« 山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何かその1 | トップページ | 山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何か その3 »

山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何か その2

108

山路氏寄稿の2回目です。 

タイトルと小見出しはブログ主のものです。 

                                ~~~~~~ 

                            ■名護市長選の争点はなにか  その2
                                                                                  山路敬介 

 

承前  

借入を原資にしてまで歳入拡大を主張する稲嶺市政 

Q:28年度、名護市は30億円以上の起債(借金)をし、これも帳簿上の歳入に組み
込まれている
 

借金まで含めたかたちで自身の実績としての「財政の拡大」と称するのはおかしいのではないか?と批判を浴びると、「他の自治体と比して財政健全化率は高い」と言って論点をずらす。

言うまでもなく批判の中身は借金をした事自体にあるのではなく、借金をして歳入を大きく見せかけようとした点にある。
 

しかし一方では、「市の預金(基金積立金)は増えている」と胸を張る。そもそも預金がふえるなら、借金はいらないハズだ。

借金を歳入拡大を見せかかるための原資とし、一方で「再編協力金など不要である」と見せかけるために、市民生活に必要な投資もせずに預金を増やして見せた。
 
まるで、国威を維持するために見せかけの外貨準備高を増やす目的で、外国からの借
>入金を増やし続ける中国共産党のやり方とウリ二つだ。
 

■争点は経済政策だ

A:名護市に財政拡大の実質はない。
 

「市民にどう見えるか」という事だけを考えて作った数字だろう。しかし、念が入っている。 

必要なのは名護市全体の経済の底上げであって、民間経済の活性化だ。 

革新首長になると何処でもそうだと思うが、また常にそうなのだが、市民が自助努力によって豊かになる機会を削ぐのだ。 

「資本主義を理解していない」という程度ではなく、本質的に資本主義を嫌悪しているからだろうと考えもする。 

だから焦点は「経済政策」で、そこが名護市長選の争点なのだ。 

もう「辺野古反対」云々を主張する時期は過ぎた。 

辺野古は経過的にも既に名護市がどうこう言うマターではないのだし、県がまた新たな訴訟を提議した。 

辺野古移設を反対する市民の気持ちもわかるが、県が訴訟による解決の道を選んだ以上、名護市にやれる事はもうない。 

そうであれば、「辺野古反対」は名護市長選の争点には成り得ないという事だ。 

Photo_4
Q:稲嶺氏は「パンダを誘致する」と言っている。
このような公約の根源は「まず中国側からの提案があったものだ」と言う人もいるが?
いうまでもなくパンダは中国の「生きる外交戦略物資」だ。
 
A:翁長知事=稲嶺市長のラインでは、外務省を通さずともパンダを誘致する手はずがつくのだろう。
 

中国側からの発案かどうかはわからないが、そんな事もないだろうと思う。 

けれど大事な事は、つがいで年6億円とも言われるレンタル料や維持費が採算に乗るのかどうかだろう。 

ペイしないからといって、一年や二年で中国に突っ返すというワケにはいかない。そうすれば国際問題になる。 

選挙目当てで計画も議論もなく決定されたパンダ誘致

渡具知氏は「パンダ誘致」を頭から否定しているものではないと承知しているが、稲嶺知事の提案の方法がすこぶる悪い。 現職の市長としての則を超えている。

>稲嶺氏は新人候補ではなく現職なのだから、まず採算面を含めた誘致計画をたてて、それを議会に図って政策を実現する道が取れるのだ。
 

にもかかわらず、わざわざ選挙戦に当てるような発案の仕方は市長の立場を有する者のする事とは思えず、人気取りの「付け焼刃的政策」としか受け取られない。

実際のところ、稲嶺市長の核心的支持者の間でもこの件は評判が悪い。
 

それでも黙っているのは、100%選挙用の宣伝だと理解しているからで、後から潰されるのは目に見えている。

Q:稲嶺市長は「鉄軌道導入」も公約としているが?

A:これこそお笑い草だ。鉄軌道の導入は我々自民党の悲願だ。 仲井眞前知事もそうだった。

しかし、初期投資が莫大的すぎて現状では50年かけても採算ラインに乗らないのだ。

実現のためには、この初期投資の大部分を国に頼るしかないが、対立関係の中で政府が話に乗るはずもない。

政府がこの話に乗る時というのは信頼関係以外にも、北部一体の開発計画とセットで示す事が必須で、そうでなければ説得力がまるでない。

革新である稲嶺市長にこれが出来ようはずもなく、最初の一歩も踏み出せないだろう。

                                                                                            (続く)

|

« 山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何かその1 | トップページ | 山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何か その3 »

沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

> A:これこそお笑い草だ。鉄軌道の導入は我々自民党の悲願だ。 仲井眞前知事もそうだった。

> しかし、初期投資が莫大的すぎて現状では50年かけても採算ラインに乗らないのだ。

> 実現のためには、この初期投資の大部分を国に頼るしかないが、対立関係の中で政府が話に乗るはずもない。

> 政府がこの話に乗る時というのは信頼関係以外にも、北部一体の開発計画とセットで示す事が必須で、そうでなければ説得力がまるでない。


 名護市長の問題点はここに尽きる。政府の国防政策に反対するようではなにも進まない。当たり前のことだ。

 政府は国家の安全を考えて辺野古移設を推進しているのだ。日本全体のことを考えている。地方の主張がすべて通るはずもない。日本国の沖縄県であることは忘れてはならないこと。

 頭の中にある理想(イデオロギ-)が名護市長の理性を混乱させている。左翼の過激派でさえ仲間内にいれてしまった。これでは世の中はますます混乱するばかりだ。

 名護市長は退陣してもらいたい。代わりに渡具知氏が市長になってもらいたい。これで名護市もすこしは良くなっていくだろう。

投稿: ueyonabaru | 2018年2月 1日 (木) 10時26分

日本でパンダと言えば有名なのは上野動物園の「シャンシャン」ですが、他にも和歌山のアドベンチャーワールドと、神戸の王子動物園にもいるんですね。
和歌山は知ってましたが、神戸にいるのは知りませんでした。上野のシャンシャン以外はあまり人気がないような気がします。
もし、名護にパンダがいるとしても、わざわざ暑い沖縄でパンダを見ようなんて観光客がいるんですかね?中国人なら本国で見られるでしょうし。
餌になる竹の確保とか、離島でパンダを買うのって大変な気がしますが。


観光策なら、辺野古にキャンプシュワブの滑走路を見渡せる道の駅でも作ったほうが客は増えると思います。
嘉手納の道の駅のように平和教育の修学旅行生と軍事ヲタクを呼び込めそうな。
って、こんなの公約に掲げたら、マスコミに叩かれて即落選ですね←w

投稿: ひこ~ | 2018年2月 1日 (木) 16時06分

辺野古反対!断固阻止!渡米!

米軍再編協力交付金ちょうだい!
鉄軌道造りたいから補助金ちょうだい!


どの口でいうか!!


歳入に市債を入れること自体は問題なく当然ですが、歳入が増加しました我が手腕でやんすとやるのは市民を欺く行為ですね。
市長としての資質が問われてしかるべきと思います。

投稿: 多摩っこ | 2018年2月 1日 (木) 16時33分

たとえ市の財政が多少良くても肝心の市内の景気が疲弊してしているのなら「使うべきところに金を使う判断のできない」ボンクラ市長だって事を自己紹介しているようなものだと思いますが…
揚げ句の果てにパンダ誘致って動物園の建設と維持費にどれだけかかるかとか、そもそも需要があるのかすら全くわかってないダメ押しぶりです。

鉄道ルート案に関しては普天間基地移設やMICEと全く連動していない時点でお話にならないレベルの計画だと思います。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年2月 1日 (木) 16時58分

ひこ~さん

>観光 策なら、辺野古にキャンプシュワブの滑走路を見渡せる道の駅でも作ったほうが客は増えると思います。
嘉手納の道の駅のように平和教育の修学旅行生と軍事ヲタクを呼び込めそうな。
って、こんなの公約に掲げたら、マスコミに叩かれて即落選ですね←w

 御意見に賛成です。
 
 それに、嘉手納飛行場への立ち入りツア-はどうでしょうか。米軍の運営上支障ない範囲で、限定数を基地に立ち入りさせカフェテリアで食事もできるツア-はどうでしょうか。アメリカ人が何を食べるかを経験するのもすばらしいものになりそうです。アメリカのデコレ-ションケ-キを食して日本人との味覚の違いを実体験するのも面白い。

 これはキャンプシュワッブでも可能ですね。沖縄県の観光資源ですよ。難しいことは言わず、国際親善のためでもあり是非実行したいものです。私は、真面目にそう思っております。

投稿: ueyonabaru | 2018年2月 1日 (木) 19時03分

我那覇真子さんは海兵隊の国外移転を求める渡久地氏のことを「第二革新勢力」と呼んで批判していましたよ
どっちが勝ってもレッドな左翼の思う壺だとか…

投稿: 名護マリン | 2018年2月 1日 (木) 22時42分

ueyonabaruさん。

道の駅はともかく、基地内ツアーは保安上有り得ないです。現状でもテレビ取材が入る時にはゲートでカメラ止められて米軍が用意した目張りされたバンで移動です。広報官付きで。

投稿: 山形 | 2018年2月 2日 (金) 06時08分

私が以前横田基地に仕事で行った時はゲートの検問所で免許証やパスポートを提示してそれぞれの顔の確認やどこかに連絡してました、トランク内や車両の下を鏡で点検され、検問所近くのパーキングに車を置き、訪問先部署の方がパーキングのところに車で迎えに来ました。
目の前で銃を構えているのでビビりましたし、一般人が中に入るのはとても厳重でした。
基地内ツアーの発想は面白いですがね。

投稿: 多摩っこ | 2018年2月 2日 (金) 15時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何かその1 | トップページ | 山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何か その3 »