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AH-64Dが墜落しました

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陸自のAH-64Dが墜落しました。 

落ちたのは民家で、幸いにも女児が軽傷だったということで、もし家族が在宅していれば大惨事になるところでした。 

乗員2名は死亡されたようです。

原因の究明が待たれますが、現時点で分かる範囲の情報を整理します。 

陸自のプレスリリースです。

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操縦士は、第3対戦車ヘリ隊に所属する43歳の2等陸佐と26歳の1等陸曹でした。飛行時間は明らかになっていませんが、共にベテランであったと推測されます。 

断言は出来ませんが、操縦ミスの可能性は少ないと思われます。 

落ちた地点をみます。 

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墜落場所は、佐賀県吉野ヶ里町にある陸上自衛隊目達原駐屯地の滑走路から直線で、離陸から7分後の4㎞離れた場所でした。 

事故は自衛隊の飛行50時間ごとの定期点検後の試験飛行で起きていますので、重大な整備ミスがあったと思われます。 

墜落状況は、佐賀テレビのYouTubeで見ることができます。https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180206-00000083-fnn-soci
https://www.youtube.com/watch?v=U_gOOXJXqRA 

映像では平常に水平飛行していた機体が、いきなり深い角度で急降下を始めきりもみに入っています。 

管制塔などの目撃者によると、メーンローターが吹き飛んでいると報告されています。

これの映像を切り取ったものが下です。

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メーンロータを失い、機体がグラつきはじめ、急角度で機首から急降下を開始し、やがて、スピンしています。

こうなっては、いかにベテランのパイロットでもテールローターひとつで制御することは不可能だったと思われます。

ちなみに、AH-64系はいままでメーンロータ脱落事故を2回起こしています。

1件目は2015年2月2日に米国で、AH-64Eがメーンローターの脱落で墜落しています。
http://www.theleafchronicle.com/story/news/2017/09/21/fort-campbell-army-apache-guardian-helicopter-crash/637941001/

下の写真は、この事故で脱落したメーンローターです。

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2件目は、同じく米国で2016年12月28日に、テキサスにおいてメーンローターの脱落により墜落事故を起こし、機体は水没しています。

AH64系に共通する機体欠陥なのか、偶然がかさなったのかは分かりませんが、前者なら全世界の同系列の機体が飛行停止となります。

あるいは、この機種は自衛隊がわずか13機しか保有しない希少機体なために、予備パーツの不足によって過度の部品の消耗があったのかもしれませんが、現時点ではなんともいえません。

なお、安倍晋三首相は5日、陸上自衛隊ヘリが佐賀県で墜落した事故を受け、小野寺五典防衛相に対し、同型機の当面の飛行停止と自衛隊ヘリ全機の徹底的な整備点検を指示したそうです。

佐賀への自衛隊オスプレイ配備について影響が出るとメディアは報じていますが、ヘリとオスプレイは別次元の機体ですので無用な煽りは止めてほしいものです。

また、沖縄でよく海兵隊ヘリが予防着陸をすることを批判しますが、パイロットは警報ひとつ点いただけで、飛行場に引き返すか、ヘリの場合安全な場所に降ろすことの判断を求められます。

それはマニュアルに定められた正しい処置なのです。

ヘリの場合、どこにでも降りられるわけですから、安全な空き地に降りることもできます。

しかし沖縄メディアのように、その都度これを「墜落」と誇張し、「ほら見たことか、こんなに危険だ」というような叩きかたをすれば、無理にでも飛行場に引き返そうとして墜落する可能性をかえって高めてしまいます。

軍用機のみならず航空機全般に安全を求めるのは当然のことですが、その状況をよく分析してから批判するべきです。

今回の事故の場合、エンジントラブルていどならば、機長は安全な水田に降ろすことを選んだはずです。

しかし、それもかなわなかったことが残念です。亡くなられた2名の乗員のご冥福をお祈りします。

 

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コメント

民間人に死者が出なかったことは不幸中の幸いですけど民家に墜落したとなるとどうしても印象は悪くなってしまいます。
メインローターが破損したとなると大事故なので何としても再発の防止に努めてほしいものです

投稿: 中華三振 | 2018年2月 6日 (火) 07時53分

亡くなられた自衛官のご冥福を祈ると共に、消息不明の自衛官の方が見つかる事を願うばかりです。

原因の究明、再発防止、整備の再徹底、綱紀粛正。
大変とは思いますが頑張ってほしいです。
この手の事故は即人命に関わりますから。
機体や装備は壊れても何とかなりますが、人命だけ何とか出来ませんからね。

部下を庇い亡くなられた自衛官の報道は消極的なのに対し、今回の事故に関して嬉々としと報道している報道放送機関には腹が立ってします。
(#-"-) グヌヌ…

投稿: 北の国から | 2018年2月 6日 (火) 08時13分

今回の事故は非常に残念です。
助かった女児が、元気になられることを心から願っています。

知り合いが、今回亡くなったパイロットと関りがあると聞き、
我が家では更に身近に感じられた事故でした。

1曹の方は、他の機種の整備から職転でパイロットになったようです。

これがパイロットのミスなら、残念ではありますが、そこで終わるのが、もし整備ミスとなると、この部分を整備していた隊員が今どのような気持ちでいるのかが心配です。

もちろん整備ミスは許されることではありませんし、原因究明、再発防止を徹底しなければなりませんが、特に整備の方というのは、寒い中、暑い中、日々頑張ってくれているということを知って頂きたいと思います。

投稿: いなばの白うさぎ | 2018年2月 6日 (火) 08時57分

 ニュースステーションで後藤謙次氏が、「対戦車用の攻撃型ヘリなど時代遅れの産物で、そもそも我が国には必要なかったけれど、米国に押し付けられたもの」などと申しておりましたが、全然違うのではないでしょうか。

既にアパッチの役割はとっくに第二世代になり、その役割はGPSやレーダー任務が主で、日本国内においても自衛の為の戦力の統合運用に欠かすことの出来ない存在だったのだと思うのですが。

整備不良が原因だとすると、私の拙い知識からの推測ですが、整備の為のローテーション用の機体数が足りなかった事が一因しているのではないか、と考えます。

と言いますのは、当初の防衛省の要求は60機だったハズで、それを予算の都合で18機に限定したんだと記憶してます。
だとすれば、必要な訓練や作戦の需要を満たすために18機はフル稼働せねばならず、このような事態が生じてしまったのではないか? と思うのですが。

投稿: 山路 敬介(宮古) | 2018年2月 6日 (火) 10時26分

>必要な訓練や作戦の需要を満たすために18機はフル稼働せねばならず

私もさほど知識無いので山路様同様憶測ですが。

目田原ー大分の日出生台演習場間を飛ぶ陸自ヘリは実家(福岡県)上空をほぼ毎日飛んでます。
たまの帰省で見る私だけでなく今も地元在住の知人も攻撃ヘリはAH-1Sばかりでアパッチは見たことありません。
今回の事故も基地の近くの佐賀県、絶対数が少なく逆に広く運用できてないのか?とか考えてしまいます。

死亡された隊員氏が乗ったヘリも実家近くで見たこと有ったかも、ご冥福をお祈りします。

投稿: Si | 2018年2月 6日 (火) 10時44分

まずは亡くなられた自衛隊員の方のご冥福と、被災された民家の住人、地域の方々へお見舞い申し上げます。
私が住んでいる佐賀県での事故ということなので少しだけ反応を。

> 佐賀への自衛隊オスプレイ配備について影響が出るとメディアは報じていますが、ヘリとオスプレイは別次元の機体ですので無用な煽りは止めてほしいものです。

実は、佐賀空港へのオスプレイ配備は、事故を起こした目達原駐屯地のヘリ部隊の移転とセットになっています。
https://flyteam.jp/news/article/64504

Googleマップで見ていただければわかるのですが、目達原駐屯地の周辺も開発が進み、滑走路のすぐそばにまで民家が迫っています。距離を測ってみると、滑走路から一番近い民家まで80m。
ヘリ専用滑走路とはいえ、普天間基地よりも危ないといえるかもしれません。

幸い、移転候補地の佐賀空港は海沿いであり、更に周囲は住民がいない田畑ですから危険性や騒音問題も解決されるのですが、漁協の反対にあっています。
元々、開港前に「自衛隊の利用はない」という約束があったことに加え、漁業、特に墜落した場合のノリ養殖への影響(風評被害を含む)が反対の理由なのです。今回のヘリにも放射性物質が使われてたという報道もありますし。

本来、住宅地にある目達原駐屯地からヘリ部隊を佐賀空港に移したほうが安全面は高まるのですが、必然的にオスプレイまでセットで付いてくるとなると、これまで以上に反対運動が盛り上がるのではないかと心配しています。
平和団体は「オスプレイだけではなく他のヘリも落ちるぞ」って喧伝するでしょう。

なので、佐賀県民にとっては「無用な煽り」ではないということはご承知おきいただければと思います。
※参考 自衛隊の佐賀空港利用について(防衛省)
http://www.town.kamimine.lg.jp/var/rev0/0002/1438/20169911470.pdf

投稿: ひこ~ | 2018年2月 6日 (火) 12時00分

>平和団体は「オスプレイだけではなく他のヘリも落ちるぞ」って喧伝するでしょう。

私もこれ↑を懸念。ちなみに反対運動家の石丸初美氏(ググると色々出る)は玄海原発の訴等もやってます。
尚、石丸等の〇〇丸(例、ラグビー五郎丸氏)は佐賀や福岡南部の苗字なので一応地元民?

ヘリ部隊(オスプレイ含む)が佐賀空港に移っても実家上空飛ぶ模様、逆に南が海で北が田んぼの佐賀空港では海苔養殖業者以外積極的に反対する住民がいませんし大分での飛行ルートは山間部ばかり。
比較的人口の多い福岡県内の飛行ルートで反対運動が起こり、地元民の運動なら原則問題ないですが、外来種の怪しげな活動家に実家近くで辺野古みたいな騒ぎを起こされてはたまりません。
一方、名護の選挙結果で見切り付けた活動家が玄海原発反対と兼業?出来るので「転勤」し沖縄の負担軽減?

怪しい活動家の方がヘリより迷惑なので、早期に原因解明等済ませ沈静化してほしいと願うばかりです。

投稿: Si | 2018年2月 6日 (火) 12時35分

身元確認はまだですが不明者が発見されたようです、合掌。

昨夜のニュースでこのドライブレコーダーに映っていた墜落の様子を見ました。
一瞬の出来事、住宅を避けるなど不可能ですね。

航空機は違いますが調布の住宅への墜落事故を思い出しました。


相次ぐ米軍機のトラブルで米軍の整備に問題ありと申しましたが、自衛隊も何やってんだ!となりました。
メインローターの接続部品の交換直後の事故、嫌がおうでも整備を疑います。
原因究明、再発防止を切に願います。


この機種は18機ではなく13機、そのうちの1機が今回の事故です。
我が街には毎年の航空祭の時に飛来して展示、私も間近で見たことがあります。
隊員の方から機数が少ないので貴重なんですと説明を受けたと記憶してます。

投稿: 多摩っこ | 2018年2月 6日 (火) 12時49分

整備よりテロを疑います。何か仕込まれたんではないでしょうか?

オスプレイならローターが二つあるし、翼もあるので、なんとかなった事案かもしれません。

軍用ヘリコの事故が続いているように見えますが、統計的にどうなのか客観的なデータも必要かと。不自然な事故が多いなら、工作活動を疑っても良いと思います。

投稿: かつて… | 2018年2月 6日 (火) 14時39分

私の上記コメント中の「嫌がおう」は漢字が分からず平仮名で入れたはずなのですが、誤変換の間違いです。
ちなみに調べましたら漢字は「否が応」でした、訂正致します。

投稿: 多摩っこ | 2018年2月 6日 (火) 17時37分

>>かつて…さん

自衛隊が事故を起こしたという現実を認めたくないのは私としてもよーくわかりますが陰謀論に嵌り事故を起こした責任を転嫁するのはよくないです。そもそも、スパイやテロが墜落の原因だったとしたらそれを防げなかった自衛隊の警備体制に問題が生じます。そもそもヘリは事故が多いものなのです。

投稿: 中華三振 | 2018年2月 6日 (火) 18時57分

2名の殉職にご冥福をお祈りします

昨日も今日もテレ朝をウォッチしてますが、後藤氏には退場願いたいですね。
今日も結局オスプレイに繋げてますし、何より亡くなった機長2人と被害に遭われた方々へお悔やみの言葉もなく、自分の意見しか言わない態度

私なんかより遥かに人生経験豊富なはずですが、世論を何に誘導したいのか見え見えで吐き気がします

投稿: スナフキン | 2018年2月 6日 (火) 22時41分

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