南北首脳会談終わる
あーあ、つまんねぇもん見させられた。もちろん、南北首脳会談とやらの話です。
テレビではサプライスがないなんて、言っていましたが、当然でしょう。
残ったのは、異様に高揚したムン・ジェイン閣下の壊れたマリオネットのような口パッカだけ。夢に出そう。
失礼ながら、なんとかならんかね、ムンさん。足が地についていないじゃないか。あなた、はるかに歳下の正恩に貫祿負けしていましたぜ。
不気味な抱擁まで見せおってからに、千代丸の腹押しかって(笑)。
正恩を褒めるようでナンですが、初めてこの人物のしゃべるところをリアルタイムで見ましたが、3代70年も職業的独裁者をやると、ああいうタイプの人物が生まれるんですな。
さて、内容ですが、見るべきものはなにもありません。
収穫?「非核化」の具体策? あるきゃないでしょう、そんなもん。
と、これでは愛想がないので、多少コメントを書いておきます。共同宣言文全文は欄外にアップしておきました。太字は引用者です。
いちおう要約しておきましょうか。
骨子は4つです。
①[交流促進] 経済協力・民間交流・共同選手団・離散家族の再会・開城に連絡事務所
②[政府間交流の促進] 高官級会談・国防相会談・ムンのピョンヤン訪問
③[緊張緩和] 不可侵合意・年内に朝鮮戦争の終結宣言
④「非核化] 朝鮮半島非核化が目標
ざっと見ても、特に新味なし。昨日の記事の予測から1センチも出ていません。
別に私に予知能力があったわけではなく、俗に言う「歌舞伎」なんですよ。
決められたことを決められた所作でやって、観客に大見得を切るということを、ムンと正恩はして見せたわけです。
米国の反応です。トランプはツイッターでこんな感想を書いています。
「中国の習近平国家主席の力添えにも言及。「私の良き友、習国家主席が米国のため、特に対北国境でくれた『大きな助力』のことを忘れないでほしい。習氏がいなければ、より長く、より厳しいプロセスになっていたはずだ!」
この人のツイッター政治にはイライラさせられますが、5掛で聞きましょう。
トランプが習を「良き友」と呼んでいるのは(経済戦争を激化させておいて、よー言うよと思いますが)、確かに中国の経済制裁は効いているからです。
先日記事にしましたが、アジア・プレスの石丸次郎氏によれば、北の対中輸出はわずか10億円にまで減少し、NHKによれば中国からの輸入も87%の減少です。
そして、去年の春の「田植え戦闘」時期に軍事的緊張を煽ったために、食料は減産したと見られています。
北の食料事情は、今、もっとも食べるものが払底する春窮の時期に当たっているはずです。
一時期、核の完成にめどがついたことでのぼせ上がって中国のコントロールが効かなくなった正恩を、習は経済関係の締め上げで、北京に顔を向けさせました。
ですから北京訪問で、正恩が習から命じられたことは二つあるはずです。
ひとつは「非核化」を、中国方式の「階段性・同歩的措施」(段階的・同歩調的)とすることです。
これが共同宣言文に出てくる「南と北は、朝鮮半島非核化に向けた国際社会の支持と協力を得るため、積極的に努力することにした」という文言に反映されています。
いうまでもありませんが、これは朝鮮半島の「非核化」は、北と米国が同歩調でしろということで、いくらでも拡大解釈が可能な表現です。
これは韓国が、米国の「核の傘」(拡大核抑止)から離脱することを意味します。
ふたつめは、遠藤誉女史が言っていることですが、開放経済に転換しろということです。
「習近平は金正恩に対し、経済の改革開放を推進するように求めたという。軍事(核開発)よりも経済に力を注ぐことが北朝鮮にとって得策であることを金正恩に理解させたというのだ。
鄧小平以来のどの政権になっても、間断なく「中国式の改革開放」を北朝鮮に要求してきた。金正恩政権は2013年から経済建設と核戦力建設の並進路線を唱えてきたが、今や核戦力の建設は終えたと勝利宣言している。
ようやく経済建設に全力を注ぐ状況になったにちがいない。今後の北朝鮮はまさに「中国式の改革開放」満開といったところだろう」
遠藤女史の言い方は例によって、北京臭が濃厚で割り引いて読むほうが無難ですが、これはそのとおりかもしれません。
それは訪中直後の党大会で、経済と軍事の「並進路線」のトーンを高めたことでもうかがえます。
この中国の意志を「忖度」したのがムンで、今回の共同宣言には多くの経済交流という名の経済支援が盛り込まれています。
特に開城に連絡事務所を設置するというのは、おそらくは年内の開城特区の再開をもくろんでいると考えられます。
もはや、経済制裁や圧力もくそもあリませんな。北支援一直線です。
ムンさん、いいんですかね。今回の宣言はことごとく、堂々たる国連決議違反ですぜ。
この男は、「民族融和」という魔術的言葉を弄せば、国連決議違反をしようと、同盟を裏切ろうと平気なようです。
日米韓の三者で北の非核化を目指すという構図は、完全に形骸化したとみるべきでしょう。
宣言はなんの実効性もありませんが、米国にとって軍事力行使は米韓同盟の廃棄と同義語になったと見るべきでしょう。
とまれシンシアリーさんによれば、韓国は「感動の嵐」だそうで、ああいう出し物で感動できる韓国の民に幸あれ。
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■朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 【2018南北首脳会談】 全文
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が27日に署名した「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」の全文は次の通り。(韓国側発表による)
大韓民国の文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長は平和と繁栄、統一を願う全民族のいちずな願いを込め、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意義深い時期である2018年4月27日に、板門店の平和の家で南北首脳会談を行った。
両首脳は、朝鮮半島にもはや戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万のわが同胞と全世界に厳粛に宣言した。
両首脳は、冷戦の産物である長い分断と対決を一日も早く終わらせ、民族的和解と平和繁栄の新たな時代を果敢に切り開き、南北関係をより積極的に改善し発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で次のように宣言した。
1 南と北は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を実現することで、途絶えた民族の血脈をつなぎ、共同繁栄と自主統一の未来を早めていくだろう。
南北関係を改善し発展させることは、全民族のいちずな願いであり、もはや先送りできない時代の切迫した要求だ。
(1)南と北は、わが民族の運命はわれわれ自ら決定するという民族自主の原則を確認し、既に採択された南北宣言や全ての合意などを徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。
(2)南と北は、高官級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意した内容を実践するため、積極的な対策を立てていくことにした。
(3)南と北は、当局間協議を緊密にし、民間交流と協力を円満に進めるため、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。
(4)南と北は、民族的和解と和合の雰囲気を高めていくため、各界各層の多方面の協力と交流、往来や接触を活性化することにした。
対内的には、(2000年の南北共同宣言が発表された)6月15日をはじめ、南と北にともに意義がある日を契機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など、各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解と協力の雰囲気を高める。対外的には18年アジア大会をはじめとする国際競技に共同で出場し、民族の知恵と才能、団結した姿を全世界に誇示することにした。
(5)南と北は、民族分断により発生した人道問題を至急解決するため努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚再会をはじめとする諸問題を協議、解決していくことにした。
差し当たって、今年8月15日を契機に離散家族・親戚の再会を行うことにした。
(6)南と北は民族経済の均衡的な発展と、共同繁栄を成し遂げるため、(07年の南北首脳による)10月4日宣言で合意した事業を積極的に推進していき、一次的に東海線と京義線の鉄道と道路などを連結し、現代化し、活用するための実践的な対策を取っていくことにした。
2 南と北は、朝鮮半島で先鋭化した軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくだろう。
朝鮮半島の軍事的緊張状態を緩和し戦争の危険を解消することは、民族の運命と関連する非常に重大な問題であり、われわれ同胞の平和的で安定した生命を保証するための鍵となる問題だ。
(1)南と北は、地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。
差し当たって、5月1日から軍事境界線一帯で拡声器(宣伝)放送やビラ散布をはじめとするあらゆる敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯としていくことにした。
(2)南と北は、黄海の北方限界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事衝突を防止し、安全な漁業活動を保証するための実質的な対策を立てていくことにした。
(3)南と北は、相互協力と交流、往来と接触が活性化することに伴うさまざまな軍事的保証対策を講じることにした。
南と北は、双方間に提起される軍事的問題を遅滞なく協議、解決するため、国防相会談をはじめとする軍事当局者会談を頻繁に開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。
3 南と北は、朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制構築のため、積極的に協力していくだろう。
朝鮮半島で非正常な現在の休戦状態を終わらせ、確固たる平和体制を樹立することは、もはや先送りできない歴史的課題だ。
(1)南と北は、いかなる形態の武力も互いに使用しないという不可侵合意を再確認し、厳格に順守していくことにした。
(2)南と北は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されるのに伴い、段階的に軍縮を実現していくことにした。
(3)南と北は、休戦協定締結65年となる今年、終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制を構築するため、南北米3者、または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。
(4)南と北は、完全な非核化を通して核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した。
南と北は、北側が講じている主動的な措置が朝鮮半島非核化のために非常に意義があり重大な措置だという認識を共にし、今後それぞれ自らの責任と役割を果たすことにした。
南と北は、朝鮮半島非核化に向けた国際社会の支持と協力を得るため、積極的に努力することにした。
両首脳は、定期的な会談と直通電話を通じ、民族の重大事を随時、真摯に議論し、信頼を強固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために共に努力することにした。
差し当たって、文在寅大統領は今秋、平壌を訪問することにした。
2018年4月27日
板門店
大韓民国 大統領 文在寅
朝鮮民主主義人民共和国 国務委員会 委員長 金正恩
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この件について感情が揺さぶられる人は、「朝鮮民族の情緒の範囲」にいるだけですね。
実質は何ら伴わないセレモニーでしたし、異文化異民族の我々には何ら関係のない話です。
日本のメディアがしきりに持ち上げているのに違和感を感じました。
拉致、砲撃、ミサイル。
韓国人を含め、もう忘れたのでしょうか?
投稿: ゆき | 2018年4月28日 (土) 08時56分
昨日からの感想
「メディアが気色悪い」
在韓米軍の撤退の意向がチラチラ
投稿: クラッシャー | 2018年4月28日 (土) 12時30分
文氏の一人勝ちじゃないかなと思います。
1.公約を達成しつつ有る。
2.ソウルの安全を手に入れた。
勿論、米国が北を攻撃すれば意味を成さなくなりますが、
取り敢えずは十分な成果だと思います。
北への経済援助は元々の方針ですしね。
文氏は米韓同盟破棄にならない様にぎりぎりの線に細心の注意を払ってます。
危ない綱渡りですが巧く渡っている様に見えます。
投稿: 月影 | 2018年4月28日 (土) 15時41分
月影さん。
まぁ今のところは彼は思うように進めています。中国にはもみ手し、トランプには下にも置かないおもてなし、正恩には今回のような有頂天ぶりでした。
今のうち喜んでおきなさい。
というのは、共同宣言にあったキモの部分、つまり「朝鮮半島非核化」の意味を、祭りの後に国民と米国に説明せねばならないからです。
二股外交はうまく行っているときは、非力でありながらキャスティングボードを左右できるキイマンみたいにみえてカッコイイのですが、いったんそのマジックが分かってしまうと、全方向から叩かれます。
「朝鮮半島の非核化」が常識的に意味する、米国の核の拡大抑止の撤去を意味するなら、それはそのまま在韓米軍の撤退と米韓同盟の終了を意味します。
おそらく二股外交の名手と自認するムンは、口先でまるめこもうとするでしょうが、状況が煮詰まり過ぎています。
引っ張れる時間は6月までしかありません。
トランプのツイッターはそれを知ってか知らずか、一定の評価はしているようですが、それはあくまで米朝会談のオードブルとしてです。
分断国家の民族融和というお神輿は、トランプでもなかなか批判しずらいのです。
もちろん、ボルトンやポンペオ、次のCIA長官のジーナ・ ハスペルは冷徹にムンの意図を分析しているはずです。
月影さんはぎりぎりセーフといいますが、私は今回でレッドラインを超えたと思っています。
それは繰り返しますが、「朝鮮半島の非核化」を北の非核化の前提条件にしてしまったことです。
本来、北の非核化は無条件、無前提、かつ即時、しかも検証可能な形でなければなりません。
これは単に米国みのならず、日本も含む国際社会の要求であったはずです。
ところが、ムンはこれを裏切り、中朝の案に韓国が乗ってしまいました。
私は「裏切り」というきつい表現をしましたが、
本来、米韓同盟関係の韓国ならば、北を非核化し、国際社会に順応させることがテーマのはずだからです。
これは米国のみならず国際社会への背信行為です。
国連制裁決議をことごとく破ることを、「民族融和」「官民の交流促進」という美名で平然と並べています。
そのようなことは北の非核化が終了してからやるべきことだったはずです。
ムンはなんとか言い繕おうとするでしょう。
米国にはこう言い、北にはああ言い、中国にはこう取り繕い、国連には・・・。
同情しませんが、ご苦労さまなことです。
利害が分裂している時に、このようなアクロバティックなことをすると、きっと今後大変でしょうね。
大変くらいで済めばいいのですが、済まんでしょうな。
お手並みを拝見します。失敗した場合は、次の大統領から刑務所くらいでは済みませんよ。
ムンはやがて問われることになります。
お前はどちらの味方なのだ?
どちらについて戦うのか?
そして、どの世界で生きたいのか、と。
投稿: 管理人 | 2018年4月28日 (土) 16時17分
今回のイベントは北朝鮮が政権維持のためなら親族すら手にかけたり何度も国家レベルの約束を反故にしたりしていなければ歓迎すべき展開なんですけどね。
ヤクザの組長が捨て猫に傘さしてあげた程度の善行で全てがチャラになるのならこれほどちょろい事はない。
投稿: しゅりんちゅ | 2018年4月28日 (土) 16時32分
よく北朝鮮の核保有に関してインドやパキスタンの例をあげて正当性を語る有識者がおりますが、これらを同列に語る事はインドとパキスタンにたいへん失礼だと思います。
投稿: しゅりんちゅ | 2018年4月28日 (土) 16時39分
管理人さんへ
わざわざの返事、有難う御座います。
仰られる通り、いつ足を踏み外すか判りませんし、(その可能性大)
6月には全て清算しないといけないでしょう。
米北首脳会談の結果がどう出ようと韓国に良い目は無さそうに思っていますし、
万が一決裂して米国の攻撃でけりが付いたとしても、それは変らないと思っています。
厭くまでも会談で韓国と北朝鮮どちらが得をしたのかのコメントでした。
「一人勝ち」と言う表現が悪かった様ですね。
投稿: 月影 | 2018年4月28日 (土) 16時44分
管理人さんへ
追記:
レッドラインが「米国が敵陣営と認識する事」だとすると、
「中朝の案に韓国が乗ったこと」でレッドラインを越えたと言われるのなら、
私には統一を目指して実際に行動を起した時点でレッドラインを越えていると思います。
投稿: 月影 | 2018年4月28日 (土) 17時20分
月影さん。そのとおりです。
統一は韓国の国是ですから、言っただけではまた言ってるね、ていどのことです。
仰せのように、今回、ムンは大きく踏み込みました。
あたかも両首脳が抱擁すれば、その先には民族の明るい統一が待っているかのように、です。
ただし現実にはありえません。
というのは、北が国是で作ってきた自慢の核こそがネックなのです。
これを許せば、米国にとって米国に到達する核を持った反米国家の新たな誕生を認めることになるからです。
ですから、米国が核を保有したままの統一などを認めるはずがありません。
完全に検証可能な北の非核化が終了した後の統一ならば、できるかできないかは別にして、あるいはそのような国が存続するかどうかは別にして、可能性としてはありえます。
ですから問題は、あくまでも北の核なのです。
これこそが統一の最大の障害だと、ムンが認識していないことです。
ムンを送り出した従北派は、統一と北の核保有を肯定しています。
なぜなら、統一された「大朝鮮」は核保有国であらねばならないからです。
投稿: 管理人 | 2018年4月28日 (土) 17時42分
管理人さんへ
今後も御教授宜しく御願い致します。
投稿: 月影 | 2018年4月28日 (土) 17時46分
両首脳の損得で観ると、この会談自体正恩氏(北側)が追い詰められた結果であるし、ムン氏は言いたかったことを宣言で明文化した訳ですからムン氏の方が勝った(得した)と言えるかもしれません
でも両国の今後の負担で観ると、外交面(国連決議に逆行することに対する落とし前)や経済面(両国の経済力の差等)でも韓国側が圧倒的に多くなるように思うので、韓国政府としてはいつまでも手放しで喜んでいられないのではないでしょうか
投稿: 須山 | 2018年4月28日 (土) 18時35分
時間のモンダイですわ。通常の、時の経過が結論を導き
出してしまう、という意味合いじゃなくて、文字通りの
「どっちが早いか?」という時間のモンダイ。
ジョンウン君「畜生!想定外の核実験場の事故で、施設
が壊れるは、技術者が死んじゃうわで、ICBM完成が延び
延びじゃん」「制裁マジきついわ、又餓死者が多数出る
と、核開発どころじゃなくなるわ、さすがにアホな民衆
も腹が減ると激オコになるからな」「ハイハイ、友好友好、
俺様も役者やのォー」「1秒でも早くICBM完成させろやー、
それをブッ放しちまえば俺様の勝ちだぜィ」「板門店宣言
を反故にする理由など、日本が解決済みの拉致の話を
今だにしやがるからとでも言っときゃーいいんだよ」
トランプ親ビン「臭い芝居しやがって!」「核施設への
攻撃はすでにスタンバッてんのよ、あとタイミングだ」
「無条件の核査察を受け入れないと、他の選択肢は無い
ぜ」「お、馬鹿ムンが南北友好だとー?、ちっ、しゃら
くせー、いいぜ、これを最後通告の代わりにしてやらー」
「1秒でも早く化けの皮を剥いだら排除してやるわ」
「さっ、すぐに核廃棄しろ!すぐに核査察の自由を認め
ろ!すぐに、すぐにだ!コソっとICBM開発してんじゃね
ーぞ、コノヤロ」
投稿: アホンダラ1号 | 2018年4月28日 (土) 22時56分
私は今回の韓朝首脳会談で、文在寅は失敗したと思ってます。
と言いますのは、米国は、米朝首脳の前段階(補助的役割)として韓朝首脳会談を位置づけ、これを容認して来たのです。
北核の完全廃棄の為の韓国としての強い意思表示と覚悟を具体的に示していないとなれば、米国としては韓国に対して相応の評価替えをせねばなりません。
会談直前に日本政府は「日米会談の折にトランプ氏が、米朝会談が決裂したなら北への攻撃をやる、と明言した」としましたが、これは日米合作のタイミングをはかった発表です。
表面的には会談を直前にひかえた文在寅への側面支援であり、その実は文氏への「締めつけ」であったものでしょう。
それでは国際社会の意思はどうか?
加と豪が日本の国連指定基地を使用して、北の瀬取りを防止する作戦が実行されるニュースがタイミングをはかったように出ました。
下手をすれば韓国は、国際社会から「北朝鮮と同じ穴の狢」と受け取られかねない範疇にある危うい立場に追い込まれつつある、と言った方が正確でしょう。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2018年4月29日 (日) 00時10分
今のところ北朝鮮の思いのまま進んでいるように見えます。韓国を利用し、オリンピックをダシに使い、統一という朝鮮民族の悲願を旗印による“平和攻勢”で国際世論を作り、米国を直接対話に引っ張り出しました。見事というほかありません。これまでの数々のテロ行為、そして核の脅威も吹き飛んだように見えます。
さて問題はこれからです。A:核、B:終戦(朝鮮戦争の終結)、C:米軍撤退、D:統一、E:北朝鮮の体制の5つの要素の優先順位の捉え方が重要だと思います。
米国にとっては勿論A:核が最優先でしょう。しかし北朝鮮と韓国の文大統領はD:統一を前面に出してきました。E:北朝鮮の体制をそのままにです。
私はE:北朝鮮の体制こそ諸悪の根源であり、北朝鮮の体制崩壊を最初に実現すべきものと考えています。北朝鮮が崩壊すれば必然的にB:終戦となり、A:核を撤去し、韓国主導による西側の価値観でD:統一し、C:米軍撤退も可能です。
ポイントは他なら自由を知った、一応民主国家である韓国国民がどのように考えているかではないでしょうか。
投稿: 九州M | 2018年4月29日 (日) 03時42分
北核を取り除く事は韓朝間だけの問題ではなく、国際的なマターです。
一方、統一は表面的には民族の問題であるのですが、その実は当事国以外にそれを喜ぶ国はありません。
その当事国間ですらも思惑は違います。
民族主義に酔いしれた文在寅氏支持の韓国民は常にひとりよがりの誤解をするのですが、正恩の眼目は民族主義ではなく、金王朝の弥栄と繁栄・自己の独裁性の維持にすぎません。
米朝会談がやぶれ、たとえば米軍が北の核施設を攻撃すると仮定するならば、北が反撃するのは韓国へのものとなるでしょう。
今、文と正恩との間によって「ヘイワへの路線」が引かれているにもかかわらずです。
由来、これは歴史の証明するところでもあり、安全に取る物を手早く取りたい北朝鮮にしてみれば当然の事です。
そして、文在寅が構築する南北ヘイワへのスタンドプレーは、多分に米軍の北への攻撃をやりやすくします。むしろ「誘発する」と言って良いのではないでしょうか。
なぜなら韓国の意思としての融和策なのであって、北の意思を見失った韓国それへの被害の責任は韓国自身にあるのであり、米国はこれを回避出来るからです。
というふうに考えるのが、ボルトン補佐官の思考構造です。
よって、文大統領のヘイワ戦略はむしろ韓国民を危機に陥れていると言ってよく、その事によって米国は婉曲に生来的親中に傾く文政権を倒す事も出来るのです。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2018年4月29日 (日) 09時58分
結局、文大統領は、破局点への歩みを速めただけなのではと思います。半島人は、最悪のタイミングで最悪の選択することが多いようですが、今回は最大にして最終の事例になるかもしれません。日本は蚊帳の外ではなく、それなり以上の貢献はしていると思います。最後のカードは総連への手入れだと思いますが、それを(アメリカの支持の下だとしても)やるとすれば、安倍首相は大宰相になるでしょう。まさに戦後レジームの清算になると思います。北の核は、イランとリンクします。今のアメリカは、中東と極東の二正面作戦は絶対に認められないと思います。
投稿: ぼびー | 2018年4月29日 (日) 10時31分
米朝会談がどうなるかしだいですね。水面下での調整も行なっているでしょう。
我が国の立場からは拉致問題と中短距離ミサイルにトランプがどこまで言及してくれるかですが、やはり米国は自国利益の交渉が優先ですから、後回しにされる可能性も否めない。
圧力一辺倒だった日本は、北朝鮮との直接交渉ができないから他国に頼るしかないのが歯痒い限りです。
韓国にお願いしていた拉致問題は南北会談で語られたでしょうか?その話はでてこないようですが…
こうなれば日本が1人負けの最悪パターンにならないことを願うしかありません。
投稿: 改憲派 | 2018年4月29日 (日) 11時18分
改憲派さん
おっしゃるように米朝会談次第でしょうが、改憲派さんが懸念されるような結末になる確率は少ないですよ。
それと、日本政府としては「あらゆる機会を通じて」と言うのが基本方針ですので、南北首脳会談に先立ち、これを韓国に議題として取り上げてもらう要望をしたのは当然の事ですね。
しかし、韓国という国は自国の拉致被害者にさえも冷淡なのですから、おそらく取り上げもしなかったのだろうし、つまりそんな事は最初から分かっていた事で、言葉は悪いが通例行事的な確認事項にすぎません。
「圧力一辺倒」と言いますが、これは再三記事でもコメントでもありましたように、その「圧力」こそが北朝鮮をここまで追い詰めてきたのですね。
それでやっと北朝鮮は「核放棄前提の対話」を米国とせざるを得なくなったのであり、ここに至るまでの日本の貢献度は関係国随一です。
それと、安倍政権は「圧力一辺倒」で来たワケではなく、対話を忌避していたのでもありません。
常々、「対話の為の対話はダメだ」と言って来たのであり、拉致被害者返還と核放棄(つまり、平壌宣言)を前提とした中身のある対話であればOKで、現にその姿勢を示して来たところでもあります。
それはそれこそ、北朝鮮次第で米国に先んじての会談も有り得たのですよ。
何度も同じことを貴殿に言うようですが。
投稿: 山路 敬介(宮古) | 2018年4月29日 (日) 13時07分
厭くまでも極個人的な見解です。(根拠は有りません)
米朝首脳会談での米国の方針は、
1.核兵器を含む危険な兵器やその製造過程の破壊。(当然、実証可能なです)
2.日米韓に止まらず、その他の国も含めての拉致被害者の解放。
この二点は譲らないと思っています。
日米首脳会談の席での米国の「交渉が決裂した場合は武力行使も有り得る」との発言は
上記二点を譲らない場合、交渉が決裂する可脳性が有るからでしょう。
日本は日本を脅かす兵器の破壊と拉致被害者の解放を米国に頼んだはずですから、
戦争突入の覚悟はして置いて欲しいと言う事でしょう。
つまり、金正恩の決断次第で平和裏に上記二点が遂行されるのか、戦争突入かだと思っています。
投稿: 月影 | 2018年4月29日 (日) 14時44分
北朝鮮から韓国づてに「日本と対話の用意がある」と伝えられたようですね。また韓国が橋渡しをするとのこと。
またムンから拉致問題に関しても日本の立場を伝えたようです。やはり他国に頼めるのはその程度でしょうか。
さて安倍総理はどう対応するのでしょうか。
投稿: 改憲派 | 2018年4月29日 (日) 15時49分
昨夜7時のNHKニュースで、今年のノーベル賞(平和賞)候補の二番目に米国のトランプ大統領の名が上がっており、そしてなんと一番目の候補が韓国の文在寅と、北朝鮮の金正恩だそうです。
あの北朝鮮の体制に何か変化があったのでしょうか?こんなことを平気で報じるNHKの神経はどうなっているのでしょうか。
ん?もしかして今日はエイプリルフール???
そして、就任して核廃絶の演説だけで、いきなりノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領のことを思い出しました。その後の中東におけるイスラム国による大混乱。一体どれだけの命が奪われたのか。
もちろん私も戦争のない平和を望みます。でも、このニュースを見て不吉な予感を感じざるを得ませんでした。
投稿: 九州M | 2018年4月30日 (月) 02時11分