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« 財務省との最終戦争の始まり | トップページ | 山路敬介氏寄稿 石垣市長選・中山市長の当選は本当に良かった! »

2018年3月12日 (月)

速報 石垣市長選現職中山氏再選!

046
財務省「書き換え疑惑」については、財務省が今日出すといっている文書を、検証してからにします。昨日は滑ってアジってしまいました。すいません(汗)。

証拠を出せなかった朝日に代わって、産経がスクープを出しています。http://www.sankei.com/politics/news/180312/plt1803120007-n1.html

「学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題で、財務省近畿財務局が作成し、途中で書き換えた文書(決裁文書を含む書類の束)は14あり、このうち1つは、情報公開法に基づく開示請求後に書き換えていたことが11日、分かった。
書き換えがあった14の文書の内訳は、貸し付けに関する決裁書が2つ、売買に関する決裁書が1つ、特例に関する稟議(りんぎ)書が2つ、これらに付随する文書が9つだった。1つの文書から交渉の経緯などを削除しようとしたところ、玉突きで次々に書き換えせねばならなくなったという。(略)
一方、近畿財務局が、3年間貸し付ける計画だった問題の土地を、籠池氏の強い要請を受けて10年間に延長することの承諾を求める稟議書にも書き換えがあった。鴻池祥肇元防災担当相、平沼赳夫元経済産業相、鳩山邦夫元総務相(故人)、北川イッセイ元参院議員の各秘書らの働きかけがあったことの文面はすべて削除されていた。
ただ、近畿財務局は政治家に関連する働きかけについては「ゼロ回答」だったという」(産経3月12日)

これでだいたい分かりましたので、明日書きます。

なお、 トランプ-正恩会談についても、もう少し待ってね。 

                                     ーーーーーーーーーー

ろくでもないニュースが続く中で、やっとすばらしいニュースひとつ。 

尖閣を行政地域に持つ石垣市長選で、現職の中山義隆市長の再選を決めました。 

しかも、市議会補選では、中山市長を支える米盛はつえ氏が勝利するというダブル勝利でした。 

中山市長、米盛市議、当選おめでとうございます。 

Ed0b7985c84f4b02dbff507b8a091ff7_cohttps://gunosy.com/articles/al9D4

●選管最終得票数
・中山義隆・・・1万3822票
・宮良操   ・・・9526票
・砂川利勝・・・4872票

「任期満了に伴う沖縄県石垣市長選が11日投開票され、安倍政権が支援した無所属現職の中山義隆氏(50)=自民、公明、維新、幸福実現推薦=が、翁長雄志(おなが・たけし)知事が推した元市議の宮良(みやら)操氏(61)=民進、共産、自由、社民、地域政党・沖縄社会大衆推薦=と、元自民系県議の砂川利勝氏(54)の無所属新人2人を破って3選を果たした。
 石垣島への陸上自衛隊部隊配備計画の是非が争点となったが、計画を事実上容認する中山氏の当選を受け、政府は計画を予定通りに進めていく方針だ。投票率は73.55%。
 保守系は候補者一本化の調整がつかずに分裂選挙となったが、安倍政権は2月の名護市長選に続いて県内市長選で勝利し、今秋の知事選に向けても弾みがつく形だ。翁長知事は、告示前後に応援に入って支持拡大を図ったが及ばなかった」(毎日3月12日)

大変にはらはらした選挙でした。開票速報はひんぱんにトップが入れ替わるデッドヒートを演じました。 

一時は宮良氏7200票、中山氏6000票という大きな票差をつけられた時間帯(午後10時40分~10時50分)もあって、やはり砂川県議による分裂選挙が苦戦の原因かと考え始めていました。 

一般的に、首長選直前でどちらかの陣営が分裂すれば、ほとんど自滅するという経験則があります。 

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ところが、その後から保守分裂選挙のハンディをもろともせずに、中山市長は順調に票を延ばし1万票の大台に乗せますが、宮良氏は票数が延びずそのまま中山氏に当確。 

中山市長が負けた場合の予定稿まで心に浮かんでいただけに(苦笑)、心底、ほっとしました。 

今回の市長選の争点を、左派陣営は自衛隊の配備に置きました。

「石垣島は国内外からの観光客でにぎわうが、同じ石垣市にある尖閣諸島周辺の海空域では中国の公船や軍用機による挑発行為が繰り返されている。
政府が南西諸島防衛の一環として石垣島中心部に地対艦・地対空ミサイル部隊など陸自隊員500〜600人の配備計画を進めるのは、こうした脅威への対処力と抑止力を強化するためだ」
(産経3月12日)

https://gunosy.com/articles/al9D4

宮良候補は、自衛隊の対艦・対空ミサイル部隊の配備阻止を全面に掲げました。 

それに対して中山市長は、名護市長選において渡具知市長が勝利した手法を踏襲します。 

すなわち、安全保障問題は前提として国の専管事項であって、自治体は協力するが決定に介入する権限はない、とするものでした。 

選挙を控えた2月23日に、中山市長は、公明党八重山支部と政策協定を締結します。

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「中山氏は選挙中、陸自配備計画には言及せず「観光客数倍増」など2期8年の実績や国政とのパイプに力点を置いた。中山陣営幹部は「安全保障は国の専権事項。市民が望むのは国との対立ではなく、経済発展に力を注ぐ市長だ」と語る」(産経前掲)

中山市長の賢明な判断だったと思います。沖縄の首長戦において、中間左派である公明党がどちらにつくかで大きく情勢は変化します。 

かつて翁長知事-稲嶺前市長を誕生させた原因のひとつには、「オール沖縄」の構造を作らせてしまったことにあります。 

自民脱党組+共産・社民・社大・民進+公明という政治ポジションが異なる勢力が、辺野古反対で統一戦線を組み、自民をぐるりと包囲し孤立無援の裸城にしてしまうという構図です。 

このような擬似的「島ぐるみ」を作られてしまうと、政府が焦って振興予算をバラまけばバラまくほど逆効果で、カネで島人の心を買うのかという心理的反発が県民に生まれてしまいます。 

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その上、当時幹事長だった石破氏が自民本部が強圧的に自民選出議員らを東京に呼び出して叱ってみたりしたくせに、翁長氏やその手足の那覇自民市議団を除名するのが遅れるという不手際を演じます。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-845a.html

その上、本来はこれこそ党中央の仕事だったはずの公明対策を怠り、翁長陣営に追いやってしまいます。

翁長知事誕生は石破氏の失策にあるといっても過言ではありません。顔はコワイが、本当に喧嘩に弱い人物です。

今回も翁長知事誕生時と同じ、「オール沖縄」的布陣を作られかかっていました。

自民県議の砂川氏が中山市長陣営を割り、その上に公明まで「基地反対」で宮良陣営につかれた場合、敗北は必至でした。

しかし今回は、自民中央は自民県議の砂川氏の裏切り行為に対して、ただちにこれを除名し、公明も引き寄せる努力をしました。

[追記]砂川氏は宮良票を食って反中山陣営の共食いとなった、という分析がありますので、追加します。

●八重山日報(3月12日)
「中山義隆氏の勝因は、砂川利勝氏の出馬による支持離れを最小限に抑え、分裂選挙のダメージを回避したことだ。特定の支持政党を持たない無党派層の支持は、3氏に分散した可能性が高い。結果として中山氏と砂川氏の「保守分裂」選挙ではなく、宮良氏と砂川氏が反現職票を食い合って共倒れする「反中山分裂」選挙の様相を呈した。
八重山日報社が5日から6日間実施した期日前投票の出口調査では、309人から回答があり、全体の約2割だった無党派層の投票先は中山氏42%、宮良氏35%、砂川氏23%で、中山氏が支持率トップ。ただ、無党派層の過半数は中山氏を支持していない。
宮良氏と砂川氏の実際の得票も、合計すれば中山氏を上回っており「反中山」候補が一本化していれば勝機があった計算だ。」

そして公明県連との間で、「国防は国の専権事項であって、自ら誘致するものではない」(大石行英・公明八重山支部長)というラインで共闘とりつけに成功しています。

「中山氏は選挙中、陸自配備計画には言及せず「観光客数倍増」など2期8年の実績や国政とのパイプに力点を置いた。中山陣営幹部は「安全保障は国の専権事項。市民が望むのは国との対立ではなく、経済発展に力を注ぐ市長だ」と語る」(前掲)

これはこの間、明瞭になった「安全保障は国の専管であって、自治体選の争点になりえない」という自民党県連の方針があります。

「焦点は「経済政策」で、そこが名護市長選の争点なのだ。もう「辺野古反対」云々を主張する時期は過ぎた。
辺野古は経過的にも既に名護市がどうこう言うマターではないのだし、県がまた新たな訴訟を提議した。
辺野古移設を反対する市民の気持ちもわかるが、県が訴訟による解決の道を選んだ以上、名護市にやれる事はもうない。
そうであれば、「辺野古反対」は名護市長選の争点には成り得ないという事だ」(自民党県議)

関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2018/02/2-478a.html

左派陣営は「争点はずし」と批判しますが、逆に地方自治体になんの権限もない国の安全保障問題に過剰な介入をつづけ、問題を延々とこじらせてきたのは左派陣営にあります。

本来、意見を聞かれることはあっても、なんの決定権も持たない地方自治体首長が、あたかもキャスティングボードの主役に居すわり続けるといった倒錯した構図にも終わりが近づいたようです。

今回の石垣市長選の勝利によって、翁長知事の外堀は完全に埋まりました。

 

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コメント

安全保障は国の専横事項っていう主張はいいんですが、調子にのって「他国を攻撃するミサイル基地は作らせない」と発言したときは氷つきました。

当然討論会で突っ込まれますが、そもそも他の候補が二人とも、安全保障に疎いものだから、ツッコミが甘く、うやむやにしちゃいましたね。

でも、そこでさらに「核削廃止条約批准を国に働きかける」と宣言したものだから、再び氷つきました。

どうして、そういう言わなくてもいい事いうのか?そもそも国の専横事項だよ。それ全部。人気とりがーーーー!

ってかなりイラつきました。

砂川さんは「はっきり言わない政治とは決裂だ」と言っていましたが、一瞬なびきました。

そっち入れちゃおうかなーって。

まぁ、気を取り直して応援はしましたが。

分裂する要素満々ですよ。自衛隊の基地が出来たら、次の選挙は考えますよ。

危ないんだから。

あと、地元の新聞も指摘していますが、砂川、宮良を合計したの反中山票の方が若干多いんですよね。

この二人は基地反対と現在候補地反対ですから、これが基地への民意だとか騒がれるとめんどくさい事になります。

まずはオール沖縄(苦笑)勢力が当選しなかったことを喜びましょう。あんな、端金の為に沖縄諸島とその周辺の防衛圏を中国に売り払う身勝手な輩は、人の上に立つ資格は無い(断言)

〉かつてさん
そうは言っても長く沖縄マスコミに情報を制御された県民の皆様に受け入れて頂くには、多少のリップサービスは発生してしまうのではないでしょうか。もちろんそこで後々揚げ足を取られないようにかわすことができれば頼もしいし長期に活躍できるのでしょうけども。
まずはこれからの行動を視ましょう。

人の信頼とは、発言でも理想でもなく、行動と実績ですよ。日々の発言と違っていても国益に沿って実績が残されていれば、それは正しく政治家なのだと思います。

つまり反対派票など大した意味はないのです。だってまとまらないから反対したのですから。
投票しなかった方々も一緒です。何もしないことで無責任でいられるなんてことはありません。「投票しなかった」という意見をし、その実績が残るだけです。社会が苦しくなればなるほど無責任ではいられなくなるのだから、世界の中でどう日本はありたいのか、どう立ち回るべきなのか、皆で声を上げて行きましょう。

ちょっとしたゴミを拾ったんですが
3月2日の「朝日関係者メッセージ 」 がガチっぽい 佐川辞任はこれが理由?

なんか、朝日新聞関係者という人物が逆リークして
 「 書き換え 」されたのはごみ撤去問題や
 土地値下げ交渉とは無関係で、
 マスコミも既に報道しまくってた「鴻池」議員とか、
 アキエ秘書の「問い合わせ」部分などを削除してただけらしい
https://anond.hatelabo.jp/20180302233027
https://stat.ameba.jp/user_images/20180305/12/nihonkaigi-yachiyo/c3/9b/j/o1255080814143525559.jpg
━━━━━

※ なお「谷・問い合わせ=ゼロ回答」は、既に籠池の証人喚問でマスコミが散々報道済み
http://jl.ruru2.net/ruru1520278129172.jpg

保守分裂と聞いていました。現職中山さん当選は嬉しいニュースです。石垣市民の賢明な選択に敬意を表します。尖閣の最後の牙城です。今後も行政として然るべき対応を期待します。

中山氏当選おめでとう!で安心しました(^^)/

スカイさんのコメントの、人の信頼とは~からの部分に同意します。
「言うは易く行うは難し」ですよね。

失礼。見落としがありました。

米盛はつえさんも当選おめでとう!ヽ(´▽`)/

石垣はいいところです。
沖縄にいた頃、三回も遊びに行ったほどです。
石垣に西表、波照間に竹富。できれば黒島の牛祭りも行きたかった。(牛が当たる)

管理人様

何かトップページがおかしく表示されます。お手数ですがご確認をお願い致します。

原因不明です、空白の記事が増殖し続けていました。
なおしました。もうしわけありません。

 おめでとう、おめでとう!

 争点外しとはいうものの、市民は中山氏が自衛隊配備に賛成していることを知っているはずだ。だから、石垣市民は自衛隊配備に賛成しているとも言えるのだ。

 自民党は争点外しなどせずに、堂々と自らの主張を明らかにして選挙戦を戦っていくという本筋に戻ってもらいたい。そうでもしないと、今後国の大きな進路を決めるという大事な局面が現れたときに、大きな混乱が起きる可能性がある。自民党は、普段から正直な主張をしてもらいたいと強く思う。

 

はい、安倍昭恵の名前も決裁文書から削除していたことを財務省が認めましたね。
官邸に都合の良い産経や読売のリークを有り難がって安心するのはまだ早いかもです。

管理人から
安倍正日というHNとダブっています。
ふたつのHNは禁止です。

思ったほど荒れてませんな。
大地守さん。

Hさんとは誰でしょうか?
意味わかってる?

70年代から漫画で「きゃあ、のび太さんのエッチ!」なんて表現がありましたけど、そのHとは「変態」の略語ですよ。知らないのかなあ(それこそ笑です)。

はい、まだ捜査中です。少しは状況を見守りましょう。

ほほう、中々興味深い記事ですね。

安倍首相の名前記載部分も削除
2018/3/12 13:54
©一般社団法人共同通信社

決裁文書では籠池泰典前理事長を「(保守系団体の)日本会議大阪に関与」と紹介し、関連の日本会議国会議員懇談会を「副会長に安倍晋三総理らが就任」と説明した部分も削除されていた。
http://this.kiji.is/345792397018481761

朝日新聞が頑張らなかったら公文書偽造が誰にも知られずに「左翼の陰謀論」ということにして葬り去られていたかも知れないことが一番怖いです。
読売や産経みたいに政権が統制できなかったからこそ朝日新聞が露骨に与党のバッシング対象になってたんだなと思いました。
こちらのブログのように安倍政権ベッタリだった人たちはこれからどうするのか興味があります。

今日のテーマと無関係なものが多数をしめています。
混乱防止のために締めます。

森友用地の背後に同和関係がいたかという質問ですが、私は知りません。そのような説も知りません。
利権関係では騒音訴訟関係とその背景にある諸団体がありえます。
最初に森友の小学校開校を問題視した市議はこの訴訟団の事務局で、有名な関西生コンでした。

財務省が同和団体で動くかということですが、これもわかりません。
かつて国税庁は1970年以前までは病的なほどに朝鮮総連を恐怖していました。長きにわたってデモ隊に包囲され続けたトラウマがあるからです。
これが俗に「在日特権」と呼ばれるものでしたが、今は消滅しています。
またいまでも財務省が彼らを恐れているかどうかについては、私が知る由もありません。

この森友事件については、朝鮮総連も同和団体の影響も無視してよいと思います。
ただ、そのように隠微にさまざまな社会的ファクターが入り組んだ土地だことは確かです。

それを殿様商売よろしく財務局が思惑で森友を手玉にとろうととして失敗し、社会問題化させてしまったのです。

初めからボーリングをしてゴミの埋却量を確定し、不動産鑑定士に見積もりをだしてもらって、相対の随意契約ではなく、競争入札にしておけばよかったのです。
最初のボタンをかけ間違って、結局このようなていたらくとなりました。

この事件で唯一よかったぁと言えるのは、財務省が大ダメージを食ったことです。消費増税を白紙化させる絶好の機会です。
財務省を解体しようと書いたら、それにもチャチャを入れいる者がいましたが、財務省温存・安倍打倒なわけですね。あんた、誰の味方なんだか、増税の味方?(苦笑)

私が安倍ベッタリですって?ご冗談を。
TPPでは批判しまくりましたし、緊縮財政や消費増税も徹底批判しました。
外交とリフレ、金融緩和については高く評価しています。
つまり是々非々です。
ろくにこのブログを読まないで、ふざけたことをいわないで下さい。

ただし、誤解をおそれずいえば、外交的には北とこのような緊張関係がある時期であり、国内経済的にはデフレ脱出一歩手前のこの時期に、政権を揺るがすことが得策とはとうてい私には思えません。

財務省に対しての改革ならともかく、政権そのものをつぶすことが、国民の利害になるか感情を置いて、考えていただきたいと思います。

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