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山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何か その3

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山路氏寄稿3回目となります。3回の予定でしたが、もう1回延長して次回が完結です。

タイトルと小見出しはブログ主のものです。 

                                         ~~~~~~ 

                            ■名護市長選の争点はなにか  その3
                                                                                  山路敬介 
 

承前  

■渡具知陣営の士気は上がっている

Q:高木さん(産経那覇支局長)の記事によれば、自民党の調査で稲嶺市長との支持率の差が6ポイントまで詰め寄っている、としている。
産経ではないが4ポイントというのもある。これは本当か?

A:確たる数字は承知していない。 
 

ただ、早くから10ポイントは切っていると報告を受けている。公示までに5ポイント差以内に追い詰められれば勝機は出て来る。  

間違いなく手応えは増していて、士気も上がっている。
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Q:渡具知候補の擁立までの過程だが、二紙を見ていると自民党の候補者選定作業は大分難航したような印象があった 

報道のように自民党本部が「勝てる候補を」と希求して、「当初は渡具知氏を嫌った」などとの軋轢が生じた場面があったのか?

A:その報道は私も見たが、事実と違っている。
 

渡具知候補を推すにあたり、自民党本部が難色を示した事はない。 

公明党と共同歩調を取れるような候補者が望ましいとの申し入れはあったと思うが、それは県連も前提としていた条件だ。 

自民党本部に「誰某はいいが、誰某は不可だ」というような介入の仕方はなく、終始、県連の意向が尊重されたかたちでの候補者決定経緯だった。 

自民党本部の圧力はなかった

Q:その関連で、これは二紙ではなく本土の報道なのだが、「二階幹事長が県連に圧力をかけ、渡具知氏の主張を曲げさせて公明との接着を図った」という記事が複数あった。
(二紙においても、二階幹事長という部分が自民党本部と変わっただけで、同様の論調も見たが)

A:さっきも言ったように、「自民党本部からの圧力」と言えるようなものは何もない。
 

二階氏が来県した時は、官房長官が来県した時と同じように士気を鼓舞するためのシャンシャン大会だった。

本部の県連への関与の仕方というのは経験上、時代状況によって違うし政権によっても違って来たが、安倍政権になってから非常に緩やかだ。
 

安倍政権だからどうのと言うわけじゃなく、そういうふうに自民党本部が変わって来たのだろう。 

公明党は温和で合理的な判断ができる党だ 

それと、公明党には公明党の事情がある。 

今年は名護市長選をはじめ県内では各市町村の選挙が目白押しで、公明党としても今後を見据えた場合、自民党と協力しなければ戦えないという判断もあった。 

公明党支持者というのは共産党や社民党支持者と違い円満だし、一種の落ち着きがある。一部でも反社会性に振れる事もない。 

「取り消し訴訟」における司法の判断を整理して合理的に受け入れ、その事で流れも変わったのだと思う。 

Q:渡具知氏はわりあいはっきりした辺野古移設容認論者だったとの印象があるが、二紙の報道を見るがぎり、選挙のためにこれを封印したかの如く印象づけられている
渡具知氏は変節したのか?
 

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もう移転容認論、反対論で括ると時計を逆まわししてしまう

A:すでに県による埋め立て許可は下ろされ、工事は着々と進んでいる。
 

だから、現時点において移設推進論者とか容認論者とか言う括り方をするのがそもそもおかしいのだし、そうする事で逆に相手の土俵に乗ってしまっている事も考えるべきだ。 

議論の逆回しだ。 

さっきも言ったが、辺野古移設を決める場合の決定権は既に名護市にはなく、意見を言う
機会はあったが、すでに同意されていて決着が着いている。
 

沖縄側の最後の判断が仲井眞知事がなした「埋め立て承認」であり、それに疑義を呈した翁長知事は「取り消し訴訟」で完敗した。 

それでもまた別の角度から裁判をやろうという中で、どう大目にみても「その結果次第」という事だろう。 

だから渡具知氏も「裁判の結果で」と言っている。 

                                                                                           (続く)

 

 

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沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

続く・・・。最終ではなかったのですね。
それにしても仰る通り稲嶺候補の言い分は時系列や力関係もチャンプルーにして、政府と米軍に屈することなくすべて翁長県政とタッグを組んでる俺様の手柄だぜ的なだから実現できる俺様に服従しろ感があり、沖縄二紙がそれをヒーローに仕立て上げており、有権者はおろかこちらまで考えることを放棄したくなるような効果がありまるで某国の手法のよう。

いやいや、いくら情報操作されようとも屈することなく良識ある若い世代が確実に育っていると信じてこれからの名護をはじめ選挙に期待したいと思います。

投稿: ナビー@沖縄市 | 2018年2月 2日 (金) 04時37分

 ナビー@沖縄市さん

すいませんね、長くなっちゃって。

ナビー@沖縄市さんのおっしゃる事は同感です。

ただ、稲嶺市長がチャンプルーにするのは「時系列や力関係」だけではなくて、その主張する公約や実績まで含めてなんですよね。

公示直前には渡具知候補の公約をパクって、給食費を無料にして教育費負担を無くすとか、球場を改修して日ハムをまた呼ぶのだと言い出しました。

他市の市長の事ながら、「おいおい、何言ってんの?」と心配になります。
その財源が無いからこれまでやらなかったのに、財源を示さずに選挙戦直前になって口だけで公約するイカサマさ。

「誠実」とか、「まっとうさ」とか、色々問い糾したいですが、このような現職の戦い方ってのは日本で唯一のもので、まぁ、相当の奇観ですね。

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2018年2月 2日 (金) 06時54分

以前、名護市長選挙のこれまでの開票数が新聞に掲載されていたのですが、賛成・反対派合わせ全体で約31000万票程。
年代で差はあるものの、だいたい選挙は拮抗し約1000票を取り合いのように見えたのですが、反対派が勝った選挙(2010年)では賛成派の票が前年度と変わらぬ投票数にも関わらず反対派が勝利。
約1500票程、反対派の票が増えおりました。
次の選挙(2014年)でも反対派が勝利。
賛成派が少し落としていたのですが、それを差し引いても約3400票程また増えおりました。

勿論、選挙に関心が増え投票者数が増えた可能性もありますが反対派だけが増えたようにも見え違和感を感じてしまいました。
邪推ではありますが反対派が勝利のために反対派の人間を名護市に送り込んでいるのでしょうか。

投稿: | 2018年2月 2日 (金) 08時15分

>以前、名護市長選挙のこれまでの〜

でHNを忘れてしまいました。
申し訳ありません。
-北の国から-と申します。
失礼いたしました。
m(__)m

投稿: 北の国から | 2018年2月 2日 (金) 08時22分

稲嶺候補支持者が小泉進次郎氏の応援演説の時に一方通行を逆走して妨害したことは、大手メディアでは全く報じられていませんね。

本人とは限らないので報道を自粛していいるようですが、小さな市での出来事なので、口コミで比呂が手行くんでしょうね。

投稿: ednakano | 2018年2月 2日 (金) 08時34分

ednakanoさん、それマジっすか?

普通に大スキャンダルになるレベルなんですけど、名護市は例外なのかと。
前の選挙での違反事案の個別訪問が堂々と流れながら「当たり前扱い」されるとかね。あれは逮捕されても文句言えないですよ。
動画探してみようか・・・。あーめんどくさいし、変に逆バイアスのも多いからなかなか真贋が分かりにくいですね。。

投稿: 山形 | 2018年2月 2日 (金) 09時04分

名護はもう大変なことになってますよ。
国政政治家も大量に名護入り、ポスターや横断幕やデマやネガキャンや、もう一地方の市長選とはとても思えません。
稲嶺候補の政策については両陣営から多いのですが、とぐち候補の具体的政策があまりでてこないのでその辺詳しく知りたかったですね。
公明党との絡みで辺野古推進しつつ海兵隊移転を政策にしたこともタブーなようです。
しかし公明党の推薦を取り付けたことは大きい。
公明党もかなり力を入れ、創価学会の幹部や芸能人を名護入りさせています。
もちろん自民党も早くから菅氏や二階氏が入り業者にテコ入れ、自民党議員もかなり来ていて家々を回っています。有名格闘家も一緒に来たところも。
自公が相当に力を入れたためかなり接戦のようで、これはどうなるかわかりません。
前回の衆院選に宮古島票で自民が勝ったような不規則な動きもあるかもしれません。
しかし選挙期間が今月中旬からの名護日ハム一軍キャンプと重ならなくて良かった、球場が改修中でもキャンプしに来てくれる日ハムはありがたいと友人が言っていました。
まあ地方の市長選がここまで加熱するのもすごい。辺野古って国にとっても相当な問題なのですね。

投稿: 改憲派 | 2018年2月 2日 (金) 09時35分

前回の選挙時(2014年度)のタマキデニーの違反や 稲嶺の標記なしの選挙カーの違反 等々、、、、どうなっんでしょうか? 名護市は無法地帯またならなればいいけど。

そうそう、宜野湾市長選のときの翁長の戸別訪問も、、
どうなったでしょうか?
選挙の度に嫌になります。


投稿: 義挙人 | 2018年2月 2日 (金) 09時41分

公職選挙法?なにそれ?おいしいの?
とばかりにいつもにも増して選挙戦がヒートアップしてますね。
どこぞの線香問題なんて屁でもないくらいの混乱ぶりです。
あれを追求するのであれば池上氏の選挙特番で公職選挙法に対する暴言を全国発信した赤嶺氏もまとめてやって欲しいですね。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年2月 2日 (金) 10時55分

ツイッターの#名護市長選2018が、両候補支持入り乱れて混沌としていますね。
そこにednakanoさんの書かれている選挙妨害の写真も上ってます。今回はいつにも増してノボリや戸別訪問が酷いとの書き込みも見られますが、池上彰氏に是非とも現地取材をしてもらいたいものです。

投稿: ふゆみ | 2018年2月 2日 (金) 11時07分

山路さん、誤解させてしまいすみません^^;
3回に分けてってはじめにありましたので今回の結論を楽しみにしていたまででした(大汗)。

ご説明いただきありがとうございます。
分かってますよ、私の表現が性格出てて大雑把なだけです(笑)
これからも寄稿やコメントも楽しみにしてます。

投稿: ナビー@沖縄市 | 2018年2月 2日 (金) 12時57分

テレビをつけると相撲協会の理事選挙の話題でうんざりです。名護市のニュースを見た記憶なし。

記事やコメントを読むに名護市の選挙は沖縄県でも更に特殊なイメージに(沖縄の人ごめんなさい)。
みふゆさんの池上彰の取材があったらその放送がどうなるか面白そうですが…。


相手候補の公約をも自分のものにしてしまう、辺野古阻止すらやるやる詐欺でしょうね。

経済政策や教育医療は住民にとって密接な事柄ですので、こちらに重点を置くのか辺野古に重点を置くのかで投票先が決まる。

投稿: 多摩っこ | 2018年2月 2日 (金) 16時28分

みふゆさん(誤)→ふゆみさん(正)

みふゆ殿は剣客商売でした、すみません。

投稿: 多摩っこ | 2018年2月 2日 (金) 16時31分

渡具知さん、20年も市議会議員されてたそうですけど活動実積が何もないそうですね。
下のホームページの「活動実積・報告」をクリックしても何も出てこないのです。
http://take-toyo.net/
かつて某団体に対して「あんなのはオ○ムみたいに公安の監視団体にするべきだ」なんてこと暴言を吐いたという噂も聞いたことがあります。
渡具知さんは海兵隊撤退論者ですし、我那覇真子さんが危惧されているようなことにならなければよいのですが…

投稿: ミャークヌフラー | 2018年2月 2日 (金) 23時12分

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