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2018年3月 6日 (火)

韓国政府のプレスリリースにはご注意を

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読売が正恩が韓国使節団と面談したという情報も出していますが、どうやらムンの親書を正恩が直接受け取ったようです。

ほんとうなら私がハズしたことになりますが、詳細が分かってからまたお伝えします。
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12213-20180305-50099/
 

まぁ、会ったなら時間稼ぎのためのさらなる攪乱と分断狙い。会わなければ平常飛行というところで、いずれにせよ、本質に変化はありません。 

Photo_3韓国特使団http://www.yomiuri.co.jp/world/20180305-OYT1T50099.html 

というのは、訪北する前から、北はあらかじめ回答を出しているからです。 

民主党政権時の読売・産経の立場に似てきた、朝鮮日報のスクープです。

「韓国政府はこれまで「北朝鮮と非核化関連の対話を行った」「北朝鮮が米朝対話の意思を表明した」といった形で、前後の脈絡を省いて断片的内容だけを流していた。
しかし、韓国政府が与党議員にのみ伝えた一部の発言だけを見ても、これまで事実上韓国国民の目から隠されてきたものと分かる。「非核化対話があった」というのと、「非核化の話はしたが、北朝鮮は核保有国の地位を認めなければ米国と対話しないと言った」というのでは完全に正反対で、天と地ほどの差がある。
現政権は、後半の部分を省いて伝えた。国民を欺く行為ではないか。
あたかも、北朝鮮が非核化対話の意思を持っているかのごとく、対話が進展しているかのごとく見えるように、偽りのショーをやったのではないか」
(朝鮮日報3月2日)

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/03/02/2018030201060.html

これが事実なら、朝鮮日報が怒るようにムン政権は韓国国内のみならず、世界に歪曲情報を流布したことになります。 

「非核化対話」は韓国政府が言うように、確かにあったのは事実でしょうが、それは日本のメディアも伝えるような「対話の意志がある」とイコールではありません。 

北はあくまでも、「北の核保有国としての地位を認める」というのが大前提だったわけです。 

つまりなんのことはない、オレの核保有を認めるのが対話の条件だといっているにすぎないわけです。 

実はいまさら朝鮮日報が怒ることでもなく、さる1月9日の南北会談でも、北は同様のことを言っています。 

Photo9日、板門店韓国側「平和の家」で開かれた高官級南北当局会談。統一部の趙明均長官(左)と祖国平和統一委員会の李善権委員長 中央日報http://japanese.joins.com/photo/103/1/184103.html

「韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は10日、年頭記者会見で、北朝鮮が平昌五輪参加に合意した9日の南北閣僚級会談を自賛し、対話による核問題解決に意欲を示した。(略)
終始、落ち着いた雰囲気で続いたという会談だが、「非核化」をめぐって最終盤に一悶着があった。友好的だった北朝鮮側首席代表の李善権(リソングォン)祖国平和統一委員長が突然、報道陣を前に「南側メディアで非核化問題を協議しているというとんでもない世論が広がっている」と怒りをぶちまけ、こう声を荒らげた。
 「われわれが保有する水爆や大陸間弾道ミサイル(ICBM)は徹頭徹尾、米国を狙ったもので、同族(韓国)や中露に向けたものではない」(産経1月10日)

http://www.sankei.com/world/news/180110/wor1801100031-n1.html

なるほど、北が怒ったのは、「南側メディアで非核化問題を協議しているというとんでもない世論が広がっている」ことですか、なるほど。 

北は戦略的嘘つきですが、一面でガチガチの原則主義者の部分があって、それが場当たり的な嘘つきである右往左翼のムンとは大きな違いです。 

ところで、この「南北対話」による解決願望は、もっと突っ込んだ別の形でも現れています。 

Photo_2文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官 

文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官(延世大名誉教)の、トランプ訪韓を受けての発言です。

「個人的な見解を前提に「南北関係がうまく解決すれば、韓米同盟にこだわる理由がない。韓米同盟にこだわる理由がなければ、韓中関係がギクシャクすることもなく、それでは中朝関係も改善するだろうし、そのような状況で米朝関係も良くなり、米朝、韓米、韓中、中朝、南北、このように好循環をもたらすだろう」とし、南北関係回復の重要性を強調した」(中央日報2017年11月10日)
http://japanese.joins.com/article/291/235291.html

またムン補佐官は、それ以前にもこうも述べています。

「文特別補佐官は27日、ある討論会で、「韓米同盟が壊れることがあっても戦争はいけないと多くの人が話す」と述べた。
中道系野党「国民の党」の孫鶴圭(ソン・ハクキュ)常任顧問が、「北朝鮮を事実上、核保有国と認める必要がある」と発言したことに対しても文特別補佐官は「同意する」とし、「北朝鮮が非核化しなければ対話しないと言うことは現実的でない」との考えを示した」
(中央日報2017年9月29日)

http://japanese.joins.com/article/291/235291.html?servcode=200&sectcode=200

実はこのもうひとりのムンこそ、大統領のほうのムンの外交方針を決定する軍師です。

「文正仁(ムン・ジョンイン)氏という。文大統領とは、韓国語の発音をカタカナ表記すれば「ジェ」と「ジョン」の違いだけ。紛らわしいが、外交・安保に関する限り、2人の考え方、発想の仕方は双生児のようだ。韓国人記者の間では「大統領が公式には言えない本音を代弁する人物」と見なされている」(産経2017年11月30日)
http://www.sankei.com/column/news/171130/clm1711300006-n1.html

例の中国とのTHAADでの「三不の誓い」は、このムン補佐官が下敷きを書いたと言われているそうで、韓国政府の外交頭脳だと考えておいたほうがいいでしょう。 

大統領のほうのムンの役割はムン軍師の言うがままに離米・親北・親中路線を走ることで、大統領はそれを米国に取り繕うことだけがお仕事という役割分担のようです。 

ああ、アホくさ。 

韓国の訪北団が帰ってきて、なんらかの大統領府のプレスリリースがあるでしょうが、皆さま、眉に唾をつけて聞くことにいたしましょう。 

 

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コメント

 一行が訪朝する前日に北朝鮮は世界に対して既に結論を出していて、その内容は米国との「対等な話し合いが可能」という事です。
(これは北からすれば、あらかじめ韓国側の「半島からの核の除去を含めた話し合い」とのプロパガンダを警戒したものであるでしょうし、毫も変わらぬ決意表明でもあるわけです。)

ミソは当然にこの「対等」という文言にあって、北の既存核保有国としての立場を前提としたうえでの「核保有大国同士の対等の立場」を指します。
その意味は「米朝和平の為の、一部(米に向けた核)の縮小の話合いには応じる用意がある」というサインです。

正恩自身が一行に面会したかしないか? それ自体は大した問題ではありませんが、「面会した」という事実があれば、それは「北は相当に追い込まれている」という事実の証左に他なりません。(正恩は曖昧にしておくと思いますが)
そしてそれは北朝鮮国内的には「歴史的大事件」に相当します。

以前、北朝鮮寄りの主張を展開する辺真一氏は「韓国の五輪に北朝鮮が参加することは有り得ない」と言っていましたが、これまでの歴史と北の国民感情に習えばそういう判断になるのですね。
つまり、南の五輪に参加した事自体が既にして、北にとって「生き死に」に直面したほどの譲歩の状態を顕しているのですね。

もはや、北のエリート層が正恩を崇め奉る基になっている「精神的矜持」の殆どが崩壊しつつあるのです。
このような状況のなか、米国が譲歩にカジを切る事は有り得ず、むしろ嵩にかかってハードルを高めるのが常道です。

かように経済制裁や国連決議の成果が上がっていると捉えるべきで、我々は安倍の業績を見せようとしないマスコミに踊らされる事なく、海上封鎖やさらなる経済制裁の徹底を政府に望むべきです。

韓国に関しては基本的にプレーヤーではなく、記事中にある3/2の朝鮮日報の記事のとおりで、今のところ韓国民を欺くためだけの中身のないスッカラカンの状態ですよね。
しかし、桜井よし子氏がプライムニュースで言ったように「文政権は北朝鮮の子飼い」なので、これからさらに北核を除きたい自由主義陣営への妨害を顕著に仕掛けて来るのでしょう。


朝のワイドショーの情報をみるかぎり、北は金一家をあげての破格の厚遇ぶりだったそうです。山路さまがおっしゃる通り、相当に追い込まれて、なりふり構わず韓国の取り込みに走っているのでしょう。もう腹を見せて抵抗しているだけの状態と思います。
あとは、「同盟国」韓国の取り扱いを…、どうしたら良いのでしょうか(泣)

5月にエルサレムに米国大使館を移転するのでしたっけ。
そっちメインになって行くのだとすれば
口の上手い文大統領に「統一できるのも全てトランプ大統領のおかげです」とか持ち上げられたら
気を良くしてトランプ大統領自身が北に妥協する可能性も・・・ないですよね?(笑)
心配性なんでしょうが、そうならないことを願います。

記事を興味深く読まさせて頂きました。

個人的な意見としては、北朝鮮への軍事制裁はすでに時期を逸してしまったのではないかと思います。
小野寺氏も北が核保有済みであると認めているし、原潜を保有している可能性も非常に高い。
最初の攻撃で北にある全ての基地を破壊し尚且つ原潜まで叩くのは不可能に近いし、一つでも残せばそれは即ち核による報復として作動するでしょう。
また、イラクやシリアの現状を見るにつけ、軍事的圧力や武力行使はより大きな混乱を生むだけではないかと思いました。

Y新聞夕刊の見出しによると、
正恩氏・特使 北「満足な合意」だそうです。
韓国大統領府関係者は会談内容について「結果があり、失望するものではなかった」との事。
しかし、非核化については具体的には明らかにはなっていないが、前向きな姿勢を示した可能性があると載っておりました。

…これは北朝鮮の十八番、再びの(非核化)やるやる詐欺。
韓国は保証の無い合意で物を送る(贈る)つもりなのではと邪推してしまいます。


既にサイは投げられた訳ですが、韓国は本当に米国に報告して大丈夫なのでしょうか?!
いい加減、米国に匙を投げ付けられるのではと思ってしまいます…

数年後の姿を想像すると南北融和が進み、互いの体制を認め、不可侵を確認し、米韓同盟は廃止され、両国は中国の庇護を受け、3カ国は自衛隊を憲法に明記した日本を仮想敵国として国内活動の制限、交流・渡航の制限をかけ日本に経済的ダメージを与える事に成功する。というようなことが頭に浮かびます。

>>自衛隊を憲法に明記した日本を仮想敵国として

きっと時代遅れの敵国条項を使ってくるんですかね

ほんと国連よりもIOCに世界政治を任せたほうが良いみたい(笑)

文若さん

 私はそのような見方は取りません。南北の融和は一筋縄ではいかないでしょうし、相当に揉めるだろうと考えております。韓国国民は自由を味わった経験のある人々です。そんな国民が北朝鮮の体制を容認するとは思えないのですよ。自由よりも民族の統一および大朝鮮の実現を望むのでしょうか? 確かに金キムジェインは民族の統一を目指しているように見えますね。しかし、彼の夢は実現できないのではないでしょうか。断定はできませんが、多分南北融和は不可能の方に私は賭けますね。

 中国の経済的躍進もいつまでも続くわけでもありません。もう陰りが見えているのではないでしょうか。この国を当てにするのもどうかと思うのですよ。中国は世界覇権を目指しておりますが、日米同盟と世界の多くの国々との連携で中国の覇権主義を頓挫させるべく有効策を政府は打ち出していただきたいと思いますね。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180306/k10011353841000.html
時間稼ぎの猿芝居がどんどん大掛かりになってきました。
しかもパラリンピック中なのにプルトニウム生産再開疑惑も浮上、、、眉以外にも色々つけて見ないとですね。
これ、あくまで日本は線をきっちり引くとこは引いていられるでしょうか。
台湾と違って自分で立つ気がない(国力を合法的に豊かにする気概も含めて)南北の指導者達。
会談しても力を合わせるのは無理ですが、内ゲバで出鱈目な様相を呈しながらもきっと日本から奪えるだけ奪いにきますよ。

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