« 速報 石垣市長選現職中山氏再選! | トップページ | 財務省「書き換え」事件はなぜ起きたのだろうか »

山路敬介氏寄稿 石垣市長選・中山市長の当選は本当に良かった!

039
山路敬介氏からの投稿を頂戴しましたので、掲載いたします。ありがとうございました。 

私の更新は明日からです。 

                                       ~~~~~~~~

 

S1330933209282 ニヒトデ駆除ボランティアに参加している中山市長

               ■石垣市長選・中山市長の当選は本当に良かった!
                                                                                山路敬介

石垣市長選は保守分裂のうえ三つ巴の戦いになりましたが、予想どおり中山現市長が三選を果たしました。
 

これで平得大俣地区への自衛隊配備について市民の「一定の理解」は得られたものと見ていいでしょう。

尖閣諸島を擁する石垣市の政治状況の変化は、そのまま中共政府に誤ったメッセージとなりかねず、結果によっては無用な混乱を引き起こす要因としても懸念されていました。
 

尖閣問題があっても中国と本格的な戦争になるような事はおよそ考えられませんが、平時から戦端に通じる局所的な衝突の機会を常に伺っているのが人民解放軍のやり方です。 

中国側の動きを完全に補足し、かつ全てが有効に記録もされているいるのだという事を理解させる事、十分な即応体制の構築を通して「意思」を示す事が戦闘を防ぐための最大の抑止力です。

話は代わりますが、私は中山市長がまだ市長になられる前に一度だけ会った事があります。
 

JCのメンバーを介してと記憶していますが、この時はあまり中山氏の考えを聞く事が出来ませんでした。 

と言うのも、(普段から私は多弁ではないにもかかわらず)中山氏はもっぱら聞き役でしたし、したがってこの時には、今の会見などで見られる翁長知事の尖閣諸島への姿勢を糺すような強い印象は全然受けませんでした。 

着ている背広や靴なんかも決して上等なものとは見えず、(この時だけかも知れませんが)カバンなんかも持たずに、体裁の良い紙の手提げ袋に書類を入れて持っていたと思います。

けれど全体としてシンプルに整った都会的カッコ良さや清潔感が漂っていて、非常に好感が持てる人物に映りました。
 

つまり、若い時の國場幸之助氏に最初に会った時のイヤミな感じとは真逆の印象です。
(國場支持者の方、スイマセン)
 

ガキの頃から特権意識を振りまいていた下地幹郎氏とも、「天と地」の差があります。 

また、安里繁信氏のような天真爛漫さに支配されるイメージもなく、かと言って「閉じている感じ」は全くしない人物として記憶に残っています。

ですが、市長になってからの中山氏を外からだけ見ていて自衛隊配備問題に関してだけ言えば、「なぜそんなに遅いのだろう」という感じが拭えず、最初の印象から中山氏は「調和偏重のリーダーシップ欠如型の政治家」なのだろう、と考えていました。
 

宮古島市の場合は石垣市よりも後から提議され、それでも行政のツボを心得た下地市長の手腕とリーダーシップゆえ、わずかな機会を逃す事なく自衛隊配備を実現させました。 

しかし、そういう私の中山氏に対する単純な見立ては誤っていたようです。

信頼できる関係各方面からの話を総合すると、常に中山氏に手枷せ足かせをはめる強い勢力があり、それは中山支持の市議団の一部、あるいは外部の有力支持者であったもののようです。要するに「獅子身中の虫」です。
 

はっきり具体的に言えば、中山市長がゴルフ場の建設を容認し市の所有地を早期に業者対して賃貸契約しておれば、砂川利勝氏の出馬はなかったのです。 

仮に革新の宮良氏が当選したとしても、頑くなな中山氏に対するよりも遥かに御しやすいと考えたグループがあった。  

「宮良氏と砂川氏の間で、自衛隊配備を潰す事とゴルフ場許可をバーターして握った結果の「砂川氏の出馬」だ」とまで見る向きも非常に多かった。

進まない自衛隊配備と市政全般に方針を十分に反映させるために、県議選のさい砂川氏の推薦をとりやめた中山氏の決断は正しかったし、先を見れば非常に大きな勇気も必要だったでしょう。
 

しかし、安倍首相を見ても分かるように、国防を真摯に捉える政治家こそ実は「本当のリベラル」な真性を強く内包しています。 

この8年間に行った中山市長の市民生活に直接関連する行政サービス面での実現手腕は、無党派層にも十分に評価された結果と言って良いでしょう。

宮良操氏の大差での敗因ですが、この方は農業者でもあり地元を中心に人間的にも大きな信頼を得てい、そのイメージは外見同様柔和で温和なものでした。
 

ただ、大浜元市長のようなカリスマ性がなく、その強力な原像から脱し切れていないゆえに革新支持者層の運動は盛り上がりに欠けるものになったと思います。

どういうものか、沖縄の革新支持者の特徴として「担ぐ神輿」には強いカリスマ性を求める傾向があり、対象の権威主義的なパーソナリティを全然忌避しません。
 

その点、山城博治のような薄汚い犯罪者であっても「全然、おかまいなし!」なので、山城も今後再び参院選くらいには担ぎ出される事でしょう。 

つまり、それがなかったのが宮良操氏だった、と考察するわけです。

蛇足ですが、早くからYouTubeにシバキ隊の某のものと思われる関連動画がアップされていました。
 

それによると、「自民党の事前調査でも宮良氏の優位が認められた」というものでしたが、
当初から数度の自民党の調査で宮良氏が前に出た結果は一度もなく、二階氏の分裂回避への狙いも石垣市長選だけの一元的な理由ではなかったと思います。

 

                                                                               文責 山路敬介 

 

|

« 速報 石垣市長選現職中山氏再選! | トップページ | 財務省「書き換え」事件はなぜ起きたのだろうか »

沖縄問題」カテゴリの記事

コメント

琉球新報が予想どおりの社説を書いてくれました。名護市長選挙後の社説も同じですが「選挙で勝ったからといって••••」
すでにパターン化されているようですが、逆の結果の時には絶対そうは書きませんので、新聞社の意に沿わない結果でも、たまには「民意が示された」「民意は配備反対ではなかった」というのを読んでみたいものです。

投稿: 文若 | 2018年3月13日 (火) 05時48分

まるで有権者が悪いかのような報道をしている限り、沖縄2紙陣営候補の勝利は難しいでしょう。
敗北を現実として認め、なぜ、沖縄2紙陣営が民意だという数字と選挙結果に差が出たのかを分析

投稿: こうけん | 2018年3月13日 (火) 06時26分

管理人様。
途中で投稿してしまいました。
この投稿も含め、削除をお願いします。
お手数をおかけして申し訳ありません。

投稿: こうけん | 2018年3月13日 (火) 06時29分

わかりやすいエントリーありがとうございます。

中山票が13822票
宮良票が9526票
砂川票が4872票

正直そのまま自衛隊基地の容認どうこうを指しているんじゃないと思うのです。

砂川さんに票を入れた人は、自衛隊に反対しているわけでも、平得大俣の白紙に反対しているわけでもないと思うのです。

おそらく分裂しなければ、砂川票はそのまま素直に中山票になったと思うのです。

その意味では実は革新側の分裂だったのではないか?という八重山日報の見立ては違うと思うのですよね。

私が危惧するのは、9526票も自衛隊の配備に反対する人たちがいるって事ですね。

実際に自衛隊が配備されれば、この表も霧散するとは思うのですが。

まだまだ先は長いな。

投稿: かつて(以下略)… | 2018年3月13日 (火) 07時13分

憲法改正や自衛隊配備計画と聞くと脊髄反射的に「戦争に巻き込まれる」「軍靴の音ガー」と騒ぎ出す方々がいますが、お隣の国で17兆もかけて軍事力を増強してる国がいる以上やらざろうえない必要経費みたいなものなんですけどね。
この軍靴が中国製だと言うのでしたら私も納得するのですが。

本日虎八での八重山日報の仲新城氏の「山城氏にどんな存在感があるのかよくわからない」という発言が冷静な視点で見た山城氏に対する人物評価だと思わずにはいられません。


かつてさんへ
純粋な自衛隊反対票に加えて本質的にはあまり関係がない話ですが、例の財務省絡みで衝動的な現政権への不信が宮良票にいくらか入ったのではないかと個人的には感じています。

投稿: しゅりんちゅ | 2018年3月13日 (火) 16時04分

沖縄、特に米軍基地がない離島の一般の方々の自衛隊に関する意識ってどんな感じなのでしょうね?

夜間の急患搬送や不発弾処理などは自衛隊に頼っているわけですが、やっぱり軍隊は嫌だって思いが強いのでしょうか。
選挙前に石垣付近で強い地震があったようですが、災害時の自衛隊派遣の重要性とか、少しは追い風になったのでしょうか。

沖縄は左翼系新聞からの情報しか入ってこないので、一般人の考えがわかりにくいんですよね(^^;;

何にしろ、国防に理解のある市長が当選されたことはうれしく思います。

投稿: ひこ~ | 2018年3月13日 (火) 16時11分

山路さんの記事から中山氏の人となりが窺えますね。中山氏はあの米軍普天間飛行場の県内移設断念などを求めて署名した「建白書」への署名に最も抵抗しました。あげく、「県内移設の選択肢を否定しない」とする確認書を作成させ、知事となる翁長氏の言質をとった気骨の人です。本当に石垣市民の行く末を案じているから、安易に妥協したり行政・マスコミ一体となった同調圧力にも屈しないのでしょう。

中山石垣市長、建白書「オール沖縄でない」
https://ryukyushimpo.jp/news/prentry-235568.html

投稿: クラッシャー | 2018年3月13日 (火) 18時46分

中山氏の再選ホッとしました。皆さんお書きのようにまだまだ道半ばでしょうが一歩また前進ですね。
中山氏の印象は想像の範囲内でふんふんと拝読しましたが、宮良氏のくだりはツイッターなんかで面白画像ばかり上がってくるのとは違う実像を書かれていて、落選とはいえ票が集まった理由があるのだなと感じました。

投稿: ふゆみ | 2018年3月13日 (火) 20時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 速報 石垣市長選現職中山氏再選! | トップページ | 財務省「書き換え」事件はなぜ起きたのだろうか »