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2018年3月20日 (火)

「書き換え事件」のなんだか感

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山路氏の論考のリードが長すぎたので、こちらに移しました。

さて山路さんも書いておられますが、この森友問題にはなんとも言えぬバカバカしさがつきまといます。

元来が、たかだかといってはナンですが、小学校用地の取得というローカルなお話。

さらには値引きがあったのなかったのといっても、それと隣の野田公園と比べてみれば、よく分かることです。

下の航空写真を見れば、森友用地の真横にあるのが野田中央公園です。

同じように伊丹空港の進入路の直線にあり、同じ大阪航空局の国有地であり、同じように震災ゴミの埋却地でした。条件はまったく同じと言っていい土地です。

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ところが、この両方の土地はまったく桁違いの価格で払い下げられました。

森友はゴミ撤去費用として8億を差し引かれたといって大騒ぎになっていますが、この野田中央公園では逆に撤去費用9億に5億が上乗せされ14億に増えています。

結局、野田中央公園のほうは撤去費用と相殺ということでタダになり、その上に2千万の補助金のおまけまでついてきました。

両者とも方や市営公園、方や学校法人で、共に公共性があると認められるケースにもかかわらず、どうしてこんな巨額の差が出るのか、財務局と当時これに関わった政治家は説明せねばなりません。

昨日の集中審議では案の定、昭恵さんの名があったのなかったのと追及していましたが、そんなものは籠池容疑者が「言っていた」だけのこと。

それも籠池本人が国会証言で「田んぼにいい土地がでましたね」という内容だったと、既に言っているようなことです。

安倍氏に至っては、日本会議をあまり籠池容疑者が何かにつけ「オレはグレートだぜ」と口にするので、その団体の説明を財務局がしている部分に「安倍氏も会員」とあっただけのことです。

これが朝日やNHKが言うように「書き換え」前文書に名前が出たから「関与の証拠」となるなら、なんでもこじつけられます。

詐欺師の発言で名前出された人に責任があり、名を出されたら最後、潔白は嫌疑をかけた人ではなく被疑者がせねばならない、あるいは「忖度」をされた側が「なかった」と証明せねばならないとは・・・、なんともスゴイ鏡の世界!

はっきりさせましましょう。立証責任は、嫌疑をかけた方にあるのです。

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そもそも籠池容疑者は上の写真のように日本会議大阪代表と自称していましたが、それも虚偽なことは、この団体によって確認されています。

第一、この土地購入事件の時は、とっくに辞めて会員ですらありませんでした。

日本会議は誰でも入れる間口が広い組織です。政治家で名を貸している人も大勢いるような、保守系社交団体にすぎません。

なにか巨悪の黒幕団体みたいに言うのは褒めすぎです。

そもそもが、公的文書に関わらずこんなどーでもいいことをアレコレ書くから、削除対象になったという側面もあるのですよ。

削除したことの当否は別にして、こんなことを書く理由がまったく私には理解できません。

籠池容疑者の「安倍氏のお友達」という言い分をブロックした後々の証拠にでもしたかったのでしょうかね。

さて、山路氏は書き換えの動機として、「公的文書の「記録」という観点からしても、また高級公務員の習いとして後日を期して書類をきれいにしておく事、「伝聞が些かでも決裁に影響を与えた」と取られそうな部分も消したかったのだ」と述べられています。

なるほどとうなりました。さすが公務員現場を知る山路さん。

野党、メディアの妄想じみた「政治家への忖度」ではなく、あんがいこのような佐川氏の「完璧主義」と財務省の特異な体質が根っこにあるかもしれません。

私になかった視点ですので、うれしい驚きでした。 

それにしても、いつまで続けるんだモリカケ第2幕。また今年いっぱいやる気なんでしょうか。

うんざりを通り越して、厭世的になっちゃいますよ。

厭離穢土 欣求浄土

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コメント

 それにしても、昨日の太田理財局長の答弁はひどいですね。
答弁要綱にも従わず、まるで麻生大臣を謀って引き下ろす画策をしていたように感じました。
それを察知した野党が今度は官僚側に着こうとしたり、誠に下品の極みです。

この問題は3/2以降と、それ以前とも分けて考える必要も出て来てると思います。

ちなみに太田局長は野田総理の秘書官だった事もあり、増税推進派の急先鋒。
内閣人事局が安倍政権の都合の良いように機能しているなら、このような重大な局面を考慮しても太田氏を理財局長据えるなど有り得ない、良い証左ですね。


>それを察知した野党が今度は官僚側に着こうとしたり、誠に下品の極みです。


本当に下品の極みですね。
昨年森友問題が持ち上がった際も、
野党は籠池が経営する幼稚園の教育姿勢をボロクソに糾弾し
さらにはその経営者である籠池の異常性も喧伝しておきながら、
菅野完の入れ知恵があったかどうかは定かではありませんが、
籠池が一転反安倍に回るや、急に擁護の立場を取り出す始末。
浅はかというか卑しいというかさもしいというか。

ただ話は野党議員だけで終わらないのがややこしいところで、
本来なら挙党態勢で臨まなければならないはずなのに、
平気で後ろから鉄砲を撃つやつもいるわけで。

私は公務員の親戚はいても自分は全く別畑なので、山路さんの考察興味深く拝読しましたが、関西出身者としては近畿財務局があんな別添を起こした訳も想像できます。
問題案件としては右翼詐欺師の学校用地値引き恫喝というのは大阪では新しいパターンだったはずです。となりの公園で活躍したメンバーとは反対側に位置する訳です。
人権がとか差別の歴史がとかマイノリティ保護とかを理由に交渉することはあっても、陛下や首相を持ち出す学校法人というのは近畿では本当に異色です。
後ろに何がいるんだか、横槍が何処から入って後から詰腹を切らされるのか、それでも何処かに売るか貸せと上から言われてやってる訳で、「自分1人のせいにされてしまう」恐怖があったはずです。
昨日の答弁で特殊な案件が8件あったとありましたが、それらにはどんな調書が付いていたのかも知りたいし、近畿財務局内での他の案件の決裁書にはこんな風な実録暴対の書めいた調書が残されている例が皆無なのか、比べてみたいものです。

レントゲンなどの画像診断では、異常所見のある画像だけを見続けると、どこが異常なのか分からなくなってしまうことがあります。そんな時は正常な画像をたくさん見ることで、異常所見を発見する事ができます。今回の文章改ざん問題、特殊事案であるというのであれば、同様な地域の国有地売却事案の公文書を比較対象として検討すれば、どれだけ異常かあるいは普通の事なのか?そこら辺りが明確になりそうな気がするのですが、誰もどこのメディアも言わないですよね。ただひたすら中央突破。近財の過去事案本当に知りたいですね。どのように処理しどのような文章を残しているかを。

論点が少しズレているような気がします。政治家がらみの部分をなぜ削除(改ざん)したか?に関心がいっているようですが、私には政治家がらみの部分をなぜ事細かに書いていたか?こそ重要だと思います。

ご承知のように政治家の関与を示す内容はありません。しかしそれでも書いてたのはイザという時に使うために他ならないと思います。

そもそも、この土地の売却価格(値引き額)を決めるのに確たる根拠をつけるのは困難です。できるのは関連するファクターをできるだけ上げておき、”困った時“に使うためではないかと思うのです。

財務省は現在とても困った状況です。組織存亡の危機です。どういう使い方をするのか、来週の承認喚問に向け注視する必要があると思います。

こういう案件の場合、普通は決裁の前に上司に相談します。
その際に、こういう資料を作成して、経過を説明することはあります。
もちろん、内部資料としてであって、外部に出すものではありませんし、ましてや公文書として大阪航空局に通知するものではありません。
もし、起案文書にこの資料が付いていたら、上司は削除するように言うはずです。

一番いいのは、記事にあったように、同じ種類の土地である隣の公園の決裁文書と、森友と比較することです。
公園の決裁文書にも森友と同じように、詳しい経過を書いた資料があるはずだと思います。 政治家の名前も書いてあるかもしれません。
それを、大阪航空局から取り寄せて、比較検討すれば、森友だけが特殊だったのかがすぐにわかるのに、なぜやらないのでしょうか。

本当に最近の報道にはウンザリしている一般人です。
それほど詳しく読み解いてはいませんが、普通に考えれば財務省という組織の緩みじゃないの?って感じで、神鋼とかのデータ改ざんと一緒で、膿みはこの際全部出して健全になってほしいよね、っていうのが当たり前だと思うのですが。
レンホーやらがまたゾロ出てきて、どの口が言うか⁉︎って思います。
北朝鮮はもとより、中国や韓国の動きをみていると、すでに火薬を使用しない、情報や経済力の戦争をしてるんだな、と思わざるを得ません。
日本のあちこちの土地が中国人に買われているとか。
地元の人たちはなんとなく不気味に思っているようですが、そんな事が取り上げられることも無く、日本のTVや新聞はむしろその走狗に成り下がっていて、この国に本当のジャーナリズムなんてあるのだろうか、と暗澹たる気持ちになります。
このブログの、良識あるコメントをみていると少し安心するのですが(変なヤカラも時に湧きますが)、願わくばもっと多くの人たちの目にとまる事を願っています。

 厭離穢土 欣求浄土

家康の旗指物か馬印でしたか。
今の安倍総理の心境にも近いものがあると思いますね。

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