熱的な人は、どこか過激な常識を外れたこともするのでしょうかね。それは慎重に見つめていきたい。

 すみません、2回送信してしまいました、一つは消去してください。

奥氏って
政治資金3000万の使い込みを告発され公選法違反容疑で逮捕されて有罪になった田母神氏の支持者で、最近なぜかチャンネル桜の水島聡氏を刑事告発して一部から失笑を買った人ですよね!
ほんと保守系の人の金トラブル多過ぎですよ。
ふゆみさん、レッテル貼りというよりも奥氏の今での行いからそう見られても仕方ない所もあるのでは?
今回の事件でも警察の世話になっていますし…

ueyonabaruさん
自分の奥さんをぶん殴って三橋さんは逮捕されましたが、彼が保守言論界でパージされるとしたら卑劣なDV事件が原因ではなく安倍批判によるものです。
安倍首相に対する批判は日本の保守言論にとって文鮮明批判と並ぶ大タブーなのです。
よってそれらのタブーさえ犯さなければ何をやってもお咎めなしですよ。
時計と財布の窃盗容疑で書類送検され中国本の盗作騒ぎを引き起こして出版社を謝罪に追い込んだ高橋洋一氏、詐欺横領で大学から計930万を詐取して懲役3年、執行猶予4年の篠原章氏を見てごらんなさいよ!
彼らの発言が封じられていますかね?

奥氏は水島氏に対して下記リンクの動画の中で「やっつける」、「天誅を加える」などと発言していますが大丈夫でしょうか…
https://www.facebook.com/tamogamiwomen/videos/1954077178154769/

奥茂治さんを良く知っている複数の人に言わせると、「彼は武士のようだ」と形容するんですね。
それは「武士」の定義にもよるんですが、私が特に感じるのはそれとは違ってて、他の人と奥氏ではその人間観の違いというか、奥氏が「人間への信頼」を非常に強固に所持しておられる事が特徴的な違いだと考えてます。
彼は、もっとも根源的な意味でのリベラル者なのです。

奥氏の今回の行動は、政治的な動機からではありません。
韓国の一般人たちは「慰安婦たちは強制連行された」と考えて疑いませんが、その根源は吉田氏の嘘です。
論理的には、吉田証言が嘘と分かれば韓国民は納得するハズですが、問題がこれだけ政治性を帯びてしまった以上、吉田証言を取り除いても容易には解決しません。

奥氏もそうした事を当然に理解はしていて、それでもやらずにおれなかった理由は、韓国という国家や人間としての韓国民への信頼感がベースにあったからです。

実効性や結果の効用を考えたらとても出来ない事で、
それでも、一人の突飛とも思える日本人の行動をつうじて、一人でも二人でも「理解する韓国人もいるはずだ」と考えたればこそ、自らの行動計画を「無駄」とは考えなかったのです。

思えば、吉田清治氏その人も悲惨な人生でした。
良き父親として、「物書き」として、世に出たいだけが動機の「嘘」でしたが、我が国には日本を貶める事をテコにして世に出ようとする手合いが未だに後を絶ちません。 吉田清治氏だけが国賊だの非国民だのと罵声を浴び、朝日新聞はまだ発刊し続けています。
私は吉田を徹底的に利用し、しゃぶり尽くした朝日新聞にこそ、心から「死んでもらいたい」と願ってやみません。

吉田清治氏本人はもう亡くなったからいいものの、日本国民としての御子息へもたらされた「悲惨」は察して余りあります。

「やらねばならず、やってもならず」、その結果、たった一人で行動した奥茂治氏の心中はいま、とても爽やかにして晴々としたもののようです。


自分には奥氏は単なる業界ゴロにしか見えないですけどね。
右翼団体を表看板にしてこんなことをやってるその筋の人間ってのは腐るほどいますから。
私見ですが不起訴になった事件以外にも表沙汰になってないだけで色々関わってたことがあるのではないかと勘繰ってしまいます。
水商売もやってたみたいですし、そのような人脈と接点があっても何の不思議もないですよ。

今の時代の面白い所は、どんな経歴の人間でも国士ヅラをしてそれなりのパフォーマンスを打てばコロリと引っ掛かる人間が大勢いるということです。
その最たるものが安倍首相をして「詐欺師」と言わしめたカゴイケ氏でしょう。
まあ、ネットで保守に目覚めた元左翼の

まあ、ネットで保守に目覚めた元左翼の人たちには保守界隈が有象無象の魑魅魍魎にまみれた百鬼夜行の化物地獄だとは思いもよらないことでしょうがね。
何事も言葉とパフォーマンスは額面通りに受け取らないことです。
この業界、嘘つき滅茶苦茶多いですから。

 横から失礼致します さん

ご自身で「勘ぐり」だと申しておられるので言う事はありませんが、見苦しいので事情通のようなフリをするのはやめましょうね。

あなたによると、「水商売」経験者は「そのような(よからぬ)人脈と接点」があるもののようですが、それは奥氏を否定的に捉える場合に関して、具体的などの場合の、いかなる事実を指しておられるのか。

また、奥氏が「業界ゴロに見える」とのことですが、その業界は一体何の業界ですか?
文脈がややはっきりしませんが、そこから「右翼団体を表看板にしてこんなことをやってるその筋の人間」とは必ずしも奥氏を指したものではなく、一般論であり比喩的な言説のようですが、上の「業界ゴロ」と接着して読むと、具体的な事を書かずに人をいたずらに貶める目的に過ぎないですね。 全く感心できません。

また、「今の時代の面白い所は~」などとの上段からの前振りをかましつつ、安倍を経由して籠池氏を持ち出し、籠池と奥氏を同様の地点に同化させようとする稚拙な論法には吐き気がします。

「保守界隈が有象無象の魑魅魍魎にまみれた百鬼夜行の化物地獄」だというフレーズ自体は気に入りましたが、それは一体、何時の時代の事を言っているのでしょう。
私は少なくとも、あなたよりは時代にも左右にも通じていると自負しますが、現今において「有象無象の魑魅魍魎にまみれた百鬼夜行の化物地獄」とは、例えば今の沖縄の左派の状況がピタッと来ますね。
気に入ったので、後で使わせていただきます(笑)

でもやはり陳腐に過ぎるようだからやめときます。


私の感想は日曜雑感に書きます。

ブログ主様
あはようございます。

奥茂治さんの行動には敬服致しましたが、それにつけても許せないのは問題の元凶である朝日新聞社です。
いつもは見ているだけなのですが、ついついキーボードに指をしらせてしまいました。
つまらない駄文の書き散らしになりますがお読み頂ければ幸いです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「いわゆる従軍慰安婦問題」で世界中をさわがせた朝日新聞問題ですが、核心にふれるところなく、結局は朝日寄りの中途半端な結論しか導きだせなかった第三者委員会には、大きな不満が残りました。

私事ですが、小生は祖父の代から朝日新聞を購読してきました。
途中、読売や赤旗など併読した時期もあったのですが、朝日だけは続けてきたのです。
しかし、50年におよぶ購読歴は自宅においても事業所においても、ついに終わりました。
朝日新聞は朝鮮半島において「女子挺身隊」の名目で朝鮮人慰安婦を狩あつめた、と書きました。
小生はその記事を目にした時点で、女子挺身隊がどんなものか良く知っていました。
叔母が女学校の頃、女子挺身隊として理研の工場で砲弾の部品を作っていた話を生前に度々、好んで話していたからです。
凍えそうな冬、夜遅くまであかぎれの指先で氷よりも冷たい真鍮の部品を組み立て続けた苦労や、他県の女学生と友達になれた喜びも語ってくれました。
そうした挺身隊の真実は実は良く知られた、なかば常識のように思います。

しかし、朝日の報道によれば、小生が叔母から聞いて理解していた「女子挺身隊」とは日本国内での事であり、朝鮮半島に於ける「挺身隊」とは、国家が売春婦とすべく騙して連れてきた人たちだというのです。
小生が朝日の記事を信じたのは朝日の記者たちに比べればよっぽど世間のせまい小生が知っておる常識的で初歩的なことを、まさか天下の朝日が知らぬはずはない、と考えたからです。
「挺身隊」といえば国家総動員法にもとづく動員令によるのであり、れっきとした国権の発動です。
その後の報道でも、「証拠となる書類を軍が恣意的に処分していた」とか、口封じのために女性の大半は軍によって殺害された、ともとれる報道を繰り返し、「半島の挺身隊=慰安婦」説を補強、裏付けるような報道を続けました。
小生が、「朝鮮半島では国権の発動として売春をさせるために女性達を集めたのだ」、という理解をしてしまったのは、100%朝日の責任です。

小生の考えは一貫しています。たとえ国権の発動としての朝鮮人慰安婦であっても、国家としてこれを謝罪、賠償するなどということはあってはならない、というものです。
なぜならば、日韓協定によりすべての国家間の問題の処理は相済みだからです。
もしこれをむしかえすならば、とめどもない過去の流れが押し寄せてくるでしょう。
日本にとって不利だから、ということではありません。当時半島に全財産を置いてきた日本人からも逆に同様の主張が出るのも道理だからです。
行き着くところは条約の破棄、そして国交の断絶です。
国家として、どうしても出来ない事があるのですが、その代わり慰安婦に対して国民がしてあげられる事はあります。
国権の発動として騙して売春婦にさせられた女性に対してであっても、道徳的責任など負う必要もない今に生きる小生ですが、釜山の工場に商品の製造を委託し、在日の親友も数あることから、志として「アジア女性基金」に10万円の募金をしました。
強調しておきますが、「半島の慰安婦は挺身隊であった」という思いがなければ、小生が絶対に募金する事はあり得ません。

朝日に10万円の賠償をせよ、と迫るつもりはありませんが、どうか廃刊していただきたい。
朝日は間違いなく、「反日」です。

久米の人さんへ

「だから奥茂治氏は「色々言い訳している」と書きましたよ。」

あの、不起訴と言い訳は違うと思うのですが…?

奥茂治氏と一緒に逮捕された他の三人は件の事件で2003年に横浜地裁で実刑判決を喰らっているんですけどね。

なるほど。そんな中で彼だけは不起訴っていうのであれば、それは、それでイメージが違いますよね?

「一人は懲役2年8ヶ月、他二人は懲役2年です。
何故でしょうね(笑)」

それが妥当だと判決されたからでしょ?司法への不信感のベクトルがあなたと私では違う方向かと思いますが。

奥茂治さんの水商売のお話が出ているので、私の知っているエピソードを。

奥さんは、自衛官退官後に沖縄で初の日本式キャバレーの経営をなさいますが、その店で働く女性従業員のための託児所を開設したそうです。1日100円の保育料を払えば、子どもを預けながら働くことができるというものです。今の基準でいえば、認可外保育所ということになるのでしょうが、まだ70年代のその時代になかなか思いつくことではないでしょう。

その託児所で保育を担当されていた方の知人に朝鮮半島出身の方おられ、その方が1975年に共同通信など日本のマスコミを通じて従軍慰安婦であったことが明らかになったペ・ポンギさんです。
(この女性は、ペ・ポンギさんというお名前で検索すると情報がいろいろ出てくると思います)
彼女はハングルも日本語も読み書きが不自由だったため特別在留許可の手続きが上手くできずにいたところ、支援する方々の嘆願により特別在留が許可されるのですが、後年奥茂治さんが調べ直すと、報道等で伝えられている多くの事実が歪曲されていること、事実と違うことに気づき、また吉田清治の主張や行動なども詳しく調べ直した結果、「従軍慰安婦問題」が、特定の政治勢力によって火を付けられ、それをバックアップした朝日新聞の報道を拠り所に拡散していったことを突き止めるに至ったというのが、今回の奥さんの行動の根柢にあるものだと思います。

奥茂治さんの活動というのは、決してマスコミや時勢に乗ったものではなく、また名誉欲に惑わされることもなく、ご自身が疑問に思った問題を解決することから始まった地道なものなのではないでしょうか。信念の方だと思います。

コメントの中で、事実でないことが書かれているので、指摘しておきます。


久米の人さん

> 奥茂治氏って昔、防衛庁データ流出事件で富士通を恐喝した人ですよね。
> 色々言い訳しているようですが公判で恐喝未遂の起訴事実も認めていますし、

富士通側の誤認による虚偽告訴です。
奥茂治氏は、嫌疑不十分で不起訴となりました。
久米の人さん(1月13日 (土) 21時58分)のコメントの「公判で恐喝未遂の起訴事実も認めています」というのは、まったくのデマですね。
不起訴ですから、公判は行われていません。
行われてもいない公判の話など、取り合うまでもなく、100%嘘だと誰でもわかるでしょう。

その後、、富士通の虚偽告訴にて不利益と警察、検察に間違った情報を出したとして、同社を相手に、謝罪広告と計4200万円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。
れについては、富士通側が謝罪広告を出すことで和解が成立しています。奥茂治氏が損害賠償金4200万円を受け取った事実はありません。

なむさん

> 詐欺横領で大学から計930万を詐取して懲役3年、執行猶予4年の篠原章氏を見てごらんなさいよ!

このコメントは、事実ではありませんね。
篠原章氏には、横領の事実はありません。
大学側との和解条件で、事件の詳細は話さないこと、という念書を取られているのでご本人は一切話さないと思いますが、なむさんが期待なさるようなスキャンダラスな横領事件、着服事件ではありませんよ。
学科予算の不正処理による詐欺罪で有罪判決が出ましたが、執行猶予期間満了しています。
その頃、特定の政治勢力に偏ってまっかっかだった大学側もそうとう汚い事をしており、学部長だった篠原氏ひとりに罪を押し付けた形ですが、執行猶予期間満了後も言い訳ひとつせず、淡々と著作を発表する篠原氏の論考を、私はいつも楽しみにしています。

どっちが正しいの?
 
防衛庁の内部ネットワークのデータ流出に関して、富士通を恐喝したとされる事件の初公判が1月16日、横浜地方裁判所において開かれた。3人の被告は恐喝未遂などの起訴事実を認めた。

 日経コンピュータは以前、「防衛庁のデータ流出で露呈:IT業界の下請け構造の危うさ」について記事にまとめた。当時、被告の一人であるエンジニアは、本誌の取材に対して「富士通の管理体制のずさんさを告発することが目的だ」と話していたが、実際の目的は富士通に対する恐喝だった。

 検察は冒頭陳述で、「被告らは『防衛庁の内部ネットワークのデータが流出したことが明らかになれば、富士通が20億円程度をかけてネットワークを作り直す必要がある』と判断して、富士通から金銭を恐喝することが可能だと考えた」とした。

 また冒頭陳述によれば、「被告らが本誌をはじめとする報道機関に対して、防衛庁の内部ネットワークのデータ流出を明らかにしたのは、富士通や防衛庁に対する交渉が不調に終わったため、必要以上に富士通の管理体制のずさんさを強調することで、富士通に対する社会的な信用を傷つけることが目的だった」とした。

(中村 建助=日経コンピュータ)

HNウィリーさんが引用された記事の“3人の被告”には不起訴の奥氏は含まれませんので、HN横須賀ヨーコさんのコメント内容とは特に矛盾しないと思います
HN久米の人さんのコメントにある「起訴事実を認めた」というのも「一緒に逮捕された3人」の裁判での罪状認否を奥氏の発言と混同されているのではないでしょうか?

奥茂治さんは不起訴とは言えこのような犯罪に関わり何故ほかの人を止めなかったのでしょうか?
また逮捕された人たちとはどういう繋がりでしょうか?
不思議に思います。
富士通に対する訴訟はどうなったのかも気になりました。


ウィリーさん


奥茂治さんは不起訴で、その日経コンピュータからの引用文は有罪になった3人の被告についてのものですね。
奥さんに恐喝の意図などまったくないことは取り調べの中で明らかになり、それは有罪になった3人の公判でも認められています。

このデータ流出事件は、請け負った富士通の二次三次下請の従業員が、職場に持ち込んだ私物PCにコピーしたデータを流出させようとした事件です。
データをお金にしようとした元従業員が、データの売り先をあちらこちらに打診する中で、それを洩れ聞いた奥さんが「これは大変な情報流出事件が起きかけている!」と防衛庁に伝えるのですが、防衛庁はこの情報を聞いてもすぐには動かず、心配した奥さんは何とか食い止めようと富士通へもその旨を直接伝えます。
それを聞いた富士通側は、奥さんがデータ流出をネタに恐喝しにきたグループの親分だと勝手に勘違いをしたというのが真相ですが、もちろん奥さんは善意の忠告をしただけであり、恐喝する気など全くありませんでした。
奥さんに恐喝の意図がなかったことは、和解の中で富士通もきちんと認めています。

(先ほど私は「謝罪広告を出すことで和解成立」とコメントしてしまいましたが、広告は出されていないようですね、失礼しました)

もともと富士通のずさんな管理体制から起こった事件ですのに、このような形でいつまでも奥さんが誤解されていることに憤りを感じます。

篠原氏に関しては下記の記事を見つけました。

日本経済新聞
大東大元学部長を詐欺容疑で逮捕 大学から教材費250万円
2011/6/1
 
 架空の領収書を使い、教材費名目で勤務先の大学から約250万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は1日までに大東文化大学の元環境創造学部長、篠原章容疑者(54)=東京都世田谷区祖師谷4=を詐欺容疑で逮捕した。同課によると、篠原容疑者は「領収書を作ったのは事実だが詐欺はしていない」と容疑を否認しているという。
 同課は、篠原容疑者が詐取した金を高級レストランでの飲食代やホテルの宿泊代などに充てていたとみて調べている。
 逮捕容疑は2005年4月上旬から同10月下旬ごろまでの間、教材用のパソコンソフトの購入代金の立て替え名目で架空の領収書計十数通を大学側に提出し計約250万円を不正受給した疑い。
 同大の内部調査によると、不正受給の総額は約2千万円に上るとみられる。同大は昨年12月に警視庁に刑事告訴するとともに1月5日付で篠原容疑者を懲戒解雇した。


毎日新聞 
大東文化大元教授の不正請求:詐欺容疑で再逮捕
2011/6/22

 大東文化大学(板橋区)の元教授による不正請求事件で、警視庁捜査2課は21日、世田谷区祖師谷4、元環境創造学部長、篠原章被告(54)=詐欺罪で起訴=を詐欺容疑で再逮捕した。容疑を否認しているという。
 逮捕容疑は、06年4月~08年10月、教材用パソコンソフトなどの購入名目で領収書を偽造して大学に経費を請求、30数回にわたって現金約700万円をだまし取ったとしている。
 篠原容疑者は05年4~10月に約250万円をだまし取ったとして、起訴された。捜査2課は01~08年に計約2000万円を不正受給したとみて追及している。
 大東文化大は今年1月、篠原容疑者を懲戒解雇していた。

南柏さん

逮捕された人たちは、データの売却先が上手く見つからなかったため、かなり多くの人に話を持ちかけて、その過程で週刊誌やマスコミ等にも「富士通の管理体制のずさんさ」を吹聴して回っています。
それがウィリーさんの引用記事に出てくる「当時、被告の一人であるエンジニアは、本誌の取材に対して」の部分ですね。
売り込み先を手広く探すうちに、奥さんの耳にも入ったということで、有罪判決の3人と特に繋がりはないと思います。

富士通への訴訟は、「恐喝の意図はなかった」と互いに認め合うことで和解しています。
奥さんの名誉が十分に回復されたとはとても思えませんが、「裁判(の費用)が個人の限界だった」と奥さんご本人がどこかで語っておられましたよ。

ウィリーさん

篠原氏の詐欺罪については有罪(執行猶予期間満了)で、横領や着服の事実はありません、と先ほど書いた通りです。
しかも引用なさった記事は裁判が行われる以前に大学側からの情報で書かれた記事だと思いますが、その記事を引用した意味はなんでしょうか?

ん?
日経コンピュータの記事では「データを持っていた元自衛官の奥茂治氏」との記述があり、記事のインタビューでの奥氏の発言とも違いますね…
下が日経コンピュータの記事の引用となります。


問題のきっかけとなったデータ流出が明らかになったのは,今年の6月末のこと。富士通は,2000年から陸上自衛隊と航空自衛隊の拠点など全国200カ所を結ぶネットワークのIP化を進めていたが,同プロジェクトに関連したデータの一部を持った元自衛官ら3人が,富士通社員に接触してきたのだ。流出していたデータは,自衛隊のネットワークの構成図と内部で利用するすべてのIPアドレスだった。

 富士通広報IR室によれば,「都内のホテルで3人の会社員と会った際に,金銭の要求を示唆すると見られる発言があったので,神奈川県警に恐喝未遂で告発した」としている。

 これに対して,データを持っていた元自衛官の奥茂治氏の言い分は全く違う。「あるエンジニアが防衛庁のシステムに関するデータを保持していると知人から聞いた。そのデータがどんなシステムのデータで本物なのかを確認するために,富士通社員に面会を求めた。金欲しさの恐喝ではない」。

 この真偽は不明だが,本来,漏れるはずのないデータが流出したのはまぎれもない事実。機密保持の点で何らかの不備があったことは間違いない。防衛庁と富士通はデータ流出の対策を講じた。富士通は,無償で漏洩したIPアドレスを変更することを決定。変更の対象となるIPアドレスは1万を超えており,数千万円のコストが発生する見込みだ。

「横領や着服の事実がない」のに有罪とはどういことなんですかね?!
「特定の政治勢力に偏ってまっかっかだった大学」とは具体的にはどのような状況なのか教えて頂けますか

うぃりーさん
横須賀ヨーコさんのいっているのは、「恐喝には関与していない」ということでしょう。和解については報道されていませんが、奥茂治さんの『卑怯なり!富士通』という自費出版の本には、「被告(富士通)は原告(奥さん)には恐喝の意図はなかったと認める」「被告は原告に対して遺憾の意を表明する」という和解文が掲載されています。

大学関係者ですので、この一件は多少知っています。篠原氏の罪状は「詐欺罪」で「横領罪」ではありません。似たようなものといえばそうですが、「横領」は事実誤認でしょう。
篠原氏の在職した大学は労働組合の力が強く、当時、辺野古でもゼミ生を引き連れて抗議運動に参加をしていた共産党員の教授が学長を務めていました。その二代前、三代前の学長も共産党員でした(現在は違うようです)。数年にわたって激しい内部抗争があった後に、篠原氏側が敗北して追放、告発されたようです。
以上、参考まで。

事件は「内部抗争」というよりも、文部科学省の指導の第三者委員会の調査によって発覚したそうですよ。
篠原氏の事件の問題告発に関わった横浜合同法律事務所さんのブログからの引用が下の文章です。


箱根駅伝の有力校としても知られる大東文化大学で、大学の金を個人的な支出に充てていたとして、環境創造学部のX学部長が本年1月、懲戒解雇されました。2年も前からX氏の疑惑を告発してきたA元教授の代理人として、感慨深いものを感じています。
 X氏の疑惑は、2009年1月には学部教授会で問題提起されていました。新入生から集めたキャンプ代の残金110万円の使途に疑問が浮上し、X氏は、学生教育のためのパソコンソフトを購入したなどと教授会に説明しました。
 そこで、ある教授が、提出された領収書の発行元に問い合わせたところ、それらの領収書は偽造されたものであったことが分かりました。すると、X氏は、領収書はパソコンソフトの業者から受け取ったもので、自分は偽造されたものとは知らされていなかったと弁解。領収書を寄こした業者とは、その後、連絡が取れなくなり、真相の解明はできなくなったと説明しました。
そんな最中、さらにX氏が、研究や教育用の本やソフトを立替払いしたとして大学に請求していた経費の中にも、多数の偽造領収書が使われていることが分かり、X氏の疑惑はますます深くなりました。09年3月のことでした。
 本来ならば、この時、大学が自浄能力を発揮し、けじめを付けるべきでした。しかし大学はその能力を欠いていました。
 不正が明白になっても、X氏を擁護するグループがいました。グループは「大学の自治」や「学部の自治」を旗印に、A元教授や一部の教授が、人事など個人的な恨みでX氏の足を引っ張ろうとしていると言って攻撃し、学部内の調査を事実上うやむやで終わらせてしまいました。学部の多数派がX氏の擁護に回ったことから、大学としても真相解明に向けた動きは進みませんでした。
 事態が大きく動いたのは、2010年秋、文部科学省の指導の下、大学に第三者からなる委員会が設置されてからです。同年12月、第三者委員会は、X氏が約2000万円を不正受給していたとする調査結果を発表し、大学はようやくX氏を詐欺罪などで刑事告訴し、本年1月、X氏を懲戒解雇しました。
 学部の予算や人事で絶大な権限を握る学部長の不正を告発するのは、大変な作業です。今回、真相解明に至ったポイントの一つは、大学を監督する文部科学省への働きかけにありました。X氏が不正受給していた大学予算には、国の補助金も入っていること、大学に自浄能力がないことなどを挙げ、証拠の写しもそろえて担当部局に繰り返し働きかけました。1年以上かかりましたが、大学に信頼できる第三者委員会ができました。
 もう一つの大きなポイントは、いやしくも最高学府の幹部が、偽造領収書を使って教育予算をかすめ取る不正がまかり通るという異常さを、粘り強く告発してきたA元教授や一部の良心ある教職員の熱い思いでした。
 学問の発展のためには、大学に対する権力の介入は、できるだけ控えられるべきである-という考えに基づいて「大学の自治」は憲法でも保障されています。しかし「大学の自治」が、大学の実力者の不正を隠ぺいする口実に使われてはなりません。

横須賀ヨーコさん貴重な情報多謝いたします。

ウィリーさん、どっちが正しいのか?と提示され、それについてコメントがあるのに、それを無視するのはいささか失礼な態度ではないでしょうか?

それから篠原さんについては、すでに「大学側との和解条件で、事件の詳細は話さないこと、という念書を取られている」とあります。

であるなら他の記事を確認しようがありません。詐欺なのか横領なのか?いずれにせよ和解して話さないであれば、憶測記事を垂れ流すのは、フェアじゃないんじゃないですか?

 ウィリーさん

奥茂治氏は富士通の件では不起訴になりましたが、不起訴にも種類が色々あって、告発者(富士通)の意を一部入れたカタチの「起訴猶予」ではなくて、「嫌疑不十分」だったのですよ。
要するに、奥氏は富士通側に金員等を要求していないから「恐喝」の要件を欠くわけです。
つまり、社員を呼び出そうとした動機や意図が、奥氏に対しての何らかの給付を目的としたものではなかった事が認められたわけですね。

その後は上のもりきんさんも言うように、富士通は事実上の謝罪をしてますが、そのことは新聞に出ていませんから、ウィリーさんのように新聞だけみていれば仕方ないのかな、とも思いますね。

篠原氏の件ですが、横須賀ヨーコさんや「通行人ですが」さんも相当お詳しいようですね。
当時の大東文化大事情に詳しい人に聞くと、「篠原氏は紛争の犠牲者で、人身御供のように詰め腹を切らされた」という人もいますが、確かにそういう側面が大きかったようです。

ですが、いくら慣例的な取り扱いをしていたに過ぎないとはいえ、篠原氏側にも不用意な点もあったようで、その事に関して篠原氏は一切言い訳をしていません。
せいぜい季刊レポ誌15号にて手記を書いている程度のものです。

しかし篠原氏にも十分に一般社会的に合理的な言い分もあり、その点から考えれば学校側の処分も過重にすぎ、何もかもぶっちゃけたく考えて呻吟もしたでしょう。
それをしなかったのは、元々の発端は大学側とのトラブルではなかった事もあって、大学側と事を構えたくなかったからですね。

それともう一点、なぜ大学側と揉めるのを嫌ったかと言えば、教育者としての意識が強かったからで、(卒業生もふくめて)学生たちの事を考えれば教育の府を舞台とした争いを拡大すべきではないと考えた。
そうした経緯は関係各方面の方々も十分に分かっていて、だから退職後も篠原氏の人脈に変化はないのですよ。

しかしまぁ私が考えるに、篠原氏には申し訳ないが、大学などという閉ざされた空間に収まる事なく、自由自在に我々に発信して頂ける立場になられて本当に有難いと考えてます。

ウィリーさんが新聞ネタを見て何を受け入れ、何をシャットアウトしようが勝手ですが、言論の質それ自体から判断出来ないとすれば、それはウィリーさん自身の御損になると思いますね。老婆心ながら。

ウィリーさんのコメント(1月15日 (月) 03時02分)で、随分懐かしい記事を貼っておられるので、私の知っている範囲で当時のことをメモしておきます。


> X氏の疑惑は、2009年1月には学部教授会で問題提起されていました。新入生から集めたキャンプ代の残金110万円の使途に疑問が浮上し、


このキャンプ代の残金とは、主に業者側の都合で事前の見積額より請求額が安くなって発生したものでした。例えば、食事に1500円の定食を提供する予定が、業者都合で1000円定食しか提供できなかったので「1000円の請求とさせて頂きます」と業者側から申し出があった場合などですね。
500円ずつ全員に返却するのが正しいのかもしれませんが、少額であることから、これは返却せず「全員が使う物に当てよう」というのが学内では慣例となっていました。新入生全員参加で人数が多く、複数年に渡っての累積の金額なのでそれぞれは少額でも110万円という金額になったようです。

> 不正が明白になっても、X氏を擁護するグループがいました(中略)
> A元教授や一部の教授が、人事など個人的な恨みでX氏の足を引っ張ろうとしていると言って攻撃し、学部内の調査を事実上うやむやで終わらせてしまいました。
> 学部の多数派がX氏の擁護に回ったことから、大学としても真相解明に向けた動きは進みませんでした。


キャンプ代の徴収後に生じた差異(残金)について、当時学内ではその処理方法が慣例になっており、不正などと思っていませんでしたから、2009年に学部教授会で問題にされたときも、誰も取り合いませんでした。
普段から面倒見の良い「X氏」に対し責任追及する声も上がらず、多数派がX氏擁護に回ったのもウィリーさんが引用した通りです。
足を引っ張ろうとしている「A元教授」については「オトコの妬みってコワイね」などと、当時陰口を叩いたものでした。

そんな陰口が「A元教授」にも聞こえたのか、学内多数派が「X氏」擁護するのが気に入らなかったのか、「A元教授」は、以前から懇意にしていたA田芳生に「横浜合同法律事務所」を紹介して貰います。
ウィリーさんが引用したブログの「横浜合同法律事務所」は、共産党系の法律事務所としてよく知られているところですね。


> 事態が大きく動いたのは、2010年秋、文部科学省の指導の下、大学に第三者からなる委員会が設置されてからです。


「A元教授」は、A田芳生の力も借りて文科省へ日参し、第三者委員会を設置することに成功します。何とも執念深い。
というかですよ、A田芳生も関わった「文科省の第三者委員会」ってねぇ、、、公平で中立な組織とはとても思えないんですが、邪推でしょうか。

辺野古へ学生を連れていくような大学でしたから、よほど「X氏」が邪魔だったのでしょう。


その後、裁判では有罪判決が確定しましたが、詐欺罪と認定された金額のほとんどは当時学部長だった「X氏」の決済印があったから、というもので、確かに処理方法に不正な部分があったのでしょうが、横領や着服とは全く色合いの違う事件ですよ。


「X氏」ご本人が、卒業生、同僚、教え子たちのため、という理由で沈黙しているのに、ちょっと喋りすぎました。長文失礼いたしました。

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