• 028_20211208151201
  • 20100930173535u
  • 20100929191350u_l
  • 2021120718135010013_l
  • 2112-042
  • K10013377491_2112070508_2112070508_01_03
  • 034_20211207151601
  • 1332c166c139f739aa0325767292e63b_1638874
  • News4421450_50
  • Wtaceo_1p8asq3szid2v14ext9m7fvgmi

« 山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか その1 | トップページ | 山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか 完結 »

2018年7月17日 (火)

山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか その2

187_009

山路敬介氏論考2回目です。

山路論考は、沖縄政治評論においてまったく新しい視座をつくりだしつつあるのではないかと思われます。

氏は正確な政局分析に立った上で、既に「オール沖縄vs保守」という、旧来の分析ツールから自由になっています。

その上で氏は、なにが沖縄政治に必要なのかを問うています。

                             ~~~~~~~

         ■ 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか その2
                                                                                      山路敬介

 

承前 

沖縄自民党はそもそも「保守」なのか? 「自民党外保守」の安里繁信氏の立場
 
安里陣営にしてみれば、安里氏が意思表示し面接(らしきもの)をしてのち、これまで一ヶ月以上も委員会が開かれなかった事など、どうしてもその選考過程に不明朗さが付きまとう不満が事実を持って幾重にもあります。

そうした不満の根本には、本来的に沖縄の従来政治・既得権益を差配してきた自民党に対するそもそもの不信感があります。

つまるところ、安里氏は自民党員でありながら「自民党外保守」の立場を色濃く有しているのが現状です。

私の考えでは、沖縄自民党は佐喜眞氏も含め「保守」として未熟であるばかりでなく、リアリズムで物事を考える事の出来ない点で革新陣営とさして変わらない体質を有していると思っています。

とどのつまり「対立」するか、「おねだり」するかの違いはあれど、「対本土」という狭い世界観からの政治から脱せられない点で、自民党も他の革新政党と同じ「ひと塊」のものにすぎないのです。

また、現下の日本を取り巻く厳しい国際環境のもと、いわゆる「海兵隊撤退決議」を行えるような保守派など到底考えられもしません。

移転すべき普天間基地を擁する市長であるにもかかわらず、その移転先を隠し「辺野古」と明示する事も出来ない者に保守の矜持などあるとも思われません。

だいいち、宜野湾市が擁する危険な普天間基地を撤廃する必要から辺野古への移設が決定され、現に工事が進められている現状を一体どう認識しているのか不明です。 

宜野湾市長として、宜野湾市からの基地移転だけを声高に言うのならば、それはまだ良いでしょう。

しかしそれならば、保守を名乗る側の知事になる資格は同時に失効したと言わざるを得ません。

沖縄自民党は名護市長選挙前に安倍総理がした「沖縄に寄り添う」宣言をもって再活性化したと私は見ています。

その実質を沖縄自民党内では、「広範な経済支援を約束したもの」と解釈しています。

そして沖縄自民党の政権奪還にかける最大の眼目は、安倍政権の継続が確実な情勢の中で、「次期沖縄振興計画」に最大の影響力を発揮することです。

それを大目標とすることが、今の沖縄自民党の結束力につながっています。

つまりこれからも、基地問題を軸にした補助金の多寡をパラメーター(基準項目)とする政治を繰り返そうとしているだけのものなのです。

このような伝統的な、いわゆる「沖縄エスタブリッシュメント政治」を終わらせようとするのが安里氏の考えの基底をなしています。

それを分かっている沖縄自民党が、最初から安里氏を指名するはずがないのは自明だったと思います。

                                                                                     (次回終了)

« 山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか その1 | トップページ | 山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか 完結 »

コメント

論考途中ですが私の考えていたこととほぼ同じ内容なのに驚いています。沖縄自民が佐喜真氏だけは推さないよう祈ってたなにとても残念でした。(宜野湾市長のままが良いという意味です。)上手く言えませんが今のままでは手垢の付いた佐喜真氏よりも若者に寄り添い続け人気のある安里氏に勝ち目があるのではと思いますが、山路さんの次回記事を楽しみにしてます。

昨日の記事で、
「普天間基地返還が最優先課題」と押し出したいから、現職の宜野湾市長を立てたってことじゃね?と、思ったんですけど・・・どうも事はそんなに単純じゃなさそうなんですね。。

明日の記事に期待してます。

佐喜真氏の擁立についての不透明さは元南城市長の古謝氏も指摘していたと記憶しています。
このままでは反オール沖縄陣営(あえて保守とは書きません)が二分どころか分解してしまう可能制すら出てきました。
感想に関しましては明日のエントリーを読んだ上で行いたいと思います。
楽しみにしております。

沖縄の政治においては保守、革新という単純な括りで分類できない上に土建会社を中心とする利権争いまで絡んでいるので本当にややこしいですね。

山路様の論考大変参考になります。
沖縄に住んでいない私には、沖縄のことは肌感覚では分かりませんが、沖縄の外から見ていて見える部分もあります。山路様の論考を読んで、ふと2014年の名護市長選挙を思い出しました。当時の保守に市政奪還の覚悟はあまり感じられない。今回の知事選も同じ雰囲気です。
今回の論考を拝読し、なるほど2021年に切れる5次振興計画の次を考えたときには、沖縄はもう少し混乱した方が良いのでしょうか。ただそうした政治手法は日本各地が災害で痛めつけられている中、なんで沖縄だけとの国民感情にも発展しそうです。いやその兆候はもう出ています。沖縄だけに基地を押しつけるな。本土の人は沖縄の痛みが分かっていない。などとオール沖縄が発言しても、本土の人ももうあまり聞かなくなっています。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか その1 | トップページ | 山路敬介氏寄稿 沖縄県知事選選考は沖縄保守再生につながるのか 完結 »